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August 30, 24
スライド概要
第2次 妙 高 市 MYOKO CITY 2015 〜2019
「 生命地域の創造 」 を目指して いにしえ 私たちは、古より守り抜かれてきた妙高山麓に広がる豊かな自然と人が共生 する 「生命地域」の中で暮らしてきました。 生命地域は、自然環境と人間社会に共通する真理であり、 それを行政経営にお ける理念として捉え、これまで、人と自然のつながりを大切にし、全ての生命を 安心して育むことができる地域を目指して、市民の皆様とともに取り組んでき ました。 この間、社会経済情勢は大きく変化し、 少子高齢化の進展による社会保障の世 代間格差の拡大、 雇用形態の多様化を背景とした貧困層の増加、 後継者不足によ る地域コミュニティ機能の低下など、地域社会や市民生活にもさまざまな影響 を及ぼしています。 特に、喫緊の課題である人口減少に歯止めをかけ、 地域の特徴を生かした自律 的で持続的なまちを創生するため、地方創生を進めて行くことが求められてい ます。 このような時代の流れを踏まえて、市民と行政が一体となった新たなまちづ くりを総合的かつ計画的に推進するため、第2次妙高市総合計画に掲げる重点 プロジェクトやまちづくりの大綱に基づく諸施策を着実に実施することによ り、まちづくりの将来像 「人と自然にやさしい ふれあい交流都市 ~生命が輝く 妙高~」を築き上げてまいります。 最後に、本計画の策定にあたり、 アンケート調査やパブリックコメントなどを 通じて貴重なご意見・ご提案をいただきました市民の皆さまをはじめ、熱心に ご審議賜りました総合計画審議会委員の皆さまや、策定にご尽力をいただきま した多くの皆さまに心から感謝申し上げます。 平成 27 年3月 妙高市長
目 第2次妙高市総合計画 第1章 次 目次 4 第2次妙高市総合計画の概要 第1節 計画策定の趣旨 5 第2節 総合計画の期間 6 第3節 妙高市の現状と課題 7 (1)にぎわいと活気あふれる・生命地域 7 (2)美しい自然と人が共生する・生命地域 9 (3)次代を担う子どもが輝く・生命地域 11 (4)健やかで人にやさしい・生命地域 13 (5)豊かな心と文化を育む・生命地域 15 (6)自立した地域を創る・生命地域 16 妙高市の将来像と重点プロジェクト 18 第2章 第1節 まちづくりの基本理念 19 第2節 将来像 20 第3節 重点プロジェクト 22 (1)人口減少対策の充実・強化 22 (2)新幹線・国立公園を活かした交流人口の拡大 23 (3)総合健康都市 妙高の推進 24 (4)地域協働のまちづくりの推進 25 (5)未来を支える地域基盤の整備 26 まちづくりの大綱 27 第4節 まちづくりの大綱1 にぎわいと活気あふれる・生命地域 27 まちづくりの大綱2 美しい自然と人が共生する・生命地域 28 まちづくりの大綱3 次代を担う子どもが輝く・生命地域 28 まちづくりの大綱4 健やかで人にやさしい・生命地域 29 まちづくりの大綱5 豊かな心と文化を育む・生命地域 29 まちづくりの大綱6 自立した地域を創る・生命地域 30 定住人口及び交流人口の目標 31 第1節 定住人口の現状と評価 32 第2節 定住人口の目標 35 第3節 交流人口の目標 36 第3章 第4章 土地利用計画 37 第1節 土地利用の現状 38 第2節 土地利用の基本方針 39 第5章 財政計画 41 第1節 財政の状況 42 第2節 財政フレームの設定 43 1
目 第6章 次 基本施策及び主要施策の推進 まちづくりの大綱1 にぎわいと活気あふれる・生命地域 基本施策1 地域資源を活かした観光産業の振興 主要施策 1 四季を通じた観光誘客の推進 46 2 効果的な観光情報の発信 48 3 観光客受入体制の充実 50 4 観光基盤の整備 52 基本施策2 魅力ある農林業の振興 主要施策 1 生業として成り立つ農業経営の推進 54 2 農山村の保全と活用 56 3 都市と農村の交流促進 58 基本施策3 活力ある商工業等の振興 主要施策 1 企業誘致の促進と市内企業の活性化 60 2 商業の振興とにぎわいの創出 62 3 雇用・労働環境の充実 64 基本施策4 交流と暮らしを支える基盤づくり 主要施策 1 並行在来線の維持と活用 66 2 地域公共交通の維持 68 3 道路ネットワークの推進 70 4 移住・定住の推進 72 まちづくりの大綱2 美しい自然と人が共生する・生命地域 基本施策1 自然環境との共生 主要施策 1 豊かな自然環境の保全と活用 基本施策2 循環型社会の推進 主要施策 1 資源循環のまちづくり 76 2 快適な生活環境の確保 78 74 基本施策3 便利で快適な都市環境づくり 主要施策 1 良質な住環境づくり 80 2 克雪対策の推進 82 3 生活排水対策の推進 84 4 ガス・水道の安定供給 86 まちづくりの大綱3 次代を担う子どもが輝く・生命地域 基本施策1 安心して子育てできる環境づくり 主要施策 1 子育て支援の充実 88 2 幼児の教育・保育環境の充実 92 3 要保護児童等への適切な支援 94 基本施策2 豊かな人間性と生きる力を育む教育 主要施策 1 健やかな心と体の育成 96 確かな学力の育成 98 2 基本施策3 安心して学べる環境整備 主要施策 1 学習環境の整備 2 45 100
目 まちづくりの大綱4 次 健やかで人にやさしい・生命地域 基本施策1 保健と医療の充実 主要施策 1 総合的な健康づくりの推進 102 2 医療保険制度等の持続的運営 104 基本施策2 高齢者・障がい者福祉の充実 主要施策 1 地域包括ケアシステムの充実 106 障がい者の社会参加促進 108 2 基本施策3 支え合いの地域社会づくり 主要施策 1 地域での助け合い、支え合いの推進 110 生活保護受給者、生活困窮者の就労による自立促進 112 2 基本施策4 安全・安心な暮らしの確保 主要施策 1 防災体制の確立 114 防犯・交通安全対策の推進 116 2 まちづくりの大綱5 豊かな心と文化を育む・生命地域 基本施策1 生涯学習・スポーツの充実 主要施策 1 学びの環境づくり 118 2 豊かな心の育成と市民主体の地域づくり 120 3 生涯スポーツの推進と競技スポーツの振興 122 基本施策2 創造性豊かな文化のまちづくり 主要施策 1 芸術文化の振興 124 歴史資産の保護と活用 126 2 まちづくりの大綱6 自立した地域を創る・生命地域 基本施策1 市民協働のまちづくり 主要施策 1 地域コミュニティの維持・再生 128 2 情報共有の推進 130 3 人権意識の向上 132 4 男女共同参画社会の実現 134 基本施策2 効率的な行財政経営の確立 主要施策 1 持続可能な行政経営の推進 136 健全な財政運営の推進 138 2 資 料 編 ・策定経過 141 ・策定体制 144 ・妙高市まちづくり市民意識調査結果 145 ・ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 165 ・施策の目標値の設定根拠 183 ・策定委員名簿 190 3
第1章 第 2 次 妙高市総合計画の概要 4
第1章 第 1節 第 2 次妙高市総合計画の概要 計画策定の趣旨 平成 17 年 4 月に新井市・妙高高原町・妙高村の 3 市町村の合併により妙高市が誕生し、 平成 26 年に 10 年目の節目を迎えました。 これまで、新市の均衡ある発展や市民サービスの向上、さらには、地域の特性を活かした (平成 18 年度~平成 26 年度) 及び 一体的なまちづくりに努めるとともに、第 1 次総合計画 まちづくりを進めてきました。 1 章 この間、我が国の社会経済情勢は、平成 20 年秋のリーマン・ショック、平成 23 年春の東 第 に基づき、 「生命地域の創造」 を目指し、着実に 新市建設計画(平成 17 年度~平成 26 年度) 日本大震災という 2 つの大きな危機に直面し、また、日本企業の国際競争力の低下、少子高 第 TPP をめぐる農業制度改革の不透明感など、国民生活に影響を及ぼす様々な課題を抱えて 2 章 齢化に伴う社会保障の世代間格差の拡大、雇用形態の多様化を背景とした貧困層の増加、 います。 面から捉え、人口減少に歯止めをかけ、 東京への一極集中を是正することなどを目的とした 3 章 「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を定めました。 本市においても、 これに基づく地方創生 第 また、 急速な少子高齢化が進み、 人口減少社会が到来する中、 国では、 人口減少問題を真正 を進めて行くことはもとより、地域社会を支える市民、とりわけ支援が必要なかたへの配 これまで以上に将来を見据えた的確な対応が求められています。 最大限活かし、本市に来訪する交流人口の拡大を図り、地域経済の活性化に着実に結び付 5 章 このチャンスを今後のまちづくりに するなど、100 年に一度の歴史的な好機が到来します。 第 「上越妙高駅」 の開業や妙高戸隠連山国立公園が誕生 一方、平成 27 年春には、北陸新幹線 4 章 会保障費の増加や市税をはじめとする歳入額が減少するなど、厳しい財政状況を踏まえ、 第 慮や地域コミュニティ機能の低下への対応が急務であるとともに、高齢化の進展に伴う社 けていく必要があります。 定します。 5 6 章 )を策 総合的かつ計画的に推進するため、第 2 次妙高市総合計画(以下「総合計画」という。 第 このような時代の流れを踏まえ、市民と行政が一体となって新たな時代のまちづくりを
第1章 第 第 2 次妙高市総合計画の概要 2節 総合計画の期間 総合計画は、従来の基本理念や将来像などを定めた基本構想並びにその実現に必要とな る基本的な施策を明らかにした基本計画を一体化したものであり、 本市が目指す将来像と、 その実現に必要な施策を体系的に示すものです。 計画期間は、社会経済情勢の変化や多様なニーズに適切に対応していくため、平成 27 年 第 章 1 度から平成 31 年度までの 5 年間とします。 また、総合計画で示された各施策に基づく具体的な事業内容を明らかにするため、計画期 間を 3 年間とする実施計画を別途策定することとし、毎年度見直すローリング計画としま す。 第 章 2 H27 H28 H29 H30 H31 第 章 3 総 合 計 画 H27~H31 第 実 施 計 画( 3 年 ) 章 4 総合計画に基づく 第 実 施 計 画 実 施 計 画( 3 年 ) 実 施 計 画( 3 年 ) 章 5 第 章 6 6
第1章 第 3節 第 2 次妙高市総合計画の概要 妙高市の現状と課題 第 1 次総合計画では、 「人と自然にやさしい ふれあい交流都市」 を将来像とし、6 つのま ちづくりの大綱を掲げ、様々な施策に取り組むことにより、 多くの成果を得ることができま したが、社会経済情勢の変化や市民の価値観の多様化などにより、解決していかなければ ならない課題も残されています。 いました。 特に、施策別では、 「商工業」 「教育環境」 「福祉」 の分野で重要度が高く、 景気の低迷 1 章 や少子高齢化の進展、社会保障の充実など、現在の市民生活に密接にかかわる分野に対し、 第 また、平成 25 年に行ったまちづくり市民意識調査では、多くの市民の皆様から意見を伺 今後も安定的に推進が図られることを望んでいることが分かりました。 大綱及び基本施策ごとにまとめました。 第 第 1 次総合計画の計画期間における、妙高市の現状と課題について、6 つのまちづくりの 章 2 第 自然豊かな地域の特色を活かした観光産業・農林業、 商工業の振興を図るとともに、 それ 3 章 ( 1 )に ぎ わ い と 活 気 あ ふ れ る ・ 生 命 地 域 らを支える交通基盤の整備を進め、地域経済の発展と活性化を推進してきました。 第 美しい自然景観や温泉、地元食材を組み合わせた 「薬湯膳」 をキーワードに地域資源を活 したプロモーション活動など、 誘客拡大と受入体制の整備を推進しました。 5 章 な観光ガイドの育成、遊歩道や案内看板など観光施設の計画的な整備、首都圏をはじめと 第 かした旅行商品の造成をはじめ、森林セラピーガイドやサポーター養成研修会など専門的 4 章 【地域資源を活かした観光産業の振興】 また、 上越地域や長野県北信地域との連携を図り、 信越五岳トレイルランニングレースな 越高原連絡協議会などと広域連携の強化を図ってきました。 6 章 妙高山といもり池 第 どの事業を実施するとともに、滞在型観光地づくりを推進するため、 信越観光圏協議会や信 信越五岳トレイルランニングレース 7
第1章 第 2 次妙高市総合計画の概要 しかしながら、本市における観光入込客数は、平成 3 年をピークに減少傾向にあり、平成 27 年 3 月の北陸新幹線の開業効果を活かした、プロモーション活動の強化をはじめ、新た な旅行商品の造成や受入体制の強化などを進めるとともに、首都圏や関西圏のほか、海外 を視野に入れた積極的な誘客の拡大が求められています。 【魅力ある農林業の振興】 第 章 1 経営所得安定対策を促進し、 農業経営の安定化を図るとともに、 意欲のある農業者への農 地集積を進めてきましたが、農業者の高齢化や後継者不足による農業経営の継続が懸念さ れており、農業を担う人材の確保・育成など生業として成り立つ農業経営の一層の推進が 求められています。 2 が生産した農産物や加工品の販売を促進した結果、売上げや組合員数の増加が図られまし 章 第 また、四季彩館ひだなん、妙高山麓直売センターとまとなどの直売所において、地元農家 た。 今後も、園芸農産物の生産力と商品力を高めるなど、農産物直売所の充実や六次産業化 第 章 3 を進め、 農家所得の向上を図る必要があります。 一方、妙高地域の大洞原においては、農村と都市交流の拠点施設として、クラインガルテ ン妙高やハートランド妙高を整備し、 体験活動などを通じた交流促進に取り組んだ結果、 新 たな都市住民との交流や移住定住などが図られました。引き続き、より一層の交流人口拡 第 大に向けた誘致活動や受入体制の整備を行う必要があります。 章 4 第 章 5 第 章 6 妙高山麓直売センターとまと ハートランド妙高での体験活動 【活力ある商工業などの振興、自然志向型産業の立地】 健康志向の高まりにより、無農薬・有機栽培の大葉やハーブを手がける企業や室内でエ ビ生産を手がける企業の立地が図られたほか、地元の野草を活用した健康飲料等を販売す る企業の東部工場団地への進出など、新たな雇用が図られましたが、依然として景気低迷 に伴う市内経済の回復の兆しが見られないことから、企業誘致の促進や雇用の創出が求め られています。 また、 街なかの賑わい創出に向けて、 屋台村などのイベント開催や共通プレミアム商品券 8
第1章 第 2 次妙高市総合計画の概要 の発行など、市内経済の活性化と市内消費の促進を図りましたが、引き続き、商工会議所等 と連携した活気ある商店街をつくる必要があります。 【交流と暮らしを支える基盤づくり】 平成 18 年に、念願であった上信越自動車道新井スマートインターチェンジの恒久化が 決定され、市民や市を訪れるかたの利便性の向上が図られました。 事業着手され、当地域の高速交通基盤の整備が着実に進められています。 1 章 鉄道 (並行在来線)やバスに関しては、通勤、通学、通院など市民生活の移動手段として欠 第 また、平成 24 年には、信濃町インターチェンジから上越ジャンクション間の 4 車線化が かすことのできない生活交通であり、北陸新幹線開業後の二次交通としての役割も担うこ 第 めていく必要があります。 2 章 とから、並行在来線の経営の安定化やバス運行の効率化と併せて、これらの利用促進を進 第 環境や資源を大切にする心を育み、持続的発展が可能な循環型社会の構築に向けた取り 3 章 ( 2 )美 し い 自 然 と 人 が 共 生 す る ・ 生 命 地 域 組みを進めるとともに、快適な暮らしの実現のため、 生活環境や都市環境の充実に取り組み 第 ました。 章 4 【自然環境との共生】 高の自然環境の豊かさを PR するとともに、 環境保全に関する意識の高揚を図りました。 5 章 「妙高・戸隠地域」 また、 平成 26 年 4 月には、環境省から年度内に上信越高原国立公園から 第 妙高山麓や斑尾高原などをフィールドにエコトレッキングを実施し、市内外の方々に妙 を分離独立する方針が示され、 国立公園の保護や管理、 活用などの検討に取り組みました。 ともに、国立公園妙高のより一層の魅力向上や活用を図る必要があります。 エコトレッキング (斑尾高原) 上信越高原国立公園(笹ヶ峰高原) 9 6 章 に公園内外の諸団体、利用者などとの協働により、 自然環境の適正な保護・保全を進めると 第 今後は、妙高戸隠連山国立公園の誕生を契機とし、国をはじめ関係する県・市町村、さら
第1章 第 2 次妙高市総合計画の概要 【循環型社会の構築】 エコファミリー、 エコオフィス制度の実施により、 市民や事業所による地球温暖化防止活 動を推進したほか、街灯の LED 化や水夢ランドあらいの地中熱利用などに率先して取り組 むなど、省エネルギー化や再生可能エネルギーの導入を推進しました。 今後も、二酸化炭素 排出量の削減に向けた取り組みを進めるとともに、快適な生活環境の創出に努めていく必 要があります。 第 てきましたが、処理施設の延命化に向けて、 市民はもとより事業所も含めた廃棄物の発生抑 章 制や再利用の促進を図っていく必要があります。 第 1 また、 増加傾向にあった廃棄物の排出量は、 ごみ減量リサイクル説明会などにより減少し 【快適な生活環境の整備】 章 2 妙高高原地域の杉野沢地区において、公共下水道整備を進めたほか、市内 27 事業所と公 害防止協定を締結し、公害の発生防止に努めたことにより、 水質・大気・騒音などの環境基 第 章 3 準を達成することができました。 一方、近年、光化学オキシダントに加え、微小粒子状物質 (PM2.5)など新たな公害発生要 因が増えているため、今後も関係機関と連携を図りながら、 市民への迅速な情報提供を行う 必要があります。 第 章 4 第 章 5 【便利で快適な都市環境づくり】 石塚大崎土地区画整理事業に併せ、 石塚市営住宅を民間から買い取り整備するとともに、 新井雇用促進住宅を新たに市営住宅として取得しましたが、 引き続き、 老朽化住宅の集約化 や施設のバリアフリー化を進め、 安全安心な居住環境の整備を行う必要があります。 また、 ガス・水道の供給においては、 耐震性に劣る老朽管の入れ替え工事を進めるととも に、水源施設や水質の徹底した管理や漏水・ガス漏えい調査などの保安対策を実施してき 第 章 6 ました。 今後も、老朽管の計画的な更新や保安対策を行うことにより、災害に強く安全で安 心なガス・水道の供給に努める必要があります。 雪国の安全な暮らしや交通・移動手段を確保するため、 機械除雪のほか、 消雪パイプや流 雪溝による克雪対策を推進してきましたが、 今後は、 高齢化社会に対応したきめ細かな除雪 を行い安全を確保するとともに、除雪オペレーターの確保や消雪施設等の計画的な更新・ 整備など、 将来を見据えた対策を進める必要があります。 10
第1章 第 2 次妙高市総合計画の概要 ( 3 )次 代 を 担 う 子 ど も が 輝 く ・ 生 命 地 域 “ 子どもは地域の宝、みんなで育てるもの ” という思いを地域全体で分かち合い、互いに 協力・連携する中で、子どもたちの笑顔が輝くまちを目指して、 子育て支援の充実や教育環 境の整備を推進しました。 保育園・幼稚園を統合した認定こども園を開園し、多様化する保護者ニーズに対応した 第 【安心して子どもを生み育てられる環境づくり】 1 章 保育環境の整備を推進しました。 また、 子ども医療費助成の所得制限を撤廃し、 入院・通院とも中学校卒業まで拡大すると 第 減を図りました。 2 章 ともに、3 人目以降の園児の保育料を無償化するなど、子育て家庭における経済的負担の軽 急速な人口減少が進む中、子育て支援の充実は、人口減少対策の大きな柱であり、子育 います。 第 て家庭のニーズに即した支援・サービスの提供など、さらなる環境整備が必要となって 章 3 第 章 4 第 章 5 第 さくらこども園 (認定こども園) 放課後児童クラブ(新井中央小学校区) 章 6 【豊かな人間性と生きる力を育む教育】 基礎学力の向上と家庭学習の定着を図るため「家庭学習ノート」の活用や教育補助員 の配置などにより、全体的な基礎学力は向上してきましたが、読解力や活用力の向上が 課題となっています。 また、自然や地域文化などの地域資源を活用した教育活動やフレンドスクールの実施 により、子どもたちの豊かな心や人間性、社会性を育むことに努めるとともに、地域住民 との連携や地域活動との結びつきを図り、米こめサミットを開催するなど、特色ある教育 活動を推進していますが、今後、職場体験学習などキャリア教育を推進することにより、 11
第1章 第 2 次妙高市総合計画の概要 子どもたちの生きる力を育む取り組みを強化していくことが必要です。 第 章 1 フレンドスクール 米こめサミット 第 章 2 【教育振興のための環境整備】 「小・中学校整備構想」に基づき教育効果の向上を図るため、 学校統合を進めたほか、 老朽 第 章 3 化に伴う新井小学校の建て替えや耐震基準に満たない校舎、 体育館の耐震補強工事、 窓ガラ スの飛散防止対策など、安全確保に取り組みましたが、学校施設の多くは設備や建物が古 くなっており、老朽化の状況や緊急性などを踏まえ、適切な更新と長寿命化に向けた取り 組みが必要です。 第 章 4 また、「携帯電話を持たない、持たせない」とする提言を行うことで、携帯電話やイン ターネット上のトラブルの抑制が図られてきていますが、ソーシャル・ネットワーキン グ・サービス※(以下、「SNS」という。)など、新たな情報通信サービスへの対策が必要と 第 なっています。 章 5 第 章 6 新築した新井小学校 ※ソーシャル・ネットワーキング・サービス…インターネット上で人と人とのつながりを促進・サポートするサービス 12
第1章 第 2 次妙高市総合計画の概要 ( 4 )健 や か で 人 に や さ し い ・ 生 命 地 域 住み慣れた地域で健やかに、 安心して生活が送れるよう、 保健・医療・福祉サービスの充 実を図るとともに、地域で支え合う福祉の仕組みづくりを進めてきました。 また、市民が不 安なく日常生活を営むための防災・防犯体制などの充実に努めました。 総合健康都市妙高の推進に向け、 「妙高市元気いきいき健康条例」 を制定し、 気候療法や温 1 章 泉療法を活用した健康保養地プログラムの実施や健康フェアなどの開催をはじめ、ウォー 第 【保健と医療の充実】 キングやラジオ体操などの日常的な運動習慣化に向けた意識の醸成、減塩による生活習慣 第 果、 厚生労働省主催 「健康寿命をのばそう!アワード」 で優良賞を受賞しました。 2 章 病予防など、市民が主体の健康づくり活動を推進する取り組みを進めてきました。その結 今後は、これらの取り組みの定着を図るため、 「第 2 次妙高市すこやかライフプラン 21」 より、 健康寿命の延伸と医療費の削減を図る必要があります。 第 などに基づき、市民、地域、事業所と行政が一体となった全市的な健康づくり活動の推進に 章 3 第 章 4 第 章 5 健康保養地プログラム (温泉療法) ラジオ体操指導者講習会 第 【高齢者・障がい者福祉の充実】 章 6 住み慣れた地域で暮らすことができるように、認知症高齢者グループホームや知的障が い者グループホーム、小規模多機能型居宅介護事業所などの地域密着型の施設整備に取り 組むとともに、在宅生活が困難な高齢者への支援として特別養護老人ホームの整備や障が い者の日中活動支援として通所作業所を整備し、 福祉介護基盤の充実を図りました。 今後も、 ひとり暮らし高齢者や高齢者のみ世帯、 認知症高齢者の増加が見込まれているこ とから、 高齢者の生活支援サービスの構築、 提供を図る必要があります。 また、 障がい者世帯 においても、介護者の高齢化により在宅生活が困難となる障がい者の増加も見込まれるた め、居住の場の確保と生きがいをもって働きながら経済的に自立した生活を送ることがで きる就労対策が必要となっています。 13
第1章 第 2 次妙高市総合計画の概要 【支え合いの地域社会づくり】 地域コミュニティ組織を主体とする要援護者への見守り体制 (見守りネットワーク) の構 築を図るとともに、介護予防サポーターや災害ボランティアの育成に取り組み、 地域に根ざ した住民相互の支え合い、助け合いの意識醸成につなげました。 また、生活保護世帯の自立に向け、世帯訪問や市役所窓口での相談を通じて、その世帯に 即した社会参加や就労意欲の向上を図り、 社会的自立を促進しました。 第 章 1 今後も、高齢化の進展などにより、支えあいの重要性が増すことから、見守り体制の整備 やボランティアによる生活支援の推進を図るとともに、生活保護世帯への自立相談や就労 支援を継続していく必要があります。 第 章 2 第 章 3 第 章 4 第 章 5 地域での支え合い活動 【安全・安心な暮らしの確保】 市内全域において自主防災組織が組織化され、防災士を配置し地域における防災体制を 整備するとともに、計画的に消防設備、救急・救助資機材の整備を推進し、消防・救急体制 第 章 6 の充実を図りました。 また、 拠点避難所の耐震化を図るとともに、 他自治体などとの災害時相互応援協定の締結 を進め、 災害の広域化への備えを推進しました。 市総合防災訓練 14 北名古屋市と災害時相互応援協定を締結
第1章 第 2 次妙高市総合計画の概要 今後は、自主防災組織が災害時にその役割を十分に発揮できるよう、 防災士と一体となっ て、定期的な防災訓練を実施するなど、有事の際に機能する防災組織の体制強化が必要と なっています。 一方、 交通安全・防犯対策として、 学校や地域での交通安全教室の実施や高齢者運転免許 返納支援制度の普及を図り、交通事故防止を推進するとともに、 地域での防犯パトロールや 消費生活相談窓口の開設など、防犯対策を推進してきましたが、引き続き、交通事故や犯罪 第 のない安全で安心なまちづくりに努める必要があります。 章 1 第 章 2 第 章 3 交通安全教室 交通安全立哨指導 第 章 4 ( 5 )豊 か な 心 と 文 化 を 育 む ・ 生 命 地 域 第 び、 活動できる学習環境の充実を図るとともに、 市民が誇りを持てるかおり高い芸術文化の 5 章 市民一人ひとりが個性を伸ばし、生きがいのある豊かな生活を送ることができるよう、 学 醸成やスポーツの振興を図りました。 第 市民活動支援センターを拠点に、市民活動や地域活動などに関する相談の対応や情報発 信など総合的な支援を行いましたが、活動団体が相互に連携・交流する仕組みづくりや活 動を担う人材の育成が求められています。 また、 妙高市民の心を推進し、雪国で培われてきた 「思いやり」 や 「助け合い」 の心を継承す るため、ALL 妙高あいさつ運動などの取り組みを行い、地域における絆や結びつきなど意 識の醸成を図りました。 今後は、様々な学習活動によって得た豊富な知識や経験を、 学校や地域活動など地域社会 へ還元する「生涯学習の循環」の仕組みを定着させていく必要があります。 15 6 章 【生涯学習の充実】
第1章 第 2 次妙高市総合計画の概要 【創造性豊かな文化のまちづくり】 市民の自主的な文化活動を支援しつつ、東京藝術大学と連携し、 「妙高夏の芸術学校」 や 「東京藝術大学&Myoko ウィンドオーケストラ」 など、質の高い芸術に触れる機会を提供し ました。 文化財の保護・活用においては、旧関山宝蔵院庭園が国指定名勝として、 関山仮山伏の棒 遣いと柱松行事が県指定無形民族文化財にそれぞれ指定され、学術的価値を高めることが 第 章 1 できましたが、引き続き、地域の宝として減失の恐れのある文化財の保護に取り組むこと が必要となっています。 一方、 スポーツの振興においては、 各地域における総合型地域スポーツクラブの支援やス ポーツ活動の拠点となる妙高市総合体育館の整備を通じて、健康・体力づくりへの関心が 第 章 2 高まりましたが、幅広い市民の運動習慣のより一層の定着が求められています。 また、スポーツ合宿の誘致活動を行うとともに、施設使用料の優遇措置を実施し、スポー ツ合宿を通じた交流人口の拡大を図りました。 第 章 3 【国際交流の推進】 中学生や高校生がツェルマット村(スイス連邦共和国) をはじめ、 グラデッツ市 (スロヴェ ニア共和国)やシュルンス村・チャグンス村 (オーストリア共和国) との交流に参加し、 これ 第 章 4 ら都市との友好交流が進みましたが、今後は、より多くの市民が関わる取り組みとする必 要があります。 5 個性と魅力あふれる自立した地域社会の実現のため、市民やNPO などの主体的な活動を 章 第 ( 6 )自 立 し た 地 域 を 創 る ・ 生 命 地 域 支援するとともに、 市民参画のための基本的な仕組みづくりに取り組みました。 第 章 6 また、 行財政改革の推進により、効率的な行政サービスを提供しました。 【市民主体のまちづくり】 地域コミュニティ振興指針の策定や地域のこし活動支援補助金の創設などにより、地域 が行う自主的な課題解決の取り組みを支援するとともに、 高齢化が著しい地域には、 地域活 動を支援する「地域サポート人」や地域に住み地域住民とともに活動する「地域のこし協力 隊」 を配置し、自立した地域づくりへの支援に努めました。 また、市民活動団体の新たな自主活動に対して補助を行う「地域の元気づくり活動補助 金」 を創設するとともに、市民活動支援センターを開設し、日常的な各種団体の支援を行う ことにより、市民活動団体などの育成を図りました。 16
第1章 第 2 次妙高市総合計画の概要 しかしながら、地域コミュニティ活動の機能が低下傾向にある中、これまで以上に市民、 事業者、行政の協働により、地域の助け合い、支え合いなどの相互扶助機能を向上させてい くことが必要となっています。 第 章 1 第 章 2 第 地域住民とともに活動する地域のこし協力隊 章 3 【効率的な行財政経営の確立】 時代に即した行政改革を推進するため、 行政改革市民検討会を設置し、 市民の声を取り入 を運用し、質の高い市民サー また、妙高市統合マネジメントシステム (ISO9001、14001) スの提供と効率的な行政経営を推進してきました。 5 章 として第三者評価を導入するなど、多様化・高度化する市民ニーズに対応した行政サービ 第 ビスの提供や継続的な事務改善に取り組むとともに、市民による新たな行政評価の仕組み 4 章 ンビニエンスストア収納の導入など、 大綱に基づき改革を推進してきました。 第 れる中で、第6次行政改革の取り組みにおいて、学校給食の民間委託の実施、税金などのコ 今後も、将来を見据えた健全な財政運営に取り組むとともに、 限られた行政資源の中で行 財政経営の確立に向けて、取り組みを推進する必要があります。 第 政改革の徹底をはじめ、統合マネジメントシステムや行政評価システムによる効率的な行 章 6 17
第2章 妙高市の将来像と重点プロジェクト 18
第2章 第 1節 妙高市の将来像と重点プロジェクト まちづくりの基本理念 社会経済情勢の変化を反映して、個々のライフスタイルや価値観は多様化してきており、 「物質的な豊かさ」よりも、人や自然をより大切にし、 ゆとりや生きがいなど 「心の豊かさ」 が 求められています。 本市には、妙高山麓に広がる自然や温泉、生活文化、歴史など、先人から受け継がれた魅力 第 を安心して育むことができる地域 「生命地域」 を目指し、 まちづくりに取り組んできました。 1 章 ある地域資源が多く存在しており、これまで、人と自然のつながりを大切にし、全ての生命 これからも、人と自然のつながりを大切に、市民一人ひとりが新しい価値を創造し、真の 第 んでいることを誇りに思えるまち「生命地域創造都市 2 妙高」 を目指し、 「生命地域の創造」 章 豊かさを実感でき、安全に安心して、いつまでもこの妙高に住み続けたいと願い、そして住 を基本理念とし、まちづくりに取り組むこととします。 第 章 3 基本理念 第 生 命 地 域 の 創 造 章 4 第 章 5 第 章 6 19
第2章 第 妙高市の将来像と重点プロジェクト 2節 将来像 基本理念に基づき、将来像を「人と自然にやさしい ふれあい交流都市」と設定します。 将来像 第 人と自然にやさしい ふれあい交流都市 ~生命 が 輝 く 妙 高 ~ 章 1 第 【将来像に込められた趣旨】 2 章 人にやさしいまち ・毎日の生活が健やかに、安心に暮らせるまち 第 ・子どもたちが夢を育み、健やかに成長できるまち 章 3 自然にやさしいまち 第 ・美しい自然環境と人が共生する資源循環のまち ・緑豊かで美しい生活空間のあるまち 章 4 ふれあいのまち 第 ・市民が自主、自立したまち ・共に助け合い育んでいくまち 章 5 交 流 の ま ち 6 ・地域文化の継承と新たな文化を創造するまち 章 第 ・新たな産業の創造や交流により、多くの人が訪れるまち 将来像実現のための基本方向 将来像の実現に向け「エコツーリズム」 「グリーンツーリズム」 「ヘルスツーリズム」 「アー ト&カルチャーツーリズム」の4つのツーリズムを基本方向として施策を展開し、美しい自 然と人が共生し、市民一人ひとりが互いを支えあい、やさしい心が通い合い、多くの人が訪 れる個性と魅力にあふれるまちづくりを進めていきます。 20
第2章 妙高市の将来像と重点プロジェクト エコツーリズム 豊かな自然環境や美しい景観の保全と活用を図るとともに、自然環境を活かした交流を 推進します。 グリーンツーリズム 第 農山村地域の特色ある資源を活用した産業振興を図るとともに、 自然や農林業、 農村の暮 1 章 らし体験など、地域資源を活かした交流を推進します。 第 ヘルスツーリズム 2 章 豊かな自然環境や温泉などの地域資源を活用した健康づくりを推進するとともに、健康 保養地の魅力を活かした交流を推進します。 第 心の豊かさや新たな価値観を創出するため、市民の主体的な芸術文化活動を推進すると 3 章 アート&カルチャーツーリズム ともに、 魅力ある歴史・文化・スポーツ資源を活かした交流を推進します。 第 章 4 第 章 5 第 グリーンツーリズム ヘルスツーリズム アート&カルチャーツーリズム 6 章 エコツーリズム 21
第2章 第 3節 妙高市の将来像と重点プロジェクト 重点プロジェクト 市の将来像である 「人と自然にやさしい ふれあい交流都市」 の実現に向け、計画期間内 で特に重点的、戦略的に取り組むため5つの重点プロジェクトを設定しました。 第 章 1 ( 1 )人 口 減 少 対 策 の 充 実 ・ 強 化 近年、我が国では少子高齢化の進行による人口減少時代を迎え、 さらに地方から東京への 人口集中が進み、 地方の過疎化が急速に進展しています。 2 的要因により、年々人口が減少し、 地域産業の停滞や地域コミュニティ機能の低下などを招 章 第 本市でも、出生者数が死亡者数を下回る自然的要因に加え、 転入者が転出者を下回る社会 いています。 第 章 3 第 章 4 このような状況を踏まえ、国の「まち・ひと・しごと創生本部」 と連動し、 人口減少に歯止 めをかけるために、 「生命地域創造都市・妙高」 地方創生戦略本部を設置する中、 地域の特徴 を活かした自律的で持続的なまちを創生していくことが喫緊の課題となっています。 そこで、 若い世代が安心して暮らし続けられるよう、 結婚・妊娠・出産・子育ての一貫し た切れ目のない支援のほか、Uターン・Iターン者の移住・定住支援や雇用支援など、国や 県の新たな政策と連動を図り、 人口減少対策の充実・強化に取り組みます。 第 章 5 第 章 6 22
第2章 妙高市の将来像と重点プロジェクト ( 2 )新 幹 線 ・ 国 立 公 園 を 活 か し た 交 流 人 口 の 拡 大 平成 27 年 3 月の北陸新幹線の開業により、首都圏や関西圏からの移動時間が短縮される とともに、広域的な交流可能圏域が広がることから、その効果を最大限に活かした交流人口 の拡大が期待されます。 また、 同時期に誕生する妙高戸隠連山国立公園は、 豊かな自然や温泉地を抱える 「妙高」 の 第 魅力を広く発信するための大きな後押しとなります。 1 章 これら北陸新幹線の開業と、 新たな国立公園の誕生を最大のチャンスと捉え、 エコツーリ ズム、グリーンツーリズム、ヘルスツーリズム、アート&カルチャーツーリズムの 4 つの 第 るとともに、市域・県域の枠組みを越えた広域連携を図り、 国内外からの交流人口の拡大に 2 章 ツーリズムを柱に地域資源を磨き上げ、受入体制の充実やプロモーション活動の強化を図 向けた取り組みを推進します。 第 章 3 第 章 4 第 章 5 第 章 6 23
第2章 妙高市の将来像と重点プロジェクト ( 3 )総 合 健 康 都 市 妙高の推進 「元気いきいき健康条例」の基本理念 「自分の健康は自分で守り、 つくる」 を踏まえて、 生活 習慣病予防、介護予防、 さらには認知症予防にも効果があるウォーキングやラジオ体操を中 心とした、歩こう妙高健康プログラムを推進するとともに、妙高の豊かな自然資源を活か した健康保養地プログラムの充実や健康づくりの拠点施設整備など、日常的な運動習慣の 1 慣の改善などの取り組みを強化し、市民と行政が一丸となった健康市民運動の展開によ 章 第 定着化やロコモティブ・シンドローム (運動器疾患) 対策を進めるほか、減塩等による食習 り、 健康寿命の延伸と医療費の削減に向けて取り組みます。 2 援を一体的に提供する「地域包括ケアシステム」 の充実を図るとともに、障がい者の就労や 章 第 また、 可能な限り住み慣れた環境で生活できるよう、 住まい・医療・介護・予防・生活支 余暇活動を支援し、 だれもが元気にいきいきと暮らしていける社会づくりを進めます。 第 章 3 第 章 4 第 章 5 第 章 6 24
第2章 妙高市の将来像と重点プロジェクト ( 4 )地 域 協 働 の ま ち づ く り の 推 進 少子高齢化や市民の価値観、生活スタイルの多様化などにより、地域が抱える課題は複 雑・多様化し、解決が難しくなってきている状況の中、 自助・共助・公助の考え方を基本に、 市民や事業者、市民活動団体、教育機関、 行政などが連携・協力しながら、 課題解決やまちづ くりに取り組むことが求められています。 第 援を行うとともに、地域住民自らが地域を支える人材として活躍し、 自身が持つ知識や経験 1 章 そのため、地域が自主的・主体的に地域課題の解決に向けた自治活動を進めるための支 を地域社会の創造につなげていくための仕組みづくりや人材育成を推進します。 に、 地域社会に貢献できる人づくりと「学びの循環システム」 を構築します。 第 また、生涯を通して学べる多様な学習機会の提供を図り、郷土を愛する心を育むととも 章 2 さらに、災害の発生時に迅速に対応するためには、 自主防災組織が要援護者の避難誘導や 3 章 をはじめとした関係組織の体制を強化するなど、 防災・減災の取り組みを強化します。 第 救助などの初動対応ができるよう、実践的な防災訓練の実施と防災士の育成を行い、 消防団 第 章 4 第 章 5 第 章 6 25
第2章 妙高市の将来像と重点プロジェクト ( 5 )未 来 を 支 え る 地 域 基 盤 の 整 備 日々の生活を支え、地域発展の基盤となる道路・橋梁・上下水道など社会インフラの整 備は、 地域を支える安全・安心な基盤として私たちの暮らしに不可欠なものであり、 将来を 見据えた中で、緊急度や優先性に配慮するとともに、長寿命化を図るなど計画的な整備に 取り組みます。 第 章 1 また、 えちごトキめき鉄道の開業を契機に交通の結節点として、 駅は重要な地域基盤であ ることから、駅舎や駅周辺整備を進めます。 さらに、農業、商業、工業、 観光業の連携強化により、 市内経済の循環を図るとともに、 北陸 2 る地域産業の活性化を推進します。 章 第 新幹線の開業や豊かな自然資源を活用した環境配慮型企業の誘致を促進し、産業振興によ 第 章 3 第 章 4 第 章 5 第 章 6 26
第2章 第 4節 妙高市の将来像と重点プロジェクト まちづくりの大綱 生命地域の基本理念に基づき、自然との共生、地域の魅力を活かしたまちづくりを目指 し、 以下のまちづくりの大綱により基本施策及び主要施策の推進を図ります。 にぎわいと活気あふれる・生命地域 1 章 地域資源を活かした観光産業の活性化、地域経済の発展を支える農業や商工業な 第 まちづくりの大綱 1 ど地域産業の振興を支援するとともに、移住・定住の推進に努め、交流と暮らしを支 第 <基本施策> 2 1 章 える基盤づくりを進めます。 地域資源を活かした観光産業の振興 第 <主要施策> 1)四季を通じた観光誘客の推進 章 3 2)効果的な観光情報の発信 第 3)観光客受入体制の充実 4)観光基盤の整備 4 章 2 魅力ある農林業の振興 1)生業として成り立つ農業経営の推進 3)都市と農村の交流促進 5 章 第 3 2)農山村の保全と活用 活力ある商工業等の振興 第 2)商業の振興とにぎわいの創出 6 章 1)企業誘致の促進と市内企業の活性化 3)雇用・労働環境の充実 4 交流と暮らしを支える基盤づくり 1)並行在来線の維持と活用 2)地域公共交通の維持 3)道路ネットワークの推進 4)移住・定住の推進 27
第2章 妙高市の将来像と重点プロジェクト まちづくりの大綱 2 美しい自然と人が共生する・生命地域 「国立公園 妙高」の魅力を高め、自然環境を大切にする心を育み、環境負荷の少な いエネルギー利用や循環型社会の構築を進めるとともに、快適な暮らしの実現のた め生活環境や都市環境の充実を図ります。 <基本施策> 第 1 自然環境との共生 <主要施策> 章 1 1)豊かな自然環境の保全と活用 2 循環型社会の推進 2 2)快適な生活環境の確保 章 第 1)資源循環のまちづくり 3 便利で快適な都市環境づくり 第 1)良質な住環境づくり 2)克雪対策の推進 章 3 3)生活排水対策の推進 4)ガス・水道の安定供給 第 章 4 まちづくりの大綱 3 人口減少を克服するため、安心して子育てできる環境の充実を図るとともに、次代 第 章 5 次代を担う子どもが輝く・生命地域 を担う子どもたちの豊かな人間性と社会でたくましく生きる力を育み、子どもたち の笑顔が輝くまちを目指して、 子育て支援の充実と教育環境の整備を進めます。 第 <基本施策> 1 6 安心して子育てできる環境づくり 章 <主要施策> 1)子育て支援の充実 2)幼児の教育・保育環境の充実 3)要保護児童等への適切な支援 2 豊かな人間性と生きる力を育む教育 1)健やかな心と体の育成 2)確かな学力の育成 3 安心して学べる環境整備 1)学習環境の整備 28
第2章 まちづくりの大綱 4 「総合健康都市 妙高市の将来像と重点プロジェクト 健やかで人にやさしい・生命地域 妙高」を推進し、住みなれた地域で心豊かに安心して生活ができ るよう、保健・医療・福祉サービスの充実を図るとともに、地域で支え合う福祉の仕 組みづくりを進めます。 また、安全・安心な暮らしが送れるよう防災・防犯体制などの確保を図ります。 1 第 <基本施策> 保健と医療の充実 章 1 <主要施策> 1)総合的な健康づくりの推進 高齢者・障がい者福祉の充実 2 章 2 第 2)医療保険制度等の持続的運営 1)地域包括ケアシステムの充実 3 第 2)障がい者の社会参加促進 支え合いの地域社会づくり 3 章 1)地域での助け合い、 支え合いの推進 2)生活保護受給者、 生活困窮者の就労による自立促進 安全・安心な暮らしの確保 第 4 1)防災体制の確立 章 4 2)防犯・交通安全対策の推進 第 豊かな心と文化を育む・生命地域 5 章 まちづくりの大綱 5 市民が生涯にわたって能力と個性を磨き、発揮できるよう学習機会の充実や気軽 文化の醸成を図ります。 章 6 <基本施策> 1 生涯学習・スポーツの充実 <主要施策> 1)学びの環境づくり 2)豊かな心の育成と市民主体の地域づくり 3)生涯スポーツの推進と競技スポーツの振興 2 第 にスポーツできる環境を整えるとともに、豊かな心や感性、創造性を育むため、芸術 創造性豊かな文化のまちづくり 1)芸術文化の振興 2)歴史資産の保護と活用 29
第2章 妙高市の将来像と重点プロジェクト まちづくりの大綱 6 自立した地域を創る・生命地域 市民との協働により、地域の特性を活かし、自立した地域社会づくりを推進すると ともに、 行財政改革を推し進め、健全で効率的な行政運営の確立を図ります。 <基本施策> 1 市民協働のまちづくり 1 1)地域コミュニティの維持・再生 章 第 <主要施策> 2)情報共有の推進 2 4)男女共同参画社会の実現 章 第 3)人権意識の向上 2 効率的な行財政経営の確立 第 1)持続可能な行政経営の推進 2)健全な財政運営の推進 章 3 第 章 4 第 章 5 第 章 6 30
第3章 定住人口及び交流人口の目標 31
第3章 第 定住人口及び交流人口の目標 1節 定住人口の現状と評価 ( 1 )人 口 ・ 世 帯 数 の 推 移 本市の人口と世帯数は、平成 22 年の国勢調査では、 35,457 人、 11,801 世帯となっており、 平成 17 年の 37,831 人、11,975 世帯と比べると、人口で 6.3%、世帯数で 1.5%減少していま 第 章 1 す。 地域別の状況は、新井地域は人口で▲4.6%(▲1,237 人) 、世帯で 0.7%(63 世帯) となって いるのに対し、妙高地域は人口で▲11.0%(▲529 人) 、世帯で▲6.2%(▲93 世帯) 、妙高高原 2 ともに妙高地域・妙高高原地域の減少が、 特に顕著であることが伺えます。 章 第 地域は人口で▲10.1%(▲608 人)、世帯で▲7.1%(▲144 世帯) となっており、人口・世帯数 第1次総合計画においては、平成 26 年の計画人口を 37,000 人、世帯数を 12,500 世帯と 第 章 3 目標を設定しましたが、平成 22 年の国勢調査の段階で、既に人口及び世帯数ともに目標を 下回っている状況となっていることから、 人口減少対策が大きな課題となっています。 第 総 人 口( 地 域 別 )・ 世 帯 数 の 推 移 章 4 41,072 40,744 5,761 5,497 40,000 第 章 5 30,000 6,986 7,129 39,699 37,831 5,132 4,797 6,685 6,014 35,457 4,268 5,406 第 章 6 20,000 28,325 28,118 27,882 27,020 25,783 10,000 0 世帯数 11,359 11,949 H2 H7 新井地域 12,180 H12 11,975 H17 妙高高原地域 妙高地域 11,801 H22 人口総数 ※グラフのうち、各年の左側は「人口」 、右側は「世帯」を示す 出典:国勢調査(~H22) 32
