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November 07, 20
スライド概要
第22回情報メディア学会研究会の発表スライドです。
1977年茨城県生まれ|皇學館大学文学部国文学科准教授・図書館司書課程|つくば→スロベニア→伊勢|図書館情報学(文学館・文学散歩・文学アーカイブ・ウィキペディアタウン・学生協働・読書会)|ビブリオバトル普及委員会代表理事(二代目)済|知的資源イニシアティブLibrary of the Year選考委員長|伊勢河崎一箱古本市
情報メディア学会 第22回研究会 ビブリオバトル・シンポジウム とは何か 2020年11月7日(土) 皇學館大学文学部国文学科 准教授 岡野 裕行
1.ビブリオバトルの歴史 ビブリオバトルの歴史(主要な動向) ①2007年 ●谷口忠大がビブリオバトルを考案する。 ②2010年 ●谷口を中心としてビブリオバトル普及委員会が発足する。 ●大学生・大学院生の全国大会「ビブリオバトル首都決戦」が始まる。 →2014年より「全国大学ビブリオバトル」に名称が変更される。 ③2012年 ●知的資源イニシアティブ「Library of the Year 2012」大賞を受賞する。 ●ビブリオバトル普及委員会が「ビブリオバトル春のワークショップ」を開始する。
1.ビブリオバトルの歴史 ビブリオバトルの歴史(主要な動向) ④2013年 ●文部科学省「第三次 子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」のなかで 言及される。 ●谷口忠大『ビブリオバトル』など、ビブリオバトルをテーマとした本の出版が 始まる。 ⑤2014年 ●高校生の全国大会「全国高等学校ビブリオバトル」が始まる。 ●ビブリオバトル普及委員会が「ビブリオバトル・シンポジウム」を開始する。 ⑥2015年 ●生駒市による全国大会「ビブリオバトル全国大会inいこま」が始まる。
1.ビブリオバトルの歴史 ビブリオバトルの歴史(主要な動向) ⑦2016年 ●第10回高橋松之助記念「文字・活字文化推進大賞」特別賞を受賞する。 ●ビブリオバトルが小中高等学校の国語科教科書や教師用指導書に掲載され始める。 ●ビブリオバトル普及委員会が「Bibliobattle of the Year」を開始する。 ⑧2018年 ●中学生の全国大会「全国中学ビブリオバトル」が始まる。 ●文部科学省「第四次 子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」のなかで 言及される。 追記:レジュメに未掲載
1.ビブリオバトルの歴史 ビブリオバトルの歴史(主要な動向) ⑨2019年 ●図書館情報学のテキスト(高山正也・村上篤太郎編著『図書館サービス概論』 樹村房)が、ビブリオバトルを図書館サービスに関係するトピックスのひとつ として取り上げる。 追記:レジュメに未掲載 ⑩2020年 ●図書館情報学分野の用語辞典(日本図書館情報学会用語辞典編集委員会編 『図書館情報学用語辞典 第5版』丸善)が、「ビブリオバトル」を見出し語 として立項する。
1.ビブリオバトルの歴史 ビブリオバトルを取り上げた本 ①谷口忠大著『ビブリオバトル:本を知り人を知る書評ゲーム』文藝春秋、2013年4月 ※ビブリオバトルを初めて取り上げた解説本。 ②ビブリオバトル普及委員会著『ビブリオバトル入門:本を通して人を知る・人を通して本を知る』 情報科学技術協会、2013年6月 ③粕谷亮美著『ビブリオバトルを楽しもう:ゲームで広がる読書の輪』さ・え・ら書房、2014年3月 ④山本弘著『翼を持つ少女:BISビブリオバトル部』 東京創元社、2014年12月 ※ビブリオバトルを初めて取り上げた小説。 ⑤ビブリオバトル普及委員会著『ビブリオバトルハンドブック』子どもの未来社、2015年4月 ⑥谷口忠大監修『やるぜ!ビブリオバトル』鈴木出版、2016年1月 ⑦谷口忠大、沢音千尋、粕谷亮美著『マンガでわかる:ビブリオバトルに挑戦!』 さ・え・ら書房、 2016年3月 ⑧須藤秀紹、粕谷亮美編『読書とコミュニケーション:ビブリオバトル実践集:小学校・中学校・高校』 子どもの未来社、2016年6月 ⑨益井博史著『ソロモン諸島でビブリオバトル』子どもの未来社、2020年5月 ※ビブリオバトル普及活動の個人的体験をまとめた初めてのノンフィクション。
1.ビブリオバトルの歴史 教科書・教師用指導書に掲載されたビブリオバトル 会社名 三省堂 内 容 掲載(予定)期間 文部科学省検定済中学校国語教科書『現代の国語』 2016年4月 及び『拡大教科書』ならびに『教師用指導書』(中学3年) 〜2020年3月 東京書籍 『新編 新しい国語3』「ビブリオバトルをしよう」(中学3年) 2016年4月 〜2020年3月 教育出版 文部科学省検定教科書(中学校国語科) 2016年4月 〜2020年3月 三省堂 高等学校国語科用教科書『高等学校国語総合 現代文編』 2017年4月〜 及び『精選国語総合』 東京書籍 『新編 新しい国語』 2017年4月〜 小学校教師用指導書別冊『読書指導のてびき』 大修館書店 世田谷区立の小・中学校の児童・生徒に無償配布する 第三章「本に親しもう」[読書活動編] 「日本語」のうちの『中学1年』 光村図書出版 光村教育図書『指導事例集 小学校4年教科書(下)』 「本は友達:ランドセルは海を越えて」 大修館書店 『日本語』小学校5・6年 2020年4月〜 参照:ビブリオバトル普及委員会「関連書籍」http://www.bibliobattle.jp/aboutus/books
2.本発表の背景 ビブリオバトル研究の論点整理(従来見られたもの) ①ビブリオバトルの実践報告(実際にどのような形で行ったのかを述べたもの) ●図書館(公共図書館・大学図書館・学校図書館) ●学校教育(小学校・中学校・高等学校・大学) ●地域コミュニティ(場所・時間) ②ビブリオバトルの手法研究(どのような方法で行うことができるのかを示すもの) ●英語教育における多読やスピーキングのトレーニング ●外国人留学生に対する日本語教育トレーニング ●ゲーミフィケーション(ゲームの要素や特徴の応用) ●発表順の及ぼす影響分析 ●発話権取引 ●社会的相互作用場の設計 ③ビブリオバトルの効果研究 (実践グループとその周辺にどのような効果が生み出されるのかを明らかにしたもの) ●読書への影響(読書教育・読書支援) ●キャリア教育における導入と活用 ●地域社会貢献やコミュニティ活動 ●コミュニケーションの活性化 ●アカデミック・ライティングへの応用
2.本発表の背景 ビブリオバトル研究の論点整理(今後求められるもの) ④ビブリオバトルの歴史研究(どのような形で各地での普及が進んできたのか) ●学校教育における導入 →各小中高等学校の教職員が何をきっかけにビブリオバトルを知り、それに関心を持ち、 授業や課外活動のなかで導入するようになったのか。 →各自治体の教育委員会は、管轄する小中高等学校に対してどのような提案を行ったのか。 ●公共図書館における導入 →図書館職員による自主的な開催は、どのように展開されてきたのか。 →図書館利用者によるビブリオバトル開催を、図書館職員はどのように支援してきたのか。 ●地域コミュニティにおける発達 →コミュニティの主催者は、何をきっかけとしてビブリオバトルを開催しようと思ったのか。 →ビブリオバトルの開催情報を知った人が、なぜその集まりに参加しようと思ったのか。 ●ビブリオバトル普及委員会の取り組み →ビブリオバトルの普及活動には、どのような目的や形態があったのか。
