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July 10, 26
スライド概要
令和8年度診療報酬改定で新設された、がんゲノムプロファイリング検査のエキスパートパネル省略要件を図解。ア・イ・ウの3条件、投与可能な薬が治験を含めても無い場合の扱い、評価提供料(44,000点)の算定範囲までをフローチャートで整理します。
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がんゲノム検査のエキスパートパネル省略要件を新設|令和8年度改定の算定要件を解説
https://www.daitoku0110.news/p/cgp-expert-panel-requirement-revision
病院事務長。急性期から回復期まで多岐にわたる医療機関で勤務。 医事、介護事務、経理、財務、税務、監査、総務、設備、情報システム、地域連携、法人業務まで、幅広い部門で自ら実務を経験し全体を統括。福祉業界の知見やイベント開催経験に加え、課題解決のためにAIエージェントを作成し、法人を支援した実績も多数有する。 【公開資料】主に以下の2テーマでスライド・動画を提供。 1. 令和8年度診療報酬改定(算定要件・疑義解釈など)や施設基準、医療DXの解説 2. AIエージェント(miiboなど)の構築・活用
がんゲノム検査「エキスパートパネル省略」の全貌 令和8年度診療報酬改定・算定要件の完全ビジュアル解説
The Clinical Fast Track すべての症例にエキスパートパネルを求める体制の限界 CGP検査結果 エキスパートパネル 従来のがんゲノムプロファイリング検査(CGP検査)は、全症例で多職種によるエキスパートパネルでの検討が必須でした。専門家の多大な時間と体制を要し、効率的な医療提供の大きなハードルとなっていました。
The Clinical Fast Track 令和8年度改定がもたらす「バイパストラック」の解禁 CGP検査結果 A エキスパートパネル B パネル省略 質の高い医療と効率化の両立へ。省略可能な症例に関する知見の集積を背景に、一定の要件を満たす症例でパネル検討の「省略」が新たに認められました。
検査区分の細分化と評価提供料の適用範囲 従来 令和8年度改定 区分1:固形腫瘍 カテゴリ 単一項目 区分2:造血器腫瘍又は類縁疾患 算定点数 44,000点 = いずれも44,000点 パネル要件 一律必須 区分1のみ、条件付きで省略可 区分2
パネル省略と算定を分かつ「3つの絶対条件」 エキスパートパネルを省略し、がんゲノムプロファイリング評価提供料を算定するためには、以下のア・イ・ウの3要件を「すべて」満たす必要があります。 AND 要件ア 要件イ 要件ウ 評価提供料の算定
要件ア:対象疾患の限定 パネル省略の第一関門。 対象となるCGP検査は 「区分1:固形腫瘍」に限られます。 造血器腫瘍などを対象とした 検査は省略の対象外です。 区分1:固形腫瘍 次へ進む 区分2:造血器腫瘍又は類縁疾患 エキスパートパネル必須
要件イ:C-CAT調査による二次的所見の除外 C-CATデータベース 二次的所見 エキスパートパネル必須 遺伝カウンセリング等の専門的検討 C-CAT調査において、遺伝性疾患などに関わる「二次的所見を疑う病的変異」が検出されないこと。本来の目的とは別に偶然見つかるリスクを弾き、専門的検討が必要なケースを確実に拾い上げます。 検出なし 次の要件へ
要件ウ:投与可能な医薬品の有無に関する分岐 最後の要件は、投与可能な薬の有無に関する2つのルート(①または②)のいずれかを満たすことです。 ① 投与可能な薬が存在 承認目的に従う、または関連学会の指針に従う場合 バイパストラック (パネル省略)へ 要件ウ ② 投与可能な薬が存在しない C-CAT調査で、臨床試験や治験を含めても存在しない場合
治験を含めても「薬がない」症例を省略できる理由 従来(過去の非効率) 結論は変わらない (時間とリソースの空費) 薬剤・治験なし FY2026改定(効率化) C-CAT データベースでの確実な否定 options (incl. trials) 直ちにパネル省略 今回の改定の核心。投与できる薬が全くない症例を一律にパネル検討しても結論は変わりません。これらを省略対象に含めたことで、算定範囲と現場の効率が飛躍的に拡大しました。
The Clinical Fast Track 令和8年度版:エキスパートパネル省略判定マスターフローチャート 複雑な算定要件を、現場ですぐに使える意思決定アルゴリズムへ変換。 CGP検査実施 固形腫瘍か? No Yes C-CATで二次的所見なし? No (Found) Yes (Clear) エキスパートパネル必須 薬の有無 投与可能な薬が存在(指針等に合致) 投与可能な薬が存在しない(治験含め) エキスパートパネル省略 & 評価提供料(44,000点)算定可能
専門家リソースの再分配によるがんゲノム医療の高度化 高度ながんゲノム医療 業務効率化 リソース最適化 質の維持 令和8年度 診療報酬改定 効率化によって生み出された専門家の時間とリソースを、真に複雑な症例の検討に注力させること。今回の見直しは、質の高いがんゲノム医療を維持し、次なるステップへ進めるための重要な一歩です。