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May 16, 24
スライド概要
2024/4/18に実施されたHololab Conference 2024のセッションスライドです。
■セッションアーカイブはこちら
https://www.youtube.com/playlist?list=PLcIuMEVR3eYegP17SKG_UPgERmmGStEr_
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■公式HP
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■公式Twitter
https://twitter.com/HoloLabInc
PLATEAUとXRで実現する まちづくりDX
PLATEAUとXRで実現するまちづくりDX 1. はじめに 株式会社 ホロラボ 加茂 春菜 2. Project PLATEAU 国土交通省 都市局 椿 優里 氏 3. torinomeを使ったまちづくり 東京都立大 都市環境学部 饗庭 伸 教授 4. 八王子市の取組のご紹介 八王子市 都市計画部 5. 広島市都心部での取り組み事例 沼田 啓孝 氏 株式会社日建設計総合研究所 伊藤 慎兵 氏 土肥 真梨子 氏
ご登壇のみなさま 土肥 真梨子 氏 伊藤 慎兵 氏 沼田 啓孝 氏 饗庭 伸 教授 椿 優里 氏 加茂 春菜 株式会社日建設計 株式会社日建設計 八王子市 東京都立大 国土交通省 株式会社ホロラボ 総合研究所 総合研究所 都市計画部 都市環境学部 都市局
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本日はよろしくお願いいたします。 椿 優里(TSUBAKI Yuri) 国土交通省 都市局 国際・デジタル政策課 国際・デジタル政策企画調整官 北海道札幌市出身 東京外国語大学卒業後、2016年に国土交通省へ入省 国土交通省略歴 2016年4月 総合政策局 公共交通政策部 交通計画課 2019年1月 土地・建設産業局 国際課 2020年9月 内閣官房IT総合戦略室 デジタル庁設置準備室 2021年9月 デジタル庁 デジタル社会共通機能グループ 2023年7月 都市局 都市政策課 デジタル情報活用推進室 2024年4月 都市局 国際・デジタル政策課 Copyri ght © 2022 by MLIT. Al l ri ghts reserved. ご質問等なんでも: [email protected] 5
Project Mission 都市デジタルツインにより 社会に新たな価値をもたらす/地域の課題を解決する P r o j ec t P L ATEA U は 、 デジ タ ル技 術 によ り 「豊 か な生 活 、多 様 な暮 ら し方 ・ 働き 方 を支 え る「 人 間中 心 のま ち づ く り 」の 実 現を め ざす 「 まち づ くり DX 」 のデ ジ タル ・ イン フ ラと し ての 役 割を 果 たす こ とを 目 指し 、 我 が 国 初 の都 市 デジ タ ルツ イ ン/S o c iety 5 . 0 の 実 装 モ デル 「 3D都 市 モ デル 」 の整 備 ・活 用 ・オ ー プン デ ータ 化 に 取 り組 み ます 。 Copyri ght © 2022 by MLIT. Al l ri ghts reserved. 6
我が国初のデジタルツイン実装モデル PLATEAUのデータが提供する価値 高品質 オープンデータ 構造化 標準データモデルによ る正規化、品質管理 オープンフォーマット の採用、オープンコ ミュニティの充実 三次元地図としての LOD定義、属性情報の 保持 Copyri ght © 2023 by MLIT. Al l ri ghts reserved. 7
データの価値❘ スケーラビリティ、高品質 効率的なデータ整備スキームの確立 既存データを活用した新たなソリューションの創出 都市計画基本図 航空測量成果 建物、道路、街区等の2次元矩形情報 建物高さ・形状等の3次元情報 - PLATEAUの3D都市モデルは、従来、行政機関が庁内利用に限定してき た調査資料やGISデータなどの既存資料を「発掘」し、「再利用」す ることで整備可能。 - このため、3D都市モデルは既存資料を有効活用した新たな付加価値 の創出という側面を持つ。 - また、全国の自治体が一般的に保有する既存資源を利用した整備ス キームを確立したことで、安価でスケーラブルなデータ整備が可能。 PLATEAUの急速なカバレッジ拡大を支えている。 3D都市モデル 都市計画基礎調査情報等 建物や土地の現況情報 Copyri ght © 2023 by MLIT. Al l ri ghts reserved. 8