2.本発表の背景 ビブリオバトル普及の諸段階 ①ビブリオバトルというゲームの存在を知る。 ●誰かから話を聞いたことがある。本・雑誌・新聞・テレビ・ラジオなどでの紹介を通して知る。 ②ビブリオバトルというゲームを聴衆として観戦したことがある。 ●ビブリオバトルが実際に開催されていた様子を、どこかで観戦したことがある。 ③ビブリオバトルゲームに発表者(バトラー)として参加したことがある。 ●実際にビブリオバトルで発表した経験がある。 ④ビブリオバトルを開催する側(主催者)になったことがある。 ●ビブリオバトルのコミュニティを主催する。教職員の立場から学校で児童・生徒にやってもらう。 ⑤ほかの人にビブリオバトルの概要やその意義を説明することができる。 ●ビブリオバトルのさまざまな開催事例や開催形態に詳しくなる。 ●ビブリオバトルを実施する際してのアドバイスを行うことができる。 ●ビブリオバトル普及委員会はこういった社会的な要求にも応えている。
2.本発表の背景 ビブリオバトルの普及活動とはどのようなものか ①ビブリオバトルの普及過程の記録を歴史として残す。 ●ビブリオバトルの考案から13年、ビブリオバトル普及委員会の発足から 10年が経過している。 ●図書館・学校教育・地域コミュニティなど、ビブリオバトルというゲームが さまざまな方面へと広がり、図書館情報学の用語辞典にも掲載される程度に 社会的な認知度も高まっている。 ②ビブリオバトル普及委員会が発足したことで、ビブリオバトルの 普及活動をコントロールしようとする力が働いている。 ●ビブリオバトル普及委員会がどのようにビブリオバトルを話題にしてきたのか。 ●図書館関係者や学校教育関係者がビブリオバトルを実際に導入するにあたり、 ビブリオバトル普及委員会へアドバイスをどのように求めてきたのか。
2.本発表の背景 知的書評合戦ビブリオバトル公式ウェブサイト http://www.bibliobattle.jp/
2.本発表の背景 ビブリオバトル普及委員会の活動範囲 ● ビ ブ リ オ バ ト ル の 開 催 援 助 バ ト ル 大 会 の 後 援 ・ 協 力 ● 各 地 域 で 開 催 さ れ る ビ ブ リ オ 対外的活動 ● ● ●● ● 関 の 公 Q普 メ 連 管 式 &及 デ 本 理 サ Aデ の イ の ア 出 ト 受タ 掲 版 ・ 付の 載 S や管 情 N 解理 報 S 説 の ア の 収 カ 作 集 ウ 成 と ン 公 ト 開 ● ● ● 公 実 のビ 式 施 開ブ ル 催リ オ ル バ の ト 管 ル 理 ・ シ ン ポ ジ の ウ ム Bibliobattle of the Year ● 研 修 会 ・ 講 演 会 の 講 師 紹 介 対外・対内的活動 ● 運 地 用 区 代 表 ・ 地 区 担 当 制 度 の ● ● ● ● 理 開 普 運 講 シ ビ 事 催 及 用 師 ブ の 委 育 リ 指 員 成 プ オ 名 ・ プ の バ と 会 ロ 開 ト 理 員 グ 催 ル 事 に ラ 春 会 よ ム の の る の ワ 運 総 構 営 会 築 ク の と 対内的活動
3.ビブリオバトル春のワークショップの経緯と歴史 ビブリオバトル春のワークショップの開催理念 ●ビブリオバトル春のワークショップ2012は合宿形式のワークショップです。 ●書評を媒介としたコミュニケーションの場づくりの手法であるビブリオバトルに 関する全国の活動報告や、大学、会社、まちづくり、図書館、書店、小中高等学校 といったさまざまな環境における活用事例、問題点、またはそれに対する新たな 提案などの情報交換を活発化します。 ●知的アクティビティとして、また、知識のゲーミフィケーションとしての ビブリオバトル及び関連のコミュニケーションの場作りに関わる活動の深化と 議論の活発化をはかります。 ffi 出典:ビブリオバトル普及委員会「ビブリオバトル春のワークショップ2012」 http://www.bibliobattle.jp/bibliobattle-o cial-spring-workshop-2012
