【Unity道場 自動車編】空間再現ディスプレイの概要と活用事例

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October 12, 21

スライド概要

2021/10/07に開催された Unity道場 自動車編 の講演スライドです。 
講師:太田 佳之 (ソニー株式会社)

Unityのイベント資料はこちらから:https://www.slideshare.net/UnityTechnologiesJapan/clipboards

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リアルタイム3Dコンテンツを制作・運用するための世界的にリードするプラットフォームである「Unity」の日本国内における販売、サポート、コミュニティ活動、研究開発、教育支援を行っています。ゲーム開発者からアーティスト、建築家、自動車デザイナー、映画製作者など、さまざまなクリエイターがUnityを使い想像力を発揮しています。

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各ページのテキスト
2.

自動車業界での空間再現ディスプレイ『ELF-SR1』の活用

3.

登壇者 太田 佳之 (Yoshiyuki Ohta) ソニー株式会社 TV事業本部 商品企画部 空間再現ディスプレイ 商品企画担当 ソニーの液晶テレビ「ブラビア」のUX企画としてAndroidTV化の 推進と様々な社内サービス開発に従事。現在は「空間再現ディスプ レイ(SRD)」の商品企画&ビジネスデベロップメントとして各社 パートナーの皆様と新規サービスを開発しています。

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Agenda 1.空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)とは? 2.各業界活用事例、自動車業界事例紹介 3.SRD SDK for Unityの解説、アプリのつくりかた

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Spatial Reality Display(空間再現)とは? ・単に3Dで飛び出ているのではなく、映像空間を創り出す ・見ている位置から見られる映像を再現するので自然な表現 ・視差を再現するので手前と後ろの位置関係が把握できる。

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商品の特徴① 裸眼で快適に楽しめる 高精細な立体空間再現 まるで目の前に実物が現れたかのように感じらる 映像の空間再現が可能です。 映像そのものがすべて立体空間上で再現されています。 手で触れたくなるくらいの実在感と奥行きを感じる 立体空間再現を実現します。 7

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商品の特徴② コンテンツ制作用の開発ツール(専用SDK提供) UnityとUNREAL ENGINE4に対応した専用のSDKを提供します。 既存の3Dアセットを活用しながら簡単に立体表示できます ゲームエンジンを利用してコンテンツを開発できるため、インタラクティブ性のあるコンテンツ開発も可能です。 また、既存のVRコンテンツなどの移植も容易です 8

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商品の特徴③ 立体コンテンツへの没入感を高めるデザイン・2.1chスピーカー搭載 <側面> <正面> ①トップバー ②サイドパネル スピーカー搭載 <背面> ③ボトムステージ +没入感を高めるオプションパーツを同梱 9

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その他主要スペック 超高精細な空間表現を実現する 4K解像度/15.6インチパネル クリエーターの想いを正確に再現する画質クオリティ 色域:Adobe RGB 約100%カバー 明るさ:500nit コントラスト:1400:1

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実利用例

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実例:VRコンテンツ移植 Unity提供コンテンツ利用

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ポイント ・既存アセットの活用 もともとVR用につくられたUnity project fileを利用 SRD用SDKをいれて再Build ・SRDへ最適化 手前に飛び出しすぎのパーティクルをいくつか修正 スケールをSRDの箱庭サイズに変更 →ほぼ1日でSRD用アプリ化可能

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実例:医療系利用 神奈川歯科大学 板宮様 (@t_itamiya)

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実例:建築3Dデザインアプリ Sony制作

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ポイント B2B用途 ・医療系 3D需要が高く利用拡大中 ・建築、デザイン、流体解析などにもニーズ有 ・ライティングシミュレーション等に期待有

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実例:インタラクティブコンテンツ Sony制作/SonyPicturesコンテンツ提供 ハンドジェスチャーセンサー対応 例) Leap Motionなどを活用可能

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ポイント インタラクティブコンテンツの実現 ・ゲームパッドや各種センサーでインタラクション可能 ・SRDの視線認識センサーも活用可能 (ユーザーがどの位置から見てるか把握できる)

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自動車業界の活用事例紹介 20

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自動車業界の活用アプローチ(1) US事例 Volkswagen様 デザイン確認 「ヘッドセットやメガネを使わず、様々な視点からデザインレ ビューできる。自然でリアリティのあるデザインをこれまでより も高速に確認でき、クオリティを向上が期待できる」 モック制作 「virtual tryout ー モック制作の事前レビューに活用」 ディーラー/カーコンフィギュレーション活用 「車の色違い、インテリア、アクセサリオプションをカスタマイズ した状態を実際に立体表現で提案」 21

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利用実績 SkyDrive社 空中ドライブ体験モニター 2020年8月25日、空飛ぶクルマ「SD-03」を世界初披するとともに有人飛行の公開試験を実施。 その飛行体験をバーチャルで体験できるモニタとして採用。 22

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なぜSRDか? • 様々な角度からデザインレビューできる 2Dでは把握できない造形、ある角度から見た光の反射表現、奥行き、 立体感の確認ができる • モック制作前にデザインレビュー可能 モック制作回数、制作リードタイム削減、コストの低減につながる • 新しい体験価値の提案 お客様に対するプレゼンテーション、提案でも活用できる 23

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デベロッパーサイト https://www.sony.net/dev-srd 誰でも無料でダウンロード可能。実機をもってなくてもアプリの開発はできます。 24

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コンテンツ制作の基本フロー ①3DCGデータを用意する ②ゲームエンジンで読み込こみ SDKを使ってアプリ化 ③立体表示を楽しむ ダウンロード アプリ化 読み込み モデリング ・3Dデータをモデリングする ・Webから3DデータをDLする ・Volumetric captureする ・SDKを利用して表示エリアを決める。 ・バーチャルカメラで視点を決める ・様々なインタラクティブコンテンツ にして楽しみましょう 25

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Spatial Reality Display SDK for Unity 仮想空間@UnityEditor 現実空間 L/R描画カメラ SRDisplayManager Prefab SRDisplay ViewSpace 各コンポーネントをまとめたアセット(Prefab)を仮想空間に配置する簡単な作業だけで 現実空間のSR Displayとユーザ位置がシミュレートされます 26

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Spatial Reality Display SDK for Unity UnityApp 他デバイス 他アセット メイン処理系 - VRM - Gamepad - LeapMotion - Azure Kinect ・ ・ Game Logic ・ ・ L/R EyePos Game Loop SRD UnityPlugin L/R EyePos Scene Rendering L/R Render Texture Tracker Interface Compositer Interface L/R EyePos SR Display SRD Runtime FaceTracker CoreSystem SRD Compositer CoreSystem L/R Render Texture Camera Image SRD Texture アプリロジックにSR Displayの影響が及ばないため,Unityが持つ高い自由度を阻害しません コア技術をRuntimeに集約しているため,Runtimeを更新するだけで将来の性能向上版を利用できます 27

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この空間再現ディスプレイにご興味を頂けた方に対してデモ機の貸出やデモ会の実施も しておりますのでお気軽にお問い合わせください。 <お電話の問い合わせ先> 電話番号:0120-30-1260 <メールの問い合わせ先> 空間再現ディスプレイ 商品担当:八瀬 紘也 迄 [email protected] 28

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SONYはソニー株式会社の登録商標または商標です。 各ソニー製品の商品名・サービス名はソニー株式会社またはグループ各社の登録商標または商標です。その他の製品および会社名は、各社の商号、登録商標または商標です。