第3章 定住人口及び交流人口の目標 ( 2 )人 口 動 態 平成 17 年から平成 25 年の人口動態を見ると、 自然動態・社会動態とも減少傾向にあり、 自然動態は 1,889 人が減少し、年平均では▲210 人、社会動態は 2,071 人が減少し、年平均 では▲230 人となっています。 転出状況を見ると、就業、転勤、出稼ぎなど 「職業」 を理由にする移動が最も多くなってい 第 制するため、就業の場の確保などが課題となっています。 1 妙高市の人口動態 2 章 るとともに、年代別では 20 代の占める割合が大きくなっていることから、若者の転出を抑 第 章 第 2,000 1,500 章 3 1,000 1,174 1,084 900 938 787 838 269 282 256 259 251 243 227 225 245 -407 -416 -419 -459 -495 -484 -463 -519 -484 -347 -346 -537 -483 -517 -421 -354 -1,080 -1,056 H22 H23 -1,383 -1,296 H17 H18 -1,270 -1,201 -1,241 -558 -1,051 4 -397 -996 5 章 -1,000 968 第 -500 918 章 0 896 第 500 -1,500 第 -2,000 H19 H20 H21 H24 H25 章 6 出生 死亡 転入 転出 増減計 出典:新潟県人口移動調査 項 目 自然動態 社会動態 増 減 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 計 H17~25 平均 出生 269 282 256 259 251 243 227 225 245 2,257 251 死亡 -407 -416 -419 -459 -495 -484 -463 -519 -484 -4,146 -461 増減 -138 -134 -163 -200 -244 -241 -236 -294 -239 -1,889 -210 転入 1,174 1,084 896 918 968 900 938 787 838 8,503 945 転出 -1,383 -1,296 -1,270 -1,201 -1,241 -1,080 -1,056 -1,051 -996 -10,574 -1,175 増減 -209 -212 -374 -283 -273 -180 -118 -264 -158 -2,071 -230 -347 -346 -537 -483 -517 -421 -354 -558 -397 -3,960 -440 33
第3章 定住人口及び交流人口の目標 ( 3 )年 齢 3 区 分 別 人 口 本市の人口を 0 ~ 14 歳(年少人口) 、15 ~ 64 歳 (生産年齢人口) 、65 歳以上 (高齢人口) の 年齢 3 区分構成比で見ると、平成 2 年の国勢調査では、年少人口は 18.0%、高齢人口は 17.6% と、ほぼ同程度の割合でしたが、平成 22 年には、年少人口は 12.3%、高齢人口は 30.0% となっており、少子高齢化が進んできたことが分かります。 第 章 1 また、生産年齢人口の割合も 64.4% から 57.7% と低下し、この 20 年で 6,035 人減少し、 地域経済を支える担い手の確保も課題となっています。 第 章 2 第 年齢3区分別人口と構成比の推移 章 3 0% 第 H2 章 4 第 H7 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 18.0% 64.4% 17.6% 7,389 26,442 7,241 16.5% 62.4% 21.1% 6,691 25,433 8,604 100% 章 5 第 H12 章 6 H17 H22 15.3% 60.1% 24.6% 6,050 23,855 9,776 13.9% 58.6% 27.5% 5,243 22,187 10,383 12.3% 57.7% 30.0% 4,346 20,407 10,631 0~14 歳 15~64 歳 65 歳以上 注) 年齢不詳を除いて算出 出典:国勢調査(~H22) 34
第3章 第 2節 定住人口及び交流人口の目標 定住人口の目標 国立社会保障・人口問題研究所が示した平成 32 年の推計人口をもとに、本市の将来人 31,301 人に減少することが見込まれます。 口を推計すると、 平成 31 年には、 このまま人口減少が進むことにより、 就業人口の減少による地域産業の停滞、 地域経済の 縮小による所得・税収の減、後継者不足による地域コミュニティ機能の低下など、 さまざま 第 な影響がもたらされることとなります。 定住策の促進などに重点的に取り組み、県の将来推計人口減少率と同程度のゆるやかな減 1 章 このため、今後は、結婚・妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援や若者の雇用対策、 移住・ 少率(▲3.29%)に改善していくことを目指し、平成 31 年度における定住人口の目標を、 第 32,000 人とします。 2 章 また、本市の世帯数は、人口が減少する中にあって、核家族化や世帯分離などにより、約 12,000 世帯弱で推移していることから、平成 31 年の世帯数を 11,600 世帯、1世帯あたり 第 の人員 2.76 人を目標とします。 章 3 妙高市の人口・世帯の推移・推計 41,072 39,699 40,000 7,241 総合計画推計ケース (H27~H31 減少率:▲3.29%) 37,831 35,457 8,604 H31目標 33,087 32,000人 10,383 30,000 25,433 23,855 6 章 22,187 20,407 17,641 18,239 10,000 11,359 7,389 0 H2 世帯数 5 第 26,442 10,864 章 31,301 10,631 11,233 20,000 第 9,776 4 章 40,744 第 国立社会保障・人口問題研究所推計ケース (H27~H31 減少率:▲5.40%) 11,949 6,691 H7 0~14 歳 12,180 6,050 11,975 5,243 H12 4,346 H17 15~64 歳 11,801 H22 65 歳以上 11,829 3,615 H27 人口総数 11,600 3,495 H31 推計値 注)人口総数は年齢不詳を含む。年齢3区分別人口は、 年齢不詳を含まない ※グラフのうち、各年の左側は「人口」 、右側は「世帯」 を示す 出典:国勢調査(~H22)、 国立社会保障・人口問題研究所資料(H27~) 35
第3章 第 定住人口及び交流人口の目標 3節 交流人口の目標 このような定住人口の見通しを踏まえつつ、 これからも地域の活力を維持し、 発展してい くためには、地域の魅力を高め、市民はもとより妙高を訪れ観光や学習等を通じて交流した 人々、いわゆる 「交流人口」の拡大を図ることによって、人、物、情報、経済の動きを生み出 し、 新たな活力やにぎわいを創出していく必要があります。 第 章 1 本市の観光入込客は、平成 22 年から平成 25 年において、560 万人から 600 万人の間で 推移しています。 この間の推移状況に基づく、平成 31 年の推計では、約 610 万人と見込まれていますが、 今後、重点プロジェクトに掲げる 「新幹線・国立公園を活かした交流人口の拡大」を基軸に 2 人とします。 章 第 した、交流人口の拡大に取り組むことにより、平成 31 年における交流人口の目標を 660 万 第 妙高市の交流人口の推移・推計 章 3 7,000,000 総合計画推計ケース (660 万人ケース) 第 6,599,900 6,476,100 4 6,352,300 章 北陸新幹線開業 妙高戸隠連山国立公園の誕生など 6,228,500 6,104,700 第 6,000,000 5 章 5,959,330 5,835,080 5,957,650 5,980,990 6,074,700 6,098,400 6,051,100 6,004,200 6,027,600 5,600,450 H22 から H25 の推移(相関系数) に基づく推計ケーズ 第 章 6 5,000,000 H22 H23 交流人口(実績) H24 H25 H26 H27 交流人口(推移推計ケース) H28 H29 H30 H31 交流人口(総合計画推計ケース) 出典:新潟県観光統計(H22~H25) 交流人口の定義 本市の豊かな自然や温泉、歴史・文化、産業、イベントなどを通じて、余暇やビジネス、その他の目的のた め、観光・学習・体験・滞在・交流した人たちのことを交流人口と定義し、交流人口は、客観的に判断で きる観光入込客数を指標に用いることとします。 ※国の試算では、定住人口1人の減少による消費額の低下は、国内日帰り旅行者 81 人、国内宿泊旅行者 26 人、外国人旅行者 11 人の増加 によって、それぞれカバーできるとされています。 36
第4章 土 地 利 用 計 画 37
第4章 第 1節 土地利用計画 土地利用の現状 本市は、市域の西部と東部に豊かな自然環境をもつ丘陵地が連なっており、 市域の中央部 には南北に縦断する形で一級河川の関川・矢代川が流れるとともに、広域幹線道路である 上信越自動車道・国道 18 号・国道 292 号と、公共交通の中心である鉄道が配置され、その 周辺の平野部に市街地と優良農地が形成されています。 土地利用の状況は、市の総面積 445.52 平方キロメートルのうち、地目別面積としては、宅 1 平均に比べ、山林・原野の比率が高くなっています。 章 第 地 2.4%、農用地 8.1%、山林・原野・池沼 59.4%、雑種地・その他 30.1%となっており、県 日本百名山の秀峰妙高山をはじめ、 火打山、 斑尾山などの裾野は広大な妙高山麓の高原丘 陵地帯を形成し、妙高山麓一帯 (市域分約 16,167ha) は国立公園に属し、雄大な自然の景観 第 と四季折々の変化に富んだ地域を抱えています。 章 2 新井地域では、関川と矢代川に挟まれた区域が主に都市計画用途地域(約 571ha)に指定 第 章 3 され、新井駅を中心に商工業地、住宅地が配置され、その周辺に優良農地と集落地が広がっ ています。 また、 新井地域の北部地区は、北陸新幹線上越妙高駅の隣駅である北新井駅が位置すると ともに、国道 18 号、国道 292 号、県道上越新井線など幹線道路など交通の利便性が高い魅 第 章 4 力的な立地条件に伴い、近年、市街化が進んでいます。 妙高地域では、関山駅周辺から旧北国街道沿線の区域に市街地が集積し、 その東側は優良 農地と集落地が広がっています。 第 章 5 また、 上信越自動車道の西側は、 妙高山を中心とした国立公園区域に、関川の東側は、 斑尾 高原自然環境保全区域に指定されています。 妙高高原地域では、妙高高原駅周辺から国道 18 号沿線の区域に住宅地が集積し、上信越 第 章 6 自動車道の西側は、 風致地区や国立公園に指定されています。 そのような中、平成 27 年 3 月 14 日の北陸新幹線の開業や JR 信越本線の並行在来線化、 平成 30 年度に完了予定の上信越自動車道 (信濃町 IC ~上越 JCT 間) の 4 車線化など、広域 交通網の進展に伴う都市的土地利用への対応が求められています。 また、 農業経営者の高齢化や後継者不足などにより、 荒廃した農地や間伐などの管理が行 き届かない森林が増加してきていることから、これらの課題解決に向けた対応が求められ ています。 さらに、同時期に妙高戸隠連山国立公園が誕生することから、これを契機とし、国立公園 の魅力を高めるとともに、自然環境の保全を図りながら、 環境教育や観光資源としての利活 用を高めていくことが求められています。 38
第4章 凡 土地利用計画 例 都市計画区域 用途地域 行政界 旧行政界 風致地区 国立公園 県立公園 上越妙高駅 農業振興区域 農用地 地すべり防止区域 急傾斜地崩壊危険区域 第 斑尾高原自然環境保全区域 森林計画対象民有林 北新井駅 上信越自動車道 国道 章 1 主要地方道 県道 新井PA スマートIC 新井駅 第 広域農道 一級河川 在来線(えちごトキめき鉄道・しなの鉄道) 北陸新幹線 章 2 二本木駅 第 中郷IC 章 3 国 道 18 号 第 国 道 292 号 関山駅 妙高SA 章 4 第 上 信 越 自 動 車 道 章 5 妙高高原駅 妙高高原IC 第 飯山駅 章 6 0 1000 2000 5000m 39
第4章 第 第 章 1 第 章 2 第 章 3 第 章 4 第 章 5 第 章 6 2節 土地利用計画 土地利用の基本方針 少子高齢化、人口減少が進む中、都市的土地利用は、高度経済成長期以降の急激なモータ リゼーションの進展に伴い、郊外に市街地が拡がった拡散型都市構造から、 少子・高齢社会 に対応し、 歩いて暮らせるコンパクトな集約型都市構造を目指す時代となっています。 このため本市では、駅周辺をまちづくりの拠点として、 市街地の道路ネットワークの構築 や庁舎、病院、市営住宅など公共施設等の集約化を図りながら、人々の交流や生活の利便性 の向上を進めてきましたが、引き続き、市内各駅を中心とした周辺地域の活性化を図りな がら、 雪国でも住み良いコンパクトシティの構築を目指します。 また、市街地と周辺の集落とは、地域間がネットワークで有機的に連携し、農林業的、自然的、 都市的土地利用が調和し、お互いの機能を補完した均衡ある持続可能な土地利用を目指します。 【都市的土地利用の方向】 ・公共交通の結節点である駅を中心とした周辺地域をまちづくりの拠点として、多様な 都市機能の集積を図るとともに、街なかの利便性の向上と、商業地としてのにぎわいの 創出に努めます。 ・都市計画用途地域内については、用途に合った土地利用を誘導するとともに、長期間にわ たって未着手となっている都市計画道路等の整備により、雪や災害に強い道路ネット ワークの形成に努めます。 ・用途未指定地域における開発については、農林漁業と調整を行い、用途地域内の土地利用 の状況、都市の発展の動向などを考慮し、適正な規制、誘導に努めます。 また、上信越自動 車道のインターチェンジやサービスエリア周辺については、都市住民との交流が可能な 利便施設などの整備にも配慮した土地利用に努めます。 ・学校、保育園の統廃合などにより、活用されなくなった公共施設、用地等については、公共施 設再配置計画に沿いながら、地域に必要な施設用地へ転用を図るなど、有効活用に努めます。 ・住宅地における老朽化した空き家については、防災の観点から密集市街地の解消のため 防災空地としての活用など、安全安心に居住できる空間に配慮した対策を講じます。 【農林業的土地利用の方向】 ・優良農地の保全に努めるとともに、まとまりのある優良農地を有する地域については、 生産基盤の計画的な整備に努めます。 ・市街地やその周辺の農地、特に新井地域の北部地区の農地については、 豊かな自然環境と 都市環境の調和を保ちつつ、秩序ある転用を図りながら、適正な土地利用に努めます。 ・森林地は、木材生産や水資源の涵養の場など、 森林の持つ多様な機能が発揮されるように 保全に努めます。 【自然的土地利用の方向】 ・国立公園妙高、久比岐県立自然公園、 名香山風致地区など、 豊かな生態系や植生、 自然景観 が残る地域では、自然公園法や都市計画法などの指定に沿った土地利用を基本に適切 な開発の誘導と規制により、自然環境の保全に努めます。 ・国立公園妙高を含む広大な丘陵地には、 スキー場、 ゴルフ場、 温泉地、 高原リゾート地など 多くの観光資源が存在していますが、自然環境の保全を図りながら、豊かな自然を多くの 方々から体験していただくための観光・交流拠点としての活用と魅力づくりに努めます。 40
第5章 財 政 計 画 41
第5章 第 財政計画 1節 財政の状況 <第1次総合計画における成果・実績> 将来にわたる安定的な財政運営を行うため、 新規の市債の発行抑制と、 決算剰余金等を活 用した市債の繰上償還を積極的に行った結果、平成 17 年度の市町村合併後、企業会計等を 含む全会計の市債残高を着実に削減してきました。 第 章 1 また、財政の健全性を判断する指標である実質公債費比率※1 と、将来負担比率※2 は、制 度創設の平成 19 年度から毎年、改善しており、県内 20 市の順位においても、平成 25 年度 決算で実質公債費比率は良好な順番で 6 位、将来負担比率は 3 位に位置しており、財政の 健全化を着実に進めました。 第 章 2 市債残高の推移 第 単位:億円 章 3 H17 年度 H18 年度 H19 年度 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H25 年度 第 一般会計 216 212 211 202 194 199 193 196 199 企業会計等 293 283 269 257 243 231 219 207 196 509 495 480 459 437 430 412 403 395 章 4 合 計 第 章 5 財政指標の推移 第 単位:% H19 年度 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H25 年度 実質公債費比率 18.3 17.5 16.0 14.4 13.6 12.3 11.4 将来負担比率 123.6 112.8 101.8 89.4 80.0 72.0 61.7 章 6 ※1 実質公債費比率:自治体の収入規模に対する借金返済額の割合。公営企業の赤字穴埋め分も含めるため、自治体の借金実態を 厳密に示すとされ、実質的な公債費(地方債の元利償還金)が財政に及ぼす負担を表す指標 ※2 将 来 負 担 比 率 :第三セクターなども加えた連結ベースで、自治体が将来的に負担する可能性のある借金の総額が、自治体本体 の 1年間の収入と比べどれくらい多いかを示す指標 42
第5章 財政計画 <第2次総合計画における課題> 消費税率の引き上げや、法人実効税率の引き下げ等の景気に与える影響が不透明ではあ りますが、少子高齢化の進展などによる生産年齢人口の減少等から、 市税収入は減少傾向と なることが予測されます。もうひとつの基幹収入である地方交付税は、市町村合併による 算定の特例期間が終了し、平成 28 年度から 5 年間で段階的に削減される予定であり、本市 の財政状況は、非常に厳しい局面を迎えることとなります。 このため、総合計画においては、これまでの財政健全化の取り組みを継続する一方、これ つつ、 効果的な投資を行っていくことが求められています。 財政フレームの設定 2 章 2節 第 第 1 章 えて、健全財政とのバランスをとりながら、合併特例債などの財政上有利な財源を活用し 第 まで以上に厳しい財政見通しのもと、 持続可能な財政基盤の確保を図る必要があります。 加 <財政計画の前提> 将来にわたる安定的な財政運営を進めつつ、総合計画に掲げた施策を着実に実施するた 第 め、 計画期間内の財政フレームを次ページのとおり設定します。 地方財政計画などにより再調整を行います。 3 章 このフレームは、 現時点での将来推計に基づいて設定したものであり、 今後の経済動向や 第 <財政計画の内容> 4 章 市財政の基幹となる市税は、 北陸新幹線の開業に伴う固定資産税の償却資産の増により、 一時的に増収となるものの、評価替えによる減収や、 生産年齢人口の減少による個人市民税 ますが、市町村合併による特例措置の終了により、平成 28 年度から 5 年間で段階的に削減 5 章 一つの基幹収入である地方交付税は、国による算定方法の見直しにより流動的な面はあり 第 の減などが見込まれることから、全体として伸びを期待することは困難な状況です。もう されることから、 大幅に減少する見通しです。 政運営を進めます。 6 章 来に向けた投資を計画的に行い、財政調整基金の効果的な活用を図りながら、 持続可能な財 第 歳出においては、 縮減される歳入に見合った規模へと転換を図ることを基本としつつ、 将 人件費においては、引き続き計画的に職員数を削減し、経費を最小限に抑えるとともに、 公債費については、新規の起債の発行抑制に加え、 合併特例債などの有利な起債の活用や計 画的な繰上償還により適正化を図ります。 また、 老朽化する公共施設やインフラ施設の維持管理費のほか、 医療・介護・子育て支援 等の社会保障関係経費など、市民生活に密着した分野への財源を確保しつつ、 引き続き厳し い事業選択や徹底した行政改革により、 事務事業の見直しを進めます。 加えて、 市税の適正な課税と滞納対策の強化、 企業誘致や総合的な人口減少対策による税 かん よう 源涵養など、あらゆる取り組みにより財源確保を図るとともに、将来を見据え、優先的・重 点的に取り組むべき事業に対しては、計画的かつ継続的に投資を行い、引き続き安定的な 財政運営を進めていきます。 43
第5章 財政計画 財 政 計 画 1 歳入 単位:百万円 分 H27 年度 H28 年度 H29 年度 H30 年度 H31 年度 市 税 4,221 4,332 4,264 4,093 4,061 地 方 譲 与 税 197 188 179 170 162 各 種 交 付 金 552 587 587 587 587 第 地 方 交 付 税 6,786 6,365 6,172 6,088 5,855 1 分担金・負担金 190 187 188 186 187 使用料・手数料 279 278 278 278 277 第 国 庫 支 出 金 2,061 1,949 1,889 1,878 1,817 2 県 金 977 924 914 874 836 財産収入・寄付金 97 97 96 96 96 繰 入 金 380 240 290 372 480 繰 越 金 300 300 300 300 300 諸 収 入 1,397 1,280 1,203 1,125 1,108 債 2,158 2,554 1,687 1,951 1,664 19,595 19,281 18,047 17,998 17,430 章 区 章 第 章 3 支 出 第 市 計 章 4 2 歳出 単位:百万円 5 人 件 費 2,640 2,465 2,422 2,323 2,281 物 件 費 2,550 2,501 2,427 2,428 2,434 維 持 補 修 費 1,070 1,069 1,070 1,069 1,067 扶 費 2,358 2,361 2,363 2,367 2,371 等 3,141 2,960 2,810 2,772 2,693 章 第 区 第 章 6 補 助 助 費 分 H27 年度 H28 年度 H29 年度 H30 年度 H31 年度 公 債 費 2,273 2,221 2,271 2,370 2,409 積 立 金 104 104 104 94 84 投資及び出資金・貸付金 1,186 1,068 992 918 850 繰 金 1,192 1,206 1,193 1,192 1,194 投 資 的 経 費 3,041 3,286 2,355 2,425 2,007 40 40 40 40 40 19,595 19,281 18,047 17,998 17,430 予 出 備 計 44 費
第6章 基本施策及び主要施策の推進 45
まちづくりの大綱 1 にぎわいと活気あふれる・生命地域 まちづくりの大綱 1 にぎわいと活気あふれる・生命地域 基本施策 1 主要施策1 四季を通じた観光誘客の推進 現状と課題 第 章 1 地域資源を活かした観光産業の振興 ①近年、旅行者ニーズの多様化に伴い、旅行形態が団体旅行から個人旅行へと変化してい ます。 また、スキー観光客は、平成 3 年度 (ピーク時) の 398 万人から平成 25 年度には 80 万人に減少するなど、市全体の観光入込客数も年々減少傾向となっています。この傾向 2 ド、7 つの温泉地、8 つのスキー場など、妙高山麓の豊かな資源を活かした着地型旅行商 章 第 に歯止めをかけ、観光客の増加を図るため、3 つの日本百名山、6 つの森林セラピーロー 品をはじめ、新たな体験プログラムづくりを進める必要があります。 第 章 3 ②信越観光圏協議会などの長野県北信地域や妙高市・上越市・糸魚川市の 3 市連携にお いて 「宝さがしイベント」や「フォトポイントラリー」 などの周遊型イベントのほか、 「食」 イベントやモデルツアーなどを実施してきました。今後も広域エリアの資源を活用し、 第 章 4 新たな魅力づくりや旅行商品の造成を進め、 誘客を促進する必要があります。 ③東京都板橋区や大阪府吹田市、愛知県北名古屋市などの友好都市との交流により、イベ ントへの参加や物産販売、観光 PR を行っており、近年では、妙高の自然を活かしたエコ 第 章 5 トレッキングや健康保養地プログラムツアーを実施し、好評を得ています。今後も引き 続き、 相互交流を推進し、交流人口の拡大を図る必要があります。 ④平成 25 年、訪日外国人観光客が初めて 1,000 万人を突破し、今後も増加が見込まれてい 第 章 6 ますが、本市においても、オーストラリアやヨーロッパを中心にスキー観光客の誘致を 進めた結果、冬季の外国人観光客は年々増加しています。 このことから、外国人観光客が 滞在時間をより快適に過ごすことができるよう、情報通信環境などを整備するととも に、スキー観光客だけでなく、グリーンシーズンの誘客を促進するため、プロモーション 活動を一層推進する必要があります。 基 本 方 針 ○四季折々の自然や温泉、歴史などの地域資源を最大限に活用するとともに、周辺地域と の広域連携を図り、長期滞在が可能な魅力ある観光地づくりを進め、誘客を促進します。 ○外国人観光客の誘致を強化するため、外国人の観光ニーズを把握し、効果的なプロモー ション活動を進めます。 46
基本施策 1 地域資源を活かした観光産業の振興 施策の内容 ①地域資源を活かした着地型旅行商品・プログラムの充実 ○市観光協会と連携し、自然・温泉・歴史などの地域資源や各種イベントなどを組み合わせ、旅 行者ニーズに対応した魅力ある着地型旅行商品の企画・販売により、誘客の促進を図ります。 ○健康(ヘルス)・自然環境(エコ)・食農(グリーン)・歴史文化(アート&カルチャー)などの 視点に基づく、地域資源を活かした体験プログラムを開発し、交流人口の拡大を図ります。 第 ○長野県北信地域や上越地域の近隣自治体、 観光関係団体と連携し、歴史・文化・食など、 1 章 ②広域観光の推進 各地域の多様な資源を活かした広域エリアでの旅行商品の販売や周遊型イベントを行 第 の誘客と長期滞在を促進します。 2 章 い、相乗効果を高め、エリア全体の魅力や知名度の向上につなげることにより、観光客 ○東京都板橋区や大阪府吹田市、愛知県北名古屋市などの各都市で開催されるイベント 3 章 に参加し、観光 PR や物産販売などを実施することで、 妙高の知名度向上を図ります。 第 ③友好都市との交流の推進 ○本市への来訪機会となるツアーの一層の充実・拡大を図るとともに、将来の交流人口 第 の拡大にもつながるジュニア世代の誘客を進めます。 章 4 ④外国人観光客の誘客 ○本市を訪れる外国人観光客や市内在住外国人を対象に、観光ニーズを把握し、効果的な ○外国人観光客がより快適に妙高での滞在を楽しめるよう、Wi-Fi(ワイファイ)をはじめとす 5 章 ルなどから冬期間のみならず、 グリーンシーズンの誘客を強化します。 第 プロモーション活動を進め、オーストラリアやヨーロッパをはじめ、台湾、シンガポー る情報通信環境の整備やスキー場間をつなぐシャトルバスの充実などを図ります。 第 項項 目目 指 標 の 説 明 観光入込客数 県観光動態調査に基づいた、市全体 の観光入込客数 外国人観光入込客数 外国人の年間観光入込客数 (延べ宿泊客数) 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 596万人 660万人 19,570人 30,000人 出典:長野-新潟スノーリゾート アライアンス実行委員会※ 【関連計画】 ○第2次妙高市観光振興計画(平成 27 年度~平成 31 年度) ※長野 - 新潟スノーリゾートアライアンス実行委員会…妙高高原と、 長野県白馬、 志賀高原、 野沢温泉の 4 つのスキーエリアの自治体や、 新潟県、 長野県、 JR 東日本などが共同で冬季のスキー誘客に取り組む組織 47 6 章 【施策の目標値】
まちづくりの大綱 1 主要施策 2 にぎわいと活気あふれる・生命地域 効果的な観光情報の発信 現状と課題 ①本市の知名度向上と誘客拡大を図るために、首都圏や近県、県内を中心にテレビ CM の放 映や四季ポスターの掲出、インターネットを活用した情報発信や観光キャンペーンに取 り組んできました。今後は、北陸新幹線の開業や妙高戸隠連山国立公園の誕生を契機と 第 章 1 して、さらなる知名度の向上と誘客拡大を図るための情報発信を行うことが必要です。 ②スマートフォンを活用し、妙高の観光情報を発信する 「妙高ナビ」 の開設や観光キャラク ター「ミョーコーさん」によるブログなどでのイベント情報の発信に取り組みました。 今 2 子媒体を活用した情報発信を進める必要があります。 章 第 後は、スマートフォンでの SNS※1 やインターネット広告の活用など、利用率が高まる電 第 章 3 ③えちご妙高会などの郷人会組織や妙高ファン倶楽部※2 の会員など、市外の方を中心に、 観光パンフレットや電子メールによる観光情報の発信を行ってきました。今後は、市に よる情報発信だけでなく、市にゆかりのある方々や市民による PR を促進する必要があ ります。 第 章 4 基 本 方 針 ○首都圏や関西・北陸地域をターゲットに、インターネットなどの様々な媒体を活用し 第 たタイムリーな情報発信を行い、知名度の向上を図ります。 章 5 第 章 6 観光キャンペーン 48 スマートフォン用アプリ 「妙高ナビ」トップ画面
基本施策 1 地域資源を活かした観光産業の振興 施策の内容 ①観光プロモーションの充実 ○北陸新幹線の開業を契機として、首都圏や関西、北陸地域をターゲットに関係機関と連 携し、観光キャンペーンを実施するとともに、パンフレットやエリアマップ、ポスターな どにより、知名度向上のための積極的な情報発信を行います。 ○旅行代理店や出版社、テレビやラジオのマスコミなどへの効果的なプロモーション活 第 動を展開し、露出度の拡大を図ります。 章 1 ②電子媒体による情報発信の強化 ○タイムリーな観光情報の提供と旅行者の利便性を確保するため、 「妙高ナビ」の充実を 第 ○インターネット上の宿泊予約サイトへの広告掲載により、効率的にプロモーションを 2 章 図るとともに、ブログやツイッターなどの SNS を活用した情報の発信を強化します。 展開し、 本市への来訪意欲を喚起します。 第 ③妙高市にゆかりのある方々や市民による PR の促進 3 章 ○えちご妙高会や妙高ファン倶楽部の会員など、妙高市にゆかりのある方々をはじめ、市 民に対し幅広くタイムリーな観光情報の提供を行い、口コミやブログなどによる自主 第 的・積極的な妙高の PR を促進します。 章 4 【施策の目標値】 項 目 指 標 の 説 明 目 標 値( H 3 1 ) 2,000人 妙高ファン倶楽部の会員数 市外に進学・就職・居住し、妙高の 情報を発信し応援してくれる妙高市 のファンの数 1,547人 SNS の登録者数 ミョーコーさんのツイッターフォロワー とフェイスブック友達※3 の合計 2,209人 第 現 況 値( H 2 5 ) 章 5 4,000人 第 【関連計画】 章 6 ○第2次妙高市観光振興計画(平成 27 年度~平成 31 年度) ※1 SNS…P12 を参照 ※2 妙高ファン倶楽部…妙高を訪れ、また行きたいと思った方や妙高に興味・関心のある方によって構成される会員制の組織 ※3 ツイッターフォロワーとフェイスブック友達…ミョーコーさんが発信する情報を、 自分のツイッターやフェイスブックのページに 表示し、 確認できるようにしている利用者 49
まちづくりの大綱 1 主要施策 3 にぎわいと活気あふれる・生命地域 観光客受入体制の充実 現状と課題 ①平成 25 年度に行われた新潟県観光地満足度調査※1 の中間報告によると、当地域の総合 満足度は、前回調査より改善しましたが、県平均より低い状況となっています。 来訪者に とって「良き思い出の地」 「また訪れたい地」となるよう、周辺環境や観光宿泊施設の充 1 る取り組みが必要です。 章 第 実、さらには市民を含めた 「おもてなし意識」 の向上を図り、満足度とリピート率を高め ②斐太歴史の里や関山神社などの歴史・文化系ガイドをはじめ、トレッキングや登山など 2 十分に図られていない状況にあります。このため、ガイドの育成やスキルアップを図る 章 第 の自然系ガイドが、地域や団体などで活動していますが、知識の共有や団体間の連携が 研修を行うなど、 地域の魅力を伝える体制を強化する必要があります。 第 章 3 ③市内の主要な観光地を巡る周遊バス「ぶらっと妙高号」を運行していますが、観光客か ら、より多く・より楽しく利用してもらえるよう、北陸新幹線の開業に対応した、長野県 北信地域から上越地域までの広域観光ルートなどを整備する必要があります。 第 章 4 基 本 方 針 ○観光事業者や市民が「おもてなしの心」で観光客を迎えるための受入体制の整備を進め 第 るとともに、さまざまな観光地を楽しむことができる二次交通※2 の確保と充実を図り ます。 章 5 第 章 6 地元ボランティアによる観光ガイド 50 妙高山麓周遊バス「ぶらっと妙高号」
基本施策 1 地域資源を活かした観光産業の振興 施策の内容 ①「おもてなしの心」によるリピーターの確保 ○地元の食材を活用した食によるおもてなしの取り組みをはじめ、観光事業者が、地域資 源や地域の自慢・宝を積極的に来訪者に伝えるとともに、観光地にふさわしい景観づく りに取り組むなど、満足度の向上とリピーターの確保を図ります。 第 ②観光ガイドの育成・強化 団体間のネットワーク化を進めるとともに、来訪者の満足度を高め、リピーターの確保 1 章 ○研修の機会を通じ、地元ボランティアによる観光ガイドの育成やスキルアップのほか、 につながる取り組みを支援します。 第 ③二次交通の充実による観光客滞在時間の増加 章 2 ○北陸新幹線の開業を活かした市内周遊観光バスの運行や長野県北信地域から上越地域 行など、二次交通の充実を図ります。 第 までを結び、目的地までの観光スポットを楽しむことができる広域観光タクシーの運 章 3 【施策の目標値】 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 県観光地満足度調査における総合 的な満足度の割合 84.9% (H24) 89.0% 二次交通利用者数 「ぶらっと妙高号」の年間延べ利用 者数 10,835人 12,000人 4 章 観光地としての満足度 第 項 第 5 章 【関連計画】 ○第2次妙高市観光振興計画(平成 27 年度~平成 31 年度) 第 章 6 ※1 新潟県観光地満足度調査… ①調査地点・対象:県内の温泉地や観光地にある従業員 10 人以上の宿泊施設(124 軒) の宿泊者 ②調 査 項 目:宿泊施設、 食事、 温泉街や周辺の景観・雰囲気、 地域住民のおもてなし、買い物(お土産)、観光・文化施設、 体験活動、 イベント・祭りなど ※2 二次交通… 空港や鉄道の駅から観光目的地までの交通 自動車で移動しない旅行者にとっては、観光地までのシャトルバスや乗り合いタクシーの運行、レンタル自転車 など、二次交通が整備されていることが旅行先を選ぶ重要な要素となっている 51
まちづくりの大綱 1 主要施策 4 にぎわいと活気あふれる・生命地域 観光基盤の整備 現状と課題 ①苗名滝駐車場や岡倉天心六角堂前駐車場の整備、高谷池ヒュッテの改修のほか、公共サ インガイドラインに基づいた観光案内看板の整備を実施してきました。今後も、国立公 園妙高にふさわしい観光拠点施設の整備や魅力ある温泉地づくりなどを進める必要が 第 章 1 あります。 ②妙高山や火打山などの登山道をはじめ、森林セラピーロードなどの遊歩道や公衆トイレ などの整備と維持管理を行ってきました。引き続き、雄大な自然を求めて訪れる方々に 2 る必要があります。 章 第 対し、安全で快適な環境を提供するため、登山道や遊歩道などの適正な維持管理を進め 第 章 3 ③これまでも地元団体等と連携し、笹ヶ峰高原夢見平エリアの整備や自然ソムリエによる 癒し体験の場の提供を行ってきましたが、さらに、地元団体をはじめ、民間事業者との連 携による相乗効果を図りながら、国立公園妙高としての魅力を一層高めていく必要があ ります。 第 章 4 基 本 方 針 ○登山道やトレッキングコースの維持管理をはじめ、観光案内看板やトイレなどを整備 第 し、来訪者が安全で快適に楽しめる観光地づくりを進めるとともに、妙高の魅力を向上 させるため、妙高高原ビジターセンターの建替えなど、観光の拠点となる施設の整備・ 章 5 充実を図ります。 第 章 6 宇棚の清水の遊歩道(笹ヶ峰高原) 52 観光案内看板
基本施策 1 地域資源を活かした観光産業の振興 施策の内容 ①観光拠点施設等の整備 ○妙高の優れた景観や温泉など豊かな地域資源を有効活用し、回遊性の高い滞在型観光 を推進するため、観光案内看板や公衆トイレなどの施設整備をはじめ、景勝地や温泉地 づくりなどを進めます。 ○国・県との連携のもと、妙高高原ビジターセンターや道の駅あらいなどの観光拠点施 第 設を計画的に整備します。 章 1 ②地元住民等と連携した適切な維持管理 ○来訪者が、安全に安心して楽しむことができる観光地とするため、地元住民をはじめ、 第 な維持管理を行います。 2 章 施設利用者や関係団体との連携を図りながら、登山道や遊歩道などの観光施設の適切 ○国立公園妙高の優れた自然環境を活用した観光施設整備を行うなど、民間事業者等と 3 章 の連携による新たな魅力づくりを進めます。 目 目 標 値( H 3 1 ) 妙高高原ビジターセンター 入館者数 妙高高原ビジターセンターの年間 延べ入館者数 99,980人 120,000人 新規施設整備数 拠点施設、景勝地などの新規整備 箇所数 6カ所 (H21 ~ H25) 7カ所 4 第 現 況 値( H 2 5 ) 章 指 標 の 説 明 第 【施策の目標値】 項 第 ③民間事業者等との連携による新たな魅力づくり 章 5 【関連計画】 第 ○第2次妙高市観光振興計画(平成 27 年度~平成 31 年度) 章 6 53
まちづくりの大綱 1 基本施策 2 主要施策1 にぎわいと活気あふれる・生命地域 魅力ある農林業の振興 生業として成り立つ農業経営の推進 現状と課題 ①本市の農業は、水稲が基幹作物であることから、良質米の生産・販売と生産調整に対す 1 低迷、交付金の見直しなどによる影響が大きく、農業経営は不安定となっています。 この 章 第 る国の交付金を組み合わせて農家所得を確保してきましたが、米消費量の減少や米価の ため、妙高産農産物の需要拡大に向けた取り組みと農地の集積※1 等による経営の効率化 を促進し、農業経営を安定させていくことが必要です。 第 章 2 ②担い手育成のため、認定農業者の育成と経営規模の拡大を進めた結果、認定農業者 1 経営 体あたりの平均経営面積は徐々に拡大が進んでいます。 一方、市全体では、農業者の高齢 第 章 3 第 章 4 化や後継者不足が深刻化し、農業経営の継続が懸念されていることから、本市の農業の 中心を担う農業者を確保・育成するとともに、新たな担い手の確保や多様な人材の活用 が必要です。 ③園芸農産物※2 の売上げは、販売拠点である農産物直売所への出荷に誘導してきたことに より伸びてきていますが、トマトなどの一部の品目を除き少量多品目の生産が主体で、 大きな市場への供給や農業経営の安定化を図る上で十分ではありません。このため、農 産物直売所を中心とした園芸振興の動きを加速させつつ、園芸農産物の生産力と商品力 第 章 5 を高めていくことが必要です。 ④六次産業化※3 については、農業者の生産・加工・販売が活発化するよう、活動費等の支 援により、少しずつ取り組みが増えてきましたが、大きな産業への広がりには至ってい 第 章 6 ません。今後はこうした活動をさらに拡大していくため、加工知識・技術の向上による 売れる商品づくりや生産の拡大、 販売先の確保を図る必要があります。 基 本 方 針 ○米を中心とした妙高産農産物の需要拡大による農家所得の確保・向上と農地の集積等 による経営の効率化を進め、経営の安定化を促進するとともに、地域農業の中心を担う 農業者や新規就農者など多様な担い手を確保・育成します。 ○園芸農産物の生産拡大と競争力の向上により産地化を進めるとともに、農商工連携に よる六次産業化の促進と身近な販売拠点である農産物直売所の充実を図り、水稲に偏 る農業経営の複合化を促進します。 54
基本施策 2 魅力ある農林業の振興 施策の内容 ①農業経営の安定化 ○農家所得の確保・向上を図るため、 「妙高」を前面に打ち出した販売活動による米を中心と した妙高産農産物の需要拡大や学校・介護施設などにおける地産地消に取り組むととも に、園芸農産物の導入等による経営の複合化を促進します。また、経営の効率化を図るた め、農業基盤の整備を行うとともに、農地の集積・集約化や農作業の共同化を促進します。 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 ④六次産業化の促進と直売所の充実 ○農業者の生産・加工・販売活動が活発化するよう、消費者ニーズの高い生産物の情報 提供や活動支援を行うとともに、販売や加工ノウハウがある他の産業とのマッチング やコーディネートなど、農商工連携を進めます。 ○農業者の身近な販売拠点になっている直売所の魅力をさらに高め、農家所得の向上に つなげていくため、年間を通じた品揃えの充実や利用しやすい施設への改修、直売所を 中心とした新たな販路の拡大を図ります。 1 章 ③園芸農産物の産地化 ○園芸農産物の生産拡大を図るため、トマトやブロッコリーなどの重点品目※4 を中心に生産 を促進するとともに、新たな品目への生産誘導などにより農産物直売所の品揃えの充実を 促進します。また、地域性や希少性のある園芸農産物の生産拡大や、雪や温泉を活用した付 加価値のある生産を促進するとともに、PR と販売力強化のための推進体制を構築します。 第 ②多様な担い手の確保と育成 ○本市の農業の中心を担う農業者を確保・育成するため、引き続き経営感覚に優れた認定 農業者などを育成するとともに、経営規模の拡大と農業経営の組織化・法人化を進めま す。また、新たな担い手を確保するため、親元就農や山間地における新規就農を促進する とともに、多様な人材の参画を促進するため、女性や高齢者などの活用を図ります。 章 5 【施策の目標値】 項 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 市内水田面積合計のうち担い手が 耕作している面積の割合 43.0% 50.0% 市内農産物直売所の年間売上額 妙高山麓直売センターとまと、四季 彩館ひだなんの年間売上額の合計 341,712千円 400,000千円 第 担い手への農地集積率 【関連計画】 ○第3次妙高市農業・農村基本計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) ○妙高市水田農業ビジョン(平成 25 年度~平成 29 年度) ○農業経営基盤強化促進法に基づく妙高市基本構想 (平成 22 年度~平成 32 年) ※1 農地の集積…担い手に多くの農地が貸し付けられ、耕作する農地が拡大していくこと ※2 園芸農産物…野菜、 果物、 山菜、 花キなどの農産物 ※3 六次産業化…農産物等の生産、加工、販売を一手に行い、 農産物の付加価値化を行うこと トマト、ナス、カボチャ、 ※4 重 点 品 目…妙高市農業再生協議会が振興作物として位置づけている品目。平成 26 年度現在では、 アスパラ菜、 サトイモ、エダマメ、ブロッコリー、カリフラワー、アスパラガス、ダイコンの 10 品目 55 章 6
まちづくりの大綱 1 主要施策 2 にぎわいと活気あふれる・生命地域 農山村の保全と活用 現状と課題 ①農業者の高齢化や減少に伴い、生産効率の低い中山間地域を中心に耕作放棄地が増加し ており、今後もこの傾向が続くことが懸念されています。 このため、生産効率の改善され た農地の確保と有効利用を進め、耕作放棄地の発生抑制と農山村の多面的機能の維持・ 発揮につなげることが必要です。 第 章 1 第 章 2 ②農業経営の安定化や維持管理にかかる労力の軽減を図るため、担い手の確保状況や立地 条件などに応じた農業生産基盤の整備を進めることが必要です。また、農地や農業用施 設の維持管理にかかる農業者の負担が大きくなってきていることから、整備費用に対す る地元負担の軽減や農業者以外を含めた地域共同による保全管理活動を促進していく ことが必要です。 第 章 3 第 章 4 第 ④森林や林業、環境問題などについて学ぶ機会はあるものの、実際の体験や活動の機会は 限られており、理解が不足していることから、小学生を対象とした森林・環境教育への 取り組みを充実していく必要があります。 ⑤クマやサル、イノシシ、カラスなど鳥獣による農作物の被害を防止するため、電気柵の貸 付や猟友会と連携した捕獲などを行っていますが、被害が増加しており対策の強化や鳥 獣捕獲に従事する人材の確保が求められています。 章 5 ③木材産業の停滞をはじめ森林管理の担い手の高齢化や減少、森林所有者の世代交代など に伴い、管理の行き届かない森林が著しく増加しています。 このため、森林施業の担い手 の育成を行いながら森林所有者の経営意欲の喚起を図るとともに、市産材の利用促進を 積極的に行い、持続的な林業経営と適正な森林整備を推進する必要があります。 第 章 6 基 本 方 針 ○生産基盤の整備により生産効率の高い優良農地を確保し、有効利用を促進するととも に、地域共同による農地や農村の保全管理活動を促進し、農業・農村の持つ多面的機能 の維持・発揮を図ります。 ○森林整備により産出された良質な市産材の活用を図ることで、森林資源が生産(植林) から消費 (伐採、利用)まで循環するシステムを推進します。 施策の内容 ①優良農地の確保と有効利用の促進 ○生産効率の低い中山間地域においては、小規模ほ場整備や畦畔除去などにより優良農 地を確保するとともに、営農継続につなげるため、集落内や集落間の連携による営農体 制の構築を進めます。また、中山間地域を含めた市全体では、意欲ある農業者への農地 集積・集約化を促進し、優良農地の有効利用と耕作放棄地の発生抑制を図ります。 56
基本施策 2 魅力ある農林業の振興 ②農業・農村整備と適切な維持管理 ○ほ場整備をはじめとする農業生産基盤や農道・用排水路などの農業用施設の整備を国・ 県の補助事業などを活用した中で計画的に進め、維持管理の軽減や効率的な営農を推 進します。また、地域の実情に応じて農地や農業用施設の整備などにかかる地元負担額 の軽減を図るとともに、地域共同による保全管理活動を促進します。 1 章 第 2 章 第 ④森林学習の推進 ○市内全ての小学校において、森林管理署をはじめとする関係機関からの講義学習のほ か、現地での植林や間伐など様々な体験活動、年間を通じた学びの成果を発表するなど、 森林学習の機会を増やし、自然環境や森林整備の大切さについての理解を深めます。 第 ③森林資源が循環するシステムの推進 ○国、県、市の森林整備に関する各種支援策を活用し、造林・保育における適切な施業に よる良質な市産材の生産を促進します。 また、その特長を PR するとともに、市産材の 購入費支援による活用を促進します。 ○森林資源の利用拡大を図るため、木材を安定的・効率的に供給する体制づくりを進め るとともに、新たな木材需要の掘り起こしや販路拡大を図り、森林所有者の所得向上と 林業、 木材産業の振興を図ります。 章 3 第 4 章 ⑤鳥獣対策の推進 ○農作物被害などを防止するため、鳥獣被害対策実施隊※の設置や狩猟免許取得への支 援などを行うことにより、新たな人材を確保するとともに、実効性のある鳥獣対策を推 進します。 【施策の目標値】 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 746ha 780ha 優良農地保全面積 多面的機能支払の対象農用地面積 716ha 1,800ha 市産材利用累計実績 市産材の使用材積量 8㎥ 703㎥ 5 第 中山間地域等直接支払の対象農用 地面積 章 中山間地域における営農 継続面積 第 項 章 6 【関連計画】 ○第3次妙高市農業・農村基本計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) ○妙高市森林整備計画(平成 23 年度~平成 32 年度) ※ 鳥獣被害対策実施隊…追払い、捕獲、防護柵の設置などの鳥獣被害対策の実践活動を担う組織 57