3.ビブリオバトル春のワークショップの経緯と歴史 ビブリオバトル春のワークショップの歴史 ①ビブリオバトル春のワークショップ2012 ●書評×コミュニティ×ゲーム=ビブリオバトル:2011年のビブリオバトルを振り返って (谷口忠大) ●ビブリオバトル普及委員会の現状報告(海川由美子) ●東海地区におけるビブリオバトルの展開について(横山晃嗣) ●ビブリオパンデミック:感染者拡大につき普及委員出動せよ!(中津壮人) ●鹿児島国際大学におけるビブリオバトルの実践:自分の言葉で表現できる学生を育成する (元野明、野崎里菜、小野原康行) ●ビブリオバトルを通したシニアと初学者の語らい(杉谷弥月、角康之) ●ビブリオバトルの発表時間のデザイン:『発表時間5分』の持たらす効果の検証 (赤池勇磨、谷口忠大) ●室蘭での活動と第3のビブリオバトル(安部尚登) ●ビブリオバトル、ワークショップ、ディスカッション(参加者全員)
3.ビブリオバトル春のワークショップの経緯と歴史 ビブリオバトル春のワークショップの歴史 ②ビブリオバトル春のワークショップ2013 ●ビブリオバトル2013普及四年目のアレグレット(谷口忠大) ●ビブリオバトル普及委員会現状報告(海川由美子) ●図書館業界における「Library of the Year 2012」大賞受賞の意義とその後の動向(岡野裕行) ●学生で行うビブリオバトル:和光大学の実践から(宮本皐) ●大学生および社会人参加の英語ビブリオバトルの実践報告:ビブリオバトルの英語教育への 活用として(木村修平) ●ハングアウトでビブリオバトル:リアルからバーチャルへ(安部尚登) ●鹿児島におけるビブリオバトルの現状と成果報告(中村優太) ●ビブリオバトルによるコミュニティ形成(飯島玲生) ●公立図書館での開催と定着のキーポイント:関西地区モデルの展開可能性(吉野英知) ●ビブリオバトル春のワークショップ杯(有志のバトラー) ●ディスカッション(参加者全員)
3.ビブリオバトル春のワークショップの経緯と歴史 ビブリオバトル春のワークショップの歴史 ③ビブリオバトル春のワークショップ2014 ●Maximizing the Diversity of Bibliobattle(谷口忠大) ●NPO法人新座子育てネットワークとの、埼玉県普及における取り組み(山口真由) ●教育現場でのビブリオバトルカードの活用について(貝森義仁) ●広島都市学園大学におけるビブリオバトル活動報告(片山智恵美) ●岐阜地区の普及活動について(坂本牧葉) ●ビブリオバトル関西大会inいこまの開催報告(明石友貴) ●高等学校情報科でのビブリオバトルの授業実践、および結婚式ビブリオバトルの可能性 (小野永貴) ●『小規模・少人数』ビブリオバトルの魅力と期待される効果(高橋一彰) ●大学生からみたビブリオバトル(勝田翔太) ●筑波大学雙峰祭におけるビブリオバトル活動について(常川真央) ●グループワーク(参加者全員)
