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March 16, 25
スライド概要
2023年6月 令和5年度 四万十町チャレンジ講座 第2回 ビジュアルレポート 作成: 高知大学 地域協働学部 コミュニティデザイン研究室 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 0
実施概要 第2回 日 時︓令和5年7月1日(土)13:00~18:00 会 場︓四万十町役場十和地域振興局 2階 ホール 主 催︓四万十町・高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 実施内容︓「ずっと思い続けていた夢」や「好きだったけれどいろんな理由で諦めてしまったこと」、 「ずっと心の中に引っかかっていたのに見て見ぬふりをしてやり過ごしてきてしまったこと」 そういった想いを持っている方々を対象に全4回のチャレンジ講座を開催。「本当のわたし」 から発せられる想いに対して、周りの目や評価を気にしないで「正直に向き合い、仲間と共 に一歩踏み出してみる。」そんなきっかけづくりを行うことを目的とする。 【タイムライン】 Time Theme Contents 13:00-13:15 チェックイン ・所属、今の気持ちについて共有、講座の内容についての説明 13:15-14:15 マイプロワーク① ・マイプロme編と前回からのアクションについて全体に共有 14:15‐15:15 キーノートスピーチ ・丑田俊輔氏 (ハバタク株式会社代表取締役/シェアビレッジ株式 会社代表取締役) 15:15-17:50 マイプロワーク② ・グループに分かれてマイプロpjt編について共有&ダイアログ 17:50-18:00 クロージング ・インプット、次回講座に向けた説明 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 1
開催概要 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 第2回 2
開催概要 テーマ 第2回 6/3(土) 「自分の棚卸しを行い、 自分の思いを知る」 ゲスト 田端 将伸 氏 内容 自分のライフストーリーを共 有し、受講者同士の対話を通 じて、一人ひとりが自分自身 の興味関心や大切にしたい価 値観、自分自身の想いや原体 験、問題意識に気づき、どう 在りたいのか、どう生きてい きたいのかに対する深い気づ きを得ていきます。 (横瀬町役場職員) ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 7/1(土) 「自分と紐づいた マイプロジェクトを描く」 7/29(土) 「小さな一歩を踏み出し、 気づきを深める」 丑田 俊輔 氏 小笠原 舞 氏 (ハバタク株式会社代表取締役/ シェアビレッジ株式会社 代表取締役) 興味関心があること、気にな っていること、ずっとやって みたかったこと、こんなこと をしてみたいと思っているこ とをプロジェクトとして描き 、対話を通じて、自分との関 係性やなぜそのプロジェクト に取り組みたいのかを丁寧に 見つめ直していきます。 (保育士起業家/ 合同会社こどもみらい探求社 共同代表/ asobi基地 代表) マイプロジェクトに小さく取 り組み、そこから得られた気 づきや学びを受講者同士で共 有し、プロジェクトをより具 体的なものに修正していきま す。 9/2(土) 「自分のチャレンジ を宣言する」 最終発表会 3か月間の学びと行動を踏まえ 、これから自分自身がどんな マイプロジェクトに取り組ん でいきたいのか、その背景に ある想い、そして、どう在り たいのかを発表します。 3
実施体制 第2回 高知大学 地域協働学部 コミュニティデザイン研究室 四万十町役場 須藤順 学生メンター 柳原伊吹 西上一成 杉田珠夢 田村敢 奈良可南子 濱口桃菜 足立風薫 修士課程1年生 学部4年生 学部3年生 学部3年生 学部2年生 学部2年生 学部1年生 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 4
本講座のねらい 第2回 1人ひとりが自分と向き合い、 一歩踏み出すきっかけづくりを行う 学びの場 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 5
四万十町チャレンジ講座のプロセス 第2回 ピアメンタリング インプット ダイアログ(対話) 参加者同士の アクションと気づきをシェア ゲストからの キーノートスピーチ 参加者同士の 対話 近況・アクションの共有 原体験・想い・価値観の共有 自分と仲間を知る 最近気になっていることや悩み、行った アクションやそこから得られた気づきを 受講者同士で共有し、相互に支え合う関 係づくりを行います。 "私”を主語に自分らしい生き方をしている ゲストのライフストーリーや大切にしてい る価値観、活動の背景にある想いを知る 対話を通じて、一人ひとりが自分と向き 合い、仲間と向き合い、多様な価値観や 考え方を共有することで気づきと学びを 深めていきます。 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 6
目指すべきゴール 第2回 一人ひとりが自分の経験の中から、好きなこと、やってみたいことを 明確にし、一歩踏み出す。 自分のプロジェクト(やりたいこと)を仲間と共にチャレンジする。 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 7