まちづくりの大綱 1 主要施策 3 にぎわいと活気あふれる・生命地域 都市と農村の交流促進 現状と課題 ①高齢化、過疎化が進む農村地域において、都市住民との交流活動を活発化させるため、市 グリーン・ツーリズム推進協議会が主体的な活動を進めていますが、地域の活性化に十 分結びついているとは言えないことから、北陸新幹線の開業を活かし、交流人口の拡大 1 また、都市と農村の交流拠点となるハートランド妙高※1 では、各種農村体験プログラム 章 第 に向けた積極的な誘致活動や受入体制の整備を進めていく必要があります。 等の提供が行われ、施設利用者は増加していますが、その多くは周辺花畑への来訪であ ることから、これらの人々を巻き込んだ周辺整備活動の実施や魅力的な体験プログラム 第 の提供により、交流人口の拡大を図っていく必要があります。 章 2 ②クラインガルテン※2 妙高の利用者は、地域住民との交流イベントや農園管理、生活サ 第 章 3 第 章 4 ポートなどを実施した結果、6 組の定住に結びつきました。 今後も 「妙高暮らし」 を楽しめ るようサポートを行うとともに、5 年を超える長期利用者に対して、定住への斡旋や誘導 を図っていく必要があります。 基 本 方 針 ○教育体験旅行などの誘致を積極的に行うほか、市全体をフィールドとした魅力的な 体験プログラムを提供し、都市と農村の交流人口の拡大を促進します。 第 章 5 ○クラインガルテン妙高の利用者に対し、地域住民との交流機会を充実するとともに、 「妙高暮らし」に必要な情報を提供し、 移住・定住しやすい環境づくりを進めます。 第 章 6 クラインガルデン妙高 58 都市住民との農村交流
基本施策 2 魅力ある農林業の振興 施策の内容 ①都市と農村の交流拡大 ○観光事業者など各種団体との連携による情報発信と誘致活動を強化するとともに、農 業体験や民泊を受入れる農家への研修をはじめとする受入体制の整備により、農村地 域における交流活動を拡大します。 ○ハートランド妙高の周辺整備について、交流人口の拡大につながる持続可能な取り組 第 みとするため、幅広い協力者を得ながら進めます。 かした体験プログラムを企画・提供し、 体験を通じ、 本市の魅力を発信します。 1 章 ○ハートランド妙高や地域活性化施設※3 などを中心に、妙高の伝統・文化など特色を活 第 ②交流から移住・定住へ 2 章 ○クラインガルテン妙高の長期利用者に対し、地域住民との交流を深める機会を引き続 き提供するとともに、雇用や医療、教育等総合的なサポートを行います。 また、より多く 縮など、 移住・定住を促進します。 第 の都市住民が「妙高暮らし」を体験できるよう、クラインガルテン妙高の利用期間の短 章 3 【施策の目標値】 目 目 標 値( H 3 1 ) 農村地域における交流人口 ハートランド妙高・地域活性化施 設・直売所利用者数・教育体験旅 行者数・クラインガルテン妙高の 年間延べ利用者 385,474人 449,500人 クラインガルテン妙高利用者 の移住・定住組数 クラインガルテン妙高利用者の移住 ・定住組数 6組 12組 4 第 現 況 値( H 2 5 ) 章 指 標 の 説 明 第 項 章 5 【関連計画】 第 ○第3次妙高市農業・農村基本計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) 章 6 ※1 ハートランド妙高…大洞原地区に設置されている都市農村交流施設 ※2 クラインガルテン…農地と宿泊できる居住棟が一体となった施設。滞在型市民農園 ※3 地 域 活 性 化 施 設 …市内の公設民営施設の総称(友楽里館、大滝荘、深山の里、長沢茶屋、苗名の湯、そばの花) 59
まちづくりの大綱 1 基本施策 3 主要施策1 にぎわいと活気あふれる・生命地域 活力ある商工業等の振興 企業誘致の促進と市内企業の活性化 現状と課題 ①長引く景気の低迷により企業の新規投資が慎重になる中、これまで大葉やハーブの無農 1 とした自然志向型企業の立地のほか、東部工場団地への進出もありましたが、いまだに 章 第 薬・有機栽培を手がける企業や室内でのエビ生産を手がける企業などの食と農を基軸 景気の回復が見られないことから、 新規企業の立地は厳しい状況が続いています。 このような状況の中、北陸新幹線の開業効果を活かした企業誘致を促進するために、支 第 援制度の充実や見直しを行う必要があります。 章 2 ②社会経済情勢の変化に応じた経営規模の縮小や廃業した企業の影響を受け、製造品出荷 第 額等総額が年々減少しています。このため、市内企業等の事業拡大や経営改善を図るた め、 新分野への取り組みや新商品開発などに必要な経営支援を行う必要があります。 章 3 第 ○企業誘致を積極的に展開するため支援策を拡充し、雇用の拡大を図るとともに、市 章 4 基 本 方 針 内企業の事業拡大や設備投資を支援するため、制度融資や優遇制度等を充実し、地 域経済の活性化を図ります。 第 章 5 第 製造品出荷額等総額の推移 6 章 2,500 億 2,305 億 2,000 億 1,500 億 1,408 億 1,393 億 1,138 億 1,000 億 1,043 億 500 億 0億 20 年度 60 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度
基本施策 3 活力ある商工業等の振興 施策の内容 ①企業誘致の促進 ○積極的な企業誘致を進めるため、県や電源地域振興センターなどと連携するとともに、 企業振興奨励条例のさらなる拡充を図ります。 また、市内の土地や空き工場・店舗など を誘致候補地として登録を進め、 広く情報発信を行い誘致につなげていきます。 第 ②市内企業の活性化 新設・拡張・設備の導入や更新などに対する支援の拡大を図ります。 また、新規創業に 1 章 ○企業の新規投資・拡大を促進するため、企業訪問などによる情報収集を行うとともに、 対する支援について検討します。 第 【施策の目標値】 章 項 2 目 指 標 の 説 明 製造品出荷額等総額 (従業員4人以上の事業所) 工業統計調査による製造品出荷額 等の総額 59事業所 65事業所 1,043億円 1,400億円 3 章 工業統計調査による事業所数 目 標 値( H 3 1 ) 第 事業所数 (従業員 4 人以上の製造業) 現 況 値( H 2 5 ) 第 章 4 第 章 5 第 章 6 新井東部工場団地 61
まちづくりの大綱 1 主要施策 2 にぎわいと活気あふれる・生命地域 商業の振興とにぎわいの創出 現状と課題 ①商業者の高齢化や後継者不足、上越地域等の郊外店への顧客流出などにより商店街の空 洞化が進み、小売店舗数、小売販売額ともに減少しています。 このような状況の中、中心市街地における空き店舗への出店に対する支援を受け、12 店 1 員会」による活性化イベントの実施や共通プレミアム商品券の発行により、市内経済の 章 第 舗が営業しています。また、商工振興会が中心となって組織する 「街なかにぎわい推進委 活性化と市内消費の促進を図っています。今後も、商業者や商工会議所等と連携しなが ら活気ある商店街をつくる必要があります。 第 章 2 ②全国各地の物産展やイベントにおいて、妙高ふるさと振興株式会社があっぱれ逸品を中 心とした地域産品を PR・販売していますが、引き続き、PR を行うとともに商品開発と 第 販売促進を図る必要があります。 章 3 基 本 方 針 第 ○空き店舗への出店に対する支援を行うとともに、街なかへの集客やにぎわいづくりに つながるイベントなどへの支援を行うことにより、市民の購買意欲を高めて消費の促 章 4 進につなげます。また、本市ならではの地域資源を活用した特産品の開発と販売促進に より市内経済の活性化を図ります。 第 章 5 第 章 6 六十朝市 62 街なかにぎわいイベント(街祭)
基本施策 3 活力ある商工業等の振興 施策の内容 ①街なかのにぎわいと商店の振興 ○小規模事業者の販路開拓への取り組みや商店へのリフォームに対する支援について、 商工会議所や各商工会と連携して周知を進め、 制度の利用促進を図ります。 ○六十朝市開催に合わせたセールやイベント開催など、朝市と商店が連動した取り組み によるにぎわいづくりを進めます。 続き支援します。 第 ○街なかでのイベント開催などによるにぎわいの創出や空き店舗の解消に対して、引き 章 1 ②安全・安心な地域産品の PR と販売促進 第 を進めるとともに、妙高ふるさと振興株式会社による道の駅あらいや交流都市のイベ 2 章 ○妙高ならではの安全・安心な地域産品を「あっぱれ逸品」として認定し、市民への PR ント、各地の物産展での販売を促進します。 また、地域資源を活用した特産品の開発を ○新井商工会議所が中心となって開発した新商品の販売を支援するとともに、さらなる 3 章 新商品の開発や販路の拡大等について、商工会議所や各商工会と連携した取り組みを 第 支援します。 進めます。 第 【施策の目標値】 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 新井商工会議所による空き店舗数 7件 1件 妙高あっぱれ逸品の認定品目数 妙高あっぱれ逸品の認定を受けた 品目数 41品目 66品目 第 中心市街地における空き店舗数 4 章 項 章 5 第 章 6 妙高あっぱれ逸品 販路拡大に向けイベント出展 63
まちづくりの大綱 1 主要施策 3 にぎわいと活気あふれる・生命地域 雇用・労働環境の充実 現状と課題 ①新規高校卒業予定者に対する就職ガイダンスを実施し、若年層の地元就労を図るほか、 非自発的離職者や未就職卒業者を新たに正規社員として雇用した事業者に対し助成金 を交付する安定雇用支援や、県の緊急雇用創出事業を利用した雇用確保対策を実施して 1 倍に回復していますが、思い描いていた仕事との違いにより若者の早期離職が発生して 章 第 きました。そのため、ハローワーク上越管内における平成 25 年度の有効求人倍率は 1.00 いることから、多様な雇用の場の確保に努めていく必要があります。 また、引き続き U・I ターンを促進するため、市外在住者に対して情報発信を行っていく必要があります。 第 章 2 ②事業主や労働者に対して、介護・育児休業など就労環境に関する情報提供や意識啓発を 行っていますが、労働者の就労環境の充実に向けて、さらなる浸透を図っていく必要が 第 あります。 章 3 基 本 方 針 第 章 4 ○就職希望者への資格取得に対する支援を行い、地元就職や U・I ターンを進め、労働力 の確保と定住促進を図ります。 ○地元企業への情報発信や意識啓発及び各種団体への助成などを通じ、労働環境や福利 厚生の充実に努めます。 第 章 5 有 効 求 人 倍 率 の 推 移( 年 平 均 ) 1.2 第 1.02 1 0.90 章 6 0.81 0.8 0.85 0.62 0.6 0.4 1.00 0.45 0.71 0.59 0.44 0.2 0 21 年度 22 年度 23 年度 ハローワーク上越 64 24 年度 新潟県 25 年度
基本施策 3 活力ある商工業等の振興 施策の内容 ①若者等への就労支援と U・I ターンの促進 ○ハローワーク等と連携し、新規高校卒業予定者に対する就職ガイダンスを実施し、職業 選択の幅を広げ、希望職種への就職促進に努めるとともに、就職資金の貸付などを行 い、 若年層の地元就労や定着化を図ります。 ○高校生をはじめとする市民の資格取得に対する助成により、地元就職希望者への支援 第 を行い、 定住を促進します。 の登録や情報発信を強化するなど、 U・I ターンの促進を図ります。 1 章 ○進学や就職により地元を離れているかたや市外在住者等に対する情報提供サービスへ 第 ②就労環境の充実 2 章 ○事業主や労働者に対する、育児・介護休業やワーク・ライフ・バランス※等に関する 意識啓発及び各種団体への助成により、労働者が安定して働ける就労環境や福利厚生 第 の充実を図ります。 3 項 章 【施策の目標値】 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) ハローワーク上越管内での年間 平均倍率 1.00倍 1.00倍 第 地元就職率 就職した高校生のうち妙高市、 上越市の事業所に就職した割合 78.6% 84.6% 4 U・Iターン情報提供サービス 登録者数 市外在住者に対するU・Iターン 情報提供サービスの登録者数 64人 (H26 年 10 月末) 184人 章 有効求人倍率 第 章 5 【関連計画】 ○男女が共にあゆむパートナープラン (平成 23 年度~平成 31 年度) 第 章 6 就職ガイダンス ※ ワーク・ライフ・バランス…仕事と家庭が両立しやすい雇用環境づくり 65
まちづくりの大綱 1 基本施策 4 主要施策1 にぎわいと活気あふれる・生命地域 交流と暮らしを支える基盤づくり 並行在来線の維持と活用 現状と課題 第 章 1 第 ①信越本線(長野・直江津間)は、平成 27 年 3 月の北陸新幹線の開業によりJR の経営から 分離され並行在来線となりました。 これに伴い、同路線の経営については、県と沿線市が 設立した第三セクター鉄道会社「えちごトキめき鉄道株式会社(以下、 「鉄道会社」とい う。 )」 に引き継がれ、運行を開始しましたが、この路線は従来より利用者が少なく、冬期間 の除雪経費を含め、鉄道の維持・存続には多額の公共負担が必要です。 また、沿線の人口 が減少傾向にあることから、並行在来線の安定的な経営を維持するためには、観光客も含 めた利用促進による収入確保を図ることが必要です。 章 2 第 章 3 第 ③駅は日常的に多くの方々が行き交う場所であり、通勤・通学や通院・買い物などの市民 生活の拠点であることから、並行在来線の開業を契機として、駅周辺地域の活性化や並行 在来線利用者の利便性の向上に向けた取り組みを一層進めていくことが必要です。 章 4 ②身近な鉄道を地域住民みんなで守っていく「マイレール・マイステーション意識」を持ちなが ら、日常的な通勤・通学等で積極的に並行在来線を利用するとともに、鉄道に関するイベント や駅の美化活動など、地域住民が利用促進に関する様々な活動に積極的に取り組むほか、鉄道 をサポートする活動団体の組織化を支援し、利用促進を図ることが求められています。 基 本 方 針 第 章 5 ○市民が自分たちの鉄道である「えちごトキめき鉄道(妙高はねうまライン) 」に愛着を持 ち、通勤・通学・観光等による鉄道利用機会の増加を目指すとともに、冬期間を含めた 安全で安定的な運行の確保を図ります。 第 章 6 1 日当たり平均乗車人員の推移 1,600 1,400 1,342 1,358 1,338 1,284 1,348 1,266 1,294 1,200 1,222 1,168 1,196 新井駅 1,000 800 600 486 481 445 400 200 257 435 417 390 358 359 373 妙高高原駅 関山駅 246 237 234 227 192 190 191 174 179 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 0 H16 423 ※北新井駅は、鉄道事業者が公表していないため除く 出典:JR東日本 66
基本施策 4 交流と暮らしを支える基盤づくり 施策の内容 ①並行在来線の安定経営に向けた支援 ○並行在来線の安定した経営を行うため、県や沿線市と鉄道会社への出資を行うととも に、 運賃の抑制等のため、毎年、 鉄道会社が支払う固定資産税相当額を財政支援します。 ○冬期間に列車が運休することのないよう、除雪体制や代替輸送手段にかかる対策の強 化を促進します。 第 章 2 第 章 3 【施策の目標値】 項 1 章 ③駅周辺の活性化の推進 ○並行在来線の開業に伴い、駅や駅周辺を活用した地域活性化に向け取り組んだ 「駅周辺 ※ 活性化ビジョン」 を踏まえ、駅舎のリニューアルなどを含めた既存駅の整備や誘客・ 活性化策の取り組みを進めます。 第 ②並行在来線の利用促進 ○将来にわたる並行在来線の維持・存続に向け、利用促進の取り組みを進めることが最 も重要であることから、並行在来線を通勤や通学など日常生活の足として、また、観光 客などを含め、多くの人から積極的に利用していただけるよう、鉄道会社や沿線市と一 体的な利用促進策を図ります。 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 市内有人駅(新井・関山・妙高高原) における1日あたりの利用者数 1,748人 1,620人 トキてつサポーターズ クラブの会員数 市内のトキてつサポーターズクラブ の会員登録者数 - 370人 第 妙高はねうまラインの 利用者数 章 4 第 章 5 第 章 6 妙高はねうまライン ※ 駅周辺活性化ビジョン…新井、 関山、妙高高原における駅周辺地域活性化検討委員会が策定した計画 駅周辺の地域活性化や利用促進策等について、住民、鉄道事業者、 行政など役割分担を明確にし、体系的に 整理したもの 67
まちづくりの大綱 1 主要施策 2 にぎわいと活気あふれる・生命地域 地域公共交通の維持 現状と課題 ①本市におけるバス等の生活交通は、路線バス 12 路線、乗合タクシー※1 4 路線、市営バス 6 路線、コミュニティバス※2 4 路線の計 26 路線が運行されています。 近年は自家用車の 普及や少子高齢化、人口減少の影響によりバス利用者は減少し、バス路線の維持経費は 1 計画」 を策定し、交通不便地域の解消を図るとともに、バスや乗合タクシー等の生活交通 第 ②今後も少子高齢化や過疎化が進むことが予想され、高齢者等に対するバス運賃の補填等 2 による外出支援や北陸新幹線開業に伴う並行在来線からの二次交通の確保など、持続可 章 第 年々増加しています。そのため、本市では平成 25 年度に「妙高市地域公共交通総合連携 手段を維持・存続させるため、 運行形態の見直しを行っています。 章 能な公共交通体系を構築することが課題となっています。 第 章 3 ③地域住民の交通手段を確保するため、コミュニティバスの運行拡充に向けた協議を進め るとともに、地域公共交通の利便性の向上と運行の効率化を図るなど、持続可能な公共 交通の実現が求められています。 第 章 4 基 本 方 針 ○すべての市民が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、地域実態に即した利便性の 第 高い運行を実施するとともに、費用対効果も踏まえながら、持続的・安定的な地域公共 交通の提供を目指します。 章 5 第 章 6 市営バス 68
基本施策 4 交流と暮らしを支える基盤づくり 施策の内容 ①運行の改善 ○利用者のニーズや移動実態に即したバス等の運行時間帯を設定するとともに、列車及 びバス路線等との乗り継ぎの改善を図ります。 ○財政負担を考慮しながら便利で快適に利用できるよう、運行ルートの設定やデマンド 型運行 (予約制)、コミュニティバスの運行拡充など、 運行形態の見直しに努めます。 第 ○高齢者や障がい者等がバスを利用する際に、乗車運賃の一部を支援することで、外出支 1 章 ②利用促進と公共交通の情報提供の充実 援や公共交通の利用促進に努めます。 りやすく、利用しやすいよう情報提供の充実を図ります。 第 ○北陸新幹線開業に伴う並行在来線からの二次交通手段を確保し、市民や観光客へ分か 章 2 ○自家用車から公共交通への転換を積極的に働きかけるとともに、地域の公共交通を 第 ③市民意識の醸成と効率的な公共交通体系の整備 3 章 守り・育てる意識の醸成に努めます。 ○地域、交通事業者、行政、NPO 等、多様な主体が関わる中で効率的な公共交通体系の整 第 備に努めます。 章 4 【施策の目標値】 項 目 指 標 の 説 明 コミュニティバス運行路線数 コミュニティバスの運行する路線数 41,151人 43,500人 4路線 7路線 5 章 年間延べ利用者数 目 標 値( H 3 1 ) 第 市営バス・コミュニティバス 利用者数 現 況 値( H 2 5 ) 第 【関連計画】 6 章 ○妙高市地域公共交通総合連携計画 (平成 26 年度~平成 30 年度) ※1 乗合タクシー…10 人以下の人数を運ぶ営業用自動車を利用した乗合自動車 ※2 コミュニティバス…公共交通機関では十分な輸送サービスが確保できないと認められる場合に特定非営利活動法人等が営利 とは認められない範囲の対価によって、 自家用自動車を用いて当該法人等の会員に対して行う輸送サービス 69
まちづくりの大綱 1 主要施策 3 にぎわいと活気あふれる・生命地域 道路ネットワークの推進 現状と課題 ①上信越自動車道及び国道 18 号の 4 車線化工事が計画的に進められ、安全で利便性の高 い高速交通体系が整いつつありますが、冬季間の交通障害や観光シーズンの交通渋滞の 解消のほか、災害時の広域的緊急輸送道路としての機能強化のため、4 車線化工事の早期 第 章 1 完成が求められています。 ②市の骨格となる都市計画道路や幹線道路について、関係機関と連携を図り整備を進めて きました。今後も安全性や防災機能を高めるため道路整備を促進するとともに、地域産 第 業の振興や観光交流の促進に必要な道路整備を計画的に進める必要があります。 章 2 ③道路や橋梁の大半は高度経済成長期に建設され老朽化が進行し、これまでも計画的に修 第 章 3 繕を行ってきましたが、今後、大規模な改修や架け替えなどが集中する時期を迎えるこ とから、計画的な整備を行う必要があります。 また、人口減少などの社会情勢の変化を見 据え、道路機能や交通量のほか災害対応などにも考慮した、必要路線の選択を行い、規格 に捉われない弾力的な道路整備と維持修繕を行う必要があります。 第 章 4 基 本 方 針 ○上信越自動車道の 4 車線化に併せて観光地へのアクセス道路の整備を行い、誘客の促 第 進による交流人口拡大と土地利用の活性化を図ります。 章 5 ○必要な路線を選択したうえで、弾力的な道路づくりや計画的な修繕を行い、安全・安心 な道路ネットワークを目指します。 第 章 6 新井スマートインターチェンジ 70 都市計画道路の石塚加茂線
基本施策 4 交流と暮らしを支える基盤づくり 施策の内容 ①上信越自動車道・国道 18 号の機能強化 ○上信越自動車道の 4 車線化に向け平成 30 年度の完成を目指すとともに、国道 18 号の 4 車線化の円滑な推進を図ります。 ○上信越自動車道の 4 車線化に併せて、利用者の利便性の向上と災害に強い道路ネット ワークのより一層の活用を図るため、新井スマートインターチェンジの 24 時間化に 第 向け、 関係機関との協議を進めます。 向上と観光誘客の促進を図るため、引き続き、スマートインターチェンジ化の検討を進 1 章 ○上信越自動車道の妙高サービスエリアについては、地域の活性化や利用者の利便性の めます。 第 ②幹線道路網の整備 章 2 ○都市計画道路石塚加茂線について、関係機関や地区住民との道路法線の見直しを行う ○幹線道路については、国道 292 号をはじめ、観光地へのアクセス道路や通学路等の道 第 とともに、新たな事業認可に向けた取り組みを進めます。 3 章 路整備に向けて、 関係機関と連携して取り組みます。 ○将来を見据えた必要路線の見直しと集約化を行うとともに、実態に即した道路整備に 第 ③道路、 橋梁の維持管理と更新 4 章 取り組みます。 ○道路・橋梁は、緊急性や優先度、必要性を見極め、施設の廃止、改修、長寿命化など、計画 第 的な維持管理を行います。 章 5 【施策の目標値】 項 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 56.4% 57.3% 橋梁修繕率 修繕必要橋梁数に対し修繕された 橋梁の割合 11.0% 27.6% 【関連計画】 ○妙高市都市計画マスタープラン (平成 23 年度~平成 42 年度) ○橋梁長寿命化修繕計画(平成 23 年度~平成 40 年度) 71 6 章 市道延長に対し整備された市道の 割合 第 市道の整備率
まちづくりの大綱 1 主要施策 4 にぎわいと活気あふれる・生命地域 移住・定住の推進 現状と課題 ①市内への定住を促進するため、平成 26 年度から住宅取得などに対する支援事業を開始 し、転出抑制や市内への転入増加に努めてきましたが、住宅取得や居住地選定のニーズ も多様化していることから、効果的な支援策を進めていく必要があります。 第 章 1 ②年々増加傾向である空き家の有効活用を図り、移住定住を促進させるため、空き家情報 登録制度により、空き家所有者と利用希望者を繋ぐための情報提供や連絡調整を行って いますが、問い合わせに対して、紹介する物件が少ないことから、物件の安定供給が求め 第 られています。 章 2 ③移住定住を希望する方には、住居環境の支援に加えて、暮らしや雇用、子育て・教育等の 第 総合的な支援が求められており、 相談体制の充実を図る必要があります。 章 3 第 章 4 第 章 5 妙高市の人口動態 2,000 1,500 1,000 1,174 1,084 第 500 章 6 0 -500 -1,000 896 918 968 900 938 787 838 269 282 256 259 251 243 227 225 245 -407 -416 -419 -459 -495 -484 -463 -519 -484 -347 -346 -537 -483 -517 -421 -354 -1,080 -1,056 H22 H23 -1,383 -1,296 H17 H18 -1,270 -1,201 -1,241 -558 -1,051 -397 -996 -1,500 -2,000 出生 H19 死亡 H20 H21 転入 転出 H24 H25 増減計 出典:新潟県人口移動調査 72
基本施策 4 交流と暮らしを支える基盤づくり 基 本 方 針 ○安全安心で自然環境豊かな本市の住み良さと魅力を広く全国へ PR し、妙高に住みたい・ 住み続けたい住民を堀り起し、移住定住に向けた住宅取得支援の強化や相談体制の充実 など、支援体制を整備します。 第 ①住宅取得支援策の充実 1 ○本市で住宅や土地を取得し、定住するかたへの支援を引き続き行うとともに、多世代同 章 施策の内容 居や結婚による増改築などに対する支援を行い、住宅環境づくりの充実を進め、転入者 第 の増加と市外への転出抑制を図ります。 章 2 ②空き家等の活用促進 者のニーズ把握や情報サイトの充実により、 空き家等の利用促進を図ります。 3 章 ○移住希望者に対して、妙高市や登録物件を紹介する「空き家見学ツアー」の実施や一定 第 ○空き家等の有効活用を図るため、空き家登録制度の登録増加に努めるととに、移住希望 期間、空き家で生活体験する 「お試し住宅」 など、移住定住に向けた機会の充実を図りま 第 す。 章 4 ③相談体制の強化 〇首都圏や関西圏での移住相談会に積極的に参加し、移住希望者に対し本市の魅力を PR 第 し、 住む人それぞれのライフスタイルに応じた田舎暮らしを支援します。 ○地域とのかかわり、子育て、就業など総合的な相談支援体制を構築します。 章 5 【施策の目標値】 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 住宅取得支援事業により転入と 流出抑制された世帯数 - 150世帯 移住定住者数 窓口を通じて移住定住した人数 6人 25人 空き家成約件数 空き家情報登録制度の成約物件数 2件 10件 【関連計画】 ○妙高市住生活マスタープラン (平成 23 年度~平成 32 年度) 73 6 章 定 住 世 帯 数 第 項
まちづくりの大綱 2 美しい自然と人が共生する・生命地域 まちづくりの大綱 2 美しい自然と人が共生する・生命地域 基本施策 1 主要施策1 豊かな自然環境の保全と活用 現状と課題 第 章 1 自然環境との共生 ①国立公園妙高や久比岐県立自然公園に象徴される雄大な自然景観と多様な生物は、地域 の魅力形成に大きく関わっており、生命地域の根幹をなす 「人と自然との共生」 は、これ からも推進していく必要があるとともに、妙高戸隠連山国立公園の誕生を契機に国際競 第 争力のある魅力あふれる地域を実現する必要があります。 章 2 ②生物多様性の保全※を図るため、希少な高山植物の保護や外来植物の駆除活動を行って 第 章 3 第 章 4 第 章 5 いますが、いもり池における湿原の陸地化対策や新たな外来生物からの保全、また火打 山周辺を生息域の北限とするライチョウの保護、さらには生息域が拡大しているニホン ジカの食害被害への対策に新たに取り組む必要があります。 ③妙高山麓の豊かな自然環境・生活・文化を市内外の人たちに広く知ってもらうため、エ コトレッキングや親子自然教室を開催していますが、子供の頃から自然に触れ合い、自 然を愛する心を育むため、環境教育の充実に努める必要があります。 基 本 方 針 ○妙高戸隠連山国立公園の誕生や北陸新幹線の開業を契機に、関係機関等との連携によ り、自然環境の保護と観光振興の調和を図りながら、魅力ある国立公園妙高を目指しま 第 す。 章 6 ○生物多様性の保全に向けた対策を講ずるとともに、環境教育の充実や環境保全に取り 組む人材・団体の育成を進めます。 国立公園妙高 74 火打山周辺のライチョウ(出典:国際自然環境アウトドア専門学校)
基本施策 1 自然環境との共生 施策の内容 ①国立公園妙高の魅力向上 ○国や関係自治体のほか、環境・観光団体や有識者など、多様な主体から構成される協働 型の管理運営組織を設置し、自然環境の保護・保全活動に取り組むとともに、地域資源 の磨き上げを進めながら、自然環境、歴史・文化等を活かしたエコツーリズムの取り組 みを推進するなど、 持続可能な地域社会を目指します。 けた取り組みを推進します。 第 ○国立公園妙高のさらなる魅力向上のため、国際的にも認められた生物圏保存地域に向 章 1 ②貴重な動植物の保護対策 第 ウなどの外来生物の駆除のほか、いもり池のスイレンの繁茂対策や湿原の陸地化対策 2 章 ○関係団体との連携により高山植物の盗掘防止対策を進めるとともに、オオハンゴンソ を進めるなど、地域の豊かな生態系や生物多様性の保全活動を推進します。 の食害被害による生態系への影響が懸念されることから、効果的な対策について検討 第 ○ライチョウに代表される希少な野生動植物の保護対策を進めるとともに、ニホンジカ 3 章 します。 ○すぐれた自然環境や自然景観を後世に伝えていくため、エコトレッキングや親子自然 4 章 教室の開催などを推進するとともに、子どもたちを対象とした環境学習の充実を図り 第 ③環境教育・環境学習の推進 ます。 後世に伝える人材・団体の育成を進めます。 目 指 標 の 説 明 国立公園妙高利用者数 自然公園等利用者数報告書による 妙高市域の利用者数 エコツアー参加者数 年間延べ参加者数 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 171万人 188万人 938人 1,200人 【関連計画】 ○妙高市環境基本計画(平成 24 年度~平成 33 年度) ○妙高ビジョン(平成 27 年度~平成 36 年度) ※生物多様性の保全…開発や乱獲また、地球温暖化による種の絶滅や生息域の減少、さらに外来種などの侵入による生態系の撹乱 などから既存の動植物を保護すること 75 6 章 項 第 【施策の目標値】 5 章 の開催を図るとともに豊かな自然環境やそこで生まれ育まれた、歴史・文化等を守り 第 ○国立公園妙高に対する市民の認知度や関心を高めるため、シンポジウムやセミナー等
まちづくりの大綱 2 基本施策 2 主要施策1 美しい自然と人が共生する・生命地域 循環型社会の推進 資源循環のまちづくり 現状と課題 ①地球温暖化対策地域推進計画に基づき、街灯や学校、総合体育館など公共施設の LED 照 1 て省エネルギーへの意識が高まっていることから、さらなる省エネ活動の実践や普及に 第 ②東日本大震災における原子力発電所の事故をきっかけに、再生可能エネルギーへの関心 2 が高まっており、水夢ランドあらいにおける地中熱を利用した ESCO 事業※の取り組み 章 第 明化をはじめ太陽光発電システムの導入などを進めてきましたが、市民や事業所におい 向けた情報提供や支援等を進めていく必要があります。 章 のほか、小水力発電などの再生可能エネルギーの導入に向けた調査研究に取り組んでい 第 ますが、引き続き、再生可能エネルギーの普及拡大を図るなど、二酸化炭素排出量の削減 に向けた取り組みを進める必要があります。 章 3 ③燃えるごみの量は平成 23 年度から増加傾向にありましたが、ごみ減量リサイクル説明 第 章 4 第 章 5 会等による啓発により、分別意識の向上が図られ、 平成 25 年度には大きく減量しました。 今後も子どもの頃から「もったいない」 の心を育みながら、資源化率の向上と廃棄物処理 施設の延命化に向け、ごみの減量をより一層進める必要があります。 基 本 方 針 ○地球温暖化防止に対する意識の醸成を図りながら、市民が身近に実践できる環境配慮 活動や事業所での省エネ活動を推進します。 また、小水力発電など再生可能エネルギー 第 の施設への実用化に向けた調査研究を進めるとともに、太陽光、地中熱等の家庭や事業 章 6 所への普及を図ります。 ○「もったいない」の心を醸成し、リデュース (発生抑制) 、リユース (再使用) 、リサイクル (再生利用)を促進するなど、市民・事業者・行政が協働でごみの削減と資源化に取り 組む、 資源循環のまちづくりを目指します。 76
基本施策 2 循環型社会の推進 施策の内容 ①地球温暖化防止活動の推進 ○情報提供や啓発活動を通じ、地球温暖化に関する実態を周知するとともに、緑のカーテ ン、ライトダウン、健康妙高エコマイレージ活動等の取り組みや事業所におけるエコオ フィス活動の実践など、省エネ活動を促進します。 ○自動車の燃料消費を抑える「エコドライブ」の普及啓発を図るとともに、自転車の利用 第 や鉄道・バスなどの公共交通機関の利用促進を図ります。 章 1 ②再生可能エネルギーの普及・拡大 ○公共施設への太陽光・地中熱などの再生可能エネルギーの率先導入や市民への普及拡 第 など、 二酸化炭素排出量の削減を図ります。 2 章 大に努めるとともに、地域で活用できる再生可能エネルギーの調査・研究を推進する ○循環型社会を構築するために、市民一人ひとりが、ごみを減らし (リデュース) 、使える 3 章 ものは繰り返し使い (リユース)、そして、使えなくなったら資源として利用する (リサ 第 ③ごみの 3R の推進 イクル)という「3R」の取り組みを一層進めます。 環境への関心が深まるよう啓発を行います。 4 章 ○事業活動に伴って発生するごみの排出量の削減や資源化を促進するために、事業所に 第 ○関係団体と連携し、小中学生を対象にポスター・標語を募集するなど、子どもの頃から 対する働きかけやリサイクルに関する情報提供などに取り組みます。 第 項 目 目 標 値( H 3 1 ) 公共施設における再生可能エネル ギー導入施設数 5施設 8施設 一般住宅における太陽光発電施設 導入件数 6件 36件 焼却処理量 クリーンセンターでの一般廃棄物 (家庭系・事業系)の焼却処理量 9,961t 8,433t 資源化率 一般廃棄物の総排出量のうち資源 化された量の割合 28.7% 32.0% 5 第 現 況 値( H 2 5 ) 再生可能エネルギーの導入 件数 指 標 の 説 明 章 【施策の目標値】 ○妙高市環境基本計画(平成 24 年度~平成 33 年度) ○妙高市一般廃棄物処理基本計画 (平成 18 年度~平成 27 年度) ※ ESCO 事業…E nergy Servic e C ompany 事業の略。省エネルギー改修にかかる全ての経費を光熱水費等の削減分で賄う事業 77 章 【関連計画】 6
まちづくりの大綱 2 主要施策 2 美しい自然と人が共生する・生命地域 快適な生活環境の確保 現状と課題 ①公害防止対策では、大気・水質・騒音の継続的な監視を行っており良好な状態を保って いますが、今後も市民の安全・安心な暮らしを確保するため、関係機関と連携した監視 及び指導体制を維持していく必要があります。 第 章 1 第 章 2 第 章 3 第 章 4 第 章 5 第 たんすい ③沿道のごみ拾いや花の植栽など、市民との協動による美しいまちづくりを推進していま すが、引き続き、市民の地域への愛着心や美化意識の高揚を図りながら、快適な生活環境 の創出に努める必要があります。 ④廃棄物の不法投棄は減少傾向にありますが、引き続き、快適で住みよいまちを維持する ため不法投棄やポイ捨ての未然防止対策が必要です。 基 本 方 針 ○公害防止協定に基づく事業所に対する指導のほか、日常生活で起こりやすい野焼きや 油流出などの汚染事案に対する市民の公害防止意識の啓発を進めます。 ○水環境の保全のため、雨水利用施設の整備や水田湛水化による涵養対策の充実を図る とともに、市民の水環境意識の高揚に向けた啓発活動や水環境の大切さを学べる親水 空間の維持・保全を進めます。 ○市民との協働による公共空間の環境美化活動を進め、快適な生活環境づくりを進めます。 ○廃棄物の不法投棄については、地域での監視活動や不法投棄監視員のパトロールなど により防止対策の徹底を図ります。 章 6 かん よう ②水源涵養対策では、雨水浸透ます、雨水貯水槽の整備、水田湛水化などの取り組みを継続 的に行っているものの、新井地域の市街地における夏期の地下水位は平成 25 年度と 20 年前を比較すると約 5m 低下しており、涵養対策のさらなる強化と地下水利用を含めた 水環境の保全対策を進める必要があります。 地下水の夏期最高水 位 の 平 均 値( 新 井 地 域 )の 推 移 地下水位( ) m 0 0 -5 -5 -10 -10 -15 -18.14 -20 -20.12 -15 -21.82 -22.89 -25 -20 -25.96 -25.37 H20 H25 -30 -30 S63 H5 H10 H15 地下水位の夏期最高水位(新井地域) 78 -25
基本施策 2 循環型社会の推進 施策の内容 2 章 第 3 章 の植栽を行う、花のあるまちづくり支援制度の拡充等、協働による継続的な環境美化活 動を推進します。 第 ③協働による環境美化活動の推進 ○身近な公共空間の沿道のごみ拾い等を行うクリーンパートナー制度※1 や地域での花 1 章 ②水環境の保全 ○水創生推進計画に掲げる水環境行動指針に基づき、雨水浸透ます等の設置や水田湛水 化を促進するとともに、適切な森林資源の管理や治水対策等による水資源の涵養対策 を進めるなど、総合的な水環境の保全を図ります。 ○水循環基本法に基づき地下水等の保全・管理に努めるとともに、市民が水環境の大切 さを学び理解する取り組みを進めます。 第 ①公害防止対策の推進 ○大気汚染や水質汚濁等の監視測定、また事業者との公害防止協定締結による指導や立 入検査の実施により、現状把握と公害発生の未然防止に努めます。 ○野焼きに伴う悪臭や家庭からの灯油の流出などによる水質汚濁事案など、日常生活に おける公害やそれらに関する苦情への適切な対応のほか、公害の未然防止と市民生活 への意識啓発活動を推進します。 第 4 章 ④不法投棄の未然防止 ○「不法投棄はしない、させない、許さない」という市民一人ひとりのモラルの向上を図るとと もに、パトロール等の監視体制を強化するなど、地域ぐるみの未然防止活動を推進します。 第 項 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 県・市が行う市内 11 箇所での水質測定 の結果に基づく環境基準の達成率 100% 100% 地下水位の夏期最高水位 新井地域 22 箇所での夏期における最高 水位の平均値(地上面を0とした深度) -25.37m -21.42m クリーンパートナー登録 団体数 クリーンパートナー制度への登録 団体数 16団体 30団体 第 河川におけるBOD75%基準※2 の達成度 5 章 【施策の目標値】 章 6 【関連計画】 ○妙高市環境基本計画(平成 24 年度~平成 33 年度) ○水創生推進計画(平成 25 年度~平成 29 年度) ○妙高市一般廃棄物処理基本計画 (平成 18 年度~平成 27 年度) ※1 クリーンパートナー制度…企業・各種団体などが、市内の一定区域を定め、ボランティア清掃を行うことにより、散乱ごみの解消、 ポイ捨て抑止、美化意識の高揚等を図り、市がその活動を支援していく制度 ※2 BOD75% 基準…水質汚濁に係る環境基準の適否の評価方法。測定された年間データのうち 75%以上のデータが基準値を満足する ことで環境基準を満たしていると判断されるもの 79
まちづくりの大綱 2 基本施策 3 主要施策1 美しい自然と人が共生する・生命地域 便利で快適な都市環境づくり 良質な住環境づくり 現状と課題 ①地震に強い住まいづくりを目的に、昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築された木造住宅の耐 1 行の「耐震改修促進計画」の見直しを行うとともに、耐震診断をより一層促進するなど、 章 第 震化を推進していますが、平成 25 年度に耐震改修促進法※1 が改正されたことに伴い、現 耐震化対策を強化していく必要があります。 2 てきましたが、老朽化の進行が著しい住宅もあることから、平成 24 年度に策定した 「妙 章 第 ②住宅困窮者への安定した居住環境の確保を目的に、市営住宅の適正な維持・管理に努め 高市公営住宅等長寿命化計画」 に基づき、雇用促進住宅の買取り整備を行い、老朽化住宅 第 の集約化を進めるとともに、入居者の高齢化及び障がい者対策として、施設のバリアフ リー化も併せて推進していく必要があります。 章 3 ③公園や緑地は、市民の憩いの場として整備してきましたが、老朽化が進行していること 第 章 4 から、 施設の適正な更新を行っていく必要があります。 ④市営墓地については、近年、利用希望者が増加し、拡張に向けた検討が必要となってお り、 今後は利用希望者のニーズに即した墓地の整備が求められています。 第 章 5 基 本 方 針 ○安全安心な住環境整備のため、木造住宅の耐震化の推進や住宅困窮者への安定した居 第 住環境の確保を図るとともに、快適な都市環境づくりに努め、市民が安心して暮らし続 けられる、住みよいまちの実現を目指します。 章 6 80
基本施策 3 便利で快適な都市環境づくり 施策の内容 ①木造住宅の耐震化の推進 ○木造住宅の耐震化は、耐震診断が重要であることから、耐震診断補助制度の PR を継続 し、制度利用者の掘り起しを図るとともに、障がい者など災害弱者への支援を行いま す。 ○法改正により、地震直後からの緊急輸送をより円滑に行う必要があるため、国・県との 第 ます。 1 章 調整を図り拠点避難所を結ぶ緊急輸送道路※2 など、耐震改修促進計画の見直しを行い ②住宅困窮者の安定した居住環境の確保と市営住宅の集約化 第 の集約化を計画的に進め、住環境の改善と維持管理経費の削減を図ります。 また、高齢 2 章 ○住宅困窮者に対して、安定した居住環境を確保するために、老朽化が進行した市営住宅 化社会に対応し、 障がい者にも配慮したバリアフリー対策を行います。 第 ③公園・緑地の整備 3 章 ○地域住民の協力を得ながら、引き続き、安全で快適な環境の維持・管理に努めるととも に、 遊具など公園施設の計画的な更新に努めます。 第 ④霊園の整備 章 4 ○墓地の利用実態や多様化する利用者ニーズを踏まえ、 霊園の整備を検討します。 項 第 【施策の目標値】 目 指 標 の 説 明 市営住宅の集約化 市営住宅の団地数 66.1% 87.0% 6団地 5団地 5 第 木造住宅に占める新耐震基準適合 住宅の割合 目 標 値( H 3 1 ) 章 木造住宅の耐震化率 現 況 値( H 2 5 ) 章 6 【関連計画】 ○妙高市住生活マスタープラン (平成 23 年度~平成 32 年度) ○妙高市公営住宅等長寿命化計画 (平成 24 年度~平成 33 年度) ※1 耐震改修促進法…阪神淡路大震災の教訓から、地震による建築物の倒壊等の被害から国民の生命、財産を守るために、平成 7 年 12 月 25 日より施行された法律 ※2 緊 急 輸 送 道 路 …地震発生直後から発生する緊急輸送を円滑に行うため、高速道路、一般国道及びこれらを連絡する幹線道路 として指定された道路 81
まちづくりの大綱 2 主要施策 2 美しい自然と人が共生する・生命地域 克雪対策の推進 現状と課題 ①本市は、県内でも有数の豪雪地帯であり、冬期間の安全な暮らしや交通・移動手段を確 保するため、機械除雪による作業委託を中心に、除雪体制を構築してきましたが、除雪機 械の維持をはじめ、除雪オペレーターや堆雪場の確保が困難となっています。 また、通学 1 社会に対応した、きめ細かな除雪が重要となっていることから、引き続き、除雪体制を維 第 ②機械除雪を補完する消雪パイプは、新井地域と妙高地域を中心に整備してきましたが、 2 地下水の低下や老朽化した施設が多くなってきたことから、施設の節水対策と計画的な 章 第 路を中心に安全な歩行者空間の確保に努めてきましたが、市民ニーズの多様化や高齢化 持する取り組みが必要となっています。 章 更新を進める必要があります。 また、流雪溝は、機械除雪が困難な市街地や堆雪場の確保 第 が難しい地区において整備を進めてきました。今後も地域住民の協力を得ながら計画的 に整備を進める必要があります。 章 3 第 ○冬期間の道路交通を確保するため、持続可能な除雪体制の確立や消雪施設等の適正な 章 4 基 本 方 針 整備と維持を図るとともに、市民や地域との協働による克雪対策を進め、雪に強いまち づくりを推進します。 第 章 5 第 章 6 安定的で持続可能な除雪体制 82
基本施策 3 便利で快適な都市環境づくり 施策の内容 ①除雪体制の維持 ○限られた体制の中で道路除雪体制を維持するため、除雪作業のあり方や除雪機械の貸 与などを検討し、地域・事業者・関係機関と連携を図りながら、降雪状況に応じた適切 な道路除雪を実施します。 〇通学路や高齢者に配慮した歩道除雪を実施するとともに、交差点付近の見通し確保や 第 雪壁処理など、従来よりもきめ細かな除雪を行い歩行者の安全を確保します。 に、 市民の協力を得ながら機械除雪に必要な堆雪場や雪押し場の確保に取り組みます。 1 章 ○「雪国の生活を明るくする条例」に基づき、秩序ある雪捨て意識の啓発に努めるととも 第 ②雪に強いまちづくりの推進 2 章 ○消雪パイプの整備については、必要な路線を見極めるとともに、老朽化した消雪パイプ は、 地下水の適正揚水を考慮した計画的な更新を推進します。 機械除雪困難地区での整備を進めます。 第 ○流雪溝整備については、地域住民の協力はもとより水源や流末の状況を確認しながら、 章 3 【施策の目標値】 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 73.0% (H24) 80.0% 除雪支部長によるアンケート調査 の結果 除雪路線延長 機械除雪の実施延長 384.9km 387.0km 流雪溝整備延長 流雪溝の整備延長 59.0km 61.3km 4 章 道路除雪満足度 第 項 第 章 5 【関連計画】 第 ○雪みち計画(冬期歩行者空間確保計画) (平成 23 年度策定) ○消雪パイプ再配置計画(平成 23 年度~平成 32 年度) 章 6 83
