スクラムマスターのための、解決思考ワークショップ

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September 26, 20

スライド概要

2020/9/26 Scrum Fest Mikawa Zoomトラック2 10:00-11:30

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メディア・エンタメ業界一筋のPM。DevSumiコンテンツ委員なども少々。 ▼ X https://twitter.com/PassionateHachi ▼ note https://note.com/hiroki_hachisuka

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

スクラムマスターのための 解決思考ワークショップ 2020/9/26 10:00-11:30 Zoom Track2 はち@PasshinateHachi

2.

朝一です!元気にいきましょー! 2

3.

蜂須賀 大貴 @PassionateHachi 2012年 株式会社IMAGICA入社 (現:株式会社 IMAGICA Lab.) お仕事: - PdM、PjM、プロダクトオーナー(CSPO) - インフラエンジニア(AWS) - セールスエンジニア - 働き方改革 担当 3

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映像業界の 働き方を変えたい! 個人のスキルとセンスからチー ムで働く業界に! 4

5.

最近社内でやっていること お仕事: - 7名のチームでScrum ( Product Owner) - 顧客、現場、営業へのセールスエンジニア的な動き - コミュニケーション支援 (朝会、ふりかえり、カンバンなど) - 新しい働き方を考え、進める人 - 社内勉強会で会議の進行について講義 - テレビ局の技術の方達との座談会を主宰 5

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最近社外でやっていること お仕事?ほぼ趣味?: - Developers Boost 2019 ベストスピーカー2位(デブ サミのU30向けイベント) - Developers Summit 2020登壇 - イベント登壇(約20回/年) 講演、対談、公開収録 等 - ワークショップ、勉強会運営 - 第14期ファシリテーション塾生 - https://note.com/hiroki_hachisuka - コミュニティー運営 6

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2つのYoutube チャンネルやってます はちの遊び場 https://www.youtube.com/channel/UCQyOowfPZBj Lc798wYq6g1A パタンランゲージ TV https://www.youtube.com/channel/UCAQ-_SQg Pygm-3AKLQnbstw

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今日学べること 8

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今日のアジェンダ ✔ ワーク1:よくある事例に学ぶ「助言クイズ」(あなたならどう助言する?):20分 ✔ 講演:SDMIモデルに学ぶ「解決思考」とは:20分 ✔ ワーク2:自分のチームの課題を「解決思考」で考える:20分 ✔ ワーク3:参加者同士の相互助言による「助言の実践」:20分 ✔ ふりかえり:10分 9

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今日の使うもの ✔ ワーク1:よくある事例に学ぶ「助言クイズ」(あなたならどう助言する?) → muralを使います ✔ 講演:SDMIモデルに学ぶ「解決思考」とは ✔ ワーク2:自分のチームの課題を「解決思考」で考える → muralを使います ✔ ワーク3:参加者同士の相互助言による「助言の実践」 → Break out roomを使います 10

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よくある事例に学ぶ 助言クイズ 「あなたならどう助言する?」 muralを使います! https://app.mural.co/t/sfo2020hachi4600/m/sfo2020hachi4600/1592018069754/2dfa51fc468719abc6516737ece2d73922aaacef 11

12.

ケース1:プロダクトオーナーが優柔不断で困っている ✔ 前提:チームメンバーの田中はチームが着手しようとしても、決まっていないことや 情報が足りないことが多いことにイライラしている。POに聞いても明確な意思がなく、 停滞してしまうことを課題と感じている。 ✔ 目標:チームが着手するタイミングで方向性が決まっていて欲しい。すぐ判断して欲 しい ✔ 立場:田中はチームではベテランメンバーで責任感ある立場 ✔ 進め方:田中との1on1 ✔ 手法:POへのアクションではなく、この時間で田中のアクションを決める ✔ 時間:30分 12

13.

ケース2:マネージャーのマイクロマネジメント ✔ 前提:チームメンバーの山田はマネージャーの細かな指示やちゃぶ台返しに疲弊 している。その上で自分の手柄かのように周りに話していることに飽き飽きしている ✔ 目標:チームに権限を移譲し、チームが評価される状態 ✔ 立場:山田はチームの若手メンバーで転職すら考えている ✔ 進め方:山田との1on1 ✔ 手法:マネージャーへのアクションではなく、この時間で山田のアクションを決める ✔ 時間:30分 13

14.

