ゴルフの真髄

>100 Views

July 05, 26

スライド概要

profile-image

知識の泉 本や論文など、確かな根拠に基づいた知識を、誰にでも届く形に変えて発信しています。心理学、行動科学、組織論、哲学、経済学など、分野を問わず「正しく、深く、面白い」知を探求するのがコンセプトです。 なんとなくのイメージや感覚的な情報ではなく、一次資料や学術研究に立ち返り、エビデンスを丁寧に紐解いた上でスライドにまとめています。一つのテーマにつき、背景理論から実践的な活用法まで、体系的に理解できる構成を心がけています。 「知って終わり」ではなく、「明日から使える」知識を届けることを目指し、これからも様々な分野の本物の知をこの泉から汲み上げ、発信していきます。気になるテーマがあれば、ぜひ覗いてみてください。

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

ダウンロード

関連スライド

各ページのテキスト
1.

ゴルフの真髄 コースでのメンタル・技術・戦略を極める ゴルフ上達の哲学

2.

ラウンドでは8割で打つ ラウンド中は常に8割の力で打つことを基本とする。ミスをしたとしても、スイング テンポのズレや力みが原因だと考えれば十分である。それ以上深く考える必要はな い。 むしろラウンド中はコースに集中しない時間を意図的に増やすことが大切だ。ラウン ジ練習は何も考えずに打つくらいで良い。考えることが増えるほど難しくなる。考え ないことこそが大事なのである。 コースでは「6割振り」のつもりで振ると、実際には9割程度になる。ゆっくり振るこ とを意識することが重要だ。また、ラウンドに出るとすくい打ちが増えてしまうのは 自然なことであり、それを治していくしかない。目の前にあるボールをどこへ打つべ きか、そのことだけに専念することが大崩れを防ぐ鍵となる。

3.

ボビー・ジョーンズの言葉 「ゴルフとは耳と耳の間でするものである」 つまり、ゴルフとは頭でプレーするものだということだ。この言葉は、ゴルフにおけるメンタルの重要性を端的に表している。技術だけでなく、 思考と判断力こそがスコアを左右する。 自分を知り、自分のショット力を基に、徹底的に確率を重視したゴルフを自分に課すことが求められる。ゴルフが上手になる上で最も大事なこと は、自分自身を知ることに他ならない。 過大評価 自分の力量を過大評価する人は、無謀なシ ョットを選択し、スコアを崩す。 過小評価 過小評価する人もいる。どちらも正確な自 己認識の欠如から生まれる。 正確な自己認識 自分のショットの正確度と飛距離を冷静に 把握することが出発点である。

4.

確率を重視したクラブ選択 具体例で考えてみよう。パー3でグリーンエッジまで155Y、ピンまで165Y、グリーン手前・左右には深いバンカーがある状況を想定する。 アベレージゴルファーの罠 を 番アイアンでギリギリ越せる距 離の人は、真芯で打てたら160Y飛ぶかも しれない。しかし真芯に当てられる確率 が低いのがアベレージゴルファーの現実 だ。 155Y 7 正しい判断 ならば番手を上げる一手しかない。6番 アイアンを選択することが確率的に正し い判断である。 ゲームへの執着心 スコアはボールを打つ技術だけで決まる ものではない。ゲームに対する執着心と 姿勢の差が結果を分ける。賭けに出るよ りも、ゴルフに対する正しい姿勢が大事 だ。バーディはまぐれであり、ゴルフで の自己評価は往々にして甘い。

5.

他人を気にしない 人を気にすることによって心の平静さを失い、無駄にスコアを崩していく。個人競技 の良さは他人のことを気にせずプレーできる点にある。 一緒に回っている人がボールをよく飛ばしたり、スコアが良かったりすると、なんと なくそれが気になってしまう。そして自分でも飛ばそうとしてミスを犯す。人の距離 が気になることも多い。 一緒にラウンドを回るプレイヤーに無関心になるくらいがいい。人よりもコースを相 手にゴルフをすることが重要だ。「オールドマンパー」を知り、コースと向き合うこ とに集中する。

6.

