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May 10, 17
スライド概要
講演者:遠藤 文昭(ソソフトバンク コマース&サービス株式会社)
中村 薫(株式会社ホロラボ)
こんな人におすすめ
・非ゲーム分野でのUnity活用状況に興味のある方
・Unityを使った非ゲーム向けビジネス展開に興味のある方
・HoloLens向けの開発に興味のある方
受講者が得られる知見
・ソリューション分野でのUnity活用事例
・HoloLens向け開発や活用の知見
リアルタイム3Dコンテンツを制作・運用するための世界的にリードするプラットフォームである「Unity」の日本国内における販売、サポート、コミュニティ活動、研究開発、教育支援を行っています。ゲーム開発者からアーティスト、建築家、自動車デザイナー、映画製作者など、さまざまなクリエイターがUnityを使い想像力を発揮しています。
AR CAD Cloud Unity , HoloLens , クラウドの連携による3Dソリューション
今日のアジェンダ • 「AR CAD Cloud」とは? • HoloLens / Spectator View デモ • HoloLens アプリ開発Tips
登壇者紹介 • 遠藤 文昭 Business Development, ソフトバンク コマース&サービス株式会社 Unity/HoloLens/Azureを連携した3D CADビューイング ソリューション「AR CAD Cloud」を企画開発 Unityの非ゲーム分野での活用拡大を推進中
登壇者紹介 • 中村 薫 代表取締役CEO, 株式会社ホロラボ Kinectなどのアプリ開発を経てフリーランスとなり、 HoloLensのために会社を立ち上げた Microsoft MVP for Windows Development 著書に「KINECT for Windows SDKプログラミング v2センサー対応版」など
「AR CAD Cloud」とは? • 3D CADをARですぐ見れる • クラウドとHoloLensが連携 • 開発元/ホロラボ 販売元/ソフトバンクC&S
「AR CAD Cloud」の目指すもの • 3Dによるイノベーションの「架け橋」に 3D CAD Unity 3D VR/AR/MR
「AR CAD Cloud」の 3 STEP
「AR CAD Cloud」の連携 • Unity Pro/Unity CAD Importer • Autodesk Fusion 360(プラグイン) • Microsoft Azure • Microsoft HoloLens
「AR CAD Cloud」と「HoloLens」 HoloLensとノートPC(スマホ)があれば その場でCADモデルをクラウド経由で 3D化することが可能 特別な処理や環境設置が不要
「AR CAD Cloud」と「HoloLens」 HoloLensを使い、リアルな空間に バーチャルなオブジェクトを重ね 合わせることが可能
「AR CAD Cloud」と「HoloLens」 オブジェクトは位置固定なので 色々な確度からレビューが可能
「AR CAD Cloud」と「HoloLens」 シェアリング機能により 同一モデルを複数名で検証可能
「AR CAD Cloud」と「HoloLens」 シェアリング機能を活用して 遠方の営業現場から本社の設計 担当に修正指示するなど
CADの市場規模 • 67.2%が製造業向け 2015年度の機械系CAD/ CAM/CAEシステムの市場 規模は、前年度比7.5%増 の2273億円 ※出典:矢野経済研究所
3D CADを活用したイノベーション • 国内の30.8%が製造業
VR/ARの市場予測 • 2020年に800億ドル • 2017→2020年は8倍 • 2021年の8割がAR ※出典:Digi-Capital AR
VR/ARと3D CADを結ぶならUnity • マルチプラットフォーム志向 • Unity CAD Importerという支援ツール • HoloLens の3Dアプリ開発ならほぼ一択
Unity活用の課題 • 外部からのモデルデータのロードが難しい • CADデータだとさらに難度が上がる
HoloLensを使うメリット • スタンドアロン • 装着コストが低い(かぶるだけ) • 両手が空く(何かを持たなくてよい) • 実物大のオブジェクト、位置固定 • Sharing相互レビュー
HoloLensの課題 • ストレージ容量(64GB) • HoloLensへデータ転送はWin10PCからWi-Fi経由 • アプリ開発にはUnityとUWPのノウハウが必要 ※価格や視野角は除外
