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October 24, 26
スライド概要
2026/10/24開催。
午後Ⅱ(令和7年度 問2 稼働開始リスクのマネジメント)を本番と同じ2時間で解く会。
【2026年版・第9回】 プロジェクトマネージャ試験勉強会 実際に午後Ⅱを解いてみよう(第4弾):令和7年 問2 稼働開始リスク 2026年10月24日(土)/ Quatrex / システムエンジニア友の会
本日のお品書き 趣旨と今日のゴール/当日のアジェンダ 今日の問題:令和7年度 午後Ⅱ 問2 導入解説:用語、問題文の読み方、制約の厳しくなり方 出題趣旨・採点講評の事前確認 採点ルーブリックの予告と提出方法 解答タイム(120分) 感想戦と次回に向けて 2 / 20
趣旨と今日のゴール 3ヶ月ぶりの午後Ⅱです 今日のゴール 8月・9月は午後Ⅰの品評会を2回やりました 完璧でなくて構いません。まず時間内に全設 今日は第3期(午後Ⅰ対策+午後Ⅱ強化)の 問を埋めること 締めとして、4本目の午後Ⅱを書きます 午後Ⅰで見た「出題者が問題文に仕込むも 初参加の方も、同じ仕組みでフラットに参加 の」を、論文の組み立てに使ってみること できます 書いた論文は、後日 Claude Code で採点 と参考論文の作成をして Discord で返却し ます 3 / 20
当日のアジェンダ(150分) 時間 内容 9:30〜9:45 A. 頭出し:問題の提示、導入解説、出題趣旨・採点講評、提出方法 9:45〜11:45 B. 解答タイム:本番と同じ2時間(概要シート → プロット → 論文) 11:45〜12:00 C. 感想戦:書いてみての気づきをシェア 休憩は各自で取ってください 提出は当日でなくてもOKです(後日 Discord へ) 4 / 20
PART A / 15 MIN 頭出し:今日の問題と導入解説 5 / 20
今日の問題:令和7年度 秋期 午後Ⅱ 問2 システムの円滑な稼働開始を危うくするリスクのマネジメントについて システムには、稼働開始時の滞りのない業務遂行や混乱のないシステム運用が求められる 失敗すると大きな経済的損失や信用失墜を招く。これを危うくするリスクを稼働開始リスクと呼ぶ 計画段階:要件を定義し、稼働開始リスクを特定・評価し、コストや期限などの制約を考慮して、複数案から有効 な対策を策定する 実行段階:対策が不十分と判明したら改定し、新たなリスクが見つかったら新たな対策を策定する。その際、稼 働開始が近づくにつれて制約が厳しくなることを考慮する 問題文の例:「利用者の問合せに迅速に対応する」という要件に対し、「稼働直後に問合せが集中して対応が遅滞す る」のが稼働開始リスク。 6 / 20
設問と字数 問 問われていること 字数 ア 滞りのない業務遂行や混乱のないシステム運用に関する要件、要件を満たすために重要と考えた稼働開 400〜800字 始リスク、重要と考えた理由 イ 計画段階での対策の策定における制約、制約を考慮して策定した対策の内容、対策が有効と考えた理由 800〜1,600 字 ウ 実行段階の状況に応じて改定や策定を行った対策の内容、稼働開始が近づくにつれて制約が厳しくなる 600〜1,200 ことに対し考慮したこと 字 設問アに「プロジェクトの特徴・目標」という項目はない。それでも PJ の概要は冒頭で短く書く(概要シートと整 合させる) 太字の項目が採点で見られるチェックポイント。1つも落とさない 7 / 20
導入解説①:知っておきたい用語 用語 中身 稼働開始リスク 円滑な稼働開始を危うくするリスク。作り終えた後、使い始めたときに業務や運用が滞るリスク リスクの特定・評価 何が起きうるかを洗い出し、発生確率と影響度で重みを付ける リスク対応戦略 回避・軽減・転嫁・受容(第2回のおさらい) コンティンジェンシー計画 リスクが顕在化したときに発動する、あらかじめ決めておく対応 移行判定(Go/No-Go) 稼働開始してよいかを、決めた基準で判断する会議 移行リハーサル 本番と同じ手順・時間で移行を事前に通しで試す 段階稼働・並行稼働 一部の拠点や業務から始める/新旧を並べて動かす ハイパーケア 稼働直後の一定期間、問合せ・障害対応の体制を厚くする 8 / 20
導入解説②:問題文の読み方(設問の地図) 問題文の段落と設問が、ほぼ1対1で対応しています。 問題文の段落 対応する設問 書くこと 第1段落:円滑な稼働開始とは ア 業務遂行・システム運用の要件 第2段落前半:要件を満たすためにリスクを特定・評価 ア 重要と考えた稼働開始リスクと理由 第2段落後半:複数案から制約を考慮して策定 イ 制約、選んだ対策、有効と考えた理由 第3段落:不十分なら改定、新たなら策定 ウ 実行段階の状況と、改定・策定した対策 第3段落末:近づくにつれ制約が厳しくなる ウ 制約が厳しくなることへの考慮 要件 → リスク → 理由 → 制約 → 対策 → 有効性 → 状況変化 → 改定 → 制約への考慮。こ の一本の線が切れないように書く。 9 / 20
導入解説③:稼働開始が近づくと、制約はどう厳しくなるか 計画段階(まだ余裕がある) 稼働直前(打てる手が減る) 機能を追加・変更できる 変更凍結で、プログラムはもう直せない 利用者教育やマニュアル整備に時間を取れる 追加の要員は立ち上がりが間に合わない 予算や要員を確保し直せる 予備費の残りが少ない 稼働日そのものを調整する余地がある 稼働日は対外公表済みで動かせない 設問ウで書くのは、この狭まった選択肢の中で 何を優先し、何をあきらめ、誰と合意したか。 運用でカバーする、範囲を絞って稼働する、延 期の判断基準を決めておく、など。 10 / 20
