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January 25, 23
スライド概要
東京大学 伊藤昌毅による発表資料。
2023年1月25日
国土交通省・日本バス協会共催
GTFS-JP/リアルタイムセミナー 2023 in九州 〜MaaSの普及促進に向けて〜
伊藤昌毅 東京大学 大学院情報理工学系研究科 附属ソーシャルICT研究センター 准教授。ITによる交通の高度化を研究しています。標準的なバス情報フォーマット広め隊/日本バス情報協会
2023年1月25日 国土交通省・日本バス協会共催 GTFS-JP/リアルタイムセミナー 2023 in九州 〜MaaSの普及促進に向けて〜 GTFS-JP/リアルタイムの意義と最新情勢 東京大学 大学院情報理工学系研究科 准教授 一般社団法人 日本バス情報協会 代表理事 伊藤昌毅
伊藤 昌毅 • • • • • 東京大学 大学院情報理工学系研究科 附属ソーシャルICT研究センター 准教授 静岡大学 土木情報学研究所 客員教授 専門分野 – – ユビキタスコンピューティング 交通情報学 – – – – – – – – 静岡県掛川市出身 2002 慶應義塾大学 環境情報学部卒 2009 博士(政策・メディア) 指導教員: 慶應義塾大学 徳田英幸教授 2008-2010 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特別研究助教 2010-2013 鳥取大学 大学院工学研究科 助教 2013-2019 東京大学 生産技術研究所 助教 2019-2021 東京大学 生産技術研究所 特任講師 2021-現在 現職 – 運行管理者(旅客) 経歴 資格 2
伊藤×国土交通省 • • • • • • • 標準フォーマット関連 – – – – バス情報の効率的な収集・共有に向けた検討会 座長(H28年度) 標準的なバス情報フォーマット利活用検討会 座長(H29年度) バス情報の静的・動的データ利活用検討会 座長(H30年度) GTFS-JPに関する検討会 委員(R2年度) – 公共交通分野におけるオープンデータ推進に関する検討会 委員(H29年度-R3年度) – – 都市と地方における新たなモビリティサービスのあり方懇談会 委員(H30年度) 新モビリティサービス推進事業有識者委員会 委員(R1年度) – 交通政策基本計画小委員会 委員(R1年度-) – シェアサイクルの在り方検討委員(R1年度-) – 鉄道の混雑緩和に資する情報提供のあり方に関する勉強会 委員(R2年度) – 運行管理高度化検討会・ワーキンググループ(R2年度-) オープンデータ関連 MaaS関連 交通政策審議会 シェアサイクル 鉄道 点呼
伊藤×経済産業省・総務省 • 経済産業省 オープンデータ関連 – 官民データの相互運用性実現に向けた検討会 座長(H29年度) – 情報共有基盤 利用促進ワーキンググループ 委員(H30年度) • 総務省 オープンデータ関連 – 地域情報化アドバイザー(R2年度〜R3年度)
伊藤×地方自治体 • • • • • • • 沖縄観光2次交通の利便性向上に向けた検討委員会 座長(H30年度〜) 群馬県バスロケーションシステム実証実験 アドバイザー(R1年度) さいたま市 スマート駅広研究会 副会長(R2年度〜) 佐賀市 街なか未来技術活用モデルプラン策定業務有識者会議 委員(R2年度) 東京都 東京都における地域公共交通の在り方検討会 委員(R2年度〜R3年度) 熊本市 熊本版MaaS勉強会 有識者委員(R3年度〜) 杉並区地域公共交通活性化協議会 会長(R3年度〜) • その他自治体主催のイベントでの講演多数 – 静岡県掛川市、石川県能美市、群馬県、島根県安来市、沖縄県、富山県、岐阜県、北海道など
GTFSデータの整備・オープンデータ化が進行中 バス業界を中心に500を超える公共交通事業者のデータが公開されている 路線 時刻 運賃 リアルタイム 「標準的なバス情報フォーマット」(世界標準のGTFS互換)でデータ整備 乗換案内・MaaS サイネージ・印刷物等 交通分析・計画 6
乗換案内サービスで検索出来ますか? 駅すぱあと Yahoo!乗換案内 駅探 乗換案内 NAVITIME ジョルダン 乗換案内 Apple Maps Google Maps 7
地域の公共交通は乗換案内に出てこない 8
能美市の公共交通オープンデータ体験 • 起点は宿泊した市の施設「さらい」 • パンフレットでは九谷焼全面押しな ので、九谷焼資料館に行きたい • その他の観光地は松井秀喜ミュージ アム?
