生成AIを特許調査に活用するコツと無効資料調査の実践

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November 27, 25

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250911_生成AIを特許調査に活用するコツと無効資料調査の実践

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弁理士・博士(理学)/弁理士法人レクシード・テックパートナー

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2025 知財・情報フェア&コンファレンス 株式会社IPエージェント様 ブースセミナー 生成AIを特許調査に活用するコツ と無効資料調査の実践 2025年9月11日(木) 13:00~ 13:30 弁理士法人レクシード・テック パートナー 角渕 由英 弁理士・博士(理学) ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 1

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自己紹介 弁理士法人レクシード・テック パートナー弁理士・博士(理学) つの ぶち よし ひで 角渕 由英 <経歴> 2008年 日本学術振興会特別研究員(DC1)採用 2011年 株式会社技術トランスファーサービス 入社 登録調査機関部門 2014年 博士(理学) 東京大学 2016年 弁理士登録、秋山国際特許商標事務所 2017年 特許検索競技大会2017 最優秀賞・ゴールド認定(化学・医薬分野) 2018年 特定侵害訴訟代理業務付記登録 2019年 AIPE認定知的財産アナリスト(特許) 2023年 弁理士法人レクシード・テック 入所 社員弁理士 2025年 Qualified Patent Information Professional (QPIP ) <委員など> 2020年~ 特許検索競技大会実行委員会 副委員長(~2024年) 2021年度 特許庁IPAS事業 アソシエイトメンター 2022年~ 知財実務情報Lab.®専門家チーム 2022年~ 知財塾 侵害予防調査ゼミ、検索式作成ゼミファシリテーター 2023年~ 経済産業庁九州経済産業局 チーム伴走型知財経営モデル支援・広報事業 支援チーム専門家(~2024年) 2024年~ 特許庁VC-IPAS事業 、スポットメンターおよびメンター 2025年~ 特許検索競技大会実行委員会 委員長(現任) デジタル名刺 <著作(主なもの)> 「特許調査における弁理士の役割」(パテント, 2025.8) 「侵害予防調査についての一考察 」(パテント, 2024.2) 「第三者特許の無効資料調査の留意点」(知財管理,2023.9) 「特許調査における先行技術資料および無効資料の変化」(知財管理,2022.9) 「改訂版 侵害予防調査と無効資料調査のノウハウ~特許調査のセオリー~」 (経済産業調査会, 2022.6) 「弁理士のための特許調査の知識」(パテント, 2022.5) 「侵害予防調査と無効資料調査のノウハウ~特許調査のセオリー~」 (知財ぷりずむ 新春特別寄稿, 2020.1) 「プロダクト・バイ・プロセス・クレームにおける「不可能・非実際的事情」の主張・立証についての考察」(パテント, 2016.7) ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 2

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本日の内容 【タイトル】 生成AIを特許調査に活用するコツと無効資料調査の実践 【内容】 生成AIを特許調査に活用する際のコツや、 実際に無効資料調査でどのように生成AIを活用するかについて、 ChatGPT-5を用いた実践例も踏まえてお話をします。 【目次】 1.見えてきた生成AI活用のポイント 2.特許調査で人間がやっていること 3.生成AIを活用した無効資料調査 4.まとめ ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 3

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1.見えてきた生成AI活用のポイント 生成AI活用の基本原則 ①タスクに細分化して適用 ②生成AIと対話をする ③問いを立て磨くこと 生成AIを特許調査に活用する方法(2) 「生成AIを特許調査に活用する方法」の概論 https://chizai-jj-lab.com/2025/05/27/0525/ ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 4

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基本原則①~タスクに細分化して適用~ 特許調査に限らず、生成AI活用で大切なことは、 業務プロセスをタスクに細分化すること 参考資料:大瀬佳之、生成AI(ChatGPT)の特許実務における利活用、知財実務情報Lab.セミナー、 2023年11月29日 「○○に関する特許調査をして下さい」と成果物を一気に得ようとするよりも、 まずは調査の目的を明確にし、下調べをして情報を収集し、予備検索を行うとい うように、人が行っているように、各タスクに生成AIを用いて、調査を段階的に 実行することが質の高いアウトプットを生み出すことに繋がります。 タスクに細分化して指示を出すことは、生成AIに限られるものではなく、人に対 する指示でも大切なことであり、新人を指導することが上手な人は、生成AIの活 用が上手であると筆者は感じています。 そのような観点から、基本的な業務を基本に忠実に実行することができるという スキル、基本的な実務を言語化できるスキルが、より一層重要になっていくで しょう。 細分化と言うが実際にサーチャーが やっていることは単純ではない ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 5

