Scaniverse製3DモデルのVRワールド利用 モデル軽量化の試み

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April 05, 25

スライド概要

XRShiga#4のLTにて発表した資料です。
XRShiga(https://xr-shiga.connpass.com/ )

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たぬきの町のSE。 Unity, Unreal Engine, Blender, ROS, Blender, Scaniverse, etc ...

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各ページのテキスト
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XRShiga #4 Scaniverse製3DモデルのVRワールド利用 モデル軽量化の試み 2025/04/05(Sat) Takuto Miyake (@miumo6329) 1

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Takuto Miyake (https://twitter.com/miumo6329) 自己紹介 滋賀県在住、名古屋の会社でSEやってます。 Meta Quest 2, HoloLens2などのXRアプリの開発を経て、 現在はROS関連のアプリ開発がメイン業務。 Unity, Unreal Engine, Blender, Scaniverse, etc ... 2

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3Dモデル、フォトグラ勉強の 題材として選定! VR信楽ワールド作ってみたい • 町のそこら中に狸の置物がある(間違いなく人口より多い笑) • この独特の世界観、VRで再現したら面白いのでは ➡ 大量に配置するには結構軽量化が必要な気がする https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/28036/ https://www.jalan.net/kankou/spt_25367cc3540060474/ 3

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本日のおはなし • Scaniverseの個人的ワークフロー • VRワールドで利用 • Splatの編集 • 3Dモデルの軽量化 • VRMモデル製作 4

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Scaniverseの個人的ワークフロー • 基本的にSpatモードでスキャン実行(Flower movement意識) 可能ならメッシュモードでもスキャン • 「後で処理」を選択、家に帰ってから処理実行 ➡ 現地でのスキャン時間確保、バッテリー節約 • 「スキャンの再処理」でメッシュモード処理、FBX/OBJ作成 • 改めてSplatモードで処理、「スキャンの強化」は限界まで実行 • マップに投稿 5

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Scaniverseの個人的ワークフロー • スキャンの再処理を実行するために… ライブラリ → 設定 → Rawデータの保存をON • ほとんどの場合、処理後に「Rawデータの削除」 ➡ iPhoneのストレージ削減 • モデルファイルはすべてGoogleドライブにアップロード、いつでも 取り出せる状態に 6

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Resonite Scaniverse Meetup in 掛川でスキャンした二宮尊徳をResoniteに召喚。 Splat(PLY,SPZ)がドラッグアンドドロップでインポートできる。 7

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話題になっていたので 自分も触ってみました。 Arrival.Space SplatモードでスキャンしたSPZファイルを取り込んでみた。 トリミング以外の処理を行っていないためデータ量が多く、Quest実行ではかなり動きが重くなってしまった。 ブラウザ実行 Quest3実行 8

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Splatの編集 • Super Splat (https://superspl.at/editor) • Arrival.SpaceにはSuper Splatが統合されている。SPZが扱えるのがGood! 9

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Splatの編集 メインで使うのは これになりそう。 • 3DGS Render Blender Addon by KIRI Engine (https://github.com/Kiri-Innovation/3dgs-render-blender-addon) 10

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3Dモデルの軽量化 Blenderのモディファイアー「Decimate」によるポリゴン数の削減 ScaniverseでエクスポートしたFBXファイルで実行するとメッシュが破綻してしまうため、OBJファイルを選択している。 ➡ 原因調査中、知っている人いたら教えてください… Before:約21万ポリゴン After:約2千ポリゴン(OBJ) After:約2千ポリゴン(FBX) 11

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3Dモデルの軽量化 Instant Meshによる自動リトポロジー(OBJファイル) https://igl.ethz.ch/projects/instant-meshes/ https://github.com/wjakob/instant-meshes ツールでおおまかなメッシュの流れを作る 12

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3Dモデルの軽量化 Blenderのリメッシュでも 似たようなことができそう。 あんまり使わないかも… Instant Meshによる自動リトポロジー(OBJファイル) Instant Meshで扱うのはポリゴンのみ、Blenderに取り込んでテクスチャをベイクする Before:約21万ポリゴン After:約1万ポリゴン 13

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軽量化したとしても、大量の狸を配置するのは結構大変そう ↓ アバター作ってユーザーに使用してもらい数を稼ぐ作戦 14

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VRMモデル製作 Scaniverseで作成したFBXを頼りにBlenderでモデリング(リトポロジー) スナップ先 → 面に投影 Addon: https://extensions.blender.org/add-ons/f2/ 15

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VRMモデル製作 • 作業開始時、高機能なリトポツールを知らずに手動でゴリゴリ面張り ➡ 少々歪なポリゴンが逆に陶器の質感に近い気がしたのでそのまま続行 • 実物の狸の置物は陶器であり、腕や脚の表現が曖昧。体に癒着している。 VRMモデルとしてどのように再現するか? ➡ モデリング初心者が学習する題材としては、ハードモードだった気がする… 現在製作中のモデル、まだまだバランス調整中 16

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今後やりたいこと • アバターモデル完成 ただしテクスチャを3Dモデルから単純にベイクできない、頑張って作る… • 空間の3Dモデル化(中~大規模フォトグラメトリ) ↓Reality Captureでフォトグラメトリ練習中 17

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おしまい