のみバスの概要 • 路線図や時刻表はあるものの、複雑すぎて訪問者には解読不可能 1時間かけて地図を自分で描いたらすこし分かってきた・・・
九谷焼資料館への行き方 • Google Mapsをクリックすればバスの経路がす ぐに分かる • 最寄りの「九谷陶芸村」バス停に行くバスでは なく、すこし離れたバス停から歩いて行く経路 が案内される – すこし歩くとしても、その方が早いから • 徒歩とバスとを混ぜた検索が、地図上で簡単に 実現
九谷焼資料館 • 見学と買い物 と・・・
九谷焼資料館から松井秀喜 ミュージアムへの行き方 • 2回乗り継ぐ複雑な経路を瞬時に検索 – 紙の時刻表から乗り継ぎを見つけ出すのはとても大変 • 地図があるので、待っている間に寄れる場 所があるか簡単に確認できる • 全く知らない土地で全く不自由なくバスに 乗れるという体験! – 地名も路線名もピンとこないけど分かる – ほとんどの乗客が地元の方なのに、自信を持って乗れ る
ITで生活路線が観光路線に!
地域の公共交通は乗換案内に出てこない データ整備にはコストが掛かるため 利用者数が少ない地域のバスにまで 手が回らない 交通事業者が自ら 標準形式のオープンデータを用意して 乗換案内に提供する 17
海外の事例: 交通事業者がオープンデータを提供 • 路線図、時刻表、リアルタイム車両位置情報などのデータの利用を開放 • 自由に使ってもらうことで、アプリの作成や工夫を凝らした印刷物などの情 報提供を促進 • アメリカ、ヨーロッパでは当たり前になりつつある 19
オープンデータから様々なアプリが開発される • 大企業、ベンチャー−企業、個人がアプリ開発 20
GTFSとは? GTFS-JP 標準的なバス情報フォーマット 標準的なフェリー・旅客船航路情報フォーマット
GTFS形式 • 世界で広く使われる形式 • 乗換案内に必要な情報(バス停・駅+路線+時刻表+運賃)をまとめて格納 したファイル形式 バス停/駅+路線 時刻 運賃 22
GTFSデータにはCSV形式で以下の情報が格納 • • • • • • 事業者データ バス停データ 路線データ 時刻表データ 路線図(緯度経度)データ など 23
オープンデータとして自社などのWebページで公開 • Webページからデータを誰でもダウンロード出来るように 25
Google Mapsへの掲載 • GoogleはGTFS形式によるオープ ンデータを推奨 • 乗換案内に掲載されていない自治 体やバス事業者が利用促進のため にデータ整備 • 訪日外国人が利用するのはGoogle Maps 26
GTFSデータ整備が広まった経緯 32
2014年〜 静岡県でコミュニティバスのオー プンデータ化の取り組み • 県庁、市役所、地元IT企業等とGTFS、GTFSリア ルタイムによるオープンデータ化を実現 – Google Mapsへ提供可能に • アイデアソン、ハッカソンで地域でのデータ活用 を目指す 33
「交通ジオメディアサミット 〜 IT×公共交通 2020年とその先の未来を考える〜」 開催 • • • • • 2016年2月12日開催(東大駒場第2キャンパス コンベンションホール) 195人来場 産(現場寄り): JR東日本、バイタルリード(出雲市の交通コンサルタント) 産(IT寄り): ジョルダン、ナビタイム、ヴァル研究所(駅すぱあと) 官: 国土交通省、学: 東京大学(私) コミュニティ: Code for Japan、 路線図ドットコムなど 34
バス情報の効率的な収集・共有に向けた 検討会(2016年12月〜2017年3月) • 事務局: 総合政策局公共交通政策部交通計画課 • 外部委員 – – – – – – – – – – 伊藤昌毅 東京大学生産技術研究所(座長) ー川雄一 株式会社構造計画研究所 伊藤浩之 公共交通利用促進ネットワーク 井上佳国 ジョルダン株式会社 遠藤治男 日本バス協会 櫻井浩司 株式会社駅探 篠原雄大 株式会社ナビタイムジャパン 丹賀浩太郎 株式会社工房 別所正博 公共交通オープンデータ協議会 山本直樹 株式会社ヴァル研究所 35
2017年3月31日 「標準的なバス情報フォーマット」公開 36
標準的なバス情報フォーマット 第2版・第3版 • GTFSリアルタイムによるバスロケ データの標準化にも対応 • 世界でのGTFSの進化に対応 – より精度が高いデータを作成するため – Google Maps は一定以上の精度が確保された データでないと受理しないように • 第2版: 2019年3月 • 第3版: 2021年7月 37
