【論理的な伝え方】ピラミッドストラクチャーで伝えよ

論理的な伝え方 ピラミッドストラクチャー で伝えよ

ピラミッドストラクチャーとは？ ピラミッドストラクチャーの定義 自分の思いを伝える際にまずは結論を述べ、 その後に結論を支える根拠を述べていくコミュニケーションツール 結 論 根 拠 根 拠 根 拠 根 拠 根 拠 根 拠 根 拠 根 拠 根 拠 根 拠 根 拠 根 拠

ピラミッドストラクチャーを使うべき理由 ランチのお店はどこにするか？ 思いつくまま話すと・・・ いや～、どこに食べに行こうか。昨日は魚料理を食べたし・・・。 あ、そういえば近くに新しいイタリアンができたっぽいからそこ行って みる？ でも、カッチリした雰囲気のお店の気分じゃないしな・・・。 うーん、どうしようか。 考えてみると、昨日も確かに和食系を食べたけど魚とご飯だったから、 同じ和食系でも蕎麦とかありかな？ XXX 最近おなか周りが出てきたけど、その店はヘルシーな蕎麦があるらしい んだよね。よし、蕎麦にしよう！ 思いつくまま考えを話すと、聞いているだけでも体力を使ってしまう

ピラミッドストラクチャーを使うべき理由 ランチのお店はどこにするか？ ピラミッドストラクチャーで話すと・・・ 結論 お昼は蕎麦にしよう！ 新しくできた イタリアンは 雰囲気が カッチリしすぎ XXX 昨日も和食 だったけど ご飯とお魚が メイン 蕎麦屋は ヘルシーなものが あるからダイエット 中でも問題なし 根拠 最初に結論、その後に根拠を述べるピラミッドストラクチャーは分かりやすい

ピラミッドストラクチャーの作り方 新発売してからなかなか売れない環境配慮型洗剤の 売上を上げるために値下げすべきか？ STEP 1 「疑問」を設定する 価格を現状の500円から、 400円まで値下げすべきである STEP 2 「答え」を述べる 購入者は製品に 対する価値を しっかりと実感 市場における 非環境配慮型 製品は300円程度 であり、現状価格 は200円割高 顧客は環境配慮 という付加価値に 対して100円まで なら余分に支払う 意欲あり STEP 3 「根拠」を述べる 根 拠 根 拠 根 拠 STEP 4 さらに「根拠」を述べる 根 拠 根 拠 根 拠 根 拠 根 拠 根 拠

ピラミッドストラクチャーの作り方 疑問に対していきなり答えなんか出せないよ・・・ まずは情報を集めなきゃ！ ＞ 仮説思考 情報収集マニア 情報収集を始める前に仮の結論・根拠を 作っておき、それを検証するという発想が重要 仮の結論・根拠を持たずに情報収集しても、 「で、結局何が言いたいんだっけ？」の状態に 仮の結論・根拠を並べ、その後に情報収集する「仮説思考」を心がけよ

ピラミッドストラクチャーとロジックツリーの違い ロジックツリーの定義 物事の原因や解決策をモレなく・ダブりなく分解していくための方法 小項目 中項目 小項目 大項目 小項目 中項目 小項目 ロジック（＝論理）が ツリー（＝木）のように 枝分かれ

ピラミッドストラクチャーとロジックツリーの違い 金銭報酬が不十分だったのか？ 会社自体に 不満があって 離職したのか？ 従業員の離職が 増加したのは なぜか？ 人間関係が良くなかったのか？ 会社の将来性がないと判断したのか？ 業務に対するやりがいがなかったのか？ 自己実現のために他のキャリアにチャレンジしているのか？ 会社に対する 不満以外の要因で 離職したのか？ 自身や家族の健康上の理由から仕事が続けられなくなったのか？ 結婚・妊娠・出産などのライフイベントが発生したのか？ ロジックツリーを使えば、問いを答えられる粒度に落とし込み、検討の見落としも避けられる

ピラミッドストラクチャーとロジックツリーの違い ピラミッドストラクチャー ロジックツリー 両者は目的がまったく異なる 小項目 結 論 中項目 小項目 根 拠 根 拠 根 拠 大項目 小項目 根 根 根 拠 拠 拠 根 根 根 拠 拠 拠 根 根 根 拠 拠 拠 自分の考えを上手く整理して 相手に分かりやすく伝えることが目的 中項目 小項目 物事の原因や解決策をモレなく・ダブりなく分解し、 より効果的・効率的に考えることが目的

まとめ ✓ ピラミッドストラクチャーとは、自分の思いを伝える際にまずは結論を述べ、 その後に結論を支える根拠を述べていく方法 ✓ 思いつきで考えを述べる伝え方は聞き手にとっては大変分かりにくい一方、 最初に結論・その後に根拠を述べていくピラミッドストラクチャーの伝え方は理解が簡単 ✓ ピラミッドストラクチャーの作り方は、まず「疑問」を設定し、それに対する「答え（結論）」、 そして答え（結論）を支える「根拠」を考えていくというステップで進行 ✓ ピラミッドストラクチャーは自分の言いたいことを論理的に相手に分かりやすく「伝える」ことを 目的としている一方、似ている概念であるロジックツリーは物事の原因や解決策をモレなく・ ダブりなく分解し、より効果的・効率的に「考える」ことが目的であり、両者はまったくの別物