まちづくりの大綱 2 主要施策 3 美しい自然と人が共生する・生命地域 生活排水対策の推進 現状と課題 ①本市の下水道は、各処理区の事業計画に基づいて整備を進めてきましたが、杉野沢地区 が平成 27 年度に終了することにより、全体の整備が完了します。 今後は、同地区におい て早期に下水道への接続(水洗化)を促進するとともに、水洗化率の低い地域を中心に接 第 章 1 続を促進する必要があります。 ②老朽化の著しい新井浄化センターの更新を実施しており、引き続き、計画的な整備が必 要となっています。 また、人口減少等により、年々汚水処理量が減少する中、汚水処理施 2 があります。 章 第 設が分散して稼働しており、費用対効果を見極めながら、効率的な施設運営を行う必要 第 章 3 第 章 4 ③下水道事業区域以外においては、生活環境の向上と公共用水域の水質保全を図るため、 合併処理浄化槽※による生活排水処理を促進していますが、市全体の合併処理浄化槽の 整備は進んでいないことから、 設置を促進する必要があります。 基 本 方 針 ○市民の快適な生活環境の維持・向上と公共用水域の水質保全を目指し、下水道への接 続及び合併処理浄化槽の設置を促進します。 また、新井浄化センターの老朽化対策のほ 第 か、統合に向けた取り組みや施設規模等の見直しを行います。 章 5 第 章 6 新井浄化センターの計画的な更新 84 汚水処理設備
基本施策 3 便利で快適な都市環境づくり 施策の内容 ①下水道の接続促進 ○杉野沢地区において、平成 27 年度に下水道本管整備が完了することから、早期の接続 促進に努めるとともに、妙高地区、矢代西部地区などの接続率が低い地域に対して、下 水道の接続に向けて説明や周知を徹底して行い、 水洗化率の向上を図ります。 第 ②下水道施設の更新 全体計画を見直し、効率的な施設運営を図るため、斐太クリーンセンターを廃止し、同 1 章 ○施設の老朽化が著しい新井浄化センターの更新を計画的に行うとともに、汚水処理の 施設で処理している斐太地区、矢代西部地区の汚水を新井浄化センターへ統合して処 第 理するよう取り組みます。 章 2 ③合併処理浄化槽の普及促進 併処理浄化槽の設置を促進し、 生活環境の向上と公共用水域の水質保全を図ります。 第 ○下水道事業区域以外において、市民への広報活動や補助制度の積極的な PR により、合 章 3 【施策の目標値】 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 下水道等による汚水処理が可能な 人口の割合 86.1% 87.9% 下水道水洗化率 実際に下水道を使用している人の 割合 94.6% 96.2% 4 章 汚水処理人口普及率 第 項 第 5 章 【関連計画】 ○特定環境保全公共下水道(池の平処理区)事業計画 (平成 20 年度~平成 27 年度) ○循環型社会形成推進地域計画 (合併処理浄化槽整備計画) (平成 23 年度~平成 27 年度) 第 ○新井浄化センター長寿命化計画 (平成 19 年度~平成 30 年度) 章 6 ※ 合併処理浄化槽 … トイレの汚水だけでなく、台所や風呂などの生活雑排水も一緒に処理する浄化槽 85
まちづくりの大綱 2 主要施策 4 美しい自然と人が共生する・生命地域 ガス・水道の安定供給 現状と課題 ①災害に強く、安全な水を安定的に供給できるよう、志浄水場の改築に着手しましたが、同 様に老朽化している杉野沢浄水場や各配水池など基幹的な施設の更新などについて、計 画的に取り組む必要があります。 第 章 1 ②人口減少の影響をはじめ、オール電化住宅の増加や生活様式の多様化などにより、ガス・ 水道の需要は年々減少傾向にありますが、安全安心なライフラインを確保するために、 老朽管の計画的な更新や有収率※1 の向上対策をはじめ、ガスの新規需要の確保と保安対 第 策を継続して行う必要があります。 章 2 ③妙高簡易水道(旧妙高簡水、旧大鹿簡水、旧瑞穂簡水、旧新井南部簡水) においては、施設 第 章 3 第 章 4 の老朽化や分散していることにより維持管理費が多額となっていることから、施設の統 合を図る必要があります。また、水源が安定しない区域があることから、水源の有効活用 や施設の効率的な運用を行い、 安定給水を図る必要があります。 基 本 方 針 ○志浄水場など基幹施設の更新をはじめ、老朽管の計画的な更新を実施し、災害に強い ライフラインを目指します。また、有収率の向上対策、ガスの新規需要の確保や保安 第 対策を継続して行うほか、簡易水道の統合を進め、安全で安心なガス・水道の供給を 行います。 章 5 第 章 6 ガス水道管の計画的な更新 86
基本施策 3 便利で快適な都市環境づくり 施策の内容 ①水道施設の更新 ○志浄水場の改築を早期に完了するとともに、老朽化が進む杉野沢浄水場や各配水池 など基幹的な施設の更新・耐震化を計画的に取り組むなど、水道施設の更新を推進 します。 第 ②安全安心なガス・水道の供給 的な入れ替えを実施するほか、ガス漏えい・漏水調査によるガス漏れや漏水防止など 1 章 ○地震に弱く、事故の危険性が高い老朽化した白ガス管※2 や石綿セメント管※3 の計画 の保安対策を継続して行います。 第 るとともに、エネファーム※4 など高効率のガス機器の普及を促進し、安全安心なガス・ 2 章 ○ガスの新規需要の確保を図るため、屋根雪処理等に利用する家庭用融雪契約を創設す 水道の供給を図ります。 第 ③簡易水道の統合 3 章 ○それぞれの区域ごとに給水を行っている妙高簡易水道において、水道管の接続による 給水区域の統合を行い、安定した水源の有効利用や瑞穂浄水場の廃止など、安定給水と 第 維持管理費の削減を図ります。 章 4 【施策の目標値】 目 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 白ガス管の更新 総延長に対する更新割合 78.1% 100% 石綿セメント管の更新 総延長に対する更新割合 86.3% 100% 5 簡易水道統合のための配水管 の新設 総延長に対する新設割合 47.1% 100% 章 指 標 の 説 明 第 項 第 章 6 【関連計画】 ○妙高市水道ビジョン (平成 21 年度~平成 30 年度) ○妙高市ガス供給計画(平成 26 年度~平成 28 年度) ○妙高市簡易水道事業統合計画 (平成 21 年度~平成 28 年度) ※1 有収率…総配水量のうち、家庭や事業所などに届いた水量(有収水量) の割合 ※2 白ガス管…昭和 50 年代後半まで使われていた、 耐震性・耐蝕性に劣る亜鉛メッキの鋼管 ※3 石綿セメント管…主に水道管に使われる、耐震性が劣り、経年劣化により耐圧性が低下する石綿セメントを用いたコンクリート製の管 ※4 エネファーム…発電と給湯を行える、効率性の高い新しいエネルギー供給システム 87
まちづくりの大綱 3 次代を担う子どもが輝く・生命地域 まちづくりの大綱 3 次代を担う子どもが輝く・生命地域 基本施策 1 主要施策1 子育て支援の充実 現状と課題 第 章 1 安心して子育てできる環境づくり ①若年層や独身者の結婚に対する価値観の多様化やライフスタイルの変化などによって未 婚化・晩婚化が進んでいます。このため、 結婚に対する理解や意欲を高めていくとともに、 出会いの機会を創出するなどの支援を行い、結婚を促進して少子化対策を進めていく必 第 要があります。 章 2 ②不妊治療費や子ども医療費の助成拡大を行い、 経済的負担の軽減を図るとともに、 出産前 第 章 3 や子どもの成長にあわせた健康診査や訪問指導等の実施により、妊産婦・乳幼児への切 れ目のない支援を行ってきました。 核家族化や地域コミュニティの希薄化等による妊娠・ 出産、子育てにかかる父母の不安や負担が増えてきていることから、さらにきめ細かな支 援を行っていく必要があります。 第 章 4 ③少子高齢化や人口減少が進む中、一人でも多くの子どもを持ち育てられるように、 地域の 子育てにおける問題等を把握し、子育てしやすい環境づくりを進める必要があります。 ま た、子ども家庭支援センター等の機能の充実を図り、保護者が気軽に相談できるととも 第 章 5 に、 より幅広い相談に対応できる体制づくりを進める必要があります。 ④核家族化の進行や保護者の就労環境の変化、 また地域コミュニティの希薄化などにより、 子育て家庭においては、保護者のニーズに応じて子どもを預かってもらうことや子育て 第 章 6 の悩みを気軽に相談することが難しい状況になっており、地域で子育てを支える取り組 みをさらに進めていく必要があります。 ④保護者の子育て意識の向上を図るため、 子育て講演会の開催や将来、 親になる中学生や高 校生を対象とした各種体験講座等を開催してきましたが、今後は、より多くの参加が得ら れるよう、内容の充実を図り、子育てへの理解を深めてもらうための取り組みを進めてい く必要があります。 88
基本施策1 安心して子育てできる環境づくり 基 本 方 針 ○若い人たちが一人でも多くの子どもを持ち育てることができるように、結婚・妊娠・ 出産期から、一人ひとりに寄り添った支援の体制づくりを進めるとともに、将来、親に なる若者が結婚や子育てに夢を持ち、保護者が生きがいを持って楽しく安心して子育 てができる環境づくりを進めます。 ○地域の人たちが、 「子どもは地域の宝」 という意識を持ち、子育てする人や子どもたちを 第 温かい目で見守り、 支援していく体制づくりを進めます。 章 1 施策の内容 第 ①結婚活動への支援 2 章 ○結婚相談やセミナーの開催、結婚に関する情報発信などにより、未婚者の結婚に対する 意識の高揚を促すとともに、魅力ある妙高の自然などの地域資源を活かしながらニー 第 ズに応じた効果的な出会いの機会を創出し、 結婚を促進します。 3 章 ②妊娠や出産、育児の支援と子ども医療費助成の拡充 ○安心して妊娠・出産できるように、不妊症や不育症に悩む夫婦などへの支援や妊婦健 健康診査の実施や全戸訪問等の相談支援を行います。 4 章 ○妊娠や出産に関する悩み事など、様々な相談に関するワンストップ拠点として、子育て 第 診やパパママ教室などを実施するとともに、子どもを健やかに育てられるよう乳幼児 世代への包括的な支援センターを設置するとともに、家庭児童相談員や保育園、医療機 〇子ども医療費助成は、子育てに係る経済的負担を軽減するため、対象期間の拡大など制 5 章 す。 第 関などの関係者と連携し、妊娠から出産、育児への切れ目のない支援を行っていきま 度の拡充を図ります。 第 章 6 子育て講演会 子育て広場 89
まちづくりの大綱 3 次代を担う子どもが輝く・生命地域 ③子育て支援体制の充実 ○認定こども園・保育園における教育・保育の提供や各種子育て支援事業の実施を通じ て保護者の意見や要望を把握するとともに、 妙高市子ども・子育て会議において点検・ 評価を行い、子育て支援を総合的に推進します。 ○子ども家庭支援センター、認定こども園・保育園等は、身近な地域の子育て支援の拠点 として、妊娠、出産、子育てに関する情報提供や相談対応を行うとともに、子育て家庭が 個々の状況に応じた子育てサービスを選択、 利用できるよう支援します。 1 簡単に必要な子育て情報を得ることができる情報提供を行っていくほか、子育て読本 章 第 ○スマートフォンやタブレット端末等の利用が増える中、保護者がスマートフォン等で 第 章 2 等の活用などを通して子育て不安等の解消に努めます。 ④地域での子育て支援体制の推進 ○地域の人たちが協力して子どもを守り育む意識の醸成を図り、高齢者や子育て経験者 が子育て中の人を応援するなど、地域全体で子育てに取り組む支援体制の推進を図り 第 ます。 ○放課後児童クラブ間の情報交換や指導員の研修等によりクラブの質の向上を図るとと 3 章 もに、保護者のニーズを把握し、より利用しやすく、保護者が安心して児童を預けられ るクラブづくりを進めます。 第 章 4 ○子育て支援を必要とする家庭を地域住民がサポートするファミリーサポートセンター の取り組みを拡充します。 ○保護者同士が気軽に顔を合わせて、交流の輪を広げていけるように、子育て広場の充実 や気軽に参加できる子育てサークルの育成支援を進めます。 第 章 5 第 章 6 スマートフォンアプリによる情報発信 90 乳幼児保健指導
基本施策1 安心して子育てできる環境づくり ⑤親育てによる、よりよい子育ての推進 ○保護者が正しい知識を持つとともに、楽しさ、生きがいをもった子育ての実践をしてい くために、子育て講演会等の開催や子育て知識の啓発等を進めます。 将来親になる中学 生や高校生に対して、命の尊厳や子育ての意義、 素晴らしさの理解促進に努めます。 【施策の目標値】 項 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) スマートフォンアプリの登録者数 - 700人 第 子育て広場利用者の評価 利用者アンケート調査による子育て 広場に満足している人の割合 90.0% 95.0% 1 ファミリーサポートセンター 会員数 まかせて会員(支援を行う会員) の 登録者数 102人 120人 章 子育て情報等の登録者数 第 章 2 【関連計画】 第 ○妙高市子ども・子育て支援事業計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) ○第3期妙高市総合教育基本計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) 章 3 第 章 4 第 章 5 第 章 6 放課後児童クラブ 91
まちづくりの大綱 3 主要施策 2 次代を担う子どもが輝く・生命地域 幼児の教育・保育環境の充実 現状と課題 第 章 1 ①質の高い幼児期の教育、保育サービスを総合的に提供するため、幼稚園・保育園整備構 想に基づき、国の動向を踏まえながら、第二保育園・姫川原保育園・新井南幼稚園、並び に第一保育園・水上保育園・新井北幼稚園の統合園の整備を進めてきました。園児数が 減少する中、他の保育園についても、将来の園児数を見据え、統合・整備を進めていく必 要があります。 第 章 2 第 章 3 ②幼児の教育・保育の充実を図るため、自然とのふれあい、園児同士や地域の人とのかか わりを重視した特色ある園活動を実践していますが、さらなる定着と効果的な取り組み が必要です。また、認定こども園・保育園においては、子ども・子育て支援新制度への対 応が求められており、幼児教育・保育のほか、地域の子育て支援の拠点としての機能の 充実を図っていく必要があります。 ③認定こども園・保育園から小学校へのスムーズな移行が重要視される中、これまでも幼 児教育と小学校教育の間で、さまざまな交流や連携を行ってきましたが、特に小学校就 学前後の個々の成長過程に応じた継続的な支援を行い、園と小学校とのさらなる連携や 接続を図っていく必要があります。 第 章 4 ④現在、待機児童はいませんが、0 歳から 2 歳の保育ニーズが増える中、今後の保育ニーズ を適切に把握しながら、受入体制の拡充を図るとともに、子育て支援の一環として、保育 料など、 子育てに係る費用の負担軽減を図っていく必要があります。 第 章 5 第 ⑤食への理解と子どもの健康な体づくりを目指し、野菜の栽培や食育教室などの取り組み を進めてきましたが、親子の取り組みや保護者への啓発がより大切なことから、これか らも継続して取り組みを強化する必要があります。また、食物アレルギーを持つ子ども が増加してきており、安全安心な給食対応が必要となっています。 章 6 基 本 方 針 ○幼児教育・保育環境の充実を図るとともに、地域の子育て支援の拠点として、すべての 子育て家庭の拠りどころとなるような認定こども園・保育園づくりを目指します。 施策の内容 ①保育環境の整備・充実 ○就学に向けた集団での幼児教育・保育の効果を高めるため、将来の園児数を見極め保 育園の統廃合及び園舎の整備を進めるとともに、建築年数の経た園舎の大規模改修を 実施し、 長寿命化を図ります。 92
基本施策1 安心して子育てできる環境づくり 2 章 第 3 章 第 4 章 育の実施について検討を進めます。 ○現在、第 3 子以降の保育料が無料となっていますが、真に必要な子育て支援となるよ う、 制度の拡充も含めた見直しを行います。 第 ④市民ニーズに即した保育サービスの提供と保育料の見直し ○幼児教育・保育の市民ニーズを的確に把握し、 園運営の充実を図ります。 ○保護者の就労形態が多様化する中、0 歳から 2 歳児の受入体制の強化や夜間・休日保 1 章 ③認定こども園・保育園と小学校とのスムーズな移行の推進 ○認定こども園・保育園から小学校への集団生活や学びなどの育ちのつながりを意識し ながら、関係する小学校と連携し、情報の共有や継続的な支援、指導等のスムーズな移 行を推進します。 第 ②特色ある園活動の推進と地域子育て支援機能の強化 ○教育と保育を一体的に行う幼保一体化が進められる中、 より一層カリキュラムを充実・ 改善するとともに、質の高い教育・保育の提供を図ります。 また、地域の自然、園周辺の 環境を活かした特色ある園活動を推進します。 ○認定こども園・保育園を、地域の身近な子育て拠点として位置づけ、妊娠時から入園前 までの子育て家庭へのサポート機能を強化し、育児相談や一時保育、交流活動の充実を 図るとともに、保護者以外にも、地域住民が園活動や園運営に気軽に関わる機会を創出 し、 地域ぐるみで子育てを応援する体制づくりを進めます。 ○コミュニティ・スクール事業地区の認定こども園・保育園においては、 小学校や保護者・ 地域との協働により、子どもの豊かな成長を促進します。 5 【施策の目標値】 6 第 章 目 章 項 第 ⑤幼児の教育・保育における食育の推進 ○食の大切さへの理解や知識の醸成を図るとともに、正しい食習慣を身につけるため、食 育教室など子どもの発達・発育段階に応じた食育の推進を図り、健康な体と豊かな心 の発育を支援します。 ○食物アレルギーを持つ子どもの実態を的確に把握するとともに、関係者と連携を図り ながら、 安全で安心な給食提供を図ります。 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 保護者の園評価 保護者アンケートによる園運営 に満足している人の割合 90.0% 100% 認定こども園の子育て支援 事業の利用者数 新設認定こども園の子育て支援 事業の年間延べ利用者数 - 3,000人 【関連計画】 ○妙高市子ども・子育て支援事業計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) ○第3期妙高市総合教育基本計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) ○第2次妙高市食育推進計画(平成 23 年度~平成 28 年度) 93
まちづくりの大綱 3 主要施策 3 次代を担う子どもが輝く・生命地域 要保護児童等への適切な支援 現状と課題 ①早期療育施設ひばり園は、利用者が増加傾向にあり、早期療育の必要性は益々高まって いることから、相談体制の強化や個々の障がい特性に合わせた療育支援の充実を図って いく必要があります。 第 章 1 ②児童虐待については、関係機関と連携した早期発見・早期対応により、ここ数年の新規 発生件数は減少していますが、全国的には新生児への虐待など新たな問題も発生してい ることから、相談体制や啓発活動の強化を図っていく必要があります。 第 章 2 ③不登校やひきこもりなどさまざまな問題に対して、学校や関係機関と連携して対応や予 防に取り組んでいますが、解決には時間を要することや実態把握が困難なことから解決 第 が難しい場合が多く、個々の事案に適切に対応できるよう相談体制の充実を図っていく 必要があります。 章 3 ④ひとり親家庭に対しては、児童扶養手当の支給や医療費助成などの経済的支援を実施し 第 があります。 章 4 ていますが、個々の生活状況や就労状況に即した相談対応や自立支援を進めていく必要 第 章 5 基 本 方 針 ○発達障がい等を持つ子どもの早期発見と療育支援の充実を図ります。 ○虐待や不登校、ひきこもり等に関する知識の啓発と早期発見に努め、関係機関と連携し たきめ細かな支援を行います。 第 章 6 集団療育指導 94
基本施策1 安心して子育てできる環境づくり 施策の内容 ①子どもの発達支援の充実 ○発達障がい等に関する相談支援体制を強化し、療育に関する知識の啓発や保護者の理 解に努め、発達障がい等を持つ子どもの早期発見に努めるとともに、ひばり園の療育支 援の充実を図ります。 ○保護者の発達障がい等に対する理解及び適切な療育支援の充実を図るため、ひばり園 第 の専門スタッフの育成・充実を図り、 相談・療育機能を高めます。 情報を小学校・中学校・高校・特別支援学校へと引き継いでいく仕組みづくりを進め 1 章 ○発達障がい等を持つ子どもを就学以降も継続的に支援していくため、障がいに関する ます。 第 ②要保護児童対策の強化 章 2 ○妊娠期からの切れ目のない相談支援や児童相談活動を通じて、保護者の不安軽減や育 ○虐待に関して市民の理解を深めるため、積極的な啓発活動を行うとともに、関係機関と 第 児指導を図り、虐待予防の強化に努めます。 3 章 連携して子どもへの支援の充実を図ります。 ○不登校から早期の学校復帰を支援するため、学校・関係機関と情報の共有や連携を図 第 ③不登校・ひきこもり等への自立支援 4 章 り、 相談体制の充実に努めます。 ○ひきこもりやニート等の若者に対しては、個々の状況に応じた相談対応等を進め、関係 第 機関と連携しながら社会復帰を支援します。 章 5 ④ひとり親家庭への自立支援 ○離婚率の上昇に伴いひとり親家庭が増える中、ひとり親家庭における子育てが十分に 第 行われるように、 経済支援のほか就労支援や生活相談等の支援を行います。 章 6 【施策の目標値】 項 目 指 標 の 説 明 育児不安の解消率 ひばり園利用保護者アンケートに よる育児不安を軽減できた割合 子ども虐待の新規発生件数 虐待の新規発生件数 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 85.0% 90.0% 6件 6件以下 【関連計画】 ○妙高市子ども・子育て支援事業計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) ○第3期妙高市総合教育基本計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) 95
まちづくりの大綱 3 基本施策 2 主要施策1 次代を担う子どもが輝く・生命地域 豊かな人間性と生きる力を育む教育 健やかな心と体の育成 現状と課題 第 章 1 第 章 2 第 章 3 第 章 4 第 章 5 第 章 6 ①子どもたちの生きる力を育むため、教職員の自然体験マスタープラン研修の実施によ り、各学校での自然や地域文化を生かした多様な体験活動は増加してきましたが、伝統 的な産業や郷土に関する地域住民の知恵や経験など、地域の人的資源を有効に活かす仕 組みづくりが必要です。 ②学校でのいじめ問題の早期発見と迅速な対応、また、教育委員会と学校との連携強化により いじめは解消されてきていますが、学校ごとにいじめ防止基本方針に従い、いじめ対策委員 会を有効に機能させ、家庭や地域、関係機関と連携した具体的な方策の実践が重要です。 また、不登校の発生は中学校で減少してきていますが、適応指導教室の教育プログラムの充実 や不登校児童生徒の受け皿となるフリースクールへの通学支援などが引き続き必要です。 ③携帯電話を持たない持たせない運動により、児童生徒のトラブル発生率は全国・県に比 べて低い水準ですが、子どもを取り巻く情報環境の変化が速く、引き続き、携帯電話やス マートフォンを持たせない運動を継続するとともに、インターネットや SNS※1(LINE (ラ イン) 等)など新たな課題に対応した、情報モラル教育の充実に努めていくことが必要で す。 ④児童生徒の肥満傾向の割合は減少していますが、生活習慣病に移行していく可能性が高 いことから、引き続き、早期の予防対策を図っていくことが必要です。 また、食物アレルギーの児童生徒が増加してきており、個々の症状に対応した安全安心 な給食提供が不可欠です。 ⑤「かかわる同和教育」の実践、人権教育、同和教育講演会の開催などにより、人権意識の向 上が図られてきましたが、さらに保育園などの幼少期から高等学校の青年期までの人間 形成期における人権教育、同和教育が重要です。 ⑥戦争の恐ろしさと平和の大切さについて理解を深めるため、小・中学校での直江津捕虜 収容所跡や修学旅行での広島訪問、平和記念式典への参加などにより、児童生徒の平和 に対する考えを深める機会は増加していますが、より多くの市民が平和に関する意識を 高めることが重要です。 基 本 方 針 ○子どもたちが心身ともに健康で、豊かな人間性と社会においてたくましく生きる力を 育む教育環境づくりを推進します。 96
基本施策 2 豊かな人間性と生きる力を育む教育 施策の内容 ①ほんもの教育を目指した体験学習の充実 ○感動体験や困難な体験などの様々な経験や地域住民と連携した自然とのふれあいや地域文化を 活かした体験、さらにそれらの中で繰り広げられる協同的な学びなどを通して、学ぶことの楽し さを実感できる「ほんもの教育」に重点を置いた学習活動を推進します。また、フレンドスクール 等の事業を通じ、様々な協働体験の中から他者との関わりを学ぶ取り組みの充実を図ります。 ②いじめ・不登校の防止と解消 第 1 章 第 ○いじめ防止基本方針などに基づき、学校でのいじめ問題の未然防止と早期発見・早期対応がで きる校内体制の強化を図ります。また、家庭や地域への啓発活動を充実させ情報や意識の共有 化により、いじめ問題の未然防止に努めます。 ○不登校児童生徒の学校復帰に向けて、学校との連携を通じて相談・支援の一層の充実を図る一 方、適応指導の体制や不登校児童生徒の受け皿となるフリースクールへの通学支援や関係機関 との連携を図り、教育相談体制の充実を図ります。 2 ④健康な体の育成・食物アレルギーへの対応の強化 3 章 ○子どもの頃からの平和に関する体験的な学習を通して、戦争のない平和な世界、平和の尊さや 大切さを次世代の人々に引き継いでいくような平和学習の充実に努めます。 5 章 ⑥平和学習の充実 第 ○生命を尊重し他者を思いやる心を育むため、保育園などの幼少期から小学校・中学校での人権 教育や同和教育、道徳教育の一層の充実を全教育活動を通して推進します。 第 【施策の目標値】 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) いじめの解消率 いじめが解消された割合 97.3% 100% 不登校児童生徒の再登校率 不登校児童生徒が学校復帰した割合 36.0% 100% 児童生徒の肥満割合 肥満度が 20%以上の児童生徒数の割合 7.4% 7.0% 【関連計画】 ○第3期妙高市総合教育基本計画(平成 27 年度~平成 31 年度) ○妙高市いじめ防止基本方針(平成 26 年度~) ※1 SNS…P12 を参照 ※2 メディアコントロール…携帯、スマートフォン、ゲーム、 テレビなどのメディア機器を自分で制限して使用すること 97 6 章 目 第 4 ⑤人権教育、同和教育の充実 項 章 ○子どもたちの健康な体を育むため、学校と家庭が連携し基本的な生活習慣や生涯を通じて望ま しい食生活の定着を図る取り組みを行います。 ○食物アレルギーは命に関わることから、個々の実態を的確に把握し、安全安心な給食の提供に努 めるほか、研修会等を通して全教職員の食物アレルギーへの理解と対応力の強化を図ります。 第 ○児童生徒に携帯電話やスマートフォンを原則持たせない運動を継続するとともに、あらゆるメ ディアの利便性に潜む危険性のほか、情報モラルやマナーについて児童生徒と保護者に対して 指導・啓発を行います。 章 ③情報教育・メディアコントロール※2 の推進
まちづくりの大綱 3 主要施策 2 次代を担う子どもが輝く・生命地域 確かな学力の育成 現状と課題 ①教育補助員の適切な配置や少人数学習の導入により、効果的な学習指導ができる環境を 整備してきました。 平成 25 年度教研式全国標準学力検査 (NRT) の結果は、全国平均を上 回る小中学校・学年の割合が増加してきています。しかし、全国学力・学習状況調査結 1 数) は下回っているため強化する必要があります。 また、中学校については、平成 25 年度 章 第 果では、小学校は全体的に全国平均と同等か上回る状況ですが、教科によって(特に算 までは、全国平均を下回る状況でしたが、平成 26 年度は、全国平均を上回る状況となり、 取り組みの成果が表れてきました。 2 着は見られていません。学習状況調査の分析を適正に行い、学習習慣の定着に向けた支 章 第 一方、小学生の家庭学習習慣は定着してきていますが、中学生においては未だ十分な定 援体制の充実に努めていくことが必要であり、中学校において、総合的な学力の向上対 第 章 3 策が求められています。 ② ALT や外国語活動コーディネーターによる外国語の授業指導やカリキュラム作成によ り、外国語活動が円滑に進められる環境を整備してきました。 しかし、グローバル化社会 第 ション能力の習得に向けたより一層の取り組みが求められています。 章 4 の到来により、小学校での英語教育の本格的導入に対応し、英語によるコミュニケー ③平成 25 年度より学校ごとに教育目標の実現や課題の解決に向けた独自の取り組みとし 第 章 5 第 章 6 て「特色ある教育活動」を実施しています。 さらに今後は、より一層子どもが自分の地域 に愛着や誇りをもち、学校と保護者や地域住民が一体となって子どもを育んでいくコ ミュニティ・スクールの設置の取り組みが求められています。 ④各中学校では職場体験学習などを実施することにより、勤労観や職業観を育むキャリア 教育を推進してきましたが、生徒数に見合う受入事業所数が確保できず、体験日数など 必ずしも十分な学習が実施されている状況ではありません。子どもが主体的に自分の進 路を選択・決定できるよう、様々な職業人と交流し、学習する場の提供など環境の整備 が必要です。 基 本 方 針 ○学校と地域が連携し、家庭や地域の力を活かした創意ある学校運営のもと、特色ある教 育を実践し、将来につながる学力の向上を目指します。 98
基本施策 2 豊かな人間性と生きる力を育む教育 施策の内容 ①基礎学力のさらなる向上と家庭学習習慣の定着 ○基礎学力の実態の把握と分析を適正に行い、子どものやる気や学ぶ意欲を引き出す楽 しく分かる授業への改善や学校と家庭の連携による学習習慣の定着を図り、基礎学力 のさらなる向上と読解力や活用力の育成を推進します。 第 ②語学や国際化社会に対応する専門性の高い教育の充実 や多様な文化への理解を深める取り組みを進めます。 1 章 ○国際化社会に対応できる人材育成のため、英語によるコミュニケーション能力の向上 ○国際姉妹都市との子どもたちの相互訪問や交流活動を通じて、国際理解や国際感覚の 第 醸成を図ります。 章 2 ③地域とともにある学校づくりの推進 活動との結び付きを学校運営に活かし、学校や地域の持ち味や特徴を最大限に伸ばす 第 ○「特色ある教育活動」を通して郷土愛の醸成を図るとともに、地域住民との連携や地域 3 章 「妙高型コミュニティ・スクール※」 の導入に向けた取り組みを推進します。 ○学ぶことの意味の自覚と将来の社会的自立を目指し、各種職業人からの講話や中学生 4 章 を対象とした講演会、職業体験学習などのキャリア教育の充実に取り組みます。 それら 第 ④勤労観・職業観を育てる教育の推進 を通して主体的に自分の進路を選択・決定できる勤労観や職業観を育み、社会の中で 第 自分の役割を果たし自分らしい生き方を実現できる人材の育成を推進します。 章 5 【施策の目標値】 項 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 98.6% 100% 全国標準学力検査(算数・数 学)の偏差値 全国標準学力検査の結果が全国 平均を上回る割合 94.2% 100% コミュニティ・スクールの 設置数 地域と連携した学校運営に取り 組む学校数 - 11校 【関連計画】 ○第3期妙高市総合教育基本計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) ※ 妙高型コミュニティ・スクール…地域住民が気兼ねなく学校に足を運び、子どもたちと関わったり、支援したり、学校運営や日常 の教育活動について話し合ったりする等、「こんな子どもを育てたい」という思いを共有して、 一体となって子どもを育てる仕組みを持った地域とともにある学校 そして、その最大のコンセプトは、これまで構築してきた学校と地域との関係を基盤にして、学 校や地域の持ち味や特徴をさらに発展させていこうとするもの 99 6 章 全国標準学力検査の結果が全国 平均を上回る割合 第 全国標準学力検査(国語)の 偏差値
まちづくりの大綱 3 基本施策 3 主要施策1 次代を担う子どもが輝く・生命地域 安心して学べる環境整備 学習環境の整備 現状と課題 ①学校施設の多くは、経年劣化が進むとともに、特別な支援を必要とする児童・生徒の増 1 や備品があります。 また、耐震対策では、体育館の吊り天井の落下防止工事に取り組んで 章 第 加により、特別支援教室の不足や社会環境の変化により実態に合わなくなっている設備 いますが、今後も学校と連携する中で、安全で質の高い学習環境の提供を目指し、耐震対 策をはじめ適切な改修や更新、 躯体などの長寿命化に取り組んでいく必要があります。 第 章 2 ② 「妙高市立小学校・中学校整備構想」の計画期間が平成 28 年度末までとなっていること から、児童・生徒数の推移や地域の人口動態などを踏まえ、子どもにとって適切な教育 第 章 3 環境の整備に努める必要があります。 ③地域や保護者の協力で、学校安全ボランティアによるパトロールやこども 110 番の家な どの見守り体制が維持されていますが、協力者が減少しているため、これらの人材確保 第 章 4 が求められています。 ④子どもの通学手段の確保と保護者の経済的負担を軽減するためスクールバスを運行し ていますが、学校の統廃合に伴い運行数が増加しており、スクールバス全体の管理・運 第 章 5 行体制について検討を進める必要があります。 ⑤大学や専門学校等への就学者に対し、毎年奨学金の貸付を実施し、また、私立高等学校通 学者には授業料の支援を行っていますが、今後も経済的負担を軽減するとともに、若者 第 の定住につながる支援など社会情勢にあった制度への見直し転換が求められています。 章 6 基 本 方 針 ○学校の統廃合による適正配置や効果的な学習ができるよう、必要な教室の改修、設備等 の更新を行っていくとともに、施設の耐震対策や長寿命化、通学時の見守りのほか、通 学手段の確保と就学支援を通じて、 安全で快適な学習環境の整備を促進します。 100
基本施策 3 安心して学べる環境整備 施策の内容 ①学校施設の耐震対策と適切な改修・長寿命化の推進 ○体育館の吊り天井撤去などの耐震対策工事を実施します。 ○子どもの状態に応じて効果的な学習指導ができるよう、教室の改修、設備や備品の更新 などを行います。 ○施設の長寿命化に向けた整備内容の検討と改修を実施します。 第 ○将来的な児童・生徒数の推移や地域の人口動態などを踏まえ、望ましい教育環境の整 1 章 ② 「妙高市立小学校・中学校整備構想」 策定に向けた検討 備に向けた学校の統廃合について、 新たな整備構想を検討します。 第 ③見守り活動の強化 章 2 ○子どもたちの安全を確保するため、家庭、学校、地域、事業所や関係団体などが連携した 第 人材の掘りおこしなど見守り体制を強化し、 日常的な安全管理に努めます。 3 章 ④スクールバスの運行 ○学校の統廃合に伴い運行数が増加しているスクールバスについて、子どもの登下校の 第 安全確保を第一に、 スクールバス全体の効率的な管理・運行体制について検討します。 章 4 ⑤就学機会の保障のための経済的支援 ○妙高市の将来を担う人材の育成を目指し、教育機会の均等を図るため、経済的な支援が 制度の充実を図ります。 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 耐震対策工事の完了校数 吊り天井落下防止対策工事の完了 校数 - 7校 小・中学校大規模改修工事 の実施校数 大規模改修計画に基づく改修工事 延べ実施校数 4校 23 校 101 6 章 項 第 【施策の目標値】 5 章 高等学校授業料に対する支援の見直しを検討し、若者の地元への定住につながるよう 第 必要な高等教育への就学者に対して、奨学金の貸付を継続して取り組むとともに、私立
まちづくりの大綱 4 健やかで人にやさしい・生命地域 まちづくりの大綱 4 健やかで人にやさしい・生命地域 基本施策 1 主要施策1 第 章 1 第 章 2 第 章 3 保健と医療の充実 総合的な健康づくりの推進 現状と課題 ①市民が健康寿命を延ばし、生涯を通じて健康な生活を営めるよう、疾病を予防する施策 として、ウォーキングやラジオ体操の普及をはじめ、減塩運動や健康保養地プログラム の実施など各種健康づくりの取り組みを進めてきました。しかし、塩分の過剰摂取をは じめ、運動習慣、禁煙等の生活習慣について成果が十分に表れていないことから、市民の 主体的な健康づくりを促進するため、市民、地域、事業所と行政が一体となった全市的な 健康づくり活動を推進していく必要があります。 ②脳血管疾患や大腸がん、胃がん等の死亡率は、全国・県平均に比べて高い状況にあり、生 活習慣病の早期発見・早期治療を推進するため、特定健診・各種がん検診等の受診率向 上に取り組むとともに、健診後の保健指導等を充実し、重症化を予防していく必要があ ります。 また、近年、糖尿病などの生活習慣病や認知症の発症との関連が明らかになった 歯と口腔の健康づくりの取り組みを充実していく必要があります。 第 章 4 第 章 5 第 章 6 ③感染症予防対策として実施している麻疹や風疹等の予防接種は高い接種率となってい ます。予防接種法の改正などにより追加したワクチン接種についても適切な周知による 接種勧奨を行うとともに、市民生活に重大な影響を与える新たな感染症に対しては、迅 速かつ正確な情報収集を行い、 適切な予防対策を進めていく必要があります。 ④全国・県平均に比べて高い状況にある自殺率は、これを減少させる取り組みを地域や事 業所等と連携して推進していく必要があります。 ⑤地方の病院の医師不足は全国的な問題であり、市内病院の常勤医師の招へいも大変難し い状況にありますが、市民などが安心して医療を受けられるよう、常勤医師の確保など 医療体制を拡充していく必要があります。 ⑥危険ドラッグなどの薬物による被害が深刻な社会問題となっていることから、対策を強 化するため法改正や県条例が施行されています。薬物による被害を防ぐため、薬物の危 険性についての正しい理解の周知など薬物乱用の防止を推進していく必要があります。 基 本 方 針 ○市民一人ひとりが 「自分の健康は自分で守り、つくる」 意識を持ち、健康づくりを主体的 に日常生活の中で実践し、元気でいきいきとした市民生活の実現を目指します。 ○市民などが身近なところで安心して医療が受けられるよう、医療体制の充実に努めます。 102
基本施策 1 保健と医療の充実 施策の内容 ①市民主体の健康づくりへの支援 ○生活習慣病予防や健康づくりに関する情報発信を行うとともに、ウォーキングやラジオ体操の 推進をはじめ、健康保養地プログラムの充実、バランスのとれた食事や減塩運動等の食育推進、 受動喫煙防止など、市民の主体的な健康づくり活動を促進する取り組みを地域、事業所等と連 携を図りながら推進していきます。 ②健診や各種がん検診等を活用した生活習慣病予防の推進 第 1 章 第 ○生活習慣病予防やがんの早期発見・早期治療を促進するため、事業所や検診機関と連携して、 働き盛りの年齢層が受診しやすい健診等の体制を整備するとともに、その重要性を PR し、受診 率の向上を図ります。 ○健診受診者に対する生活習慣の改善指導や適切な受診行動の勧奨など、重症化予防の取り組み を医療機関等と連携を図りながら推進します。 ○生涯にわたって自分の歯で食べ、生活の質を維持していくため、乳幼児期から高齢期までのむ し歯・歯周病予防の推進を図ります。 章 2 ③感染症予防対策の推進 第 ○感染症や予防接種に関する適切な情報提供を行い、感染症予防意識の醸成や予防接種率を高め るとともに、市民が安心して予防接種が受けることができる体制を整備します。 また、新型イン フルエンザなど新たな感染症の発生に迅速かつ適切に対応するため、関係機関と連携を図りな がら感染拡大の予防に努めます。 章 3 ④こころの健康づくりの推進 章 5 ⑥薬物の乱用防止の推進 章 6 【施策の目標値】 目 第 ○薬物に関する正しい知識の普及により薬物根絶意識の醸成を図るとともに、薬物乱用者やその 家族が、早期に身近なところで相談できるよう、関係機関の各種窓口の周知を行うなど、国・県 との連携を深めながら、薬物乱用の防止に努めます。 項 4 第 〇大学医学部等への要望活動を引き続き行うなど、市内病院の常勤医師の増員や医療に携わる人 材確保に努めます。 ○病院、医師会、県、消防など関係機関との連携強化を図り、限りある医療資源を最大限に活用し、市 民や訪れる方々が安心して医療を受けられるよう、医療体制の充実を図ります。 章 ⑤医療体制の充実 第 ○市民一人ひとりがこころの健康について正しい知識を持ち、こころの不調に気づいたときには適 切な対処法がとれるよう、知識の普及啓発や相談、専門機関につながる体制の充実を図ります。 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 運動習慣定着率 1 回 30 分・週 2 日以上の運動を 1 年以上実施している人の割合 46.5% 54.3% がん検診受診率 5 種類のがん検診受診率の平均値 32.4% 42.8% 市内病院の常勤医師数 市内病院の常勤医師数 15人 19人 【関連計画】 ○第2次妙高市すこやかライフプラン 21(平成 25 年度~平成 34 年度) ○第2次妙高市食育推進計画(平成 23 年度~平成 28 年度) ○妙高市歯科保健計画(平成 25 年度~平成 34 年度) 103
まちづくりの大綱 4 主要施策 2 健やかで人にやさしい・生命地域 医療保険制度等の持続的運営 現状と課題 ①国民健康保険の加入者の特定健康診査受診率は、5 年連続で県内 20 市中 1 位ですが、1 人あたりの医療費は、高齢者の加入割合が高く医療費水準が高いことや長期入院患者が 多いこと、医療技術の高度化による高額な治療を受ける患者が多いことなどから増加傾 1 今後、高齢者の加入割合のさらなる増加や医療技術の高度化などにより、医療費の増加 章 第 向となっています。 が見込まれるなど厳しい財政運営が予想されることから、電子化された健診・医療情報 の分析に基づく保健事業の推進など、これまで以上に医療費の抑制に努める必要があり 第 ます。 章 2 ②国民健康保険の加入者は、高齢者や離職、退職による未就労者が多く、所得水準が低いため、 第 章 3 一般会計から国民健康保険特別会計に財政支援を行い保険税の抑制を図っていますが、国 保財政の健全運営のためには、医療費の抑制と収納率の向上を図る必要があります。また、 加入者数の増加が見込まれる後期高齢者医療制度においても、保険料の収納確保が重要と なっています。 第 章 4 第 章 5 ③国では国民健康保険事業の都道府県単位での広域化が平成 30 年度から予定されており、 関係団体等と連携を図りながら的確に対応する必要があります。 基 本 方 針 ○国民健康保険及び後期高齢者医療制度の持続的な運営に向けて、健診・医療データの 活用による効果的な保健事業の実施をはじめ、健康づくり活動を支援するほか、加入者 第 章 6 一人ひとりが主体的に健康づくりに取り組む意識の高揚と生活習慣の改善を図りなが ら医療費の抑制に努めるとともに、 保険税 (料) の収納率の向上に努めます。 特定健康診査受診率 ・ 特 定 保 健 指 導 実 施 率 の 推 移 特定 健康診査 特定 保健指導 104 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 受診率 51.3% 57.1% 58.2% 57.9% 58.7% 58.4% 県内順位 (20 市中) 4位 1位 1位 1位 1位 1位 実施率 43.0% 34.7% 48.3% 38.2% 51.6% 60.6% 県内順位 (20 市中) 2位 4位 3位 9位 3位 2位
基本施策 1 保健と医療の充実 施策の内容 ①国民健康保険医療費の抑制 ○各種健康づくり事業の情報提供や積極的な参加勧奨などにより、加入者の健康づくり 意識の高揚と生活習慣の改善を図ります。 ○国保データベースシステム※1 を活用した的確な分析による保健事業の推進、特定健康 診査や特定保健指導などの実施による疾病の早期発見、早期治療のほか、生活習慣の改 第 ます。 1 章 善、適正受診の勧奨、ジェネリック医薬品の普及促進などにより、医療費の抑制に努め ②国民健康保険及び後期高齢者医療制度の普及啓発等による収納確保 第 もに、 滞納者の生活実態等を把握し、 適切な納付勧奨を行い収納確保に努めます。 2 ○高齢者が多く医療費水準が高いことや未就労者が多いことによる所得水準の低さ、保 3 章 険税(料)負担における市町村間の格差など、国民健康保険が抱える構造的な問題を解 第 ③国民健康保険の広域化に向けた取り組みの推進 章 ○国民健康保険及び後期高齢者医療制度の普及啓発に努め、納付意識の高揚を図るとと 決するため、今後、国で進めていく国民健康保険事業の広域化 (都道府県化) について、 第 市長会や県内他市町村と連携して取り組んでいきます。 章 4 【施策の目標値】 目 指 標 の 説 明 目 標 値( H 3 1 ) 2.7% 1.0% 5 過去 5 年間の年間平均伸び率 (診療報酬改定分は除く) 国民健康保険税収納率 現年課税分収納率 95.7% 96.0% ジェネリック医薬品の使用率 全医薬品におけるジェネリック 医薬品が使用された割合 34.5% 50.0% 第 1 人あたりの国民健康保険 医療費の伸び率 章 現 況 値( H 2 5 ) 第 項 章 6 【関連計画】 ○妙高市国民健康保険第2期特定健康診査等実施計画 (平成 25 年度~平成 29 年度) ○第2次妙高市すこやかライフプラン 21 (平成 25 年度~平成 34 年度) ○妙高市国民健康保険データヘルス計画※2(平成 26 年度~平成 29 年度) ※1 国保データベースシステム…健診・医療・介護の各種データを結びつけ、地域の状況と重点課題を明確に把握し、効果的な 保健事業をサポートするためのシステム ※2 国民健康保険データヘルス計画…健康・医療情報を活用して PDCA サイクルに沿った効果的かつ効率的な保健事業の実施 を図るための保健事業の実施計画 105
まちづくりの大綱 4 基本施策 2 主要施策1 健やかで人にやさしい・生命地域 高齢者・障がい者福祉の充実 地域包括ケアシステムの充実 現状と課題 ①高齢者が自分らしく自立した生活を送れるよう、介護予防に取り組んでいますが、今後、 第 章 1 後期高齢者が増加することから、さらなる介護予防の普及啓発と要介護認定者の重度化 予防の取り組みを強化する必要があります。 ②高齢化率が年々上昇し、ひとり暮らし高齢者や高齢者のみ世帯の増加が進んでいる中、 第 特別養護老人ホーム等の待機者を解消するため施設整備に取り組んできましたが、今後 2 章 は介護保険法の改正に合わせ、在宅の高齢者の日常生活を支えるサービスや介護サービ 第 ③高齢者が住み慣れた地域でいつまでも生活ができるよう、除雪等の支援のほか、高齢者 章 3 スの充実が求められています。 支援ホームを整備しましたが、在宅生活に対しての不安を抱える高齢者が増えており、 高齢者の住まいの多様化に向けた検討が必要となっています。 4 宅生活を継続できるよう、医療と介護の連携を強化することが重要となっています。 章 第 ④要介護認定者や認知症高齢者が増加していることから、介護が必要な状態になっても在 第 章 5 基 本 方 針 ○高齢者が住み慣れた地域でいつまでも自立した生活が送れるよう、介護予防を強化し、 健康寿命の延伸を図るとともに、不安なく自分らしくいきいきとした毎日が過ごせる 第 ように、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシ ステムの充実を図ります。 章 6 施策の内容 ①介護予防の推進 ○高齢者が要介護状態にならないよう、自分自身の筋力や歩行能力を確認するためのロ コモ健診※1 をはじめ、認知症予防に効果が認められている地域回想法、健康保養地プ ログラムの実施、町内会館などでの地域の茶の間づくりなど、市民と協働し、介護予防 の普及啓発を進めます。 ○虚弱高齢者や要介護認定を受けた人が要介護状態に移行しないように、適切なケアマ ネジメントを行い、日常生活動作や家事などの自立を促進する効果的な介護予防教室 を実施します。 106