場のルール 第2回 安心・安全の場をみんなで創ろう ありのままの自分を素直に出そう 仲間・プロジェクトを評価しない プロジェクトは変わってOK お互いに貢献し合う ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 8
マイプロジェクトとは 第2回 自分に基づいた(My) 「何かを、プロジェクトの形にして(pjt)やってみる」 ことから始まる、自分や世の中の変化の物語 自らの経験の中から、 自分のミッションを生み出していく ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 9
マイプロの進め方 マイプロシート (me&pjt編)を みんなの前でシェア ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 第2回 みんなから フィードバック プレゼントカードを 書いて渡す アクションを してみる 気づきを踏まえ シートを 書き換えてみる 10
マイプロで活用するシート 第2回 【me編シート】 【project編シート】 ・自分のライフヒストリーや好きだったこと、 楽しかったこと、つらかったことなど ・自分の人生をグラフにしてみる ・普段見せない自己紹介 ・自分と紐づいたプロジェクトを書き出す ・それは誰にどんな価値を生み出すのか ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 11
マイプロが目指すイメージ ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 第2回 12
ポイント:徹底して自分のwillに向き合う ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 第2回 13
講座の様子 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 14
チェックイン 第2回 最初にチェックインとして「名前、所属、今の気持ち」について一人ひとり共有を行った。お昼ご飯後ということもあり、「とても眠くて寝てしまわ ないか不安だけど頑張りたい」、「しっかり気合を入れて講座を受けたい」との声があった。この日は雨が強かったこともあり、「どんよりした気持 ち」、「雨の影響で帰れなくなるかもしれないので少し心配」との声も聞かれた。不安要素を抱える声も聞かれたが、2回目ということもあり和気あい あいと笑いも混じるチェックインとなった。その後、須藤より2回目の講座概要についての説明が行われ、講座がスタートした。 チェックインをする受講生 レクチャーに耳を傾ける様子 須藤によるレクチャー 講座開始前の様子 今の気持ちについて話す受講生 学生によるチェックイン ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 15
マイプロワーク① 第2回 マイプロme編について、1人3~4分程度で発表を全体で行った。me編に加えて、前回までのアクション共有を行った。発表が2回目の受講生は少し 慣れた様子で、自信を持って発表を行っていた。前回のアクションの報告では、「自分と真剣に向き合い、人と対話したことで昔思っていたことを思い 出せた」、「やりたいと思うことが増えて行動できるようになった」との声が聞かれた。前回の講座を受講し、また今回までに行ったアクションを踏ま え、ブラッシュアップされたマイプロを発表することで、前回とは少し違った受講生のワクワクしている様子や生き生きした姿が見られた。 メモをとりながら聞く様子 マイプロme編の発表 学生の発表 マイプロ発表中の様子 発表に耳を傾ける受講生 メッセージカードへの記入 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 16
キーノートスピーチ 第2回 キーノートスピーチでは、丑田氏より、「マイプロジェクトに紐づいた五城目町での取り組み」についての講義が行われた。 丑田 俊輔 氏 (ハバタク株式会社代表取締役/ シェアビレッジ株式会社代表取締役) 福島県会津若松市生まれ。慶応大学商学部在学中にプラットフォームサービス の立上げに参画。公共施設をまちづくり拠点として再生する「ちよだプラットフ ォームスクウェア」、日本IBMを経て、2010年にハバ タクを創業、国内外を舞台に様々な教育事業を展開。2014年、秋田県五城目町に移住。田舎発起業家を育む「ドチャベン」、古民家を舞台に地域を繋ぐ「シェアビレッジ」、遊休施設を遊び場化する「ただのあそ び場」、住民参加型小学校建設「越える学校」支援等を推進。2021年、共創型コミュニティプラットフォーム「Share Village」を 公開。 丑田氏のマイプロme編 福島県会津若松市生まれ、東京育ち。家の近くに現代美術館があったが、アートには理解がなく、「アートで はなくバスケをさせろ!」と思っていた。大学時代はボクシングをし、マダム向けボクシングジムでバイトしな がらタフさを身につける。大学2年の時、授業のインターンで中小企業に携わり、神田の下町で楽しく働く。卒 業後は旅を愛し、日本のローカルを巡りながら海外にも興味を持つようになった。子供が生まれてからは教育に 興味を持ち、「ハバタク」という会社を立ち上げる。