GTFSリアルタイム(バスロケ)提供も増加中( 64事業者) • 便ごとのバス停通過時刻、緯度経 度情報などをリアルタイム公開 – Protocol Buffer形式 • 混雑情報も提供可能 – 2020年より宇野バス、横浜市交通局が対応 38
標準的なフェリー・旅客船航路情報フォーマット • 国土交通省海事局内航課に より船舶向けデータフォー マット(GTFS互換)が策定 – 受託 ジョルダン株式会社 40
特徴1: 全国的な取り組みへ
オープンデータの公開数は順調に増加中 オープンデータ提供事業者数 500 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0 44
県によるデータ整備事業 • 佐賀、富山、群馬、沖縄 • その他にも続々と・・・ 45
GTFS-JPオープンデータ整備の効果 • 北恵那バス馬籠線での調査 – 利用者の多く(76%)は外国人。馬籠宿 から妻籠宿へ向かうルートが大半 – 外国人のうち欧米の旅行者が85% • 外国人の15%がGoogle Maps検索で バスを知る。20代は4割以上 • 沖縄・石垣島での調査 – データ整備前(2018年2月)と整備後(2019 年8月)との比較 – 「バス・船の検索に不便があった」が約5割か ら約3割に改善 • • – 検索する際の不便や困難が大きく改善 • 2018年10月調査(中津川市が実施) http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/page/081195.html 国内: 約5割(n=88)から約3割(n=101) 海外: 約6割(n=9)から約4割(n=34) 検索できなかったとの回答が約7割から約3割に 2019年9月報告(沖縄県 観光2次交通検討委員会資料) https://oki2k.jp/files/ic_20190913_no4.pdf
特徴2: コミュニティの支援 による自作データ
標準的なバス情報フォーマット広め隊 • 標準的なバス情報フォーマット (GTFS-JP)データ整備に関わる有志 によるコミュニティ – 2017年夏頃から、国交省検討会の関係者らを 中心に自然発生的に誕生 – 普及に関わるツール開発、勉強会やイベント 開催、関係者への働きかけなどを継続的に実 施 – チャットなどによる活発な情報交換 • 参加者 – – – – – – 大学研究者 乗換案内サービスデータ整備担当 バス事業者向けツール開発者 公共交通コンサルタント 交通事業者職員 自治体職員 等 20名程度 48
Excelベースのデータ作成ツール • 西沢ツール – 西沢明氏開発 – 約40+自治体・事業者が利用 • 見える化共通入力フォーマット – 伊藤浩之氏開発 • 当初は三重県のプロジェクトで利用 – 約33自治体・事業者が利用
その筋屋 • 無償配布されているダイ ヤ編集システム • プロ向けシステムと同等 の機能を備え、バス事業 の運営に利用出来る • GTFS/標準的なバス情報 フォーマット出力機能を 備える – 42事業者がオープンデータ公 開 50 http://www.sinjidai.com/sujiya/
広め隊による講演会・講習会 • 県や運輸局が実施する勉強会に講師として登壇 • 事業者や自治体にツール導入を指南 51
フリーのGTFS作成ツールによるデータ作成が主流に その筋屋 西沢ツール 見える化共通入力フォーマット • • 2020年12月現在 N=309(一部期限切れデータ含む) 資料 ⚫ GTFS公共交通オープンデータのリストは、「GTFS・「標準的なバス情報フォーマット」オープンデータ一覧(旭川工 業高専島田鉄兵先生)による。事業者・市町村単位で集計した。鉄道、航路等を含む。 ⚫ HODaP、OTTOPはこれらのプロジェクトで整備されたGTFSである。 HODaP、OTTOPの区分は上記一覧記載による。 ⚫ その筋屋、見える化共通入力フォーマット、西沢ツール、その他の区分は、各GTFSデータのtrips.txtを見て判断した。 52
交通事業者の取り組み: 乗換案内のためのデータ作りから 交通事業者の主体的な活動へ 53
