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June 06, 26
スライド概要
令和8年度診療報酬改定で見直されるK616-4経皮的シャント拡張術・血栓除去術を図解。初回が区分イ12,000点・区分ロ9,840点の2区分に。判定フローや摘要欄への医学的根拠の記載要件、実務対応まで透析医療の現場向けに解説します。
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経皮的シャント拡張術・血栓除去術の適正化|令和8年度改定で初回点数が2区分に
https://www.daitoku0110.news/p/shunt-dilation-procedure-revision
病院事務長。急性期から回復期まで多岐にわたる医療機関で勤務。 医事、介護事務、経理、財務、税務、監査、総務、設備、情報システム、地域連携、法人業務まで、幅広い部門で自ら実務を経験し全体を統括。福祉業界の知見やイベント開催経験に加え、課題解決のためにAIエージェントを作成し、法人を支援した実績も多数有する。 【公開資料】主に以下の2テーマでスライド・動画を提供。 1. 令和8年度診療報酬改定(算定要件・疑義解釈など)や施設基準、医療DXの解説 2. AIエージェント(miiboなど)の構築・活用
令和8年度 診療報酬改定 実務ガイド K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術の適正化と算定要件 初回治療の2区分化と、現場で求められる「医学的根拠」の完全理解
Editorial Clinical Blueprint K616-4改定の核心:初回算定が一律評価から「2区分」へ 現行:病態を問わず一律 12,000点 区分イ:12,000点(据え置き) 対象:シャント閉塞または高度狭窄 要件:摘要欄への医学的根拠の記載必須 区分ロ:9,840点(-2,160点の引き下げ) 対象:イ以外の軽症な病態 令和8年度改定により、治療効果に応じた「メリハリのある評価体系」へ移行します。 高い区分を算定するためには、画像所見等の客観的根拠の提示が新たに不可欠となります。
Editorial Clinical Blueprint 改定の背景:現行制度が抱える「評価と治療効果のズレ」 治療効果 軽症 重症 現行の一律評価(12,000点) 実際の治療効果 軽症例への過剰評価の誘発リスク ・シャント閉塞や高度狭窄では劇的な治療効果を発揮。 ・一方、軽度の狭窄では相対的に効果が小さい。 ・病態の重症度を問わない現行の一律評価が、メリハリのある適正な評価(2区分化)へ見直されます。
Before/After 比較マトリクス:令和8年度の変更点 現行(改定前) 令和8年度(改定後):区分イ 令和8年度(改定後):区分ロ 点数 1 初回 12,000点 12,000点(据え置き) 9,840点(▼2,160点) 対象となる病態 一律 透析シャント閉塞、または血流量400ml以下 / RI 0.6以上 区分イに該当しないその他の病態 レセプト摘要欄 特段の規定なし 画像所見等の医学的根拠の記載が必須 (イほどの厳格な要件なし) 点数の二極化 レセプト記載要件の厳格化
算定区分 判定フローチャート:初回治療時のディジョン・ツリー 初回治療(3月に1回)の実施 透析シャント閉塞があるか? [No] [Yes] 区分イ(12,000点) 超音波検査で以下のいずれかを満たすか?【血流量400ml以下】または【RI 0.6以上】 [No] [Yes] 区分ロ(9,840点) いずれのルートを辿っても、初回治療の算定は「3月に1回」の制限が継続されます
区分イ算定時の必須アクション:医学的根拠の明記 患者ID 氏名 診療科 摘要欄 超音波検査所見:血流量350ml/min、RI 0.65 病態の裏付け(閉塞、血流量≦400ml、RI≧0.6)の確認 超音波検査等の画像所見の取得 摘要欄への具体的な数値・所見の記載 算定要件を満たしていても、摘要欄への医学的根拠の記載がなければ区分イは認められません。実施前のエコー所見の確実な記録と、医事課への情報共有フローの構築が急務です。
The New Ecosystem:K616-4 算定ルールの全体構造図 K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 1 初回治療(3月に1回) 区分イ:12,000点(閉塞・重症エコー所見あり+摘要欄記載) 区分ロ:9,840点(それ以外) 2 1の実施後3月以内の再実施(1回限度) 12,000点(実質現行どおり。閉塞・重症エコー所見を満たす病態に限る+摘要欄記載) 3月以内の再実施(2)は、対象病態・記載要件ともに実質現行のまま据え置き。 改定の焦点は、あくまで「初回(1)の軽症例」に対する適正化(区分ロの創設)にあります。
スムーズな移行に向けた3つのアクション 超音波検査のルーチン化 区分イの判定基準(血流量400ml以下 / RI 0.6以上)を証明するため、術前のエコー検査と所見のカルテ記載を徹底する。 摘要欄テンプレートの作成 レセプト請求時の記載漏れによる返戻を防ぐため、電子カルテ・レセコンに摘要欄用の定型文(テンプレート)を実装する。 収益シミュレーション 軽症例(区分ロ)は1件あたり2,160点の減算となるため、自院の対象患者割合を把握し、収益への影響を事前評価する。 令和8年度改定は、治療効果の客観的証明が求められる時代への転換点です。 現場と医事課のシームレスな連携が、適正な診療報酬算定の鍵となります。