東日本大震災が発生し、東北での経験が自分の暮らし方を 変えるきっかけとなり、秋田県五城目町への移住を考える。移住に向けて、何をやろうとも特に決めていなかっ たが、「とりあえず引っ越すか!」の勢いで五城目町に移住。 五城目町の取り組み 五城目町に移住した丑田氏は、地域にある資源等を上手く活用しながら地域住民と様々な取り組みを行なって いく。取り壊しが決まっていた茅葺古民家を再生した「シェアビレッジ」、街の子どもたちとDIYし子どもを中 心に様々な人が集うコミュニティスペース「ただのあそび場」、500年以上続く朝市を子どもたちも参加する現 代版にした「朝市プラス」、閉店することになった老舗温泉を常連と女子高校生で復活させた「湯の越温泉」、 など様々な取り組みが五城目町では行われている。このように丑田氏や地域住民がマイプロジェクトを蓄積して きたことにより、ここ5年くらいで20件ほどのプロジェクトが五城目町の歩ける範囲内に発生した。 「みんなであそべば、こわくない 」、「あそび」の日常化 「出る杭は打たれる」というイメージがあるが、「あそび」を日常化させることで変化が生まれると丑田氏は 話す。「あそび」、「余白」が大切であり、遊び心が起点になって人の遊び心や偏愛で、ワクワク感が周りに伝 わり、遊び仲間が広がっていき、1人でできなかったこともできるようになる。できないって思われるのはカッ コ悪いなど周りの評価や評判を気にすることが多い中で、弱さを見せることや依存することは悪いことではなく、 それが人が生きる知恵であり、依存することは自分でマイプロを進めていくこととイコールであると話す。 話をする丑田氏 スピーチ後の交流 17
マイプロワーク② 第2回 須藤からのワークに関してレクチャーが行われた後、3〜4人のグループに分かれてマイプロpjt編の共有とダイアログを行った。1人当たり共有と対話 を10分ずつ行った。お互い平等に時間を使うといったルールの上でワークが進められた。共有の時間では、10分間話し続けることに苦戦している受講生 が多く見られた。ダイアログの時間では質疑応答を行ったり、「自分も共感した」と自分の経験と照らし合わせたりと、時間を超えても話が盛り上がっ ていた。ワーク終了後はお互いにメッセージカードを交換し、感謝の気持ちを伝え合っていた。 ダイアログの様子 グループでマイプロ共有 話に耳を傾ける受講生 質問する様子 ダイアログの様子 プロジェクト編のシェアを行う様子 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 18
チェックアウト 第2回 須藤からの知識インプット後、次回講座の説明が行われ講座は終了した。須藤の知識インプットは今回の講座で取り組んだ事の意味を確認する時間と なり、参加者の学びが深まったことが確認できた。長時間の対話により若干の疲れが見られたが、講座終了後のメッセージカードの交換時間は活気が溢 れていた。学びを深めた仲間たちと「お疲れ様」や「ありがとう」の言葉を交換する様子が見られた。また、今回の講座からの気づきを共有する様子 や、プロジェクト始動に向けたアクションを実行したいという前向きな意見も出ており、次回の講座への期待を高める時間となった。 次回講座の連絡をする吉村氏 講座終了後の交流 須藤によるレクチャー 講座終了後の様子 チェックアウトの様子 メッセージカードの交換 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 19
交流会(講座前) 第2回 今回は講座前に、交流会としてバーベキューを行った。この日は大雨で開催が心配されていたが、屋根のある場所を受講生が提供してくださり、開催 できた。ボリュームのあるお肉、新鮮な野菜、旬の鮎などさまざまな食材が用意されており、四万十町産の美味しい食材を堪能しながら交流を行うこと ができた。火おこしから受講生と学生が協力して準備を行い、前回からのアクションや前回講座を通しての気づきを共有していた。食事中、「鮎の美味 しさに初めて気づいた」「野菜が甘くて美味しい」などの声が聞かれ、交流を行いながら四万十町の食材の魅力を発見する時間にもなった。 火おこしの様子 受講生から頂いた鮎 バーベキューの様子 分担して焼く様子 学生と受講生が火番をする様子 受講生同士の交流 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 20
問い合わせ先 四万十町役場人材育成推進センター 担当:中井智之・吉村愛 〒786-0008 高知県高岡郡四万十町榊山町3番7号 E-mail:103060@town.shimanto.lg.jp TEL:0880‐22‐3163 FAX:0880‐22‐3345 高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室(須藤順研究室) 担当:准教授 須藤 順 〒780-8520 高知県高知市曙町2-5-1総合研究棟1階 TEL:088-788-8077 FAX:088-888-8043 E-mail:j.suto@kochi-u.ac.jp Web:https://www.communitydesign-kochi.jp/ ※本講座に関する問い合わせは上記までお願いいたします。 ※本資料の無断での配布、外部組織や個人への配布・閲覧、及び二次使用は、固く禁止させて頂きます。 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 21