ssmjp本当にあった怖い話～上海の暗闇編～

本当にあった怖い話 ～上海の暗闇編～ sonodam

昔在籍した会社の子会社が上海にあり、 そこに出向してたころの話

(当時の)市内でも一等地にある、喩える なら丸ビル的なビルの26階以上がマン ションでそこに住み、オフィスは12階 だった(職住接近過ぎｗ)

オフィスはフロアまるっと借りている わけではなく、1フロアに2〜4くらいの 会社が入っている感じだった

オフィスはフロアまるっと借りている わけではなく、1フロアに2〜4くらいの 会社が入っている感じだった 当時はウチ含む3社が12階に入っていた

オフィスアワーは9時スタート、9時と同時 に多数の高価な開発用UNIXワークステー ションの火を入れる

オフィスアワーは9時スタート、9時と同時 に多数の高価な開発用UNIXワークステー ションの火を入れる その役目は気がついた人、もしくはリー ダー、もしくは開発技術部長だったあっし

とある月曜日の朝、いつものように9時 ジャストに火を入れ始める

とある月曜日の朝、いつものように9時 ジャストに火を入れ始める コンピューターは今のように高性能ではな く、メモリも小さいしハードディスクも遅 く、起動には一服的な時間がかかるほど だった

そのとき

そのとき 突然停電した

UPSに繋がっているコンピューターは予算 の関係でわずかで、繋がっていなかったも のはいきなり落ちた

おおーい!!と思わず叫んで真っ暗 オフィスから廊下に出るといきなり復旧した

なんだなんだなんだ!と超ざわざわしなが ら様子を見ていると、電源ボタンを押下し たままだったワークステーションが再び起 動し始める

大丈夫かな？と起動ログが流れるのを見て いると、どうやら全台無事らしい

この時点で頭をよぎったのは、ハードディ スクアクセスがガリガリ行われている最中 にいきなり電源止めるととんでもないこと が起きることが多い、ということ

この時点で頭をよぎったのは、ハードディ スクアクセスがガリガリ行われている最中 にいきなり電源止めるととんでもないこと が起きることが多い、ということ 一部欠損とか出がち

ファイルシステムチェックでリカバーで きるものはしてくれるけど、完全にデータ が復旧できるかどうか含めログを注意深く 見る必要がある

ファイルシステムチェックでリカバーで きるものはしてくれるけど、完全にデータ が復旧できるかどうか含めログを注意深く 見る必要がある 見ている限りそのあたりは無事っぽいが、 起動しきるまで安心はできない

そのとき

そのとき また停電した

おおーい!!!!とさっきよりでか い声を出しながら表に出る

おおーい!!!!とさっきよりでか い声を出しながら表に出る 電気関係の扉開けてごそごそやってる奴ら

｢おめふざけんじゃねーよ！｣と日本語 で怒鳴りながら通訳に事情を訊かせると

｢おめふざけんじゃねーよ！｣と日本語 で怒鳴りながら通訳に事情を訊かせると ｢同フロアのＡ社の依頼で電気工事 を受けたんだけど、配電図とか無い からON/OFFして確かめた｣とのこと

あほか（笑）

そんなのオフィスアワーにやるん じゃねえよウチの コンピューター 壊れたらどうしてくれんだゴルァ、と いうことを通訳（笑）してもらう

そうなのだ、ヤツラも9時からやり始めや がったのだ

そうなのだ、ヤツラも9時からやり始めや がったのだ 少なくとも話さえ来てりゃ待ってやらなく もないのにいきなりだ

ヤツラ困った顔をしていたがとりあえず伝 えたということでオフィスに戻る

そしてUPSに繋がってるの以外は今すぐ 押下してる電源ボタン戻して!と 緊急指令（笑）

そしてUPSに繋がってるの以外は今すぐ 押下してる電源ボタン戻して!と 緊急指令（笑） 念のため電源コードも抜いてもらった

お約束だが

お約束だが また停電したw

予想通りもう一度OFFりやがった（笑）

というかそもそも1回でわかるだろとｗ なんで3回もON/OFFするんじゃｗ

その後正式にA社に抗議を入れたら業者は いなくなった

その後正式にA社に抗議を入れたら業者は いなくなった 居なくなったことを確認し、念のため廊下 に人を立たせて電気関係の扉を監視させて すべてのワークステーションを起動した

ログを詳細に見て全台何事もなくてホッと したけど、 あっしにしては珍しく最大限怒鳴るくらい 肝を冷やした一件でした

なおこの一件でこれまでずっと訴えてきた UPSの重要性について経営陣がようやく理 解を示し、導入が進んだ

なおこの一件でこれまでずっと訴えてきた UPSの重要性について経営陣がようやく理 解を示し、導入が進んだ よくある事件ドリブン（笑） 本当にあった怖い話 ～上海の暗闇編～ 了