基本施策 2 高齢者・障がい者福祉の充実 ②生活支援・介護サービスの充実 ○高齢者、要介護認定者、介護者が真に必要としている日常生活を支えるサービスや介護 サービスの提供に向け、介護保険法の改正に対応し、現況サービスの検証と地域住民、 NPO、 民間企業等多様な主体による新たな生活支援サービスの構築に取り組みます。 ③高齢者の状況に応じた住まいの提供 ○在宅生活に不安を抱えるひとり暮らし高齢者や高齢者のみ世帯など、高齢者の実態や 第 向け住宅などの整備検討に取り組みます。 1 章 ニーズに即した住まいを提供するため、認知症高齢者グループホームの整備や高齢者 ④医療と介護の連携 第 化するとともに、認知症初期集中支援チーム※2 や認知症ケアパス※3 の作成により、支 2 章 ○要介護認定者や認知症高齢者を地域で支えるために、医療・介護等の多職種連携を強 援体制の整備を図ります。 第 【施策の目標値】 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 被保険者に対する要介護認定者の 割合 21.0% 21.0% 認知症高齢者グループホーム の施設数 認知症高齢者の住まいを提供する 施設の数 6施設 8施設 (H29) 第 要介護認定率 3 章 項 章 4 ○妙高市地域福祉計画(平成 27 年度~平成 29 年度) 5 章 ○第6期妙高市高齢者福祉・介護保険事業計画 (平成 27 年度~平成 29 年度) 第 【関連計画】 第 章 6 ※1 ロコモ健診…加齢により骨・関節・筋肉などの運動器の働きが衰え、要介護になる危険性が高い状態をロコモティブシンドローム (運動器症候群)といい、 この状態を調べるもの ※2 認知症初期集中支援チーム…認知症の疑いがある人や認知症の人とその家族を複数の専門職が訪問し、アセスメントや家族支援 などの初期の支援を包括的・集中的に行い、自立生活のサポートを行う専門職チーム ※3 認知症ケアパス…認知症の人の状態に応じた適切なサービス提供の流れのことで、地域の実情に応じてその地域ごとに作成・ 普及を行うもの 107
まちづくりの大綱 4 主要施策 2 健やかで人にやさしい・生命地域 障がい者の社会参加促進 現状と課題 ①乳幼児健診や幼保園、学校において障がいの早期発見、支援に努める一方、家庭児童相談 員など関係者が保護者との関わりを通して、療育機関や医療機関の支援につなげていま すが、進学時などに支援の情報が途切れることもあるため、情報の一元化を図る必要が 第 章 1 あります。 ②住宅のバリアフリー化の助成を行い、重度障がい者等の日常生活の支援に努めるととも に、障がい者の社会参加を促進するため、日中活動の場である通所作業所や生活介護施 2 沿った支援や利用者ニーズに対応した施設が不足していることから、引き続き、通所作 章 第 設のほか、生活の場となるグループホームの整備を進めていますが、個々の障がいに 業所やグループホームなどを整備する必要があります。 第 章 3 ③障がい者地域活動支援センターは、就労が困難な障がい者などの受け皿として創作的活 動等の機会を提供し、地域社会や市民との交流を行っていますが、引き続き、障がい者の 自立と社会参加の促進のため、 就労訓練等の機会を提供していく必要があります。 第 章 4 ④新井ふれあい会館や上越市福祉交流プラザにおいて、障がい者の相談窓口を開設し相 談、支援を行っていますが、相談内容も複雑多岐にわたっていることから、障がいの種別 や様々なニーズに対応できる支援体制の強化が求められています。また、障がい者の権 第 章 5 利擁護のため、成年後見制度の利用を促進する必要があります。 ⑤障がい福祉サービス利用者の意向を踏まえ、サービス等利用計画の作成を行っています が、作成に携わる事業所や人材が不足していることから、今後は相談支援体制の充実や 第 適切なサービスを提供することが求められています。 章 6 基 本 方 針 ○在宅支援サービスや就労訓練、就業機会の充実と相談支援体制の強化を図り、障がいの ある人が自立して住み慣れた地域で安心して暮らせる社会を目指します。 108
基本施策 2 高齢者・障がい者福祉の充実 施策の内容 ①早期療育と支援情報の定着化 ○保健、医療、福祉、教育などの関係機関と情報の共有を図りながら、障がいの早期発見に より早期療育支援を行い、保護者の不安解消に努めるとともに、乳幼児から成人まで一 貫した支援が受けられるように成長の経過や支援内容を記録した情報の一元化の定着 を図ります。 第 ○住宅改修費助成によりバリアフリー化を推進し、安全で快適な住環境に向けた支援を 1 章 ②住環境と生活の場の整備 継続します。また、通所作業所等の確保と在宅生活が困難になった障がい者が住み慣れ 第 た地域で安心して暮らせるために、 グループホーム等の確保を図ります。 章 2 ③社会参加と自立の促進 るとともに、生きがいをもって働き、安定した生活を確保できるよう、通所作業所での 3 章 活動の充実を図ります。また、一般就労に向け、ハローワークや障がい者就業・生活支 第 ○スポーツや文化活動などを通して、より多くの障がい者が社会参加できるよう支援す 援センターと連携し、職業訓練から就労、 職場定着まで継続的な支援を行います。 第 ④障がい者の権利擁護 4 章 ○障がいの種別やさまざまなニーズに対応できる相談支援体制の強化とともに、意思決定が 難しい障がい者の権利を擁護するため、成年後見制度の活用に向け啓発活動を推進します。 第 ○障がい福祉サービスを提供する事業所の協力を得ながら、サービス等利用計画の作成 5 章 ⑤適切なサービス利用に向けた支援 を行う相談支援専門員の確保を図り、個々の抱える課題を解決し、適切なサービス利用 第 を提供できる計画の作成に努めます。 章 6 【施策の目標値】 項 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 障がい者地域活動支援センター 利用者数 障がい者地域活動支援センターを 利用する障がい者の人数 76人 100人 障がい福祉サービス利用者数 障がい福祉サービスの利用者数 267人 320人 グループホーム定員数 自立して生活するために、居住の場 を提供し、生活支援をする者の数 24人 40人 (H29) 【関連計画】 ○第3期妙高市障がい者福祉計画 (平成 24 年度~平成 29 年度) ○妙高市地域福祉計画(平成 27 年度~平成 29 年度) 109
まちづくりの大綱 4 基本施策 3 主要施策1 健やかで人にやさしい・生命地域 支え合いの地域社会づくり 地 域 で の 助 け 合 い 、支 え 合 い の 推 進 現状と課題 ①高齢化の進展に伴い、ひとり暮らし高齢者や高齢者のみ世帯が増えており、障がい者世 1 い集落において、見守りネットワーク※の取り組みを進めてきました。 一方、家庭や地域 章 第 帯を含め、安心して日常生活を送ることができるように、平成 20 年度から高齢化率の高 での扶助機能が弱まり、また、市の高齢化率が 30%を超えた現状を踏まえ、市内全域にお ける見守り体制の整備やボランティアによる生活支援への取り組みの推進を図る必要 第 があります。 章 2 ②高齢者の生きがいづくりや健康づくりのほか、高齢者相互の交流の促進のため、高齢者 第 生産活動センター、シルバー人材センター、老人クラブによる活動を支援してきました が、今後の長寿命化や定年延長などに対応するため、引き続き、これらの活動を支援する 3 章 必要があります。 第 基 本 方 針 章 4 ○高齢社会が進む中、高齢者も障がい者も住み慣れた地域でいつまでも安心した生活が 送れるよう、地域での助け合い、支え合う取り組みを継続して進めるとともに、高齢者 第 の生きがいづくり、 健康づくり、交流促進に向けた取り組みを推進します。 章 5 第 章 6 町内会による見守りネットワーク会議 110 商工会議所等と連携した地域の見守り活動
基本施策3 支え合いの地域社会づくり 施策の内容 ①地域での見守り活動と高齢者の生活支援の推進 ○ひとり暮らし高齢者や高齢者のみ世帯、障がい者世帯などのかたが、安心して日常生活 を送ることができるように、平成 27 年度までに市内全域において見守りネットワー クの取り組みを進めるとともに、今後もネットワーク維持に努め、地域での支え合い、 見守り体制の推進に取り組みます。 また、民間事業者などと連携し、見守り活動の推進 第 に取り組みます。 生活支援の仕組みの充実を図ります。 1 章 ○高齢者などが日々の生活で必要としている掃除、買い物、食事づくり、ごみ出しなどの 第 ②高齢者の生きがいづくりの推進 2 章 ○高齢者が心身ともに健康で生きがいを持って生活でき、また高齢者相互の交流の促進 に向け、シルバー人材センターと老人クラブの活動の活性化支援や、高齢者生産活動セ 第 ンターの移転について検討を進めます。 3 項 章 【施策の目標値】 目 目 標 値( H 3 1 ) 見守りネットワークの取り組 み町内会・集落数 要援護者に対する支え合い体制を 構築した町内会・集落数 142町内会・集落 226町内会・集落 シルバー人材センター会員数 会員登録者数 384人 450人 4 章 現 況 値( H 2 5 ) 第 指 標 の 説 明 第 【関連計画】 ○第6期妙高市高齢者福祉・介護保険事業計画 (平成 27 年度~平成 29 年度) 章 5 ○妙高市地域福祉計画(平成 27 年度~平成 29 年度) 第 章 6 ※ 見守りネットワーク…日常生活に不安のあるひとり暮らし高齢者や高齢者のみ世帯、日中独居高齢者、障がい者世帯などに対し、 隣近所のかたのボランティア (生活支援員) 3人程度による訪問や声掛けなどの 「緩やかな見守り」 により、 相互の支え合いや助け合いを行う仕組み 111
まちづくりの大綱 4 主要施策 2 健やかで人にやさしい・生命地域 生活保護受給者、生活困窮者の就労による自立促進 現状と課題 ①全国的に生活保護受給者が増加している中で、本市においても同様に増加の傾向にあ り、40 代、50 代の稼働年齢を中心に受給者が増加しています。 このため、生活保護受給者 及び生活保護に至る前の段階にある生活困窮者※1 の自立支援の強化を行い、生活保護受 第 章 1 給者の増加に歯止めをかける必要があります。 ②生活困窮の原因については、失業や就労の問題のほか、精神面、家庭環境、健康上の問題など 多岐にわたっているため、自立支援の要となる相談支援員の実務経験や知識を活かした対 第 応が重要となっています。 章 2 基 本 方 針 第 章 3 ○生活保護受給者や生活困窮者に対し、本人の状態に応じた継続的な相談や就労の支援 などを実施し、社会的自立を促進します。 第 章 4 第 章 5 第 章 6 就労支援相談 112
基本施策3 支え合いの地域社会づくり 施策の内容 ①自立相談及び就労支援の実施 ○生活困窮者の抱えている課題を評価、分析し、そのニーズに応じた自立支援計画※2 に 基づく各種支援がスムーズに行われるよう、市社会福祉協議会、ハローワーク、弁護士 会、 専門カウンセラーなどとの連絡調整の場として自立支援会議を開催します。 ○従来の生活保護の相談対応のほか、新たに家計支援事業、就労準備支援事業などを行 第 い、 生活困窮者個々の状況に合わせた継続的な自立支援を実施します。 章 1 ②支援体制の整備と相談支援員の育成 ○生活困窮者の早期発見と福祉、住宅、健康、家庭などの諸問題を解決するため、民生委 第 づくりを整備するとともに、関係機関の相互連携に必要となる相談支援員のスキル 2 章 員、地域づくり団体、市役所各課等の連携による生活困窮者情報の取得や支援の仕組み アップを図ります。 第 【施策の目標値】 目 指 標 の 説 明 生活保護受給者の保護率 市の推計人口に対する生活保護受 給者の割合 3人 6人 0.8% (受給者 276 人) 0.8% (受給者 256 人) 3 4 章 生活保護に至る前の生活困窮者で 就労支援対策を実施した者のうち、 就労した人数 目 標 値( H 3 1 ) 第 就労支援により自立した者 の数 現 況 値( H 2 5 ) 章 項 第 【関連計画】 ○妙高市地域福祉計画(平成 27 年度~平成 29 年度) 章 5 第 章 6 ※1 生 活 困 窮 者 …現に生活に困窮し、最低限度の生活を営むことができなくなるおそれのあるかた ※2 自立支援計画…生活困窮者が持つ様々な課題を列挙し、それらを段階的に解決し自立に結びつけるための計画 113
まちづくりの大綱 4 基本施策 4 主要施策1 健やかで人にやさしい・生命地域 安全・安心な暮らしの確保 防災体制の確立 現状と課題 第 章 1 第 章 2 第 章 3 第 章 4 ①近年の異常気象により日本各地で災害が多発しており、市民の防災・減災に対する関心 は非常に高まっています。これまでも行政・消防・自主防災組織等が一体となって防災 訓練等を行ってきており、今後も各機関が連携して防災体制の強化を図ることが必要で す。 また、地震や原子力など広域災害に対応するため防災協定都市との連携の拡充や、有 事の際の対応について検討する必要があります。 ②地域防災の要である消防団員の多くが会社員であることから、有事に即応できるように、平 成 25 年度から特別消防団員制度※1 を導入しています。また、企業や若者に対する啓発を 行っていますが、依然として定員割れの状態が続いており、団員数を確保していく必要があ ります。 ③市内全域で自主防災組織が組織化されるなど、地域における防災体制は整備されてき ましたが、実践的な防災訓練が十分に行われていないことから、訓練の実施などを働き かける必要があります。 ④災害時における円滑な救助や消火活動を行うため、市と上越地域消防事務組合の消防施 設について 5 カ年計画に基づき整備を行ってきました。 今後も、自然災害をはじめとする 各種災害に対応するため、計画的に施設・設備等を充実していく必要があります。 第 章 5 第 ⑤所有者の経済的理由などにより、管理されない空き家が増えており、 近隣住民に危険を及 ぼすとともに、豊かな自然景観を阻害するなどの弊害が出ています。 このため、安全な生 活環境を確保するため、管理不全な空き家の解消に向け、今後も継続的に取り組む必要が あります。 章 6 基 本 方 針 ○災害から市民の生命・身体・財産を守るため、防災・減災に対する市民の意識を高め るとともに、災害発生時に速やかに対策が講じられるように地域ぐるみの防災体制に 取り組みます。 114
基本施策 4 安全・安心な暮らしの確保 施策の内容 ①防災体制の強化 ○災害への対応のため、消防団、上越地域消防事務組合、自主防災組織との更なる連携強化を図 り、防災訓練等を通じ各家庭や地域に対し、防災・減災に対する意識の高揚を図るとともに、自 助・共助の役割について周知を図ります。 また、広域災害対応として、国・県との調整を図りな がら、市民等の安全を確保する応急対策にかかる諸計画を検討するほか、避難者の受け皿とな る宿泊施設等との協定の締結を進めるなど、 防災体制の強化を図ります。 章 第 4 章 ○災害・避難情報の収集・伝達方法として最も効果的な、防災行政無線・消防団無線のデジタル化※2 を図るほか、避難所における生活環境の質を高める資機材の備蓄を進めます。 ○「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」等に基づき、消防団の装備の改善を 図るとともに、消防施設整備 5 カ年計画に基づき消防施設や資機材の適正な配置を進めます。 ○上越地域消防事務組合の定める「第 14 次組合消防整備計画」に基づき、組合消防の施設設備を 充実し高度かつ複雑な災害への対応のほか、 火災予防の推進と救急体制の充実を図ります。 第 ⑤空き家等の適正管理 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 定数(1,120 人)に対する割合 92.9% 95.0% 自主防災組織による防災 訓練実施率 実践的な訓練を行った自主防災 組織の割合 58.5% 100% 【関連計画】 ○地域防災計画(平成 17 年度~随時見直し) ○消防施設資機材整備 5 ヵ年計画(平成 27 年度~平成 31 年度) ※1 特別消防団員制度…勤務時間帯における地域消防力を確保するため、消防団を退団した元団員が時間やエリアを決めて活動するもの ※2 無線のデジタル化…テレビ同様、無線についてもアナログ波からデジタル波へ移行のため、無線機器等を更新するもの 115 6 章 消防団員の充足率 第 【施策の目標値】 5 章 〇「管理責任は所有者」という基本に基づき、管理不全な空き家等の所有者に対し、指導を継続する ほか、勧告・命令などの行政処分を通じて、 適正な管理を促します。 目 第 3 ④施設設備の充実 項 2 章 ○自主防災組織が災害時に十分な機能を発揮できるように、消防団や上越地域消防事務組合等と 連携するほか、地域へ配置した防災士や防災士間のネットワークを活用し、実践的な訓練の実 施や災害時要援護者の個別支援計画の作成など地域防災力を高めるための働きかけや支援を 行います。 第 ③自主防災組織の機能強化 1 章 ○若者の消防団離れが進んでいる現状を踏まえ、地域や学校に働きかけを行うほか、企業に対し て消防団活動への理解を深める取り組みを行うとともに、消防団員の魅力を高めるため、待遇 改善や支援制度等を充実します。 ○特別消防団員制度を活用して地域消防力の確保と消防技術の継承を推進するほか、自主防災組 織との連携により防火意識の普及に努めます。 第 ②地域消防力の充実
まちづくりの大綱 4 主要施策 2 健やかで人にやさしい・生命地域 防犯・交通安全対策の推進 現状と課題 ①平成 25 年度に「第 2 次妙高市犯罪のない安全・安心なまちづくり推進計画」を策定し、 防犯パトロールや防犯講習の実施、地域防犯活動の支援、消費生活相談窓口の開設など を行っていますが、引き続き、市民はもとより本市を訪れる人を含め、すべての人が安全 第 章 1 で安心して暮らせる犯罪のないまちづくりを進めていく必要があります。 ②刑法犯罪全体の発生件数は減少傾向にありますが、悪質商法や特殊詐欺に関する相談が 後をたたず、特に犯罪のターゲットになりやすい高齢者を守るための情報提供や、各種相 第 章 2 談に対応するための仕組みづくりが必要となっています。また、高齢者や子どもなどを 狙った犯罪が多発しており、家族、地域が一体となった見守り活動や市内事業所などが実 施する 「110 ばん協力車※1」 による地域ぐるみの支え合いが必要となっています。 3 携を図るとともに、道路危険箇所の改善や学校・保育園・幼稚園・地域での交通安全教 章 第 ③平成 23 年度に 「第 9 次妙高市交通安全計画」 を策定し、警察署、交通安全協会などとの連 室を実施してきましたが、引き続き、市民の交通安全意識の向上に努め、交通事故のない 安全安心なまちづくりを進めていく必要があります。 第 章 4 ④交通事故全体の発生件数は減少傾向ですが、高齢者が関与する事故が増加傾向にあるこ とから、県内で初の試みとなった高齢者運転免許返納支援制度の普及促進等により、高 齢者の交通事故防止対策を重点的に取り組む必要があります。 第 章 5 基 本 方 針 ○ 「地域の安全は地域で守る」という意識のもと、市民をはじめ、訪れる人を含めすべての 第 章 6 人が安全で安心できる地域の実現を目指します。 ○警察、交通安全協会などと連携して、市民に対する交通安全意識の普及啓発を着実に推 進することにより、交通事故発生の抑制、死亡事故ゼロを目指し、市民を交通事故の脅 威から守り、安心して暮らせるまちづくりを進めます。 施策の内容 ①地域における防犯意識の高揚 ○ 「地域の安全は地域で守る」という意識のもと、地域の防犯意識を醸成するため、防犯情 報の提供や学習機会の提供等に努めます。 ○地域の防犯組織に対して地域内の安全点検を働きかけるとともに、あいさつ、声かけや 外出時の施錠の徹底などを呼びかけ、 地域ぐるみの防犯活動を推進します。 116
基本施策 4 安全・安心な暮らしの確保 ②見守り体制及び相談体制の強化 ○犯罪のターゲットになりやすい高齢者や子どもを守るため、民生委員・児童委員等を 通じた情報提供の充実、悪質商法や特殊詐欺など多様化・高度化する相談に対応する ための体制強化や関係機関との情報共有に努めます。 ○各地域や団体、警察等とも連携しながら街頭パトロールを実施するほか、 「110 ばん協 力車」 への登録事業所を拡充し、犯罪や不審者事案等の未然防止を図ります。 第 ③交通マナー向上のための啓発活動の充実・強化 からの交通マナーの向上を図るとともに、各地域における高齢者、幼児・児童、その保 1 章 ○学校・認定こども園・保育園等において、年代に応じた交通安全教育を実施し、幼少期 護者などを対象とした実践的な交通安全教室の開催等により、地域ぐるみの交通安全 第 啓発活動の充実・強化に努めます。 章 2 ④交通事故の未然防止 境や交通安全施設の整備を推進します。 3 章 ○高齢者運転免許返納支援制度について、さらなる周知を行い、免許返納者を増加させる 第 ○市内における交通事故の事例から、その原因や防止策を検証するとともに、道路交通環 ことで高齢者が関与する事故の防止に努めます。 開設、高齢者宅への戸別訪問等を実施することで市民の交通安全意識の高揚を図り、交 第 【施策の目標値】 目 4 章 通事故防止に努めます。 項 第 ○高齢者の交通事故防止に重点を置きながら、街頭での立哨指導や交通安全指導所※2 の 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 年間発生件数 217件 200件 交通事故発生件数 年間発生件数 91件 85件 5 章 刑法犯罪発生件数 第 章 6 【関連計画】 ○第2次妙高市犯罪のない安全・安心なまちづくり推進計画 (平成 25 年度~平成 28 年度) ○第9次妙高市交通安全計画(平成 23 年度~平成 28 年度) ※1 110 ばん協力車…通勤や仕事をしながら「ながらパトロール」を実施することにより地域の防犯の目を拡充し、犯罪抑止を図る取 り組み ※2 交通安全指導所…正しい交通ルールと交通マナーを呼びかけることで交通事故防止の徹底を図ることを目的に主要道路沿い などにおいて、通行するドライバーに交通安全啓発などを行う取り組み 117
まちづくりの大綱 5 豊かな心と文化を育む・生命地域 まちづくりの大綱 5 豊かな心と文化を育む・生命地域 基本施策 1 主要施策1 第 章 1 生涯学習・スポーツの充実 学びの環境づくり 現状と課題 ①市民の主体的な生涯学習活動の推進に向け、さまざまな学びに関する情報の提供や市民 が主体的に取り組む生涯学習を支援してきましたが、人生 100 年時代を迎え 「生涯現役」 志向が高まっていることから、市民がいつまでも生きがいと豊かな心をもって暮らせる 第 よう、 さらなる多様な学習機会を提供していく必要があります。 章 2 ②本市の社会教育施設は、建築後 20 ~ 30 年を経過し、不具合が発生している施設もあり 第 章 3 ます。 また、市民ニーズの多様化により施設に求められる機能も変化していることから、 これらに対応した施設の改善・改修を行い、学習環境の充実を図る必要があります。特 に、利用者の低年齢化が見られる青少年学習施設については、その機能面を含めたリ ニューアルが求められています。 第 章 4 ③子縁活動人材制度※による子どもたちへの学習支援を進めており、市民の学びの成果を 活かす活動が学校を中心に展開されていますが、今後は、コミュニティ・スクールの取 り組みなどと合わせ、市民が持つ豊富な知識や経験を地域社会に還元していくための 第 章 5 「学びの循環」を拡大する必要があります。 ④少子化の進展などにより、これまで行われてきた子どもを中心とした地域活動が困難に なり、親同士の交流も希薄化する傾向にあることから、地域全体で子どもたちを育てる 第 体制の構築や親たちが集う機会を提供していくことが重要です。 章 6 基 本 方 針 ○生涯学習を通して、一人ひとりが人間力を高め、生きがいを感じながら充実した生活を 送れるよう学びの環境づくりを進めるとともに、それぞれが持つ知識や経験を地域社 会の創造につなげていくための仕組みづくりを進めます。 118
基本施策 1 生涯学習・スポーツの充実 施策の内容 ①多様な学習機会の提供 ○市民がそれぞれのニーズに応じて、いつでも学び合うことができるよう多様な学習機 会の提供を進めます。 ○社会経済情勢の変化に対応した新たな学習・地域課題に関する情報や学習機会の提供 を進めます。 の愛着や誇りにつながる学びの機会を提供します。 第 ○市民一人ひとりが地域に目を向け、妙高の素晴らしさを再認識することにより、郷土へ 章 1 ②学びを支える学習環境の整備 ともに、学びやすい施設環境を確保するため社会教育施設の計画的な改善・改修を行 2 章 います。 第 ○主体的に学ぶ市民に対して、タイムリーで効果的な学習情報や学習機会を提供すると ○市民の学びへの啓発や生涯を通した学びの実践を支援するための仕組みづくりを進め 第 ます。 3 章 ③学びの成果の社会還元 ○学習した成果の実践や学習成果を土台として、さらに学びを深める意欲を喚起し、学び ○知識や技能を持つ人材の掘りおこしや育成を図るとともに、学びの成果を地域で活か 第 の輪を広げます。 4 章 せる場を創出し、 学びの循環を進めます。 ○PTA 活動などを通じ、子育て世代への学びの機会を提供し、家庭教育力の向上と子ど もも親も共に学び、 交流する機会の提供に努めます。 第 ④青少年教育・家庭教育支援の充実 章 5 ○子どもたちの創造力や豊かな感性を育むため、学習・体験プログラムの充実を図るとと 【施策の目標値】 6 章 項 第 もに、次代の担い手となる青少年リーダーや指導者を育成するための活動を支援します。 目 指 標 の 説 明 社会教育施設利用者数 年間延べ利用者数 子縁活動人材ボランティア 登録者数 年間の新規登録者数 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 152,731人 154,000人 69人 20人 【関連計画】 ○第3期妙高市総合教育基本計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) ※ 子縁活動人材制度…市民の学びの成果を活かす活動が、子ども達への学習支援を中心に展開するため、知識や技術を持つ市民を地 域人材として登録する制度 119
まちづくりの大綱 5 主要施策 2 豊かな心と文化を育む・生命地域 豊かな心の育成と市民主体の地域づくり 現状と課題 ①雪国で育まれてきた「思いやりの心」 、 「助け合いの心」 を大切にすることを市民運動とし しかし、市民一 て「妙高市民の心※」の普及に取り組み、少しずつ広がりを見せています。 人ひとりが自分のものとして捉えて行動するところまでには至っていないことから、家 1 を深める取り組みの定着を図っていく必要があります。 章 第 庭・学校・地域・事業所が連携協力しながら、認知度をより一層高め、家族や地域の絆 第 章 2 ②地域づくり団体等の活動や施設整備に対し支援を行うとともに、市民活動支援センター を拠点に市民活動や地域活動等に関する相談の受付やアドバイス、情報の受発信や研修 会などの総合的な支援を行っています。 少子高齢化や人口減少が進む中、引き続き、地域 の活性化と地域力の向上を図るための支援が必要です。 第 章 3 ③市民活動支援センター等からの情報発信により、妙高の地域資源を掘り起こす新たな市 民活動や協働に向けた地域活動が進められています。今後は地域課題を自ら解決しよう とする市民活動団体同士のつながりや連携を促進するとともに、より多くの市民が参画 第 し、 まちづくりの担い手となっていくことが求められています。 章 4 基 本 方 針 5 支え合う活動が展開できるよう、 市民の主体的な活動に対する支援を拡充します。 章 第 ○市民一人ひとりが、いつでも、どこでも 「妙高市民の心」 を念頭においた行動や、相互に 第 章 6 あいさつ運動 120 「市民の心」推進の 6 本柱
基本施策 1 生涯学習・スポーツの充実 施策の内容 ①「妙高市民の心」を礎とした地域づくりの推進 ○家庭・学校・地域・事業所が主体となり、連携協力しながら、 「妙高市民の心」 の取り組 みを進め、市民一人ひとりが相手を思いやり、助け合う心を醸成し、深い絆に支えられ 心豊かに安心して暮らせる地域づくりを進めます。 第 ②市民主体の地域づくり活動への支援 通した主体的な活動の充実を促進するとともに、各団体の活動や施設整備に対する支 1 章 ○地域づくり活動の円滑な運営や活性化に向け、活動事例などの情報提供や研修などを 援を行います。 第 ○市民活動への参加意欲を高めるため、市民活動支援センターを核とした情報提供や相 2 章 ③自主的な市民活動の拡大と人材の育成 談体制の充実を図ります。また、団体間の交流を通じたネットワークづくりや活動を担 第 う人材の育成を支援します。 章 3 【施策の目標値】 項 目 指 標 の 説 明 市民活動支援セン ター 利用件数 年間延べ利用者件数 65.8% 80.0% 1,323件 1,500件 4 章 まちづくり市民意識調査の結果 目 標 値( H 3 1 ) 第 「妙高市民の心」推進運動 の認知度 現 況 値( H 2 5 ) 第 【関連計画】 章 5 ○「妙高市民の心」推進行動計画 (平成 23 年度~平成 32 年度) ○第3期妙高市総合教育基本計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) 第 章 6 「妙高市民の心」 推進大会 ※ ※妙高市民の心…家族や地域社会の「絆」を大切にし、 相手を思いやり助け合う心 121
まちづくりの大綱 5 主要施策 3 豊かな心と文化を育む・生命地域 生涯スポーツの推進と競技スポーツの振興 現状と課題 ①総合型地域スポーツクラブによるジュニアスポーツクラブの運営や各種大会・教室の 開催をはじめ、ラジオ体操の普及や健康保養地プログラムの実施により、市民の健康・ 体力づくりに努めています。今後は、より一層、市民が気軽にスポーツを楽しみ、継続的 1 レベルの競技を観戦する「観るスポーツ」 など、スポーツへの関心や意欲を高める取り組 第 ②競技スポーツの普及や選手の育成を図るため、スポーツ大会・イベントの開催や支援を 2 行っています。しかし、少子化によるスキー競技人口の減少や選手の育成体制を支える 章 第 に活動できる環境を整え、日常的な運動習慣の定着を図る必要があります。また、トップ みも求められています。 章 地域力の低下も懸念されていることから、指導体制の維持・充実による競技水準の向上 第 章 3 を図り、 全国や世界で活躍する選手の育成が必要となっています。 ③市観光協会と連携したプロモーション活動をはじめ、公共施設使用料の優遇措置の実施 やトレーニングに最適な施設の整備・改修など、合宿誘致の拡大に努めた結果、合宿者 第 章 4 数は年々増加しています。しかし、時期が夏期に集中し、一時的に施設が飽和状態になる ことから、時期の分散化や遊休土地等を活用した施設の整備について検討する必要があ ります。 さらに、北陸新幹線の開業効果を活かした合宿による交流人口の拡大に向け、関 係機関との一層の連携が求められています。 第 章 5 ④既存スポーツ施設については必要な改修や設備の充実を図っていますが、未改修施設や 老朽化等による不具合が発生していることから、今後もこれらを最大限に有効活用する ため、計画的な修繕や改修が必要です。 また、 「総合健康都市 妙高」の推進に向け、市民 第 や訪れる方々の健康づくりを促進する拠点施設の整備が求められています。 章 6 基 本 方 針 ○市民の運動習慣の定着化と生涯スポーツの推進を図るとともに、スポーツ環境の充実 により、 「総合健康都市 妙高」の推進を図ります。また、世界で活躍するトップアス リートの育成や「合宿の郷 122 妙高」 の知名度の向上とブランド化を目指します。
基本施策 1 生涯学習・スポーツの充実 施策の内容 ①市民の運動習慣の定着化とスポーツ活動の支援 ○子どもから高齢者まで幅広い市民が、ライフステージに応じた運動やスポーツに親し み、継続的な活動を通じて心身ともに健康で暮らせるように、積極的な啓発と多様な活 動の場を提供します。 ○ラジオ体操の普及と拡大により運動習慣の定着化を図るとともに、 市民等の健康維持・ ○スポーツに対する市民ニーズの調査・分析を行い、各種大会や教室の開催、スポーツイ 1 章 ベント等の情報提供を行うとともに、 「観るスポーツ」 の場の提供など、総合的なスポー 第 増進のため、地域資源を活かした健康保養地プログラムを展開します。 ツ活動の支援を進めます。 第 ②競技力向上に向けた取り組み 2 章 ○ソチ冬季オリンピックでの地元出身選手などの活躍や 2020 年東京オリンピック開催 によるスポーツへの関心の高まりを契機に、伝統あるスキー競技など、全国・世界レベ ルで活躍するトップアスリートの育成を目指し、ジュニアの競技人口の拡大と育成団 第 体への継続的な支援を行います。 章 3 ③スポーツ合宿等の誘致による交流人口の拡大 ○市観光協会と連携し、 「合宿の郷 妙高」 を積極的に PR するとともに、杉野沢トレーニ 第 ど、受け皿となる施設環境を整え、合宿地としての知名度向上と定着化を進め、交流人 4 口の拡大を図ります。 章 ングセンターの利活用に向けた情報発信の強化や池の平スポーツハウス跡地の活用な ○2020年東京オリンピックの国内合宿地を目指し、情報収集と招致に向けた取り組みを 妙高」のブランド力の向上を図ります。 第 進め、 「合宿の郷 章 5 ④スポーツを楽しむ施設の充実 ○既存のスポーツ施設や設備について、計画的な改修・修繕を行うとともに、健康づくり 【施策の目標値】 項 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) スポーツ教室等参加者数 年間延べ参加者数 3,523人 3,700人 スポーツ施設の利用者数 年間延べ利用者数 288,758人 303,200人 全国大会以上出 場者 数 年間出場者数 95人 130人 【関連計画】 ○第3期妙高市総合教育基本計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) 123 6 章 でも生涯にわたってスポーツや運動を楽しむことができる施設の充実を進めます。 第 を推進するため、妙高高原体育館など拠点施設の整備を進め、市民等がいつでも、だれ
まちづくりの大綱 5 基本施策 2 主要施策1 豊かな心と文化を育む・生命地域 創造性豊かな文化のまちづくり 芸術文化の振興 現状と課題 ①妙高芸術祭をはじめとした市民が芸術文化に親しむ事業は、参加者のリピート率が高く 1 絵画や音楽に接し、芸術文化活動の参加につながる取り組みが必要です。 また、芸術文化 章 第 好評を得ています。 しかし、参加者が固定化する傾向にあることから、より多くのかたが 団体の会員数の減少や活動の停滞が見られることから、これら団体の活性化に向けたサ ポート体制の強化が必要となっています。 第 章 2 ②MYOKO ウィンドオーケストラ演奏会や妙高夏の芸術学校など、これまで岡倉天心が創 設に大きく貢献した東京藝術大学と連携して、芸術文化事業を展開してきましたが、引 第 き続き、このつながりを活かしながら、市民が良質な絵画や音楽などの芸術に触れる機 会を創出し、芸術文化意識を育む必要があります。 章 3 ③杉野沢トレーニングセンターや大鹿交流館など、芸術・文化系合宿が可能な施設の整備 第 術文化活動の促進や交流の推進を図る必要があります。 章 4 が進み、多様な創作活動を行うことが可能となったことから、これらの施設を利用した芸 第 章 5 基 本 方 針 ○東京藝術大学などとの連携により良質な芸術事業を推進し、市民主体の芸術文化活動 を活性化させるとともに、妙高の恵まれた自然環境を活かした滞在型の芸術文化事業 を通して、交流人口の拡大を図ります。 第 章 6 MYOKO ウィンドオーケストラ 124
基本施策 2 創造性豊かな文化のまちづくり 施策の内容 ①芸術にふれあう機会の提供と市民主体の芸術文化活動の促進 ○気軽に楽しめる絵画展やコンサート等を開催し、誰もが身近に絵画や音楽に触れるこ とのできる機会を提供するとともに、芸術祭など市民の発表の場の充実をはじめ、芸術 文化団体の活動やイベントを積極的に PR し、 市民の芸術文化活動への参加を促します。 ○地域に密着した芸術文化振興を図るため、妙高文化振興事業団を中核として位置づけ、 第 芸術文化事業の充実をはじめ、 市民団体の活動支援や交流・連携の場づくりを進めます。 章 1 ②大学との連携による良質な芸術事業の推進 ○本市とつながりの深い東京藝術大学や地元に密着した上越教育大学などの高等教育機 第 術文化に対する関心を高めるとともに、 絵画・音楽レベルの向上を図ります。 2 章 関との連携により、質の高い絵画や音楽などの鑑賞機会と学びの場を提供し、市民の芸 ○市観光協会等と連携し、妙高の美しい自然景観を活かした芸術系合宿の誘致や芸術家 3 章 の滞在による交流活動を促進し、 交流人口の拡大を図ります。 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 7,886人 9,000人 滞在型芸術文化事業の参加者数 妙高夏の芸術学校等の参加者数 119人 150人 4 第 妙高芸術祭(四季彩芸術展・市展・ ジュニア展)、 ウインドオーケストラ 等の入場者数 章 大学連携事業の来場者数 第 【施策の目標値】 項 第 ③滞在型芸術事業の促進による交流人口の拡大 章 5 【関連計画】 第 ○第3期妙高市総合教育基本計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) 章 6 125
まちづくりの大綱 5 主要施策 2 豊かな心と文化を育む・生命地域 歴史資産の保護と活用 現状と課題 ①宝蔵院日記の発刊や地元保存会の育成支援などの取り組みを行う中、旧関山宝蔵院庭園 が国の名勝となり学術的価値が高く認められましたが、庭園の損傷が著しく、さらに損 傷が拡大する恐れがあるため、適正な保存管理体制を構築し、その価値の保存とさらな 第 章 1 る向上を図り、確実に後世に継承していくことが求められています。 ②斐太歴史の里は、遊歩道や案内看板等の整備が概ね完了し、既に歴史学習の拠点として 活用されていますが、平成 27 年春に北陸新幹線「上越妙高駅」に隣接する釜蓋遺跡の史 2 遺跡群」としての一体性を明らかにしながら、遺跡群として回遊できる仕組みを構築し 章 第 跡公園やガイダンス施設が開設します。 そのため、これら施設との連携を強化し、 「斐太 ていくことが必要です。 第 章 3 ③これまで本市の街道顕彰団体と連携し、北国街道の普及啓発を図ってきましたが、県内 外で歴史街道への関心が高まってきていることから、関川関所道の歴史館を中核としな がら、 より広域的な視点で歴史街道の価値や魅力を高める必要があります。 第 章 4 ④近年の高齢化や人口減少などを背景に、地域固有の祭りや民俗芸能、古文書などの無形・ 有形の文化財が失われつつあります。 特色ある文化財を保護するために、適正に記録、保 存、 管理し、将来に向けて引き継ぐ環境を整備していく必要があります。 第 章 5 基 本 方 針 ○旧関山宝蔵院庭園や斐太遺跡群、北国街道など本市の特色ある歴史資産を中心に、地域 第 章 6 の宝としての磨き上げを行いながら、歴史学習の場としての活用を進めるとともに、地 域の貴重な文化財を保護活用する取り組みを進め、郷土愛の醸成と交流人口の拡大を 図ります。 126
基本施策 2 創造性豊かな文化のまちづくり 施策の内容 ①関山神社周辺文化財の整備 ○関山神社周辺文化財の掘り起こしや価値の検証を進め、関連する文化財全体の価値を 高めるとともに、旧関山宝蔵院庭園跡については保存管理計画に基づき修復を行い、市 を代表する景勝地としての整備を進めます。 第 ②斐太遺跡群の連携と交流人口の拡大 質で学習効果の高い事業を実施し、地域の歴史を学ぶ場の提供や活用を進めます。ま 1 章 ○斐太遺跡群を構成する上越市の吹上・釜蓋遺跡と連携し、散策ツアーや企画展など、良 た、 「弥生」、 「古墳」、 「戦国」と時代が異なる第一級の史跡が集積する 「斐太歴史の里」 の 第 魅力を発信し、北陸新幹線の開業効果を活かした交流人口の拡大を図ります。 章 2 ③関川関所と歴史街道の活用 歴史街道の持つ新たな魅力の掘り起こしを行い、講演会や散策会などの普及啓発を促 3 章 進するとともに、街道顕彰の核となる道の歴史館の充実や情報発信を通して、交流人口 第 ○佐渡金銀山の世界遺産登録の動きや他の自治体の街道顕彰団体と連携を図りながら、 の拡大を図ります。 第 ④指定文化財等の保護と活用 4 章 ○地域に伝わる文化財の価値を明らかにしながら、新たに文化財指定を行い保護すると ともに、文化財の公開・活用を通して市民の文化財に対する保護意識と地域への関心 第 を高めます。 として有効に活用するため、それら文化財等の適正な記録、保存、管理のあり方や効果 5 章 ○貴重な文化財や民俗資料などを良好な状態で未来に引き継ぎ、地域の歴史を学ぶ素材 的な展示・活用するための基本的な構想をまとめます。 第 項 目 指 標 の 説 明 歴史学習参加者数 斐太・関山・街道事業での散策者・ 学習者 指定文化財数 国・県・市指定文化財数 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 3,178人 4,000人 65件 68件 【関連計画】 ○旧関山宝蔵院庭園保存管理計画 (平成 27 年度~) ○第3期妙高市総合教育基本計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) 127 6 章 【施策の目標値】
まちづくりの大綱 6 自立した地域を創る・生命地域 まちづくりの大綱 6 自立した地域を創る・生命地域 基本施策 1 主要施策1 第 章 1 市民恊働のまちづくり 地域コミュニティの維持・再生 現状と課題 ①少子高齢化や人口減少の進展等により、地域コミュニティ活動が衰退し、その機能が低 下しつつある中、平成 24 年度に「妙高市地域コミュニティ振興指針」を策定し、地域コ ミュニティの維持・再生に向けた対策に取り組むとともに、自治組織活動への財政的支 2 町内会等の一部では、地域住民が主体となった地域課題の解決に向けた活動が始まりま 章 第 援を拡充してきました。 したが、今後も地域リーダーの育成とともに、話し合いや具体的な取り組みについて考 第 章 3 える機会をつくり、 自主的・主体的に取り組む地域を増やしていく必要があります。 ②高齢化の著しい地域では、地域コミュニティの維持や共同作業などが困難になってきて いることから、地域サポート人や地域のこし協力隊を配置して、地域での話し合いや活 第 課題解決を図っていく必要があります。 章 4 動などを支援してきましたが、引き続き、地域が策定した地区振興計画に基づきながら、 ③地域での見守りや、除雪などによる高齢者世帯への日常生活支援が広がりをみせていま 第 章 5 第 章 6 すが、市民、町内会等の自治組織、事業者、行政などの協働により、地域コミュニティが持 つ、 助け合い、支え合いなどの相互扶助機能を向上させていく必要があります。 基 本 方 針 ○地域住民が主体的に地域課題の解決にあたり、地域コミュニティによる共助の力を発 揮するため、市民と行政との協働により、地域の仕組みや支援を強化しながら、助け合 い、支え合える地域コミュニティを再構築し、自らの地域を守り、残していこうとする 思いを形にしていく、妙高発 「地域のこし」 を推進します。 128
基本施策 1 市民恊働のまちづくり 施策の内容 ①町内会等の主体的な活動に向けた支援 〇地域コミュニティ振興指針に基づき、地域点検などを行い、地域課題の把握と解決に向 けた話し合いを促進するほか、振興計画づくりなどの活動支援を拡充させながら、地域 コミュニティ活動の活性化を進めます。 ○町内会役員等への負担軽減のため、行政から地域に対する依頼業務の見直しを進める 第 長会議などを通して、地域コミュニティの重要性を再認識し、組織づくりや共助活動な 1 どの具体的な取り組みを考える機会をつくり、 自主的・主体的な自治活動を促進します。 章 ほか、地域自らも業務を見直し、負担軽減を図る取り組みを働きかけます。 また、町内会 第 ②高齢化率が著しく高い地域等への活動支援 2 章 ○地域の課題を解決するために、地域サポート人による集落巡回や集落維持に向けた話 し合いを促進するほか、地区振興計画に基づく取り組みを支援します。 また、地域のこ よう支援します。 3 章 ○地域内には地域活動、共同作業の担い手が少ないため、近隣集落と連携する仕組みづく 第 し協力隊が集落に定住し、地域活動や生活支援活動の担い手として役割が発揮できる りを進めるほか、地元出身者や地域外の人で組織した応援隊などによる支援活動の促 第 進を図ります。 章 4 ③地域のこしの基盤づくり ○地域の活性化と共助活動を実践するために、住民が相互に支え合う活動や組織づくり 第 を拡大します。 した、 地域を総合的に支える仕組みを検討します。 目 新たな共助活動の取り組みを 始めた地区数 指 標 の 説 明 お助け隊などの日常生活支援の仕組み づくりが行われた地区数 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 10地区 20地区 【関連計画】 ○妙高市地域コミュニティ振興指針 (平成 24 年度~平成 28 年度) 129 6 章 項 第 【施策の目標値】 5 章 ○町内会等の自治組織による活動に加えて、NPO やボランティア、事業者などとも連携
まちづくりの大綱 6 主要施策 2 自立した地域を創る・生命地域 情報共有の推進 現状と課題 ①開かれた市政の実現に向け、市民への情報公開、情報提供を推進し、公文書の開示や附属 機関の会議録公開等を行っていますが、情報公開制度について市民の認知度が低いこと から、 積極的な制度の周知を進める必要があります。 第 章 1 ②市報、ホームページ、妙高チャンネル、メールなどの媒体を通して、市内外への情報発信 を行っていますが、情報の速やかな更新や緊急情報の確実な伝達など情報が確実に提供 される情報発信体制をさらに強化していくことが必要です。また、情報の双方向性を確 第 保するため、市民からも情報を受けることのできる体制を整備する必要があります。 章 2 ③市民ニーズの把握や市の説明責任を果たすために、 「市長への手紙」や「市長と気軽に妙 第 章 3 高トーク」などの広聴システムの運用を行っていますが、若年層の関心が低い状況にあ ります。また、市民による市政への参画として、パブリックコメントを実施しています が、市民全体への浸透が十分ではないことから、制度の周知や意見募集の方法等を工夫 する必要があります。 第 章 4 基 本 方 針 ○市民に対して行政情報をきめ細かく、迅速、確実に発信、提供するとともに、広聴などを 第 章 5 通じた市民の声の把握と情報公開の取り組みにより、市民と行政との協働のための情 報共有を推進します。 第 章 6 市長と気軽に妙高トーク 130 ホームページを活用した情報発信
