AI駆動開発_ワークショップ設計案_ペルソナ別中長期

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August 23, 26

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はじめまして、yukikoと申します。 IT教育支援や、DX推進が可能です。 ◆ スキル LPIC レベル2 AI / Python Splunk BI(データ可視化・分析) ◆ その他 新卒・未経験の学生向けに、エンジニア転職を応援する資料を趣味で作成しています。 もしよろしければご活用ください。

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各ページのテキスト
1.

中長期・伴走型プログラム設計案 AI駆動開発 ワークショップ ペルソナ別・学習スロープ設計 ―― 「苦しさ」を織り込んだ、現実的な成長曲線 新人エンジニア 中堅エンジニア 「思ったより辛い」を、あらかじめ設計に織り込む。 うさうさ研修工房 面白きこともなき世を面白く チームリード/マネージャー 非エンジニア個人開発者

2.

DESIGN CONCEPT なぜ、「苦しさ」を最初から設計に入れるのか 谷は実証されている AIは、最初から 右肩上がりにはしてくれない。 感覚ではなく、無作為化比較試験で 観測された現象 中長期でしか越えられない METR(2025)の無作為化比較試験では、経験豊富な開発者が AIツールを使うと実 際には19%遅くなっていたにもかかわらず、本人たちは 20%速くなったと錯覚してい 1日研修では谷の手前で終わり、 最も苦しい時期に独りになる た。「導入すればすぐ速くなる」という前提で研修を設計すると、現実の谷に直面し た学習者は「聞いていた話と違う」と離脱する。谷の存在を最初から伝えることが、 乗り越える力になる。 伴走が離脱を防ぐ 谷の存在を予告し、 小さな成功体験を仕込む 出典:Becker, Rush, Barnes & Rein (METR, 2025). Measuring the Impact of Early-2025 AI on Experienced Open-Source Developer Productivity. 2 うさうさ研修工房

3.

COMMON MODEL 学習スロープの共通モデル ―― 4つのフェーズ どのペルソナも、程度の差はあれ同じ形の「谷」を通る。フェーズを知っていることが、越える力になる。 ① 導入期 期待が先行。「これで楽になる」という高揚感。生産性はまだ大きく変 わらない。 ② 混乱・苦悩期 レビューの手間、手戻り、思い通りに動かない現実に直面。生産性・ 自信が谷に落ちる。最大の離脱リスク。 ③ 適応期 プロンプトやレビューの「型」が身につき始め、じわじわと回復してい く。 ④ 定着期 生産性・自信が導入前を上回る水準で安定。他者に教えられる段階 へ。 出典:Satir, V. (1991). The Satir Model: Family Therapy and Beyond.; Dreyfus & Dreyfus (1980). A Five-Stage Model of Skill Acquisition. 3 うさうさ研修工房

4.

4 PERSONAS 4つのペルソナ ―― 谷の形はそれぞれ違う 4 01 02 03 04 新人エンジニア 中堅エンジニア チームリード/ マネージャー 非エンジニア 個人開発者 AI駆動開発 未経験 自己流からの移行 チーム導入を率いる 社会人学生・独学者 「学べているか」への 慣れたやり方を 組織全体の 高揚からの 不安が谷の中心 手放す痛み 温度差との向き合い 急落に注意 うさうさ研修工房

5.

01 | 新人エンジニア 目安: 3ヶ月 新人エンジニア向け: 3ヶ月プログラム 対象:AI駆動開発 未経験の入社1〜3年目|形式:週1回セッション+日常伴走 5 時期 フェーズ 状態(苦しさの具体像) 支援内容 Week1-2 ① 導入期 「AIに聞けば何でも作れる」という期待が先行 期待値のすり合わせ、小さく成功する課題設計 Week3-6 ② 苦悩期 生成コードを理解しないまま採用してしまい、後で自分では直せない不安。 「自分は学べているのか」という焦り ペアレビュー、「なぜこのコードか」を言語化する習慣づけ Month2 ③ 適応期 プロンプトの型、コードレビューの視点が身につき始める 週次ふりかえり、成功パターンの言語化 Month3 ④ 定着期 AIと役割分担しながら、自分の設計力も伸びている実感 小規模プロジェクトを一人称で完遂する課題 うさうさ研修工房

6.

02 | 中堅エンジニア 目安: 3ヶ月 中堅エンジニア向け: 3ヶ月プログラム 対象:自己流の開発スタイルを持つ3〜7年目|形式:週1回セッション+日常伴走 6 時期 フェーズ 状態(苦しさの具体像) 支援内容 Week1-2 ① 導入期 「自分で書いた方が速い」という抵抗感。これまでのやり方への誇り 自分の強みを言語化した上での導入、比較実験の提案 Week3-6 ② 苦悩期 慣れたやり方を手放す痛み。実際に生産性が一時的に下がる現象を自ら体 感し、「本当にこれでいいのか」と懐疑的になる METR研究などの客観データの共有、記録による「実は前進している」の可 視化 Month2 ③ 適応期 AIとのペア作業のリズムが掴めてくる。レビュー観点が「自分ならどう書くか」 から「これは正しいか」へ変化 レビュー観点の言語化ワーク、チーム内での型の共有 Month3 ④ 定着期 チームメンバーへの展開、レビュー観点の型化ができる 後進育成・ナレッジ化の実践課題 うさうさ研修工房

7.