出題趣旨(IPA公表) システム開発プロジェクトでは、円滑な稼働開始に失敗すると、組織が大きなダメージを被るこ とがある。したがって、稼働開始リスクがある場合、プロジェクトマネジメント業務を担う者は、 プロジェクトの計画段階や実行段階で、稼働開始リスクを適切にマネジメントする必要がある。 本問では、稼働開始リスクに対する、コストや期限などの制約を考慮した適切な対策、対策の実 行状況に応じた対応などについて具体的に論述することを求めている。 午後Ⅱには解答例がありません。出題趣旨が、その代わりの「求める答えの方向」です キーワードは「制約を考慮した」と「実行状況に応じた」の2つ 11 / 20
採点講評の落とし穴 プロジェクト完了のリスクだけの記述にとどまる(全問共通の講評で名指し)。「期日までに作り終えられない」は 稼働開始リスクではない 円滑な稼働開始と関連性の薄い要件を挙げている 要件を満たすために重要ではない稼働開始リスクを特定している マネジメントの視点を欠いた、技術的なリスク対応策の記述に終始している システムを完成させるだけでなく、システムを円滑に稼働開始させるためのマネジメント能力の 向上に努めてほしい(採点講評より) 一方、多くの受験者はリスクの特定・評価と対策を具体的に書けていた、とも書かれています。差がつくのは、 稼働開始とのつながりと制約の扱いです。 12 / 20
採点ルーブリックの予告(共通版・5観点25点) # 観点 主に効く 今日の問題での見どころ 設問 1 PJの独自性とPMの立場 ア 稼働開始が失敗できない事情(業種・利用者・公表済みの開始日 など) 2 目的・目標の認識と背景 ア 要件が業務の目標と結びついているか 3 マネジメントの判断と工夫 イ 複数案の比較と、制約を考慮した選択 4 モニタリング・コントロールの実 イ・ウ 実行段階で不十分さや新リスクをどう察知し、どう改めたか ウ 稼働後の結果と、次の案件に残したもの 効性 5 終結と組織への還元 問題によらず使い回せる共通ルーブリックです。後日この観点で添削して返却します。 13 / 20
提出方法と採点+α 提出物(テキスト2点) 採点と参考論文 system-gaiyo_<name>.md (プロジェクトの概 Quatrex が Claude Code で実施 要シート・15項目) 採点はルーブリックの5観点で essay_<name>.md (論文本体・フル尺) 参考論文は、各人のネタを元にフル尺で <name> はご自身の名前(例:quatrex) 添削コメントとセットで後日 Discord で Discord にテキストで投稿してください。提 返却 出は後日でもOK 令和7年度から、概要欄の名前が「論述の対象 とするプロジェクトの概要」になりました。項目 は従来と同じ15項目です。 14 / 20
PART B / 120 MIN 解答タイム:本番と同じ2時間 15 / 20
解答タイムの時間配分(120分) 作業 目安 ポイント プロジェクトの概要シート 10分 15項目を埋める。本文と矛盾させない プロット 20分 要件 → リスク → 制約 → 対策 → 状況変化 → 改定 の線を先に引く 設問ア 20分 〜800字 設問イ 45分 〜1,600字。複数案と選んだ理由を忘れずに 設問ウ 20分 〜1,200字。「近づくにつれて厳しくなる制約」を必ず書く 見直し 5分 設問の項目との対応と、字数レンジ いきなり書き始めないこと。プロットで8割決まります。 16 / 20
解答タイムのルール 各自のPCでテキスト執筆をお願いします(メモ帳/VSCode/Notion など、お好みで) Discord はミュートで集中モード。困ったらテキストチャットで質問OK 参考資料を見るのはOKです(本番ではできませんが、今日は練習) 合図で一斉スタート。120分たったら、いったんキーボードを置いてください 17 / 20
PART C / 15 MIN 感想戦:書いてみての気づきをシェア 18 / 20
感想戦で話したいこと 3ヶ月ぶりの2時間。時間配分はどうだったか どこで手が止まったか(ネタ選び? 制約? 設問ウの状況変化?) 完了リスクに寄らず、稼働開始リスクとして書けたか 午後Ⅰで見た「出題者が問題文に仕込むもの」を、論文の組み立てに使えたか 4本書いて見えてきた、自分の論文の癖や弱点 添削と参考論文は後日 Discord で返却します。 ※ Quatrex補足:午後Ⅱで手が止まるのは、書き方よりも先に「どのプロジェクトの、どの場面を書くか」が自分の中で固まっていないからか もしれません。もしかすると、AIと壁打ちして、業種・規模・体制・制約・起きた出来事まで、自分の中のプロジェクト像を固めておくのがいいの では…? 19 / 20
次回に向けて 期 時期 テーマ 第3期 8〜10月 午後Ⅰ(科目B-1)対策+午後Ⅱ強化 ← 今日で締め 第4期 11〜1月 総仕上げ(科目A対策含む) 第5期 2027年2月 受験+振り返り 今日の論文と参考論文を読み比べ、ルーブリックで自己採点してみてください 申込は年明け。受験まで残り3〜4回です。午後Ⅰと午後Ⅱの配分は、このあと相談します お疲れさまでした! 20 / 20