ブリリアントジャークとなんちゃってブリリアントジャーク

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December 04, 25

スライド概要

ブリリアントジャークとなんちゃってブリリアントジャーク
~組織を蝕む二種類のハイリスク人材~
https://note.com/ms_tsu_tsu/n/n465931aef4ba

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Mgr/EM/QA/AI SESで100社以上の企業に外部支援者として関わり、技術だけでなく、ポジションも大事だと痛感しました。 知識欲を満たせるよう日々勉強中🤯📚 ビジネスにおいて個人的に必要だと思うことやしょーもないことも投稿します! 1児のパパ👨

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各ページのテキスト
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ブリリアントジャークとなんちゃってブリリアントジャーク 組織に与える影響と対策方法 高い技術力と低い協調性の間のバランス 高い技術力 低い協調性 QAエンジニア つーつー

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問題の概要 組織において、高い能力を持ちながらも成果をチームに寄与できない人物がいます。 彼らの存在は、組織全体の生産性やチームの心理的安全性に悪影響を及ぼします。 このような人材の特徴 個人的な能力は高いのに、チームとの連携がうまく取れない 成果は出るけど、再現性や持続性がなくチームに定型化されていない フィードバックを拒否し、改善サイクルが回らない 能力は高い VS 協調性は低い 組織に悪影響を及ぼす可能性があります 「ブリリアントジャーク」とは、高い技術力・瞬発的成果と低い協調性が同居する人材です

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ブリリアントジャークとは ブリリアントジャークは、高い技術力・瞬発的成果と低い協調性が同居する人材です。 高い技術力 能力は抜群 瞬発的成果 結果は出る 低い協調性 チームとの連携不足 再現性のない成果 持続性がない 認識の誤り 彼らの成果は爆発力はあっても、再現性がないケースが多い点。 (運よく成果につながったケースなども含む) チームへの影響 自分の正しさを絶対視し、フィードバックを拒むため、改善サイクルが回らない。他者を萎縮させ、心理的安全性を破壊する。

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ブリリアントジャークの特徴 属人化したプロセス 成果が突出する時期はあるが、プロセスが属人化しており持続しにくい。他の人には再現できない手法を用いる。 フィードバック拒否 自分の正しさを絶対視し、フィードバックを拒むため改善サイクルが回らない。自己評価と実際の成果にズレがある。 心理的安全性の破壊 他者を萎縮させ、心理的安全性を破壊する。チーム内のオープンなコミュニケーションが阻害される。 チーム学習の阻害 チーム学習を阻害し、組織の再現性ある成果構造を壊す。集団知の蓄積が難しくなる。 中期的成果の欠如 短期的成果は出ても、組織としての中長期的な成果を伸ばす力が弱くなる。持続可能な成長が見られない。 依存関係の隠蔽 長期的には個人に依存した不安定な組織が形成される。場合によっては「戦略的に自分自身がいないと回らない」仕組みを構築する。 ブリリアントジャークは高い技術力を持っていながら、組織の持続可能な成長を阻害する行動をとる

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なんちゃってブリリアントジャークとは 定義 このタイプは 成果の再現性どころか、成果自体の構造化ができていない 点が特徴。 一度上手くいった経験を過大評価し、 「再現不能な成功体験」を基準に他者を批判しがち。 過去の栄光タイプ 成果の構造化 成果自体の仕組みを正しく把握できず、他者に伝えることもできない 過去の成功体験 一度の成功を鉄則とし、再現不能な経験を基準に他者を批判 浅い知識 浅はかで不完全な知識を盾にし、責任を他に転送する 判断基準の曖昧さ 成果創出のプロセスを言語化・体系化できない なんちゃって型 成長より承認を優先 普通の型 持続的成果につながる行動を継続

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なんちゃってブリリアントジャークの特徴 浅い知識を盾に他責化 自分の浅はかさを深く見せ、責任を他者に押し付けようとする傾向がある 判断基準が曖昧 成果創出のプロセスを言語化・体系化することができないため、再現性がありません 成長より承認欲求を優先 持続的成果につながる行動が続かないように、短期的な評価を重視する 典型パターン 一度上手くいった経験を過大評価し、「再現不能な成功体験」を基準に他者を批判する 過去の栄光を称え、現在の成果を見ない(先延ばしする)傾向がある 結果として... 短期的な混乱要因 チームの生産性の長期的毀損 ダニングクルーガー効果:「能力の低い人が自分の能力を過大評価してしまう心理現象」をこじらせてしまうパターン

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組織に与える共通ダメージ 再現性のある成果構造の崩壊 属人化と他責化により、成果の「仕組み化」が妨げられる 優秀なチームほど、成果は「仕組み」で再現されるが、これを壊しやすい 短期的成果は出ても、組織としての中長期的な成果を伸ばす力が弱くなる 持続的成長の停止 改善サイクル(Plan→Do→Check→Action)が機能しなくなる 長期的にパフォーマンスが頭打ちになる 長期的には、個人に依存した不安定な組織が形成される ダメージの悪循環 個人依存 仕組み化不能 成長停止 チーム劣化 これらの問題が積み重なり、組織全体の生産性と創造力が持続的に低下します 「短期成果のために、再現性と持続性を犠牲にするのは最も高いコストである」

