第26期日本学術会議若手アカデミー活動報告

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September 11, 26

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第26期日本学術会議若手アカデミー(2023.12-2026.9)の体制と活動について

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1.

第26期 若⼿アカデミー活動報告 (2026.9.11)

2.

第26期若⼿アカデミー ⽇本学術会議若⼿アカデミー(Young Academy of Japan)は、⼈⽂・社 会科学と⾃然科学にまたがる多様な分野にわたる45歳未満の研究者で構成 26期の体制と活動(2023.12-2026.9) 1. 分野横断的かつ公的な若⼿研究者の組 織としてのシンクタンク活動・発信 2. ⽇本学術会議の活動や発信への若⼿研 究者視点の反映 3. 具体的な諸問題に取り組む7つの分科 会活動 全体委員数 46名 (連携会員(特任) 2名)

3.

運営分科会メンバー 幹事団 代表 副代表 ⼩野 悠 幹事 標葉 隆⾺ 幹事 南澤 孝太 ⾨⽥ 有希 分科会 委員⻑ 学術の未来を担う ⼈材育成分科会 ⼩川 剛伸 国際分科会 加納 圭 ワーク・ライフ・ バランス分科会 藤岡 沙都⼦ 川⼝ 慎介 未来を拓く学術 イノベーション分科会 武⽥ 秀太郎 若⼿主導の異分野融合研究 の推進に関する分科会 地域社会とアカデミアの 連携に関する分科会 ⽊村 草太 情報発信分科会 ⼤⻄ 楠テア

4.

7つの分科会 分科会名 審議事項 学術の未来を担う⼈材育成分科会 • • 学術の次世代を担う若⼿⼈材の育成 次々世代を担う中学⽣・⾼校⽣・⼤学⽣の教育における課題とその解決策 ワーク・ライフ・バランス分科会 • • ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた現状把握と対策 ⼥性研究者への過負荷の現状把握と対策 若⼿主導の異分野融合研究の推進に関 する分科会 • • 科学分野間の融合に関する調査・議論 新たな学術的成果の表現⽅法に関する調査・議論 国際分科会 • • • • • ⽇本の学術が地球社会において果たすべき役割と国内での活動指針 若⼿アカデミーの国際的活動の推進および連絡調整 各研究分野の国際化をめぐる課題 科学技術外交、技術移転に関する課題 グローバルレベルでの公平な知識やアクセスに関する課題 未来を拓く学術イノベーション分科会 • • • 産官学連携を通じたイノベーション創出の在り⽅ イノベーション・エコシステムの創出 イノベーションを通じた地域創⽣ 地域社会とアカデミアの連携に関する 分科会 • • • • 地域社会での科学者の役割の可視化と評価 地域活性化に資する公共・⺠間・学術の連携 これまでの科学者と地域の連携の検証と今後の連携の展望 地域での発展的な研究活動、領域横断的研究 情報発信分科会 • • 若⼿アカデミーのホームページ 若⼿アカデミーの情報発信

5.

第26期若⼿アカデミー ビジョン・ミッション 20年後の科学・学術と社会を⾒据えた リモデリング戦略の実⾏ 未来の科学・学術を担う若⼿研究者の⽴場から、⾏政・産業 界・市⺠社会、そして国内外の研究者コミュニティとのさら なる対話・連携を進め、世界や⽇本が直⾯する諸問題、また、 若⼿研究者をとりまく諸問題に関する解決策を提⽰し、実⾏ していく。

6.

26期若⼿アカデミー 活動⽅針 ⾒解「2040年の科学・学術と社会を⾒ 据えていま取り組むべき10の課題」に 基づき、 ① 具体的な実現にむけて各種ステーク イノベーション創出を阻む構造的問題 ホルダーと議論を進める ② Webメディアやシンポジウムを含め た多様なコミュニケーション⼿段を 活⽤して社会への発信を進める イノベーション創出のためにいま取り組むべき10の課題

7.

活動報告 持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議2024

8.

活動報告 持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議2024 ⼦連れ・託児可のインクルーシブデザイン ○⼦ども同伴で会議に参加 ○会議室を託児所に ○海外ゲストとともに⼦連れでも参加できる懇親会

9.

