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October 29, 24
スライド概要
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1-2 ロゴマーク〈 サブ横〉 基 本 的にロゴマーク( 基 本 )を推 奨とするが、スペースの状 況によっては以 下のロゴマークを使 用してもよい。 審査番号:G1805351 〜企画のヒント〜
【企画を進める上でのヒント①】 いい企画をする為に、一番大事な力は? 「どれだけ面白がれるか?」 ひとつのヒントなのですが、 たとえば「何をもって”企画力”とするか?」について、 まずは「どれだけ面白がれるか?」すなわち「目の前のものを面白がれる力」と置いてみてください。 そうすると、自分が、自ら面白がりにいく主体者であれるし、 この力を突き詰めると「世の中に面白くないものがなくなってしまう」 と、ポジティブなスタンスではじめの一歩を踏み出せるのでオススメです。 それと、世の中のほとんどの人は、気になるアイデアを思いついたとしても、それについて調べてみることすらしません。 だけど、企画を前に進めるはじめの一歩は、好奇心。 ここで少しだけ「面白がり力」を働かせて、 気になった言葉を検索してみるだけでも、仕事帰りに現地に足を運んでみるだけでも、アイデアって俄然前進します。 まずはぜひ、気になったことを面白がってみてください。 また、企画を進める際に他のメンバーのアイデアに乗っかって被せて展開させていくことも多いのですが、 元の発案者が思いも寄っていないところを面白がれれば、チームとしての企画力は爆上がりしますし。
【企画を進める上でのヒント②】 的な 圧倒 、 の 心 自身 好奇 自分 心・ 関 ・ 興味 主観 ↓ 客観 どう お裾分 、面白さ の けをし ようか ? の順番で考える 企画を考えるプロセスでいうと、まずは「主観」すなわち自分自身の興味・関心・好奇心から入って、 まずは自分(だけ)が見えてる面白さを味わってしっかり育てた上で、 次に「客観」的にどうやったらこの面白さが伝わるかな?の順番で考えていくといい企画になりやすいです。 意外とやってしまいがちなのが「いま、こういうのがウケそう」などの一般論を起点にすること。 すると、だいたい体重を載せきれないので、 面白くできないというよりも、実現まで持っていく体力が続かないことが多いです。 みんなにウケそうなものは、お金を稼がざるを得ないプロに任せて、 誰に頼まれたわけでもない活動だからこそ、自分の心が動くものを起点にしてみてください。 「誰かのために」だ けだ とピントがズレが ち(&うさんくさくなっちゃったり)だし、 「自分のために」だ けだ と独りよがりで広が らない。 利己と利他。自分の好奇心や偏愛で 動き出した結果、他の誰かも喜んだ。 この順番で考えを進めると、いい企画になりやすいです。
【企画を進める上でのヒント③】 8割の「いいね」より 1割の「熱狂」! 狂も る熱 な 静か ood! g 多数決の結果で生み出された企画って、トンガッた面白さが削られて、熱の中心がボケちゃったものがほぼほぼ。 おそらく反対も少ないけど積極的な賛成もない。 万人ウケを狙うと、逆に誰も自分宛かどうかに気付けず、誰にも届かなくなるので要注意。 面白さをつくるのはそれぞれの「違い」ですが、平均値には意志がないから「違い」も出ない。 きれいに整っていなくて"いびつ"でOKなので、反対の少なさよりも賛成のアツさ、 8割の「いいね」よりも1割の熱狂を目指したほうがいい企画になります。 この“熱狂”には、没頭とか夢中みたいな"静かなる熱狂"も含みます。 枠組みだけつくって中に入るアイデアを募っても面白くならないことが多いのも、そこに熱狂がないから。 まずは自分が熱狂しないと、ただの「いいね」で終わります。 先程のヒント②と③とで共通して言えるのは「それぞれの偏愛を大事にしよう」ということ。 というのも、ここ数年でクオリティの意味というか重心が変わったと感じていて、 昔はクオリティといえば見た目の完成度に依るところが大きかったですが、 いまは見た目のそつのなさよりも中身の熱量やその人らしさの方がクオリティに直結してるなあと。 これ、知識や技術はずいぶん獲得しやすくなったけど、興味や好奇心ってそもそも検索できるものじゃないので、 相対的に希少性の多寡が変わってきたからではないかと。 もちろん、見目も精緻で中身も固有なものが圧倒的であることは変わりませんが、 どちらを優先するかを選ぶのであれば、「欠点を均す」よりも「偏愛を尖らす」方が強度を上げやすいです。
