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December 19, 22
スライド概要
2022年12月18日に行われたイベント「【年末だよ】Unity お・と・なのLT大会 2022」で発表したLTの資料です。
2022年にあったUnityの広告まわりのアップデートをまとめました。
Senior Developer Support Engineer at Unity Technologies 日本Androidの会 Unity部 部長
Unityの広告まわりの 最新プロダクト 2022 まとめ Unity部 部長 かまた 【年末だよ】Unity お・と・なのLT大会2022
話す人 鎌田 泰行 ● ● Unity部 部長 普段はUnity Adsやクラウドサービスの テクニカルサポートやってます
Unity Ads
Unity Ads ● ● スマートフォンアプリ向け広告のアドネットワーク 使う人 ○ パブリッシャー ■ アプリ内に広告枠をつくってプレーヤーに 広告を見せることで報酬を得る ○ 広告主 ■ 新規ユーザーを獲得するために お金を出して広告を出稿する
事の経緯
重要なアップデートが多すぎる ● ● ● ● 機能の追加・廃止 プラットフォーム側の変更 メディエーションツールの存在 などなど
情報の賞味期限がはやい ● このあいだローンチされたものが いつの間にかDeprecatedになってる
2021年10月 Unity Mediation オープンベータ開始 2022年10月 Unity Mediation GAローンチ 2022年11月 UnityとironSourceが合併 2022年8月 UNIBOOK14 頒布 (Unity Mediationについて執筆した) Unity Mediationは開発中止 →Unity LevelPlayへ統合
「今はこれ選んで」 「今はこれ使って」 を紹介します
Disclaimer ● この情報も来年には「古い情報」になってるかもしれません
パブリッシャー編 メディエーションツール
Unity LevelPlay ● Unity公式のメディエーションツール ○ ironSource製 ○ メディエーションってなに? ■ 複数のアドネットワークSDKをまとめるための ラッパーみたいなもの ○ 「Unity Mediation」「ironSource LevelPlay」 → LevelPlayに一本化
Unity LevelPlay ● バイバイ 「Unity Mediation」 ○ Advertisement with Mediation ○ com.unity.services.mediation ● こんにちは 「Unity LevelPlay」 ○ Ads Mediation ○ com.unity.services.levelplay
Unity LevelPlay ● つよつよ ○ 全世界、Bidding(入札形式)に対応した26の広告ネッ トワークに接続できる ● ちょいよわ ○ Unity Editorとの完全統合は来年(2023中)の予定
パブリッシャー編 Unity Ads SDK
Unity Ads ● Unity公式の広告ネットワーク ● 最新版のSDKバージョンは 4.4.1 (2022/12/18時点) ○ 最新バージョンを使うのを超オススメ ■ 4.0.0でAPIが大幅リファクタリング ■ 4.0.1以上でないとGooglePlayにアップロード不可
Unity Ads ● バージョンの更新は Project Settingsの Services>Adsから
パブリッシャー編 広告のコントロール
Ad Control ● 表示する広告をコントロールできる ○ Ad Review ○ Advertiser Blocking ○ Category Filters ○ Age Settings ○ Unblocking Insights
Ad Review ● 過去に表示された広告 を個別にブロック可能
Advertiser Blocking ● ストアIDや広告主のドメイン単位でブロック可能
Category Filters ● ストアのカテゴリ単位でフィルタリング
Age Settings ● アプリの年齢設定によってフィルタリング
Unblocking Insights ● ブロックした広告がど のくらい収益にインパ クトがあるのかを推計
パブリッシャー編 SKAdnetwork IDの提供
SKAdnetwork ID ● ● ● iOSで広告効果測定に必要なもの Info.plistに含める必要がある (収益インパクト有) ダッシュボードで差分が取れる
パブリッシャー編 app-ads.txtの提供
app-ads.txt ● ● ● 広告の認定販売者であることを示すもの (正しく設定されていないと収益インパクト有) Developer websiteのルート直下に置く必要がある (例: https://example.com/app-ads.txt) ダッシュボードで差分が取れる
パブリッシャー編 各種プライバシー対応
各種プライバシー対応 ● ● 基本的にやる必要はなし Unity側で自動的にconsent popup(同意のためのポップアップ) が表示される ○ US→CCPA ○ Europe→GDPR ○ China→PIPL
アドバタイザー編 ユーザー獲得
Audience Pinpointer ● ● 広告の単価を固定ではなく機械学習によってユーザーごとに変更 インストール後のユーザーイベントを通知することで、 広告の費用対効果を測定
以上、目まぐるしく変化した 広告まわりの最新プロダクト 2022まとめ でした
アドテク業界は知らないところ で進化しています わからないところは聞いてね
Thank you!