活動報告 esse-sense連載 「2040 年 の科学・学術と社会を⾒据え て 取り組むべき 10 の課題」 発出した⾒解「2040 年の科学・学術と社会 を⾒据えて いま取り組むべき 10 の課題」に ついて、若⼿アカデミー構成員による連続イ ンタビューを外部メディアで連載した。

10.

活動報告 主催: 若手アカデミー 研究基盤協議会 シンポジウム︓知の創造を⽀える⼈財とは何か︖ 〜AI for Scienceと研究基盤に焦点を当てて〜 司会 開催日:2026年1月28日(水) 会場 :筑波大学/Zoom 近年、我が国の学術を支える多 様な研究人材(人財)の確保が 困難となる中、AIや先端研究 施設などの分野で専門人材の需 要が急増している。本シンポジ ウムでは、こうした人財に求め られる資質や育成のあり方につ いて、アカデミア(若手アカデ ミー)・実務(研究基盤協議 会)・政策(文部科学省「次の 一手」チーム)の立場から議論 を行い、次世代の研究人材育成 に向けた具体的な提言を行った。 開会挨拶・活動紹介 山田 知沙 活動紹介 小野 悠 服部 明日希 現地参加:60名 オンライン参加:198名 ファシリテーター 活動紹介・総括・ 閉会挨拶 小川 剛伸 江端 新吾 パネルディスカッション 杉本 舞 川口 慎介 松本 尊道 安東 真理子 服部 明日希 竝木 茂朗

11.

活動報告 ⽂科省職員との継続的な対話 個別テーマの意⾒交換 ・開催⽇︓2024年10⽉4⽇、10⽉18⽇、 11⽉15⽇、12⽉23⽇(⽉) ・会 場︓オンライン 科学技術政策ワークショップ ・開催⽇︓2025年3⽉14⽇(⾦)16:00-18:00 ・会 場︓⽇本学術会議 科学技術政策現場と研究現場の相互理解を深めるこ とを⽬的に実施。短期的には政策への具体的なイン プットを、中⻑期的には政策担当者と研究者の連携 強化を⽬指す。

12.

活動報告 第7期科学技術・イノベーション基本計画について内閣府と意 ⾒交換 ・開催⽇︓2025年9⽉17⽇(⽔) ・会場︓新潟⼤学ときめいと(オンラ イン併⽤) 内閣府科学技術・イノベーション推進 事務局参事官を招き、第7期基本計画 の論点について意⾒交換。知の多様性 維持(公共性・安全保障の観点)、マ ネジメントを「管理」でなく「推進」 と捉えるマインド改⾰などについてコ メント。

13.

活動報告 那須塩原市との連携による未来実装学による セクターを超えた共創プラットフォームの実証モデル 那須地域における課題解決・地⽅⼈材と企業の活性化等を「セクターを超えた共創プラットフォー ムの整備(10の課題)」の実モデルとして実証的に実施するリビング・ラボとして那須塩原市と若 ⼿アカデミーで連携した取り組みを推進。 那須塩原市⻑・副市⻑訪問 ・開催⽇︓2024年12⽉16⽇(⽕) 市役所職員とのキックオフミーティング ・開催⽇︓2025年3⽉4⽇(⽕)

14.

活動報告 Global Young Academy 総会・国際会議「Confluence of Visionaries: Empowering Science for Global Change」参加 ・開催⽇︓2025年6⽉10⽇(⽕)〜13⽇(⾦) ・会場︓インド共和国ハイデラバード市 ・参加者︓60カ国以上から若⼿研究者が結集 ・参加︓⽥川義之・松本⼤亮・松⼭亮太・安⽥仁奈 組織運営の更新と会員の活動共有、国 際会議ではイノベーションからESG、 Industry 5.0、健康・栄養まで幅広い 科学と社会の接点を議論 アジア太平洋地域の各国若⼿アカデミー とNetwork of Asia-Pacific Young Academies (NAYA) 共同設⽴

15.

活動報告 第24回アジア学術会議(SCA)パキスタン会合参加 ・開催⽇︓2025年11⽉16⽇〜18⽇ ・会場︓パキスタン・イスラマバード ・参加者︓20カ国・地域から約150名 ・参加︓標葉隆⾺・松⼭亮太 「⾷料安全保障、持続可能性、⽣物多様性」 をテーマに議論を⾏った。 次回はカンボジア⼯科⼤学の主催により、 2026年11⽉にカンボジア及びオンラインで開 催される予定。

16.

