20241218_MeshToolkitBasic_MeshTriggerAnchorTether

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December 18, 24

スライド概要

【大阪-オンライン開催】XRミーティング 2024/12/18【AR/CR/MR/SR/VR】(https://osaka-driven-dev.connpass.com/event/337920/)登壇資料。
Microsoft Meshで空間を構築する際にAvatarの行動によってオブジェクトと作用させる際に使えるAvatar Trigger,Avatar Anchor,Avatar Tetherについての紹介。
おまけで今月あったQONOQ MiRZAのアップデートの話も。

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ICT業界でソフトウェアエンジニア/アプリケーションアーキテクトを担当。 社内ではXR関連技術に関する啓もう活動や技術支援に従事。 業務の傍ら、XR(特にMixed Reality領域)についての開発技術の調査、開発などを行っています。 また、「大阪駆動開発」コミュニティ所属しており、日々の調査で得た知見はコミュニティを通して情報発信を行っています。

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

Mesh Toolkit Avatar制御を簡単にする機能 & おまけの色々情報 2024/12 XR ミーティング @takabrz1 Takahiro Miyaura

2.

宮浦 恭弘 (Miyaura Takahiro) Microsoft MVP for Mixed Reality 2018-2025 XRは趣味です 大阪駆動開発(とHolomagicians)コミュニティに生息 HoloLens日本販売してからxR系技術に取組む 新しい技術や、MRに使えそうな技術を調べる 技術Tips : https://qiita.com/miyaura https://zenn.dev/miyaura 最近興味があって取り組んでいるもの ○ Microsoft Mesh ○ Snapdragon Spaces ○ Mixed Reality Toolkit v3.0.0 ○ Vision Proもそろそろ・・・ @takabrz1 ※よかったらこれを機にお知り合いになってください

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XRMTGで時々話すMeshで遊ぶシリーズ 今日はAvatarに作用する何かを作る時に使える機能 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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こういう感じで 東京タワーにのぼれるFlying モノリス他 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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ということで今日の Microsoft Meshの話は。。。 Avatar Trigger Avatar Anchor Avatar Tether 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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1 Microsoft Meshについて 2 Avatar制御に使える機能について 目次 3 実装 4 OMAKE: MiRZAで・・・

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Microsoft Meshについて 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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Microsoft Mesh 3D没入空間でミーティングやイベントを実施できるサービス https://adoption.microsoft.com/en-us/microsoft-mesh/ Mesh in Teams, built into your Teams meeting experience, elevates engagement with readymade 3D immersive spaces crafted to suit your everyday meeting needs, whether it’s a team social gathering, brainstorming session, or a round-table discussion. Microsoft Mesh allows you to host larger events in custom immersive spaces that are tailored to your specific business needs, like all-hands meetings, onboarding, training, or simulations. Use a no-code editor to easily customize the event or the Mesh toolkit to leverage the power of Unity for fully customizable immersive experiences. 引用:https://adoption.microsoft.com/en-us/microsoft-mesh/ 機械翻訳・・・ Mesh in Teamsは、Teamsのミーティングエクスペリエンスに組み込まれており、チームの親睦会、ブレーンストーミングセッショ ン、円卓会議など、日常的なミーティングのニーズに合わせて作られた既製の3D没入型スペースで、エンゲージメントを高めま す。 Microsoft Meshを使用すると、全員ミーティング、新入社員研修、トレーニング、シミュレーションなど、特定のビジネスニーズ に合わせたカスタム没入型スペースで大規模なイベントを開催できます。コード不要のエディタを使用してイベントを簡単にカスタ マイズするか、Meshツールキットを使用してUnityのパワーを活用し、完全にカスタマイズ可能な没入型体験を実現できます。 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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Microsoft Mesh 大きくは3つの構成 https://adoption.microsoft.com/en-us/microsoft-mesh/ Avatars for Teams Immersive Spaces in Teams Custom Immersive experiences ○ Mesh内で活用 ○ Teamsで利用可な3D空間 ○ 複数のAvatarを作成可 ○ プリセットの空間を利用 ✓ カスタマイズ不可 ○ Unityで自由な空間作成 ✓ Mesh Toolkitで開発 ○ Teams内ではWebカメラの 代替としても利用可 ○ Teams会議から利用可 ✓ Meta Quest ✓ PC Custom Immersive experience 利用× 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura ○ 既存環境をカスタイズ ✓ 既製の空間に装飾 ○ Meshポータル ✓ イベント/ミーティング作成 ✓ カスタム環境の管理 ○ Mesh Appを利用 ✓ Meta Quest ✓ PC

