病院から生活圏へ|令和8年度 医療機関外リハビリ上限見直しの全貌

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June 25, 26

スライド概要

令和8年度診療報酬改定で、医療機関外の疾患別リハビリの上限単位数が見直されました。1日3単位の枠は維持しつつ、一連の入院で合計3単位(特例6単位)を上乗せ算定できる新ルールと、安全配慮の要件を図解で解説します。

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令和8年度改定|医療機関外リハビリの上限単位数見直しを徹底解説
https://www.daitoku0110.news/p/outside-facility-rehab-unit-revision

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病院事務長。急性期から回復期まで多岐にわたる医療機関で勤務。 医事、介護事務、経理、財務、税務、監査、総務、設備、情報システム、地域連携、法人業務まで、幅広い部門で自ら実務を経験し全体を統括。福祉業界の知見やイベント開催経験に加え、課題解決のためにAIエージェントを作成し、法人を支援した実績も多数有する。 【公開資料】主に以下の2テーマでスライド・動画を提供。 1. 令和8年度診療報酬改定(算定要件・疑義解釈など)や施設基準、医療DXの解説 2. AIエージェント(miiboなど)の構築・活用

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1.

病院から生活圏へ:令和8年度 医療機関外リハビリ上限見直しの全貌 質の高い生活機能回復に向けた「上乗せ単位」の算定ルールと運用ガイド

2.

結論:「1日3単位」の壁を越え、一連の入院につき 最大3単位(特例6単位)の上乗せが可能に 変わらない原則 1日の上限は従来通り 「3単位」まで。 今回の改定 一連の入院期間を通じて、 合計「3単位」の上乗せ 算定が解禁。 必須となる要件 常時の付き添いと、緊急 時の連絡・搬送体制の確保 が算定の絶対条件。

3.

改定の背景:真の生活機能回復には 「実際の生活場面」での訓練が不可欠 閉鎖環境での訓練 (医療機関内) 基礎的な機能回復には有効だが、 実際の生活環境とはギャップが存在。 移行の壁 実践的な生活環境 (医療機関外) 退院後の生活を見据えた実践的リハビリ。 より集中的な取組が必要。 質の高い生活機能の回復を後押しするため、従来の「上限」という制約を緩和。

4.

新しい単位算定モデル:毎日の基本枠とは別に 「予備プール」が付与される 毎日の基本枠 従来からの原則。1日3単位までは 疾患別リハビリとして算定可能。 入院期間の予備プール 一連の入院において、必要な日にだけ 引き出して使える合計3単位の上乗せ枠。 1日3単位を超えて集中的な屋外訓練が必要な場面で、 この「予備プール」からブロックを消費して算定する仕組みです。

5.

制度比較マトリクス:現行制度と令和8年度改定の算定上限の違い 項目 現行(改定前) 令和8年度改定(改定後) 1日あたりの上限 3単位まで 3単位まで(維持) 上乗せ上限 (一般患者) 算定不可 一連の入院で合計3単位まで追加可能 上乗せ上限 (厚生労働大臣が 定める患者※) 算定不可 一連の入院で合計6単位まで追加可能 ※厚生労働大臣が定める患者:特掲診療料の施設基準等別表第九の三に掲げる患者(より手厚いリハビリが必要な状態と位置づけられる患者)

6.

特例対象者:より手厚いリハビリを要する患者には「合計6単位」を付与 ■ 対象者の定義: 特掲診療料の施設基準等「別表第九の三」 に掲げられた患者。 ■ 特例の理由: 状態像から見て、より手厚く、 集中的なリハビリテーションを必要と するため、一般患者の2倍(6単位)の 予備プールが認められます。これにより、 長時間の屋外歩行訓練や複雑な生活動作 訓練に対する柔軟な計画立案が可能に なります。 特例用予備プール:合計6単位

7.

時間計算の厳格なルール:往復の移動時間は算定対象外 往路の移動時間 医療機関外でのリハビリ実施時間 復路の移動時間 × 算定対象外 ○ 算定対象(疾患別リハビリ) × 算定対象外 単位数を計算する際、訓練場所との往復に要した時間は含まれません。 あくまで「実際にリハビリを行った時間」のみを厳格に集計してください。

8.

安全管理チェックリスト:柔軟な算定を支える「2つの必須体制」 人的サポート体制 (常時の付き添い) 医療機関外でリハビリを実施する際は、 訓練場所での活動中はもとより、往復の 移動中も含めて「常時従事者が付き添う こと」が絶対条件です。 緊急時のバックアップ体制 (連絡・搬送) 万が一の事態に備え、速やかに所属する 医療機関へ連絡を取り、安全に搬送で きる体制を事前に構築・確保しておく必 要があります。

9.

制度改定の全体像:安全を土台とし、質の高い生活機能回復へ 患者のQOL向上と社会復帰 質の高い生活機能の回復 実践的なリハビリの実現 実際の生活環境に近い場面(屋外・店舗等)での集中的な訓練 柔軟な単位数の運用 一連の入院で+3単位(特例6単位)の活用 / 1日3単位の壁の突破 徹底した安全管理 常時の付き添い / 緊急連絡・搬送体制の確保(算定の前提条件) 医療機関外リハビリの柔軟な活用は、安全への配慮という確固たる土台の上で初めて成立します。 新制度を正しく運用し、患者の円滑な日常生活への復帰を実現しましょう。