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2023年7月 令和5年度 四万十町チャレンジ講座 第3回 ビジュアルレポート 作成： 高知大学 地域協働学部 コミュニティデザイン研究室 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 0

実施概要 第3回 日 時：令和5年7月29日（土）13:00〜18:00 会 場：四万十町役場 大正地域振興局２階 大会議室 主 催：四万十町・高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 実施内容：「ずっと思い続けていた夢」や「好きだったけれどいろんな理由で諦めてしまったこと」、 「ずっと心の中に引っかかっていたのに見て見ぬふりをしてやり過ごしてきてしまったこと」 そういった想いを持っている方々を対象に全4回のチャレンジ講座を開催。「本当のわたし」 から発せられる想いに対して、周りの目や評価を気にしないで「正直に向き合い、仲間と共 に一歩踏み出してみる。」そんなきっかけづくりを行うことを目的とする。 【タイムライン】 Time Theme Contents 13:00-13:15 オープニング＆チェックイン ・所属、今の気持ちと前回までのアクションについての共有、 講座の内容についての説明 13:15-14:00 マイプロワーク ・マイプロme編と前回からのアクションについてグループに分か れて共有。 14:00‐15:00 キーノートスピーチ ・小笠原 舞 氏(保育士起業家/合同会社こどもみらい探求社 共同代 表/asobi基地 代表) 15:00-17:45 フューチャーコラージュ ・雑誌を切り貼りし、自分の未来の姿を表現 17:45-18:00 最終発表会に向けて＆チェックアウト ・インプット、次回講座に向けた説明 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 1

開催概要 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 第3回 2

開催概要 テーマ 第3回 6/3（土） 「自分の棚卸しを行い、 自分の思いを知る」 ゲスト 田端 将伸 氏 内容 自分のライフストーリーを共 有し、受講者同士の対話を通 じて、一人ひとりが自分自身 の興味関心や大切にしたい価 値観、自分自身の想いや原体 験、問題意識に気づき、どう 在りたいのか、どう生きてい きたいのかに対する深い気づ きを得ていきます。 (横瀬町役場職員) ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 7/1（土） 「自分と紐づいた マイプロジェクトを描く」 7/29（土） 「小さな一歩を踏み出し、 気づきを深める」 丑田 俊輔 氏 小笠原 舞 氏 (ハバタク株式会社代表取締役/ シェアビレッジ株式会社 代表取締役) 興味関心があること、気にな っていること、ずっとやって みたかったこと、こんなこと をしてみたいと思っているこ とをプロジェクトとして描き 、対話を通じて、自分との関 係性やなぜそのプロジェクト に取り組みたいのかを丁寧に 見つめ直していきます。 (保育士起業家/ 合同会社こどもみらい探求社 共同代表/ asobi基地 代表) マイプロジェクトに小さく取 り組み、そこから得られた気 づきや学びを受講者同士で共 有し、プロジェクトをより具 体的なものに修正していきま す。 9/2（土） 「自分のチャレンジ を宣言する」 最終発表会 3か月間の学びと行動を踏まえ 、これから自分自身がどんな マイプロジェクトに取り組ん でいきたいのか、その背景に ある想い、そして、どう在り たいのかを発表します。 3

実施体制 第3回 高知大学 地域協働学部 コミュニティデザイン研究室 四万十町役場 須藤順 学生メンター 柳原伊吹 西上一成 杉田珠夢 田村敢 奈良可南子 濱口桃菜 足立風薫 修士課程1年生 学部4年生 学部3年生 学部3年生 学部2年生 学部2年生 学部1年生 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 4

本講座のねらい 第3回 １人ひとりが自分と向き合い、 一歩踏み出すきっかけづくりを行う 学びの場 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 5

四万十町チャレンジ講座のプロセス 第3回 ピアメンタリング インプット ダイアログ（対話） 参加者同士の アクションと気づきをシェア ゲストからの キーノートスピーチ 参加者同士の 対話 近況・アクションの共有 原体験・想い・価値観の共有 自分と仲間を知る 最近気になっていることや悩み、行った アクションやそこから得られた気づきを 受講者同士で共有し、相互に支え合う関 係づくりを行います。 "私”を主語に自分らしい生き方をしている ゲストのライフストーリーや大切にしてい る価値観、活動の背景にある想いを知る 対話を通じて、一人ひとりが自分と向き 合い、仲間と向き合い、多様な価値観や 考え方を共有することで気づきと学びを 深めていきます。 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 6

