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April 18, 25
スライド概要
ユースフル株式会社・AI事業統括 一般社団法人AICX協会・有識者理事 一般社団法人生成AI活用普及協会・協議員 2020年より同社に学生インターンとして参画。 中央大学法学部を卒業後、アマゾンウェブサービスジャパンに営業職として入社。 2023年よりYouseful株式会社に入社し、IT仕事術に関する講座の開発と並行して、 AIコンサルタント・セミナー講師としても活躍中。 「Excel パワーピボット 現場の教科書」 「Google Spreadsheet 現場の教科書」の著者。 クライアントのビジネスパーソンやプロスポーツ選手など、幅広い業界から熱い支持を集める。
N exT ec h We ek | AI Tabl e2 02 5 AIエージェントで、全ての社会人に求められる 「人事力」 - AIとの協働で変わるもの・変わらないもの - © 2025 ユースフル株式会社 All Rights Reserved. ©️ユースフル株式会社 1
About me スピーカー紹介 有識者理事 ×生成AI 協議員 50,000名受講 約 ユースフル(株)|AI事業統括 (一社)AICX協会|有識者理事 神川 陽太 Kamikawa Yota ©️ユースフル株式会社 2
AIエージェント時代の「人事力」 AIエージェントを期待通りに動かすためには、 「適性」と「環境」が必要 Point01 Point02 適性を見極め 適切な仕事を依頼 働きやすい 環境を整える ©️ユースフル株式会社 × = ポテンシャルを 最大限に引き出す 3
問い AIエージェントはどのような進化を遂げるのか その時、人間は何を変えるべきか? ©️ユースフル株式会社
AIエージェントというワードが先行 期待する価値がボヤけている。 ©️ユースフル株式会社 5
AIエージェントの価値 「勝手に」作業を済ませてくれること ❶毎週金曜日、終業10分前になったら「勝手に」週報を書いてくれる ❷有給残り日数を教えてくれるだけでなく、「勝手に」申請までしてくれる など、これまでのAIでは手が届かなかった領域を補完する役割への期待 ©️ユースフル株式会社 6
AIエージェントを使ってできること 情報を集める 反復作業の肩代わり AIが自ら働きかける SharePointやGoogle Driveなど、独自の 「○○が終わったら、××する」 環境を検知しながら柔軟にゴールまでの データが格納された場所と紐づけ、 「毎週金曜日に△△する」 道筋をつくり、タスクを自身で立てなが AIの回答の幅を広げ、有益さを高める。 など、定期的に行われ、かつAIの力が求 らそれに基づいた意思決定やアクション められるタスクをより自律的に遂行して を行う。 くれる。 シンプル ©️ユースフル株式会社 複雑 7
©️ユースフル株式会社 8
Copilot Actions | プロンプトいらずのエージェンティックな世界観 ❶5W1Hを中心に、Copilotの挙動を指定 ©️ユースフル株式会社 9
Copilot Actions | プロンプトいらずのエージェンティックな世界観 ❷ワークフローを自律的に構築し、実行 ©️ユースフル株式会社 10
AIエージェント時代の「人事力」 AIエージェントを期待通りに動かすためには、 「適性」と「環境」が必要 Point01 Point02 適性を見極め 適切な仕事を依頼 働きやすい 環境を整える ©️ユースフル株式会社 × = ポテンシャルを 最大限に引き出す 11
2025年のAI活用スキル 使う→使い合わせる 単体のツール操作ではなく、業務全体にどう組み込むかが問われる時代 業務をタスクへ細分化し、適切なツールと“つなげて活かす”実務力がポイント ©️ユースフル株式会社 12
生成AI活用のこれまでとこれから STEP 1 ©️ユースフル株式会社 STEP 2 STEP 3 AIを使ってみる AIを実務に取り入れる AIを使い合わせる 基本概念の理解 プロンプト学習 ユースケースの設計 業務の棚卸し 業務の”再設計力” 人とAIのバランシング 13
例題 退職者から業務をヒアリングし、 マニュアルを作成するには? ©️ユースフル株式会社
タスク単位まで細かく区切り、Copilotを適材適所で活用する ©️ユースフル株式会社 15
2025年のAI活用スキル テクノロジーに背伸びをさせないこと ExcelのCopilotに議事録を書いてもらうなど、「ツール本来の使い方」 から外れてしまうと、AIは途端に効力を失ってしまう。 ©️ユースフル株式会社 16
