The_Product_Manager_OS

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May 22, 26

スライド概要

2026/05/22

PM Kansai Meetup #5
https://product-manager-kansai.connpass.com/event/390757/

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メディア・エンタメ業界一筋のPM。DevSumiコンテンツ委員なども少々。 ▼ X https://twitter.com/PassionateHachi ▼ note https://note.com/hiroki_hachisuka

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

これからのプロダクトマネージャーの必須要件 - プロダクト責任者の「OS」となる3つの基礎体力 - PM Kansai Meetup #5 | 2026.05.22

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蜂須賀 大貴 | Newbee株式会社 代表 市場選びから 顧客理解 予算管理 人事マネジメント マーケティング PR 法務まで 勝てるプロダクト開発の教科書 失敗パターン99選から学ぶ最速成長ルート リーダーは何を握り、何を任せるのか? 要点が全部わかる 『勝てるプロダクト開発の教科書』 7月22日発売

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「誰が最終的に責任を引き受けるのか」が、あいまい。

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0-1 3つの基礎体力 本書では、戦略、組織、テクノロジー(世の中にあふれる新技術)とエンジニアリング(それらを自ら実装していく営み)、マーケティング、セールス、PR、法務など、プロダクト責任者が向き合うべきテーマを扱っていきます。個別のスキルやフレームワークを学ぶ前に、どうしても触れておかなければならないことがあります。 それは、これらすべての知識を正しく使いこなすためのOS(オペレーティングシステム)についてです。どんなに優れたアプリケーション(戦略)も、それを動かすOS(思考の基盤)が古かったり、バグだらけだったりすれば、正しく機能しません。プロダクト責任者として、フェーズや市場の違いに左右されない普遍的なOS。それが、次に挙げる3つの力です(図表序-1)。 1 ロジカルシンキング(論理的思考) 2 具体と抽象を行き来する力(概念化能力) 3 意思決定リテラシー(判断の軸)

5.

戦略 マーケ 技術 UI/UX 表面的なフレームワーク (App) より 普遍的な思考の基盤(OS)

6.

3. 意思決定リテラシー(判断の軸) 2. 具体と抽象を行き来する力(概念化) 1. ロジカルシンキング(論理的思考)

7.

この3つは独立したスキルではなく、密接に連動しています。ロジカルシンキングで「事実」「解釈」「行動」の構造を捉え、具体と抽象を行き来する力で解像度を高め、意思決定リテラシーを持って次の行動の判断を下す。この一連の思考プロセスこそが、不確実な状況下で成果を出し続けるリーダーの条件です。

8.

ロジカルシンキング =カオスな状況に「秩序」を与える力

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空・雨・傘とは 空が曇っている 事実の確認 雨が降ってきそう 事実からの解釈 傘を持って行こう 解釈からの結論 https://logicalthinking.net/situation-observation-implication/ より引用

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空 (事実) : 客観的に起きていること 雨 (解釈) : 事実から導かれる原因・仮説 傘 (行動) : 解釈に基づく打ち手

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ロジカルシンキングゲーム トップ 商品 使い方 お問い合わせ PM 育成 × 体験型カードゲーム 考える力を、体験で身につける。 PMが直面する52のシナリオを、議論で解く。 1セット ¥2,200(税込) / 全国送料 ¥870 / 4セット以上で送料無料 / 1週間以内に発送 購入する → 使い方を見る さっき公開! (18時w) #2 顧客1人の獲得コストが利益を20%超過 #5 スポート機能を実装して... ©Newbee Inc.