目指すべきゴール 第3回 一人ひとりが自分の経験の中から、好きなこと、やってみたいことを 明確にし、一歩踏み出す。 自分のプロジェクト（やりたいこと）を仲間と共にチャレンジする。 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 7

場のルール 第3回 安心・安全の場をみんなで創ろう ありのままの自分を素直に出そう 仲間・プロジェクトを評価しない プロジェクトは変わってOK お互いに貢献し合う ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 8

マイプロジェクトとは 第3回 自分に基づいた（My） 「何かを、プロジェクトの形にして（pjt）やってみる」 ことから始まる、自分や世の中の変化の物語 自らの経験の中から、 自分のミッションを生み出していく ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 9

マイプロの進め方 マイプロシート (me＆pjt編)を みんなの前でシェア ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 第3回 みんなから フィードバック プレゼントカードを 書いて渡す アクションを してみる 気づきを踏まえ シートを 書き換えてみる 10

マイプロで活用するシート 第3回 【me編シート】 【project編シート】 ・自分のライフヒストリーや好きだったこと、 楽しかったこと、つらかったことなど ・自分の人生をグラフにしてみる ・普段見せない自己紹介 ・自分と紐づいたプロジェクトを書き出す ・それは誰にどんな価値を生み出すのか ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 11

マイプロが目指すイメージ ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 第3回 12

ポイント：徹底して自分のwillに向き合う ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 第3回 13

講座の様子 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 14

チェックイン 第3回 最初にチェックインとして「名前、所属、今の気持ち、前回までのアクション」について一人ひとり共有を行った。その後、須藤より3回目の講座概 要についての説明が行われた。今回はいつもとは少ない人数での講座となったが、講座も3回目を迎えたことから緊張した雰囲気も無くなり、和やかな 雰囲気で講座をスタートすることができた。チェックインでは、受講生が前回講座から1ヶ月の間に行ったことについて主に共有を行い、明るくイキイ キとした様子で報告を行う受講生が多く、ここ数ヶ月での変化が徐々に現れているようであった。 吉村より始めの挨拶 チェックインをする学生 須藤によるレクチャー レクチャーに耳を傾ける受講生 全体の様子 受講生によるチェックイン ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 15

マイプロワーク 第3回 マイプロの簡単な共有をしながら、前回までのアクションについてグループに分かれて共有を行った。アクションやマイプロのブラッシュアップを 行っていく中での思いや悩みにお互いに共感し、話が盛り上がっている様子であった。お互いの報告を聞くことによって、「自分ももっとアクションを 起こしたい！」、「私ももっと頑張らなければ」といった声が聞かれ、お互いに刺激し合う時間となっていた。どのグループも和やかな雰囲気でワーク が行われており、お互いに思いや考えを共有できたことで、これからのアクションに向けて前向きな声が聞かれた。 メモをとりながら聞く様子 グループでの交流 受講生同士で対話 和気あいあいとした雰囲気 共有をする受講生 グループでの活動の様子 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 16

