プロの弁理士サーチャーが明かす! 生成AI時代の「侵害予防調査の基礎と鉄則」〜リスク把握から設計変更・アイデア創出まで〜

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June 26, 26

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弁理士・博士(理学)/弁理士法人レクシード・テックパートナー

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1.

AI 時代の 侵害予防調査 検索の自動化ではなく、 リスク設計の再発明へ 守りの知財を、攻めの知財へ変えるための実務整理 AI 時代の侵害予防調査 AI × 権利範囲 × 事業判断 slide deck 01

2.

この資料の結論 侵害予防調査は、 AI で速くなる。 ただし、速くなるほど「設計」と「人の確認」が重要にな る。 01 絶対安全ではなく、 説明可能なリスク低減を目指す 02 AI は判断者ではなく、 レビュー支援者として使う 03 嫌な特許を、 攻めの知財戦略へ転換する AI 時代の侵害予防調査 実務フロー 対象定義 ↓ 観点設計 ↓ 検索式 ↓ AI 整理 ↓ クレームチャート ↓ 人の判断 ↓ 戦略化 02

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Chapter 01 「絶対安全」を証明する 調査ではない 求められるのは、絶対安全ではなく、調査範囲 と判断根拠を説明できる状態。 ・未公開出願がある以上、完全な網羅は不可能 ・リスク・コスト・時間のバランスで設計する ・国・期間・観点・検索式を後から検証できる形で残す 実務の示唆 AI を使うほど、上流設計の粗さは見えにくくなる。 AI 時代の侵害予防調査 03

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Chapter 02 自社特許取得= 実施自由、ではない 特許庁が見るのは権利付与の可否。他社権利を 踏まないかは別判断。 ・改良発明の権利化と、実施できる自由は別物 ・ A+B+C の基本特許に D を足しても侵害可能性は残る ・誤解はクレームチャートで構成要件ごとに可視化する 実務の示唆 侵害予防調査教育の出発点は、この構造理解にある。 AI 時代の侵害予防調査 04

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Chapter 03 先行技術調査とは 検索の発想が違う 近い 1 件を探すのではなく、広く包み込む基本 特許を落とさない。 ・ AND で絞りすぎると、広い権利を落とす ・観点を減らし、 OR やクロス領域で広く母集団を作る ・ AI には「絞りすぎない」前提を明示する 実務の示唆 AI は依頼された前提の中で優秀に動く。前提設計が品質を決める。 AI 時代の侵害予防調査 05

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Chapter 04 AI に任せるのは 判断ではない AI の役割は、人間が判断しやすい状態を作るこ と。最終判断は人が行う。 ・技術要素分解・同義語・スクリーニング・対比表下書 きに使う ・不明点を勝手に非充足扱いにしない ・人がレビューすべき論点を出力に残す 実務の示唆 AI は候補抽出・整理・根拠提示の支援者として扱う。 AI 時代の侵害予防調査 06

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Chapter 05 クレームチャートは 共通言語である 知財・研究開発・事業部が同じ表を見て、どこ が危ないかを議論する。 ・独立クレームを構成要件に分解する ・対象製品・サービスとの対応を可視化する ・「充足」「非充足」「不明」「専門家確認」を分ける 実務の示唆 検索結果リストよりも、判断できる対比表が重要。 AI 時代の侵害予防調査 07

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Chapter 06 汎用 AI と専用ツールは 役割を分ける 重要なのは、 AI が何を読んでいるか。データ品 質と再現性が調査品質を左右する。 ・汎用 AI は観点出し・文章化・比較・要約に強い ・専用ツールは公報・クレーム・検索範囲に強い ・良質なソースで、プロンプト自体を磨く 実務の示唆 ツール性能だけでなく、入力情報と再現性の設計が鍵になる。 AI 時代の侵害予防調査 08

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Chapter 07 「嫌な特許」は 攻めの素材になる 自社にとって嫌な特許は、競合にとって良い特 許かもしれない。 ・なぜその特許が効いているのかを読む ・回避・無効だけで終わらせない ・競合にとって嫌な自社クレーム案へ展開する 実務の示唆 地雷を避けるだけでなく、次に進む方向を見つける。 AI 時代の侵害予防調査 09

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Chapter 08 個人技ではなく 仕組みで回す AI 活用はプロンプト職人芸にしない。標準化・ ログ・レビュー基準が必要。 ・簡易調査と正式調査をレベル分けする ・標準プロンプトとクレームチャート様式を整備する ・ AI 出力ログとエスカレーション基準を残す 実務の示唆 誰が・いつ・何を・どの基準で確認するかを決める。 AI 時代の侵害予防調査 10

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Chapter 09 大切なのは 良い意思決定につなげること 完全自動化ではなく、早く・広く・構造的に始 めることに AI の価値がある。 ・調査対象を定義し、観点を広く設計する ・不明点を不明として残し、人が最終判断する ・嫌な特許を出願・開発戦略へ活かす 実務の示唆 問いは「 AI に任せられるか」ではなく、良い判断へ接続できるか。 AI 時代の侵害予防調査 11

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明日からの実装ポイント 侵害予防調査を AI で速くするだけでなく、 判断可能な業務として残すために。 01 調査レベルを定義する 簡易調査と正式調査を混同しない。 02 検索範囲と検索式を残す 国・期間・観点・使用ツールを後から説明可能にする。 03 「不明=非充足禁止」を標準化する AI の出力で確認対象を消さない。 04 クレームチャートを共通様式化する 知財・研究開発・事業部が同じ表で議論する。 05 嫌な特許を戦略会議に接続する 回避だけでなく、次の出願・開発テーマへつなげる。 AI 時代の侵害予防調査は、検索の自動化ではなく、リスク設計の再発明である。