令和8年度改定 新設「精神科慢性身体合併症管理加算」700点を図解

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July 19, 26

スライド概要

令和8年度診療報酬改定で新設された「精神科慢性身体合併症管理加算」(700点・月1回)を図解で解説。対象患者、算定要件、A230-3との併算定不可、医師の切り分け、3つの施設基準までスライドでわかりやすく整理しました。

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精神科慢性身体合併症管理加算とは?令和8年度改定で新設された700点の全貌
https://www.daitoku0110.news/p/psychiatric-chronic-comorbidity-management-addition

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病院事務長。急性期から回復期まで多岐にわたる医療機関で勤務。 医事、介護事務、経理、財務、税務、監査、総務、設備、情報システム、地域連携、法人業務まで、幅広い部門で自ら実務を経験し全体を統括。福祉業界の知見やイベント開催経験に加え、課題解決のためにAIエージェントを作成し、法人を支援した実績も多数有する。 【公開資料】主に以下の2テーマでスライド・動画を提供。 1. 令和8年度診療報酬改定(算定要件・疑義解釈など)や施設基準、医療DXの解説 2. AIエージェント(miiboなど)の構築・活用

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各ページのテキスト
1.

令和8年度改定 新設:「精神科慢性身体合併症管理加算」の全貌 精神病床における継続的な身体合併症管理を評価する、新たな700点加算の算定要件と施設基準ガイド Executive Summary [1. 評価のコア] 月1回 700点の新設加算 (精神科以外の医師による継続的な身体管理を評価) [2. 対象の限定] 糖尿病、または特定疾患療養管理料の対象疾患 (※胃炎・十二指腸炎を除く)を有する精神病床入院患者 [3. 体制の要件] 精神科の標榜および、当該病棟への内科医の配置が必要 精神科 (Psychiatric Care) 新設加算 700点/月 内科・身体管理 (Internal Medicine & Physical Care)

2.

新設の背景:高齢化する精神病床と「継続的身体管理」の空白 Phase 1 Care Gap 精神病床の高齢化 高齢化に伴い、糖尿病などの身体合併症を慢性的に抱える患者が増加。精神疾患とは異なる専門的な管理が必要。 Phase 2 The Structural Gap 急性期 従来の評価軸。急性期の身体合併症への対応は評価されていた。 慢性期 継続的な身体管理に対する独立した評価が存在しなかった。 Phase 3 The Solution 令和8年度改定での新設 この空白を埋め、精神科以外の医師による「継続的な身体合併症への対応」を独立して評価。

3.

加算の概要:月1回「700点」で評価される新たな診療モデル 精神病床入院患者 対象者:精神病床に入院し、慢性的な身体合併症への対応を要する患者(※特定疾患に限る) 【精神科慢性身体合併症管理加算】 月1回:700点 精神科以外の医師 提供者:内科医など、精神科以外の医師 これまで無報酬になりがちだった「精神病棟における他科医師の継続的診察」が、明確な収益基盤として制度化されました。

4.

対象患者の条件:算定のための「2つの診断ゲート」 Gate 1 対象となる入院料 精神科慢性身体合併症管理加算を算定できる入院基本料、または特定入院料を「現に算定している」患者。 Gate 2 以下のいずれかを有する患者 [A] 糖尿病 [B] 特定疾患療養管理料の対象疾患 【要注意:除外規定】 胃炎 及び 十二指腸炎 は、特定疾患療養管理料の対象疾患であっても本加算の対象外となります。 算定対象

5.

算定ルールの壁:併算定不可のケースと「医師の切り分け」 算定頻度 月1回のみ 既存の「精神科身体合併症管理加算 (A230-3)」との同日算定 【不可】 同一医師による算定不可。 入院精神療法 (I001) や通院・在宅精神療法 (I002) を行った医師 (精神科医) が、そのまま身体合併症の診察を行っても算定できません。 別医師による算定。 精神科医 内科医等 精神療法を行う医師とは「別の医師 (内科医等)」が身体合併症を診察した場合のみ算定可能。

6.

施設基準:新たな加算を支える「3つの要件」 精神科標榜 精神科を標榜する保険医療機関である病院であること。(精神疾患への対応が大前提) 内科医の配置 当該病棟に内科の医師が配置されていること。(身体合併症への専門的な診療の確保) 十分な体制 精神障害者であって身体合併症を有する患者の治療を行うにつき十分な体制を有していること。 【地方厚生局長等への届出】 これらの施設基準を満たし、地方厚生局長等へ事前に届出を済ませた医療機関のみが算定可能です。

7.

まとめ:身体と精神の両面を支える「次世代の精神病床モデル」 専門的な精神疾患管理 (精神療法等) 精神科標榜病院としての基盤 高齢化する精神疾患患者 (糖尿病等の合併症) 【新設】精神科慢性身体合併症管理加算 (700点/月) 病棟配置された内科医による継続的治療 本加算の新設は、単なる点数の追加ではありません。精神疾患を抱える高齢患者に対し、精神科医と内科医が連携して継続的に管理する「包括的な医療体制」を、診療報酬の面から強力にバックアップする構造的転換です。制度の要件(医師の切り分け、同日算定の回避、施設基準)を正確に把握し、速やかな体制構築と届出への準備が求められます。