文章を生成しない判定専用モデルMicrosoft-Decision-1を試してみた

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October 14, 26

スライド概要

【大阪】KANSAI AI PUB(関西×人工知能×場)2026/10/14 #AIMTG( https://deep-learning-osaka.connpass.com/event/405952/ )登壇資料。
数日前に、Jev と同種の判定専用モデルMicrosoft-Decision-1のプレビューが公開されたので調査した話を紹介。

詳細版: https://qiita.com/miyaura/items/65280103af6991ca944c

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Microsoft MVP for Microsoft Foundry, M365 XRやAIについての開発技術の調査、開発などを行っています。 また、大阪駆動開発コミュニティ所属しており、日々の調査で得た知見はコミュニティを通して情報発信を行っています。

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各ページのテキスト
1.

文章を生成しない判定専用モデル Microsoft-Decision-1を試してみた 2026/10 AI ミーティング @takabrz1 Takahiro Miyaura

2.

宮浦 恭弘 (Miyaura Takahiro) Microsoft MVP for M365,Microsoft Foundry 大阪駆動開発コミュニティに生息 HoloLens 日本販売してからxR 系技術に取組む( 過去Mixed Reality 領域でMicrosoft MVP 新しい技術や、XR関連の技術を調べたり、体験して日々技術を満喫 技術Tips : https://qiita.com/miyaura https://zenn.dev/miyaura 最近興味があって取り組んでいるもの ○ AndroidXR ○ 新しいガジェット(Even G2,MiRZA,Galaxy ○ Microsoft Foundry などのAI 技術 @takabrz1 ※よかったらこれを機にお知り合いになってください XR,etc …) 受賞)

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本日のお話 判定だけを返すモデルで情報を整理する ※ Microsoft - Decision - 1 とは ― 文章を作らない判定専用モデル ※ デモ ― デプロイ、プレイグラウンド、API とレスポンス ※ 検証 ― Web クリップ 210 件を振り分ける ※ 向いていること・向いていないこと ※ まとめ 「自然言語で条件を書ける if 2026/10 文」を、速く・安く・決まった形で使う © 2026 Takahiro Miyaura 3

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Microsoft Foundry Azure 上で提供されるAI エージェントの開発、運用を管理するプラットフォーム Models Agent Service IQ Tools Machine Learning Control Plane Cloud Edge Security, compliance, and governance 引用: Microsoft.Let your agentic apps talk with Azure Speech.Microsoft Ignite 2025.2025,11,p.3.https://ignite.microsoft.com/ en - US/sessions/BRK198, (参照 2026 - 01 - 21 ).

5.

Microsoft-Decision-1 は判定結果だけを返す 入力(テキスト / JSON ) 分類・採点・Yes/No 判定の専用モデル 2026/10/9 Foundry に追加(プレビュー) 選択肢つきの質問 ※ 出力:選んだ答えと確からしさの数値だけ。理由は返さない 判定結果のみ 確率・スコア 出力トークンは 1 回あたり 3 程度 2026/10 ※ 中身:Qwen3.5 - 9B を Microsoft TypeSafe AI の Jev が追加学習。 と同種 ※ 使い方:文章は生成 LLM、その手前の振り分けに挟む © 2026 Takahiro Miyaura 5

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質問の型は noul / choice / score の 3 種類 答えの形は型ごとに固定。文章は返らない はい / いいえの判定 noul 0〜1 の確率 選択肢から 1 つ選ぶ choice 選んだ答え+全選択肢の確率 段階で採点する score 段階番号の確率加重平均 ※ 同じ入力(state )への質問は 1 リクエストにまとめられる ※ instructions と選択肢の説明文(criteria )がそのまま判断基準になる ※ 入力はテキストのみ、上限 32K トークン ※ 確率で返るので、判断が割れていることも数値でわかる 2026/10 © 2026 Takahiro Miyaura 6

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基本スペック ― 日本リージョンは GlobalStandard のみ 項目 内容 入力 テキストのみ(画像・音声・動画は不可)、上限 32K トークン API …/providers/microsoft/v1/systemone 認証 Microsoft Entra ID デプロイの種類 GlobalStandard 日本リージョン Japan East / Japan West 価格(報道ベース) 入力 100 万トークンあたり $0.042 、出力は無料 2026 - 10 - 14 時点の Foundry 2026/10 (推奨)または API キー 、一部リージョンで DataZoneStandard は GlobalStandard のみ モデルカタログより。プレビュー提供のため、リージョンと価格は今後変わる可能性あり © 2026 Takahiro Miyaura 7

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デモ デプロイ / プレイグラウンド / API 2026/10 とレスポンス © 2026 Takahiro Miyaura 8

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デプロイからプレイグラウンド、API まで 5 ステップ 1 2 3 4 5 モデルカタログ Microsoft - Decision - 1 を検索して選択 デプロイ デプロイの種類と容量を設定(Azure CLI でも可) プレイグラウンド 「状態」と「決定 JSON 」を入れて実行 JSON 表示 state と questions ※ 1 分あたりのリクエスト数 ※ 公式例の 1 は 1 件/ 分 ※ 上げても固定費は同じ に移して呼び出す 質問の言い回しと選択肢はプレイグラウンドで詰めてから API 2026/10 の落とし穴 ※ 手元のクォータ上限は 60 生のレスポンスで確率を確認 API capacity © 2026 Takahiro Miyaura に移る 9