飛距離は有利か? 飛ばす人の悩み 飛ばす人には飛ばす人の悩みがある。飛ぶ ゆえに、飛ばない人よりも何倍も努力しな ければならない。距離を抑えるには、飛ば ない人がクラブを力一杯回して飛ばそうと するよりも、ずっと難しい。 「飛ぶ=楽」は嘘 「飛ぶ=ゴルフが楽」というのは嘘であ る。狙ったところに打てるのであれば飛ぶ 方が有利なのは間違いないが、それが前提 条件だ。 心の平静 どんな相手と一緒にラウンドしようと、心 を乱されずに平静にプレーできるようにす る必要がある。人は人・自分は自分。相性 というものもゴルフには存在する。 ゴルフがメンタルなゲームであるといわれている以上、同伴者の存在が自分のプレーに大きな影響を及ぼすことは明らかだ。グリーン周りからの アプローチショットはアンダーハンドのトスの要領が基本である。

7.

マッチゲームで学ぶ心理戦 マッチゲームでゴルフを覚えたせいか、他人の存在に左右されない術を割合早い時期 に身につけることができる。ホールマッチは駆け引きが多く、それゆえに面白いとも いえる。 やたら時間をかけていた相手があるホールから突然プレーが早くなる、あるいは逆に 早かったプレーが急に遅くなったりする。これも一種の駆け引きである。ゲームの展 開を変えようとして故意にやっているわけだ。 「こういうやり方もあるのか」「こういうことに惑わされたらいけないぞ」 自分のゴルフを失わないように心がける。こういうことを繰り返していくうちに相手 が気にならなくなり、いつも自分のゴルフができるようになる。一番影響を受けるの は同伴者であることを常に意識しておくべきだ。

8.

ラウンド前の準備と忍耐 練習は3日前まで 前夜の睡眠 我慢の強さ 練習するならラウンドの3日前まで。これなら 前夜の睡眠こそゴルファーの一つの悩みであ 青木功もゴルフは「我慢」といって強くなっ 筋肉痛は取れる。直前の練習は逆効果になりか る。良質な睡眠がラウンドのパフォーマンスを た。忍耐こそがゴルフの本質的な強さを生む。 ねない。 左右する。

9.

欲望を捨てるゴルフ パッティングは「入れたい、入れたい」という欲が強すぎて微妙な感覚が出せない。 ミスの原因はほとんどそこにある。強すぎる欲望を取り除くことが大事だ。 ドライバーも「まっすぐ飛ばさない、曲がって結構、飛距離も出なくていい」と思う ことが重要だ。曲がって当然と考えれば曲がりも気にならなくなる。欲望を捨てなが らゴルフをすると、意外と堅く収まるものである。 「ないない主義」 乗らない・寄らない・入らないという気持ちでもともと回るのが大事。目標が 大きく見えるから気が楽に打てる。のびのびと打てる。力みの抜けたいいスイ ングを生む。 「たいたい主義」の罠 「乗せたい・寄せたい・入れたい」は目標が狭くなってしまう。そんな一点に 打てるか?そのプレッシャーがミスを呼ぶ。

10.

一打一打に集中する いいスコアの時はもっとのびのびとゴルフをしている。いい時はスコアのことをあまり考えない。一打一打に集中し、その結果がスコアという数 字である。ホールを上がれば、その数字はスコアカードに書き込むだけで、過去を振り返らない。 1 スコアを数えない 打つ時に打数を計算するから気持ちが 動揺する。できるだけスコアを数えな いようにする。この先のスコアを計算 することも愚の骨頂だ。 2 今日の大まかな感覚だけ 「今日のスコアはいいかな、悪いかな」 程度を考えていれば十分。集中力があ る時は何番ホールかも気づかないくら いになる。 3 最後まで気を抜かない スコアがいい時はスコアを見たい気持 ちがあるが見ない。「戦いはまだ終わっ ていない、まだ3ホールある」と思って 気を抜かないようにすることが大事 だ。

11.

上手い人と普通の人の思考の違い 普通の人の思考 ドライバー:しっかり遠くに飛ばしてやろう。飛ばそう、飛ばそうと 考える。 アイアン:グリーンに乗せることばかり考える。 パター:外すことばかり考えてパットする。まずは外すことを前提で 考える。 上手い人の思考 ドライバー:飛ばしてはだめだ。飛ばさないように、飛ばさないよう にと考えている。 アイアン:グリーンを外すことばかり考えている。パーオン率はプロ ですら6割、アマチュアは4割にも満たない。 パター:入れることしか考えていない。「この強さでこう打てば入 る」。外したら外した時に考えれば良い。 力を抜くのには時間がかかる。ゴルフで一番難しいのは力を抜くことだ。さんざん失敗して痛い目にあって初めて学べる。これが経験の差であ る。

12.