「AR CAD Cloud」を使うと • どこでもすぐレビューできる • データのアップ元はWin10PC以外でも可 • CADデータがVR/AR向けに自動最適化される • HoloLensのメモリ/ストレージを圧迫しない
利用用途 3Dプリンティング イベントデモ デザインレビュー 設計、干渉テスト
「AR CAD Cloud」 のAPIを組み込む 皆様の モデル 環境 CADデータを アップロード ※ファイルフォーマットが 対応していない場合があります AR CAD Cloud クラウド API CADモデルを コンバート処理 API 皆様の HoloLens アプリ 3Dモデルが AR環境で動く
デモ Spectator Viewに切り替えます
HoloLensアプリ開発Tips
MR(Mixed Reality) https://developer.microsoft.com/en-us/windows/mixed-reality/mixed_reality
Windows Mixed Realityのロードマップ 2017年 2018年 2019年~ HoloLens (AR側) Windows MR (VR側) 目指すMRの世界 (ARとVRの融合)
現在の適用範囲(顧客範囲) • 放送 • 大学 • 医療 • 建築、不動産 • 機械、設計 • ロボット • SI
HoloLensアプリ開発に必要な知識 • Unity(Must) • VR (Better) • Web/Cloud (Option) • Kinect (Option) • Point Cloud(Option) UWP力 • UWP (Must) HoloLens力 Unity力
HoloLensの技術領域 Windows(UWP) HoloLens Unity
Tips:UnityとWindows UWPの世界 • 一つの実装に対して複数のアプローチ • .NETとUWPでAPIが異なる場合がある • .NETとUWPそれぞれのファイルAPI • UnityとUWPそれぞれのカメラAPI • Corutine と async/await
Tips:UnityとWindows UWPの世界 • 環境に対する複数のアプローチ • UnityとUWPそれぞれのリポジトリ管理 • UnityとUWPそれぞれのコード • リモート実行と実機実行
Tips:UIの配置に関する考え方 • World Lock (推奨) • 空間内に固定される • Body Lock (推奨) • 視野内に固定されるがゆるく移動する(スタートメニュー) • Canvasを「World Space」にしつつHoloToolkitの「Tagalog」で移動 • Display Lock (非推奨) • 視野内に固定される • Canvasを「Screen Space – Camera」で配置
Tips: Sharing(空間共有) • HoloLensの大きな特長 • 複数のHoloLensで空間座標を共有し、同じ状態を見られる • 空間座標共有のための位置合わせに改善の余地あり • Vuforiaのマーカー検出を組み合わせるなどの工夫
Tips: XAMLとD3D • ファイルピッカーやスクリーンキーボードなど2D環境の利用 • Windows 10固有の機能はXAMLで呼び出す • 3D(D3D)と2D(XAML)の切り替え
Tips:HoloLensとクラウド • HoloLensはモバイルデバイスなので、クラウドなど外部との連携が重要 • Azureなど外部連携はSDKよりREST APIが有用 • Unity(UWP出力)とNuGet(パッケージマネージャー)との相性問題 • WSA(UWP)とEditor(x64)でのプラグインの相性問題 • .NETとUWP • C++/CLI (.NET)とC++/CX (WUP) より深い/細かい話はブースまたはde:code 2017にて
Tips:情報収集 • MicrosoftのHoloLensフォーラム • https://forums.hololens.com/ • UnityのHoloLensフォーラム • https://forum.unity3d.com/forums/hololens.102/ • UnityはUnityでググる • UWPは2DのUWPで探す • UWP APIのHoloLensでの使い方はDirectXで作ってるサイトが参考になる
「AR CAD Cloud」今後の予定 • 5/23-24 de:code 2017 • 5/30-31 Japan VR Summit Nagoya 2017 • 現在、テスター追加募集中 2017年内 メニュー提供開始 他
是非ブースへお立ち寄りください
「AR CAD Cloud」展示/デモ体験ブース B7 第1ブースエリア
Thank you!