要求要件実装テスト_ホットケーキ研修_石黒友季子_20260523

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May 23, 26

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楽しく要求定義を学びましょう!

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何卒よろしくお願い申し上げます。 一流のIT研修講師を目指し、日々研鑽を続けております。 本資料は外部公開用としてご提供するものです。

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各ページのテキスト
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つくる前と、つくった後。 要求定義 → 要件定義 実装 → テスト ホットケーキで学ぶ、ソフトウェア開発の流れ 文系もOK 理系は原理原則 石黒友季子 | 新卒IT研修 APIあり・なし付き

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今日のゴール うさうさ先生 4つの工程の役割を言える 要求定義・要件定義・実装・テスト。それぞれ「何のため?」を自分の言葉で説明できる。 「要求」と「要件」の違いが言える 似ているこの2つ。どう違うのかを、ホットケーキで説明できるようにする。 APIあり・なしのイメージを持つ 「粉から手作り」と「ミックスを使う」の違いとして、実装の選択肢がわかる。 わからない用語が出たら、その場で手をあげてOKです。

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うさうさ先生 開発は、この4ステップ ① ② ③ ④ 要求定義 要件定義 実装 テスト お客さんの 「食べたい」 レシピ(仕様) に翻訳 実際に 焼く 味見・ 検品 ポイント 前半(①②)で「何を作るか」を決め、後半(③④)で「作って確かめる」。順番に 意味があります。

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うさうさ先生 なぜ、この順番なの? いきなり焼き始めると… 何を作るか決めずに実装 → 「あれ、何枚焼くんだっけ?」と作り直し お客さんの「食べたい」を聞かずに完成 だから 手を動かす前に 「何を・なぜ」を 先に固める。 → 「これじゃない…」とまるごとやり直し テストを後回し → 焦げに気づかず提供してしまう 早い段階のひと手間が、あとの大きな手戻 りを防ぎます。

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1 うさうさ先生 要求定義 文系向け お客さんの「食べたい」 お客さんが「どうなりたい/何をしたいか」を 引き出すこと。 この時点では、作り方はまだ決めません。 理系向け(原理原則) 問題空間の定義。 ステークホルダーのニーズ・目的・制約を抽出 する。 扱うのは What / Why(How はまだ)。 例:「ふわふわで甘い、あったかいおやつが食 べたい」 出力は曖昧さを含む“生の要求”。後段で精緻化 。 → 枚数も大きさもまだ未定。これが“要求”。 ゴール=「解くべき問題」に合意すること。 ひとこと 要求 =「〜したい」という願い。

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2 うさうさ先生 要件定義 文系向け レシピ=仕様に翻訳 理系向け(原理原則) 要求を「作れる形」に翻訳し、具体的に決める こと。 解空間への写像。 =レシピ(仕様書)づくり。 良い要件の3条件: 要求を 機能要件/非機能要件 に分解する。 ・検証可能(testable) 例:直径12cm × 2枚/はちみつ添え/ 提供15分以内/アレルギー表示あり → 作る基準がハッキリした。これが“要件”。 ・一意(曖昧でない) ・追跡可能(traceable) 受け入れ条件(完成基準)も定義する。 ひとこと 要件 = 検証できる「作る、お約束のことだよ!」。

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うさうさ先生 「要求」と「要件」はどう違う? 要求 (Needs) 要件 (Spec) 主語 お客さん 作る人(私たち) 中身 したいこと・願い 作るもの・基準 例 甘いおやつが食べたい 12cm×2枚・はちみつ あってOK ダメ(一意に) 曖昧さ 要求 →(翻訳)→ 要件 「要件定義」は、この“翻訳作業”そのもの。

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3 うさうさ先生 実装 文系向け 決めたレシピどおりに作る 理系向け(原理原則) 仕様(レシピ)どおりに、実際に作ること。 仕様(抽象)→ 実行可能な形式(具象)への変 換。 APIなし = 粉から手作り 原則:関心の分離・再利用・単一責任。 小麦粉・卵・牛乳を計って混ぜて焼く。自由度 は高いが手間も大きい。 API=外部機能との「契約(インターフェース )」。 APIあり = ミックスを使う 内部実装を隠蔽し、入出力の約束だけを使う。 誰かが用意した“混ぜるだけ”の部品を使う。速 くて安定。 自作 vs API:制御性 ⇄ 開発速度・保守 のトレー ドオフ。 ひとこと 実装 = レシピを形にする。部品(API)を使うと速い。

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うさうさ先生 API ってなに? リクエスト たとえると…ホットケーキミックス 袋の裏の「卵と牛乳を入れて混ぜて焼く」だけ 守れば、中の配合を知らなくても同じ味になる 。 API の窓口 あなた (プログラム) レスポンス 決まった形で頼むと、決まった形で結果が返る。中身は知らな くてOK(ブラックボックス)。 きちんと言うと Application Programming Interface。機能を呼び出 すための「窓口/約束」。決まった形で頼むと 、決まった形で結果が返る。 ひとこと API = 中身を知らなくても使える「お 願いの窓口」。

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4 うさうさ先生 テスト 文系向け 味見・検品 焼けたホットケーキを確かめること。 理系向け(原理原則) 2種類の確認がある(V字モデル)。 Verification(検証): 仕様どおり?(検証) ちゃんと 12cm × 2枚、はちみつ添え? 願いどおり?(妥当性) お客さんの「ふわふわで甘い」を満たせた? 仕様どおり正しく作ったか。 Validation(妥当性確認): そもそも正しいものを作ったか。 要求⇄受け入れ/要件⇄結合・システム が対応 。 ひとこと テスト =「正しく作った?」と「正しいもの作った?」の二重チェック。

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うさうさ先生 ひとことまとめ ①要求 「〜したい」という願い 演習:うさうさホットケーキ店 ②要件 検証できる「作る約束」 お客さんの一言から、1枚の紙に書き出そう : ③実装 形にする(APIで時短) 1. 要求(お客さんは何をしたい?) 2. 要件(どんな基準で作る?) 3. 実装方針(API使う?粉から?) ④テスト 二重チェック 制限時間10分・ペアでどうぞ 4. テスト観点(何を確かめる?)

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「面白きこともなき世を面白く」 わからない言葉は、いったん“ホットケーキ”に 置き換えて考えてOK。 手を動かす前に、まず「何を・なぜ」から。 石黒友季子 | 新卒IT研修