免疫膠原病 皮膚筋炎病理

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October 14, 24

スライド概要

多発性筋炎と皮膚筋炎の病理像について、筋生検や皮膚生検の具体的な手法と所見を詳述しています。生検においては、MRIでT2で高信号を示す部位の選択が推奨され、凍結標本が情報量が多いことが指摘されています。また、筋炎の病理像ではPerifascicular atrophyや筋での壊死と再生の多発が観察され、皮膚では炎症細胞浸潤を伴う反応や血管障害が見られることを説明しています。

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各ページのテキスト
1.

多発性筋炎と皮膚筋炎の病理像

2.

筋生検・皮膚生検 生検 筋肉 皮膚 MRIでの所見でT2のみで高信号の部位を生検するとよい • 多くは上腕二頭筋、上腕三頭筋、三角筋、大腿四頭筋、前脛骨筋などが選択される • MRIで炎症を示唆する所見: ➢ T1WIで高信号を示さない + T2WIで高信号を示す ➢ STIRで高信号を認める • 凍結標本のほうがホルマリン標本よりも情報量が多く得られる • 皮膚生検では、皮疹のある部位で、最も変化の強い部位や辺縁の活動性病変を選択 する

3.

筋炎の病理像 生検 筋肉 皮膚 Perifascicular atrophyや筋での壊死と再生の多発など Perifascicular atrophy 筋周囲への炎症細胞浸潤 http://www.aid.umin.jp/wp-aid/wp-content/uploads/2024/03/PMDMGL2020.pdf

4.

筋炎の病理像 生検 筋肉 皮膚 Perifascicular atrophyや筋での壊死と再生の多発など 筋での壊死と再生の多発 補体の沈着 http://www.aid.umin.jp/wp-aid/wp-content/uploads/2024/03/PMDMGL2020.pdf

5.

生検 皮膚の病理像 筋肉 皮膚 炎症細胞浸潤を伴う苔癬反応を呈する 乾癬様の表皮肥厚と不全角化 海綿状態、個細胞角化 真皮上層の血管障害による 赤血球の血管外漏出 空砲変性 http://www.aid.umin.jp/wp-aid/wp-content/uploads/2024/03/PMDMGL2020.pdf