損益分岐点分析(CVP分析)

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July 22, 22

スライド概要

FP1級学科試験対策-金融分野の損益分岐点分析についての解説スライドです。

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FP1級勉強用スライド

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各ページのテキスト
1.

損益分岐点分析 (CVP分析) 売上高・変動費・固定費の関係から事業の将来の赤字黒字の見通し や目標利益を達成するために必要な売上高を予測する

2.

損益分岐点分析を行う理由 財務会計上の損益計算書 管理会計上の損益計算書 当年度 当年度 売上高 100 売上高 100 売上原価 40 変動費 30 売上総利益 60 限界利益 70 販管費 20 固定費 30 営業利益 40 営業利益 40 来年どのくらい売ったら 目標利益になるんかわか らん! 費用を変動費と固定費に分ける ことで、売上高の変動に応じた 利益を予測することができる。 来年度の原価や利益の 予測が立てられない💦 売上高が2倍になったとき変 動費は2倍。固定費は変わらな い→利益が予測できる!

3.

限界利益とは? 限界利益=marginal profit(利ざや)売上が追加されるごとに増える利益のこと 限界利益=売上高Sー変動費VC 変動費:売上原価(原材料費、仕入れ) 変動費VC 外注費、販売手数料など 固定費:人件費、減価償却費、支払利息 売上高S 限界利益 不動産賃料、保険料など S:Sales VC:Variable Cost FC:Fixed Cost P:Profit

4.

限界利益から営業利益へ 当年度 変動費VC 固定費FC 売上高S 限界利益 売上高 100 変動費 30 限界利益 70 固定費 30 営業利益 40 営業利益 売上高S-変動費VC-固定費FC=営業利益P…① ①の式が成り立つ

5.

限界利益率 限界利益率によって売上高の増加によっていくらの追加利益を見込めるかわかる。 限界利益 限界利益率 = 100 売上⾼ 売上⾼!変動費 = 100 売上⾼ 変動費 =1− 100=1-変動費率α 売上⾼

6.

損益分岐点分析の基本の式 基本の式を変形することで損益分岐点売上高や必要売上高の公式が導ける。 S-VC-FC=P…① 変動費率α=VC/S→VC=Sαを①に代入すると S-Sα-FC=P S(1-α)-FC=P…② この①や②の式を目的に応じて式変形して利用する

7.

損益分岐点売上高 損益分岐点売上高とは利益も損もないとき(トントン)の売上高のこと。 赤字でも黒字でもないとき。 𝑃 利益 =0のときの売上⾼を𝑆𝑜とする 限界利益=固定費 𝑆 − 𝑉𝐶 − 𝐹𝐶 = 𝑃…①の式 𝑆 − 𝑉𝐶 = 𝐹𝐶 𝑆 1 − 𝛼 − 𝐹𝐶 = 𝑃…②の式 𝐹𝐶 𝑆𝑜 = 1−𝛼 固定費 損益分岐点売上⾼𝑆𝑜 = 限界利益率

8.

損益分岐点売上高 変動費VC 売上高S 限界利益 固定費FC 損益分岐点では売上高=変動費+固定費つまり、限界利益=固定費となり利益がない

9.

結論:問題を解くために使う式 売上⾼S-変動費VC-固定費FC=営業利益P 限界利益 限界利益率 = 100=1-α α=変動費/売上⾼ 売上⾼ 固定費 損益分岐点売上⾼𝑆𝑜 = 限界利益率 𝐹𝐶 𝑆𝑜 = 1−𝛼 この3つが理解できていれば全ての損益分岐点分析の過去問は解けます。

10.

損益分岐点の応用:必要売上高 𝑆 1 − 𝛼 − 𝐹𝐶 = 𝑃…②の式を変形すると 𝐹𝐶 + 𝑃 固定費 + ⽬標利益 ⽬標売上⾼𝑆 = = 1−𝛼 限界利益率 (覚え方) 固定費 損益分岐点売上⾼𝑆𝑜 = の分⼦に⽬標利益を⾜すだけ。 限界利益率

11.

損益分岐点比率 財務会計上の損益計算書 管理会計上の損益計算書 当年度 当年度 売上高 100 売上高 100 売上原価 40 変動費 40 売上総利益 60 限界利益 60 販管費 20 固定費 20 営業利益 40 営業利益 40 と仮定した場合 𝑆! 固定費(販管費) 1 損益分岐点⽐率 = × ×100 𝑆 売上⾼ − 変動費(売上原価) 売上高 売上⾼ 販管費 売上総利益"営業利益 損益分岐点⽐率 = ×100 売上総利益 = ×100 で表せる 売上総利益 損益分岐点比率が低いほど収益は安全と言える。

12.

経営安全率 経営安全率は高いほど収益は 安全、経営に余裕があると言える。 経営安全率= 100-損益分岐点比率