東京ガス × ダイキン工業 交流会

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November 26, 25

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ダイキン工業 アジャイル内製センターの外部登壇資料を掲載しています

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

東京ガス × ダイキン工業 交流会 アジャイル内製化チームにおける開発事例紹介 データ活用推進G アジャイル内製化チーム 谷尾虎之介 2024/08/07 ダイキン工業株式会社 1/20

2.

チーム&プロダクト紹介 ダイキン工業株式会社 2/20

3.

しゃべっている人 ダイキン工業株式会社 3/20

4.

3つの独立したチーム ダイキン工業株式会社 4/20

5.

EneFoucus α 空調機の制御による省エネ提案&運用 ダイキン工業株式会社 5/20

6.

業務用エアコン遠隔監視サービス エアネット 空調データを活用したコンサル事業 ダイキン工業株式会社 6/20

7.

社外活動:登壇履歴 品質に関するカンファレンス JaSST'23 Kansai JaSST'24 Tokyo 開発体制に関するカンファレンス 開発生産性Conference スクラムフェス大阪 2023 Regional Scrum Gathering Tokyo 2024 ...etc. ダイキン工業株式会社 7/20

8.

内製化体制の確立まで ダイキン工業株式会社 8/20

9.

アジャイル内製化チームの歴史 2019年 内製化チームを結成 (当時4人) 潰れる寸前の事業部テーマの早急な課題解決 2021年 アジャイルによる開発体制のスタート 人員を増やしながら素早い開発のサイクルが回り始める 2024年 3つの独立したチームに分割 (総勢12人) プロダクトの意思決定は各チーム内で完結 ダイキン工業株式会社 9/20

10.

「ドメイン駆動設計」という思想 ソフトウェアエンジニアの仕事 ドメインエキスパートのメンタルモデルをプログラムに反映すること ドメインエキスパート:事業部や顧客などドメインに深く精通した人 メンタルモデル:事業部や顧客が持つ認識や考え方、価値観 異なる概念に対してドメインエキスパートと同じ言葉を使う 空調機:「室外機」と「系統」 医療関係:「医薬品」と「薬品」 ダイキン工業株式会社 10/20

11.

「アウトプット」ではなく「アウトカム」 機能を作ることよりも価値を作ることの重視 使われないリッチさより使われるシンプルさ 顧客や事業部からの「要求」ではなく「課題」に応える リリースしてからが本番 想定していた課題が解消されているのかを検証 フィードバックに基づいた継続的な改善 ダイキン工業株式会社 11/20

12.

開発の流れ ダイキン工業株式会社 12/20

13.

1. 課題の特定 解決したい課題の抽出 事業部側の課題・要望をヒアリング 全体像の整理 POが課題を整理し、全体の優先度・方向性を決定 プロダクトゴールの策定 プロダクトにおけるチームの長期的な目標を策定 ダイキン工業株式会社 13/20

14.

2. 開発Readyに向けて 実現方法の議論 「達成したい価値」を元に、何をどうやって実装する/しないかを決定 スプリントにおける開発計画を作成 スプリント(2週間の開発期間)で解消する課題の決定 スプリントゴールの策定 次の開発期間中に実現したい「唯一の価値」を決定 ダイキン工業株式会社 14/20

15.

3. 開発に着手 ゴールの達成に注力 ゴールの達成と無関係なタスクは基本的にやらない 常にゴールに対する進捗を非同期的に共有 開発環境 常に通話中にした状態でコミュニケーションの円滑化 コードレビューを含め、ほぼ全ての作業を複数人で実施 ダイキン工業株式会社 15/20

16.

4. 開発の完了 事業部と一緒にプロダクトの方向性を議論 (予算が許す限り)対面で実施 現在のプロダクトの状況を確認 今後の計画や達成すべきビジネス価値の議論 ダイキン工業株式会社 16/20

17.

生産性への取り組み ダイキン工業株式会社 17/20

18.

プロダクトの価値から品質を考える 「障害を防ぐ」から「障害に耐える」へのシフト バグが多いプロダクト≠低品質なプロダクト → ポケ⚫︎ン赤緑, P⚫︎yPay どんなにテストを繰り返しても障害・不具合は発生する → 現段階での明らかなことをテストで抑えているだけ リスクのある障害をいかにすぐに抑えるかが重要 カオスエンジニアリングの実施 → 実際のシステムに意図的・擬似的に障害を発生 → 想定していた手順で復旧が可能か検査 ダイキン工業株式会社 18/20

19.

教育への投資 「開発速度」と「学習」のトレードオフ 今の「開発速度」を最速にしたい → 経験の浅いメンバーを切り捨てれば可能 常に「開発速度」を維持したい → 価値を提供しながらも「学習」に投資し続ける よくある誤解 「品質」を蔑ろにしても「開発速度」は上がらない ダイキン工業株式会社 19/20

20.

アジャイル内製化チームの学習投資 固定化した毎週の学習投資 ダイキン工業株式会社 20/20