2018年 10月1日のダイヤ改正は反映されていたか? • 減便になった8-33 遠鉄バス伊佐美線 17:45発で確認(10月26日 伊藤調べ) 未対応 対応済み Navitime Yahoo! 駅探 ジョルダン Google 駅すぱあと Apple 54
臨時便への対応 • お盆の日のみ走る臨時便を事 前に情報提供 • その日を設定した検索にだけ 案内される • Google Mapsはデータを送信 してからほぼ48時間以内で更 新されるらしい 56
先進事例: 乗り場を含めたバス案内 • バス乗り場の位置や名称 まで含んだ案内を実現 • 事業者が必要と思うレベ ルの情報提供が可能 57
先進事例(佐賀市営バス・祐徳バス): 正確な情報でバス→バスの乗換も安心 • 佐賀空港から「枝梅酒造」を検索 • バス停位置が正確だから「県庁前」での乗換も 不安なし! 58
GTFSリアルタイムで攻めの情報発信 • バスロケやアラートを標準フォーマットで積極公開、利便性向上へ 60
災害対応がついに実現 • 2018年の西日本豪雨を踏まえ てデータ整備の体制や訓練 • 2021年夏の水害による呉線の 運休・代行バス運行の際に、 オープンデータ整備公開・ Google Mapsにて検索可能に 62
オープンデータである意味 64
ワンソース・マルチユースの拡がり 乗り換え案内 マイ路線図・マイ時刻表 公共交通 オープンデータ 交通分析 service_id route_name 平日 250号線 [3102](片上→岡山駅) 行ラベル 06:52 08:40 10:35 15:11 17:05 総計 計画 最小 中央値最大 120 83 92 102 106 78 78 83 90 100 76 76 80 84 75 79 81 88 80 85 87 98 111 60 79.4 82 89 96 • • データを使った様々なアプリ開発や 交通分析が実現 データ分析やアプリ開発によって公 共交通の利便性が向上 40 計画 中央値 20 最小 最大 17:05 15:11 10:35 08:40 06:52 0 65
Google Mapsへの掲載 • GoogleはGTFS形式によるオープ ンデータを推奨 • 乗換案内に掲載されていない自治 体やバス事業者が利用促進のため にデータ整備 • 訪日外国人が利用するのはGoogle Maps 66
「駅すぱあと/Yahoo!乗換案内」がオープン データを採用 • オープンデータ化されたバスデータを経路探索に採用 https://ekiworld.net/personal/app/spec/info.html?style=pc 67
サイネージでの活用 68
バスロケーションシステムの基礎データ • 群馬県・富山県では2018年度整備したデータを活用しバスロ ケーションシステムの整備を推進 – GTFSリアルタイムデータのオープン化にも取り組む https://toyama.vtfm.jp https://www.pref.gunma.jp/04/h21g_00088.html 69
MaaSの基盤データとして • 北海道十勝MaaS実証実験の 基盤データの一部はGTFS-JP オープンデータ • 小田急+VAL研究所のMaaS プラットフォームに採用 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/stk/hokkaido-tokachi-maas.htm https://www.slideshare.net/KenjiMorohoshi/20200128shikoku-gtfsjp 70
市民発のアプリも登場 • Aa 青バスなう! https://sonohino-kibunshidai.org/aobus_now/ UnoMap 71 https://play.google.com/store/apps/details?id=work.momizi.unomap&hl=ja
• x 72
オープンデータで、ITエンジニア・交通コンサル など多様な人材を交通にいざなう • オープンデータ活用ハッカソン – アプリ、乗り換え案内以外へも活用が検討される 73
地域・行政によるデータ活用を 進められないか 「地域が自らデザインする地域の交通」 のために 74
