Findy Job LT 2025(SmartHRの品質保証部の 今とこれから)

1.3K Views

January 21, 25

スライド概要

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

関連スライド

各ページのテキスト
1.

SmartHRの品質保証部の 今とこれから 2025/01/21(火) Findy Job LT 平田 敏之(tarappo) SmartHR 品質保証部 Manager

2.

About Me 平田敏之( tarappo) DeNA SWET → 10X → SmartHR 2024/09 - 12 SmartHR 品質保証部 Manager(Acting) 2025/01 - SmartHR 品質保証部 Manager ミッション 「開発生産性の向上」「品質の担保」

3.

はじめに ● SmartHRとは ● 私たちの体制と目指す姿について ● 今、おこなっていること ● 抱えている課題 ● 今後の展望

4.

SmartHRとは

5.

SmartHRが提供するプロダクト たくさんのプロダクトたち 参照: https://speakerdeck.com/smarthr_pr/smarthr-company-introduction1?slide=20

6.

SmartHRの開発体制 たくさんのチームたち 参照: https://www.figma.com/board/HFNrUtz5Bf1c52YABCxxrY/SmartHR-%E9%96%8B%E7%99%BA%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

7.

私たちの体制と 目指す姿について

8.

品質保証部のざっくりとした沿革 ● 2019年4月:1人目のQAEが入社 ● 2020年2月:プロダクトごとにQAメンバーが配属される体制を開始 ● 2021年6月:一部チームにおいてテスト活動移譲の取り組み開始 ● 2022年4月:一部チームにおいてQAE専属解消の周知 ● 2022年4月:品質保証部直下overallチーム誕生 ● 2023年7月:QAE専属スタイルからユニット単位で受け持つスタイルに変更 ● 2024年7月:ユニットを再組成 ● 2025年1月:overallチームがレバレッジ推進ユニットとしてユニット化

9.

品質保証部の体制図 ユニットA 労 務 メンバー チーフ ・SmartHR基本機能 ・年末調整 ・文書配付 ・書類作成 ・勤怠 など メンバー \募集中 / メンバー https://tech.smarthr.jp/entry/qa_series_article_vol4 プロダクト 基盤ユニット https://tech.smarthr.jp/entry/qa_series_article_vol6 タレントマネジメント ユニット https://tech.smarthr.jp/entry/qa_series_article_vol5 マネージャー チーフ https://tech.smarthr.jp/entry/qa_series_article_vol3 ユニットB 品 質 保 証 部 プレイング マネージャー レバレッジ推進 ユニット https://tech.smarthr.jp/entry/qa_series_article_vol2 チーフ (兼) チーフ (兼) チーフ (兼) メンバー チーフ メンバー \募集中 / ・プロダクト基盤全般 ・スマートフォンアプリ ・プラットフォーム事業 ・ID管理 など メンバー チーフ メンバー \募集中 / ・配置シミュレーション ・スキル管理 ・採用管理 ・人事評価 など ・特定プロダクトを対象としない メンバー メンバー \募集中 / 25年1月に 誕生

10.

ビジョン(目指す姿) ビジョン(目指す姿): 良いサービスを早く提供し続ける そのためには、組織全体として次ができている必要があります。 ● ● 早い段階で見つけられる不具合を見つけている 見つけられなかった不具合においてもリリース後に見つけられている 上記を達成するには、開発ライフサイクルの中のすべてのステージにおいてQA観点をもってアクションが 必要です。 全体的な視点で考えるには、対象となるプロダクト特性や開発チームの状況に応じて判断する必要があ ります。 それによってステージにかかる、かけるべき工数も変わってきます。 そのためには、どのフェーズをどのようにグラデーションをつけて関わっていくかをチーム単位で考えられ る必要があります。

11.

ミッション(責務) ミッション(責務): 継続的に品質保証できる体制をつくる この「体制づくり」は「品質保証部」という部のことでもあり、開発チームや会社全体も含めた話になりま す。 目指す姿に向かって進むためには、私たちが「今おこなっていること」を開発チームで当たり前にし「次の 当たり前」を作っていくことが重要になってきます。 この「次の当たり前」をQAの専門家である私たちが考え、そして作っていくということを継続的に追求して いく必要があります。 「サービス開発に関わる全ての人がQA活動をおこなうだけでなく、そのQA活動のレベルを継続的に向上させてい く」 私たちが今おこなっていることを「当たり前」にし、次のステップに持っていくというサイクルをまわすことで「目指す姿」 に近づいていきます。

12.

今、おこなっていること

13.

ユニット毎に作成 目指す姿 目指す姿 ユニットA ユニット単位で やるべきことは決めている チーフ メンバー チーフ メンバー 労 務 ユニットB 品 質 保 証 部 プロダクト 基盤ユニット チーフ (兼) タレントマネジメント ユニット マネージャー レバレッジ推進 ユニット 25年1月に 誕生 チーフ (兼) チーフ (兼) メンバー \募集中 / ・SmartHR基本機能 ・年末調整 ・文書配付 ・書類作成 ・勤怠 など メンバー チーフ メンバー \募集中 / ・プロダクト基盤全般 ・スマートフォンアプリ ・プラットフォーム事業 ・ID管理 など メンバー チーフ メンバー \募集中 / ・配置シミュレーション ・スキル管理 ・採用管理 ・人事評価 など ・特定プロダクトを対象としない メンバー メンバー \募集中 /

14.