基本施策 1 市民恊働のまちづくり 施策の内容 ①情報公開の充実 ○市民への説明責任を果たすとともに、市政の透明性を高めるため、情報公開制度に関す る情報や市民に知らせるべき各種行政情報を市報やホームページ等で積極的に提供し ます。 第 ②広報活動の充実 細かい、 迅速、確実な行政情報を提供します。 1 章 ○市報、ホームページ、妙高チャンネル、安心安全メール等の内容の充実とともに、きめの ○情報の双方向性を高め、市民と行政が情報を共有するため、SNS※1 やコミュニティ 第 FM※2 などを活用し、情報発信媒体の多様化を図ります。 章 2 ③広聴活動の充実 るパブリックコメント等の認知度を高めるため、市報やホームページ等での周知を拡 第 ○市民が市に対して気軽に意見や提案ができる「市長への手紙」や市政への参画を促進す 3 章 充します。 ○市民ニーズを迅速かつきめ細かに捉え、事業や施策に反映させていくために、回答が容 章 4 【施策の目標値】 項 目 第 易で集約も迅速にできるインターネットを活用したアンケート調査を導入します。 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) アンケート調査による市民満足度 70.9% 82.0% 第 市民から行政への意見・提案数 市長への手紙、メールなどによる意見・ 提案数 132件 100件 5 章 市からの情報発信内容に関する 市民の満足度 第 章 6 ※1 SNS…P12 を参照 ※2 コミュニティ FM…放送法に規定する基幹放送の一種で、 市町村の一部の地域において放送が行われている超短波放送 131
まちづくりの大綱 6 主要施策 3 自立した地域を創る・生命地域 人権意識の向上 現状と課題 ①本市では平成 21 年度に「妙高市人権教育・啓発推進基本指針」を策定し、人権施策の総 合的、効果的な推進を図るとともに、平成 23 年度には妙高市人権懇話会を設置し、各種 の人権に関する施策に取り組んできました。 その結果、平成 25 年度に実施した人権に関 1 して、 「守られている」と回答した人の割合は 74.2%で、前回 4 年前の調査時よりも 8.4 章 第 する市民意識調査の結果では、 「人権が守られている社会だと思いますか」 との質問に対 ポイント増加し、全体的には人権を取り巻く環境が改善されてきています。しかし、依然 として 18.1%の人が 「守られていない」 との回答をしており、市民一人ひとりに対し、引 第 き続き、意識啓発を図っていく必要があります。 章 2 ②個別分野の人権問題では、女性や子ども、障がい者、高齢者の人権の他、インターネット上で 第 の人権に対する問題意識が高まっており、その対応が求められています。 章 3 基 本 方 針 第 章 4 ○「妙高市人権教育・啓発推進基本指針」や各種の関連計画等に基づき、市民一人ひとり が人権意識を高め、すべての人の人権が尊重される、差別のない明るい社会の実現を目 指します。 第 章 5 第 章 6 朝市での人権啓発活動 132 市内小学校での人権啓発活動
基本施策 1 市民恊働のまちづくり 施策の内容 ①人権教育・啓発の推進と実践 ○学校や職場、家庭、地域などでの人権教育・啓発を推進し、子どもから高齢者まで、市民 一人ひとりが人権について正しく理解し、 考え、 行動できるように努めます。 ②人権尊重のための幅広い施策の推進 第 課題に対応するため、「妙高市人権教育・啓発推進基本指針」や各種の関連計画等に基 1 づき、人権を尊重した幅広い施策を全庁的に推進し、すべての人が差別なく安心して暮 章 ○女性や子ども、障がい者、高齢者の人権の他、インターネット上での人権など多分野の らせる地域づくりに取り組みます。 第 【施策の目標値】 目 指 標 の 説 明 人権に関する市民意識調査の結果 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 74.2% 80.0% 第 人権が守られている社会だと 感じている市民の割合 章 項 2 章 3 【関連計画】 第 ○第2次妙高市人権教育・啓発推進基本指針 (平成 27 年度~平成 31 年度) ○妙高市人権教育・啓発推進実施計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) 章 4 ○「妙高市民の心」推進行動計画 (平成 23 年度~平成 32 年度) ○男女が共にあゆむパートナープラン (平成 23 年度~平成 31 年度) 第 ○妙高市子ども・子育て支援事業計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) ○第3期妙高市総合教育基本計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) 章 5 ○妙高市いじめ防止基本方針(平成 26 年度~) ○第6期妙高市高齢者福祉計画・介護保険事業計画 (平成 27 年度~平成 29 年度) 第 ○第3期妙高市障がい者福祉計画 (平成 24 年度~平成 29 年度) 章 6 133
まちづくりの大綱 6 主要施策 4 自立した地域を創る・生命地域 男女共同参画社会の実現 現状と課題 ①平成 25 年度に実施した市民意識調査では、 「男は仕事、 女は家庭」 という考え方に賛成 ( 「賛 成」 ・ 「どちらかといえば賛成」の計)としている人は5割を超えており、性別による固定 的な役割分担意識が根強く残っています。 そのため、仕事や家事、育児、介護の場など、あ 1 また、 「女性の相談窓口」での相談件数では、暴力につながる DV※1 などの相談が上位を占 章 第 らゆる場面において男女共同参画への意識を高めていくことが必要となっています。 めていることから、 引き続き、相談体制の充実を図る必要があります。 2 は 16.1%であり、 「育児休業の取得」 では母親の 35.0%に対し、父親の取得は 2.3%にとど 章 第 ②市民意識調査では、「ワーク・ライフ・バランス※2」という言葉と内容を知っている人」 まるなど、依然としてワーク・ライフ・バランスに対する意識が低いことから、市民や 第 章 3 地域、 事業所へのさらなる意識啓発を行う必要があります。 ③高齢化や過疎化の進展のほか、単身世帯の増加といった社会経済情勢の変化に対応する ためには、地域や企業においても今まで以上に男女の区別なく能力を発揮する機会が求 第 章 4 第 章 5 められています。そのため、地域や企業での方針決定の段階から女性の意見も取り入れ られるよう、市民や地域、事業所に対して周知を行い、女性の登用について理解を促すこ とが必要です。 基 本 方 針 ○男女が社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における 活動に参画できる機会が確保され、男女ともに責任を分かち合い、支え合う社会の実現 第 を目指します。 章 6 男女共同参画審議会 134
基本施策 1 市民恊働のまちづくり 施策の内容 ①男女共同参画の推進 ○「男は仕事、女は家庭」 という性別による役割分担意識の是正のため、家庭、地域、職場に おける積極的な意識啓発に努め、 男女共同参画社会への理解を促進します。 ○DV やセクシャルハラスメントなど、女性に対する暴力や嫌がらせの根絶のため、被害 防止活動や相談業務の充実に努めます。 第 ○働く男女が互いに家庭生活や地域活動に積極的に参加できるよう、育児、介護等に関す 1 章 ②ワーク・ライフ・バランスの推進 る学習支援や労働関連法などの周知を行うとともに、事業所の理解促進と子育て支援 第 の充実を図りながら、ワーク・ライフ・バランスの推進に積極的に取り組みます。 章 2 ③方針決定の場への女性の参画の拡大 進します。 3 章 ○女性の自主的活動を支援し、幅広い視野を持つ女性リーダーの育成や女性のあらゆる 第 ○多様な考え方を活かすため、職場や地域等での方針決定の場などへの女性の参画を促 分野への参画に努めます。 第 【施策の目標値】 目 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 審議会等委員への女性の登用率 市政への女性の参画状況 26.2% 35%以上 「社会通念・習慣しきたりの中で 男女平等である」と感じている 市民の割合 まちづくり市民意識調査の結果 19.2% 24%以上 4 第 指 標 の 説 明 章 項 章 5 第 【関連計画】 ○男女が共にあゆむパートナープラン (平成 23 年度~平成 31 年度) 章 6 ※1 DV…夫や恋人など親密な関係にある人から振るわれる暴力(ドメスティックバイオレンス) ※2 ワーク・ライフ・バランス…P65 を参照 135
まちづくりの大綱 6 基本施策 2 主要施策1 自立した地域を創る・生命地域 効率的な行財政経営の確立 持続可能な行政経営の推進 現状と課題 ①第 6 次行政改革大綱に基づき、学校給食の調理業務や浄水場等の管理業務の民間委託、公 第 章 1 共施設有効活用・再配置計画の策定などに取り組みました。今後も、民間活力の活用な どに引き続き取り組むとともに、厳しい財政状況や多様化・複雑化する市民ニーズに的 確に応えることのできる、効率的な行政サービスの提供を推進する必要があります。 2 事務事業の見直しに取り組むとともに、市民納得度の向上を図ってきました。 今後も、社 章 第 ② ISO 統合マネジメントシステムや行政評価システムの運用により、継続的な業務改善や 会経済の変化に対応しながら、持続可能で効果的な施策を実施するため、これらの仕組 みを定着化させ、 事業の選択と集中を徹底して進める必要があります。 第 章 3 ③行政サービス水準の維持を図りながら、職員数の適正管理と組織の見直しを進め、第 4 次定員適正化計画の数値目標を上回る職員の削減を行ってきました。今後も、さまざま な課題に柔軟に対応できる組織体制の整備を進めるとともに、今後の社会経済情勢と業 第 務量を踏まえた、職員数の適正化を図る必要があります。 章 4 基 本 方 針 5 中を進めるとともに、職員や組織を効果的に用いることで、市民納得度の高い持続可能 章 第 ○市民ニーズに的確に対応した効率的な行政サービスの提供と徹底した事業の選択と集 な行政経営を推進します。 第 章 6 職員数の推移 (人) 390 380 386 381 379 380 376 定員適正化計画目標値 373 369 370 372 365 360 358 職員数 350 340 0 H22 136 H23 H24 H25 H26 H27
基本施策 2 効率的な行財政経営の確立 施策の内容 ①行政サービスの効率的な提供 ○第7次行政改革大綱に基づき、民間活力の活用や公共施設の有効活用などを進めるこ とにより、行政サービスの効率的な提供を行い、経営的な視点に立った行政運営を行い ます。 ○市民の利便性の向上と効率的な行政経営を目指した社会保障・税番号制度(マイナン 第 構築の検討など、業務の効率化や第 3 次妙高市情報化推進計画に基づく取り組みによ 1 り市民サービスの向上を図ります。 章 バー制度)を導入するほか、光ケーブルを活用した市民と行政との情報共有システムの 第 ②事務事業の改善と選択・集中 2 章 ○ ISO 統合マネジメントシステムに基づき、事務事業における継続的な改善と環境負荷 軽減に向けた取り組みを行い、 市民ニーズに対応したサービスを提供します。 る事業評価を行うことにより、行政課題に的確に対応し、予算編成と連動した事業の選 第 ○行政評価システムに基づき、政策的・財政的な視点と市民による第三者的な視点によ 3 章 択と集中を進め、 効果的で市民納得度の高い事業を展開します。 ○平成 31 年度を目標とした第 5 次定員適正化計画に基づき、人口減少や財政規模の縮 第 ③効果的な行政体制づくり 4 章 小に対応した職員の適正な定員管理を行います。 ○「市民生活の幸福を目指して最大限の力を発揮する職員」を目指すべき職員像とし、目 ○総合計画の実効性を高めるとともに、将来像の実現を図るため、適宜、組織機構の見直 5 章 協働を構築し、まちづくりを企画・実行できる職員の能力開発を進めます。 第 標管理や業務改善を通じて職員の意識改革を図るとともに、研修などにより、市民との しを行うほか、プロジェクトチームなどによる組織の横断的な連携を行い、人口減少対 第 策等の行政課題に適切に対応します。 章 6 【施策の目標値】 項 目 定員適正化計画に基づく職員数 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 定員適正化計画の目標値 365人 324人 【関連計画】 ○妙高市第7次行政改革大綱(平成 27 年度~平成 31 年度) ○第5次妙高市定員適正化計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) ○第3次妙高市地域情報化計画 (平成 27 年度~平成 31 年度) ○妙高市公共施設有効活用・再配置計画 (平成 26 年度~平成 36 年度) 137
まちづくりの大綱 6 主要施策 2 自立した地域を創る・生命地域 健全な財政運営の推進 現状と課題 ①生産年齢人口の減少や景気低迷、地価の下落等により市税収入は減少傾向にある中、課 税調査の充実等を図り、適正な課税に努める必要があります。 また、雇用の不安定化、観 光産業の低迷等により、厳しい納付環境にあることから、納付相談の充実を図り計画的 第 章 1 な納付を促す一方、 滞納整理を促進する必要があります。 ②市税収入の減少が見込まれる中、遊休財産の売却や貸付、寄附金の募集を促進し、税外収 入の確保を図るなど、継続的な財源確保の取り組みを行う必要があります。 第 章 2 ③財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、職員数の減などの人件費削減努力や施設の維 持管理費の見直し・削減により、良好な状態を保っていますが、今後は、市町村合併に対 第 章 3 第 章 4 する有利な財政措置が終了することなどから、持続可能で安定的な財政基盤の確立のた め、中期的な財政見通しと計画目標に基づき、将来を見据え、財源確保と歳出削減を図っ ていく必要があります。 ④新規の市債発行(企業会計を含む)の抑制や高利な市債の繰上償還を積極的に行ったほ か、優良債※1 を効果的に有効活用してきたことで、公債費が財政に及ぼす負担を表す指 標である実質公債費比率や将来負担比率が年々改善してきていますが、今後もさらなる 改善を図っていく必要があります。 第 章 5 基 本 方 針 ○税収拡大に向けた税源涵養策の推進や、適正な課税と滞納対策の強化、税外収入の確保 第 章 6 に努め歳入拡大を目指す一方で、歳出面では、徹底した無駄な経費の削減、事業の見直 しや選択と集中を進めるとともに、市債発行の計画的な抑制と繰上償還の実施、優良債 の活用を図ります。 138
基本施策 2 効率的な行財政経営の確立 施策の内容 ①市税収入の安定確保 〇税負担の公平性を確保するため、課税の適正化に努めるとともに、納付環境の充実によ る期限内納付の促進を図る一方、滞納案件の早期解消に向けた対策を強化し、滞納繰越 額の縮減、収納率の向上に取り組みます。 第 ②財源確保の推進 施策を推進するとともに、市有財産の効率的・効果的な活用と不要な財産の処分を進 1 章 ○安定した自主財源を確保するため、産業振興や人口減少対策などの税源涵養のための めるほか、寄附金の確保や有料広告等の募集についても引き続き取り組みます。 第 ③計画的な財政運営 章 2 ○市税の減少や地方交付税の合併支援措置が平成 28 年度以降段階的に縮減される中に とともに、事業の見直しや、選択と集中を進めます。 第 あっても、健全で持続可能な財政運営が行えるよう、徹底した無駄な経費の削減を行う 章 3 ④堅実で効率的な財政運営 極的な繰上償還をはじめ、新規の起債の発行抑制や優良債の効果的な活用を図ります。 第 ○実質公債費比率と将来負担比率の改善と公債費の適正化を図るため、高利な市債の積 章 4 【施策の目標値】 目 指 標 の 説 明 現 況 値( H 2 5 ) 目 標 値( H 3 1 ) 第 項 市税の現年度分収納率の向上 市税の現年度分収納率 95.1% 97%以上 経常収支比率※2 市財政の弾力性を示す指標 80.9% 81%以下 実質公債費比率 毎年の実質的な借金返済負担 の重さを示す指標 11.4% 13%以下 第 将来負担比率 将来負担すべき負債の財政を 圧迫する度合いを示す指標 61.7% 71%以下 6 ※1 優良債…元利償還金の一部が、地方交付税として国から交付される市債 ※2 経常収支比率…経常収支比率が低いほど、財政の弾力性が高く、 逆に高いほど財政が硬直化していることを示すもの。 この比率が 100 になると完全に財政が硬直化していることを示し、100 を超えると、 恒常的に必要な経費が収入でまかなえて いない状態になっていることを示す 139 章 ○財政計画(平成 27 年度~平成 31 年度) 章 【関連計画】 5
資料編 ●策定経過 ●策定体制 ●妙高市まちづくり市民意識調査結果 ●ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 ●施策の目標値の設定根拠 ●策定委員名簿 140
資料編 策 定 経 策定経過 過 ≪平成 25 年度≫ ●交流都市アンケート調査の実施 4月 26 日~5月 31 日 ○対象人数:妙高ファン倶楽部の会員、東京都板橋区・大阪府吹田市・ 愛知県北名古屋市の行政職員 8,576 人 ○回答人数:1,371 人 (回答率 15.99%) ●まちづくり市民意識調査の実施 5月 7日~ 31 日 ○対象人数:市民 3,500 人 ○回答人数:1,469 人 (回答率 41.97%) ●第1回総合計画庁内策定委員会 8月 8日 ○策定基本方針、 体制、スケジュール ○まちづくり市民意識調査の結果 等 ●第1回総合計画審議 8月 22 日 ○総合計画の諮問 ○計画策定の基本方針、 体制、策定スケジュール ○まちづくり市民意識調査等の結果報告 等 ●第2回総合計画庁内策定委員会 11 月 29 日 ○第1次総合計画の評価 ○第2次総合計画 (基本構想)について ●第2回総合計画審議会 12 月 11 日 ○第1次総合計画の評価 ○第2次総合計画の施策体系の検討 等 ●第3回総合計画庁内策定委員会 1月 28 日 ○第1次総合計画の評価 ○第2次総合計画 (施策体系)について 2月 5日 2月 25 日 ●第3回総合計画審議会 ○第2次総合計画の施策体系の検討 等 ●妙高高原・妙高地域審議会 ○第2次総合計画の策定状況について (報告) ●3月議会全員協議会にて報告 2月 28 日 ※第2次総合計画の概要、 取り組み状況、 審議会などでの確認事項、 今後の予定 を報告 ※その他、 庁内プロジェクトチーム会議を5回開催 141
資料編 策定経過 ≪平成 26 年度≫ ●第4回総合計画庁内策定委員会 5月 26 日 ○第2次総合計画の全体構成(案)について ○施策の展開 (案)について ●第5回総合計画庁内策定委員会 資料編 6月 10 日 ○第2次総合計画の構成 (案)及び体系図(案) について ○第2次総合計画 (案)について ●第4回総合計画審議会 ○第2次総合計画の構成 (案) ○ 6月 16 日 〃 体系図 (案) ○第2次総合計画 (案) ・総合計画の概要 (趣旨、構成と期間、現状と課題) ・将来像と重点プロジェクト (基本理念、将来像、重点プロジェクト) ・定住人口と交流人口の目標 7月 3日 7月 18 日 ●第6回総合計画庁内策定委員会 ○定住人口及び交流人口の目標、 土地利用計画、財政計画 ●妙高高原・妙高地域審議会 ○第2次総合計画の策定状況について (報告) ●第5回総合計画審議会 ○第2次総合計画 (案) 7月 30 日 ・土地利用計画 ・財政計画 ・個別計画 ●第6回総合計画審議会 8月 8日 ○第2次総合計画 (案) ・個別計画 9月 1日 ●9月議会全員協議会にて報告 ※これまでの策定状況と今後のスケジュールを報告 ●妙高市議会議員倶楽部勉強会 11 月 19 日 ※主要施策を除く総合計画 (案) の概要を説明 ●第7回総合計画審議会 ○第2次総合計画 (案) 12 月 3日 142 ●12 月議会全員協議会にて報告 ※第2次総合計画 (案) の概要を説明
資料編 策定経過 ●パブリックコメント (32 日間実施) 12 月 15 日~1月 15 日 ○提出意見 3件(1人) ○計画への反映 0件 ●市民公開プレゼンテーション(妙高地域) 22名参加 1月 9日 ●市民公開プレゼンテーション(妙高高原地域) 20名参加 1月 10 日 ●市民公開プレゼンテーション(新井地域) 16名参加 1月 21 日 資料編 1月 8日 ●妙高高原・妙高地域審議会 ○第2次総合計画 (案)の報告 ●第8回総合計画審議会 2月 3日 ○第2次総合計画 (案) ○答申 2月 16 日 ●臨時議会にて議決 ※その他、 庁内プロジェクトチーム会議を4回開催 143
資料編 策定体制 策 定 体 制 総合計画 市議会 資料編 議決 審議会 提案 諮問 庁内策定体制 市 答申 長 庁内策定委員会 策定プロジェクトチーム ツーリズム推進本部 ○エコツーリズム ○グリーンツーリズム ○ヘルスツーリズム ○アート&カルチャーツーリズム ○産業・環境部会 ○健康・福祉・教育部会 ○生活・行政部会 庁内各課・局(全職員) 事 務 局(企画政策課) 意見 提案 意見 提案 外部意見 市民参画 ○関係機関・有識者 ○まちづくり市民意識調査 ○その他 ○市民公開プレゼンテーションの開催 ○意見・提案の募集(パブリックコメント) ○その他 144 意見 提案 妙高高原地域審議会 妙高地域審議会
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 妙高市まちづくり市民意識調査結果 1 .調 査 の 概 要 (1) 目的 第2次妙高市総合計画の策定に向けて、市政の満足度や重点を置くべき施策分野等 資料編 を把握するため、まちづくり市民意識調査を実施する。 (2) 実施期間:平成 25 年5月7日(火) ~5月 31 日 (金) (3) 調査内容 ①調査対象:市内在住の 15 歳以上の市民3, 500人 (無作為抽出) ②調査方法:紙ベースによりアンケート用紙を送付し、郵送またはインターネットに よる回答 ③調査項目 ・基本的属性等(性別、年齢、職業等) ・市の 「魅力」と 「住みよさ」 ・市が目指すべき「将来像」 ・総合計画の施策別 (細分類 63 項目) の満足度と重要度等 ・その他 (各課の取り組み等) (4)回答状況 ・配付数 :3, 500人 ・回答人数:1, 469人 ・回答率 :41. 97% (5)その他 ・集計表は、小数第2位を四捨五入して算出した。 したがって、回答比率を合計しても 100%にならない場合がある。 145
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 2 .基 本 的 属 性 等 (1)あなた自身のことをお伺いします。 (問1) ア) 性別 ア)あなたの性別は 無回答 5.9% 資料編 男性 44.0% 女性 50.0% ・ 「男性」が 44.0%、 「女性」が 50. 0%で、 「女性」 の割合が高くなっている。 イ) 年齢 イ)あなたの年齢 無回答 3.3% 10 歳代 3.9% 20 歳代 6.1% 30 歳代 8.8% 70 歳以上 27.7% 40 歳代 11.8% 60 歳代 22.2% 50 歳代 16.1% ・年齢構成をみると、 「30 代」が 8. 8%、 「40 代」が 11. 8%、 「50 代」 が 16. 1%、 「60 代」が 22.2%、 「70 代以上」27.7%となっており、年齢が高くなる程、 回答率が高くなっている。 146
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 ウ) 職業 ウ)あなたの職業 無回答 3.7% 学生 農林業 5% 資料編 4.4% 製造業 その他 10.3% 10.8% 建設業 6.1% 無職 商業・ サービス業 26.8% 17.3% 公務員・団体職員 家事従事 4.8% 11.2% ・主な職業は、 「無職」が 26.8%と最も割合が高く、 次いで 「商業・サービス業」 が 17. 3%、 「家事従事」 が 11. 2%の順となっている。 エ) 居住年数 エ)居住年数 無回答 4.0% 5 年未満 3.3% 5~9 年 2.9% 10~19 年 10.6% 20~29 年 11.5% 30 年以上 67.7% ・居住年数は、 「30 年以上」が、 67. 7%と最も割合が高く、次いで 「20 ~ 29 年」 が 11. 5%、 「10 ~ 19 年」が 10. 6%の順となっている。 147
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 オ) 居住地域 ①全体 オ)居住地域 無回答 2.7% 妙高地域 10.8% 資料編 妙高高原地域 16.4% 新井地域 70.0% ・居住地域は、 「新井地域」が 70.0%、 「妙高高原地域」が 16.4%、 「妙高地域」が 10.8%となっている。 ②地域別(詳細) 地域別(詳細) 新井 斐太 和田 鳥坂 矢代 水上 原通 上郷 泉 平丸 水原 田口 妙高 関川 杉野沢 田切 新赤倉・東赤倉 二俣 赤倉 池の平 毛祝坂 関山 原通 大鹿 豊葦 七カ字 斑尾 36.6% 8.5% 6.6% 5.9% 4.9% 4.0% 2.0% 1.3% 1.1% 0.6% 0.5% 4.1% 2.6% 2.5% 1.5% 1.3% 1.3% 1.1% 1.0% 0.9% 0.5% 6.6% 2.2% 1.5% 0.1% 0.6% 0.1% ・地域別で回答率が高かったのは、 新井地域では 「新井」 が 36. 6%、 妙高高原地域 では、 「田口」が 4.1%、妙高地域では、 「関山」 が 6. 6%となっている。 148
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 カ) 世代構成 カ)世代構成 無回答 その他 3.7% 3.5% 単身 6.9% 3世代家族 18.7% 夫婦世帯 資料編 29.5% 2世代家族 37.6% ・世代構成は、 「2世代家族」が 37. 6%と最も割合が高く、 次いで、 「夫婦世帯」 が 29.5%、 「3世代家族」が 18. 7%の順となっている。 キ) 住まい キ)住まい 共同住宅 (賃貸) その他 共同住宅 (分譲) 4.6% 1.2% 無回答 2.7% 0.1% 戸建住宅 (賃貸) 1.4% 戸建住宅 (持ち家) 90.0% ・住まいは、 「戸建住宅(持ち家)」が 90.0%と最も割合が高く、次いで、 「共同住宅 (賃貸)」が 4.6%の順となっている。 149
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 ク) 通勤・勤務先 ク)通勤・勤務先 無回答 17.2% その他 妙高市内 4.8% 31.4% 資料編 通勤・通学 していない 上越市内 27.8% 16.9% 長野県内 新潟県内 0.7% 1.2% ・通勤・勤務先は、 「妙高市内」が 31.4%と最も割合が高く、次いで、「通勤・通学 していない」が 27.8%、 「上越市内」が 16.9%の順となっている。 3 .妙 高 市 の「 魅 力 」と「 住 み よ さ 」な ど に つ い て お 伺 い し ま す 。 (1)あなたは、どんなところに妙高市の魅力を感じていますか。 (問2) 市の魅力 妙高山などの雄大な眺望景観がある 緑、水などの自然環境が豊かである 四季の移ろいがある 山の幸や農産物に恵まれて食が豊か 災害や犯罪が少ない 心地よく暮らせる居住空間がある 公害やゴミがなく、まちが清潔 買い物が便利 市民同士で心の通うつきあいがある 歴史や伝統がある 福祉・医療の施設やサービスが整っている 子どもを育てやすい環境が整っている 交通の便がよい 老後も安心して暮らせる 道路や公園など生活基盤が整っている 特に魅力を感じない 観光客が楽しめる所が多い 娯楽やレジャーを楽しむ環境がある 文化施設や文化的な催しがある 行政サービスが充実している 市民の声が活かされている 働く場が整っている 150 0 200 400 600 800 1,000 1,200 回答数
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 ≪回答数のランキング≫ 合 回 答 項 目 妙高山などの雄大な眺望景観がある 緑、水などの自然環境が豊かである 四季の移ろいがある 山の幸や農産物に恵まれて食が豊か 災害や犯罪が少ない 心地よく暮らせる居住空間がある 公害やゴミがなく、まちが清潔 買い物が便利 市民同士で心の通うつきあいがある 歴史や伝統がある 福祉・医療の施設やサービスが整っている 子どもを育てやすい環境が整っている 交通の便がよい 老後も安心して暮らせる 道路や公園など生活基盤が整っている 特に魅力を感じない 観光客が楽しめる所が多い 娯楽やレジャーを楽しむ環境がある 文化施設や文化的な催しがある 行政サービスが充実している 市民の声が活かされている 働く場が整っている 合 計 回 答 数 1,046 950 899 816 646 345 298 232 232 219 180 175 167 153 150 129 97 97 94 65 36 20 7,046 ・市の魅力についての上位は、 「妙高山などの雄大な眺望景観がある」が最も多く、 次いで、 「緑、水などの自然環境が豊かである」 「四季の移ろいがある」 、 「山の幸や 、 農産物に恵まれて食が豊か」 「災害や犯罪が少ない」 、 の順となっている。 ・下位については、 「働く場が整っている」 が最も少なく、 次いで 「市民の声が活かさ れている」、 「行政サービスが充実している」 の順となっている。 (2) 「自分のまち」 として、 妙高市に愛着がありますか。 (問3) ①全体 妙高市への愛着 愛着はない 愛着はあまりない 3.1% 無回答 2.7% 5.7% どちらともいえない 15.9% 愛着がある 44.9% 少し 愛着がある 27.8% ・妙高市への愛着については、 市全体でみると、 「愛着がある」 が 44. 9%で、 「愛着はない」が、 3.1%となっている。 151 資料編 計 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 ②クロス集計(愛着 × 年代別) 妙高市への愛着 3.1% 市全体 44.9% 27.8% 2.7% 15.9% 5.7% 16.2% 6.1% 19.2% 6.6% 5.3% 6.1% 10 代・20 代 39.9% 31.8% 0.0% 0.3% 資料編 30 代・40 代 33.1% 35.4% 2.7% 50 代・60 代 44.6% 29.5% 15.6% 1.2% 2.7% 2.9% 70 代以上 58.5% 20.4% 0.7% 6.9% 14.3% 0.0% 無回答 愛着がある 24.5% 10.2% 少し愛着がある 12.2% 6.1% どちらともいえない 46.9% 愛着はあまりない 愛着がある 少し愛着が ある どちらとも いえない 愛着はあまり ない 愛着はない 愛着はない 無回答 無回答 合 計 市全体 44.9% 27.8% 15.9% 5.7% 3.1% 2.7% 100.0% 10 代・20 代 39.9% 31.8% 16.2% 6.1% 6.1% 0.0% 100.0% 30 代・40 代 33.1% 35.4% 19.2% 6.6% 5.3% 0.3% 100.0% 50 代・60 代 44.6% 29.5% 15.6% 6.9% 2.7% 0.7% 100.0% 70 代以上 58.5% 20.4% 14.3% 2.9% 1.2% 2.7% 100.0% 無回答 24.5% 10.2% 12.2% 6.1% 0.0% 46.9% 100.0% ・年代別にみると、 「愛着がある」 と答えた割合が一番高かった年代は、 「70 代以上」 で、58.5%となっており、 「 愛着はない」と答えた割合が一番高かった年代が、 「10 代・20 代」で 6.1%となっている。 ③クロス集計(愛着 × 地域別) 妙高市への愛着 3.1% 市全体 44.9% 27.8% 15.9% 新井地域 45.5% 29.3% 15.3% 3.3% 妙高高原地域 27.4% 19.9% 妙高地域 21.4% 2.5% 無回答 愛着がある 152 15.0% 少し愛着がある 15.0% 15.7% 1.2% 5.4% 1.3% 52.8% 1.3% 5.3% 3.7% 42.3% 2.7% 5.7% 0.0% 8.8% 0.0% 10% どちらともいえない 57.5% 愛着はあまりない 愛着はない 無回答
資料編 愛着がある 妙高市まちづくり市民意識調査結果 少し愛着が ある どちらとも いえない 愛着はあまり ない 愛着はない 無回答 合 計 市全体 44.9% 27.8% 15.9% 5.7% 3.1% 2.7% 100.0% 新井地域 45.5% 29.3% 15.3% 5.3% 3.3% 1.3% 100.0% 妙高高原地域 42.3% 27.4% 19.9% 5.4% 3.7% 1.2% 100.0% 妙高地域 52.8% 21.4% 15.7% 8.8% 1.3% 0.0% 100.0% 無回答 15.0% 15.0% 10.0% 2.5% 0.0% 57.5% 100.0% ・地域別にみると、 「愛着がある」と答えた割合が一番高かった地域は、 「妙高地域」 で、52.8%となっており、 「 愛着はない」と答えた割合が一番高かった地域が、 資料編 「妙高高原地域」で 3.7%となっている。 (3)あなたにとって妙高市は住みやすいところだと思いますか。 (問4) ①全体 住みやすさ 無回答 2.5% わからない 4.7% 住みにくい 6.9% 住みやすい 19.9% どちらかといえば 住みにくい 15.6% どちらかといえば 住みやすい 50.5% ・住みやすさについては、市全体でみると、 「住みやすい」 が 19. 9%となっており、 「住みにくい」が、6.9%となっている。 ②クロス集計(住みやすさ × 年代別) 住みやすさ 4.7% 市全体 19.9% 50.5% 15.6% 2.5% 6.9% 0.7% 10 代・20 代 24.3% 43.2% 12.8% 10.8% 8.1% 5.0% 30 代・40 代 18.9% 50.3% 17.5% 7.9% 50 代・60 代 16.5% 54.2% 17.2% 7.5% 3.7% 4.2% 70 代以上 24.1% 52.3% 4.1% 無回答 住みやすい 16.3% 16.3% どちらかといえば 住みやすい 0.9% 1.5% 12.8% 0.0% 16.3% どちらかといえば 住みにくい 5.2% 0.3% 46.9% 住みにくい わからない 無回答 153
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 住みやすい どちらかといえば どちらかといえば 住みやすい 住みにくい 住みにくい わからない 無回答 合 計 市全体 19.9% 50.5% 15.6% 6.9% 4.7% 2.5% 100.0% 10 代・20 代 24.3% 43.2% 12.8% 10.8% 8.1% 0.7% 100.0% 30 代・40 代 18.9% 50.3% 17.5% 7.9% 5.0% 0.3% 100.0% 50 代・60 代 16.5% 54.2% 17.2% 7.5% 3.7% 0.9% 100.0% 70 代以上 24.1% 52.3% 12.8% 4.2% 5.2% 1.5% 100.0% 無回答 16.3% 16.3% 16.3% 4.1% 0.0% 46.9% 100.0% ・年代別にみると、 「住みやすい」と答えた割合が一番高かった年代は、 「10 代・20 資料編 代」で、24.3%となっており、 「住みにくい」と答えた割合が一番高かった年代が、 「10 代・20 代」で 10.8%となっている。 ③クロス集計(住みやすさ × 地域別) 住みやすさ 4.7% 市全体 19.9% 新井地域 22.7% 50.5% 15.6% 2.5% 6.9% 1.0% 53.4% 12.4% 5.3%5.2% 5.0% 妙高高原地域 11.6% 40.2% 28.6% 2.5% 妙高地域 15.7% 57.2% 0.0% 無回答 住みやすい 12.5% 12.5% どちらかといえば 住みやすい 住みやすい 0.4% 14.1% 15.1% 1.9% 7.5% 0.0% 55.0% 20.0% どちらかといえば 住みにくい 住みにくい どちらかといえば どちらかといえば 住みやすい 住みにくい 住みにくい わからない わからない 無回答 無回答 合 計 市全体 19.9% 50.5% 15.6% 6.9% 4.7% 2.5% 100.0% 新井地域 22.7% 53.4% 12.4% 5.3% 5.2% 1.0% 100.0% 妙高高原地域 11.6% 40.2% 28.6% 14.1% 5.0% 0.4% 100.0% 妙高地域 15.7% 57.2% 15.1% 7.5% 2.5% 1.9% 100.0% 無回答 12.5% 12.5% 20.0% 0.0% 0.0% 55.0% 100.0% ・地域別にみると、 「住みやすい」と答えた割合が一番高かった地域は、 「新井地域」 で 22.7%となっており、 「住みにくい」と答えた割合が一番高かった地域は、 「妙 高高原地域」で 14.1%となっている。 「妙高高原地域」の回答は、他の地域に比べ て、高い割合となっている。 154
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 (4) あなたは、今後も、妙高市に住み続けたいと思いますか。 (問5) ①全体 無回答 3.4% 市外に移り住みたい 定住意向 10.6% 市内のほかの地区に 移り住みたい 3.7% 資料編 ずっと 住み続けたい 49.6% しばらくは住むが、 将来はわからない 32.7% ・定住意向については、市全体でみると、 「ずっと住み続けたい」 が 49. 6%で、 「市外 に移り住みたい」 が 10. 6%となっている。 ②クロス集計(定住意向 × 年齢別) 定住意向 3.7% 市全体 49.6% 32.7% 3.4% 10.6% 0.7% 2.0% 10 代・20 代 19.6% 66.2% 11.5% 4.3% 30 代・40 代 38.1% 1.3% 47.0% 9.3% 0.7% 3.2% 50 代・60 代 53.1% 31.3% 11.7% 4.7% 70 代以上 67.1% 4.1% 無回答 ずっと住み続けたい 3.9% 15.2% 9.1% 4.1% 26.5% 14.3% 51.0% しばらくは住むが、 将来はわからない 市内のほかの地区に 移り住みたい 市外に移り住みたい ずっと住み 続けたい しばらくは住むが、 市内のほかの地区 将来はわからない に移り住みたい 市外に移り 住みたい 無回答 無回答 合 計 市全体 49.6% 32.7% 3.7% 10.6% 3.4% 100.0% 10 代・20 代 19.6% 66.2% 2.0% 11.5% 0.7% 100.0% 30 代・40 代 38.1% 47.0% 4.3% 9.3% 1.3% 100.0% 50 代・60 代 53.1% 31.3% 3.2% 11.7% 0.7% 100.0% 70 代以上 67.1% 15.2% 4.7% 9.1% 3.9% 100.0% 無回答 26.5% 4.1% 4.1% 14.3% 51.0% 100.0% ・年代別にみると、 「 ずっと住み続けたい」と答えた割合が一番高かった年代は、 「70 代以上」 で、 67. 1%となっており、 「市外に移り住みたい」 と答えた割合が一番 高かった年代は、 「50 代・60 代」 で 11. 7%となっている。 155
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 ③クロス集計(定住意向 × 地域別) 定住意向 3.7% 市全体 49.6% 32.7% 3.4% 10.6% 2.0% 3.3% 新井地域 53.8% 32.1% 8.7% 1.2% 妙高高原地域 37.8% 39.0% 6.2% 15.8% 資料編 3.1% 妙高地域 47.2% 2.5% 32.1% 15.1% 4.7% 無回答 67.1% ずっと住み続けたい しばらくは住むが、 将来はわからない ずっと住み 続けたい 市全体 49.6% 3.9% 15.2% 市内のほかの地区に 移り住みたい 9.1% 市外に移り住みたい 無回答 しばらくは住むが、 市内のほかの地区 将来はわからない に移り住みたい 市外に移り 住みたい 32.7% 3.7% 10.6% 3.4% 100.0% 無回答 合 計 新井地域 53.8% 32.1% 3.3% 8.7% 2.0% 100.0% 妙高高原地域 37.8% 39.0% 6.2% 15.8% 1.2% 100.0% 妙高地域 47.2% 32.1% 3.1% 15.1% 2.5% 100.0% 無回答 67.1% 15.2% 4.7% 9.1% 3.9% 100.0% ・地域別にみると、 「 ずっと住み続けたい」と答えた割合が一番高かった地域は、 「新井地域」で 53.8%となっており、 「市外に移り住みたい」と答えた割合が一番 高かった地域は、 「妙高高原地域」で 15.8%となっている。 (4) あなたは、今後も、妙高市に住み続けたいと思いますか。 (問5) ※この質問は、 (4) で「市外又は市内に移り住みたい」 を選んだ方のみ、 回答。 移住したい理由 雪の処理が大変 交通が不便 買い物がしにくい 働く場所がない 公共施設や介護・医療施設が不十分 行政サービスに不満がある 家族が近くにいないので不安 地域に愛着がない 職場や学校から遠い 地域の人間関係が良くない 家の周りの住環境が良くない 子育て環境に不安がある 家族の都合で住み続けられない 仕事の都合で住み続けられない 治安が良くない 95 221 70 52 65 28 27 26 24 15 13 11 11 7 0 回答数 ・移住したい理由は、 「雪の処理が大変」 が最も多く、 次いで、 「交通が不便」 「 、買い物 がしにくい」の順となっている。 156
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 4 .妙高市が目指すべき「将来像」のイメージについてお伺いします。 (問 7) 妙高市が目指すべき「将来像」のイメージ 0 100 200 300 400 500 資料編 安心・安全 福祉 自然 環境 産業 助け合い 生活 健康 快適 教育 活力 心・絆 平和 魅力 防災 文化・歴史 共生 未来 資源 交流 国際 芸術 協働 次代 生涯 連携 情報 循環 自立 創造 戦略 人権 個性 自治 広域 学習 風格 拠点 効率 回答数 ≪回答数のランキング≫ 順位 回答項目 回答数 順位 回答項目 回答数 順位 回答項目 回答数 順位 回答項目 1 安心・安全 459 11 活力 115 21 国際 39 31 戦略 回答数 16 2 福祉 417 12 心・絆 108 21 芸術 39 32 人権 15 3 自然 372 13 平和 94 23 協働 38 32 個性 15 4 環境 273 13 魅力 94 24 次代 37 34 自治 13 5 産業 254 15 防災 88 25 生涯 36 34 広域 13 6 助け合い 242 16 文化・歴史 74 26 連携 31 36 学習 10 7 生活 240 17 共生 47 27 情報 26 37 風格 9 8 健康 228 18 未来 46 28 循環 24 38 拠点 8 9 快適 221 19 資源 44 28 自立 24 39 効率 7 10 教育 163 20 交流 41 30 創造 22 ・将来像のイメージについては、 「安全・安心」 が最も多く、 次いで、 「福祉」 「 、自然」 、 「環境」 「 、産業」 の順となっている。 ・その他(自由記述)として、 「観光」 が 10 件の回答があった。 157
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 5 .妙高市の「まちづくりの満足度・重要度」についてお伺いします。 (問 8) (1) まちづくりの満足度について ※63 主要施策別と 21 の基本施策別に満足度を数値化して比較する。 ※大変満足が2点、 まあ満足が1点、 どちらともいえないが0点、 やや 不満が -1点、大変不満 -2点として計算。 (無回答は除外) 資料編 ①主要施策別の満足度ランキング (上位) 順 位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 項 目 水道・ガスの安定供給 消防・救急体制の充実 生活排水の適正な処理 子どもの安全確保 廃棄物の適正な処理 交通安全の確保 防災体制と災害対策の充実 美しい景観の保全・創造 防犯対策の推進 充実した学習環境の整備 スポーツの振興と施設の整備 市民主体の健康都市づくり 子どもたちを健やかに育む環境づくり 地域での見守り活動の推進 広報・広聴・情報公開の推進 満足度 0.62 0.44 0.35 0.34 0.33 0.31 0.26 0.25 0.23 0.21 0.21 0.20 0.20 0.19 0.18 ・施策別の満足度の上位については、 「水道・ガスの安定供給」 が最も満足度が高く、 高く、次いで、 「消防・救急体制の充実」 、 「生活排水の適正な処理」、 「子どもの安全 確保」 「廃棄物の適正な処理」 、 の順となっている。 ②主要施策別の満足度ランキング (下位) 順 位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 項 目 雇用・労働環境の充実 商業の振興・にぎわいの創出 企業誘致の推進と立地企業の活性化 新幹線効果を活かした地域振興 観光基盤の整備と受入体制の充実 観光情報の全国への発信 地域産品を活かした産業創出 生業として成り立つ農業経営の推進 自然志向型産業の振興 中心市街地の整備 農山村の保全と活用 森林資源の保全と活用 市域を越えた広域観光の推進 交流促進による地域活性化 市内交通の整備 満足度 -0.80 -0.69 -0.61 -0.38 -0.35 -0.31 -0.28 -0.27 -0.27 -0.26 -0.25 -0.24 -0.14 -0.14 -0.11 ・下位については、 「雇用・労働環境の充実」 が最も満足度が低く、 次いで 「商業の振 興・にぎわいの創出」、 「企業誘致の推進と立地企業の活性化」 、 「新幹線効果を活 かした地域振興」、 「観光基盤の整備と受入体制の充実」 の順となっている。 158