! いが吉 な し 固執 【企画を進める上でのヒント④】 アイデアの価値 、、実行してはじめて価値が出る。 ・アイデアの“代行業者”はいない。企画の主体はアイデアの発案者じゃなくて実行者。 ・ 次のアイデアがある限り、深刻化しない。← アイデア単体より、出し続けられることが道を拓く。 ・「量」が「質」をつくる。← センスを磨くにはセンサーを鍛える。自分の頭と心を使った量。 実行を伴わないアイデアには(あんまり)価値はないです。 そもそもアイデアって本当に実行しようとした時にはじめて具体的なディティールが立ち上がってくるものですし、 アイデア単体は”きっかけ”に過ぎません。 アイデアそのものに価値を付けすぎると批評家ポジションを生みかねないので、 単なるアイデアはわりと雑に扱った方がいいです。 というのも、アイデアは(やろうと思えば)無限に出せるけど、実現のための時間もお金も体力もメンタルも有限なので、 アイデア全部を大事にしようとするあまり身動きが取れなくなってる状況って意外とあるなあと。 アイデアには意志がなくてもいいですが、企画として進めるには意志が必要です。 アイデアだけ出しとけば、あとは誰かが替わりに企画として実現してくれるものではないです。 だからこそ企画の主導権は、“最初にアイデアを出した人”ではなく“実現に向けて実際に行動する人"にあります。 アイデアは、出しただけでは何も実現しません。 なのでもしも、“最初にアイデアを出した人”が自分では汗をかいて動く気もなく口だけ注文を入れてきたとしても、 実行メンバーは無視をしてもいいです。 ものごとが動き始めるのは「アイデア」×「本気」。 なので、先に宣言しちゃいますが すべての発言を平等に扱うのではなく、自ら担う意志のこもった発言は重く、ただ言ってみただけのものは軽く扱い、 当事者不在のことを進めてしまわないようにします。
【企画を進める上でのヒント⑤】 正解はない(たくさんある) ・ 「やきそば」か「パン」かじゃなくて「やきそばパン」。 答えはAかBかだけじゃない。“いいとこどり”の掛け算もできる。 ・「批判」より、積極的に「共感」してみる。 面白さの”火種”は小さいから、北風より太陽で。 ・ 「正しい」より「たのしい」で行こう! 理想は、お互いの「やってみたい!担ってみたい!」だけで成立。 バランス悪くてもいいっす。いびつで超オッケー。 普通に仕事してると「正解探しの罠」というか、「○○であってますかね?」って模索をしちゃいがちなんですが、 ほとんどの企画において予め用意された解答なんてものはありません。 むしろ、答えを自分以外の誰かにそっくり委ねちゃうのなんてもったいないので、 「正解はない」を「正解はたくさんある」に読み替えて、 それぞれの正解をぶつけあわせて「もっと面白い正解」を模索してみてください。 「やきそば」も「パン」もどっちも正解ですが、正解はそれだけじゃないはずです。 これ、強い正解を念頭に置きすぎてしまうと、間違い探し志向も強く出てしまうのでアイデアが発展しません。 むしろ「正解はグラデーションの中にある」と思った方が前に進みます。 また、面白さの火種って小さいので、批判の前にまずは共感から入った方が育ちます。 それに、もし正しい選択を追い求めた結果、たのしくなくなって誰もいなくなった場合、 その"正しさ"には人が入っていません。 "前例"や"普通"は正解とは限らず、 いまいまの自分たちそれぞれの「やってみたい」「担ってみたい」だけで成立させられないかを模索した方が、 よりよいグラデーションの正解をつくれると思います。
【企画を進める上でのヒント⑥】 人は「どんな?(What)」よりも 「どうして?(Why)」に心動かされる ひとりじゃ実現できない。まずは、仲間の心を動かせるか?で試してみて。 それに、Why?がわかれば、いろんなWhatに展開することもできる。 企画というと「どんな内容か?」ばかりを考えがちですが、 人は脳の構造上「どんな?(What)」よりも「どうして?(Why)」に心動かされるのだそうです。 なので、企画を実現するために、一緒にやる仲間が必要だったり 外部の方の許可や協力が必要な場合、 「どんな企画にしようか?(What)」を考えるとともに、 ぜひ「どうして自分はこの企画をやりたいんだろう?(Why)」も言葉にしてみてください。 この【Why】への共感や理解が、人の心を動かします。 これ、「世界を救うため!」とか大層なことじゃなくても、最初はただ「面白そうと思ったから」でもOKです。 