令和8年度改定「歯科固有の技術」見直し3つの柱を総点検

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August 21, 26

スライド概要

令和8年度診療報酬改定の個別改定項目Ⅲ-7⑬「歯科固有の技術の評価の見直し」を3つの柱で整理。光学印象100→150点、総義歯2,420→2,500点、顎関節脱臼非観血的整復術410→800点など新旧点数を一覧化し、算定要件の変更やマスタ更新の実務対応まで解説します。

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令和8年度改定「歯科固有の技術」見直し3つの柱を総点検
https://www.daitoku0110.news/p/dental-specific-technology-revision-2026

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病院事務長。急性期から回復期まで多岐にわたる医療機関で勤務。 医事、介護事務、経理、財務、税務、監査、総務、設備、情報システム、地域連携、法人業務まで、幅広い部門で自ら実務を経験し全体を統括。福祉業界の知見やイベント開催経験に加え、課題解決のためにAIエージェントを作成し、法人を支援した実績も多数有する。 【公開資料】主に以下の2テーマでスライド・動画を提供。 1. 令和8年度診療報酬改定(算定要件・疑義解釈など)や施設基準、医療DXの解説 2. AIエージェント(miiboなど)の構築・活用

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各ページのテキスト
1.

令和8年度改定「歯科固有の技術」見直し3つの柱を総点検 収益への影響と実務・システム対応への完全ガイド

2.

第1の柱 | 評価・運用の見直し(学会等提案) 歯科口腔リハや遠隔連携など、16の技術の評価と運用をアップデート。 UPDATE 第2の柱 | 歯冠修復・欠損補綴等の引き上げ 光学印象や総義歯など、デジタル関連技術と補綴装置本体の点数をベースアップ。 POINT LIFT 第3の柱 | 処置・口腔外科手術の大幅な評価向上 顎関節脱臼整復術(約2倍)など、臨床現場の実態に合わせた劇的な点数引き上げと要件緩和。 DRAMATIC INCREASE

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管理・指導 歯科口腔リハビリテーション料2 歯科矯正管理料 歯科麻酔管理料 位相差顕微鏡による歯周病患者画像活用指導 デジタル・連携 模型調製における光学印象及びデジタル模型 歯科遠隔連携診療 デジタル連携嘱託デッキ 補綴 口蓋補綴及び顎補綴の咬合採得 チタン及びチタン合金によるブリッジ 歯科用暫間被覆冠形成品を用いた暫間的ダイレクトボンディングブリッジ 床補強のための接着芯 後継永久歯の無い乳臼歯へのCAD/CAM冠 手術・処置・麻酔 超音波切削機器加算(上下顎骨悪性腫瘍手術) Ni-Tiロータリーファイル加算 静脈麻酔 検査・適応拡大 口腔粘膜湿潤度検査 厚生労働大臣が定める疾患に起因した咬合異常に係る適応症の拡大

4.

【要注意】「静脈麻酔」の項目新設とマスタ対応 単なる要件変更ではなく、点数表の項目自体が新設されます。医科点数表の見直しに連動する形での変更です。 【旧】既存の麻酔項目 【新】歯科吸入麻酔又は歯科静脈麻酔 麻酔を実施する医療機関は、算定項目名の変更に伴うレセコンのアップデートが必須です。

5.

デジタル関連技術 光学印象 100点→150点 ↑+50%(5割引き上げ) 装着時の内面処理加算1 CAD/CAM冠: 45点→55点 CAD/CAMインレー: 45点→55点 高強度硬質レジンブリッジ: 90点→110点 補綴装置本体 総義歯(1顎): 2,420点→2,500点 高強度硬質レジンブリッジ: 2,800点→3,000点 レジンインレー(単純): 128点→148点 レジンインレー(複雑): 180点→200点

6.

支台築造・維持装置のベースアップ ファイバーポスト間接法 (大臼歯): 211点→221点(+10点) (小臼歯・前歯): 180点→190点 根面被覆(根面板) 195点→225点(+30点) 磁性アタッチメント(キーパー付き) 550点→580点(+30点) 【名称変更アラート】 鋳造バー(458点→468点)は、点数引き上げと同時に区分名が変更されます。 【現行】【バー】→【改定案】【大連結子】 レセプト電算処理システムのマスタ更新時期を事前にベンダーへ確認してください。

7.

