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August 08, 24
スライド概要
Stripe Developer Advocate
JP_Stripes東京 SaaSを迅速にマネタイズするための、 サブスクリプション 請求システムの作り方 岡本 秀高 ( @hidetaka_dev ) 2024/04
岡本 秀高 Stripe Developer Advocate ● ● Stripeを使った開発Tips / 新機能情報 / ユースケース紹介 ○ Qiita / Zennでの技術向け記事作成 ○ JP_Stripes + 他コミュニティでの越境登壇 コミュニティ育ちのコミュニティ転職経験持ち ○ Digitalcube: WordPress community ○ Stripe: JP_Stripes / JAWS-UG https://hidetaka.dev/ja-JP https://wp-kyoto.net Qiitaで年50+ペースの記事更新中 https://qiita.com/organizations/stripe
収益と財務の自動化 Revenue and Finance Automation
企業の収益と財務業務 を自動化し、 請求管理や売上回収・成長のための分析を効率化。 これによって、サービスのマネタイズを迅速に開始 し 成長のための分析や行動 を行いやすくなります。 https://stripe.com/jp/use-cases/finance-automation
SaaSにおける自動化
自動化の促進: 求められる生産性向上の実現 ● 日本企業の財務・経理部門の約半数が、 バックオフィス業務にかける 約 75% 以上の時間を手作業に 費やしている ● 43% はデータ照合のため、 手作業によるエラーや数値の確認に 月 10~25 時間を費やしている Stripe CFO report
41% 73% 開発者は1週間の41%を バグや保守への対応、 技術負債の返済に使う 短期的に収益性を高めることが 緊急度の高い課題であると 認識している経営者の割合 https://youtu.be/5aqwPlMHFM8 7
SaaSの成長や効率化における課題 1. 生産性の向上 ○ 重要な機能開発にリソースを集中 したい ○ お金やセキュリティへの不安を減らしたい 2. 収益性を改善 ○ 取りこぼしている売上 がないか? ○ PMFは見つかっているか? 8
SaaSの成長や効率化における課題 1. 生産性の向上 ○ 重要な機能開発にリソースを集中 したい ○ お金やセキュリティへの不安を減らしたい 2. 収益性を改善 ○ 取りこぼしている売上 がないか? ○ PMFは見つかっているか? 9
SaaSの成長や効率化における課題 1. 生産性の向上 ○ 重要な機能開発にリソースを集中 したい ○ お金やセキュリティへの不安を減らしたい 2. 収益性を改善 ○ 取りこぼしている売上 がないか? ○ PMFは見つかっているか? 10
「Stripeという巨人の肩」をうまく乗りこなす 「作らず」に 収益化を開始する ダッシュボードで 現在位置を明確に 少ないコードで 変化を実現する ● ノーコード製品の活用 ● 売上やMRRなどのレポート ● 法改正や規制対応 ● 更新のリマインドや督促も ● 未払いや決済エラーの特定 ● 決済手段の追加や Stripeのコア機能で対応 ● 顧客の契約・請求履歴から ● オートメーションやappで ワークフローや連携も 次の対応を計画 ● SQLによる詳細レポートも 提供する国の拡大 ● イベント駆動による 段階的なUIの切替
YAGNIの法則 You Aren’t Gonna Need It
Stripeを使ったマネタイズの流れ Payment Links / ダッシュボード ノーコードで素早く開始 ・メールアドレスまたはリンク ・単発・サブスクリプション ・システム連携はWebhook カスタマーポータル メール認証式マイページ ・請求情報の表示 ・決済情報の変更 ・プラン変更・解約など 13
Stripeを使ったマネタイズの流れ Payment Links / ダッシュボード Checkout / 料金表 ノーコードで素早く開始 段階的な「埋め込み化」 ・メールアドレスまたはリンク ・単発・サブスクリプション ・システム連携はWebhook ・リダイレクト型申し込みページ ・APIでシステムと顧客情報を連携 ・後ろの連携は、 ノーコード時代のシステムを活用 カスタマーポータル カスタマーポータル(ディープリンク) メール認証式マイページ 段階的な「埋め込み化」 ・請求情報の表示 ・決済情報の変更 ・プラン変更・解約など ・マイページTOPを独自UIに ・必要な「操作」を、 ディープリンクにて実現 14
Stripeを使ったマネタイズの流れ Payment Links / ダッシュボード Checkout / 料金表 Elements ( JS / iOS / Android ) ノーコードで素早く開始 段階的な「埋め込み化」 独自UIで「ホワイトラベル化」 ・メールアドレスまたはリンク ・単発・サブスクリプション ・システム連携はWebhook ・リダイレクト型申し込みページ ・APIでシステムと顧客情報を連携 ・後ろの連携は、 ノーコード時代のシステムを活用 ・埋め込み型決済フォーム ・より柔軟な決済シナリオ ・Appearance APIによるカスタマイズ カスタマーポータル カスタマーポータル(ディープリンク) メール認証式マイページ 段階的な「埋め込み化」 独自UIで「ホワイトラベル化」 ・請求情報の表示 ・決済情報の変更 ・プラン変更・解約など ・マイページTOPを独自UIに ・必要な「操作」を、 ディープリンクにて実現 ・Stripe APIをシステムに組み込み ・準備できた機能から順に ディープリンクより移行する APIを利用した独自 UI 15