活動報告 インターアカデミーパートナーシップ(IAP)総会2025参加 ・開催⽇︓2025年12⽉8⽇〜11⽇ ・会場︓エジプト・カイロ ・参加者︓約130カ国から約160名 ・参加︓加納圭※・坂元晴⾹ ※後述の若⼿海外派遣応援プログラムによる派遣 若⼿アカデミーとしてIAPに加⼊してはじめての出 席となった。UK若⼿アカデミー等、同様に若⼿ア カデミーとしてはじめての出席となった他国若⼿ アカデミーとの交流も深めることができた。IAP内 において若⼿アカデミーへの期待について述べら れる場⾯が多々あり、若⼿アカデミーとして貢献 していける余地が多くあることを確認した。

17.

活動報告 「⽇本の科学・研究」に関するアンケート結果の公開とNHK 番組での発信 2025年2⽉にNHKと⽇本若⼿アカデミーが共同実施(回答︓約6,000名) 報告書(速報版)のHP公開 https://news.web.nhk/newsweb/na/nak10014936251000 https://www.web.nhk/tv/an/gendai/pl/seriestep-R7Y6NGLJ6G/ep/9919KW223K

18.

活動報告 「⽇本の科学・研究」に関するア ンケート結果を活⽤した社会発信 (NHKと共同実施) • 2025年2⽉に約6,000名を対象に実施したアン ケート結果をもとに、ニュース(9⽉30⽇放送) を通じて社会に発信。 • 「研究⼒の低下」の背景にある予算や時間の問題、 現場のリアルな声を紹介。 • 「お⾦の問題だけでなく、研究時間が確保できな い研究者が多いことに驚いた」といった反響が SNS上で多数。 • 今後も科学館や図書館などで展⽰の巡回を予定。

19.

活動報告 NHKシチズンラボでのアンケート結果と研究紹介の企画展⽰ 2025年12⽉︓豊⽥市中央図書館(愛知県豊⽥市) 2026年1⽉︓NHKアーカイブス(埼⽟県川⼝市) アンケート調査の結果を踏まえ、研究者の苦労だけ でなく研究の魅⼒も紹介。 研究者の実際の姿を知ってもらい、研究を⾝近に感 じてもらうことをコンセプトとしている。

20.

活動報告 サイエンスカフェ「せんせいといっしょに⾃由研究~カガクから 覗く(のぞく)家族と宇宙」の開催 ・会場︓⽇本学術会議庁舎 ・参加⼈数︓77名(1⽇⽬29名、2⽇⽬48名) ◆8⽉7⽇(⽔)13︓30 〜 14︓30 いろんな⽣き物のいろんな⼦育て・家族と法律〜訴状を書いてみよう〜 講師 ⽊村 草太(東京都⽴⼤学法学政治学研究科教授) ⽯川 ⿇乃(東京⼤学⼤学院新領域創成科学研究科准教授) ◆8⽉8⽇(⽊)13︓30 〜 14︓30 宇宙を探索してみよう・宇宙法の話〜宇宙環境の保護と法律〜 講師 癸⽣川 陽⼦(東京⼯業⼤学理学院地球惑星科学系准教授) ⼤⻄ 楠テア(東京⼤学法学政治学研究科准教授)

21.

活動報告 異分野融合研究の推進に関するワークショップ 開催日 2025年10月18日(土) ‒ 19日(日) 会場 長野県北佐久郡軽井沢町長倉 参加者 石川 櫻田 田井 寺田 堀 藤岡 安田 山内(以上異分野融合分科会メンバー8名) 文科省関連の若手5名 1日目は1対1の形式で異分野融合研究を推進する ためのアイディアや課題について意見交換を実 施した. 共同研究相手とのマッチングや異分野融 合のスキームの問題, またキャリア形成も含めた 教育の問題など様々な意見があった. 2日目は1日目の意見を踏まえて議論を行った. 行 政と研究者をつなぐハイブリッド人材の必要性, 今後の学会のあり方から異分野融合研究の評価 などについて活発な議論が行われた.