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 ③基本施策別の満足度の比較 -0.80 -0.60 -0.40 -0.20 0.00 0.20 0.31 0.29 0.28 0.21 0.06 0.06 0.05 0.04 0.03 -0.02 -0.11 -0.15 -0.23 -0.27 -0.60 安全・安心 生活環境 教育環境 自然環境 教育 子育て環境 生涯学習 保健医療 文化 福祉 都市環境 市民活動等 循環社会 地域社会 国際 行財政 生活基盤 観光 農林業 自然志向型産業 商工業 ④基本施策の満足度ランキング 順 位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 項 目 安全・安心 生活環境 教育環境 自然環境 教育 子育て環境 生涯学習 保健医療 文化 福祉 都市環境 市民活動等 循環社会 地域社会 国際 行財政 生活基盤 観光 農林業 自然志向型産業 商工業 満足度 0.31 0.29 0.28 0.21 0.17 0.15 0.14 0.14 0.13 0.10 0.06 0.06 0.05 0.04 0.03 -0.02 -0.11 -0.15 -0.23 -0.27 -0.60 H21 順位 2 1 3 8 11 10 4 5 9 16 12 7 6 13 15 14 17 20 19 18 21 ・分類別の満足度の上位については、 「 安全・安心」が最も満足度が高く、次いで、 「生活環境」、 「教育環境」の順となっている。 ・下位については、 「商工業」 が最も満足度が低く、 次いで 「自然志向型産業」 「 、農林業」 の順となっている。 159 資料編 0.17 0.15 0.14 0.14 0.13 0.10 0.40
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 (2) 今後のまちづくりの重要度 ※63 主要施策別と 21 の基本施策別に満足度を数値化して比較する。 ※大変重要が2点、 ある程度重要が1点、 どちらともいえないが0点、 あまり 重要でないが -1点、全く重要でないが -2点として計算。 (無回答は除外) ①主要施策別の重要度ランキング (値 1.00 以上掲載) 資料編 順 位 項 目 重要度 1 克雪・利雪対策の推進 1.43 2 雇用・労働環境の充実 1.42 3 子どもの安全確保 1.29 4 保健・医療基盤の充実 1.24 5 高齢者福祉の充実 1.21 6 企業誘致の推進と立地企業の活性化 1.20 7 消防・救急体制の充実 1.20 8 防災体制と災害対策の充実 1.18 9 子どもたちを健やかに育む環境づくり 1.17 10 四季折々の特色ある観光の振興 1.16 11 観光情報の全国への発信 1.16 12 水道・ガスの安定供給 1.16 13 地域全体で子育てするための支援 1.15 14 充実した学習環境の整備 1.14 15 廃棄物の適正な処理 1.14 16 公害防止と化学物質の排出抑制 1.13 17 排水の適正な処理 1.12 18 地域産品を活かした産業創出 1.12 19 豊かな心の育成 1.12 20 健やかな成長を育む教育環境の整備 1.11 21 健全な財政運営 1.10 22 防犯対策の推進 1.09 23 障がい者福祉の充実 1.08 24 観光基盤の整備と受入体制の充実 1.06 25 美しい景観の保全・創造 1.06 26 商業の振興・にぎわいの創出 1.06 27 要保護児童などへの適切な対応 1.05 28 交通安全の確保 1.05 29 疾病予防活動の充実 1.04 30 自然環境の保全と活用 1.03 ・施策別の重要度上位については、 「克雪・利雪対策の推進」が最も重要度が高く、 次いで、 「雇用・労働環境の充実」 、 「子どもの安全確保」 、 「保健・医療基盤の充実」 「高齢者福祉の充実」の順となっている。 160
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 ②基本施策別の重要度の比較 0.00 0.20 0.40 商工業 教育環境 福祉 生活環境 安全・安心 子育て環境 教育 観光 保健医療 都市環境 自然環境 生活基盤 循環社会 行財政 地域社会 農林業 自然志向型産業 文化 市民活動 等 生涯学習 国際 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60 1.50 資料編 1.22 1.15 1.13 1.13 1.12 1.11 1.09 1.08 1.06 1.04 0.92 0.91 0.89 0.84 0.82 0.82 0.58 0.58 0.57 0.48 ③基本施策別の重要度ランキング 順 位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 項 目 商工業 教育環境 福祉 生活環境 安全・安心 子育て環境 教育 観光 保健医療 都市環境 自然環境 生活基盤 循環社会 行財政 地域社会 農林業 自然志向型産業 文化 市民活動 等 生涯学習 国際 重要度 1.50 1.22 1.15 1.13 1.13 1.12 1.11 1.09 1.08 1.06 1.04 0.92 0.91 0.89 0.84 0.82 0.82 0.58 0.58 0.57 0.48 H21 順位 7 12 4 9 17 6 14 3 8 15 1 11 10 13 16 2 5 19 20 18 21 ・分類別の重要度の上位については、 「商工業」が最も重要度が高く、次いで、 「教育 環境」 「福祉」の順となっている。 、 ・下位については、 「国際」が最も重要度が低く、 次いで 「生涯学習」 「市民活動等」 、 の 順となっている。 161
資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果 (3) 満足度と重要度の一覧表 項 目 資料編 ( 1 )四季折々の特色ある観光の振興 ( 2 )市域を越えた広域観光の推進 ( 3 )観光情報の全国への発信 ( 4 )観光基盤の整備と受入体制の充実 ( 5 )生業として成り立つ農業経営の推進 ( 6 )交流促進による地域活性化 ( 7 )農山村の保全と活用 ( 8 )森林資源の保全と活用 ( 9 )企業誘致の推進と立地企業の活性化 (10)地域産品を活かした産業創出 (11)商業の振興・にぎわいの創出 (12)雇用・労働環境の充実 (13)自然志向型産業の振興 (14)道路体系の整備 (15)新幹線効果を活かした地域振興 (16)市内交通の整備 (17)情報通信基盤の整備・活用 (18)自然環境の保全と活用 (19)美しい景観の保全・創造 (20)地球温暖化防止活動の推進 (21)資源循環の促進 (22)環境教育の推進 (23)水環境の保全・創生 (24)廃棄物の適正な処理 (25)生活排水の適正な処理 (26)公害防止と化学物質の排出抑制 (27)中心市街地の整備 (28)潤いある居住環境の整備 (29)水道・ガスの安定供給 (30)克雪・利雪対策の推進 (31)地域全体で子育てするための支援 (32)子どもたちを健やかに育む環境づくり (33)要保護児童などへの適切な対応 (34)豊かな心の育成 (35)健やかな成長を育む教育環境の整備 (36)子どもの安全確保 (37)充実した学習環境の整備 (38)市民主体の健康都市づくり (39)疾病予防活動の充実 (40)保健・医療基盤の充実 (41)高齢者福祉の充実 (42)障がい者福祉の充実 (43)地域での見守り活動の推進 (44)生活困窮世帯の自立促進 (45)生活安定の保障の充実 (46)防災体制と災害対策の充実 (47)消防・救急体制の充実 (48)交通安全の確保 (49)防犯対策の推進 (50)生涯学習の充実 (51) 「妙高市民の心」の活動推進 (52)スポーツの振興と施設の整備 (53)芸術・文化の郷づくり (54)文化財の保護・活用 (55)国際交流の推進 (56)維持が困難な地域コミュ二ティの活性化 (57)自主的・主体的な市民活動の推進 (58)広報・広聴・情報公開の推進 (59)人権擁護の確立 (60)男女共同参画社会の実現 (61)経営的視点での行政活動の推進 (62)自立した行政体制の確立 (63)健全な財政運営 162 満 足 度 平 均 値 0.17 -0.14 -0.31 -0.35 -0.27 -0.14 -0.25 -0.24 -0.61 -0.28 -0.69 -0.80 -0.27 0.14 -0.38 -0.11 -0.09 0.18 0.25 -0.03 0.04 0.05 0.13 0.33 0.35 0.18 -0.26 -0.03 0.62 -0.09 0.14 0.20 0.11 0.16 0.18 0.34 0.21 0.20 0.18 0.03 0.13 0.06 0.19 -0.04 -0.04 0.26 0.44 0.31 0.23 0.14 0.14 0.21 0.09 0.10 0.03 -0.06 0.02 0.18 0.09 0.06 -0.05 -0.02 0.01 重 要 度 順 位 20 51 58 59 56 50 53 52 61 57 62 63 55 25 60 49 48 17 8 41 35 34 27 5 3 16 54 42 1 47 23 13 28 21 19 4 10 12 18 36 26 32 14 43 44 7 2 6 9 24 22 11 30 29 37 46 38 15 31 33 45 40 39 平 均 値 1.16 0.96 1.16 1.06 0.89 0.71 0.81 0.86 1.20 1.12 1.06 1.42 0.82 0.98 0.97 0.93 0.79 1.03 1.06 0.91 0.86 0.87 1.00 1.14 1.12 1.13 0.74 0.87 1.16 1.43 1.15 1.17 1.05 1.12 1.11 1.29 1.14 0.95 1.04 1.24 1.21 1.08 0.87 0.79 0.87 1.18 1.20 1.05 1.09 0.64 0.51 0.62 0.53 0.60 0.48 0.59 0.49 0.63 0.62 0.55 0.75 0.80 1.10 順 位 10 34 11 24 38 52 46 44 6 18 26 2 45 32 33 36 49 30 25 37 43 39 31 15 17 16 51 40 12 1 13 9 27 19 20 3 14 35 29 4 5 23 42 48 41 8 7 28 22 53 61 56 60 57 63 58 62 54 55 59 50 47 21
163 雇用労働 -1 満足度が低い 商業振興 企業誘致 新幹線 自然産業 -0.8 -0.6 -0.4 森林資源 -0.2 1.2 地域コミ 0 0.2 重要度が低い 満足度(横軸) 0 0.2 0.4 国際交流 0.4 廃棄物 生活排水 学習環境 交通安全 子育環境 広報広聴 スポーツ 芸術文化 市民の心 生涯学習 人権擁護 文化財 男女共同 市民活動 0.6 防災対策 地域見守 健康都市 心の育成 資源循環 環境教育 生活保障0.8 自立行政 困窮自立 行政経営 観光振興 子育支援 高齢福祉 重要度平均値(Y=0.948) 重要度が高い 子供安全 公害防止 教育環境 防犯対策 障害福祉 景観保全 保護児童 自然環境 疾病予防 水環境 道路体系 温暖化 1 健全財政 居住環境 情報通信 交流促進 中心市街 農山村 1.4 保健医療 市内交通 克雪利雪 広域観光 農業経営 地域産品 観光発信 観光基盤 総合計画で位置づけられている主要施策(63施策)の満足度と 重要度を問う設問において、大変満足(大変重要)2点、まあ満足 (ある程度重要)1点、どちらともいえない0点、やや不満(あまり 重要でない)-1点、大変不満(全く重要でない)-2点として、施 策ごとに平均値を求め(無回答は除外)、散布図上に描画し、相 関関係を示したもの。 <集計・分析方法> あまり重要とは感じ ないが、満足度を高 め現状評価の向上が 必要である。 重要度が低い 満足度が低い Cゾーン 現状維持分野 施策の推進や改善に 対するニーズが高く、 従来の方向に改善を 検討する必要がある。 重要度が高い 満足度が低い Aゾーン 改善分野 1.6 消防救急 満足度が高い 水道ガス 政策的には成果が現 れている分野であり、 現在の水準を維持す る必要がある。 重要度が高い 満足度が高い Bゾーン 重点維持分野 0.6 現状どおり維持して いくと共に、施策の 重要性も認知しても らう必要がある。 重要度が低い 満足度が高い Dゾーン 維持分野 満足度平均値(X=0.021) 妙高市まちづくり市民意識調査(市民向けアンケート) 主要施策別 重要度と満足度の相関散布図 【ポートフォリオ分析表】 資料編 重要度(縦軸) 0.8 資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果
164 -0.7 自然志向型産業 -0.6 -0.5 -0.4 -0.3 総合計画で位置づけられている基本施策(21施策)の満足度と 重要度を問う設問において、大変満足(大変重要)2点、まあ満足 (ある程度重要)1点、どちらともいえない0点、やや不満(あまり 重要でない)-1点、大変不満(全く重要でない)-2点として、施 策ごとに平均値を求め(無回答は除外)、散布図上に描画し、相 関関係を示したもの。 <集計・分析方法> あまり重要とは感じないが、満足度を高め現状評価の向上が必要である。 重要度が低い 満足度が低い Cゾーン 現状維持分野 満足度が低い 施策の推進や改善に対するニーズが高く、従来の方向に改善を検討する必要がある。 重要度が高い 満足度が低い Aゾーン 改善分野 農林業 -0.2 -0.1 行財政 満足度(横軸) 生活基盤 観光 重要度が高い 1.6 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2 1.4 0 国際 重要度平均値(Y=0.954) 重要度(縦軸) 商工業 資料編 保健医療 子育て環境 自然環境 生活環境 Dゾーン 満足度平均値(X=0.037) 満足度が高い 安全・安心 維持分野 教育 0.1 重要度が低い 0.2 0.3 現状どおり維持していくと共に、施策の重要性も認知してもらう必要がある。 重要度が低い 満足度が高い 生涯学習 市民活動等 保健医療 地域社会 循環社会 都市環境 福祉 教育環境 0.4 重点維持分野 政策的には成果が現れている分野であり、現在の水準を維持する必要がある。 重要度が高い 満足度が高い Bゾーン 妙高市まちづくり市民意識調査(市民向けアンケート) 基本施策別 重要度と満足度の相関散布図 【ポートフォリオ分析表】 資料編 妙高市まちづくり市民意識調査結果
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 1 .調 査 の 概 要 (1) 目的 妙高ファン倶楽部や交流都市の市民 (職員) に対して、アンケート調査を実施し、妙高 本構想及び基本計画の策定の参考とする。 (2) 実施期間:●妙高ファン倶楽部:平成 25 年4月 26 日 (金) ~5月 17 日 (金) ●交流都市:平成 25 年5月 13 日 (月) ~5月 31 日 (金) (3) 調査内容 ①調査対象 ・妙高ファン倶楽部会員(1, 427人) ・交流都市の市 (区)役所職員(板橋区役所職員2,848人、吹田市役所職員3,656人、 北名古屋市役所職員645人) ②調査方法 ・妙高ファン倶楽部:紙ベースによりアンケート用紙を送付し、 郵送またはインター ネットによる回答 ・交 流 都 市 職 員:インターネット (掲示板) による周知・回答 ③調査項目 ・妙高市または周辺の観光地にある自然・観光資源などの認知状況 ・交通関係(北陸新幹線)、国立公園関係、 農業関係等について等 (4)回答状況 ・配付及び周知数:8,576人 ・回 ・回 答 人 答 数:1,371人 率:15.99% ≪内訳≫ 妙高ファン倶楽部 板 橋 区 吹 田 市 北名古屋市 対象人数 1, 427人 2, 848人 3, 656人 645人 回収人数 287人 490人 197人 397人 回 収 率 20. 11% 17. 20% 5. 38% 61. 55% (5)その他:有効回答数のみで集計 (無回答は含まない) 165 資料編 市を訪れる立場から市の認知度と今後のニーズを把握し、第2次妙高市総合計画の基
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 2 .基 本 的 属 性 等 質問1. あなたのことについてお尋ねします。 ①性別 性別(全体) 資料編 女性 32.3% 男性 67.7% 全 体 妙高ファン倶楽部 回答数 % 回答数 % 板 橋 回答数 区 吹 % 回答数 田 市 % 北名古屋市 回答数 % 男 性 920 67.7% 203 73.8% 327 66.7% 161 81.7% 229 57.8% 女 性 438 32.3% 72 26.2% 163 33.3% 36 18.3% 167 42.2% 無回答 13 0.0% 12 0.0% 0 0.0% 0 0.0% 1 0.0% 合 計 1,371 100.0% 287 100.0% 490 100.0% 197 100.0% 397 100.0% ・全体では、 「男性」が 67.7%、 「女性」 が 32.3%となっている。 ・妙高ファン倶楽部では、 「男性」 が 73. 8%、 「女性」 が 26. 2%となっている。 ・板橋区では、 「男性」が 66.7%、 「女性」 が 33. 3%となっている。 ・吹田市では、 「男性」が 81.7%、 「女性」 が 18. 3%となっている。 ・北名古屋市は、 「男性」が 57. 8%、 「女性」 が 42. 2%となっている。 ②年齢 年齢(全体) 2.9% 0.1% 9.2% 10.5% 20.3% 29.0% 28.0% 10 歳代 166 20 歳代 30 歳代 40 歳代 50 歳代 60 歳代 70 歳代以上
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 全 体 妙高ファン倶楽部 回答数 % 回答数 % 板 橋 回答数 区 吹 % 回答数 田 市 % 北名古屋市 回答数 % 10 歳代 1 0.1% 1 0.4% 0 0.0% 0 0.0% 0 0.0% 20 歳代 144 10.5% 3 1.1% 70 14.3% 24 12.2% 47 11.9% 30 歳代 277 20.3% 27 9.5% 112 22.9% 60 30.6% 78 19.7% 40 歳代 383 28.0% 65 22.8% 141 28.8% 57 29.1% 120 30.3% 50 歳代 396 29.0% 69 24.2% 150 30.6% 49 25.0% 128 32.3% 60 歳代 126 9.2% 81 28.4% 16 3.3% 6 3.1% 23 5.8% 70 歳代以上 40 2.9% 39 13.7% 1 0.2% 0 0.0% 0 0.0% 無回答 4 0.0% 2 0.0% 0 0.0% 1 0.0% 1 0.0% 計 287 100.0% 1,371 100.0% 490 100.0% 197 100.0% 397 100.0% 「20 代」が 10.5%、 「30 代」が 20.3%、 「40 代」が 28.0%、 ・全体の年齢構成をみると、 「50 代」が 29.0%、 「60 代」が 9. 2%となっている。 ・全体では、 「50 代」 (29.0%)、妙高ファン倶楽部は、 「60 代」 (28.4%)、板橋区は、 「50 代」 (30.6%)、吹田市は、 「30 代」 (30. 6%) 、 北名古屋市は、 「50 代」 (32. 3%) が、 それぞれ回答率が高くなっている。 3 .観 光 関 係 に つ い て 質問2. あなたは、妙高市を知っていますか。 性別(全体) 知らない 5.6% 名前だけなら 知っている 26.6% 知っている 67.9% 全 回答数 体 妙高ファン倶楽部 % 回答数 % 板 橋 回答数 区 吹 % 回答数 知っている 928 67.9% 274 95.5% 285 58.4% 名前だけなら知っている 363 26.6% 12 4.2% 168 知らない 76 5.6% 1 0.3% 35 無回答 4 0.0% 0 0.0% 2 合 計 1,371 100.0% 287 100.0% 田 市 % 北名古屋市 回答数 % 129 65.8% 240 60.6% 34.4% 48 24.5% 135 34.1% 7.2% 19 9.7% 21 5.3% 0.0% 1 0.0% 1 0.0% 490 100.0% 197 100.0% 397 100.0% ・全体では、 「知っている」が 67.9%、 「知らない」 が 5.6%となっている。 ・個別では、 「知っている」が、妙高ファン倶楽部は、95.5%、板橋区が 58.4%、吹田 市は、 65.8%、北名古屋市は、 60. 6%とそれぞれなっている。 167 資料編 合
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 質問3. あなたは、妙高市または周辺の観光地を訪れたことがありますか。 訪れたことがあるか(全体) ない 40.4% 資料編 ある 59.6% 全 体 妙高ファン倶楽部 回答数 % 回答数 % 板 橋 回答数 区 吹 % 回答数 田 市 % 北名古屋市 回答数 % あ る 814 59.6% 270 94.4% 263 53.9% 110 56.1% 171 43.2% な い 552 40.4% 16 5.6% 225 46.1% 86 43.9% 225 56.8% 無回答 5 0.0% 1 0.0% 2 0.0% 1 0.0% 1 0.0% 合 1,371 100.0% 計 287 100.0% 490 100.0% 197 100.0% 397 100.0% ・全体では、 「訪れたことがある」が 59. 6%、 「訪れたことがない」 は 40. 4%となっている。 ・個別では、 「 訪れたことがある」が、妙高ファン倶楽部は、94.4%と非常に高く、 交流都市は、板橋区が 53.9%、吹田市は 56.1%、北名古屋市は 43.2%とそれぞ れなっている。 質問4.妙高市または周辺の観光地にある自然・観光資源などについて知っていますか。 【自然・景勝地】 自然・景勝地(全体) 0 200 400 600 800 1,000 妙高山 野尻湖 斑尾高原 黒姫高原コスモス園 いもり池 笹ヶ峰高原 火打山 苗名滝 惣滝 森林セラピー基地・ロード 宇棚の清水 その他 168 回答数
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 全 体 妙高ファン倶楽部 回答数 順位 回答数 順位 板 橋 回答数 区 吹 順位 回答数 田 市 北名古屋市 順位 回答数 順位 885 1 275 1 307 1 93 1 210 1 野尻湖 785 2 242 2 284 2 70 3 189 3 斑尾高原 772 3 228 3 273 3 79 2 192 2 黒姫高原コスモス園 271 4 150 8 54 4 21 4 46 4 いもり池 256 5 191 4 30 7 20 5 15 5 笹ヶ峰高原 240 6 170 5 37 6 18 6 15 5 火打山 217 7 160 7 41 5 13 7 3 9 苗名滝 212 8 166 6 25 8 13 7 8 7 惣滝 78 9 65 9 8 10 3 11 2 10 森林セラピー基地・ロード 76 10 51 10 9 9 11 9 5 8 宇棚の清水 49 11 41 11 0 11 6 10 2 10 その他 36 20 9 3 4 3,877 1,759 1,077 350 691 合 計 ・全体でもっとも回答数が多かったのは、 「妙高山」 で、 続いて 「野尻湖」 「斑尾高原」 、 の順になっている。 ・個別の上位は、妙高ファン倶楽部・交流都市ともに、 同じ結果となっている。 【温泉】 温泉(全体) 0 200 400 600 800 1,000 赤倉温泉 池の平温泉 妙高温泉 新赤倉温泉 燕温泉 関温泉 杉野沢温泉 その他 回答数 全 体 妙高ファン倶楽部 回答数 順位 回答数 順位 板 橋 回答数 区 吹 順位 回答数 田 市 北名古屋市 順位 回答数 順位 赤倉温泉 887 1 257 1 268 1 124 1 238 1 池の平温泉 697 2 228 2 196 3 65 3 208 2 妙高温泉 661 3 210 3 209 2 88 2 154 3 新赤倉温泉 363 4 173 6 67 5 55 4 68 4 燕温泉 338 5 189 4 79 4 36 5 34 5 関温泉 280 6 177 5 53 6 30 6 20 6 杉野沢温泉 230 7 163 7 31 7 19 7 17 7 その他 合 計 14 10 3 1 0 3,470 1,407 906 418 739 ・全体でもっとも回答数が多かったのは、 「赤倉温泉」で、続いて「池の平温泉」、 「妙 高温泉」の順になっている。 ・個別の上位は、妙高ファン倶楽部・交流都市ともに、同じ結果となっている。 169 資料編 妙高山
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 【名所・史跡、イベントなど】 名所・史跡、イベントなど(全体) 0 50 100 150 200 250 300 岡倉天心 道の駅あらい 北国街道 資料編 関川関所 艸原祭大かやば焼 エコトレッキング 関山神社 あらいまつり 関山神社火祭り 斐太史跡 その他 回答数 全 体 妙高ファン倶楽部 回答数 順位 回答数 順位 板 橋 回答数 区 吹 順位 回答数 田 市 北名古屋市 順位 回答数 順位 270 1 132 2 75 1 25 2 38 1 道の駅あらい 236 2 154 1 33 3 16 3 33 2 北国街道 196 3 110 3 52 2 12 5 22 3 関川関所 155 4 110 3 21 4 8 6 16 4 艸原祭大かやば焼 123 5 79 5 7 8 27 1 10 6 エコトレッキング 108 6 72 6 9 7 15 4 12 5 関山神社 95 7 70 7 14 5 7 8 4 7 岡倉天心 あらいまつり 73 8 47 8 14 5 8 6 4 7 関山神社火祭り 57 9 44 9 6 9 5 9 2 10 斐太史跡 43 10 37 10 1 10 2 10 3 9 その他 13 10 2 0 1 1,369 865 234 125 145 合 計 ・全体でもっとも回答数が多かったのは、 「岡倉天心」で、続いて「道の駅あらい」、 「北国街道」の順になっている。 「道の駅あらい」。板橋区及び北名古屋市は、 ・個別の上位は、妙高ファン倶楽部では、 「岡倉天心」。吹田市では、 「艸原祭大かやば焼」 となっている。 ・全体及び個別の下位は、 「関山神社火祭り」及び、 「斐太史跡」が、それぞれ低い結 果となっている。 170
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 【スキー場】 スキー場(全体) 0 200 400 600 800 1,000 赤倉温泉スキー場 斑尾高原スキー場 池の平温泉スキー場 資料編 妙高杉ノ原スキー場 妙高スキーパーク 赤倉観光リゾートスキー場 タングラムスキーサーカス 関温泉スキー場 休暇村妙高ルンルンスキー場 回答数 全 体 妙高ファン倶楽部 板 橋 区 吹 田 市 北名古屋市 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 214 1 2 205 2 3 194 3 57 4 57 5 5 43 6 78 4 64 7 46 5 49 6 6 116 4 29 7 22 7 128 7 29 8 28 8 16 8 71 9 7 9 13 9 6 9 赤倉温泉スキー場 779 1 228 1 216 2 121 1 斑尾高原スキー場 733 2 180 4 263 1 85 池の平温泉スキー場 626 3 213 2 154 3 65 妙高杉ノ原スキー場 397 4 186 3 97 6 妙高スキーパーク 334 5 115 8 98 赤倉観光リゾートスキー場 323 6 164 5 タングラムスキーサーカス 297 7 130 関温泉スキー場 201 8 休暇村妙高ルンルンスキー場 97 9 合 計 3,787 1,415 1,044 487 841 ・全体でもっとも回答数が多かったのは、 「赤倉温泉スキー場」 で、 続いて 「斑尾高原 スキー場」、 「池の平スキー場」の順になっている。 ・個別の上位は、ほぼ同じであるが、妙高ファン倶楽部では、 「 杉の原スキー場」も 上位となっている。 171
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 質問5. あなたが、妙高市に対して抱くイメージや期待感についてお尋ねします。 妙高市に抱くイメージや期待感(全体) 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 豊かな自然環境に恵まれたまち ゴルフやスキー、トレッキングなど多くの アウトドアスポーツが楽しめるまち トレッキングルートや森林セラピーロード、豊富な 温泉や安全・安心な食材を活用した健康志向のまち 資料編 のどかな農村景観のもとゆったりとくつろげるまち おいしい食べ物とサービスの良い 旅館・ホテルのあるまち 歴史文化の名所・史跡が豊富なまち 農業体験、昆虫採集、魚釣りなど グリーンツーリズムが盛んなまち 地域の人のふれあいが盛んで、 細やかな人情が生きているまち その他 全 回答数 体 妙高ファン倶楽部 板 橋 区 吹 田 市 北名古屋市 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 豊かな自然環境に恵まれたまち 1,157 1 257 1 398 1 162 1 340 1 ゴルフやスキー、トレッキングなど多くの アウトドアスポーツが楽しめるまち 772 2 174 2 274 2 113 2 211 2 トレッキングルートや森林セラピーロード、豊富な 温泉や安全・安心な食材を活用した健康志向のまち 364 3 110 3 111 3 48 4 95 4 のどかな農村景観のもとゆったりと くつろげるまち 358 4 86 4 105 4 57 3 110 3 おいしい食べ物とサービスの良い旅館・ ホテルのあるまち 280 5 66 5 78 5 48 4 88 5 歴史文化の名所・史跡が豊富なまち 99 6 37 6 35 7 14 7 13 8 農業体験、昆虫採集、魚釣りなどグリーン ツーリズムが盛んなまち 88 7 19 8 39 6 5 8 25 6 地域の人のふれあいが盛んで、細やかな 人情が生きているまち 66 8 26 7 8 8 17 6 15 7 その他 31 9 13 3 6 3,215 784 1,061 467 903 合 計 ・全体でもっとも回答数が多かったのは、 「豊かな自然環境に恵まれたまち」で、続 いて「ゴルフやスキー、トレッキングなど多くのアウトドアスポーツが楽しめる まち」 、 「トレッキングルートや森林セラピーロード、豊富な温泉や安全・安心な 食材を活用した健康志向のまち」 の順になっている。 ・個別上位は、ほぼ同じであるが、吹田市及び北名古屋市では、 「のどかな農村景観 のもとゆったりとくつろげるまち」 も上位となっている。 172
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 質問6. あなたが、妙高市に観光・交流目的などで訪れる場合、滞在中にどのようなことをしてみた 滞在中にしたいこと(全体) 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 湯治、温泉療養、森林セラピーなどで心と体を癒したい 山の散策やトレッキングなど、 美しい自然景観や農村景観を楽しみたい スキーやキャンプなどの アウトドアスポーツを楽しみたい 資料編 郷土料理を食べたり、農産物や特産品を購入したい 観光スポットを巡りたい 何もしないで、のんびり過ごしたい 動植物などの自然観察を楽しみたい 農業体験や、ふるさと生活体験をしたい 絵画、写真、クラフトなどを楽しみたい 地元の人との会話や交流を楽しみたい その他 全 回答数 体 妙高ファン倶楽部 板 橋 区 吹 田 市 北名古屋市 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 湯治、温泉療養、森林セラピーなどで 心と体を癒やしたい 876 1 158 2 327 1 126 1 265 1 山の散策やトレッキングなど、美しい 自然景観や農村景観を楽しみたい 752 2 184 1 255 2 112 2 201 2 スキーやキャンプなどのアウトドアスポーツ を楽しみたい 617 3 143 3 202 3 99 3 173 3 郷土料理を食べたり、農産物や特産品を 購入したい 498 4 93 4 189 4 71 4 145 4 観光スポットを巡りたい 267 5 47 7 88 6 36 6 96 5 何もしないで、のんびり過ごしたい 260 6 51 6 98 5 43 5 68 6 動植物などの自然観察を楽しみたい 195 7 62 5 61 7 19 7 53 7 農業体験やふるさと生活体験をしたい 66 8 13 9 26 8 9 8 18 8 絵画、写真、クラフトなどを楽しみたい 52 9 29 8 13 10 2 10 8 9 地元の人との会話や交流を楽しみたい 49 10 11 10 26 8 9 8 3 10 その他 19 11 6 0 2 3,651 802 1,291 526 1,032 合 計 ・全体でもっとも回答数が多かったのは、 「湯治、温泉療養、森林セラピーなどで心と体を癒 したい」で、続いて「山の散策やトレッキングなど、美しい自然景観や農村景観を楽しみた い」、 「スキーやキャンプなどのアウトドアスポーツを楽しみたい」の順となっている。 ・個別の上位は、妙高ファン倶楽部・交流都市ともに、 同じ結果となっている。 173
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 質問7. 妙高市の魅力を高め、訪れてみたいと思われるためには、 何が必要だと思いますか。 妙高の魅力づくりに必要なもの(全体) 0 100 200 300 400 500 600 700 800 特産物の紹介や観光キャンペーンの 実施による知名度のアップ 観光パンフレットやインターネットによる 観光・宿泊情報の充実 直通バスの運行による四季折々の パック・ツアーの開催 資料編 安全・安心な食の提供、温泉療養など 健康をテーマにしたツアー企画 市内外でアンテナショップや観光案内所の開設 自然体験・農山村体験・ トレッキングツアーの実施 小学校、中学校の林間学校の開催 (夏の登山やキャンプ、冬のスキーやスノーシュー等) 訪れた人たちをあたたかく迎える おもてなしの体制づくり 観光案内看板や表示板などの充実 大勢の観光客が集い、 交流できるような施設の設備 その他 全 回答数 体 妙高ファン倶楽部 板 橋 区 吹 田 市 北名古屋市 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 特産物の紹介や観光キャンペーンの 実施による知名度のアップ 694 1 89 1 278 1 98 1 229 1 観光パンフレットやインターネットによる 観光・宿泊情報の充実 470 2 80 2 165 2 76 2 149 2 直通バスの運行による四季折々の パック・ツアーの開催 331 3 74 3 116 3 47 3 94 4 安全・安心な食の提供、温泉療養など 健康をテーマにしたツアー企画 305 4 63 5 104 4 39 4 99 3 市内外でアンテナショップや 観光案内所の開設 250 5 56 7 102 5 32 7 60 7 自然体験・農山村体験・トレッキングツアー の実施 245 6 74 3 69 7 36 5 66 5 小学校、中学校の林間学校の開催(夏の登山や キャンプ、冬のスキーやスノーシュー等) 207 7 40 8 70 6 35 6 62 6 訪れた人たちをあたたかく迎える おもてなしの体制づくり 178 8 58 6 56 8 28 8 36 8 観光案内看板や表示板などの充実 88 9 27 9 26 9 7 10 28 9 大勢の観光客が集い、交流できるような 施設の設備 50 10 9 10 17 10 13 9 11 10 その他 65 28 23 8 6 2,883 598 1,026 419 840 合 計 「特産物の紹介や観光キャンペーンの実施に ・全体でもっとも回答数が多かったのは、 よる知名度」で、続いて「観光パンフレットやインターネットによる観光・宿泊情報の 充実」、 「直通バスの運行による四季折々のパック・ツアーの開催」の順になっている。 174
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 4 .交 通 関 係 ( 北 陸 新 幹 線 ) に つ い て 質問8. 妙高市を訪れる場合の主な交通手段を教えてください。 その他 1.0% 高速バス 5.1% 交通手段(全体) 飛行機+電車 1.1% 資料編 電車 25.7% 自動車 67.2% 全 体 妙高ファン倶楽部 回答数 % 回答数 % 板 橋 回答数 区 吹 % 回答数 田 市 % 北名古屋市 回答数 % 自動車 917 67.2% 209 72.8% 281 57.8% 113 57.4% 314 79.5% 電車 351 25.7% 67 23.3% 178 36.6% 53 26.9% 53 13.4% 飛行機+電車 15 1.1% 1 0.3% 4 0.8% 8 4.1% 2 0.5% 高速バス 69 5.1% 8 2.8% 18 3.7% 21 10.7% 22 5.6% その他 13 1.0% 2 0.7% 5 1.0% 2 1.0% 4 1.0% 無回答 6 0.0% 0 0.0% 4 0.0% 0 0.0% 2 0.0% 合 計 1,371 100.0% 287 100.0% 490 100.0% 197 100.0% 397 100.0% ・全体でもっとも割合が高かったのは、 「自動車」 で、 続いて 「電車」 「高速バス」 、 の順 になっている。 質問9. 平成 27 年春に予定される北陸新幹線の開業により、 妙高市最寄り駅となる ( 仮称 ) 上越駅まで東京から約 15 分、中京方面から約 70 分、新大阪から約 50 分の短縮が 見込まれており、 妙高市へのアクセス性が向上します。 あなたは、開業後、新幹線を利用して妙高市を訪れたいですか。 新幹線の利用(全体) 是非訪れてみたい あまり 興味がない 13.2% 19.2% 機会があれば訪れてみたい 67.6% 175
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 全 体 回答数 妙高ファン倶楽部 回答数 % % 板 橋 回答数 区 吹 % 回答数 田 市 % 北名古屋市 回答数 % 是非訪れたみたい 179 13.2% 58 20.8% 43 8.8% 31 15.7% 47 11.9% 機会があれば訪れてみたい 920 67.6% 133 47.7% 368 75.1% 130 66.0% 289 73.4% あまり興味がない 261 19.2% 88 31.5% 79 16.1% 36 18.3% 58 14.7% 無回答 11 0.0% 8 0.0% 0 0.0% 0 0.0% 3 0.0% 合 計 1,371 100.0% 287 100.0% 490 100.0% 197 100.0% 397 100.0% ・全体では、 「是非訪れてみたい」で 13.2%、 「あまり興味がない」は、19.2%となっ 資料編 ている。 5 .国 立 公 園 関 係 に つ い て 質問 10.あなたは、群馬県、長野県、新潟県の3県にまたがる上信越高原国立公園を知って いますか。 国立公園の認知度(全体) 知っている 26.1% 知らない 50.2% 聞いたことが ある 23.7% 全 回答数 体 % % 橋 回答数 区 吹 田 % 回答数 28 市 % 22.8% 108 27.3% 249 63.0% 2 0.0% 23.7% 47 16.4% 124 25.4% 45 50.2% 49 17.1% 264 54.1% 124 0.0% 0 0.0% 2 0.0% 0 0.0% 324 知らない 686 無回答 4 1,371 100.0% 287 100.0% 490 100.0% % 62.9% 20.5% 聞いたことがある 回答数 9.6% 100 26.1% 北名古屋市 38 14.2% 66.6% 357 計 回答数 板 191 知っている 合 妙高ファン倶楽部 197 100.0% 397 100.0% ・全体では、 「知っている」が 26. 1%で、 「知らない」 が 50. 2%となっている。 ・個別では、 「知っている」と答えた割合が、妙高ファン倶楽部が 66. 6%と高いが、 交流都市については、低い傾向となっている。 176
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 質問 11.あなたは、妙高市が上信越高原国立公園の一部に指定されていることを知って いますか。 上信越国立公園の認知度(全体) 知っている 23.6% 資料編 知らない 76.4% 全 回答数 体 妙高ファン倶楽部 % 回答数 % 板 橋 回答数 区 吹 田 % 回答数 市 北名古屋市 % 回答数 % 知っている 321 23.6% 187 65.4% 68 14.0% 29 14.8% 37 9.4% 知らない 1,041 76.4% 99 34.6% 418 86.0% 167 85.2% 357 90.6% 9 0.0% 1 0.0% 4 0.0% 1 0.0% 3 0.0% 無回答 合 計 287 100.0% 1,371 100.0% 197 100.0% 490 100.0% 397 100.0% ・全体では、 「知っている」が 23. 6%で、 「知らない」 が 76. 4%となっている。 ・個別では、 「知っている」と答えた割合が、妙高ファン倶楽部が 65.4%と高いが、 交流都市については低い傾向となっている。 質問 12. 国立公園の中で整備されている施設・設備等について、 何が必要だと思いますか。 国立公園内の施設・設備(全体) 0 100 200 300 400 500 600 700 800 遊歩道や登山道 公衆トイレ 総合案内所 温泉施設 飲食・物販施設 案内看板 スポーツ施設や健康増進施設 わからない 山小屋 スキー場やゴルフ場 その他 回答数 177
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 全 体 妙高ファン倶楽部 板 橋 区 吹 田 市 北名古屋市 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 資料編 遊歩道や登山道 671 1 118 2 281 1 89 2 183 1 公衆トイレ 642 2 123 1 258 2 94 1 167 3 総合案内所 482 3 77 3 180 3 55 5 170 2 温泉施設 412 4 61 5 161 4 63 3 127 4 飲食・物販施設 347 5 37 6 132 6 56 4 122 5 案内看板 345 6 70 4 137 5 39 6 99 6 スポーツ施設や健康増進施設 128 7 17 8 49 7 17 8 45 7 わからない 118 8 4 10 43 8 32 7 39 8 山小屋 95 9 33 7 26 10 16 9 20 10 スキー場やゴルフ場 94 10 12 9 38 9 14 10 30 9 その他 17 4 8 1 4 3,351 556 1,313 476 1,006 合 計 ・全体でもっとも回答数が多かったのは、 「遊歩道や登山道」で、続いて「公衆トイレ」、 「総合案内所」の順になっている。 ・個別の上位は、ほぼ同じであるが、 吹田市では、 「温泉施設」 も上位となっている。 質問 13.あなたは、 国立公園の中でどのようなことをしてみたいですか。 国立公園でしてみたいこと(全体) 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 風景探勝 夏山登山 野鳥観察・動植物観察 スキー・スノーボード ドライブ・ツーリング サイクリング キャンプ 魚釣り 沢登り 冬山散策(クロスカントリースキー等) フィールドスポーツ(テニス等) ゴルフ 冬山登山 ボランティア活動 その他 回答数 178
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 全 体 妙高ファン倶楽部 板 橋 区 吹 田 市 北名古屋市 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 832 1 175 1 324 1 105 1 228 1 夏山登山 403 2 113 2 140 3 60 2 90 6 野鳥観察・動植物観察 391 3 102 3 144 2 38 7 107 2 スキー・スノーボード 324 4 96 4 102 6 50 3 76 7 ドライブ・ツーリング 318 5 52 5 119 4 46 5 101 3 サイクリング 281 6 41 7 110 5 34 8 96 4 キャンプ 258 7 46 6 74 8 47 4 91 5 魚釣り 214 8 39 8 67 9 33 9 75 8 沢登り 197 9 18 10 76 7 44 6 59 9 冬山散策(クロスカントリースキー等) 84 10 39 8 25 11 10 12 10 12 フィールドスポーツ(テニス等) 82 11 6 14 29 10 11 11 36 10 ゴルフ 81 12 16 11 25 11 13 10 27 11 冬山登山 23 13 12 12 6 13 3 14 2 14 ボランティア活動 22 14 10 13 3 14 5 13 4 13 その他 36 18 11 3 4 3,546 783 1,255 502 1,006 合 計 ・全体でもっとも回答数が多かったのは、 「風景探勝」で、続いて「夏山登山」、 「野鳥 観察・動植物観察」 の順になっている。 ・個別の上位は、ほぼ同じであるが、吹田市では、 「スキー・スノーボード」。北名古 屋市では、 「ドライブ・ツーリング」 も上位となっている。 6 .農 業 関 係 に つ い て 妙高市では、独自基準を満たす米(認証米)を認証し、良質な米の産地づくりに取り組んでいます。 【主な認証基準】 ○農薬・化学合成肥料を5割以上低減した栽培 ○農産物検査を受けた一等米 ○玄米タンパク質含有率が 6. 5%以下 (含有率を抑えることで、 おいしさが向上) 質問 14.どれくらいの価格(コシヒカリ5㎏あたり換算、税込)であれば、認証米を購入し ますか。 ( 購入してもよいですか)。 認証米の購入価格(全体) 4,001 円以上 1.3% 購入しない 6.7% 1,500 円以下 4,000 円以下 7.8% 5.1% 3,000 円以下 38.0% 2,000 円以下 41.0% 179 資料編 風景探勝