行政の役割の高まり • 地域公共交通活性化再生法(2007年 制定)により、行政が主導して地域 公共交通を計画、実現する枠組みが 明確化。 • 特徴(伊藤の理解) – 地域のことは地域(事業者、住民、行政な ど)で – 全体をネットワークで考える – やる気のある地域を金や制度でサポート – まちづくりとの連携
• 2020年法改正 で示された方針 • 地域に「デー タ」という武器 を https://www.mlit.go.jp/common/001352013.pdf
都バスのサービスレベルを把握するマップを作成 77
中心地からの到達時間
地域ごとの通える高校数 83
千葉市地域公共交通計画 84 https://www.city.chiba.jp/toshi/toshi/kotsu/mobility-plan.html
運輸行政全体で データの流れを作る必要性
データの流れからみたバス事業 許認可権限 形式的な要件は確認はするが 地域の状況を踏まえた判断はしない 運輸局 (国) ダイヤ改正・臨時便 路線やバス停の新設・廃止 新規参入・撤退 公共交通 事業者 許認可・申請 紙ベース アプリ 事業者 利用者 GTFSによって デジタル化が進む 利用者への情報提供はデジタル化されつつあるが、 国への申請・届け出はアナログのままではないか?
運輸局への紙による膨大な申請・届出業務 バス会社(永井運輸@前橋) 関東運輸局 太田恒平, 水野羊平, 三浦公貴, 伊藤昌毅, "GTFS-JPデータを用いた乗合 バス事業の電子申請に向けた基礎検討 〜帳票地獄からの脱却による働き 方改革を目指して〜", 第59回土木計画学研究発表会, 2019年6月9日.
書式の例 • x https://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/bus/procedure/noriai/style.html
利用者向けのデジタル化を進めたところで…
規制改革推進会議経済活性化ワーキング・グループ • 経団連からの提案(2021年12月8日) – 事業許可申請および変更認可申請手続きを電子化すること – 申請内容をマシンリーダブル、かつGTFS-JP(共通フォーマット)を活用した形式 とすること https://www8.cao.go.jp/kisei90 kaikaku/kisei/meeting/wg/econrev/211208/agenda.html
MaaS推進も見据えたバス事業者の申請の オンライン化及びGTFS-JPの普及・促進 91 2022年6月7日閣議決定 規制改革実施計画より
どうする?GTFS • バス事業者 – ダイヤシステムやバスロケがあるならば、それを前提に個別検討 – 「その筋屋」導入を検討するのも良い(無料!) • コミュニティバス(自治体) – 自治体担当者がExcelツール(西沢ツール・見える化共通入力フォーマット)を利用 – データ作成業者・運行委託先のバス会社などに委託 • 行政 – 県や市の交通政策としてGTFSデータ整備事業を実施 • いずれの場合も担当者が十分に情報を得てから実施しないと落とし 穴がある
例:公共交通 トリセツ • 公共交通トリ セツには交通 政策を考える ためのいい記 事が揃ってい ます
ご案内
日本バス情報協会(2022年3月に活動開始) • • • • • • 行政、バス事業者等に対するコンサルティング 講習会、勉強会等の開催 データコミュニティに対する技術支援 データプラットフォーム、ツール等の提供 バス運行システム事業者等の連携の推進 調査研究 GTFS・バスデータ整備実習(2022年8月) https://www.busdata.or.jp
是非ご参加、ご加入ください • GTFSデータ作成講習会 – 2022年8月に見える化共通入力フォーマットの実習を実施 – 西沢ツール実習を企画中 • 公共交通オープンデータ最前線 2023(2023年3月4日開催) – 2018年から続くオープンデータイベント • 会員向けイベント – 会員定例会(3ヶ月ごと):情報共有や相談など – その他専門的な話題を扱うイベントを随時企画
GTFSデータリポジトリ • 自治体、バス事業者のためのGTFSデータ公開サイト – (一社)社会基盤情報流通協議会+(一社)日本バス情報協会による運用 – ダイヤ改正を考慮したシステム設計 • 国交省による実証実験説明会を開催(2月6日)