BIngoFit: 所有する衣服の活用に向けたビンゴゲーム型衣服提示システム

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March 02, 22

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学位論文

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明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 中村聡史研究室

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各ページのテキスト
1.

BingoFit: 所有する衣服の活用に向けた ビンゴゲーム型衣服提示システム B4 青木由樹乃

2.

背景  ひとはいくつもの衣服を所有  “着用する衣服の選択”は日常的に行われる 今日は何を着よう、、?

3.

衣服の所持枚数 衣服の実態調査(対象:女子大学生579名) [日本衣料管理協会, 2020] 衣服の平均所持枚数: 99.8枚 /人

4.

所有する衣服 実際に250着以上の衣服を所有  お気に入りで頻繁に着るもの  存在を忘れ、タンスの肥やしになるもの

5.

背景:所有する衣服 ファッションに関するアンケート [佐藤ら 2012] (対象:10~60代の男女54名)  「いつも同じ服になりがち」  「持っている服でもっといい組合せが あるのではないか」 着用の偏り 所有する衣服を活かせていない

6.

目的 着用のワンパターン化、タンスの肥やし →所有する衣服を満遍なく着用 所有する衣服の活用を促進させる 着用する衣服や組み合わせのバリエーション増加 コーディネートの幅を広げる

7.

衣服の活用に向けて ① 新しい衣服の組み合わせの発見を促進 →過去の着用経験や自身の知識から成る パターン化されたコーディネートを変える ② 着用回数の偏りの解消 →特定の衣服を頻繁に着用することを防ぐ、 着用頻度の少ない衣服を着用させる ③ スケジュールやTPOに適した衣服選択 →日常的に衣服の着用計画を立てる

8.

衣服の活用に向けて ① 新しい衣服の組み合わせの発見を促進 →過去の着用経験や自身の知識から成る パターン化されたコーディネートを変える コーディネートの楽しさを侵害しない ② 着用回数の偏りの解消 ユーザに自発的に衣服の選択させるデザイン →特定の衣服を頻繁に着用することを防ぐ、 着用頻度の少ない衣服を着用させる ③ スケジュールやTPOに適した衣服選択 →日常的に衣服の着用計画を立てる

9.

提案手法 ビンゴゲーム型衣服提示システム  毎日、着用する衣服を選ぶ際に利用  ビンゴゲームの要素を取り入れた衣服提示

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提案手法イメージ

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提案手法イメージ

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提案手法イメージ

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提案手法イメージ

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提案手法イメージ

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提案手法イメージ リーチ

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提案手法イメージ リーチ

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提案手法イメージ リーチ

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提案手法イメージ

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提案手法の期待  ビンゴカード上での衣服の組み合わせ →新しい衣服の組み合わせの発見  一度着用した衣服のマスは埋まる、 普段着用していない衣服がマスに配置 →着用の偏りの解消  前後の日の衣服を考慮した着用計画 →スケジュールやTPOに適した衣服選択

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BingoFitシステム  事前に衣服の写真を登録  所有する衣服から 無作為に25枚抽出  ランダムな順番で配置  同じ配置で1週間提示  着用した衣服の記録

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BingoFitシステム  選択した画像は黒い枠線  送信すると画像が暗くなり 左上に何日目か提示  リーチは赤枠  ビンゴは青枠

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BingoFitシステム  選択した画像は黒い枠線  送信すると画像が暗くなり 左上に何日目か提示  リーチは赤枠  ビンゴは青枠

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BingoFitシステム  選択した画像は黒い枠線  送信すると画像が暗くなり 左上に何日目か提示  リーチは赤枠  ビンゴは青枠

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BingoFitシステム  選択した画像は黒い枠線  送信すると画像が暗くなり 左上に何日目か提示  リーチは赤枠  ビンゴは青枠

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実験  夏服を40着以上所有する女子大学生8〜9名  2021年9/10〜16、9/20〜9/26の2週間実施  「着用する衣服でビンゴを行う」  1週間毎日BingoFitを見て衣服を決定  実験後、着用したコーディネートや 着用計画についてアンケート調査を実施

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1週目の実験結果 実験協力者H

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1週目の実験結果 実験協力者H

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1週目の実験結果 実験協力者H

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1週目の実験結果 初めて着た組み合わせが 2組あり満足度が高い 今年まだ着ていなかった 服を着た 実験協力者H

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1週目の実験結果 実験協力者D

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1週目の実験結果 最初にビンゴにできそうな列を 決めてその列を攻めた 実験協力者D

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2週目の実験結果  1週目と比べ ビンゴ、リーチの数が 減少

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ビンゴカード上の衣服着用率

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ビンゴカード上の衣服着用率

35.

ビンゴカード上の衣服着用率

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考察:気候の違い  2週目は肌寒くなっていたため夏服を 着用することができなかった  埋められるマスが少なくなり ビンゴカード上から衣服を選ぶ モチベーションが低下 外出の機会や季節を考慮して マス数や提示を柔軟に変更させる必要がある

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アンケート調査の結果  被験者全員に 久しぶりに着た服 or 新しい組み合わせ  実験協力者5名がどのように着用すると ビンゴを作れるか計画をした

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考察:衣服の選択  新しいコーディネートの発見  着ていない服を着るきっかけが生まれる  衣服の着用計画を立てる傾向 衣服の活用を促進させることが示唆

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まとめ 背景:ワンパターン化、タンスの肥やし 目的:所有する衣服を活用する 手法:BingoFitで着用する衣服でビンゴ 実験:9名に2週間BingoFitでコーディネート 結果:新しいコーディネートの発見 考察:衣服の活用に有効であることが示唆