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 全 回答数 体 妙高ファン倶楽部 回答数 % 板 橋 回答数 % 区 吹 % 回答数 田 市 北名古屋市 回答数 % % 1,500 円以下 106 7.8% 28 10.0% 25 5.1% 22 11.3% 31 7.9% 2,000 円以下 555 41.0% 104 37.3% 205 42.0% 81 41.5% 165 42.1% 3,000 円以下 515 38.0% 108 38.7% 203 41.6% 72 36.9% 132 33.7% 4,000 円以下 69 5.1% 19 6.8% 20 4.1% 8 4.1% 22 5.6% 4,001 円以上でも購入する 18 1.3% 6 2.2% 5 1.0% 2 1.0% 5 1.3% 価格にかかわらず購入しない 91 6.7% 14 5.0% 30 6.1% 10 5.1% 37 9.4% 17 0.0% 8 0.0% 2 0.0% 2 0.0% 5 0.0% 無回答 合 1,371 100.0% 計 490 100.0% 287 100.0% 397 100.0% 197 100.0% 資料編 ・全体でもっとも割合が高かったのは、 「2,000 円以下」で、続いて「3,000 円以下」 の順になっている。 ・個別の上位は、 妙高ファン倶楽部・交流都市ともに、 同じ結果となっている。 質問 15. どこで売られていれば、認証米を購入しますか。 認証米の購入先(全体) 0 200 400 600 800 1,000 スーパー・デパート 通販(インターネット・カタログ) 生産者直販 重視しない 米穀店 コンビニ その他 全 スーパー・デパート 体 妙高ファン倶楽部 区 吹 回答数 順位 回答数 順位 回答数 板 橋 順位 回答数 田 順位 市 回答数 北名古屋市 順位 863 1 152 1 339 1 129 1 243 1 2 通販(インターネット・カタログ) 257 2 72 3 93 2 33 2 59 生産者直販 225 3 79 2 62 3 33 2 51 3 重視しない 126 4 5 6 48 4 25 4 48 4 米穀店 109 5 22 4 25 5 16 5 46 5 コンビ二 50 6 9 5 22 6 7 6 12 6 その他 58 16 26 4 12 1,688 355 615 247 471 合 180 回答数 計
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 質問 16. あなたは、 農村地域で、どのような体験活動をしてみたいですか。 農村地域でしたい体験活動(全体) 0 100 200 300 400 500 600 700 800 地域の名物料理の食べ歩き 直売所等でのお買い物巡り 農産物の収穫体験 資料編 地域食材を使った調理体験 民芸品づくりなど地域の文化体 棚田や森など、環境保全体験 農村地域の人とのふれあい民泊 農作業や雪かきなど田舎ぐらし体験 わからない 荒廃農地を再生する花畑植栽体験 その他 回答数 全 体 妙高ファン倶楽部 板 橋 区 吹 田 市 北名古屋市 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 回答数 順位 地域の名物料理の食べ歩き 685 1 126 1 238 1 107 1 214 1 直売所等でのお買い物巡り 515 2 109 2 189 2 65 2 152 2 農産物の収穫体験 360 3 50 3 156 3 60 3 94 3 地域食材を使った調理体験 227 4 45 4 70 4 32 4 80 4 民芸品づくりなど地域の文化体 202 5 32 8 67 5 23 5 80 4 棚田や森など、環境保全体験 146 6 33 6 61 6 17 8 35 6 農村地域の人とのふれあい民泊 135 7 44 5 41 7 18 7 32 7 農作業や雪かきなど田舎ぐらし体験 114 8 33 6 40 8 22 6 19 8 わからない 74 9 15 10 28 9 14 9 17 9 荒廃農地を再生する花畑植栽体験 61 10 17 9 26 10 7 10 11 10 その他 合 計 16 4 7 0 5 2,535 508 923 365 739 ・全体でもっとも回答数が多かったのは、 「地域の名物料理の食べ歩き」で、続いて 「直売所等でのお買い物巡り」 「 、農作物の収穫体験」 の順になっている。 ・個別の上位は、妙高ファン倶楽部・交流都市ともに、 同じ結果となっている。 181
資料編 ふるさと妙高に関するアンケート調査結果 質問 17.妙高市には、クラインガルテン ( 簡易宿泊施設付き農園 ) がありますが、利用した いと思いますか。 クラインガルテンを利用したいか(全体) 利用している 0.4% その他 1.8% 利用したい 7.4% 将来的に 利用したい 資料編 わからない 20.5% 37.2% 興味があり 話を聞きたい 18.5% 利用したくない 14.3% 全 回答数 既に利用している(他地域を含む) 5 体 妙高ファン倶楽部 % 回答数 % 0.4% 2 0.7% 板 橋 回答数 3 区 吹 田 % 回答数 0.6% 0 市 % 北名古屋市 回答数 0.0% 0 % 0.0% 利用したい 100 7.4% 32 11.4% 26 5.3% 16 8.2% 26 6.6% 将来的に利用したい 279 20.5% 67 23.8% 91 18.6% 36 18.6% 85 21.5% 興味があり話を聞きたい 251 18.5% 43 15.3% 100 20.4% 43 22.2% 65 16.4% 利用したくない 194 14.3% 48 17.1% 69 14.1% 22 11.3% 55 13.9% わからない 506 37.2% 79 28.1% 191 39.1% 77 39.7% 159 40.2% そ の 他 25 1.8% 10 3.6% 9 1.8% 0 0.0% 6 1.5% 無 回 答 11 0.0% 6 0.0% 1 0.0% 3 0.0% 1 0.0% 合 計 1,371 100.0% 287 100.0% 490 100.0% 197 100.0% 397 100.0% ・全体では、 「利用したい」が 7. 4%、 「利用したくない」 が 14. 3%となっている。 ・全体でもっとも割合が高かったのは、 「将来的に利用したい」で 20.5%となって いる。 182
資料編 施策の目標値の設定根拠 施策の目標値の設定根拠 【まちづくりの大綱1】にぎわいと活気あふれる・生命地域 四季を通じた観光誘客の推進 項 目 指標の説明 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 596 万人 660 万人 北陸新幹線の開業や新国立公園の誕生効果を見込み、 約 10% の入込客数の増を目標値とした。 現況値 596 万人 ×110%≒660 万人 外国人観光入込客数 外国人の年間観光入込客数 (延べ宿泊客数) 19,570 人 30,000 人 今後の宿泊客数の伸びを考慮し、6 年で 50%(年 10%)の増を 目標値とした。 冬季宿泊客 H24:12,728 人→H25:19,570 人 約 53% 増 現況値 19,570 人 ×150%≒30,000 人 現況値 (H25) 目標値 (H31) 1,547 人 2,000 人 妙高ファン倶楽部の会員数の毎年 5%の増を目標値とした。 H24:1,412 人 → H25:1,547 人 前年比 110% 2,209 人 4,000 人 SNS の普及と新幹線開業による妙高市の知名度向上や 積極的な情報提供を図ることから、 6 年で 80% (年 13%) の増を目標値とした。 2,209 人 ×180%≒4,000 人 現況値 (H25) 目標値 (H31) 効果的な観光情報の発信 項 目 指標の説明 妙高ファン倶楽部の会員数 市外に進学・就職・居住し、 妙高の情報を発信し応援して くれる妙高市のファンの数 SNSの登録者数 ミョーコーさんのツイッター フォロアーとフェイスブック 友達の合計 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 観光客受入体制の充実 項 目 指標の説明 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 観光地としての満足度 県観光地満足度調査における 総合的な満足度の割合 84.9% (H24) 89.0% H24 年度の調査が最新。 県平均が 88.3%であるが、 上越 地域では糸魚川地域が 88.7%と最も高いことから、これを 上回る満足度 (89%)を目標値とした。 二次交通利用者数 「ぶらっと妙高号」の年間延べ 利用者数 10,835 人 12,000 人 北陸新幹線の開業や、 新国立公園の誕生効果を見込み、 乗車人数の約 10% の増を目標値とした。 現況値 10,835 人 ×110%≒12,000 人 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 北陸新幹線の開業や、新国立公園の誕生効果を見込み、 ビジターセンター入館者数の約 10%の増を目標値とした。 現況値 99,980 人 ×110%≒110,000 人 観光基盤の整備 項 目 指標の説明 妙高高原ビジターセンター 入館者数 妙高高原ビジターセンターの 年間延べ入館者数 99,980 人 110,000 人 新規施設整備数 拠点施設、景勝地などの新規 整備箇所数 6 カ所 (H21~H25) 7 カ所 現況値 (H25) 目標値 (H31) 赤倉山南麓湿原、 ビジターセンター、 観光案内看板、 焼山避難小屋、妙高山トイレ、苗名滝公衆トイレ、 池の平イベント広場 生業として成り立つ農業経営の推進 項 目 指標の説明 担い手への農地集積率 市内水田面積合計のうち担い手 が耕作している面積の割合 市内農産物直売所の年間 売上額 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 妙高市水田農業ビジョンで H29 年度で 47% を目標と していることを踏まえ、 H31 で 50%を目標値とした。 43.0% 50% 妙高山麓直売センターとまと、 四季彩館ひだなんの年間売上 額の合計 341,712 千円 400,000 千円 指標の説明 現況値 (H25) 目標値 (H31) 746ha 780ha H26 年度の実績見込数値を基に、中山間直払取組集落等を 対象に実施した聞取調査等による予測面積を目標値とした。 716ha 1,800ha H26 年度の実績見込数値を基に、新たな取組地域を見込み、 目標値とした。 H26 年度:70 ㎥ / 年、H27 ~ H31 年度:125 ㎥ / 年を 目標値とした。 とまと、 ひだなんとも年商 2 億円を目標値とした。 2 億円 ×2 施設=4 億円 農山村の保全と活用 項 目 中山間地域における営農継 続面積 中山間地域等直接支払の対象 農用地面積 優良農地保全面積 多面的機能支払の対象農用 地面積 市産材利用累計実績 市産材の使用材積量 8㎥ 703 ㎥ 指標の説明 現況値 (H25) 目標値 (H31) 農 村 地 域 に お け る交流 人口 ハートランド妙高・地域活性化 施設・直売所利用者数・教育 体験旅行者数・クラインガルテン 妙高の年間延べ利用者数 385,474 人 クラインガルデン妙高利用者 の移住・定住組数 クラインガルテン妙高利用者 の移住・定住した組数 6組 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 都市と農村の交流促進 項 目 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 各施設における H31 年度の利用者目標の合計を目標値とした。 12,500 人(大滝荘)+4,900 人(長沢茶屋)+1,000 人 (深山の里)+21,700 人(友楽里館)+49,000 人(苗名の湯) 449,500 人 +9,400 人(そばの花)+165,000 人(直売センターとまと) +150,000 人(ひだなん)+30,000 人(ハートランド妙高) +6,000 人(クラインガルテン妙高) 12 組 H27 年度より各年 1 組。計 5 組の増を目標値とした。 183 資料編 観光入込客数 県観光動態調査に基づいた、 市全体の観光入込客数
資料編 施策の目標値の設定根拠 企業誘致の促進と市内企業の活性化 項 目 指標の説明 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 事業所数 (従業員4人以上の製造業) 工業統計調査による事業所数 59 事業所 1 年あたり 1 事業所の増を目標値とした。 65 事業所 (1 事業所 ×6 年=6 事業所) 製造品出荷額等総額 (従業員4人以上の事業所) 工業統計調査による製造品出 荷額等の総額 1,043 億円 1,400 億円 現況値 (H25) 目標値 (H31) 製造品出荷額等総額は、リーマンショックにより、H21 年度 に大きく落ち込んだ後も少しずつ下降を続けている。大きな 落ち込み前の数値に戻すのは難しいものの、落ち込み直後 (H21 年度)のレベルに戻すことを目標値とした。 (参考:H21 年度 1,408 億円) 商業の振興とにぎわいの創出 資料編 項 目 指標の説明 中心市街地における空き店 舗数 新井商工会議所による空き店 舗数 7件 妙高あっぱれ逸品の認定品 目数 妙高あっぱれ逸品の認定を受 けた品目数 41 品目 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 1 年あたり 1 件の空き店舗解消を目標値とした。 1 件 (1 件 ×6 年=6 件) 1 年あたり 4 品の認定を目標値とした。 66 品目 (4.2 品 ×6 年≒25 品) 雇用・労働環境の充実 項 目 指標の説明 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 有効求人倍率 ハローワーク上越管内での年間 平均倍率 1.00 倍 1.00 倍 リーマンショックにより落ち込んだ有効求人倍率が、 H25 年度に数字上は求職者がすべて就職することが できる 1.00 倍に回復したため、 その倍率を維持して いくことを目標値とした。 地元就職率 就職した高校生のうち、妙高市・ 上越市の事業所に就職した割合 78.6% 84.6% 毎年 1%の増を目標値とした。 (1%×6 年=6%) U・Iターン情報提供サー ビス登録者数 市外在住者に対するU・Iターン 情報提供サービスの登録者数 64 人 (H26 年 10 月末) 184 人 毎年 20 人の増を目標値とした。 (20 人 ×6 年=120 人) 現況値 (H25) 目標値 (H31) 並行在来線の維持と活用 項 目 指標の説明 妙高はねうまラインの利用 者数 市内有人駅 (新井・関山・妙高 高原) における1日あたりの利 用者数 トキてつサポーターズ クラブの会員数 市内のトキてつサポーターズ クラブの会員登録者数 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 1,748 人 1,620 人 H25 現状値の 93% (開業 5 年後 88%+5% 鉄道とまちの 共生ビジョン推計) を目標値とした。 ※北新井駅は、 鉄道事業者が公表していないため対象外 - 370 人 沿線 3 市の全体目標 3,000 人に占める妙高市民の割合 を目標値とした。 妙高市の人口割合 (12.45%) 現況値 (H25) 目標値 (H31) 地域公共交通の維持 項 目 指標の説明 市営バス・コミュニティ バス利用者数 年間延べ利用者数 コミュニティバス運行路 線数 コミュニティバスの運行する 路線数 41,151 人 43,500 人 4 路線 7 路線 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 今後、 交通弱者が増加してバスの利用増加が見込める ことを考慮して推計した利用者数を目標値とした。 現在、樽本線・大谷桶海線・妙高病院線・長沢線の 4 路線 で運行しているが、今後は新井南部地域等で新たな路線の 運行開始が見込まれるため、3 路線の増を目標値とした。 道路ネットワークの推進 項 目 指標の説明 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 市道の整備率 市道延長に対し整備された市 道の割合 56.4% 57.3% H31 までの整備計画延長 (395,991m+1,000m×6 年)÷ 市道総延長 702,076.5m×100=57.3% H25 までの市道整備延長は 395,991m。 市道整備計画延長は 1,000m/ 年を基本とする。 橋梁修繕率 修繕必要橋梁数に対し修繕さ れた橋梁の割合 11.0% 27.6% H31 までの修繕計画 45 橋 ÷ 修繕が必要な橋梁数 163 橋 ×100=27.6% 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など - 150 世帯 年間 25 世帯の補助事業の活用を目標値とした。 移住・定住の推進 項 目 指標の説明 定住世帯数 住宅取得支援事業により転入 と流出抑制された世帯数 移住定住者数 窓口を通じて移住定住した人数 6人 25 人 H27 ~ H31 の累計 (過去 5 年の平均(4.8 人)×5 年≒25 人) 空き家成約件数 空き家情報登録制度の 成約物件数 2件 10 件 H27 ~ H31 の累計 (過去 5 年の平均 (2.2 件)×5 年≒10 件) 184
資料編 施策の目標値の設定根拠 【まちづくりの大綱2】美しい自然と人が共生する・生命地域 豊かな自然環境の保全と活用 項 目 指標の説明 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 171 万人 188 万人 北陸新幹線の開業や新国立公園の誕生効果を見込み、 約 10% の利用者数の増を目標値とした。 現況値 171 万人 ×110%≒188 万人 938 人 1,200 人 新国立公園の誕生や、新設コースの設定などの効果を見込み、 約 30%の参加人数の増を目標値とした。 現況値 938 人 ×130%≒1,200 人 現況値 (H25) 目標値 (H31) 5 施設 8 施設 3施設の導入を目標値とした。 (さくらこども園、 よつば こども園、 妙高高原体育館) 一般住宅での太陽光発電施設 導入件数 6件 36 件 これまでの最高実績 (H25 年度:4 件) を勘案し、 年度あ たり 5 件を目標値とした。 ※市補助による導入件数の 累計現況値 6 件+ (5 件 ×6 年度)=36 件 焼却処理量 クリーンセンターでの一般廃 棄物(家庭系・事業系)の焼却処 理量 9,961t 8,433t 第 1 次一般廃棄物処理基本計画目標値 (H27) と第 2 次 同計画目標見込値 (H37)の中間数値を目標値とした。 資源化率 一般廃棄物の総排出量のうち 資源化された量の割合 28.7% 32.0% 第 1 次一般廃棄物処理基本計画目標値 (H27) と第 2 次 同計画目標見込値 (H37)の中間数値を目標値とした。 現況値 (H25) 目標値 (H31) 国立公園妙高利用者数 自然公園等利用者数報告書に よる妙高市域の利用者数 エコツアー参加者数 年間延べ参加者数 資源循環のまちづくり 項 目 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 快適な生活環境の確保 項 目 指標の説明 河川における BOD75%基 準の達成度 県・市が行う市内 11 箇所 での水質測定の結果に基づく 環境基準の達成率 地下水位の夏期最高水位 クリーンパートナー登録 団体数 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 100% 100% 県・市が行う市内 11 箇所での水質測定の結果、 全ての 場所でクリアしているため、 現状維持 (100%) を目標値 とした。 新井地域 22 箇所での夏期に おける最高水位の平均値 (地上面を 0 とした深度) -25.37m -21.42m 水創生推進計画の地下水位の夏期における最高水位の 平均値を目標値とした。 クリーンパートナー制度への 登録団体数 16 団体 30 団体 実績に基づき、 年度あたり 2.4 団体を目標値とした。 現況値 16 団体+ (2.4 団体 ×6 年度)≒30 団体 現況値 (H25) 目標値 (H31) 良質な住環境づくり 項 目 指標の説明 木造住宅の耐震化率 木造住宅に占める新耐震基準 適合住宅の割合 66.1% 87.0% 市営住宅の集約化 市営住宅の団地数 6 団地 5 団地 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 県が策定している耐震改修促進計画で定められた数値を 目標値とした。 ※木造住宅全体 14,069 世帯の内 12,240 世帯の耐震化を目指す。 横町、 高柳住宅 (2 号棟) を中川住宅に集約し、5 団地と することを目標値とした。 克雪対策の充実と利雪の推進 項 目 指標の説明 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 除雪支部長アンケートによる道路除雪の満足度 (良好・ほぼ良好) の 80%以上を目標値とした。 80.0% 道路除雪の満足度は、降積雪量による影響もあるため、 現況値は H24 年度の数値を用いた。 (H25 は小雪のため 84.8%) 道路除雪満足度 除雪支部長によるアンケート 調査の結果 73.0% (H24) 除雪路線延長 機械除雪の実施延長 384.9 ㎞ 387.0 ㎞ H26 以降での道路改良済延長及び市道認定路線延長の 増加分を加えた推計を目標値とした。 流雪溝整備延長 流雪溝の整備延長 59.0 ㎞ 61.3 ㎞ H26 以降での流雪溝整備予定延長を加えた推計を目標値 とした。 現況値 (H25) 目標値 (H31) 生活排水対策の推進 項 目 指標の説明 汚水処理人口普及率 下水道等による汚水処理が可 能な人口の割合 下水道水洗化率 実際に下水道を使用している 人の割合 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 86.1% 87.9% (区域内人口 ÷ 市の総人口)28,549 人 ÷ 32,469 人 94.6% 96.2% 現況値 (H25) 目標値 (H31) (接続・使用している人口 ÷ 区域内人口) 25,071 人 ÷ 26,074 人 ガス・水道の安定供給 項 目 指標の説明 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 白ガス管の更新 総延長に対する更新割合 78.1% 100% 総延長 12.0 ㎞ ÷ 更新済延長 12.0 ㎞ 石綿セメント管の更新 総延長に対する更新割合 86.3% 100% 総延長 11.8 ㎞ ÷ 更新済延長 11.8 ㎞ 簡易水道統合のための配水 管の新設 総延長に対する新設割合 47.1% 100% 総延長 4.6 ㎞ ÷ 新設延長 4.6 ㎞ 185 資料編 再生可能エネルギーの導 入件数 指標の説明 公共施設における再生可能エ ネルギー導入施設数
資料編 施策の目標値の設定根拠 【まちづくりの大綱3】次代を担う子どもが輝く・生命地域 子育て支援の充実 項 目 指標の説明 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 0 歳~ 6 歳の子を持つ世帯 1,100 世帯 (児童手当受給者 から推計)に公務員分(見込み)を加えた人数の 6 割の登録 700 人 を目標値とした。 1,100 人 ×1.1 倍 ×60%≒700 人 (アプリは H26 年度末に運用開始) 資料編 子育て情報等の登録者数 スマートフォンアプリの登録 者数 - 子育て広場利用者の評価 利用者アンケート調査による子育 て広場に満足している人の割合 90.0% 95.0% H25 年度は 90%の高い評価を得ているが、 さらなる内容 の充実を図り 95%の評価を目標値とした。 ファミリーサポートセン ター会員数 まかせて会員(支援を行う会員) の登録者数 102 人 120 人 子育て支援を行う会員の確保に努め、H25 年度の会員数の 約 20%増を目標値とした。 (102 人 ×120%≒120 人) 現況値 (H25) 目標値 (H31) 90.0% 100% - 3,000 人 現況値 (H25) 目標値 (H31) 幼児の教育・保育環境の充実 項 目 指標の説明 保護者の園評価 保護者アンケートによる園運 営に満足している人の割合 認定こども園の子育て支 援事業の利用者数 新設認定こども園の子育て支 援事業の年間延べ利用者数 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など H25 年度は 90%の人から満足の評価を得ているが、 全て の保護者が満足することを目標値とした。 1 日 20 人 ×150 日 (週 3 回) 要保護児童等への適切な支援 項 目 指標の説明 育児不安の解消率 ひばり園利用保護者アンケートに よる育児不安を軽減できた割合 子ども虐待の新規発生 件数 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 85.0% 90.0% 実績は、H24 年度 80%、H25 年度 85% と高い数値であるが、 より高い成果を目標とし 5% 増の 90% を目標値とした。 虐待の新規発生件数 6件 6件以下 H25 年度実績 (6 件) と同数値を目標値とした。 ※虐待予防の啓発に努めることにより、 虐待発生件数を 現状と同程度に抑える。 指標の説明 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 健やかな心と体の育成 項 目 いじめの解消率 いじめが解消された割合 97.3% 100% いじめはすべて解消することを目標値とした。 不登校児童生徒の再登校率 不登校児童生徒が学校復帰した 割合 36.0% 100% 全ての児童生徒を学校復帰させることを目標値とした。 児童生徒の肥満割合 肥満度が 20%以上の児童生徒 数の割合 7.4% 7.0% 毎年 0.06%の減を目標値とした。 (現況値 (H25) の 0.36%減) 現況値 (H25) 目標値 (H31) 98.6% 100% 全小・中学校、 学年で上回ることを目標値とした。 確かな学力の育成 項 目 指標の説明 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 全国標準学力検査(国語) の偏差値 全国標準学力検査の結果が 全国平均を上回る割合 全国標準学力検査 (算数・ 数学) の偏差値 全国標準学力検査の結果が 全国平均を上回る割合 94.2% 100% 全小・中学校、 学年で上回ることを目標値とした。 コミュニティ・スクールの 設置数 地域と連携した学校運営に 取り組む学校数 - 11 校 全小・中学校で設置することを目標値とした。 現況値 (H25) 目標値 (H31) 学習環境の整備 項 目 耐震対策工事の完了校数 小・中学校大規模改修工事 の実施校数 186 指標の説明 吊り天井落下防止対策工事の 完了校数 大規模改修計画に基づく改修 工事延べ実施校数 - 4校 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 7校 H26:新井南小、 新井中央小、高原南小 H27:新井小、 高原北小、高原中 H28:妙高小 23 校 H25…新井小、 高原北小、新井中、 高原中 H26…斐太北小、 姫川原小、高原南小、 妙高小、 新井中 H27…新井中央小、 新井中 H28…斐太北小、 新井北小、新井中央小、 妙高中 H29…新井中央小、 新井南小、新井中、 高原中 H30…新井中央小、 新井南小、高原北小、 高原中
資料編 施策の目標値の設定根拠 【まちづくりの大綱4】健やかで人にやさしい・生命地域 総合的な健康づくりの推進 項 目 指標の説明 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 1 回 30 分・週 2 日以上の運 動を1年以上実施ている人の 割合 46.5% 54.3% がん検診受診率 5 種類のがん検診受診率の 平均値 32.4% 42.8% 胃・大腸・肺・子宮・乳がん検診の受診率の平均値を 目標値とした。H34 年度の目標を 44%としており、H25 の目標値 40.4%に対し、 毎年 0.4%の増とした。 市内病院の常勤医師数 市内病院の常勤医師数 15 人 19 人 市内病院の常勤医師数の過去 5 年間の増員数を基に 目標値を設定した。 現況値 (H25) 目標値 (H31) 2.7% 1.0% 1 人あたり医療費の抑制に向けた各種取り組みにより、 現況値より減少を目標値とした。 医療保険制度等の持続的運営 項 目 指標の説明 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 1人あたりの国民健康保険 医療費の伸び率 過去 5 年間の年間平均伸び率 (診療報酬改定分は除く) 国民健康保険税収納率 現年課税分収納率 95.7% 96.0% 現状に対して若干上回る目標値とした。 ジェネリック医薬品の 使用率 全医薬品におけるジェネリック 医薬品が使用された割合 34.5% 50.0% 概ね毎年、 2.5%の増を目標値とした。 (現況値 (H25) の 15.5% 増) 現況値 (H25) 目標値 (H31) 21.0% 21.0% 6 施設 8施設 ・H26 年度整備:1 施設 (H29) 地域包括ケアシステムの充実 項 目 指標の説明 要介護認定率 被保険者に対する要介護認定 者の割合 認知症高齢者グループホ ームの施設数 認知症高齢者の住まいを提供 する施設の数 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 要介護認定者数 ÷ 高齢者数 認知症高齢者グループホームの施設数 ・第 6 期介護保険事業計画期間(H27 ~ H29 年度):1 施設予定 障がい者の社会参加促進 項 目 指標の説明 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 現況値 (H25) 目標値 (H31) 76 人 100 人 障がい者の社会参加促進のため、 現状より増の毎年4人 の増加を目標値とした。 障がい福祉サービスの利用者数 267 人 320 人 毎年、 約 3.3%の増を目標値とした。 (現況値 (H25) の 20%増) 自立して生活するために、 居住 の場を提供し、 生活支援をする 者の数 24 人 40 人 ・H26 年度整備 (H29) 障がい者地域活動支援セン ター利用者数 障がい者地域活動支援センター を利用する障がい者の人数 障がい福祉サービス利用者数 グループホーム定員数 新たな施設整備による増加 (16 人)を目標値とした。 :8 人 ・H29 年度整備予定:8 人 地域での助け合い、支え合いの推進 項 目 指標の説明 見守りネットワークの取り 組み町内会・集落数 要援護者に対する支え合い体制 を構築した町内会・集落数 シルバー人材センター 会員数 会員登録者数 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 384 人 450 人 11,353 人 (H31 高齢者人口見込) ×4%≒450 人 ※現況では 11,000 人に対し、 3.5%の状況 現況値 (H25) 目標値 (H31) 3人 6人 142 町内会・ 集落 226 町内会・ 見守りネットワークが稼働している町内会・集落数を 集落 目標値とした。 生活保護受給者、生活困窮者の就労による自立促進 項 目 指標の説明 就労支援により自立した者 の数 生活保護に至る前の生活困窮者 で就労支援対策を実施した者の うち、就労した人数 生活保護受給者の保護率 市の推計人口に対する生活保 護受給者の割合 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など H26 年度は、 モデル事業として生活困窮者自立相談支援 事業を立ち上げており、H27 年度から必須事業として実施 することで、 約倍の就労を目標値とした。 0.8% 0.8% 生活保護受給者は、年々増加傾向にある中で、現状維持を (受給者 276 人) (受給者 256 人) 目標値とした。 防災体制の確立 項 目 指標の説明 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 消防団員の充足率 定数 (1,120 人)に対する割合 92.9% 95.0% H26 年度の充足率は 90%と H25 年度よりも下がった。 毎年 1%の増を目標値とした。 自主防災組織による防災 訓練実施率 実践的な訓練を行った自主防 災組織の割合 58.5% 100% 全ての自主防災組織で防災訓練が行われることを目標値 とした。 現況値 (H25) 目標値 (H31) 防犯・交通安全対策の推進 項 目 指標の説明 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 刑法犯罪発生件数 年間発生件数 217 件 200 件 H23…319 件、H24…256 件、H25…217 件と減少傾向で 推移しているため、H31 時点では 200 件を目標値とした。 交通事故発生件数 年間発生件数 91 件 85 件 H23…116 件、H24…102 件、H25…91 件と減少で推移 しているため、H31 時点では 85 件を目標値とした。 187 資料編 運動習慣定着率 1 回 30 分以上の運動(軽く汗をかく)を週 2 日以上、1 年 以上実施している人の割合を目標値とした。 H34 年度の目標を 58%としており、H25 の現況値 46.5% に対し、毎年 1.3%の増とした。
資料編 施策の目標値の設定根拠 【まちづくりの大綱5】豊かな心と文化を育む・生命地域 学びの環境づくり 項 目 指標の説明 社会教育施設利用者数 年間延べ利用者数 子縁活動人材ボランティア 新規登録者数 年間の新規登録者数 現況値 (H25) 152,731 人 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 公民館、総合コミセン、文化ホール、勤研センター、わく わくランドあらい、 妙高高原メッセ、 克雪センター、 関山 154,000 人 ・原通・大鹿センターの H25 年度利用者数実績に大鹿 交流館利用者数(計画値)を加えた数値の維持を目標値 とした。 広報紙による募集や登録者などからの紹介により、 毎年 約 20 人の増を目標値とした。 資料編 69 人 20 人 現況値 (H25) 目標値 (H31) 65.8% 80.0% 今後も啓発活動を継続し、 市民意識調査での認知度 80.0 % を目標値とした。 1,323 件 1,500 件 市内市民活動団体数は頭打ちの状況と考えるが、より高い 目標として、現況値(H25)の約 10%増を目標値とした。 現況値 (H25) 目標値 (H31) 豊かな心の育成と市民主体の地域づくり 項 目 指標の説明 「妙高市民の心」推進運動の 認知度 まちづくり市民意識調査の 結果 市民活動支援センター利用 件数 年間延べ利用件数 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 生涯スポーツの推進と競技スポーツの振興 項 目 指標の説明 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など スポーツ教室等参加者数 年間延べ参加者数 3,523 人 3,700 人 市民の運動習慣の定着とスポーツ活動の支援を積極的に 行うことで、 毎年約 1%の増を目標値とした。 スポーツ施設の利用者数 年間延べ利用者数 288,758 人 303,200 人 市民の運動習慣の定着とスポーツ活動の支援や、市民の 体育施設の利用促進とスポーツ合宿等の誘致を積極的に 行うことで、 毎年約 1%の増を目標値とした。 全国大会以上の出場者数 年間出場者数 95 人 130 人 ジュニア競技やニュースポーツ、 障がい者スポーツへの 支援を行うことで、 毎年約 6 人の増を目標とした。 現況値 (H25) 目標値 (H31) 7,886 人 9,000 人 北陸新幹線の開業や、 新国立公園の誕生効果を見込み、 PR を積極的に行うことで、 現況値 (H25) の約 10%増 を目標値とした。 119 人 150 人 北陸新幹線の開業や、 新国立公園の誕生効果を見込み、 PR を積極的行うことで、 現況値 (H25) の約 10%増を 目標値とした。 現況値 (H25) 目標値 (H31) 3,178 人 4,000 人 北陸新幹線の開業や、佐渡金銀山世界遺産登録に向けた取 り組みによる北国街道を中心とした歴史文化に対する関心 の高まりにより、現況値から毎年 10% の増を目標値とした。 65 件 68 件 概ね 2 年に 1 物件の割合で調査・指定に取り組むこととし、 68 件を目標値とした。 芸術文化の振興 項 目 指標の説明 大学連携事業の来場者数 妙高芸術祭 (四季彩芸術展・ 市展・ジュニア展) 、ウインド オーケストラ等の入場者数 滞在型芸術文化事業の参 加者数 妙高夏の芸術学校等の参加者 数 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 歴史資産の保護と活用 項 目 指標の説明 歴史学習参加者数 斐太・関山・街道事業での 散策者・学習者 指定文化財数 国・県・市指定文化財数 188 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など
資料編 施策の目標値の設定根拠 【まちづくりの大綱6】自立した地域を創る・生命地域 地域コミュニティの維持・再生 項 目 新たな共助活動の取り組み を始めた地区数 指標の説明 お助け隊などの日常生活支援 の仕組みづくりが行われた 地区数 現況値 (H25) 目標値 (H31) 10 地区 20 地区 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 現状の実践地区数を倍増し、 全町内会地区数 (193) の 10 %を目標値とした。 情報共有の推進 項 目 指標の説明 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など アンケート調査による市民満 足度 70.9% 市民からの行政への意見 ・提案数 市長への手紙、 メールなどに よる意見・提案数 132 件 100 件 ・苦情、質問…H25:109 件 → H31:50 件(半減) 市に寄せられた意見等 ・意見、提案…H25: 23 件 → H31:50 件(倍増) 人権意識の向上 項 目 人権が守られている社会だ と感じている市民の割合 指標の説明 人権に関する市民意識調査 の結果 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 74.2% 80.0% 人権に関する市民意識調査の結果 (H30 に実施) 男女共同参画社会の実現 審議会等委員への女性の 登用率 項 目 現況値 (H25) 目標値 (H31) 市政への女性の参画状況 指標の説明 26.2% 35%以上 H26 の現況値 31.8%に対し、 毎年 1%程度の増を目標値 とした。 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 「社会通念・習慣しきたり の中で男女平等である」 と 感じている市民の割合 まちづくり市民意識調査の 結果 19.2% 24%以上 毎年 1%の増を目標値とした。 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 現況値 (H25) 目標値 (H31) 目標値 (H31) の根拠 ※計算式、施設名など 持続可能な行政経営の推進 項 目 定員適正化計画に基づく 職員数 指標の説明 定員適正化計画の目標値 365 人 H26 の職員数 358 人 (一般会計 329 人)※計画策定時 ・技能労務職の退職不補充 (▲12 人) 324 人 ・地方公共団体(市町村)職員数の前年比減少率 (H21 ~ H25 の平均 1.3%) で 5 年間減少させ、 一般 会計職員数 293 人+企業会計等職員数 31 人=324 人 健全な財政運営の推進 項 目 指標の説明 市税の現年度分収納率の向上 市税の現年度分収納率 95.1% 97%以上 市税現年度分の収入済額 ÷ 調定額 経常収支比率 市財政の弾力性を示す指標 80.9% 81%以下 経常経費充当一般財源 ÷ 経常一般財源総額 ×100 県内トップレベルにある現状水準を維持 実質公債費比率 将来負担比率 毎年の実質的な借金返済負担 の重さを示す指標 将来負担すべき負債の財政を 圧迫する度合いを示す指標 11.4% 61.7% 13%以下 実質公債費比率 (3 カ年平均)= (地方債の元利償還金+ 準元利償還金)-(特定財源+元利償還金・準元利償還金 に係る基準財政需要額算入額) ÷ 標準財政規模- (元利 償還金・準元利償還金に係る基準財政需要額算入額) 71%以下 将来負担比率=将来負担額-(充当可能基金額+特定財源 見込額+地方債現在高等に係る基準財政需要額算入見込額) ÷ 標準財政規模-(元利償還金・準元利償還金に係る基準 財政需要額算入額) H25 決算で、普通交付税を一本算定で試算したものであり、 当市が H25 で市町村合併による特例措置が終了した場合 の比率 H25 決算で、普通交付税を一本算定で試算したものであり、 当市が H25 で市町村合併による特例措置が終了した場合 の比率 189 資料編 市からの情報発信内容に 関する市民の満足度 広報・情報化推進アンケートにおいて広報紙を読みやすい 82.0% (読みやすい、まあ読みやすい)と回答したかた(70.9%)を 現況値(H25)とし、毎年 2%の増を目標値とした。
資料編 策定委員名簿 策 定 委 員 名 簿 1. 第2次妙高市総合計画審議会委員 氏 会 副 (順不同・敬称略) 名 所 属 等 副会長 長 宮 下 富 男 妙高地域自治連絡協議会 長 太 田 善 万 妙高市観光協会 員 鈴 木 暁 美 妙高市教育委員会委員 〃 山 川 德 子 妙高市農業委員会委員 〃 佐 藤 一 交 環境省 長野自然環境事務所 妙高高原自然保護官事務所 自然保護官 〃 岡 田 栄 一 妙高文化振興事業団 〃 小 川 喜美子 妙高市食生活改善推進委員の会 〃 片 所 清 和 妙高市社会福祉協議会 〃 竹 田 竜 也 妙高青年会議所 前理事長 〃 長谷 川 新井商工会議所 青年部前会長 〃 飯 吉 和 夫 妙高市防災士(中横山防災士) 〃 岡 田 秀 栄 妙高高原地区区長会 〃 佐 藤 久美子 わくわくランドあらい運営委員会 〃 豊 岡 裕 司 自営業 〃 長 崎 一 男 妙高市社会教育委員 会 資料編 委 アドバイザー 覚 鈴 木 興 次 ( 折笠 昇 ) 上越地域振興局 会長 事務局長 会長 事務局長 顧問 理事長 局長 ( 190 )内は前任者
資料編 策定委員名簿 2. 地域審議会委員 (順不同・敬称略) 妙高高原地域 会 副 妙 高 地 域 内 田 利 夫 川 崎 郁 夫 長 竹 田 英 一 加 藤 正 幸 員 荒 井 金之助 内 田 正 三 〃 太 田 泰 子 岡 本 〃 荻 野 政 雄 後 藤 正 直 〃 黒 澤 努 関 原 順 子 〃 佐 々木 由美子 日 野 正 美 〃 竹 田 博 文 藤 村 洋 子 〃 野 本 和 博 皆 川 栄 子 〃 橋 詰 修 二 望 月 賢 一 〃 古 川 昇 一 豊 岡 〃 山 川 喜 一 渡 邊 会 委 資料編 長 威 直 正 良 191
資料編 策定委員名簿 3. 庁内策定委員会委員 (順不同・敬称略) 職 委 員 氏 名 長 副市長 市 川 達 孝 副委員長 教育長 濁 川 明 男 総務課長長 西 澤 澄 男 〃 財務課長 笹 井 幸 弘 〃 市民税務課長 塚 田 〃 建設課長 岡 田 春 彦 〃 環境生活課長 鹿 住 正 春 〃 福祉介護課長 宮 下 (見波 利 之 淑江) 〃 健康保険課長 見 波 (笠原 淑 江 陽一) 〃 農林課長兼 農業委員会事務局長 〃 観光商工課長 早 津 之 彦 〃 妙高高原支所長 大 野 公 男 〃 妙高支所長 白 倉 (宮下 徳 一 義嗣) 〃 会計課長 山 中 文 〃 ガス上下水道局長 浅 岡 〃 こども教育課長 戸 田 〃 生涯学習課長 山 本 〃 議会事務局長 関 原 敏 明 〃 監査委員事務局長 岡 田 富 彦 〃 新井頸南広域行政組合 環境施設課長 委 資料編 192 名 員 昇 荒 井 修 一 (石橋 尚) 竹 田 (荒井 夫 宏 正 弘 毅 幸 則 修一)
資料編 策定委員名簿 4. 策定プロジェクトチーム (順不同・敬称略) 職 課長補佐 ◎築 田 和 志 (○後藤 芳春 ) 課長補佐 ○岡 田 雅 美 (◎竹田 幸則 ) 総務防災係長 樗 沢 良 也 彦 ( 小林あゆみ ) ( 岡田 辰夫 ) 柴田 潤一 ) 遠藤 郁生 ) 農林課 農業振興係 作 林 武 農林課 農山村振興係 霜 鳥 睦 農林課 農地林政係長 鈴 木 光 観光商工課 観光振興グループ 施設整備担当 長 崎 豪 環境生活課 リサイクル係 岡 田 亜貴子 環境生活課 環境企画係 清 水 要 観光商工課 観光振興グループ 企画宣伝担当 丸 山 裕 治 ( 夫 柳 内 陽 子 政策グループ 寺 島 武 司 ( 企画政策課 政策グループ 斎 藤 課長補佐 誠 ◎久保田 哲 夫 (○松木 博文 ) 福祉介護課 課長補佐 ○岩 澤 正 明 ( 小林 孝幸 ) 健康保険課 課長補佐 吉 越 哲 也 (◎葭原 利昌 ) 課長補佐 岩 銅 健 治 健康づくり係長 松 原 久 子 鈴 木 伸 市 晴美 ) 河村さおり ) 関 聡美 ) 大沢 光紀 ) ) 健康保険課 妙高高原支所 総務防災係長 健康保険課 医療年金係長 植 木 生涯学習課 文化振興係 上 田 生涯学習課 スポーツ振興係 生涯学習課 市民活動支援係 鈴 福祉介護課 障がい福祉係 福祉介護課 地域包括支援係 企画政策課 未来プロジェクトグループ 企画政策課 未来プロジェクトグループ 係長 淳 芳 彰 幸 紀 ( 木 孝 子 貫 和 志 行 ( 高 原 みゆき 小 林 莉 片 恵 ( 西 條 財務課 課長補佐 ◎平 井 智 子 総務課 危機管理室長 ○城 戸 陽 二 建設課 課長補佐 古 川 修 一 (◎久保田哲夫 総務課 人事行革係長 小 林 あゆみ ( 建設課 建築住宅係長 渡 部 雅 一 建設課 建設係 尾 崎 勝 司 ( 財務課 財政係 山 﨑 一 男 内 山 ガス上下水道局 経営係 保 ( 西條 岩澤 正明 ) 東條 義博 ) 均 市民税務課 収納係 岩 崎 和 彦 ( 霜鳥 一貴 ) 環境生活課 生活安全係 市 川 健一郎 ( 丸山 裕治 ) 馬 場 慎太郎 ( 高櫻 彩 ) 企画政策課 未来プロジェクトグループ ◎はリーダー ○はサブリーダー ( ) 内は前任者 5. 事務局 職 名 企画政策課 課長 企画政策課 課長補佐 企画政策課 政策グループ 企画政策課 政策グループ 氏 係長 名 松 岡 由 三 葭 原 利 昌 ( 吉越 哲也 ) 長谷川 賢 治 ( 西條 保 ) 馬場慎太郎 ) 池 田 潤 ( 193 資料編 観光商工課 商工振興グループ 商工振興担当 企画政策課 こども教育課 生活・行政部会 名 観光商工課 こども教育課 健康・福祉・教育部会 氏 環境生活課 妙高支所 産業・環境部会 名
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