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基本原則②~生成AIと対話をする~ 基本原則①とも関連しますが、生成AIの上手な活用方法について検討をしているときに、 最初にすべきことは、“生成AIに聞いてみる”ことです。 筆者は実験的な試みとして、生成AIを使って生成させたままの文章と図を用いた知財実務 に関する記事を生み出しました(noteマガジン、生成AIで書いてみた知財実務)。 これらの記事にはプロンプトも記載をしておりますが、自分が想定している内容について、 仮説を持って“問い”についての最初のプロンプトを投げかけ、生成AIにざっくりとした 項目を列挙させてから、本題を深堀させるというような使い方が有効です(特許調査分析 と生成AIの未来)。 プロのサーチャーだからこそ引き出せる出力がある 生成AIは、非常によく特許実務を“知っている”ので、どのような使い方をすれば、目的 とする“問い”を解決し、目的を達成できるかも提案をしてくれるでしょう。 そもそもChatGPTのような生成AIサービスが新たに登場したとき、最初は誰も使っ たことがないですし、どのように使ったらよいかも誰も知らない状況です。そのような状 況下、進歩の目覚ましい生成AIそれ自体に、生成AIの活用方法を問うことが非常に有 効と筆者は考えています。 「特許調査分析と生成AIの未来」という記事で実践していますが、生成AIを用いた特許調 査について、人が行っている思考プロセスとタスクを明確にした上で、従来の特許調査・ WEB調査と対比させ、共通点と相違点に分けて検討をしてもらい、特許調査において生成 AIをどのように活用するか、生成AIに質問をして対話をしながら、生成AIを業務に活かす ということが有効です。 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 6

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基本原則②~生成AIと対話をする~ 生成AIで書いてみた知財実務(マガジン) https://note.com/tsunobuchi/m/mc99510ef82de https://note.com/tsunobuchi/ n/nbd51b3a89cb3?magazine _key=mc99510ef82de ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 7

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基本原則③~問いを立て磨く~ ここまでの基本原則①と②を実践するうえで、重要となることが、“問い”を立てることです。 「AI時代における「問い(プロンプト)」を立てる力」という記事にしていますが、生成AIの登 場により、“答え”を得るまでのハードルが大きく下がったと同時に、人が“問い”を正しく立 てること、何らかの課題解決のために、解くべき“問い”は何であるのかを、試行錯誤して“問 い”を磨いて洗練させることが非常に意味を持つようになったと筆者は考えています。 基本原則①タスクに細分化して適用する際に、基本原則②生成AIと対話をしながら、生成AIを活 用するのですが、1発で最適なアウトプットが主力され、何らかの課題が解決することは難しい 場合が多いでしょう。生成AIを活用する場合に限らず、最初に立てた“問い”が真に解くべき “問い”であることは珍しく、各タスクを高速で何回も回すことで、“問い”を洗練させること が必要です。 単に探すだけは“検索”。課題を解決するのが真の“調査” 特許調査でいうと、ある発明について特許出願前に先行技術調査をする場合、想定される先行技 術について予備検索を行って下調べをし、見つかった先行技術を検討し、先行技術との差異を明 確にして、本検索を実行し、クレームの記載、明細書の作成をすることになります。 そして、真に解くべき“問い”は、出願をしようとする発明が、ビジネスのどの観点で有効に機 能するのか、特許情報のみならず、市場情報などビジネス的な観点で検討を行い、先行技術との 差異を、ビジネスにおける優位性と合わせて検討をすることになります。 調査は手段であり、目的ではないのです。 そして、生成AIの時代に人が身に付けるべきスキルは、基本的な実務スキル、特に、どのような 思考プロセスで、どのようなステップでタスクを実行するのかということを言語化し、各タスク における解くべき“問い”を立てて磨くこと、そしてこれらを生成AIを用いて高速に何度もサイ クルとして回して洗練させることであると筆者は様々な事例を通じて感じています。 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 8