03 | チームリード/マネージャー 目安: 6ヶ月 チームリード/マネージャー向け: 6ヶ月プログラム 対象:チーム導入を率いる立場|形式:月1回セッション+随時相談 7 時期 フェーズ 状態(苦しさの具体像) 支援内容 Month1 ① 導入期 期待値設定の難しさ。チーム内の積極派と慎重派の温度差 チーム合意形成のワークショップ、段階的ロールアウト計画 Month2 ② 苦悩期 生産性指標が読みにくくなり、メンバーの不満・不安対応に追われる 1on1での傾聴演習、心理的安全性を高める場づくり、客観指標の設計 Month3-4 ③ 適応期 チームの AI活用ルール・レビュー基準が定まっていく 運用ルールの文書化、ふりかえり会の定例化 Month5-6 ④ 定着期 組織の標準プロセスとして根付き、新人受け入れの型もできる 新人向けオンボーディング設計への展開 うさうさ研修工房

8.

04 | 非エンジニア/個人開発者 目安: 3ヶ月 非エンジニア/個人開発者向け: 3ヶ月プログラム 対象:社会人学生・独学者|形式:週1回セッション+チャット伴走 8 時期 フェーズ 状態(苦しさの具体像) 支援内容 Week1-2 ① 導入期(高揚) 「これで自分にもアプリが作れる」という高い期待。最初の成功体験で自信過 剰気味になることも 期待値の調整、最初の課題は意図的に小さく設計 Week3-6 ② 苦悩期 動くけれど「なぜ動くか」分からない不安。エラーに直面すると心が折れかけ る。最も離脱しやすい時期 エラー対応の伴走、「分からなくても前進できる」という体験の設計 Month2 ③ 適応期 小さな成功体験の積み重ねで自信がつき始める 自分のプチツールの機能追加課題、成果の言語化 Month3 ④ 定着期 自分のプチツールを継続的に改善できるようになる 次のツール企画・独り立ちに向けた伴走の減段 うさうさ研修工房

9.

COMPARISON 4ペルソナの学習スロープ比較 谷の深さ・タイミング・回復の速さは、ペルソナごとに異なる。伴走設計はこの違いを前提にする。 9 うさうさ研修工房

10.

SUPPORT PRINCIPLES 苦しさのフェーズに、どう伴走するか 谷の存在を先に伝える 谷の底に小さな成功を仕込む 客観指標で錯覚を防ぐ 一人で谷を越えさせない 「予告接種」と同じ原理。谷が来ることを事 自己効力感(セルフエフィカシー)の理論に METR研究が示す「感覚と実態のギャップ」 伴走者・ピアの存在が離脱を防ぐ。中長期 前に知っていると、実際に直面した時の離 基づき、最も苦しい時期にこそ達成可能な を防ぐため、記録に基づく振り返りで実際 プログラムでは、苦悩期に接触頻度を意図 脱率が下がる。 課題を配置する。 の変化を可視化する。 的に上げる。 出典:McGuire, W. J. (1961). Resistance to persuasion. Journal of Abnormal and Social Psychology.; Bandura, A. (1977). Self-efficacy. Psychological Review. 10 うさうさ研修工房

11.

PROGRAM OPTIONS 提供形式:中長期・伴走支援オプション 形式 内容 3ヶ月コース 新人エンジニア・非エンジニア個人開発者向け。週1回セッション+チャット伴走で谷を越える 6ヶ月コース チームリード/マネージャー向け。チーム展開を含む長期的な定着プロセスに対応 月次伴走オプション セッション終了後も月1回のふりかえりで定着を支援。谷の再発(新しいツール導入時など)にも対応 組み合わせ例: 新人エンジニア向け3ヶ月コースを入社時に実施→ 半年後に中堅エンジニア向けコースへ→ チームリード昇格時に6ヶ月のマネジメントコースへ、という「育成 の一本道」として設計することも可能。 11 うさうさ研修工房

12.

谷を隠さない設計へ 1 AI駆動開発の生産性低下は錯覚ではなく、無作為化比較試験( METR, 2025)で実証された現象である 2 谷の深さ・タイミングはペルソナごとに異なる。一律の研修ではなく、中長期の伴走設計が必要 3 谷の存在を先に伝え、底に小さな成功を仕込み、客観指標で錯覚を防ぐことが、離脱を防ぐ鍵になる 「谷を知らずに歩く旅より、谷を知って歩く旅の方が、遠くまで行ける。」 12 うさうさ研修工房 | 面白きこともなき世を面白く