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January 26, 19
スライド概要
Backlog World 2019 での講演資料です。
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長沢 智治 #backlogworld #room2
自己紹介 長沢 智治 @tnagasawa|evangelism.jp 社歴 職歴 Atlassian ← Microsoft ← Borland ← IBM ← Rational ← INTEC Evangelist Consultant Uhuru gumi NOTA Evangelist Producer Evangelism Lead Countir Nulab Implem Corporate Advisor Rider? Corporate Advisor Engineer
業界貢献的な
オフィス|新宿
本日お話し プロジェクトマネジメントをふりかえる プロジェクトマネジメントの虚構と現実 シンプルなプロジェクトマネジメント
本日お話し プロジェクトマネジメントをふりかえる プロジェクトマネジメントの虚構と現実 シンプルなプロジェクトマネジメント
20th 通りすがりのエバンジェリストが見てきた 20年
20th 平成仮面ライダー 20作品記念
20th PMI Japan Capter 20周年記念
沿革と記憶 Bugzilla ClearQuest/Mantis Jira TF Back 1996 2000 20 アジャイル宣言 統一変更管理 (UCM) CMMI サブスク 統一プロセス (RUP) PMI 日本支部 バグ管理ツール上陸 PMBOK 初版 リアリズム 既成概念の 破壊 勧善懲悪 の崩壊
沿革と記憶 Bugzilla ClearQuest/Mantis Jira TF Back 1996 2000 20 アジャイル宣言 統一変更管理 (UCM) CMMI サブスク 統一プロセス (RUP) PMI 日本支部 バグ管理ツール上陸 PMBOK 初版 リアリズム 既成概念の 破壊 勧善懲悪 の崩壊
沿革と記憶 arQuest/Mantis Jira TFS Redmine Backlog 2000 2005 20 アジャイル宣言 統一変更管理 (UCM) CMMI 統一プロセス (RUP) AWS iPhone Android SaaS リーマンショック サブスクリプション 日本支部 上陸 リアリズム 既成概念の 破壊 勧善懲悪 の崩壊 バグとの闘い 時間と世界 Azu
沿革と記憶 Redmine 2010 AWS iPhone Android SaaS リーマンショック ション 2015 Azure Software is eating the world DevOps バグとの闘い 時間と世界 小さな世界と マーケティング 自然と科学と共存
沿革と記憶 010 2015 2019 ure Software is eating the world DevOps 小さな世界と マーケティング PMBOK 第6版 自然と科学と共存 バグとの闘い
沿革と記憶 Backlog 1996 2005 2000 2010 2015 DevOps PMI 日本支部 デバイス アジャイル宣言 クラウド 所有から利用へ SaaS フィーチャーフォン スマートフォン オンプレミス環境 クラウド環境 2019
フィーチャーフォン邂逅 1996 2005 2000 2010 2015 DevOps PMI 日本支部 デバイス アジャイル宣言 クラウド 所有から利用へ SaaS フィーチャーフォン スマートフォン 2019
フィーチャーフォン邂逅 1996 2005 2000 2010 2015 DevOps PMI 日本支部 デバイス アジャイル宣言 クラウド 所有から利用へ SaaS フィーチャーフォン スマートフォン 膨大な要求 より膨大な要求変更 ソフトウェア設計の改善 要求の構造化 変更への対応 変更依頼管理 2019
変更のファイヤーウォール 要求の変更から守る|後工程バグのトラッキング 変更依頼 バグ BTS/ITS 要求 コード
フィーチャーフォン邂逅 スマートフォン邂逅 1996 2005 2000 2010 2015 2019 DevOps PMI 日本支部 デバイス アジャイル宣言 クラウド 所有から利用へ SaaS フィーチャーフォン スマートフォン 要求のバックログ化 コミュニケーション促進
変更とアクティビティ管理 変更を受け入れコントロール|コミュニケーション 変更依頼 BTS/ITS バックログ バグ 横槍 圧力 コード
フィーチャーフォン邂逅 沿革と記憶 1996 2005 2000 2010 2015 DevOps PMI 日本支部 デバイス アジャイル宣言 クラウド 所有から利用へ SaaS フィーチャーフォン スマートフォン オンプレミス環境 クラウド環境 2019
