データ処理の改善をどのように行なうか

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September 09, 23

スライド概要

DMM社内で業務改善を行なうために作成した資料の1つ

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各ページのテキスト
1.

データ処理の 改善を どのように行なうか 2017/9/4 佐々木 健

2.

内容 ● 現場の業務でありがちなこと ● コンピュータの役割り ● システム改善手法の例 ● システム改善の方法論

3.

現場ではこういうことをしている? 個別業務ツール データを渡す 業務ツールに投入 データ加工 加工済データ

4.

そういうのが沢山乱立してる?

5.

データが分散してしまっている?

6.

業務ノウハウが分散してしまっている?

7.

あるべき姿? 統合業務システム データを渡す データを投入 データ抽出 必要なデータ こういう絵をエイヤで書くのも悪くはないんだけど、、、、

8.

ちょっと立ちどまって 考えてみよう

9.

そもそもコンピュータとは何か? 入力 出力 処理 何らかの入力を元に、処理を行ない、出力するもの

10.

入力の例 データベース 音声 出力 ファイル 処理 ネットワーク通信 手入力 入力デバイス センサー

11.

出力の例 データベース 入力 処理 ファイル ネットワーク通信 画面出力 VRデバイス

12.

考えなきゃいけないこと 入力 出力 処理 何が入力で、何が出力されるのか? どんな目的でどんな処理を行なうのか?

13.

システム改善の考慮ポイント ● ● ● ● 人間の入力(手作業)が必要になるとそこが業務上 のボトルネックになりやすい。 入力するものが揃えば、すぐに処理可能。 入力するもの、出力されるもの、のうち、大事な データは何か? システムの目的は何なのか? システム毎に 棚卸しをするのが改善の第一歩

14.

システムの棚卸しフレームワーク ● ISMSのフレームワークが参考になる。 ● 業務、情報資産、等の洗い出しができる。 ● とはいえ、ISMSを実施することが目的ではないの で、使える部分だけ便利に使う、で構わない。 漏れなく棚卸しをするために 使えるものはなんでも使おう

15.

システム改善の例:人の介在を減らす

16.

システム間の連携手法の例 ● EAI(Enterprise application integration)ツール – データベース間を接続し連携できるようにする EAIツール データベース データベース 異なるデータベース間を柔軟に接続 定期的、変更があった場合に同期

17.

システム間の連携手法の例 ● SOA=サービス指向アーキテクチャ (ServiceOriented Architecture) – システムが連携用のAPIを備えている API API

18.

システム改善の例:ボトルネック解消

19.

システム改善の王道 ● AsIs(現状)を明確化する – ● システムの目的、入力、出力、利用者、課題等を洗い出す ToBe(あるべき姿)を作る – AsIsで上げられた課題の解決策を盛りこむ – 経営側からの要望を盛りこむ – 社会的なトレンドを盛りこむ – ステークホルダを集めて合意を取る ● ToBeを実現するためのToDoを洗い出し、スケジュール化 ● 粛々とToDoをこなしていく

20.

システム改善=業務の改善 ● 今はシステムと業務はわけることはできない ● システムが変われば業務も変わる ● いらなくなる業務もある ● いらなくなる組織もある ● 組織も変えていく勇気が求められる

21.

変われない理由 ● 新しいことを覚えたくない ● 今までこれでうまくやってきたから ● また面倒なことが増える ● 現場のこともわからないくせに ● またお金がかかるのか、無駄遣いじゃないの? ● こんなこと意味があるのか? 回答はあらかじめ用意しておかなければいけない 変化のためには強いリーダーシップが求められる

22.

ひょっとすると ● 現場の意見が正しいのかもしれない ● 自分が間違っているのかもしれない 謙虚に、常に自問自答しつつ、一歩ずつ前に進もう

23.

今のシステム作りのトレンド ● 目的、利用者、オーナーを明確化する ● クラウドを活用 ● システム間はAPIを用いて疎結合(SOA) ● 守るべきデータを明確化、セキュリティに配慮 ● ブラックボックス化させないようにする ● – ドキュメントを整備、運用 – コードを全員で共有 – メンテナンスできなくなったら、不要になったら、捨てる – いつでもテスト、正常性確認できるようにする 現場を巻きこんだアジャイルな開発

24.

おしまい