その上で、そこに「何で?・どこを? 自分は面白そう思ったんだろう?」って自問自答を重ねて踏み込んで、 「なるほど、自分がこの企画をやりたいと思った【Why】ってこれかー!」って思えるところまで掘ってみてください。 その上で、後付けや逆算でもいいので、 世界中にひとりでもいいから、自分以外の誰かにも「それいいね!」と思われる【Why】に開いてみてください。 そうやって、自分起点かつ外に開いた【Why】が見えてくると、 さらに熱や意志がこもって面白くなりがちだし、難しくてもやり抜く粘り強さがつきます。 それに、もし「いま描いている形での実現が難しい」などで行き詰まってしまったとしても、 その【Why】を起点に「だったらこんなんどうかな?」転回する軸足にもなります。
【企画を進める上でのヒント⑦】 何かを実現させるとき、 「0→1」も「1→10」も必要 り力! 面白が 最初に「面白いね!」を態度で示すことって、めちゃめちゃ大事。 “お手伝いさん”役なんていません。みんな意志を持った主体で“主役” 「0→1」というか、自分の考えを場に出すことってめちゃくちゃ勇気のいることだし、 そもそもやりたいことを言葉にできるってすごいことなので大事にしてあげたいです。 そして、この小さな「0→1」に“はずみ”を付けて実現まで持っていくのに、 最初のフォロワーの存在ってすごく力になります。 なので、まだ誰にもリアクションされてないけど「面白いね!」って感じたものがあったら、 ぜひ態度で示してあげてください。 その上で、もし「自分もやってみたい!」ってくらい心が動いたら、ぜひ一緒に踊ってみてください。 「誰かにお願いされたら動く」ので指示を待つよりも、 「自分の心が動いた」ことを積極的に面白がりに行った方が、絶対面白くなります。 なお「純粋に心が動いて一緒に踊る!」は熱量を上げていきますが、 「支援するので何かやりたいことないですか?」から始まったものは、途中で当事者がいなくなりがちです。 というのも、やりたいことを言語化したり表明したりって、選んだり捨てたり勇気を出したりしなきゃで だいぶヒリヒリするゆえ誰かに乗っかった方がラクなので、ややもすれば“やりたいことの収奪”みたいな構図に陥ったり。 よかれと思って「みんなの最強のナンバー2になります」的な標榜する方って出がちなんですが、 経験として「何でも補佐します」ありきだと盛り上がらないし展開しないことが多いです。 がっつりズには”お手伝いさん”役なんていません。 みんな意思を持った主体で”主役”として活動してみてください。
【企画を進める上でのヒント⑧】 「おためし」を早く 不格好 でOK ! (あっためすぎは、よくない) ・“頭の中”は、他人には見せられない。 ・ジグソーパズルってどうやって解く?(「全部頭の中で」より「ためして改善」が早い) ・早めの失敗、大歓迎!(時間をかけるほど、失敗が許されないものになってしまう) まずはためしに、浮かんだ考えをバラバラでいいので 「全部紙に書き出す」からはじめてみて。 頭の中って人に見せられるものではないし、人の考えてることなんて細かいところまでわからない。 むしろ自分の考えだってとっちらかっていることもしばしば。 たとえば、ジグソーパズルを解くとき、 全部頭の中で解くよりも、実際にピースをためしに置いて見て動かしての方が早かったり。 構想に時間をかけるほど失敗は許されないと思い込んで抱え込んでしまいがちなので、 パズルのピースをためしに並べてみるくらいサクッと、 フィードバックや学びをもらうつもりで失敗しに行ったほうが進みは早いです。 それと、試作やプロトタイピングって必ずしも模型を作らなきゃならないわけではなくて、 紙に書き出すだけでも効果を実感できると思います。 まず、頭の中に浮かんでる考えをバラバラでいいので、全部ふせんなどに書き出してみる。 で、似てるアイデアを繋げたり、時系列に並べてみたりと、見えてるところだけでいいので自分なりに整理してみる。 人は行間がわかると埋めたくなるので加筆や整理を進めて、 仮でいいので、話の流れが繋がっている"物語"の形にしてみる。 これを人に見てもらうだけでも結構な「おためし」になるはずです。やってみてください。