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Microsoft Mesh 今日の話するのはCustom Immersive experiencesでオリジナルの空間を作る時の話 Custom Immersive experiences https://adoption.microsoft.com/en-us/microsoft-mesh/ 既存環境のカスタマイズ(=テンプレート) 新しく環境をつくる ○ プリセット or カスタム環境を利用 ○ 空間内にオブジェクト配置 & テンプレート化 ○ Unityで自由な空間作成 ✓ Mesh Toolkitで開発 ○ 現在の提供オブジェクト ✓ テキスト ✓ 動画 ✓ 画像 ✓ 画面共有 ○ Mesh Appを利用 ✓ Meta Quest ✓ PC ○ 既存環境をカスタイズ ✓ 既製の空間に装飾 今日もこっちの話 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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Avatar制御に使える機能について 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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Microsoft Mesh Avatar制御に使える機能について 空間内でAvatarに対して作用する仕掛けを作る時に利用 https://learn.microsoft.com/ja-jp/mesh/develop/enhance-your-environment/avatar-and-object-interactions/triggers-anchors-and-tethers?wt.mc_id=WDIT-MVP-5003104 Avatar Trigger ○ AvatarとのCollisionを検知 Avatar Anchor ○ 特定オブジェクトをAvatar用のアンカーにする Aavatar Tether ○ Avatarを拘束する 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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Avatar制御 実装 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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Avatar Trigger Avatarとオブジェクトの衝突を判定できる Avatarだけ衝突したときのみ処理する実装を簡素化 実装手順 Triggerモードにする 1. Collider付のオブジェクトを用意する 1. IsTriggerにチェック 2. Avatar Triggerコンポーネントを追加 ※ Visual Scriptingで AvatarTrigger.GetLocalAvatarinTriggerプ ロパティを監視する ✓ true:Avatarが衝突 ✓ False:Avatarは衝突していない 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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Avatar Trigger Avatarとオブジェクトの衝突を判定できる Visual Scriptingの実装(判定部分) 今回は衝突したときに処理を実施 Avatar Triggerを設定したオブジェクトに対して 以下の条件で以降の処理を実施 Avatarが衝突した(false⇒true) Avatarが抜けた(true⇒false) モノリスに乗るとエレベータが動くのはこの仕組みで実現 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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Avatar Anchor Avatarを強制移動するオブジェクトを作ることが可能 乗り物など移動体にAvatarを乗せて移動する表現に使う 実装手順 Triggerモードにする 1. Collider付のオブジェクトを用意する 1. IsTriggerにチェック 2. Avatar Avatarコンポーネントを追加 3. このオブジェクトを文字通り自走させる ※ モノリスエレベータや壁が迫ってきて穴に落ちるトラップのよう なものはこのコンポーネントは不要 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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Avatar Tether Avatarに対してオブジェクトを拘束する 1人だけ利用できるオブジェクトを作る際に利用 1 3 5 何かのアクション(タップ)で Avatar tetherを有効にする Avatar Tetherを セットしたオブジェクト 拘束中は他のAvatarは Tetherできない 誰もtetherを 有効にしていなければ利用可能 2 4 2024/12/18 拘束の解除 主動/自動が可能 © 2024 Takahiro Miyaura Avatar Tetherで設定された Positionに強制移動 & 拘束

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Avatar Tether Avatarに対してオブジェクトを拘束する Tether時の挙動、Tether解除について設定 Inspectorパネルの設定 ○ Tether Transform ✓ Tether時のオブジェクトのTransform ○ Avatar Tether Point ✓ Avatarが拘束される体の部位 ○ Allow Rotation ✓ Tether時にAvatarが回転できるか ○ Allow Teleport ✓ Tether時にTeleportを許可するか ○ Automatic Untethering Tether自動解除の設定 ○ Untether Via Attempted Movement Tether地点から少しでも動けば解除する(PC用) ○ Track HMD Movement Tether地点から移動したら解除する(HMD用) 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura ○ Enforce HMD Tether Tether地点を強制するか

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Avatar Tether Avatarに対してオブジェクトを拘束する Visual Scriptingの実装 Avatar Tetherを有効にする オブジェクトの選択状態に応じて 以下の条件で以降の処理を実施 オブジェクトを選択した(false⇒true) オブジェクトの選択を解除した(true⇒false) 今回はAvatar Tetherの設定でAvatarがオブジェクトから抜け出すと自動的にTether解除する設定 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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今月のMeshは以上! 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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OMAKE:MiRZAで・・・ 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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MiRZA 体験会 in 熊本のどこかの居酒屋 地元のメンバーを会うとなったらやはりこれ 居酒屋でも体験しやすい ✓ 眼鏡形状は体験させる/する方も手軽 ✓ デバイス体験で盛り上がってました。 評価は高かったです。 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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そのMiRZA XR Kaigi 2024でも出展してました。ブースは盛況。中の人とも色々話できた。 12/10に色々リリースがあったので共有 MiRZAライブラリの公開 MiRZAデバイスに関するAPIライブラリ。 眼鏡のツル部分にタッチ操作できるインタフェース等の制御も可能 https://w//.devices.nttqonoq.com/developer/doc/mirza-library/overview MiRZAファームのアップデート ○ 無線ディスプレイ機能(体験版)の追加 (いわゆるMiracastデバイスとして使える) https://www.devices.nttqonoq.com/support/xrd-t01/manual/000000226626.html ○ MiRZAのマイク機能強化(モードで指向性を変更できる) ○ 母艦との接続安定性の向上! ○ その他修正 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

24.

1 Microsoft Meshについて 2 Avatar制御に使える機能について 目次 3 実装 4 OMAKE: MiRZAで・・・

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大阪駆動開発 関西を中心に、IT系のおもしろそうなことを 楽しんでやるコミュニティ

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(参考)Custom Immersive Spaceをゼロから作る Unityプロジェクトの作成とMesh Toolkitの導入 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

27.

Microsoft Mesh Custom Immersive Spaceをゼロから作る – プロジェクト作成 Unityプロジェクト作成 Universal 3Dで作る ○ Unity 2022.3.34f1 サポート外バージョンはデプロイ できないことがあるので注意 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura

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Microsoft Mesh Custom Immersive Spaceをゼロから作る – Mesh Toolkitの導入 Mesh Toolkitのレジストリ登録 Project Settingsから ○ Package Managerの項目で以 下を入力 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura ✓ Name: Mesh Toolkit ✓ URL: https://registry.npmjs.org ✓ Scopes(s): com.microsoft

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Microsoft Mesh Custom Immersive Spaceをゼロから作る – Mesh Toolkitの導入 Mesh Toolkitのインポート Package Managerから ○ Packagesを[My Registories]に変更 ○ Microsoft Mesh Toolkitを インポート 2024/12/18 © 2024 Takahiro Miyaura