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November 02, 22
スライド概要
pmconf2022で発表した資料です。
https://2022.pmconf.jp/session/eWW2J72M
株式会社エンペイの共同創業者&取締役CTO. http://enpay.co.jp リクルート、QuipperでPdM ← ワークスアプリケーションズでEngineer。いつかはサウナやりたい。
プロダクトを立ち上げる技 術、去る技術 Haruhiko Tano
田野 晴彦(たの はるひこ) 株式会社エンペイ / 取締役CTO ワークスアプリケーションズ→リクルート 2018年に株式会社エンペイを共同創業し、同 社CTOに就任。 集金業務のキャッシュレス化/DX化を実現す るFintech×SaaSプラットフォーム「enpay(エ ンペイ)」を開発しています。 CTO of the year 2021ノミネート
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プロダクトを去り、後任にバトンを渡す
今日の話、こんな人に聞いて欲しい ● バトンを渡して、新しい問題解決へのチャレンジをし ていきたい人 ● PdMがローテーションするような環境を作りたい人 ● まさに今、色々引き継がれているPdMの方々
なぜプロダクトを去らないといけないのか 急成長企業は成長速度を保つために、毎年のように新プロダクトをリリースする。売上、対応セグメン トと、レイヤーを積み重ねる ALL STAR SAAS 神前さんのtweetより引用
なぜプロダクトを去らないといけないのか ● 会社の成長速度を維持するためにプロダクトは増えて いく ● プロダクトは相互に連携し、会社全体の事業戦略を遂 行しなくてはならない →PdMのローテーションが重要
エンペイにおけるライフサイクル 2.プロダクトが 1→2になると 色々なアラインが必要なので俯 瞰 1.とにかく立ち上げる プロダクトA PMFの手応え スケールの準備 三代目へ PdM移譲 二代目へ PdM移譲 プロダクトB 新PdM加入 リリース 3.また新規プロダクトの立ち上げ プロダクトC
去った後どうなったか ● flyleによる全員でプロダクトを作っていくプロセス ● オープンかつ、事業戦略へのアラインが明確な状態に
去った後どうなったか ● Bizと連携した探索活動 ● NPSもやりつつ、能動的なインタビュー...etc →これらが移譲後、二代目&三代目により自律的に 起きている
立ち上げる技術 11
立ち上げる技術 ● 立ち上げることができる人材を自由に動けるようにす ること 😅 →つまり去る技術を獲得すれば、立ち上げる技術も同時 に手に入る
去る技術 13
去る技術 ● どう探すか ● どうオンボーディングするか
前提として去るのは非常に難しい 人的ネットワークや信 頼値 様々な暗黙知 後任の見極めの難し さ 勢い低下を許容するの が難しい
どう探すか 16
探し方でよくある話 こんな人いない? ・PdM経験がある ・不確実な状況でもリードできる ・エンジニアのバックグラウンドがある ・複雑なステークホルダー調整ができる ・スクラムなど一通りのフレームワークに精通している ・全社のビジョン、戦略を高い解像度で理解し、伝えられる …etc いません
探し方でよくある話 色々な記事とか読んでたら、社内でPdM適正のあるエンジニア、 デザイナーとかのジョブチェンが良いらしい 〜さんとかどう? 確かに有効かもしれないが、PdM理解のある人がPdMの周りに いるのも同じくらい大事、、、
自分と似た芸風の人を採用し、育成する 妥協する 妥協しない ● ハードスキル(仕様策定...etc) ● ソフトスキル ● PdM経験(ただし、似た業務経 験は必須) ● コミュニケーションスタイル ● メンタリングしやすい、障害と成 長が予測できる ● 自分と全くタイプの違うPdMは ギャンブル
どうオンボーディングするか 20
“良いPdMの周りでは例外なく、チーム に勢いが生まれ、プロダクトが進捗して いる。”
オンボーディングの技術 ● まず雰囲気を作って、そこに追いついてもらう作戦 ● プロダクトマネジメントは 団体でやる総合格闘技 ● チームでプロダクトマネジメントできている状態作れ ればOK
勢いは作れる PdMの実績は最初は自身ですら正しく認識できない。正しく伝えて周囲の信頼を獲得し、その信頼を 担保により大きな仕事をする。勢いよく回していると、次第に体が慣れてくる レバレッジ 演出 実績 信頼 ※丁寧な引き継ぎ。背景や思考のきめ細かな syncとFB。凡事徹底を当たり前にやった先の話
まとめ 24
まとめ ● PdMは会社全体の成長を加速させるため、自分の役割 を変え続ける必要がある ● プロダクトを去るのは非常に難しい ● 演出は大事。理想の雰囲気を作って、そこに追いつい てもらう
Thank you! 26 26