【企画を進める上でのヒント⑨】 企画を育てるには ひろげる まとめる 「発散」と「収束」をくりかえす ・「発散」が企画の奥行きをつくり、「収束」が企画を前に進める。 ・けっこう、発散しっぱなしで前に進めなくなったりするので、 そんな際は、散らかってるアイデアの種たちから大事にしたい単語を2-3抜き出して それらを繋げて「こんな企画にしたい」って短くて具体的な文章で物語をつくってみて。 ・で、必要あれば「↑って、どうすればできそうかな?」って、また発散してみるよろし。 企画を育てるには、思いつくアイデアをたくさん出して拡げて、そこから大事だと思うものを絞ってまとめて、 「発散と収束」をくりかえしていくと詰まっていきます。 これ、具体と抽象とを行ったり来たりするひとつのやり方で、 「俯瞰と没入」とか「理想と現実」を行き来してみてもいいと思います。 「発散」が企画の奥行きをつくり「収束」が企画を前に進めるのですが、 けっこう発散しっぱなしで前に進めなくなってたりするので、 そんなときは散らかってるアイデアたちから大事にしたい単語を2−3抜き出して (4でも5でもいいですが出来るだけ絞り込んで)、 それらを使って「こんな企画にしたい」って短い文章をつくってみてください。 読むと具体的なイメージが浮かぶ"物語"の形になってるとなおよいです。 そうすると、実現のために何が不足しているのか?や、 まずは何から取り掛かるとよさそうか?がよりわかりやすく見えてくると思います。 “物語”に収束させた上で、もしつくってみた「こんな企画にしたい」がいまいちフワッとしてて取っ掛かりにくかったら、 「これって、どうすればできそうかな?」って再度アイデア出しして発散してみてください。
【企画を進める上でのヒント⑩】 一番、実現させたいことは何? 「かならずや (最優先で実現させたい大事なこと)」と、 「あわよくば (できればやりたいこと)」を分けておく。 仕事に学業、趣味に日常、、けっこうみんな忙しいです! “やっつけの素人”に陥らないために、やりたいことをやりきるために、やらないことを決めよう。 、、「全力の、やれる範囲」でいきましょう。 みんなでプロジェクトの設計をしていく際、 理想はお互いの「やってみたい!担ってみたい!」だけで成立すればベストと思いますし、 収束より発散の方がテンポがいいので、まずはやりたいことのアイデア出しから始めるといいと思います。 ですが、出揃った「やりたいアイデア」をすべてを進めようとすると、 アイデアの量がチームの持っているリソースを大幅に凌駕することもしばしば。 有志主体のプロジェクトは、仕事に学業、趣味に生活と、みんなだいぶ忙しいです。 (オンラインで文字面だけでって案外コミュニケーションを興せないので) 顔を合わせて集まれる活動日だけで完結するくらいで見積もって、結果少しはみだすくらいが、 だいたいの場合は現実的なキャパシティだと思います。 なので、やりたいアイデアが出揃ったら「一番、実現させたいことは何?」という問いを挟んで、 「かならずや (=最優先で実現させたい大事なこと)」と「あわよくば (=できればやりたいこと)」に分けてみてください。 時間も体力も心も有限なので、全部に全力を注ぐことは叶いません。 全部を大事にしようとすると、どれも大事にできなかったり。 体重を載せて好きでやってるからこそ「違い」が生まれて、「違い」が面白さをつくります。 だからこそ、やらないことを決めるのは、何をやるのかと同じくらい重要です。 “やっつけの素人”に陥らないために、やりたいことをやりきるために、「全力の、やれる範囲」を引いてみてください。
【企画を進める上でのヒント⑪】 行き詰まったら、“問い”の形に置き換えてみる 人は”問い”を見ると、頭が勝手に解法を探しはじめる。 たとえば、、 「○○しないとできない」 ↓ 「どうすれば、自分たちで◯◯できそうか?」(解き方) 「近い未来に◯◯するために今できることは?」(因数分解) 「◯◯する必要はない、その理由は?」(別案) 「◯◯したい、なぜなら?」(WHY → より強い共感) もしも「○○が無理だからやりようがない」って行き詰まったら、いったん"問い"の形に置き換えてみてください。 というのも、人は“問い”を見ると、頭が勝手に解法を探しはじめます。 たとえば「○○しないとできない」って問題に直面した時、 「どうすれば自分たちで○○できそうか?」に置き換えると解き方を探し始めるし、 「近い未来に○○するために今できることは?」だと、問題を因数分解して小さくできないか試みるし、 「○○する必要はない、その理由は?」だと、他にやりようがないか視座を変えてみるし、 「○○したい、なぜなら?」だと、Whyを深堀りすることでより強い共感を生み出せるかもしれません。 いくつか問いの例を挙げてみましたが、そのとき自分がしっくりくる形に置き換えてみてください。 これのカラクリは、問いの形にすると他人事から自分事に意識のスイッチが切り替わることで、 主導権を自分の側に持ってこれるので結果、選択肢を増やせるからです。
