231022_アントレ入門ビジュアルレポート

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March 16, 25

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2023年9月に実施された高知大学共通教育科目「アントレプレナーシップ入門」のビジュアルレポート

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高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室の資料公開用ページ。

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2023年10月 令和5年度 高知大学・共通教育科目 アントレプレナーシップ入門 ビジュアルレポート 作成: 高知大学 地域協働学部 コミュニティデザイン研究室(須藤順研究室) ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 0

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実施概要 1日目 日 時︓令和5年9月21日(土)13:00~18:00/令和5年9月22日(土)13:00~18:00 会 場︓Kochi Startup BASE(高知県高知市はりまや町1丁目2−12 1階) MEDi(高知市追手筋一丁目6番3号 チカミビル3階) 主 催︓高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 実施内容︓本講義では、「高知からイノベーションを︕」をテーマに、高知県にゆかりのあ る起業家と起業経験を有する教員と共に、顧客課題の発見、アイデア創造、プロ トタイピング、ビジネスモデルをワークショップ形式で創り上げていきます。 具体的には、高知イノベーションベース(https://koib.jp/)に所属する経験豊富 な起業家をメンターに招き、そのサポートの元、ビジネスモデルのプロトタイプ を実践的な視点からまとめていきます。本講義を通じて、アントレプレナーシッ プを有する人材(起業家、民間企業などで新規事業の立ち上げを担う人材、行政等 で新たな政策立案を担う人材等)の育成を目指し、グループワークを通じて、実際 に事業アイデア立案に取り組むことで、求められるスキルやマインドセットの獲 得を目指します。 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 1

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タイムライン Time 1日目 Theme Contents 10:00-10:15 オープニング&チェックイン • 授業目的の確認と受講生同士の自己紹介 10:15-12:30 事業創造アイデアソン • LEGO®SERIOU PLAY®メソッドと教材を活用した事業創造ワークショップ • 受講生との事業アイデアの共有ワークショップ 12:30-13:30 ランチ交流会 • 昼食を通じた起業家との交流会 13:30-16:30 キーノート① • 起業家によるキーノートスピーチ ①株式会社アドライト 代表取締役 木村 忠昭 氏 ②株式会社アッシェ 代表取締役 須江 勇介 氏 ③株式会社パンクチュアル 代表取締役 守時 健 氏 16:30-17:30 メンタリング・ブラッシュアップ① • 学生の事業アイデアに対して起業家からのフィードバック・深掘り 17:45-18:00 チェックアウト • インプット、次回講座に向けた説明 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 2

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授業概要 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 3

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事業創造アイデアソン 1日目 LEGO®SERIOUS PLAY®メソッド(LSP)と教材を活用したワークショップを通じて自分自身の思いや事業について認識の深堀りを行い、事業創造の前提に ある自分自身の想いや原体験について内省し、自己認識を深めていった。そのうえで、事前課題で描いてきた事業アイデア(リーンキャンバス/アイデ アスケッチ)を用い、スピードストーミング(ペアブレスト)を行い、アイデアの共有と相互にフィードバックし、事業アイデアの具体化を図った。 <LSPの問い>①「本当のあなた」、②「あなたが取り組んでみたい事業」、③「それに取り組みたいあなた自身の理由」 ワークショップの説明をする須藤 作品について考える学生 作品を作る学生 作品について対話する学生 問いを共有する須藤 講座の説明を聞く学生 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 15

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ランチ交流会 1日目 ランチタイムは、学生同士及び起業家との関係形成を目的としたランチ交 流会を開催した。 起業家と学生がテーブルに分かれ、お昼ご飯を一緒に取りながら、「出 身」や、「将来の夢」、「起業への関心」、「大学で学んでいること」、 「どんなアルバイトをしているのか」など、学業や高知での暮らしについて はもちろん、それぞれの地元への想いや、起業に対する考えなどについて、 ざっくばらんにコミュニケーションを取りながら、交流を深めた様子であっ た。 起業家と会話する学生の様子 起業家の話を元に対話する学生 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 起業家と会話する学生 15

