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December 21, 25
スライド概要
第1回 FIRE実践者が主催する勉強会 × 交流会【東京】
https://peatix.com/event/4716138/
発表スライド
同人活動とFIREの意外な相性 退屈しないFIREのつくりかた 2025年12月21日 第1回 FIRE実践者が主催する勉強会 × 交流会 発表者 IPUSIRON
IPUSIRONの生態 IPUSIRON (イプシロン) • 福島県相馬市在住 • 本業はコンピューター書籍の文筆家(執筆業) • 副業は同人活動、ポイ活 • 生きがいは読書(雑食) • 関心事は、古典暗号、錠前・鍵、生成AI 2
本日のテーマ 01 「FIREすると暇」は本当か 02 私の場合は「 心地よい忙しさ 」 03 同人誌創作のすすめ 3
CASE STUDY 「飽きる」の実例から考える 消費型の娯楽は、頻度を上げると限界が来る ゲーム 旅行 日本一周 2年 で飽きる 毎日プレイしていれば、 どんな名作でも パターンが見えてくる。 5年 で飽きる たまに行くからよい。 毎週行けば移動の疲れが 楽しみを上回る。 YouTuber談 「絶景もすぐ見慣れる」 日本は絶海ばかりで景色が似る 天気と宿の心配が日課になる 「自由な旅のはずが、段取りに追われる日々に 変わる」 結論:単なる「消費」や「受動的な楽しみ」だけでは、長いFIRE生活の間尺に合わない 4
TURNING POINT 即売会の熱気 私の転機: 技術書典との出会い ただの趣味で終わらせない。 アウトプットが「価値」に変わる瞬間。 技術書典とは? 副業の可能性を発見 創作のループが日常へ ITエンジニアが技術ノウハウを同人誌にして頒布する即売会。 「技術のお祭り」として数千人が集まる熱狂的な場。 自分が書いたものが売れる体験。 「好き」がお金に変わる手応えを得て、視座が変わった。 創作 → 頒布 → 反応 のサイクルが確立。 これが後のFIRE生活の「エンジン」となった。 5
コーストFIREまでの道筋 小さなきっかけから始まった、資産と自由の構築プロセス ROADMAP 技術書典 執筆・頒布の経験 副業マインド醸成 ポイ活活用 支出最適化 投資余力最大化 副業拡大 収益源多角化 スキルセット拡張 コーストFIRE 自由の獲得 億り人達成! FIRE生活×同人活動×… 時間価値の再評価 What is Coast FIRE? コーストFIRE (Coast FIRE) 老後資金のための資産 を確保し、将来の増加は複利による「自然成長」に委ね る状態。 これにより、現在は資産の取り崩しをせず、生活費分だけを稼ぐ「ゆるい労働」 で自由に暮らせる。 資産放置 + ゆる労働 = 今の自由 6
PROCESS 技術書典は“心地よい忙しさ”をくれる 創作活動のサイクルが、生活にハリとリズムを生み出す 締切駆動の生活リズム 「締切」があるからこそ、ダラダラとした日常が引き締まる。 次の開催日に向けて逆算して動く習慣が身につく。 明確なToDoと達成感 やることが明確なので「暇」を感じない。 企画→執筆→入稿をクリアするたびに小さな達成感を味わえる。 毎回新刊を出そうとすると、まあまあ忙しい。 でもそれは 「楽しい忙しさ」 です。 7
BENEFITS 1/2 同人誌創作の利点 なぜ技術書典なのか? 私が感じる3つのメリット(前半) Legacy Cost Time 1 成果物が物理的に残る 物理本の満足感はKDP(Kindle Direct Publishing)の10倍(個人の感想) 2 お金がかからない(むしろ増える?) 自分が作ったものが「目に見える形」になる喜びは格別。 納本すれば国会図書館に半永久的に保存され、生きた証になる。 初期投資は印刷費程度。在庫リスクさえ管理すれば、非常にコスパの良い趣味。 人気が出れば黒字化も十分に可能で、活動資金が循環する。 実益を兼ねた趣味として優秀 3 暇つぶしにもってこい 自分の都合で「忙しさ」を調整可能 同人誌即売会は頻繁に開催されているため、目標設定が容易。 忙しければ参加を見送り、暇なら新刊を出すなど、ペース配分が自由自在。 8
BENEFITS 2/2 同人誌創作の利点 なぜ技術書典なのか? 私が感じる3つのメリット(後半) Status Unlock Freedom 4 他人からの見る目が変わる クリエイターとしてのアイデンティティ確立 5 「本を作った」実績を解除 「消費者」から「生産者」へ。本を書いている側になることは当たり前ではない。 作り手としての視点を持つことで、周囲からの評価や扱いが確実に変化する。 人生における大きな実績(アチーブメント)の一つを解除できる。 「本を出したことがある」という事実は、自己肯定感を高める強力なポートフォリオになる。 人生の実績解除:著者ランク獲得 6 書きたいネタを自由に書ける 100%純粋な創作の自由 商業出版は「売れる企画」が前提だが、同人誌は「書きたい」が最優先。 売れなくても自己責任。誰にも忖度せず、自分の好きな技術やネタを深掘りできる。 9
FIREは暇ではなく 「余白」である CONCLUSION Blank Space Fulfillment Purpose 余白 目的 = 最高の創作活動 創作の深掘り 締切駆動の集中 コミュニティ 時間に追われないからこそ、 納得いくまで品質を追求できる イベントという「強制力」を使い 適度な緊張感を維持する 孤独になりがちなFIRE生活に 同志との接点が生まれる “暇”の正体は目的の欠如。目的があれば、時間は充実に変わる。 10
EVENTS 同人誌即売会&イベント紹介 自分に合った場所を見つけよう。参加できるイベントは意外と多い。 同人誌の頒布イベント 技術書典 おすすめ! コミケ(コミックマーケット) ITエンジニア向け技術書中心のイベント。 オンラインとオフラインのハイブリッド開催が 多く、初心者でも参加しやすい雰囲気。 世界最大級の同人誌即売会。オールジャンル。 規模が桁違いで圧倒されるが、評論・情報系ジ ャンルとして技術書も頒布可能。 年2回開催 夏・冬開催 池袋サンシャイン隣 技書博(技術書同人誌博会) Maker Faire 東京ビッグサイト おもしろ同人誌バザール エンジニアによる技術書オンリーイベント。 著者と読者の交流を重視しており、コアな技術 話で盛り上がることができる。 情報系・評論系同人誌の即売会。 「本の街」神保町などで開催され、技術書以外 にも多様なジャンルの「おもしろい」本が集ま る。 交流重視 評論・情報系 大田区産業プラザ等 ものづくり発表会 神保町・大崎等 電子工作、DIY、アートなど「作り手 (Maker)」たちの祭典。 本だけでなく、実物の展示やデモがメ イン。ハードウェアを作った場合はこ ちらがおすすめ。 「見せる」楽しさは別格 11
次の一歩を踏み出そう FIRE後こそ、成果が残る創作を。 NEXT STEP 1 2 3 同人誌即売会に行く ネタを10個出す 薄い本を作る まずは現地の熱気を肌で感じる。 どんな本があるか見るだけでOK。 Let's Connect! 「自分には書けない」は思い込み。 書きたいこと、好きなことを書き出す。 創作活動やFIREについての質問、雑談などお気軽にどうぞ。気軽にフォローしてください。 @ipusiron [email protected] 40ページほどで十分。 まずは1冊の形にしてみる。 SLIDES & RESOURCES ブログ参照 https://akademeia.info 12