ケース3:チームで働きたがらないベテラン ✔ 前提:チームメンバーの古田はベテランメンバー。スクラムでの現状の開発方法だ と周りに足を引っ張られると感じている。そのため、チームのイベントは欠席しがち。周 りは強く言えない状態 ✔ 目標:古田とチームが納得した状態で開発を続ける ✔ 立場:古田はチームのテックリード。コミュニケーションが下手で高圧的で無口。 ✔ 進め方:チームのふりかえり ✔ 手法:古田、チームへのアプローチ ✔ 時間:60分 14

15.

SDMIモデルに学ぶ 「解決思考」とは? 15

16.

チームの自己組織化を阻むもの ✔ 「人を責めたり・・・」 ✔ 「ミスをうじうじ指摘したり・・・」 平等な関係性 チーム全員の責任感 ✔ 「権力に任せの意思決定・・・」 問題解決に向けたコミュニケーション →解決思考の意思疎通法(SDMIモデル) 16

17.

チームの自己組織化を阻むもの 平等な関係性 ✔ 「人を責めたり・・・」 ✔ 「ミスをうじうじ指摘したり・・・」 チーム全員の責任感 解決思考の意思疎通法(SDMIモデル) ✔ 「権力に任せの意思決定・・・」 問題解決に向けたコミュニケーション 17

18.

「問題思考」と「解決思考」 過去 現在 解決思考 困った問題 未来 解決している未来を どう作るか 問題が解 決 欲しいものを探す(楽観的) 問題思考 問題の原 因 原因を特定 責任の所在を探す 困った問題 これ以上欲しくないものを特定(悲観的) 18

19.

解決思考に必要な考え方 ✔ チームが「意思決定の能力」を持つ ⚪) 結論に至る意識、敬意、選択に対する責任感 × ) 問題の詳細説明、やり抜く力、効率、スピード、外向性 解決思考を促すスクラムマスターのお仕事 不快な状況をできるだ けさけ、また快適な日 常に戻す ✔ 解決策を考えるよう導く(ゴールをはじめに意識) ✔ 問題を分析し、結論を出せるように促す ✔ 未来のために明確にすべき欲しいもの / 欲しくないもの を特定する 19

20.

解決思考で意識したい5つのポイント ✔ 目標:何を達成したいか ✔ 立場:何に対して責任を負っているのか? 自分で意思決定できること / できないことは? 自分にはどんなスキルがあるか? ✔ 進め方:どうやって目標を達成するか? ✔ 手法:敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか? ✔ 時間:目標達成に必要な時間があるか?どのくらいの時間が必要か? 期限はあるか? 20

21.

解決思考で意識したい5つのポイント ✔ 目標:何を達成したいか ✔ 立場:何に対して責任を負っているのか? 自分で意思決定できること / できないことは? 自分にはどんなスキルがあるか? ⚪) ポジティブ、達成したいこと ✔ 進め方:どうやって目標を達成するか? × )ネガティブ、避けたいこと ✔ 手法:敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか? ✔ 時間:目標達成に必要な時間があるか?どのくらいの時間が必要か? 期限はあるか? 21

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解決思考で意識したい5つのポイント ✔ 目標:何を達成したいか ✔ 立場:何に対して責任を負っているのか? 自分で意思決定できること / できないことは? 自分にはどんなスキルがあるか? ✔ 進め方:どうやって目標を達成するか? ・目標達成の責任がチーム全体にあることを認識する ✔ 手法:敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう ・目標実現のために必要な能力を誰が持っているか するか? ✔ 時間:目標達成に必要な時間があるか?どのくらいの時間が必要か? 期限はあるか? 22

23.

解決思考で意識したい5つのポイント ✔ 目標:何を達成したいか ・進め方をみんなで相談する ✔ 立場:何に対して責任を負っているのか? 自分で意思決定できること / できないことは? 自分にはどんなスキルがあるか? ✔ 進め方:どうやって目標を達成するか? ✔ 手法:敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか? ✔ 時間:目標達成に必要な時間があるか?どのくらいの時間が必要か? 期限はあるか? 23

24.