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#2 : 導入直後の解約 あなたはSaaSプロダクトのPMです。カスタマーサクセスチームから「今月も初月解約が多い」と報告がありました。全体の月次解約率は3%ですが、導入初月に限ると9%に跳ね上がります。営業チームは四半期の売上目標を達成しており、デモでは「なんでもできます」と自信満々にプレゼンしています。一方、CS担当は「お客さんのITリテラシーが低い」と嘆いています。 5枚のカードを見て、この状況を整理してください。

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【演習】ケーススタディ:導入直後の解約 データ ・全体の月次解約率は3% ・しかし「導入初月」に限ると9% 現場の声 ・営業:「売上目標達成!デモでは『何でもできます』とプレゼン」 ・CS:「お客さんのITリテラシーが低くて困る…」

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どのロジックを選ぶ? 【Aのルート】 雨:顧客のITリテラシーが低いため、使いこなせていない。 傘:CSのサポート体制を倍増し、マニュアルを拡充する。 【Bのルート】 雨:営業のオーバートークにより、期待値がずれた顧客を獲得している。 傘:営業のターゲット定義と、デモのトークスクリプトを修正する。

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【Aのルート】 メダニー 【Bのルート】 〇正解 最初の「解釈」を間違えると、間違った「行動」を全力で実行してしまう。

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具体 ⇄ 抽象 個別事象 (具体) 本質の抽出 (抽象) 別業界への転用 (新しい具体) 対症療法から抜け出し、イノベーションの構造を創る

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具体と抽象を行き来する力はロジカルシンキングと強く結びついていますが、イノベーションや新しい価値創造において決定的な役割を果たします。ひとつは個別の事象から構造を見出し、再現性のある仕組み(資産)を作ること。もうひとつは、既存のアイデアの骨格を抽出して、まったく新しい価値(イノベーション)を生み出すことです。 (中略) このように、具体(自社の案)→抽象(本質の抽出)→別の具体(他業界の成功例)→再具体化(自社への適用)というプロセスを経ることで、最初はイマイチに見えたアイデアが、意味のある強力な施策へと生まれ変わります。この具体と抽象を行き来する力こそが、成果に直結する思考法です。ぜひ意識的にトレーニングしてほしいスキルです。

18.

意思決定リテラシー 専門家になる必要はない。 専門家と対等に渡り合い、リスクを見極める「判断の軸」を持て。 エンジニア デザイナー PM セールス 法務

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意思決定リテラシーとは、専門領域ごとに意思決定の質を担保するための「最低限の知識と判断軸」のことを指します。これは私の造語ですが、特にPMに (中略) の領域で専門家になる必要はないということです。必要なのは専門スキルそのものではなく、専門家に対して対等に渡り合い、リスクとリターンを見極めるための判断の軸です。 具体的には、各領域の専門家に対して以下の問いを持てるかどうかです。

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「任せる」と「丸投げ」は違う 専門家に「任せる」ために握るべき5条件 ① 目的(Why) ② 制約条件 ③ 成功指標 ④ 代替案 ⑤ 最悪のリスク 任せる 丸投げからの脱却

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・任せる:アウトカム責任を自分か保持したまま、専門家にオーナーシップを渡すこと ・丸投げ:アウトカム責任も思考も委ねてしまい、専門家を孤立させること 丸投げは、責任の所在があいまいになり、事業はほぼ確実に失敗します。そして、専門家に任せるには「依頼のスキル」と「質問のスキル」が欠かせません。

22.

役割ではなく、姿勢の話 ・顧客価値から逃げない ・判断を先送りしない ・任せても、放棄しない ・失敗の泥をかぶる「覚悟」を持つ

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目次 はじめに 000 序章 プロダクト責任者のOS 0-1 3つの基礎体力 20 0-2 ロジカルシンキングとは何か 000 0-3 具体と抽象を行き来する力とは何か 000 0-4 意思決定リテラシーとは何か 000 0-5 任せることと丸投げすることの違い 000 第1章 市場選び - 戦うフィールドを定める 1-1 勝てる市場選びがすべてを決める 000 1-2 原体験か企業ビジョンか 000 1-3 初期設定を疑う勇気 000 1-4 経営陣・事業責任者と役割を分担する 000 1-5 イニシアティブを持つ領域 000 1-6 市場選びの失敗パターン 000 学びのリソース 000 第2章 ビジョンと事業開発 - 戦略を立てる 2-1 Why meとWhy nowで考える 000 2-2 事業開発は溜めた成功事例を自社に当てはめる 000 2-3 PMと事業開発担当の違いを明確化する 000 2-4 いつ事業開発担当に権限を渡すか 000 2-5 ビジョンと事業開発の失敗パターン 000 学びのリソース 000 第3章 経営企画と予算管理 - 戦略を言語化する 3-1 お金は企業の兵糧 000 3-2 利益思考と投資判断 000 3-3 CFOや会計士と連携する 000 3-4 財務領域でプロダクト責任者が握るべきこと 000 3-5 経営企画と予算管理の失敗パターン 000 学びのリソース 000