3.ビブリオバトル春のワークショップの経緯と歴史 ビブリオバトル春のワークショップの歴史 ④ビブリオバトル春のワークショップ2015 ●ビブリオバトルとコミュニティ・メディアのこれから(岡野裕行) ●英語でビブリオバトルの可能性と課題(木村修平) ●高等学校におけるビブリオバトル普及活動(片桐陽) ●ビブリオバトル主宰者のための道具箱(飯島玲生) ●ビブリオバトルCOBカップ(有志のバトラー) ⑤ビブリオバトル春のワークショップ2016 ●ビブリオバトルで活躍するアイテムたち:Bibliobattle Recordsの紹介と併せて(常川真央) ●学校でのビブリオバトル:さまざまな実践方法(粕谷亮美) ●こすぎ朝学版ビブリオタイマー(瀬川伸一、小池淳一) ●知的活動推進協議会:ビブリオバトル(大野晴己) ●第2回ビブリオバトルCOBカップ(有志のバトラー) ●Bibliobattle of the Year 2016表彰式 ⑥ビブリオバトル春のワークショップ2017 ●ビブリオバトルのプラットフォーム構築を目指して(常川真央) ●Bibliobattle of the Year 2017表彰式 ●グループワーク(参加者全員)
4.ビブリオバトル・シンポジウムの経緯と歴史 ビブリオバトル・シンポジウムの開催理念 ●各地においてビブリオバトルに関する活動が小中高、大学、 一般企業、公共図書館等に広まる中で、その共通理解を醸成する ための情報交換の場が求められています。 ●これを受けて、図書館、書店、教育機関、全国の市井のビブリオ バトルに関わる多くの関係者が、ビブリオバトルについての実践 や研究に関する意見交換、情報交換を行う場として、新たに 「ビブリオバトル・シンポジウム」を創設します。 出典:ビブリオバトル普及委員会「ビブリオバトル・シンポジウム2014」 http://sympo14.bibliobattle.jp/
4.ビブリオバトル・シンポジウムの経緯と歴史 ビブリオバトル・シンポジウムの歴史 ①ビブリオバトル・シンポジウム2014 ●コミュニケーションの基盤としてのビブリオバトル(谷口忠大) ●学校ビブリオバトルの意義と効果を改めて考える:小・中・高・大の第一線現場教員が語る、 多様な教育活用の方法と楽しさ (大橋輝子、貝森義仁、後藤俊、木下通子、近藤雪絵、小野永貴、常川真央) ●地域コミュニティを元気に!未来を占うトークバトル!: 日常の遊びからつながる“WA” 和・輪・話 (赤峰稔朗、太田剛、林鉄郎、樋口悟、市川紀子) ●図書館はビブリオバトルとどのように歩んできたか:図書館への導入・普及とこれからの可能性 (乾聰一郎、田中志瑞子、益井博史、岡本真、岡野裕行) ●ポスターセッション(交流会形式) ②ビブリオバトル・シンポジウム2015 ●コミュニティをつくるビブリオバトル(雨宮智花、五十嵐孝浩、亀山綾乃、安村正也、吉野英知)
4.ビブリオバトル・シンポジウムの経緯と歴史 ビブリオバトル・シンポジウムの歴史 ③ビブリオバトル・シンポジウム2016 仙台 ●ビブリオバトルにおけるコミュニティ形成のダイナミクス(谷口忠大) ●ビブリオバトルとコミュニティの深化(教育コミュニティ) (須藤秀紹、小野永貴、花田麗、虫明美喜、木下通子) ●トークセッション:東北×ビブリオバトル(川元茂、土方正志、貝森義仁) ●ビブリオバトルとコミュニティの深化(地域コミュニティ) (吉野英知、安田昌代、小松雄也、広瀬知明) ●ポスターセッション(交流会形式) ●ビブリオバトル学生会議(交流会形式) ●学校ビブリオ ランチミーティング(交流会形式) ④ビブリオバトル・シンポジウム2016 大阪 ●教育現場におけるビブリオバトル推進の今後の可能性 (木村修平、乾聰一郎、外海靖規、飯島玲生、池内祥見、吉野英知)