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キーノート① 1日目 キーノートでは、KOIB(高知イノベーションベース)の運営メンバーである木村氏、須江氏、守時氏の3名から、現在取り組んでいる事業概要とライ フヒストリーを基に、「起業に至った経緯」「原体験」に関するストーリーテリングが行われた。赤裸々に語られる起業家自身の想像を超える人生を知 り、学生の多くは驚きとともに、起業家、そして、経営者として活躍する背景にある使命感や目指す世界観、事業に取り組む本当の理由に心を動かされ ていた。 キーノートを発表する木村氏 キーノートを発表する須江氏 キーノートを発表する守時氏 チェックインをする学生の様子 キーノートを聞く学生の様子 キーノートを聞く学生の様子 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 15

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メンタリング&ブラッシュアップ① 1日目 アイデアシートとリーンキャンバスに描いた事業アイデアを学生から起業家に共有するとともに、起業家からメンタリングを実施した。起業家からは、 「ターゲットを見直してみよう」、「事業の中で重要視したい所は何か」、「なぜその事業を思いついたか」など、アイデアそのものへの問いに加え、 事業創造に取り組む学生自身を掘り下げる問いが投げかけられていた。 メンタリングを受ける学生 起業家からメンタリングを受ける学生 ワークの説明を聞く学生 ワークの説明をする須藤 学生に問いを投げかける木村氏 学生に問いを投げかける須江氏 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 15

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タイムライン Time 2日目 Theme Contents 10:00-11:00 メンタリング・ブラッシュアップ② • 学生の事業アイデアに対して起業家からのフィードバック・深掘り • フィードバックを元にアイデアシートのブラッシュアップ 10:15-12:30 ピッチの説明&資料作成 • ピッチを行う上で含む必要のある7つの要素の共有 • ピッチ資料の準備 12:30-13:30 昼食 • 昼食休憩 13:30-16:30 キーノート② • 起業家によるキーノートスピーチ ミガロホールディングス株式会社 代表取締役 中西 聖 氏 16:30-17:30 ピッチ&フィードバック • 学生のピッチとピッチの様子・ピッチ資料や事業アイデアについて起業家からの フィードバック 17:45-18:00 リフレクション&クロージング • ピッチでのフィードバックをもとに、事業アイデアをブラッシュアップ ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 8

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メンタリング② 2日目 1日目の授業を踏まえて修正された事業アイデアについて、改めて起業家からのメンタリングを実施した。 「ターゲットが明確化」した、「サービスがわかりやすくなった」というフィードバックに加え、「キャッシュポイントはどうするのか」など、よりビ ジネス要素についての検討を促す問いも多く出され、学生は自問自答しながら自らのアイデアの修正案を検討していった。 ワークショップの説明をする須藤 学生の相談を聞く須江氏 学生のアイデアについて考える守時氏 学生にフィードバックする須江氏 学生にフィードバックする守時氏 ワークの説明を聞く学生 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 15

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キーノート② 2日目 キーノートとして、KOIB代表理事の中西氏より現在取り組んでいる顔認証システムを軸としたビジネスモデルについての紹介と、ライフヒストリーを 辿りながら学生時代の出来事や、建設の現場で感じた違和感、そして、起業を決意した経緯や影響を受けた本、何を大切にして経営を行っているのかな どについてストーリーが語られた。学生からは、ビジネスモデルについてや、どんな想いで経営に取り組んでいるのかなどの質問もあり、強い関心が感 じられた。 キーノートを発表する中西氏 キーノートを共有する様子 中西氏の事業モデル 司会進行を行う須藤 質問をする学生の様子 キーノートを聞く学生の様子 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 15

