EGG '23 | 簡単に漫画あ作れる?!AIツールとクリエイターの未来

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December 02, 23

スライド概要

『EEKANJI NO GAME GAKKAI '23』にて、京都府商工労働観光部 ものづくり振興課 中尾 麻悠子さまにご講演いただいた際のスライド資料になります。

【講座者コメント】
いま、生成AIが急成長する中で、クリエイターにとってどんな使い方ができるのか、
どんなビジネスが広がっていくのか…今回は生成AIを活用した実用サービス「ComicAI」を御紹介。生成AI活用のこれからを一緒に研究しましょう!

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✨関西発✨次世代ゲームクリエイターのための講演&展示イベント『EGG』公式アカウントです!ゲーム業界を盛り上げたい仲間が集い、繋がり、学び合える場を提供します。「関西のゲーム業界アツいやん!」と感じてもらえることを目指し、少しでもクリエイターの力になれるよう活動しています! 過去に開催したイベントでのご講演者さまのスライド資料をこちらにアップしていっています✨

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関連スライド

各ページのテキスト
2.

今日おぼえておくとお得な1ポイント用語 人間の創作意図

4.

AI(人工知能)とは? 計算という概念とコンピュータという道具を用いて『知能』を研究する計算機科学の一分野 言語の理解や推論、問題解決などの知的行動を人間に代わってコンピューターに行わせる技術 計算機(コンピュータ)による知的な情報処理システムの設計や実現に関する研究分野 出典‐Wikipedia

5.

結局のところ情報処理 入力 処理 出力

6.

「入力」方法 言語 画像 音声

7.

AIが得意な「処理」 予測・分析 認識・生成 制御

8.

製造業 物流・インフラ 小売り・EC IT・セキュリティ 金融・保険 医療・ヘルスケア バックオフィス 広告・マーケティング 教育

9.

2000 年 2016 年頃 2022 ~ 2023 3G 4G 5G 機械学習の 技術向上 深層学習AIの 出現 生成AIの 飛躍的進化

11.

Q 生成AIのサービスは、いま 何製品ぐらいあるでしょう?

12.

A 300製品ぐらいらしい。

13.

アニメ アニメーションにおける線画の自動着彩の研究開発が進む … 今後:原画と原画を繋ぐ動画の自動生成 ゲーム スタート画面UIにおけるプログラミングの自動化、NPCのアクション … 今後:オンラインゲームのバランス調整・品質管理 映 画 興行収入の市場試算・検証、脚本を読み解いてロケ候補地の選定など … 今後:シリーズ物の作品のアイディア出しなど 音 放 楽 レコメンド機能、音声合成、音源分離(AI美空ひばりなど) … 今後:音楽制作の一般化、n次利用前提の音楽制作 送 AI文字起こし(自動テロップ)、重要シーンの自動切り抜き動画 … 今後:成長するAI Vtuberやアナウンサーの登場

14.

企画・プロット 脚本・シナリオ キャラクターデザイン ネーム(コマ割り) 下書き 作画(ペン入れ) 仕上げ

15.

企画・プロット 脚本・シナリオ キャラクターデザイン 技術(AI)で できる部分がある ネーム(コマ割り) 下書き 作画(ペン入れ) 仕上げ 判断が必要

16.

技術(AI)で できる部分がある 絵が描けなくても 漫画がつくれる! 出典:COMICAI https://comicai.ai/ja/

17.

企画・プロット 脚本・シナリオ キャラクターデザイン 技術(AI)で できる部分がある ネーム(コマ割り) 下書き 作画(ペン入れ) 仕上げ 判断が必要

18.

(法律上) 人間の創作意図 クリエイティビティ 判断が必要

20.

楽しみたい から実用へ 稼ぎたいへ 遊び から

21.

AI活用の課題点 権利処理 責任の所在 過程なき結果 学習なのか。模範なのか。 誰が正しいと判断するのか。 生産性向上の一方、 人材育成の停滞。

22.

法的整備の状況

23.

AIと著作権の基本的な考え方 段階を切り分けて検討することが必要。 AI開発・ 学習段階 生成・ 利用段階 生成物が 著作物となるか

24.

日本国内のいろんな人の意見 ・クリエイターや著作権者等との意見交換を尊重すべき。 ・現時点においては、生成 AI の推進に対して諸手を挙げて賛成できるものではない。クリエイターの懸念が 払拭できるよう、公正な利活用と適切な権利保護の両輪があってこそ、文化の振興と発展に寄与し得る。 ・まずは慎重に実態を理解し、現状認識のレベル合わせが必要。横のつながりがあると良い。 ・どこまでが許諾なく利用できるのか、できないのかをなるべく具体的に示していただきたい。 ・クリエイターが安心できる手法や法的知見などを明らかにしてほしい。 ・生成 AI により、新たな創作活動を行えるようになったクリエイターもいれば、新たにクリエイターになる ことができた者もいる。文化の振興のためにも、生成 AI の規制ばかりを検討すべきでない。 ・AI と生成 AI を混同しないような議論が必要。生成 AI による著作権侵害リスクという論点は、必ずしも AI 批判ではないことに留意いただきたい。 出典:文化庁‐文化審議会著作権分科会法制度小委員会(第3回)

26.

簡単に漫画が作れる?! =労働集約産業の人材不足の課題解決に有効 “生産性向上”に活用できる

27.

企画・プロット 脚本・シナリオ キャラクターデザイン ネーム(コマ割り) 下書き 作画(ペン入れ) 仕上げ

28.

(おさらい) 今日おぼえておくとお得な1ポイント用語 人間の創作意図

29.

参考 生成AIについてより慎重に、正確かつ詳細に知りたい方向け資料 <文化庁> ・令和5年度著作権セミナー「AIと著作権」 https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/93903601.html ・文化審議会著作権分科会法制度小委員会 https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/hoseido/index.html >最新:令和5年度第4回(2023年11月20日) <一般社団法人デジタルコンテンツ協会> ・デジタルコンテンツ白書2023‐特集:生成AIコンテンツ生成ツールの出現‐ https://www.dcaj.or.jp/project/dcwp/ >2023年9月1日発行 定価22,000円

30.

ご清聴ありがとうございました。