失敗から学ぶ逆説的な上達法 ドライバーは曲げてこそ ドライバーは曲げて曲げてこそ、曲がるものだと覚える。それで初めて力を 抜いて打つことを覚える。 アイアンは外しまくってこそ アイアンはグリーンを外しまくって外しまくって、初めてグリーンには乗らな いものだとわかる。 でもいきなりは上手くならない さんざん失敗して痛い目にあって学べる。これが経験の差だ。勝負は下駄を 履くまではわからない。何が起こるかわからないのがゴルフである。

13.

悪い日こそ真の実力が問われる 何をやっても上手くいかない日もある。気持ちが荒ければ、1打2打増えてしまうことなんてザラだ。いいスコアの時は一打を慎重になるが、悪い 時に一打を大事にできるかどうか、これがまた難しい。平均スコアを崩すのは悪い時のスコアである。調子が悪い時こそその人の真の実力が問わ れる。 OB が多い日 アイアンが打てない時 寄せが寄らない時 相手も同じ そのコースがOBになりやすいと考える。自分だけが悪いのではな い。 バンカーが多かったり砲台グリーンだったりして寄せにくい場合 が多い。コースのせいだと考えた方がいい。 このコースのボールのライに問題がある。上りや下りの傾斜、微 妙なアンジュレーションが原因だ。 自分がこれだけ悪いなら相手も悪い。俺がOBを出すなら相手もOB を出す。どんなに悪いスコアでも相手も悪いスコアなんだと考え る。こう考えれば自然と一打一打を大事にしていく。

14.

パットの才能とは何か パットの上手いやつは押し並べてパットを強めに打つ。パットで最も難しいのは技術 的なものではなく、精神的なものだ。「入れたい・外したくない」という気持ちがミ スにつながる。 パット上手はいとも簡単に打つ。躊躇しない。 パットの才能とは、外すことを恐れない性格のことである。 パターは1Mを徹底的に練習する。パターの芯でボールの芯を打つことだけを考え る。決して芯を外さないぞと思い切ることが大切だ。ゴルフは寄せとパットが上手か ったものが勝つ。これはプロもアマも変わらない。寄せ・パットが下手な人はシング ルにはなれない。

15.

ゴルフは個人ゲームである 自分との対話 ゲームに入れば頼れるものは自分しかいな い。局面局面で常に自分との対話になる。 つまりもう一人の自分がいる。対話という より説得といった方が正確だ。 チェックポイント 上手い人はショットをする際にチェックポ イントを持っている。ティグラウンドは舞 台であり、観客が見ている。いいところを 見せたいという気持ちが強いと悪くなる。 構えに入ったら 構えに入ったら相手は自分とコースだけ。 まるっきり練習していないんだからと思っ ているゴルフの方がリラックスしていいス コアで回れる。大叩きしてもいいや、楽し ければいいやと思えるくらいが一番いい。

16.

練習は3年後に生きる 「今日の練習は3年後に生きる」 日の練習で1mm上手くなるのがゴルフだ。練習してもすぐには上手くならないし、 少しずつしか上手くならない。その差は目に見えない。そのことを自覚するようにな ると、いつの間にか上手くなっている。 ゴルフには自惚れがないといけない時期がある。ドライバーという怪獣を飼い慣らせ るように60〜70%で打つ練習をする。悪いショットだけど結果うまくいったら結果オ ーライ。進歩するには好敵手が必要だ。 1

17.

上手い人のあるある 口数が少ない 動作が早い 忍耐力がある 上手い人は余計なことを話さない。集 プレーが早い。すぐに打つ。考えすぎ 忍耐力のある人がゴルフは上手い。青 中力を維持するために言葉を選ぶ。 ず、リズムよく行動する。 木功も「我慢」で強くなった。 ゴルフはリズムゲーである。スイングの大きさではなく、歩く時も目標を見る時も、一定のリズムを保つこと。それが集中力を生み出す。

18.

勇気と見栄 勇気が必要な場面 下りのパットをショートしないこと。難しいティーショットをフェア ウェイにしっかり置くこと。これは克服しなければならない場面があ る。 見栄は百害あって一利なし ゴルフは距離を競うゲームではなく、正確さを競うゲームである。女 の子意識で見栄が出る。上手な人ほど優しいクラブを使っている。攻 め方も一番優しいのを選ぶ。

19.