本日お話し プロジェクトマネジメントをふりかえる プロジェクトマネジメントの虚構と現実 シンプルなプロジェクトマネジメント
現実を見ていない プロジェクトマネジメントは絵空ごと
現実|ふりかえりのおさらい ビジネス IT 1990 IT 便利 2010 2000 IT 有効 2020 IT 不可欠 既存のビジネスモデル IT コア 新しいビジネスモデル ビジネス 意思決定 システム特性 品質 IT部門が主導 守るプロダクト (SoR) コード品質 client/server テクノロジー 経営陣が主導 システム品質 web マーケットが主導 攻めるプロダクト (SoE) ビジネス品質 cloud & devices データ品質 IoT & AI
現実|プロジェクト特性を考える 高 無秩序 要件定義の難易度 合意の難しさ IT 便利 やや 複雑 複雑 IT 有効 やや 複雑 単純 IT 不可欠 低 低 不確実性 経験があるか?安定しているか? 出典: Stacy Matrix, 『アジャイルソフトウェアエンジニアリング』日経BP社 高 IT コア
現実|プロジェクト特性にあった計画 預言書 Defined Process Model IT 便利 単純 / やや複雑 これから起きることが全てわかる! 経験したことがあり安定 • 大きなことを書くのが得意 • IT 有効 未来日記 Empirical Process Model IT 不可欠 複雑 これから起きることを書く! 経験したことがなく試行 • 検査と適応していくしかない • 大きなことを書くと大変 • IT コア
預言書の特徴 正解主義 自前主義 予定調和 成功するには失敗しないこと • 失敗しそうならやらない(前例主義) • 在るものを作る、よくする • 勝利の法則をなぞる • 費用対効果で判断する
未来日記の特徴 脱正解主義 脱自前主義 脱予定調和 多種多様な成功(共創/協創) • 続けられれば成功する • 小さな失敗は成功のタネ • 勝利の法則を描きながら進む • 機会損失で判断する
特徴 預言書によるマネジメント 未来日記によるマネジメント ゴールが明確 ゴールが変動 技術に精通 技術をキャッチアップ 方法論が確立 人材が豊富 🔥 方法論が通用しない 人材を育成
預言書によるマネジメント S 費用 Cost C Q 範囲 Scope 品質 Quality D 期日 Delivery
預言書による計画 S 範囲 = 要件 C 費用 = 人月 費用 = 人月 (工数) D 期日 = 納期
預言書による調整 S 範囲 = 要件 C 費用 = 人月 費用 = 人月 (工数) 調整方法② 人数を増やす D 期日 = 納期 調整方法① 期日をのばす
預言書による調整 S 範囲 = 要件 。 だ ん な じ 同 と い 呪 、 は の う 夢ってい 、 は の も た し 費用 = 人月 折 途中で挫 C 。 い し ら ま ま ずっと呪われた 費用 = 人月 (工数) 調整方法② 期日をのばす D 期日 = 納期 木場勇治, 2003 調整方法① 期日をのばす
未来日記によるマネジメント 費用 Cost C D Q 品質 Quality S 範囲 Scope 期日 Delivery
未来日記による計画 S 範囲 = バックログ #1 C #2 #3 費用 = チーム #4 #5 費用 = 固定チームの数 D 期日 = 反復の期間 #1 #2 #3 #4 #5
未来日記による調整 S 範囲 = バックログ #1 C #2 #3 費用 = チーム #4 #5 スコープを絞って調整 費用 = 固定チームの数 D 期日 = 反復の期間 #1 #2 #3 #4 #5
未来日記による調整 S 範囲 = バックログ だ 』 断 決 『 は 割 8 の 事 仕 の 男 #1 #2 #3 #4 #5 スコープを絞って調整 だ の も な い た み け ま 費用 = チーム お 、 は と あ C 費用 = 固定チームの数 D 期日 = 反復の期間 #1 #2 0 1 0 2 , 郎 太 翔 左 鳴海荘吉 / #3 #4 #5
未来日記による予測可能性 反復 イテレーション スプリント #1 #2 #3 #4 ベロシティ 予測値 7 7 ポイント 6 5 6 5 6 6 6 5 4 3 2 6 1 チームでのみ意味のある 相対的な見積もりをする ことが多い #1 #2 #3 #4 6 実績値
預言書 S と 未来日記 範囲 費用 Scope Cost の違い C D Q 品質 Quality Q 品質 Quality 費用 Cost C D 預言書 期日 Delivery S 範囲 Scope 未来日記 期日 Delivery
本日お話し プロジェクトマネジメントをふりかえる プロジェクトマネジメントの虚構と現実 シンプルなプロジェクトマネジメント