第3の柱:口腔外科手術の劇的な評価引き上げ 顎関節脱臼非観血的整復術 410点→800点 約2倍の引き上げ! がま腫切開術 820点→1,230点 1.5倍 唾石摘出術(表在性) 720点→1,080点 1.5倍 抜歯手術「4」の加算(下顎完全/水平埋伏智歯) 130点→230点 顎骨腫瘍摘出術(長径3cm未満) 2,820点→4,020点

8.

【要件変更】象牙質レジンコーティングの算定タイミング前倒し 【現行ルールの算定フラグ】(歯冠形成から装着までの一連の行為につき1回) 【改定案の算定フラグ】(歯冠形成から印象採得までの一連の行為につき1回) Step 1: 生活歯歯冠形成 Step 2: 印象採得 Step 3: 装着 「1回に限り」の区切りが前倒しになります。 「1回に限り」の区切りが前倒しになります。院内での算定ルールの再周知が必要です。

9.

広範囲な外科手術・処置の評価見直し一覧 加圧根管充填処置 単根管(139→150点) 2根管(168→180点) 3根管以上(213→230点) 広範囲顎骨支持型装置に関する手術 1回法(14,500→16,000点) 2回法1次(11,500→13,000点) 2次(4,500→6,000点) 掻爬術(1,800→3,300点 - 約1.8倍) 顎骨内異物除去術 簡単<1/2顎(850→1,500点) 簡単全顎(1,680→2,000点) 困難<2/3顎(2,900→4,000点) 困難全顎(4,180→5,500点) 腐骨除去手術の罠 ・片側の1/3未満: 1,300点→1,560点 ・片側の1/3以上: 3,420点→4,100点 【限定要件バッジ】 顎骨壊死(骨吸収抑制薬関連・放射線性)に対する加算は1,000点→1,200点に引き上げられますが、対象は「片側の1/3未満」に限定され、「1/3以上」は対象外となる点に注意。

10.

改定がもたらす歯科経営へのパラダイムシフト Bottom-up Elevation(底上げ) Vector 1: デジタル化の推進 Evidence: 光学印象の5割増、CAD/CAM内面処理加算の拡充。 Meaning: アナログからデジタルワークフローへの移行を国が強力に後押し。 Vector 2: 専門的処置・外科手術の高評価 Evidence: 顎関節脱臼整復術(2倍)や各種口腔外科手術の大幅な点数増。 Meaning: 難易度とリスクの高い臨床現場の実態に即した正当な対価の配分。 3つの柱は単なる「点数調整」ではなく、国の意図する「歯科医療技術の全体的な底上げ」と「次世代スタンダードへの移行」を示しています。

11.

医療機関が改定までに実行すべき3つのステップ 1 Step 1: 実績の洗い出し 自院で算定実績のある技術(特に口腔外科手術や広範囲顎骨支持型装置など)をリストアップし、今回の見直し対象と突き合わせ、改定後の切り替え漏れを防ぐ。 2 Step 2: 算定要件の院内共有 「象牙質レジンコーティング」のように、算定タイミング(装着→印象採得)が変わる項目を抽出し、ドクターと事務スタッフ間でルールを再定義する。 3 Step 3: ベンダーへのマスタ更新確認 「歯科吸入麻酔又は歯科静脈麻酔」の新設や、「バー」から「大連結子」への名称変更に備え、電子カルテ・レセコンの更新スケジュールを確認する。

12.

実務用:マスター更新・要件変更アラート・マトリクス Printable Cheat-Sheet [変更タイプ] [対象項目] [対応アクション] 名称変更 【バー】→【大連結子】 レセコンの区分名マスタ更新 項目新設 歯科吸入麻酔又は歯科静脈麻酔 新規項目のマスタ追加 タイミング変更 象牙質レジンコーティング 算定タイミングを「装着」から「印象採得」へ前倒し 算定条件限定 腐骨除去手術の顎骨壊死加算 「片側の1/3未満」のみ算定可のルール徹底 ※本資料で示した点数は個別改定項目の改定案に基づく内容です。 最終的な実務での取扱いは、必ず厚生労働省の告示及び通知の内容をご確認ください。