【企画を進める上でのヒント⑫】 迷った時は、改めて↓の問いを当ててみる。 「たのしいのか?」 「どうやるのか?」 【企画とアイデアの違い】 企画には「◯◯だから面白い/意味がある」という意志と 「こうすれば実現できる(はず)」という意図がある。 企画を進めていくにあたって、 もし「大事にしたいこと」と「実現できそうなこと」を行き来しすぎてよくわからなくなってしまったら、 一旦いろいろ置いといて、シンプルに「たのしいのか?」「どうやるのか?」の2つを自問してみてください。 願望と企画は違います。 たくさんの要素を詰め込みすぎて複雑になってたり、アイデアが散らかってるだけで企画として繋がってなかったり、 企画じゃなくてアイデアのまま進めようとしてることって、案外よくあるので。 アイデアを散りばめただけだと、収束させようにも、何を大事にしたいか選べなくて途中で前に進めなくなります。 企画には「◯◯だから面白い/意味がある」という意志・思いと、 「こうすれば実現できる(はず)」という意図・考えがあります。 単なるアイデアの段階では意志も意図もなくて、意志と意図をもってアイデアを選んで組み合わせたものが企画です。 なので、「たのしいのか?」「どうやるのか?」という2つのシンプルな問いで、 改めて自分の意志と意図を確認してみてください。
【企画を進める上でのヒント⑬】 仕上げに必ず、 参加者になりかわって 本当に楽しいかを確認 を忘れずに。 し」 見直 て し き出 ! 「書 果的 が効 文章だけじゃなくて、体験にも「推敲」ってすごい効きます。 自分もありますが、(特に夜)ダダーって頭と筆が走って企画をつくって、ヤベえ!天才かも!とかブチ上がったときほど、 そのまま現場で蓋をあけてみたら詰め込みすぎ、って陥りがち。 演者が全部語っちゃうより観客が心の中でつっこんだりつぶやいたりする余地のある舞台の方が面白く感じるのですが、体 験をつくるときも、勇気を持って相手が埋められる余白を残してみてください。 なので、企画全体の具体的な流れが組めたなら、 届けたい相手に成り代わって「どう感じるか?」を見直してみてください。 推敲のやりかたとしては、頭の中にあることを「書き出してみて見直す」がおすすめです。 自分が「どんな場や体験にしたいか?」ももちろん大事ですが、 推敲のときは相手目線で「どんな場や体験だと面白い?やってみたい?楽しめる?」で見てみる。 具体的な流れを書き出して、それを見直しながら 「どうして、これはこのタイミングなのか?」って問いを当ててみるだけでも、ずいぶん推敲できるはずです。 また、そもそも企画になってない場合もあるので、 骨組みができたら「誰が/に」「何を」「どうする/してもらう」ことで喜んでもらう企画か?を、 一言にまとめられるかためしてみてください。 それと、相手のことを考えるためにかけた時間は"愛"です。 残念な状態になってしまった企画って、センスやスキルが足りないというよりも、 ただただ愛が足りない場合が多いなあと。 推敲するための時間も、ぜひつくってみてください。
【企画を進める上でのヒント⑭】 地域の課題は"解決"よりも"相乗り"を る や ら いか た り や 題 課 の 地域 ローカルな活動の場合に陥りがちなのが「地域のために」を起点にしてしまうこと。 これ、主語が大きくなりすぎて、いい企画にならないことが多いです。 「地域の課題を"自分ごと"化」なんて言い回しを聞いたりしますが、 そもそもその課題が自分にとって内発的なものだったら、わざわざ「自分ごと化」する必要なんてないでしょうし、 いろんな地域の面白い事例を紐解くと 「やりたいからやる“遊び”を展開していった結果、地域課題にも効いたよね」って活動の方がうまくいっているものが多く その方がその取り組みが続いたことへのリアリティもあります。 「地域の課題」は、”解決”するよりも、むしろ”相乗り”できないか考えてみてください。 「地域の課題」とされるものって、近所の他の誰かも気になってることの場合が多いので、 うまく絡めると、自分の企画に賛同者や協力者を増やすエンジンになります。 行政などの「大きな主語」が推進しようとしてることを大波に、 自分という「小さな主語」でのやりたいことを載せてサーフィンすると、 マイプロジェクトを実現させたり大きくさせたりしやすいです。 地域の課題に"自分ごと"を「道具化」されるんじゃなくて、 "自分ごと"で、(利用できそうなら)地域の課題の「道具化」を試みてみてください。 自ら「やりがい搾取」に取り込まれないように。