Logics of Blue
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奥村 泰之
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教師の役割を問い直す 教師は 「演出家」で いいのかも? コーチングで引き出す学習者主体の学び 〜AIをスパイスに、主役が躍動する授業〜 八千代市立村上東中学校 野口 雄毅 教諭 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
SELF-INTRODUCTION 自己紹介 (1) IT企業でのエンジニア (2) 長崎県 理科教諭 (3) 千葉県 理科教諭 / ICTCONNECT21 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
CHAT QUESTION 皆さんは教師を一言で表すなら? チャットに1語で入れてください。 指導者 ファシリテーター 伴走者 カウンセラー その他 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
TODAY'S SHIFT 問いが「コーチングの技術は?AIをどう使う?」から 「教師の仕事とは何か?」へ変わる 開始前 終了後 これからの教師の仕事は AIをコーチングを授業で どのように使うか? これからの教師の仕事は 認知変容を 設計することだったのか? © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
TODAY'S SHIFT 認知変容とは 中学理科「進化」の学習の「相同器官」 出典:illustAC(https://www.ac-illust.com/) © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
TODAY'S SHIFT 認知変容とは 中学理科「進化」の学習の「相同器官」 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
認知のステップ 受動的な子どもの認知 主体的な子どもの認知 ① 観察の視点 表面的な 構造的な 「違い(多様性)」だけを見る。 「共通性」を見つける。 ② 情報の比較 現在の「結果(用途)」だけ で納得する。 過去の「原因(由来)」へと 視点を拡張する。 ③ 問いの発生 用語(相同器官)の 丸暗記で満足する。 進化のメカニズムを 推論(仮説検証)しようとする。 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PAST MODEL これまでの教師像:知識を持つ人が、子どもへ届ける 教師 ↓ 知識 ↓ 児童・生徒 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
NEW MODEL これからの教師像:活動を配置し、認知変容を生む 教師 ↓ 体験 評価 認知変容 ↓ 問い 対話 児童・生徒 AI © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
COACHING コーチングとは、目標をもったクライアントへ APPROACH PURPOSE 問いを2人の間におき、一緒に 探索しながら相手の発見を促す 未来をつくる主体的な人材をつ くりだす 出典:この1冊ですべてわかる 新版 コーチングの基本 出典:新 コーチングが人を活かす (画像引用:https://www.ac-illust.com/) © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
CHAT QUESTION 30人全員を、教師一人で コーチングできますか? チャット:できますか? できないとしたら、何が足りませんか? © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
COACHING 目標をもったクライアントへ コーチングとは、 APPROACH 2人 PURPOSE 問いを の間におき、一 緒に探索しながら相手の発見を 促す 未来をつくる主体的な人材をつ くりだす 出典:この1冊ですべてわかる 新版 コーチングの基本 コーチ・エィ (著), 鈴木 義幸 (監修) 、日本実業出版社 出典:『新 コーチングが人を活かす』鈴木義幸著、ディスカヴァー・トゥエンティワン刊 出典: 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 理科編 - 平成29年7月 文部科学省、学校図書 (画像引用先:https://www.ac-illust.com/, https://www.kinokuniya.co.jp/) © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
COACHING 目標をもったクライアントへ コーチングとは、 APPROACH PURPOSE 未来をつくる主体的な人材をつ くりだす 2人 課題:教師と生徒、1対30のコーチング 問いを の間におき、一 緒に探索しながら相手の発見を 促す 課題:目標は与えられている 出典:この1冊ですべてわかる 新版 コーチングの基本 出典:新 コーチングが人を活かす 出典:紀伊國屋書店(画像引用:https://www.ac-illust.com/, https://www.kinokuniya.co.jp/) © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
ANSWER 課題:学級を教師と生徒の1対1ではなく、 AIと他生徒の全体を捉えて、教師はコーチングを広げる。 教師 生徒 AI 生徒 出典: 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 理科編 - 平成29年7月 文部科学省、学校図書 (画像引用先:https://www.ac-illust.com/, https://www.kinokuniya.co.jp/) © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
COACHING DESIGN 教師は、子どもの現在地に応じて演出を変える実践紹介 安心をつくる 任せる 意味づける できない自分を見せても 大丈夫な場を先につくる 。 説明を減らし、選択と対 話で学びを広げる。 学ぶ理由と自分の役割を 結び直す。 ② 「意欲×知識」の現在地と 心理的安全性 ③ 選択とリフレクションのテ スト返却 ⑤ カリキュラムの中で「学ぶ 価値」を発見する問い 全員同じ指導にしない。関わり方を変えることが、認知変容の設計である。 ④ AIを思考の「相棒」にする 授業 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 01 ② 「意欲×知識」の現在地と心理的安全性 授業開きは「安心して試せる舞台」をつくる時間 心理的安全性で学級の土台をつくる チーム内でミスや未熟な質問をしても「罰せられたり、恥 をかいたりしない」と全員が信じられる状態(※1) ※1 心理的安全性(Psychological Safety)は1999年アメ リカの学者エイミー・C・エドモンドソン氏が提唱した考 え方で2012年にアメリカGoogle社が研究 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 01 ② 「意欲×知識」の現在地と心理的安全性 生徒の状態を把握する ポテンシャル停滞 自走貢献 基盤構築 意欲先行 知識技能 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 01 ② 「意欲×知識」の現在地と心理的安全性 学級の状態を可視化し、生徒と一緒に把握して考える 「やる気がでない」なんて誰でもあるよね。 