マルチプレキシングって何? 概要をざっくり解説

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October 18, 25

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1.

マルチプレキシングって何? 概要をざっくり解説 気ままに勉強会 #126 作成者 Kohhey 2025/10/18

3.

アジェンダ 1. 自己紹介 2. このLTの対象・目的 3. マルチプレキシングの概要について 4. 基本的なルール 5. もし判断に迷ったら? 6. 最後に

4.

自己紹介 Kohhey 24歳 保有資格 PL-200,AZ-900 最近楽しみなこと 推しの山下美月が出演している映画が2本上映されるので見に行くこと。(火喰鳥を喰う・愚か者の身分)

5.

このLTの対象・目的 • 対象 これから有償ライセンスの導入を検討している方 マルチプレキシングが初耳の方 ・目的 マルチプレキシングについて概要を説明することで、コンプライアンスを遵守しつつ要件に応じたコスト最適化へ貢献 する。

6.

マルチプレキシングの概要について ・マルチプレキシングとは? マルチプレキシング(多重化)とは、ハードウェアまたはソフトウェアの接続を集約したり、情報の経路を変更する、製 品に直接アクセスしたり製品を使用したりするデバイスやユーザーの数を減らすことを指します。 マルチプレキシングなし データの操作・閲覧 マルチプレキシングあり Dataverse Power Automateなどで自動連携 他のDB データの操作・閲覧

7.

基本的なルール 有償の機能や製品へつながる導線があれば、アクセスするユーザーの数だけライセンスが必要 ⇒ひとつ前のスライドの例では、自動でDataverseのデータを取得しているため右側のユーザーにもDataverseが 利用できるライセンスが必要となります。 ただし、特定の条件ではライセンスが不要な場合があります。 ファイルやデータが完全な手動による操作の結果としてデータを利用できるようになった場合、手動で転送されたファ イルやデータにアクセスするユーザーにライセンスは必要ありません。 ⇒次のスライドで例を出しながらお話します。

8.

基本的なルール Dataverse データを手動でファイル形式にしてDL 手動でデータファイル共有 有償ライセンス保持 ライセンスが不要 上の図の場合は、Dataverseが利用可能なライセンスを持ったユーザーがデータ共有に伴う作業をすべて手動で実施してい るため、データを共有されたユーザーにはライセンスが不要。

9.

もし判断に迷ったら? ・おすすめの手法:実現したい機能単位で業務フローを作成 ⇒業務フローの中で有償の機能が関係している場合、どの範囲で有償機能の恩恵を受けているのか・データの取り 扱いはユーザーの手動かPower Platformで用意された自動化の機能で実装するかを明確にする。 ・補足:もし業務フローの中で部分的に自動処理が含まれていたら? 「手動操作がプロセスに含まれますが、すべてが手動で はなく、自動処理も含まれています。 このように自動処理が含まれている場合は、データにア クセスするエンド ユーザーには適切なライセンスが必要 です。」 と記載されていることから、有償ライセンスが必要と認識す るのが無難だと考えています。 ※Kohhey個人の意見です。

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最後に 有償ライセンス導入は、Microsoft 365 ライセンスでは得られない費用対効果の向上が十分に見込まれます。 例えば.. Premiumコネクタ+カスタムコネクタ Dataverse AI Builder 多様なSaaSやPaaSとの連携による 作業自動化で人的工数の最小化 データ権限管理で監査対応コスト削減、 RDB ドキュメント処理の自動化。 既存データの分析や作業支援 Power Platformでのシステム開発推進により、業務改善・生産性向上を実現することでライセンスコストを大きく上 回る価値創出につながります。 そのためにマルチプレキシングのルールを遵守することで、適切な状態でPower Platformでの開発を推進できると考 えています。