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AI時代における「問い」を立てる力、磨く力 2. 「問い」を洗練させるプロセス 依頼者自身、“問い”が明確ではない 2-1. 一発で完璧な問いは難しい 実務でAIに質問するとき、初回から完璧な問い(プロンプト)を立てるのは至難の業。 むしろ、試行錯誤を重ねて問いを磨くことが常態化します。 2-2. 試行錯誤の流れ(特許調査の例) 下記は、特許の無効化資料を探す事例での問いの洗練プロセスです。 1.初回の問い(ざっくり) 「この特許を無効にする可能性がある先行技術を教えて」 → AIは「一般的な検索戦略」「有名データベース紹介」程度の回答に留まりがち 2.問いの修正(具体的な指示) 「この特許のクレーム1を構成要素ごとに分解して、それぞれに対応する先行技術の例を挙げて」 → AIはクレームの各要素に触れながら、一歩進んだ回答を返す可能性 3.さらなる深掘り 「返してくれた先行技術の記載は、どの文献のどの部分か?クレーム1のどの構成を満たすか、 対応表を作って」 → AIは構成要素-先行技術対応表を作成するが、引用箇所の信頼性は要チェック 4.チェック&再質問 AIの回答を検証し、事実誤認や曖昧な点を見つけたら指摘する 例:「この文献の優先日が○年だが、そもそもあなたが言う無効資料として成立するか?」 こうして逐次修正や再質問を繰り返す https://note.com/tsunobuchi/n/n766a8aef2a13 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 9

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特許調査に必要なスキル プロに依頼すべきは? 問題特定スキル なぜ、その特許調査を行う必要 があるのか、解決すべき課題は何 かを特定するスキル 調査設計スキル 課題を解決すべく、調査の計画 を立て、探すべき情報を特定して 調査を設計するスキル 出典:野崎 篤志「特許情報調査と検索テクニック入門 改訂版」 第9章 9.1 特許情報業務の今後 (2019.12) 情報収集スキル 適切な情報源から、必要な情報 を効率的に収集するスキル アウトプットスキル 収集した情報を整理し、アウト プットするスキル アウトプットに必要な情報を特定 してから情報収集 アウトプットを前提として必要な 情報を逆算して収集 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 10

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生成AI時代の実務のあり方(学習・実行) 出典:野崎 篤志 「特許情報調査 と検索テクニッ ク入門 改訂版」 第9章 9.1 特許 情報業務の今後 (2019.12) https://x.com/mutsum imemo/status/19113 11078514102337 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 業務創出 方針検討 アウトプット (生成AIで加速) 洗練 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 11

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生成AI関連の記事 知財実務情報Lab.🄬🄬の記事 noteマガジン 特許調査における生成AI活用 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 12

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2.特許調査で人間がやっていること 特許調査の各工程で人間(調査のプロ)が頭の 中でやっていることはなにか? 例えば、“読む”(スクリーニング)ことにつ いても単純なようで実は高度なことを無意識に やっている ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 13

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特許調査の業務プロセス 知財塾Now、検索式作成ゼミ 各工程で人間が頭の中でやっていることは? ステップ1:調査対象の特定 (1-1)調査対象技術の特徴の把握 (1-2)調査対象技術のまとめ ステップ3:スクリーニング (3-1)関連特許の抽出 (3-2)関連特許の読み込み ステップ2:検索式の作成 (2-1)調査対象技術の構成の特定 (2-2)予備検索 (2-3)特許分類の特定 (2-4)キーワードの整理 (2-5)本検索式の作成 ステップ4:報告書の作成 (4-1)クレームチャートの作成 (4-2)調査報告書の作成 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 14

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調査の過程~ガイドなし~ 調査対象(スタート) 調査対象(スタート) 生成AIを用いても ゴールに至らず かえって手間に ガイドが必要 × ガイド(手がかり、経験、勘) 無くして 最短ルートでゴールに たどりつくことは 生成AIでも人間でも困難 無効資料(ゴール) 無効資料(ゴール) ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 15

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調査の過程~ガイドあり~ 調査対象(スタート) 調査対象(スタート) × ガイド(手がかり、経験、勘) 無くして 最短ルートでゴールに たどりつくことは 生成AIでも人間でも困難 ガイドを活かして ゴールに たどりつく ガイドとは? 予備検索、経験 無効資料(ゴール) 無効資料(ゴール) ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 16

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調査の過程~生成AIの活用~ 調査対象(スタート) ガイド 膨大な情報を 生成AIを用いて 予備検索 ガイドを作り 方向性を見定める 無効資料(ゴール) ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 17

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調査の過程~スクリーニング~ 調査対象(スタート) 1000件 100件 人間はなぜ 絞り込みを できているか? 各ステップで 何をしている? 10件 各ステップの 基準は? 無効資料(ゴール) ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 18

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調査の過程~生成AIを用いたスクリーニング~ 調査対象(スタート) 1000件 “読む”ことのレベル感 関係ある、関係ない ガイド どのような観点があるか知る 観点が記載されている、 記載されていない 製品、先行技術との対比 100件 10件 途中の作業の重要性 無効資料(ゴール) ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 人間は 各ステップで 何らかの基準に 基づいて 絞り込んでいる 最後のステップは 生成AIにやらせる 必要があるか? 19