承認率を上げる Adaptive Acceptance 機械学習によるオーソリの最適化を行い、Declineされた処理を瞬時に救いにいく Adaptive Acceptanceの 機械学習エンジン カード情報 イシュア情報 請求情報 その他関連情報 オーソリ 1 オーソリNG(Generic Decline) 2 Adaptive Acceptance オーソリ電文を最適化して 再度オーソリ取得を行うことで 成功する可能性があるか? カード ブランド カード 発行会社 3 オーソリ成功 4 15% Adaptive Acceptance による 失敗した決済の再試行で成功する割合 0.5 〜 1.5% Adaptive Acceptance による 平均的なオーソリ成功率の向上率 16
“決済の前後 ”でシステムを分離し、変更しやすくする Payment Links ( ノーコード ) コア機能 / オートメーション ( ノーコード ) Checkout ( ローコード ) IPaaS / Amazon EventBridge Elements ( API組み込み ) Webhook API ( API組み込み ) ( ローコード ) 17
サブスクリプションの 時間経過が伴うテストも簡単 ● テストクロック機能 ● Stripeの中の時間を シミュレートできる ● Webhook連携先は、 status_transitions内の タイムスタンプで時間を判定
Beta Amazon EventBridgeとのネイティブ連携 AWSとのWebhook連携を、ノーコードで実現する https://docs.stripe.com/event-destinations/eventbridge
顧客サポート自動化 売上・費用データの分析 AWS account AWS account Amazon EventBridge Stripe Sigma AWS Lambda AWS Cost & Usage Report AWS Step Functions workflow Customers Amazon Simple Email Service AWS Lambda Admin Amazon QuickSight Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) 20
手動業務を ダッシュボードで効率化
運用フェーズにおける課題 1. 売上や成長率のレポーティングと分析 ○ ビジネスの現状と課題を迅速に見つけたい ○ 売上データの集計やレポート化タスクが負担になる 2. 迅速な顧客サポートと売上回収 ○ 未払いや決済エラーは起きていないか? ○ ダウングレードした顧客はいないか? 22
「ビジネスの現状」を一目で見れるダッシュボード 売上額や新規顧客数、解約率など 最近の解約者や LTVの高い顧客のリスト 23
経営陣や会計チームを Stripeダッシュボードに招待 https://docs.stripe.com/get-started/accou nt/teams/roles#view_only
https://twitter.com/UkyoSatake/status/1778733610021089528/photo/1
“視覚的に購入パターンや購入者が抱 える問題が見えるため、本当に重宝し ています。日々の売上高が表やグラフ で見えるので、こちらの意欲やモチベー ションも上がります ” https://stripe.com/jp/customers/shueisha
マーケ・営業施策としての「割引オファー」をノーコードで 柔軟な割引設定 パーセンテージ(%)または固定金額 利用できる期間(1ヶ月〜無期限) 用途ごとに専用のコードを発行 キャンペーンごとに独自のコードを設定 利用条件も柔軟に設定可能 ・初回のみ ・特定のユーザー限定 ・有効期限付き ・最低注文金額あり 複数のコードを発行可能 https://sizu.me/terms?tab=privacy
DEV UPDATE [New] サブスクリプションや請求書に複数の割引クーポンが適用可能に 割引方法がより柔軟に 1つの請求書やサブスクリプションに 複数のクーポンを適用できるように https://sizu.me/terms?tab=privacy
DEV UPDATE [New] オートメーションで業務フローを自動化 ワークフローのトリガーを指定 社内通知や Webhook連携をカスタマイズ 29
https://speakerdeck.com/hideki_ojima/jp-stripes-osaka8?slide=18
Stripeという「巨人の肩」を乗りこなす 1. 決済やサブスクリプションの請求システムを作らない ○ 必要になるまで、ノーコード / ローコードで対応 ○ イベントを使って、後から作り込めるようにする 2. ダッシュボードを情報ポータルとして活用する ○ ビジネス上の変化や要サポートの顧客を発見する ○ マーケ・営業の施策を実施・検証する 31