タスク単位まで細かく区切り、Copilotを適材適所で活用する ©️ユースフル株式会社 17
Microsoft365における適切なツール設計 ©️ユースフル株式会社 18
AIエージェントを俯瞰的に捉え、業務に応じて最適なツールを選択する ツール 多・柔軟性 低 ツール 多・柔軟性 高 RPA AIエージェント ツール 少・柔軟性 低 ツール 少・柔軟性 高 マクロ・GAS 使 用 ツ ー ル Power Query タスクの柔軟性 ©️ユースフル株式会社 生成AIチャット
AIエージェント時代の「人事力」 AIエージェントを期待通りに動かすためには、 「適性」と「環境」が必要 Point01 Point02 適性を見極め 適切な仕事を依頼 働きやすい 環境を整える ©️ユースフル株式会社 × = ポテンシャルを 最大限に引き出す 20
AIエージェントを最大限活用する 組織の分断を超える 本気で社内AIをフル活用したいなら、まずやるべきは「AI導入」ではなく 「人間の情報共有の仕組みを明らかにすること」 ©️ユースフル株式会社 21
どの企業にも待ち受ける「サイロの呪い」 営業 開発 経理 あの顧客情報?CRMにあるけど、 その仕様書、前のバージョン 共有していいか知らないんで しか出せないです。 うちのExcelは神聖不可侵なので… AIは情報を得て成長するにも関わらず、材料が与えられない ©️ユースフル株式会社 22
人事部の重要性が増す “AI使ってズルしてると思われる” 組織で、AIは育たない 「こっそりAIを使ってやってみた」というフレーズに見られるように、 AIを活用して仕事を進めることに100%ポジティブが印象があるわけではない。 ©️ユースフル株式会社 23
AI活用率向上のために、人事が求められること AI活用が“損”になってはいけない。 使った人が報われる仕組みを、制度でつくる 業務を早く終わらせたとしても 別の仕事が降ってくる AIで効率化しても “評価されない” ©️ユースフル株式会社 AIに任せたら“手を抜いた” と思われる “使ってみる”時間が 評価されない 24
人事制度にAIのトピックを組み込む事例 ❶ 成果連動で「AI使った方が評価される」世界観 ❷ “成果物公開文化”を制度で守る 人事 制度にお いて「成果 を正当 に評価 する」ため の設計 成果 物の共有 を単なる “善意 ”や“ボラ ンティア ”に委ねず、 「AIを活用 すること 自体 が不利 にな らない 」どころか、 明確に制度設計の中で価値ある行動として認識し、評価・報酬 「成果に資するAI活用は、積極的に評価されるべき行動」とし の仕組みに組み込むことで「守られる文化」として定着させるこ て明文化・制度化すること がポイ ントです 。 とを 目的 とし ます。 ❸ 「AIで代替可能な作業」が棚卸しされている ❹ AI活用 “デイリー仕掛け” 制度 業務 内容が属人 化して いたり 、可視 化されて いなか ったり する 日々 の業務 にAIを自然 に組み込むた めの“ちょっとしたトリガー ため 、“AI化すべき作業”と“人間が担うべき価値創出業務” (仕掛け)”を継続 的に提供 する制度 です 。 の線引きができていない企業 が大半 です 。 毎日 ある いは毎週 、社内 ポー タル ・Slack ・社内 SNSなど を通じ 棚卸しは、組織 設計・ス キル開発 ・人員 最適化 の出発 点にな り て、軽量・即実行可能なタスクを提示 し、社員 が少しずつAIに ます 。 慣れていく状態を日常的に支援しま す。 ©️ユースフル株式会社 25
ダウンロードは↓から! ©️ユースフル株式会社 26
業務分解の方法 - AIエージェントに任せるべき業務の洗い出し 01 02 大きな業務を小さなタスクへ まだまだAIエージェントは発展途上。 できる限り、進む線路をなだらかに設定 してあげることが重要。 細かく分割することが、適切なモデルを 選択しやすくなるメリットも! 03 データの一貫性 ツール数と柔軟性 「すべてをAIエージェントが解決する」 は誤解。タスクの特徴を見極め、最適な 解決法を探り、AIエージェントでなけれ ば!という業務でチャレンジしてみよ う。 AIが自律的に動くために、できるだけ 「迷う場面」を減らしてあげることも成 功へのコツ。 AしたらBするといったルールを一貫して 定めるためにも、データの形態や場所、 命名規則はできるだけ整理してあげよ う。 ©️ユースフル株式会社 27