22.

活動報告 若⼿アカデミーワーク・ライフ・バランス分科会 ○⽇本経済学会パネルディスカッション ・開催⽇︓2025年9⽉13⽇(⼟) ・場所︓弘前⼤学 『有名な先⽣だって、⾊々あるのかもしれません』『先輩研究者や他⼤学の ⼈も同じ苦悩を経験していることが多いので、⼒になってもらうことも』 ○経団連イノベーション委員会企画部会 ・開催⽇︓2026年1⽉29⽇(⽊) ・場所︓経団連会館 企業の保有する都⼼部の会議場で学術集会を開催することで、学界の利便性 と産業界の情報収集を両⽴し、産学連携を推進できる可能性に⾔及した。 ○⽇本⽣態学会キャリア⽀援フォーラム ・開催⽇︓2026年2⽉6⽇(⾦) ・場所︓オンライン 学術界にはワークライフバランスを取りにくい慣習が残っていること、それでも各個⼈は⼯夫に よって好きな研究をしながら暮らしていることが共有された。

23.

活動報告 公開シンポジウム「若⼿×多様性×イノベーション を地⽅か ら話すコロキウム」の開催 主催︓若⼿アカデミー 若⼿を中⼼とした多様なパネリストによって、地域社会における 科学者の役割を広範に検討し、科学者と地域の多様な主体との連 携のあり⽅を探求した。 参加⼈数︓現地約40名・オンライン約60名(計約100名) ⽇時︓令和6年9⽉4⽇(⽔) 場所︓Fukuoka Growth Nextイ ベントスペース(福岡市中央区 ⼤名2-6-11)(および、オンラ イン[ハイブリッド開催])

24.

活動報告 公開シンポジウム「地域の特⾊を⽣かした⼤学の取組× 学術とスタートアップの両輪での推進に向けて」開催 ・開催⽇︓2025年9⽉16⽇(⽕) ・場所︓朱鷺メッセ 新潟コンベンショ ンセンター(オンライン併⽤) ⼤学が地域の知の拠点として果たす役 割を議論し、地域の特⾊やニーズを起 点とする⼤学発スタートアップの可能 性を共有。地域連携とスタートアップ はいずれも社会課題に取り組む継続的 プロセスであり、研究者が多様な道を 選び成果を社会に還元する過程の可視 化が重要。

25.

活動報告 ⾒解「学術とスタートアップを両輪としたイノベーション創出 に向けて」発出 • 学術の社会貢献を実現する⼿段として⼤学発スタートアップ の重要性が増しながら、⽇本では研究者が起業に挑戦しやす い環境が⼗分整っていない現状を踏まえて⾒解を⽰した。 • 研究者でありながら起業に踏み切った「研究者起業家」に対 し初めてとなる聞き取り調査・定量分析を実施した。 • 研究者起業家への調査では、約7割が起業が研究キャリアにプ ラスだったと回答し、論⽂数や被引⽤度にも有意な低下は⾒ られず、研究と起業の両⽴が可能であることが⽰唆された。 • これを踏まえ、起業サバティカルや⼈事評価の⾒直しなど研 究者キャリアの連続性を担保する制度整備、スタートアップ を継続的に⽣み出す研究室の⽀援、そして起業数ではなく研 究成果による社会課題解決を重視する政策への転換が必要と いう⾒解を⽰した。

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今後の活動予定 公開シンポジウム 「若⼿アカデミー︓15年間の活動とこれからの展望」 若⼿アカデミーは、2011年の設⽴(2014年法的根拠整備) から5期15年間にわたり活動を継続しており、参画者数は延 べ約150名となっている。 若⼿アカデミーは、若⼿組織ゆえに、参画メンバーが極めて 第24期(2018年) 流動的であることも特徴の⼀つである。 これは組織の新陳代謝の観点では望ましい⼀⽅、その活動履 歴の蓄積と継承が構造的に困難という難点でもある。 本シンポジウムでは、アルムナイを含めた若⼿アカデミーメ ンバーから15年間の活動を紹介し広く共有するとともに、法 第26期(2025年) ⼈化後の若⼿アカデミーの展望を議論する。 26

27.

3年間ありがとうございました︕