キーノートスピーチ 第3回 キーノートスピーチでは、小笠原氏より、「一人ひとりが、その人らしく生きる＝Well-being」の長田区の暮らしや活動について講義が行われた。 小笠原 舞 氏(保育士起業家/合同会社こどもみらい探求社 共同代表/asobi基地 代表) 大学では福祉を学び、社会人経験を経て、保育士となる。こどもたちから得た学びを広げることが、「Well-being＝誰もがよりよく生きる社会」につながると思い活動中。2012年 子育てコミュニティasobi基地を、 2013年には合同会社こどもみらい探求社を設立。2020年には、自主事業「おやこ保育園」をオンライン化し、全国の親子を対象に新しい子育て支援インフラを作っている。 著書：「いい親よりも大切なこと 〜こどものために”しなくていいこと”こんなにあった〜」 小笠原氏のこれまでの歩み 愛知県生まれ埼玉育ち。結婚を機に神戸の長田区に活動の拠点を置く。ハンデを持つ友達との出会いが原体験となり、大 学では福祉の道へと進んだ。大学時代にボランティアで子どもたちと出会い、彼らの持つ力と創り出す世界に魅了される。 また、独学で保育士免許を取得。小笠原氏の様々な活動のきっかけは障がい者への差別に違和感を感じたからであり、保育 士時代にはこの差別は大人が植え付けているという事を知る。この原体験を種として様々な活動を行っている。特に子育て の分野においては、現代における「核家族での子育てって大変じゃない？」という思いを持って活動している。特に、海外 でボランティアなどの活動を行っていた際に感じた「普通って何？」という疑問が大きな影響を与えている。 我が家の子育て法・家族の在り方で表現する（asobi基地、こどもみらい探求社） asobi基地の活動では、周りの子育てをしている人の困りごと、彼らのしんどい理由を知りたいというきっかけで始める。 「あったらいいなと思うものを誰もが形にできる仕組み・プラットフォーム」を作ることを目指している。これが口コミで 広がって今は全国各地に拠点がある。これは子どもの管理を大人がしなくてもいいように、統一されたルールが存在してい る。こどもみらい探求社の活動においては、「こどもの世界と大人の社会の架け橋に」と、子どもたちにとって“本当にい い”未来を探究し続ける。「保育士×社会デザイン」で保育士のスキルを活かしながら実際にコンサルなどを通して子どもと のコラボレーション事業を行っている。現在はリブランディングを行っている最中である。 話をする小笠原氏 家を解放し、拡大家族をつくる（神戸市長田区での暮らし） 小笠原氏は夫と2人の子どもと神戸市の長田区で生活を送っている。長田での暮らしでは、「ハッピーの家ろっけん」をは じめとする様々なコミュニティで「まちぐるみでの子育て」が行われている。この町では育ちあい、助け合いが日常的に行 われており、子どもたちは両親以外との関わりを持つ機会が多く、様々な人との関わり合いの中で成長していく。子どもた ちは町のおじいちゃんおばあちゃん、お兄ちゃんお姉ちゃんによって育てられる。このような環境がある長田区には「現代 における社会課題解決のヒントがある」と小笠原氏は語る。そのように開けた町の中で小笠原氏は様々な活動を周りの協力 を得ながら行っている。小笠原氏の家族は、「家を解放し、拡大家族をつくる」ことを目的に、家の隣にバーや下町ゲスト ハウスを立ち上げ、そこでは本来の機能の他、イベントを開催するなど様々な人が関わり、チャレンジをする場所を提供し ている。そして、家族の向かう先は決めておらず、その時の状況によって最善を判断していくと語っていた。 スピーチ後の交流 17

フューチャーコラージュ 第3回 「プロジェクトを達成した時の自分」をテーマにフューチャーコラージュを行った。最初に須藤からのワークに関してレクチャーを行った後、個人作 業の時間となった。受講生は、真剣に素材を選んで切り、模造紙に貼ってそれぞれ作品を作った。作品完成後は、それぞれの作品に対するイメージを全 員で共有し合い、一人ひとりの作品に対して考えやイメージを深めていった。他のメンバーからもらった言葉より新たな視点に驚く受講生も多く、作者 自身が気づけなかった視点で作品を眺めていた。切り貼りの仕方や配置にも個性が見られ、他の受講生の作品から学ぶことも多くあった。 素材を選ぶ様子 選んだ素材を切る受講生 模造紙に切った素材を貼る 作品を眺める学生 一人ひとりの作品を眺める様子 作品のイメージを付箋に書いて貼る ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 18

チェックアウト 第3回 須藤からの知識インプット後、次回講座の説明が行われ講座は終了した。次回は最終回ということで、これまで学んだことやアクションをまとめて最 終発表として報告を行うといった説明も行われた。説明をしっかりと聞き、最終回の発表をどのような形にしようかと真剣に考えている様子であった。 講座終了後も和やかな雰囲気で一緒に片付けを行ったり、会話をしたりと和気あいあいとした空気感で講座を締めくくった。次回の最終回に向けて前向 きな良い雰囲気で第3回目の講座を終えることができた。 メモを取る受講生 資料に目を向けている様子 須藤によるレクチャー 全体の様子 真剣に耳を傾ける受講生 チェックアウトの様子 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 19

問い合わせ先 四万十町役場人材育成推進センター 担当：中井智之・吉村愛 〒786-0008 高知県高岡郡四万十町榊山町3番7号 E-mail：103060@town.shimanto.lg.jp TEL：0880‐22‐3163 FAX：0880‐22‐3345 高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室(須藤順研究室) 担当：准教授 須藤 順 〒780-8520 高知県高知市曙町2-5-1総合研究棟1階 TEL：088-788-8077 FAX：088-888-8043 E-mail：j.suto@kochi-u.ac.jp Web：https://www.communitydesign-kochi.jp/ ※本講座に関する問い合わせは上記までお願いいたします。 ※本資料の無断での配布、外部組織や個人への配布・閲覧、及び二次使用は、固く禁止させて頂きます。 ©高知大学地域協働学部コミュニティデザイン研究室 20

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