4.ビブリオバトル・シンポジウムの経緯と歴史 ビブリオバトル・シンポジウムの歴史 ⑤ビブリオバトル・シンポジウム2017 ●教育におけるビブリオバトルの活用を考える:社会教育・学校教育・地域社会 (岡野裕行、奥野康作、木下通子、坪内一、三浦一郎、瀬部貴行) ⑥ビブリオバトル・シンポジウム2018 ビブリオバトル シンポジウム 2020 ン オンライ ちいさいコミュニティ ●本を通じた「出会い」について考える (常川真央、榎村真由、小松雄也、花田菜々子、益井博史、岡野裕行) ⑦ビブリオバトル・シンポジウム2019 「ちいさい」 「身近な」 「プライベートな」などをキーワードとして、 コミュニティ型のビブリオバトルの意義や機能について語るべく、 ビブリオバトル普及委員会理事6名がオンラインで集結しました。 【公開日時】 2020年 11月 21日 13時 より 【視聴方法】 インターネットが使用可能な 今年は事前録画の オンラインシンポジウムの動画を YouTube にて公開します。 PC、 タブレット、 スマートフォン などの端末からご覧いただけます。 公開日にお知らせする URL から 【参加費】 ご視聴ください。 無料 ※ 視聴 URL は公開日時にあわせて 左記公式サイトにてお知らせいたします。 【事前申込】 ※ 視聴かかる通信費は視聴者負担となります。 予めご了承ください。 不要 ビブリオバトル シンポジウム 2020 公式 Web サイト ●ビブリオバトル主催における機能と可能性を考える (榎村真由、松崎萌、成瀬雅人、有地和毅、岡野裕行) ⑧ビブリオバトル・シンポジウム2020 ●ちいさいコミュニティ ※2020年11月21日(土)公開予定 (磯谷梨紗、榎村真由、角谷舞子、河野亜美、佐々木奈三江、佐藤慧) ビブリオバト ル シンポジウム 2020 パネリスト いそがい りさ えのきむら まゆ かどや まいこ かわの あみ ささき なみえ さとう けい 磯谷 梨紗 榎村 真由 角谷 舞子 河野 亜美 佐々木奈三江 佐藤 慧 【主催】ビブリオバトル普及委員会 【共催】図書館総合展運営委員会 一般社団法人ビブリオバトル協会 【問合せ】ビブリオバトル普及委員会事務局 [email protected] 知的書評合戦ビブリオバトル 公式 Web サイト Bibliobattle of the Year 2020 大学ビブリオバトル オンライン大会 2020 公式サイト
5.まとめ:ビブリオバトルの普及活動とは ビブリオバトル・シンポジウムの果たす役割 ①ビブリオバトルの参加者や主催者が、実施の際に何を意識しているのかを言語化する こと。 ②ビブリオバトルの参加者や主催者にはどのようなメリットやデメリットがあるのかなど、 可視化されづらかったビブリオバトルの機能や効果について言語化すること。 ③ビブリオバトルの公式ルールの解釈や開催方法の多様性を言語化すること。 ●公式ルールが規定していること(必ず守るべきこと)と、公式ルールでは特に言及されて いないこと(参加者や主催者の自由な裁量でアレンジできる部分)を整理していく。 ④ビブリオバトル普及委員会や各主催団体が蓄積してきた開催場所・開催時間・開催方法 などのノウハウを整理し、そこから得られた知見を広く一般にも共有すること。 ⑤ビブリオバトル普及委員会のメンバー以外の人たちからの意見も加えることで、 ビブリオバトルの楽しみ方や実施方法についての可能性をさらに広げるための気づきを 得ること。
5.まとめ:ビブリオバトルの普及活動とは 今後の課題:ビブリオバトルの普及活動を探る ①これまでの各地域のビブリオバトル実践状況を把握する。 ●具体的にどのような方法でビブリオバトルが行われてきたのか。 ●図書館・書店・カフェ・居酒屋など屋内での開催だけではなく、工場見学・屋形船・ 登山・地域のお祭など、さまざまなアウトドア活動と組み合わせた形態も見られる。 ②ビブリオバトルの主催団体の特徴を知る。 ●新しくビブリオバトルのコミュニティがつくられる場合。 ●既存のコミュニティ(図書館や学校など)のなかに持ち込まれる場合。 ③ビブリオバトルの主催者の意図(何のためにビブリオバトルを 実施したのか)を知る。 ●個人的な興味関心や必要性から本のコミュニティを新しくつくろうとする。 ●既存のコミュニティの状況を変えるため、新しい試みとしてビブリオバトルを導入する。