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第4章 人事戦略とピープルマネジメント - 兵站を整える 4-1 人は宝 000 4-2 採用と才能の考え方 000 4-3 PMとEMの二軸リーダー 000 4-4 背中を預けられる人材を探す 000 4-5 人材戦略とピープルマネジメントの失敗パターン 000 学びのリソース 000 第5章 プロジェクトマネジメントとアジャイル - 戦術を推進する 5-1 戦略を実行に落とす基盤 000 5-2 インセプションデッキでQCDSの優先順位をつける 000 5-3 PM・スクラムチームとPO・スクラムマスターの役割分担 000 5-4 プロダクトとプロジェクトの線引き 000 5-5 プロジェクトマネジメントとアジャイルの失敗パターン 000 学びのリソース 000 第6章 テクノロジーとエンジニアリング - 技術を理解し武器にする 6-1 基盤はテクノロジーとエンジニアリングの理解 000 6-2 アーキテクチャ・データフロー・技術スタック・AIは一通りおさえる 000 6-3 CTO・TechLead・データ人材の役割 000 6-4 詳細設計や監視はエンジニアに任せる 000 6-5 テクノロジーとエンジニアリングの失敗パターン 000 学びのリソース 000 第7章 体験設計とコミュニケーション設計 - プロダクトのクオリティを高める 7-1 顧客理解は他人に譲ってはならない 000 7-2 カスタマージャーニーからサービスブループリントまで 000 7-3 デザイナー・UXリサーチャーとの協働 000 7-4 フレームワーク活用は任せるが顧客理解は握る 000 7-5 体験設計とコミュニケーション設計の失敗パターン 000 学びのリソース 000

25.

第8章 GTM戦略とマーケティング - 売れ続ける仕組みを作る 8-1 セグメンテーションとポジショニング 000 8-2 PMM・マーケターとの役割分担 000 8-3 ターゲット選定は握り、施策は任せる 000 8-4 GTM戦略とマーケティングの失敗パターン 000 学びのリソース 000 第9章 セールスとステークホルダーマネジメント - 売るための手順を整える 9-1 売れないプロダクトは存在できない 000 9-2 売れる仮説→検証→セールス組織化 000 9-3 インサイドセールス・カスタマーサクセスとの連携 000 9-4 セールスとステークホルダーマネジメントの失敗パターン 000 学びのリソース 000 第10章 広報PRとブランディング - ユーザーや社会とコミュニケーションする 10-1 ブランドは持続的な信頼の積み重ね 000 10-2 企業名が顔かプロダクトが顔か 000 10-3 PR担当・インナーブランディングの担い手を育てる 000 10-4 方向性は握り、施策は専門家に任せる 000 10-5 広報PR・ブランディングの失敗パターン 000 学びのリソース 000 第11章 法務と知財戦略 - 事業を守る強固な盾を持つ 11-1 リスク管理の心構え 000 11-2 利用規約とプライバシーポリシー 000 11-3 法務担当・弁護士・弁理士とのスキーム構築 000 11-4 基本は自分で理解、実務は専門家へ委ねる 000 11-5 法務・知財戦略の失敗パターン 000 学びのリソース 000 終章 プロダクトマネジメントとの再会 12-1 すべてPMの仕事だった 000 12-2 ミニCEOとしての再定義 000 12-3 AI時代のフルスタック組織論 000 12-4 余白のマネジメント 000 おわりに 000 本書内容に関するお問い合わせについて 000 会員特典データのご案内 000 著者略歴 000

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孤独な意思決定から逃げない、すべての責任者のために。 『勝てるプロダクト開発の教科書』 2026/7/22発売 今月末、 Amazon予約開始 予定!

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