データの価値❘構造化 セマンティクス 構造化されたデジタルツイン実装モデル - 3D都市モデルはメッシュが結合した単なるCGデータではなく、都市空間の「意味」を表現する構造化データです。 - 例えば、LOD2建築物モデルでは、「屋根」や「壁面」、「床」といったオブジェクトが区別されて定義されています。さらに、 その建築物が「何なのか」といった情報(用途や構造、建築年など)が主題属性としてコーディングされています。 - この特性を利用することで、特定のオブジェクトだけを編集・加工することや、特定の属性情報を持つオブジェクトを抽出す ることなど、現実の都市空間と関連付ける形での開発が可能になります。 構造化されていないメッシュデータ Copyri ght © 2023 by MLIT. Al l ri ghts reserved. 建築物LOD3はドアや窓が構造化 建築物や土地に関する様々な属性情報が付加 9
データの価値❘構造化 セマンティクス:ジオメトリモデルとの違い 何が違う? GoogleEarth Copyri ght © 2023 by MLIT. Al l ri ghts reserved. CityGML 10
データの価値❘構造化 セマンティクス:ジオメトリモデルとの違い セマンティクスとジオメトリを統合した唯一のソリッドモデル Roof Surface Building Solid Station Wall Surface GoogleEarth Copyri ght © 2023 by MLIT. Al l ri ghts reserved. CityGML 11
データの価値❘標準化 「3D都市モデル標準製品仕様書」のリリース 標準データモデルの策定 - 2021年3月に日本初の3D都市モデルの標準データモデルとして「3D都市モデル標準製品仕 様書」を策定。2022年3月には 第2.0版を、2023年3月には第3.0版をリリース。 - 標準データモデルを定めることにより、日本における3D都市モデルの仕様、規格、品質 等のルールを統一。 - これにより、ソフトウェア対応の効率化、開発ナレッジの共有、データ間連携の容易性が 図られるなど、3D都市モデルを誰にとっても安定的で利用しやすいオープンなデータと することができる。 国際標準規格に準拠 HTML版 - PLATEAUの標準データモデル には国際標準化団体OGCが策 定したオープンフォーマット である「CityGML 2.0」を採用。 - ベンダーフリーの規格とする ことで、自由な利用を担保。 Copyri ght © 2023 by MLIT. Al l ri ghts reserved. - 3D都市モデルのカバレッジ 拡大に伴い、利便性の向上 を図るため2021年3月に HTML版をリリース。 https://www.mlit.go.jp/plateaudocument/ 12
データの価値❘ オープン オープンデータ化の推進 オープンデータ化の推進 - 一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)が運用 する「G空間情報センター」において、これまで整備した全 国約130都市(約2万km2)の3D都市モデルのオープンデータ 化。 - 政府標準利用規約、CC BY 4.0等のオープンライセンスを採用 し、二次利用、二次加工、商用利用等を可能とすることで、 各分野におけるオープンイノベーションを促進。 2020年度のデータ公開以降、一 貫して「G空間情報センター」 で最もDLされるデータとなって いる。 https://www.mlit.go.jp/plateau/open-data/ https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/plateau ※一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会と技術協力協定を締結。 ※国土交通データプラットフォームとも連携してデータを提供 Copyri ght © 2023 by MLIT. Al l ri ghts reserved. 13
FY2023 Project PLATEAU ❘ 成果サマリー ❘ データ・カバレッジの拡大 総整備面積 地方公共団体区分 特別区 23 政令指定都市 17 約29,000km2 中核市 29 総整備建物棟数 一般 138 新規直轄 5都市・7.7% 新規整備主体 新規直轄 15都市・22.1% 新規直轄 56都市・100% 新規自治体 53都市・77.9% 新規自治体 60都市・92.3% FY2022 FY2023 特例市 11 FY2020 約2,000万棟 都道府県/市町村の別 都道府県 4 約5割 整備範囲の 人口カバー率 ※46.6% 市町村 45 新規/更新割合 FY2020 新規78都市・100% FY2021 新規3都市・50% 更新3都市・50% FY2022 新規72都市・82% 更新16都市・18% FY2023 新規65都市・46% 更新77都市・54% FY2023 補助事業 Copyri ght © 2023 by MLIT. Al l ri ghts reserved. 14
