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September 20, 24
スライド概要
Stripe Developer Advocate
JAWS-UG会津 & JP_Stripes会津 SaaSを迅速にマネタイズするための、 サブスクリプション 請求システムの作り方 岡本 秀高 ( @hidetaka_dev ) 2024/09
なぜ迅速な マネタイズが必要なのか?
スタートアップとは、 崖の上からから飛び降りながら、 飛行機をつくるようなものだ リード・ホフマン https://logmi.jp/business/articles/36430 UnsplashのJeremy Bishopが撮影した写真
アイディアやプロダクトを、どう売上につなげるか? ● アイディアをどれだけ迅速に形 にするか ● どれだけ早くキャッシュを手に入れられるか ● どれくらいの自己資金があれば、 黒字化まで耐えられるか 5
工数やコストを効率化しないと、 アイディアの実現やプロダクトの存続は難しい
イントラプレナーシップ(企業内起業力)による 新規事業構築や市場開拓の必要性 高まる改革へのニーズ 45% 企業トップの が、 「今のままでは 10 年後に会社が 存続できなくなる」と考えている 短期的な収益性の改善がより重要 73% ● ● 短期的な売り上げの向上 コスト削減と効率化
マネタイズの課題と AWS / Stripeによる解決
新サービスのマネタイズはわからないことだらけ ● 顧客はいくらまでなら支払ってくれるのか ● どれくらいの頻度で請求すべきか ● プロモーションやキャンペーンの予定はあるか ● 未払いが発生した時にやるべきことは 9
後戻りできない状況を できるだけ作らない → Two-way Door UnsplashのBrendan Churchが撮影した写真
「作らず、使う」領域を増やす AppをAWSのマネージドサービスで Stripeのノーコード・ローコード製品を活用 https://speakerdeck.com/track3jyo/startup-aws-choice?slide=33 https://docs.stripe.com/get-started/checklist/go-live 11
決済の前後を分離して Two-way doorな状況を作る Dashboard Payment Links ( ノーコード ) コア機能 / オートメーション ( ノーコード ) Checkout ( ローコード ) IPaaS / Amazon EventBridge Elements ( API組み込み ) Webhook API ( API組み込み ) ( ローコード ) 12
まずは問い合わせベースで 決済の前後を分離して Two-way doorな状況を作る 手動でサブスク契約を作成しよう Dashboard Payment Links ( ノーコード ) Checkout ( ローコード ) Elements ( API組み込み ) コア機能 / オートメーション ( ノーコード ) IPaaS / Amazon EventBridge フレームワークの APIで ) ( ローコード システムとの連携をしよう Webhook API ( API組み込み ) 13
商談ベースの個別案件は 引き続きダッシュボードから 決済の前後を分離して Two-way doorな状況を作る Dashboard Payment Links ( ノーコード ) そろそろ正式ローンチするので、 ユーザー側で申し込みできる フローを簡単に用意しよう Checkout ( ローコード ) コア機能 / オートメーション コードが複雑化してきたので、 ( ノーコードstackに ) 決済系を Serverless 分離して効率化しよう IPaaS / Amazon EventBridge ( ローコード ) クリティカルな部分は継続する Elements ( API組み込み ) Webhook API ( API組み込み ) 14
サポート・事業チームが 自身でワークフローを 追加・制御できる体制を追加する 決済の前後を分離して Two-way doorな状況を作る Dashboard Payment Links ( ノーコード ) Checkout ( ローコードブランディングのため ) 決済フローのデザインも 自社ドメインで管理しよう Elements ( API組み込み ) コア機能 / オートメーション ( ノーコード ) IPaaS / Amazon EventBridge ( ローコード ) Webhook API ( API組み込み ) 15
システム連携における開発上の課題 ● SaaSごとにWebhook APIの開発スキルが必要 ○ イベントの種類 / API登録方法 ○ 送信されるデータ内容の把握 ● Webhook APIのセキュリティ対策 ○ 認証・署名検証処理の実装 ○ アプリケーションコードの運用保守 16
[Beta] Amazon EventBridgeとの直接連携 イベントの送信先に EventBridgeを指定 アカウント ID / regionの設定だけで連携可能 https://docs.stripe.com/event-destinations/eventbridge?locale=ja-JP 17
ビジネスロジックだけを実装できる状況を実現 「どのイベントを、どこに送信するか」 Step Functions / Lambdaでロジックを実装 https://docs.stripe.com/event-destinations/eventbridge?locale=ja-JP 18
未払いや不正利用 / 売上費用分析なども AWS上で AWS account Amazon EventBridge AWS account Stripe Sigma Amazon EventBridge Admin Amazon Simple Notification Service Admin Amazon QuickSight AWS Cost & Usage Report Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) Server 19
生成AIサービスの マネタイズ
生成系AIアプリのコストをどう回収するか問題 ● モデル側は、使った(生成)した分だけ課金する ○ 一方でどれだけ使われるかの予測が難しい ○ バズった場合にどうするか? ● コストを抑える or 賄える体制を整える準備が必要 ○ 公開範囲や利用範囲に制限を設ける ○ ペイウォールを設けて、ユーザーから回収する 21
[ NEW ] 従量課金 API( Meter API ) 22
イベントを活用して、 UXをよりシンプルにする ● SaaS申し込みのステップが長くなりがち問題 ○ ユーザー作成イベントを使って裏で処理をする ○ Stripe上にCustomer / Subscriptionを作成 ■ Freeプラン or トライアル付きプランは カードなしで作成できる ■ トライアル期間内にカードが登録されない場合 自動キャンセル -> イベント連携でアカウント停止 23
イベントを活用して、 UXをよりシンプルにする - 2 ● SaaS申し込みのステップが長くなりがち問題 ○ サブスクリプション申し込み後、ユーザーを自動生成 ■ 申し込み時にメールアドレスを収集しておく ■ Cognito.adminCreateUser() ■ Cognitoが仮パスワード発行や通知などを実施 ○ 無料プランやトライアルを提供できない場合はこちら 24
https://speakerdeck.com/hideki_ojima/jp-stripes-osaka8?slide=18
「Stripeという巨人の肩」をうまく乗りこなす 「作らず」に 収益化を開始する ダッシュボードで 現在位置を明確に 少ないコードで 変化を実現する ● ノーコード製品の活用 ● 売上やMRRなどのレポート ● 法改正や規制対応 ● 更新のリマインドや督促も ● 未払いや決済エラーの特定 ● 決済手段の追加や Stripeのコア機能で対応 ● 顧客の契約・請求履歴から ● オートメーションやappで ワークフローや連携も 次の対応を計画 ● SQLによる詳細レポートも 提供する国の拡大 ● イベント駆動による 段階的なUIの切替
岡本 秀高 Stripe Developer Advocate こんな話できます ● ● ● Stripe入門 Stripe製品・実装Deep Dive / ワークショップ 個人的にStripeを使っている経験談 ○ 請求管理 ○ SaaSへの組み込み ○ ノーコードでチケット販売 こんな相談やお話し募集中 Stripeが好きすぎて中の人になった人 ● ● ● ● JP_Stripes京都の元運営 JP_Stripes Connect 2019の実行委員長 Stripe Apps一人アドベントカレンダー完走 [ 継続中 ] QiitaでStripe記事を累計200本以上更新 ● ● ● ● Stripe導入相談 「Stripe導入したよー」のお知らせ 決済やサブスク請求で悩んでいる人の紹介 JP_Stripes(都市名)やりましょう! https://hidetaka.dev/ja-JP https://wp-kyoto.net https://x.com/hidetaka_dev