解決思考で意識したい5つのポイント ✔ 目標:何を達成したいか ・明確に、直接的に (遠慮しない,わかりやすい表現で ) ✔ 立場:何に対して責任を負っているのか? ・自分が「何を」「なぜ」求めているかを伝える 自分で意思決定できること / できないことは? 自分にはどんなスキルがあるか? ✔ 進め方:どうやって目標を達成するか? ✔ 手法:敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか? ✔ 時間:目標達成に必要な時間があるか?どのくらいの時間が必要か? 期限はあるか? 24

25.

解決思考で意識したい5つのポイント ✔ 目標:何を達成したいか ✔ 立場:何に対して責任を負っているのか? ・「必要な時間」「実際に使える時間」「期限」を明確にする 自分で意思決定できること / できないことは? 自分にはどんなスキルがあるか? ✔ 進め方:どうやって目標を達成するか? ✔ 手法:敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか? ✔ 時間:目標達成に必要な時間があるか?どのくらいの時間が必要か? 期限はあるか? 25

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5つのポイントは誰が実現するのか? ✔ チームメンバー同士の話し合い ✔ チームとスクラムマスターの話し合い ✔ チームとプロダクトオーナーの話し合い ✔ チームとマネージャーの話し合い ✔ チームとアジャイルコーチの話し合い 26

27.

3つのケースを改めて 「解決思考」で考える 27

28.

ケース1:プロダクトオーナーが優柔不断で困っている ✔ 前提:チームメンバーの田中はチームが着手しようとしても、決まっていないことや 情報が足りないことが多いことにイライラしている。POに聞いても明確な意思がなく、 停滞してしまうことを課題と感じている。 ✔ 目標:チームが着手するタイミングで方向性が決まっていて欲しい。すぐ判断して欲 しい ✔ 立場:田中はチームではベテランメンバーで責任感ある立場 ✔ 進め方:田中との1on1 ✔ 手法:POへのアクションではなく、この時間で田中のアクションを決める ✔ 時間:30分 28

29.

ケース2:マネージャーのマイクロマネジメント ✔ 前提:チームメンバーの山田はマネージャーの細かな指示やちゃぶ台返しに疲弊 している。その上で自分の手柄かのように周りに話していることに飽き飽きしている ✔ 目標:チームに権限を移譲し、チームが評価される状態 ✔ 立場:山田はチームの若手メンバーで転職すら考えている ✔ 進め方:山田との1on1 ✔ 手法:マネージャーへのアクションではなく、この時間で山田のアクションを決める ✔ 時間:30分 29

30.

ケース3:チームで働きたがらないベテラン ✔ 前提:チームメンバーの古田はベテランメンバー。スクラムでの現状の開発方法だ と周りに足を引っ張られると感じている。そのため、チームのイベントは欠席しがち。周 りは強く言えない状態 ✔ 目標:古田とチームが納得した状態で開発を続ける ✔ 立場:古田はチームのテックリード。コミュニケーションが下手で高圧的で無口。 ✔ 進め方:チームのふりかえり ✔ 手法:古田、チームへのアプローチ ✔ 時間:60分 30

31.

ブレイクアウトルームで 対話してみましょう 31

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参加者同士の相互助言による 「助言の実践!」 32

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自分のチームの課題を 「解決思考」で考える 33

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解決思考で意識したい5つのポイント ✔ 目標:何を達成したいか ✔ 立場:何に対して責任を負っているのか? 自分で意思決定できること / できないことは? 自分にはどんなスキルがあるか? ✔ 進め方:どうやって目標を達成するか? ✔ 手法:敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか? ✔ 時間:目標達成に必要な時間があるか?どのくらいの時間が必要か? 期限はあるか? 34

35.

自分の課題を5つのポイントで書いてみましょう ✔ 目標:何を達成したいか ✔ 立場:何に対して責任を負っているのか? 自分で意思決定できること / できないことは? 自分にはどんなスキルがあるか? ✔ 進め方:どうやって目標を達成するか? ✔ 手法:敬意を持ち、明確で直接的なコミュニケーションを取るにはどう するか? ✔ 時間:目標達成に必要な時間があるか?どのくらいの時間が必要か? 期限はあるか? 35

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ブレイクアウトルームで 対話してみましょう 36

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ふりかえり #zoomトラック2 に 学びの整理や感じたことをふりかえってみましょう 37

38.

ありがとうございました! ぜひチームを解決に導きましょう! 38