オープンデータはG空間情報センターから入手可能です。 FY2024 Project PLATEAU https://www.mlit.go.jp/plateau/open-data/ 令和5年度末までに約200都市(市町村)を整備。令和6年度末には約240都市 となる見込み。(赤字は令和6年度新規整備予定の都市) 北海道 札幌市 室蘭市 更別村 青森県 むつ市 岩手県 盛岡市 宮古市 宮城県 仙台市 秋田県 大館市 福島県 福島市 郡山市 いわき市 白河市 相馬市 南相馬市 茨城県 つくば市 鉾田市 境町 栃木県 宇都宮市 群馬県 前橋市 桐生市 館林市 埼玉県 さいたま市 川越市 熊谷市 川口市 所沢市 加須市 春日部市 狭山市 越谷市 蕨市 戸田市 入間市 朝霞市 志木市 和光市 新座市 久喜市 八潮市 富士見市 三郷市 蓮田市 吉川市 ふじみ野市 白岡市 三芳町 毛呂山町 宮代町 杉戸町 松伏町 千葉県 千葉市 木更津市 茂原市 柏市 檜原村 八千代市 奥多摩町 東京都 大島町 特別区(23区) 利島村 八王子市 新島村 立川市 神津島村 武蔵野市 三宅村 三鷹市 御蔵島村 青梅市 八丈町 府中市 青ヶ島村 昭島市 小笠原村 調布市 神奈川県 町田市 横浜市 小金井市 川崎市 小平市 相模原市 日野市 横須賀市 東村山市 鎌倉市 国分寺市 厚木市 国立市 箱根町 福生市 新潟県 狛江市 新潟市 東大和市 長岡市 清瀬市 加茂市 東久留米市 上越市 武蔵村山市 富山県 多摩市 高岡市 稲城市 石川県 羽村市 金沢市 あきる野市 加賀市 西東京市 山梨県 瑞穂町 甲府市 日の出町 Copyri ght © 2023 by MLIT. Al l ri ghts reserved. 長野県 松本市 岡谷市 諏訪市 伊那市 茅野市 佐久市 安曇野市 岐阜県 岐阜市 大垣市 美濃加茂市 静岡県 静岡市 浜松市 沼津市 熱海市 三島市 富士宮市 伊東市 島田市 富士市 磐田市 焼津市 掛川市 藤枝市 御殿場市 袋井市 下田市 裾野市 湖西市 伊豆市 御前崎市 菊川市 伊豆の国市 牧之原市 東伊豆町 河津町 南伊豆町 松崎町 西伊豆町 函南町 清水町 長泉町 小山町 吉田町 川根本町 森町 愛知県 名古屋市 豊橋市 岡崎市 春日井市 豊川市 津島市 豊田市 安城市 日進市 三重県 四日市市 伊勢市 熊野市 滋賀県 長浜市 ※今後変更される可能性があります。 京都府 京都市 大阪府 大阪市 堺市 豊中市 池田市 高槻市 河内長野市 和泉市 柏原市 羽曳野市 摂津市 東大阪市 忠岡町 兵庫県 姫路市 加古川市 三木市 朝来市 たつの市 奈良県 奈良市 和歌山県 和歌山市 田辺市 すさみ町 太地町 鳥取県 鳥取市 米子市 境港市 日吉津村 島根県 松江市 益田市 隠岐の島町 岡山県 岡山市 倉敷市 備前市 広島県 広島市 呉市 竹原市 福山市 府中市 三次市 海田町 山口県 周南市 徳島県 徳島市 香川県 高松市 さぬき市 愛媛県 松山市 東温市 高知県 いの町 福岡県 北九州市 福岡市 大牟田市 久留米市 飯塚市 宗像市 古賀市 うきは市 筑前町 佐賀県 鳥栖市 武雄市 小城市 大町町 江北町 白石町 長崎県 佐世保市 松浦市 波佐見町 熊本県 熊本市 荒尾市 玉名市 益城町 大分県 日田市 臼杵市 宮崎県 延岡市 鹿児島県 南さつま市 沖縄県 那覇市 15
PLATEAUのソリューション 官民の多様な分野でデジタルツインを活用したソリューションを創出 まちづくり 防災・防犯 地域活性化・観光 モビリティ・ロボティクス 都市開発や都市計画、エリマネの プランニングやシミュレーション、 合意形成、まちづくりアプリなど に活用 災害リスクの可視化、災害シミュ レーション、防災計画の立案、避 難経路アプリ、防災ワークショッ プなどに活用 メタバース空間の作成、XR観光コ ンテンツの造成、観光ガイドアプ リ、広告効果シミュレーションな どに活用 自動運転車両や自律飛行ドローン のマップ、オペレーションシステ ム、最適ルート探索などに活用 市民参加・教育 環境・エネルギー インフラ管理 デジタルツイン技術 市民参加型のまちづくりや地域活 動を支援するXRツールやダッシュ ボード、まつづくり体験アプリな どに活用 太陽光発電やヒートアイランド、 通風などのシミュレーション、エ リアのエネルギーマネジメントな どに活用 建築物や公園などのインフラ管理 ツールや老朽化予測シミュレー ション、IoTデータ管理などに活用 点群等のセンシングデータのセグ メンテーション、モデリング技術 やBIM等との統合技術の開発 Copyri ght © 2023 by MLIT. Al l ri ghts reserved.