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ピッチ&フィードバック 2日目 2日間検討してきた事業アイデアについて、起業家に向けてピッチ(プレゼン)を行った。起業家や他の学生からは、「サービスを実際に欲しい」、 「起業家の事業と連携できそう」、 「ピッチを行う上での注意点」、「どう収益を上げるのか」、「ターゲットは本当にこれでいいのか」、「これはボ ランティアなのか、ビジネスなのか」、「本当にニーズはあるのか」など、厳しい視点からフィードバックが行われた。 起業家からは、「これをやるなら応援する」といった声も聞かれる場面もあるなど、次につながる時間となった。 ピッチにチャレンジする学生の様子 ピッチを聞く起業家と学生 ピッチにチャレンジする学生の様子 フィードバックを行う起業家の様子 ピッチにチャレンジする学生の様子 ピッチを聞く学生の様子 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 15

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リフレクション&クロージング 2日目 最後に、ピッチでのフィードバック、そして、2日間の授業を振り返り、学生 同士改めてそれぞれの事業アイデアをどう改善していくべきかを検討した。 ピッチの中での気づきをふまえてブラッシュアップが必要な点について修正す る学生や、グループでピッチの様子やビジネスアイデアについて気になった点を 質問し合う学生もおり、なかには「実際に起業してみようかな」と意気込む声も 聞かれ、終了後には学生同士が連絡先を交換し、お互いを応援し合う関係づくり にもつながった。 リフレクションを行う様子 リフレクションに取り掛かる受講生 資料を修正する学生 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 クロージング後の集合写真 15

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Appendix ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室

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LEGO®SERIOUS PLAY®メソッドと教材とは?︓遊び、学び、問題解決プロセスの融合 “レゴブロックを用い、個人の価値観やビジョンなど、頭のなかでなんとなく意識しているモヤモヤとした 部分を可視化してコミュニケーション能力や問題解決能力のアップを目指すメソッド” 【LEGO®SERIOUS PLAY®の起源】 LEGO®SERIOUS PLAY®は、レゴの経営危機を回避する方策を見つけ る中で開発された。開発されたワークショップは、「手を使ったプロセ ス」が潜在能力を掘り下げ、チームメンバーが未来のイベントに対して深 い自身、内観、コミットメントが得られる事が確認された。こうした戦略 立案の手法がレゴ社以外にも共有されるようになった。 【ワークの基本プロセス】 【使用される場所と特徴】 明確な解決策や答えの無い問題に対して、 チームメンバーの想いや内観を集め、探求していく場面 ◆より詳しく述べると… ・各チームメンバーに同じ質問をすると回答が異なる ・チーム全員が議題に関心や言い分がある ・新しい学びと思考方法を引き起こしたい ・困難で複雑な課題を建設的な雰囲気で対応したい。 ・皆がコミットできる回答や解決策を見つけることが重要な場合 参考資料) ロバート・ラスムセン、蓮沼孝、石原正雄(2016)「戦略を形にする思考術 レゴシリアスプレイで組織はよみがえる」徳間書店 蛯谷敏(2021)「競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方LEGO」ダイヤモンド社 FACILITARO’S MANUAL DESIGNING AND FACILITATING WORKSHOPS WITH THE LEGO® SERIOUS PLAY® METHOD RASMUSSEN CONSULTING 「レゴ® シリアスプレイ® とは︖」 https://www.seriousplay.jp (2023年10月22日閲覧) ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 ※コミュニティデザイン研究室では、レゴ®シリアスプレイ®メソッドを用いたアントレプレナーシップ育成、 キャリア育成、事業創造、組織開発、リーダーシップ育成等に取り組んでいます。 15

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問い合わせ先 高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室(須藤順研究室) 担当:准教授 須藤 順 〒780-8520 高知県高知市曙町2-5-1総合研究棟1階 TEL:088-788-8077 FAX:088-888-8043 E-mail:j.suto@kochi-u.ac.jp Web:https://www.communitydesign-kochi.jp/ ※本講座に関する問い合わせは上記までお願いいたします。 ※本資料の無断での配布、外部組織や個人への配布・閲覧、及び二次使用は、固く禁止させて頂きます。 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 15