自分が仲間にできることは何かな? © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 02 ③ 選択とリフレクションのテスト返却 テスト返却は、点数を返す時間ではなく 「次にどう学ぶか」を選ぶ時間 Before After 教師が説明 対話× 選択 × 振り返り ・全員同じ解説 ・理解の深さが見えにくい ・教師が話し続ける ・自分に必要な解説を選ぶ ・分からなさを言語化する ・教師は対話へ回る © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 02 対話 ③ 選択とリフレクションのテスト返却 選択 振り返る © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 02 ③ 選択とリフレクションのテスト返却 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
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PRACTICE 02 ③ 選択とリフレクションのテスト返却 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 02 ③ 選択とリフレクションのテスト返却 対話での気づき(他者の視点)から、 これからの学習で活かすことを何ですか。 視点1:学習方法と戦略の最適化 「理解をする前にまずは問題をとにかく解いて理解は後からしていくことを頑張ります。」 視点2:問題文の正確な読解とケアレスミスの防止 「記号の問題を数字で書いたり問題文をよく読まないまま回答してる人がいた。 」 「一つの問題に迷ってて見直しがほとんどできなかったから時間配分に気をつける」 視点3:自己理解(メタ認知)と他者協働の精神 「一つの問題でもさまざまな見方や意見があることがわかった 」 「みんな点数が高かったので対抗心が生まれ、勉強意欲が沸いた」 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 02 ③ 選択とリフレクションのテスト返却 余白 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 03 ④ AIを思考の「相棒」にする授業 AIは答えを出す機械ではなく、考えを揺さぶる相棒として使う 化学カイロの実験 出典:化学だいすきクラブ(https://kdc.csj.jp/learning/item_752.html) © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 03 ④ AIを思考の「相棒」にする授業 授業プロセス 化学カイロの実験 01 02 03 04 AI予測 実測 予測と実測 のズレを言 葉にする。 ズレの要因 をAIと再探 索する。 仮説 実験 検証 再質問 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 03 ④ AIを思考の「相棒」にする授業 仮説:AIで最適な材料費を知り、予想する © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 03 ④ AIを思考の「相棒」にする授業 実験:AI予測と実測が異なる © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 03 ④ AIを思考の「相棒」にする授業 検証:AIが嘘つく? © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 03 ④ AIを思考の「相棒」にする授業 再質問:なぜ違うの? © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 03 ④ AIを思考の「相棒」にする授業 振り返り:AIを相棒にするには © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 04 ⑤ カリキュラムの中で「学ぶ価値」を発見する問い 学ぶ意味は? 出典:啓林館 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 04 ⑤ カリキュラムの中で「学ぶ価値」を発見する問い SDGsを批判的に考える(本当の意味) © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 04 ⑤ カリキュラムの中で「学ぶ価値」を発見する問い アフリカ・コンゴ民主共和国のコバルト鉱山の映像を提示しま す。EVやスマートフォンに必要なリチウムイオン電池。その材 料であるコバルトを、現地の人々が危険な環境で採掘している 現実。 出典:朝日新聞「あなたのスマホにも8グラム内蔵 コバルトが抱える闇「いかさまだ」」 ( https://www.youtube.com/watch?v=ydreYat9QqU ) © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 04 ⑤ カリキュラムの中で「学ぶ価値」を発見する問い 教師と生徒の間に「問い」をおき、認知を揺さぶる © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
PRACTICE 04 ⑤ カリキュラムの中で「学ぶ価値」を発見する問い 単元のゴール:生徒の姿を想定した単元設計を 生徒の姿 単元終了後に、生徒は「地球規模の課題を説明する」 •海洋酸性化 •酸性雨 •電池資源問題 理科が、目の前の「世界を理解するための武器」とな るように単元デザインをする。 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
NEW MODEL これからの教師像:活動を配置し、認知変容を生む 教師 ↓ 体験 評価 認知変容 ↓ 問い 対話 児童・生徒 AI © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
REDEFINITION 教師の役割は、知識を届けることだけではない 教師の役割は、児童・生徒の中に 「認知変容(見方や考え方の変化)」 が生まれるように、最適な学習環境や 活動のプロセスをデザイン(配置)す る存在である」 教師の役割を果たすために、 教科の専門知識を深く持ち、単元構造 を理解し、生徒にわかりやすく伝える プロである。 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
REDEFINITION 教師の役割は、知識を届けることだけではない 教師の役割は、児童・生徒の中に 認知を揺さぶる 「認知変容(見方や考え方の変化)」 が生まれるように、最適な学習環境や 活動のプロセスをデザイン(配置)す る存在である」 演出家 教師の役割を果たすために、 教科のプロフェッショナル 教科の専門知識を深く持ち、単元構造 を理解し、生徒にわかりやすく伝える プロである。 舞台監督 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
FINAL MESSAGE 子どもが主役。 教師は舞台をつくる。 AIが教師に代わることはありません。 しかしAIによって教師は「教える人」から 「学びを設計する人」へ進化できます。 © 2026 野口雄毅 / 組織内利用のみ可・無断転載・外部共有禁止
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