技術は教えられない 教えたがらない人ほど本物である。簡単には教えない。教えても簡単にできないこと を知っているからだ。熱意が伝われば、一言教えてくれる。無意識のうちにそれがで きるようにならないとモノにはならない。 アプローチも「寄せよう、寄せよう」としないこと。これがコツだ。3Mくらいに寄 ればいいやというくらいの円を考える。人ができたからといって、自分にできるとは 限らない。自分の技は自分で作り上げるしかない。そういうことを知っているからこ そ、上手な人は技術を教えたがらない。 自己流を貫く人は最初は遠回りするけど、一旦自己流を身につけると、付け焼き刃で はない自信がある。だから上手い。ここ一番では強い。基本は大事だがゴルフは自己 流でいい。みな自己流なのである。ゴルフは無意識のスポーツであるためだ。

20.

ゴルフは頭脳が80% 80% 頭脳の割合 20% 肉体の割合 60% パーオン率(プロ) ゴルフは頭脳が80%。今までは肉体の20%だけ 肉体的な技術は全体の20%に過ぎない。プロが プロですらパーオン率は6割。アマチュアは4 でスコアを出してきたのだから、結果が出なく 頭脳の代わりになってくれていた部分が大き 割にも満たない。グリーンを外すことを前提に て当たり前だ。 い。 考えるべきだ。 練習場でのスイングを見て100を切れないのはおかしい。頭脳の部分でミスがあるから切れていないと考える。これがプロの思考である。変なスイ ングを見ても笑わなくなる。

21.

ダフらないための技術 1 ヘッドを宙に浮かせて構える ダフらないためにはボールの先にヘッドを落とす。ヘッドを地面に つけないで宙に浮かせて構えることで目線との整合性が整う。 3 バンカーショットは逆 バンカーショットは手前の砂を見て、ボールをあえて見ない。これ が基本だ。 2 目線をボールの先にする 一般にヘッドは見つめている地点に落ちることが多い。悪いライで はボールの先を見ることでダフらない。あえてボールを見ない。 4 パットはボールの上側を打つ ボールの上側を打てば転がりが良く、狙ったところへまっすぐ行 く。

22.

アプローチはAWのみで作り上げ る アプローチはAW(アプローチウェッジ)のみで作り上げる。グリーン周りからのア プローチショットはアンダーハンドのトスの要領が基本だ。寄せよう寄せようとしな いこと。3Mくらいに寄ればいいやというくらいの気持ちで打つ。 ゴルフは寄せとパットが上手かったものが勝つ。これはプロもアマも変わらない。寄 せ・パットが下手な人はシングルにはなれない。アプローチの精度を高めることが、 スコアアップへの最短ルートである。

23.

タイガー・ウッズも震えた あのタイガー・ウッズだってマスターズの1番は震えてティアップできなかった。 ゴルフは精神的な強さが求められる競技である。世界最高のプレーヤーでさえ、大舞台では緊張する。それが人間というものだ。 精神的な強さとは 精神的な強さとは、緊張しないことではな い。緊張しながらも自分のゴルフができる ことだ。心を乱されずに平静にプレーでき るようにする必要がある。 結果だけを重視しない 結果だけを重視して意図を問わない態度を 取る限り、本当の上達はない。人間の感覚 が存在する以上、技術論は伝達するのが難 しい。 人と同じことをしない 人と同じことをしていたのでは上達などな い。自分だけの技を自分で作り上げること が、真の上達への道である。

24.

ゴルフはリズムと集中力 歩くリズム 一定の歩幅とテンポで移動する。 スイングテンポ トップからフィニッシュまで安定した速さ。 集中力 構えの瞬間に雑念を切る。 ゴルフはリズムゲーである。スイングの大きさではなく、歩く時も目標を見る時も一定のリズムを保つことが集中力を生み出す。上手い人はすぐに打つ。プレーが早い。口数が少な く、動作が早く、忍耐力がある。これがゴルフ上手い人のあるあるだ。 構えに入ったら相手は自分とコースだけ。一打一打に集中し、その結果がスコアという数字である。集中力がある時は何番ホールかも気づかないくらいになる。それが理想の状態だ。

25.

まとめ:ゴルフ上達の哲学 頭脳が80% 欲望を捨てる 人は人・自分は自分 練習は3年後に生きる ゴルフは頭でするもの。自分を知り、確率を重視し、考えすぎない ことが大事。 同伴者に惑わされない。コースを相手にゴルフをする。個人ゲーム の本質を忘れない。 「ないない主義」で力みを抜く。入れたい・飛ばしたいという欲が ミスを生む。 日 の上達。自己流を貫き、失敗から学び、自分だけの技を作 り上げる。 1 1mm ゴルフとは耳と耳の間でするものである。自分を知り、欲を捨て、一打一打に集中せよ。