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検索のアプローチ 出典:IP調査塾HP、 その1 特許調査の種類と網羅性について https://www.ip-searcher.co.jp/archives/kensakukouza/more1 適合率重視 ピンポイントで必要な 情報を一本釣り 網羅的に漏れないよう に情報を網ですくう 再現率重視 参考:https://note.com/tsunobuchi/n/nbd110dd5513a ↓ 生成AIを活用した Deep Research で網羅的に必要な情報 を狙って集中的に収集 出典:特許情報調査と検索テクニック入門 改訂版(野崎 篤志) ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 20

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生成AI時代の検索のアプローチ 漁船を出す前に、 欲しい魚はどの海にいるのか、 どの海だと釣れる確率が高いか、 経験や勘が無くても 生成AIを用いて事前に把握 一本釣り や魚網の前に 考える 生成AIを活用した Deep Research で膨大な情報の海から 目的とする情報が 何処に存在しうるかを 下調べ 生成AIで狙いを定めた漁場で 生成AIを用いて 網羅的に必要な情報(再現率)を 狙って集中的に収集(適合率) ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 21

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企業における生成AI活用事例 https://chatgpt.com/share/68842c44 -e7e4-8007-96b2-ad6b2182c89c https://bizzine.jp/article/detail/11579 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 22

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それって生成AIにやらせていいの? 例えば、侵害予防調査を生成AIでやってもよいのか? 生成AIと侵害予防調査の母集団 様々な 法的論点、 責任の 所在を 考慮して 生成AIを 活用する 必要 酒井美里さんnote:https://note.com/sakaimisato ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 23

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3.生成AIを活用した無効資料調査① タスクの手順、思考プロセス、 アウトプットまでをテンプレ化 https://x.com/ytsunobuchi/status/1954868543700533397 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 24

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生成AI先行技術調査GPTs https://chatgpt.com/g/g681ed9f555d88191990c622555487c3 f-sheng-cheng-aixian-xing-ji-shu-diaocha ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 25

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特許番号を伝えて検索させた ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. https://chatgpt.com/share/6899760 d-c700-8007-a029-1c7f69f989d1 26

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4分間の詳細な思考 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 27

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本件特許発明の理解と予備検索 対象特許の番号を 投げたところ、 内容を特定し、 発明の要点を理解して、 予備検索をして、 発明の先行技術との差異を 明確に理解した ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 28

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候補となる20文献を提案 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 29

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本件特許発明の要素をマトリクスで評価 結果はあまりよくない →これは人間が判断 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 30

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自然言語で発明のポイントを入力してみた 具体的な例示を含め、 人間が特徴を把握して、 言語化した発明のポイントを 自然言語で入力 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 31

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4分41秒の詳細な思考 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 32

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本件特許発明の理解と予備検索 予備検索の時点で出力の質が向上! 自然言語の入力と、 それまでに調べた内容をベースとして 「土地勘」ができている状態を 創り出すことがポイント 人間と同じ。 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 33

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候補となる20文献を提案 ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 34

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本件特許発明の要素をマトリクスで評価 目的に即してわかり易くまとめて 出力させる ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 35

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AIエージェント https://openai.com/ja-JP/index/introducing-chatgpt-agent/ https://chatgpt.com/share/68998564-d994-80078958-1c0d368cf8ce ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 36

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AIエージェント ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 37

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4.まとめ 生成AIを活用する際に大切なことは基礎知識 →優秀なサーチャーがやっていること、思考をトレースする 経験豊富なサーチャーと協働して生成AIを活用 タスクを細分化した際に、やっていることは? → 人間の部下に指示や要求を"わかり易く"出すのと同じ 手順や思考プロセス、アウトプットを用途特化して テンプレ化して活用すると活きる 全てを生成AIでやらせようとしない →生成AIは手段であり、生成AIを使うことが目的ではない 最後は人が判断をする必要があるので、調査結果を利用する 人に合わせてアウトプット(調査結果)をまとめる ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 38

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著作物一覧→ 最近の著作物 ・「特許調査における弁理士の役割」(パテント, 2025.8) ・「侵害予防調査についての一考察」(パテント, 2024.2) ・「第三者特許の無効資料調査の留意点」(知財管理, 2023.9) ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 39

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本日はセミナーにご参加いただき ありがとうございました。 弁理士法人レクシード・テック パートナー 角渕 由英 弁理士・博士(理学) ©2025 LEXCEED GROUP. ALL RIGHTS RESERVED. 40