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対策①:評価制度の改革 三軸評価制度 成果 行動 再現性 従来の成果評価に加え、行動と再現性の二軸を追加評価します。 成果だけを評価すると、短期強者=ブリリアントジャークが増える 三軸評価により、持続可能な成果作りを促進できる 再現性指標の例 組織の再現力ある成果構造を育むための評価軸 ナレッジ共有の頻度と質 業務プロセスのドキュメント化 属人化の解消度 再現可能な手順設計の貢献度 チームで成果が出たか(個人依存度の低さ) 「成果が再現される仕組み」を作り出す評価軸を加えるだけで、組織行動は大きく変わります

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対策②:フィードバックループの高速化 再現性ある成果は、高速な学習循環から生まれます。 ブリリアントジャーク型はフィードバック拒否により再現性を失いやすいため、早期から介入することが求められます。 改善サイクルの重要性 高速なフィードバックループは、Plan→Do→Check→Action(計画→実行→評価→改善)の循環を促進し、継続的な成長を支えます。 継続的なプロセスの構築 十分な圧力と認識不足によって「分からない」と認識されないよう、低レイヤで優良な組織を育てることが重要です。 「再現性ある成果は、高速な学習循環から生まれる」 改善 評価 実行 隔週1on1マネジメント 定期的な強制面談により、早発見と早期フィードバックシステムを構築 360度バーチャルサーベイ 同僚・先輩・部下コールとチームから客観的なフィードバック収集システム リピート行動ポイント評価 21日継続行動データに基づく継続力と成長メトリクスの特定

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対策③:なんちゃって型への構造的アプローチ このタイプは自己認知がズレているため、精神論で改善する可能性は低いです。代わりに再現性を高めるプロセス設計の中に巻き込むことが効果的です。 判断基準・期待値の文書化 明確な基準を文書化することで、主観的な評価を客観化。自分の能力をより正確に判断するきっかけになります。 スキルアセスメントで実力を可視化 客観的なテストや評価を通じて、自分の実力を可視化。自己認知と現実のギャップを意識させることができます。 タスクを構造化し、プロセス遵守を必須に ルーティンタスクは明確な手順に従って実行。プロセスの重要性を理解させ、継続的な成果につなげるための基礎を作ります。 レビューラインを明確化 「好き放題やって成果ゼロ」を排除。上司の承認を得るための明確なプロセスを設けることで、適切なフィードバックを受け取れるようになります。 能力と役割のズレを自然に縮められることで、面子を壊さずに気づきを与え、自分自身のことを客観視してもらえるようになります。

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対策④:ハイパフォーマーの仕組み化 優秀さを仕組みに転写する 本来の優秀人材が孤立すると再現性が失われます。優秀さを組織全体の資産として広めるためには、「伝播する資産」に変える必要があります。 目的 持続可能な成果の構築と組織全体の強化 ハイパフォーマーの仕組み化プロセス 1 勝ちパターンの言語化 成功した経験から共通のパターンを抽出し、言語化する 2 プロセスのテンプレ化 言語化したパターンを再利用可能なテンプレートにする 3 メンタリング制度 経験を豊富に持つ者による体系的な育成を行う 4 高難易度タスクのチーム分割 一人でこなすのではなく、チームで分担できるようにする 仕組み化によるメリット 再現性の向上 持続可能性の増加 チーム全体の能力向上 リスクの分散 優秀さを伝播する資産に変えることで、持続的な成果が生まれます!

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対策⑤:最終手段としての距離確保 あらゆる手を尽くしても行動変容が見られなければ、より明確な判断が必要になります。 最終手段の選択肢 配置転換:適切な役割や部署への異動 契約終了:組織との関係の終了 有効期限の設定 期限を明確に示す:変化するよう警告し、最後の機会を告示 向かい合う姿勢:変化を求める意思表示と、そなへの準備 記録の残し方:プロセスと判断の根拠を適切に保存 距離を確保 短期的成果の代償 短期成果のために、再現性と持続性を犠牲にするのは最も高いコストです。信頼も同様です。積み上げるのはすごく時間がかかりますが、壊すのは一瞬です。

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まとめ:強い組織の原則 強い組織は以下の原則を守っています 再現性の重視 個人の爆発力より、チームの再現力を優先する 持続的成果の追求 一発の成果より、持続的成果を重視する 仕組み化の推進 属人化より、仕組み化を優先する 瞬間最大風速 個人の閃き 持続する風 組織の仕組み 重要なメッセージ 成果は「瞬間最大風速」ではなく、「持続する風」で評価すべきです。個人の強みを最大限活かす(仕組み化させる)ことで、環境変化の中でも強く、速く、しなやかに成長できます。 強い組織は「再現性 × 持続性 × 文化」を守ることで、持続可能な成長を実現します QAエンジニア つーつー