おこなっていること(担当プロダクトをもつユニット) ● 前提 ○ ● ● すべてのチームに品質保証部のメンバーが所属しているわけではない 現時点で関わり方としていくつかのバリエーションが存在 ○ (1)特定の開発チームに所属 ○ (2)特定の開発チームに優先的に関わる ○ (3)開発チーム外から関わっていく おこなっていること ○ (1)(2):チーム内で「QA領域」に関することを実施 ■ 参考:「複雑な課金基盤の内部仕様にまで踏み込んだ QAエンジニアの取り組み」 https://tech.smarthr.jp/entry/2025/01/14/170427 ■ 将来的に(3)へと繋げられるかの模索 ● ○ 多様なスキル (QAE・TE・SET) を発揮 チームとしてのQA領域に関するケイパビリティの向上 (3) ■ プロダクトエンジニア(PdE)からの相談ベースにしたアクション ■ PdE x QAEがどんなときに連携するべきかの判断軸の模索

15.

おこなっていること(担当プロダクトを持たないユニット) ● レバレッジ推進ユニット(FY25に誕生) ○ FY24におこなっていたこと(前身のチーム) ■ DevSecOps関連 ● ■ ○ 脆弱性診断周りを中心的に実施 参考:https://tech.smarthr.jp/entry/qa_series_article_vol3 FY25におこなう予定のこと ■ ユニットとして ● ■ すでにあるものに対してレバレッジをかけていく ○ 「品質保証部の他ユニット」に対してのレバレッジ ○ 「全社」に対してのレバレッジ おこなっていること ● 現在はどこに「フォーカス」していくかを判断するために関わりのない他職種に対して のヒアリングを実施中

16.

抱えている課題

17.

課題(の一部) 課題解決に 向けて進行中 ● 開発チームとの関わり方をどうしていくかの判断 ● 次の「当たり前」を作っていく 今回は割愛 ● QA組織のあり方 ● 開発チーム外との関わり方 レバレッジ推進ユニット 誕生

18.

開発チームとの関わり方をどうしていくかの判断 ● すべての開発チームにQAEが入るスタイルはむずかしい ○ ○ ○ 人数的な問題 ■ PdEとQAEにおける採用速度の違い ■ そもそもの人数的な差 スキル面の問題 ■ チームが変化していく中で必要なスキルも変わってくる ■ チーム単位でやるべきことが異なる中でスキルマッチの難しさ 組織的な課題 ■ どういったスタイルをとることが組織としてあるべき姿なのかどうか 急成長する組織において このスタイルはボトルネックになってしまうことがある 今は関わり方の「濃淡」を考えながら動いている

19.

開発チームとの関わり方をどうしていくかの判断 ● 前提 ○ チームで「テスト」活動は実施している ■ ● ● PdEも「テスト設計」「テスト実施」などをおこなっている 関わり方が薄いチームに対しての現状 ○ Push:開発チームからの相談 ○ Pull:定期的なヒアリング まだ不足している点も ある 課題:判断材料がまだ弱い ○ なにかしらの「定量的データ」に基づいた上でのアクションはまだあまりできてい ない いろいろと推進中 関わり方の「濃淡」を決める材料としてなにが適切か 多様なスキルが必要な中でどのように関わっていくか

20.

次の「当たり前」をつくっていく ● 前提 ○ 今おこなっていることを「当たり前」にし次のステップへ進めることが重要 ■ ● 「当たり前」をどんどんと上げていく 課題 ○ ○ どのように「今の当たり前」を定着させていくか ■ なにをもって定着とするのか ■ 「当たり前」が崩れたときなど、なにかあったときに気付けるかどうか どのように「次の当たり前」を作っていくか ■ 新しい課題をいかに発見、解決していくか ■ 必要なスキルの多様さ

21.

今後の展望

22.

これから先に進んでいくために 今の「当たり前」を定着させて次の「当たり前」を作っていくサイクルへ向けて 全方位で進めていく ● 2軸 x 2軸からのアクション ○ ○ 開発チーム「内」「外」へのアクション ■ 開発チーム「内」:今までの取り組みを加速 ■ 開発チーム「外」:レバレッジ推進ユニットが担う 「ボトムアップ」「トップダウン」からのアクション ■ ボトムアップ:今までの取り組みを加速 ■ トップダウン:私(tarappo)が責任をもって推進

23.

2軸 x 2軸のさまざまなアクション例 ● ● 開発チーム「内」へのアクション ○ 関わり方の「濃淡」の判断軸の確立 ○ 次の「当たり前」のためのスキル獲得と定着 開発チーム「外」へのアクション ○ ● ● 「レバレッジ推進ユニット」を通して他職種視点からのアクション 品質保証部主催の取り組みの加速化 ○ PdE入社オンボーディング ○ (これから)全社オンボーディング QAに関する「定量的指標」の取得、共有 ○ プロダクトサイドに限らず全社に対しての共通認識へ これから先の品質保証部をつくっていく

24.

We are Hiring! 一緒に今後を作ってくれる仲間を募集しています

25.

品質保証部の体制 ユニットA チーフ メンバー チーフ メンバー 労 務 ユニットB 品 質 保 証 部 プロダクト 基盤ユニット チーフ (兼) タレントマネジメント ユニット マネージャー レバレッジ推進 ユニット 25年1月に 誕生 チーフ (兼) チーフ (兼) メンバー \募集中 / ・SmartHR基本機能 ・年末調整 ・文書配付 ・書類作成 ・勤怠 など メンバー チーフ メンバー \募集中 / ・プロダクト基盤全般 ・スマートフォンアプリ ・プラットフォーム事業 ・ID管理 など メンバー チーフ メンバー \募集中 / ・配置シミュレーション ・スキル管理 ・採用管理 ・人事評価 など ・特定プロダクトを対象としない メンバー メンバー \募集中 /

26.

品質保証部で募集中のポジション https://recruit.smarthr.co.jp/career/?category=qa 興味が少しでもあれば気軽にご連絡ください!