現実|ふりかえりのおさらい ビジネス IT 1990 IT 便利 2010 2000 IT 有効 2020 IT 不可欠 既存のビジネスモデル IT コア 新しいビジネスモデル ビジネス 意思決定 システム特性 品質 IT部門が主導 守るプロダクト (SoR) コード品質 client/server テクノロジー 経営陣が主導 システム品質 web マーケットが主導 攻めるプロダクト (SoE) ビジネス品質 cloud & devices データ品質 IoT & AI
現実|ビジネスやソフトウェアのサイクル 映画 数年単位のサイクル 莫大な予算と準備期間 公開・配給 (1リリース) 制作と上映の分離 ドラマ 3ヶ月単位のサイクル 最小の予算と準備期間 1週間単位の見直し 制作と放映がシームレス
統制 vs 自律 統制型マネジメント 自律型マネジメント 企画 編成 調達 企画 編成 調達 設計 品質 育成 設計 品質 育成 交渉 フォロー 調整 交渉 フォロー 調整 計画 進捗 計測 計画 進捗 計測 マネージャー マネージャー 実行 マネジメント メンバー (チーム) 品質 育成 計画 進捗 計測 実行 現場チーム プロジェクト管理 設計 現場チーム プログラム管理 プロダクト管理
適応力のある現場とは 統制型マネジメント 自律型マネジメント Iʼm done Iʼm done Weʼre done Weʼre done Iʼm done Iʼm working 完了タスクの積み上げ マネジメント メンバー (チーム) Weʼre done チームでマネージ・報告
適応力のある現場とは 統制型マネジメント 自律型マネジメント は の る い て っ 思 と だ 織 組 い 強 一番 だ 』 織 組 的 物 『生 が 方 く 動 て し 断 判 て っ 持 を 任 責 自ら Iʼm done Iʼm done Weʼre done Iʼm done だ 敏 機 に 的 圧倒 だ と こ す 出 き 引 を れ そ は と 育 教 Iʼm working 完了タスクの積み上げ マネジメント メンバー (チーム) Weʼre done くらい 2 1 0 2 , 督 監 岡田武史 チームでマネージ・報告 Weʼre done
キーワード 権限の委譲 認可 セルフサービス化 自己完結|非同期コミュニケーション|全体最適化
キーワード 、 は の い い て 人が人を助け 権限の委譲 くところ認可 で ま 届 接 直 が 手 の 自分 。 て っ か い な なんじゃ セルフサービス化 火野映司, 2011 自己完結|非同期コミュニケーション|全体最適化
シンプルなマネジメントの秘訣 対話 ツール 信頼できる環境 探求と協調 シンプルを 維持する心臓 可能性を最大化 する原動力
ツールのコツ|単一情報源 複数の情報源 単一の情報源
ツールのコツ|単一情報源 単一の情報源 = 情報の Hub
ツールのコツ|単一情報源 ワークフローを形成|”個数”でマネージ 未対応 処理中 処理済み 完了
ツールのコツ|粒度調整と翻訳 成果物の粒度や難易度を超えたコラボレーション 要求 要求 コード コード
ツールのコツ|時間を作る 追跡、ふりかえり、学習 要求 コード 成果
ツールのコツ|時間を作る 追跡、ふりかえり、学習 、 ば れ い て え 覚 人が だ ん る す 在 存 その時間は 、 が 間 人 る い て え 覚 を 日 の こ 今日 、 ば れ い に 先 の そ や 日 後 明 明日 時は消えない 桜井侑斗, 2007 要求 コード 成果
シンプルなマネジメントの秘訣 対話 信頼できる環境 探求と協調 可能性を最大化 する原動力 ツール 単一情報源=時間|信頼できる情報
シンプルなプロジェクトマネジメント 生物的組織は進化ではなく変化を求める 変化は自らが起こす 人が変わりたいと思うのは環境による
シンプルなプロジェクトマネジメント い な さ 汚 も 手 の 生物的組織は進化ではなく変化を求める 分 自 、 ず け つ 傷 何も 、 な ど け だ 方 き 生 変化は自らが起こす 優しい 。 な だ ん い な た 立 も に 役 の 何 人が変わりたいと思うのは環境による 16 鷹山仁, 20
本日お話しできなかったこと それぞれの詳細な解説 スクラムやカンバンの詳細 シンプルな管理の進め方 その他のモロモロの解説w
参考情報リソース 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER www.movie-taisen.com Backlogブログ|アジャイル☆ライダー記事 evangelism.jp/agilerider スクーの長沢担当放送 schoo.jp/teacher/1709 ご支援は、お気軽にご相談ください (有償) evangelism.jp
続きは懇親会で! 長沢 智治 @tnagasawa|evangelism.jp