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プレイグラウンドでは、判断の迷いも数値で見える 状態と決定 JSON を入れて実行するだけ priority が割れた 53% / 47% ※ 1: 制約あり 53% ※ 2: 即時対応 47% ※ score 1.47 だけでは 迷いが見えない Foundry 2026/10 ポータル:デプロイの詳細画面 >「プレイグラウンド」タブ © 2026 Takahiro Miyaura 10

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検証: Web クリップ 210 件を振り分ける カテゴリ振り分け / 保存価値の採点 / 薄いページ判定 2026/10 © 2026 Takahiro Miyaura 13

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既存フォルダを正解に、210 件を判定させた メモ本文に 3 問を同時に投げる 対象と方法 1 リクエストで 3 問 ※ category: choice 7 択で主題のカ ※ 既存 7 カテゴリから 30 件ずつ、計 ※ keep_value: score 4 段階で長期 ※ フォルダ名を「正解」として判定と比べる ※ Category 行は送信前に削除して正解 ※ thin_page: noul ※ Obsidian 約メモ に貯めた Web クリップの要 210 件 を隠す 2026/10 テゴリ 保存の価値 ど薄いページか でログイン・一覧な 秒間隔で送り、50 件/ 分の上限内 に収める ※ 1.3 © 2026 Takahiro Miyaura 14

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一致率 72%。空間コンピューティングだけ外れた カテゴリ別の一致件数(既存フォルダ各 30 件) カテゴリ一致率 イベント 30/30 AI 26/30 クラウド・インフラ 26/30 XR 23/30 開発技術 22/30 ハードウェア 21/30 空間コンピューティング 3/30 72% 151 / 210 件 応答時間(中央値) 381 ms 90% 点 796 ms ・失敗 0 件 210 件の費用 約 $0.006 約 14 万トークン、約 1 円 空間コンピューティングは 30 件中 14 件が XR と判定された 2026/10 © 2026 Takahiro Miyaura 15

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低スコアのページは、自分が捨てる判断とほぼ一致 保存価値(score )と薄いページ判定(noul ) 保存価値スコアの分布(210 件、四捨五入) 考察 139 件 ※ 低スコアは直販ストアのトップ、製品 紹介、セール情報のまとめ ※ 薄いページ判定は 9 件。誤検出は 数行のリリースノート程度 ※ 空間コンピューティングの外れは分類 39 件 設計の問題。XR と概念が近すぎた 28 件 ※ 選択肢の説明文がそのまま判断基 準になる 4件 0 価値なし 2026/10 1 一時的 2 参考程度 3 有用 © 2026 Takahiro Miyaura 16

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判定は任せ、文章と理由は別の仕組みで 向いている 向いていない ※ 大量の分類・振り分け(チケットなど) ※ 文章を作る作業(要約・書き直し・説明) ※ ゲート・フィルタ(返金の約束など) ※ 優先度づけ・採点(LLM 出力にも) ※ 回し先の選択(モデル・ツール) → 生成 LLM と組み合わせる ※ 理由が必要な判断→ 理由は返らないので 外から確かめる ※ 人に関わる重要な判断(与信・採用など) の唯一の材料にはしない ※ 捨てる候補を拾う(今回の検証) 2026/10 © 2026 Takahiro Miyaura 17

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まとめ 判定だけなら低コストで使える ※ 文章を生成せず、選択肢ごとの確率だけを返す判定専用モデル ※ デプロイはモデルカタログか Azure CLI 。日本は GlobalStandard ※ capacity は 1 分あたりのリクエスト数。1 のままだと 1 件/ 分 ※ 選択肢の説明文がそのまま判断基準になる ※ 210 件を約 1 円・中央値 381 ms で判定し、一致率 72% ひとこと 「自然言語で書ける if 2026/10 のみ 文」として生成 LLM の手前に挟める © 2026 Takahiro Miyaura 18

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Qiita記事でも解説 判定専用モデル Microsoft 分類・整理に使ってみる - Decision - 1 を Foundry にデプロイして、情報の https://qiita.com/miyaura/items/ccb12bc591edb7b20cd4 検証コードも記事に掲載しています decision_trial.py(判定の実行)/ decision_report.py(集計) ※ Python 標準ライブラリのみ。認証は az account get ※ プレイグラウンドの例と curl での呼び出し方も記載 - access - token 記事はこちら 2026/10 © 2026 Takahiro Miyaura 19

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参考リンク 記事 / モデル情報 ※ 本日の記事(検証コード掲載) qiita.com/miyaura/items/ccb12bc591edb7b20cd4 ※ Microsoft - Decision - 1(Foundry モデルカタログ) ai.azure.com/catalog/models/Microsoft-Decision-1 ※ Microsoft - Decision - 1 の紹介(Command Line ) commandline.microsoft.com/microsoft-decision-1-model-foundry 公式ドキュメント ※ Deploy and use Microsoft - Decision - 1 in Microsoft Foundry learn.microsoft.com … use-foundry-models-microsoft-decision ※ Foundry Models sold by Azure learn.microsoft.com … models-sold-directly-by-azure ※ Deployment types for Microsoft Foundry Models learn.microsoft.com … concepts/deployment-types 2026/10 © 2026 Takahiro Miyaura 20

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