https://www.mlit.go.jp/plateau/ Copyri ght © 2023 by MLIT. Al l ri ghts reserved. 17
torinomeを使ったまちづくり 東京都立大学 都市環境学部 饗庭 伸 [email protected]
「 駅 前の 都 市開 発が 知 らな い間 に 決 まってしまった」「都市計画の説明 会がうまく伝わらない」などまちづ くりを進める時の「お困りごと」 はあ りませんか? わ たし たち は、そ こに 3D都市モデ ル P L A T E A U と XR技術を使ってみ ようと考えました。
都市計画に市民の声を取り入れる「都 市計画の民主化」は1970年代にスタ ートし、90年代には市民との創造的な 対話を支えるワークショップの技術が 発達します。そこではコミュニケーシ ョンの媒体として地図でや3次元の模 型が使われます。 ガリバーマップ 口頭でのコミュニケーションに、手触 り感のある(タンジブル)な媒体を持 ち込んで視覚や触覚から得られる情報 を増やし、口頭でのコミュニケーショ ンを活発化し、その内容を豊富化した のです。 3D デザインゲーム
デジタルの利点 ①縮尺を持たないため詳細さの異なる 情報を伝えることができる(質) ②変更や複製が容易(量) ③表示の制御が容易で、情報の配置に ついての制限が弱い(量) デジタルの欠点 ④情報伝達を視覚と聴覚に頼り、フィ ジカル媒体の持つ重量や質感といった 触覚を使えない(質) ⑤ 膨 大 な 情 報 量 が混 乱 を引 き起 こす (量) ↓ MRの導入により、二つの媒体の利 点と欠点を補いあう。
まちを歩くときには? 参 加 者が 対象 地を 調 べ、 跡地 開発 に よって解くべき「都市の 課題」を考 え、それを共有する。 ①ボリュメトリックビデオやC Gを 事 前 に 作成し 、対 象地 内の 23カ所 に配置。参加者がtorinome ARによっ てその場所に映像を重ねて視聴できる ようにした。 ②気づいたことを10秒の動画や写真で 撮影しtorinomeに投稿。40分間に 27名 の 参 加 者 が 4 1 5 件 の 動 画 や 写 真を HoloMapsに投稿し、帰着後 にグループごとに成果を共有した。
都市の課題を分析するときには? 参加者が地図を使って都市の課題を考 え、対象地の跡地活用の方針を考え る。 ①109枚 の 主 題 図 を 事前に作成し、 torinomeで表示する。 ②カタログから参加者が主題地図を 選択し、それらを重ね合わせて表示し て、都市の課題や跡地活用の方針を議 論。議論の成果を模造紙の上でまと める。
アイデアを出したいときには? 参加者が大規模土地活用の空間イメー ジを考える。 ①torinome Plannerを用いて、机上 に展開された敷地の3D都市モデル の上 に 、 3 D 建 物 モ デ ル や 模 型 素 材 に よって空間イメージを共同で作 成する。 ②「人も動物もみんなが歩けるま ち」や「学んで、創って、遊べる場」 と題した4つのイメージが成果として まとめられた。
sample card; “cool factory”
Key MR Application You can move the 3d-model by moving the card
空間のイメージを詰めたいときには? 参加者が大規模土地の整備イメージを より詳細に考える。 ①torinome Plannerを用いて、机上 に展開された敷地の3D都市モデル の上 に 、 3 D 建 物 モ デ ル を 組 み 合 わ せ て、空間の整備イメージを共同で 作成する。 ②3件の空間イメージが成果としてま とめられた。
計画案を確かめたいときには? 参加者が計画案を確認し、修正す る。 ①torinome Plannerを用いて、机上 に計画案を映写し、計画案を共同で 修正する。 ②修正案を屋外の広場に映写し、詳 細を共同で確認する。
まちを歩くときには? 都市の課題を分析するときには? アイデアを出したいときには? 空間のイメージを詰めたいときには? 計画案を確かめたいときには? 都市計画やまちづくりのさまざまな局面で使うことができます!
八王子市の取組のご紹介 PLATEAUとXRの活用による、まちづくりにおける市民参加の可能性 HOLOLAB CONFERENCE2024 八王子市 都市計画部 土地利用計画課 課長補佐 沼田 啓孝(ぬまた ひろのり)
PLATEAUとXRをどのように使ったか プロジェクト概要 まちづくり支援ツール これからの展開
市民参加の様子
市民参加の様子
プロジェクト概要
対象地 京王 JR 八 八王 王子 子駅 駅 2.0km 1.5km 1.0km 0.5km JR 中央線
約2.0ha 約5.5ha 37 浅川
都立大学 饗庭研究室 都市環境科学研究科 都市政策科学 域 まちづくり支援ツールの開発 土地活用の検討 ホロラボ 都立大学 八王子市 協力 饗庭研究室 土地利用計画課 38 ホロラボ PLATEAU FY22,23 Use Case ステークホルダー 協力 Mixed Realityスペシャリスト集団
デジタル技術の活用による 市民参加の質の向上 39 FY22|まちづくり支援ツールの開発 ・オンラインによる操作・情報共有 ・直感的かつインタラクティブな体験 ・幅広い層の参加 FY23|システム、運用の改善 ・ツールの利便性・汎用性の向上 ・運用プロセスの見直し
40 対象地の理解 を深める 跡地活用のアイデア を考える 都市空間のイメージ を考える
まちづくり支援ツール
XRデジタルツインプラットフォーム 「Torinome」 現地を知る・記録を残す 「TorinomeAR」 俯瞰で見る・触って考える 「TorinomePlannar」 42 共通データ PLATEAU 3Dメッシュ 点群 iPhone LiDAR テキスト 写真・動画 BIM GeoJSON
PLATEAUデータ互換 メッシュ GIS GIS 43 点群 iPhone LiDARデータ対応 テキスト/URL/静止画/動画
Volumetricビ 高さ情報のCG 44 デオ 更地のイメージCG 浸水CG 分かりにくいコト、目に見えない情報を可視化する 気付いたコトは、その場でTorinomeに記録
45 導入機能を選ぶ 敷地に並べる 配置やボリュームを考える
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これからの展開
市の他プロジェクトへ展開 ※令和6年度 都市空間情報デジタル基盤構築支援事業を活用 バーチャル空間の検討をフィジカル空間で実験してみる! 50 23.11.12 FARMART vol.11 Re:再 ...できたら
XRデバイス、メタバース市場の拡大 誰でも簡単に使えるユーザインターフェース、快適に動作するデバイス環境 少しずつ生活習慣になじませる 例|ワープロ→PC、携帯→スマホ 情報が伝わる・コミュニケーションが豊かになる 51 まちづくりのアイデア、実施主体の裾野が広がる 当事者意識の醸成(公共・市民ともに)
PLATEAUとXRで実現するまちづくりDX 広島都心部でのトランジットパーク化に向けた取組み事例 令和6年4月18日 株式会社日建設計総合研究所
torinomeの活用ポテンシャル(昨年度PLATEAU業務での関係者ヒアリング結果踏まえ) 都市計画・都市開発をはじめとした、まちづくりの構想・計画段階 や 運用・更新段階におけるtorinomeの活用可能性 市民向けワークショップ それ以外の拡張活用アイデア 活用シーン (提供価値) A:市民向けワークショップ B:関係者間の情報共有 C:業務効率化 D:外部への情報発信 ✓ 住民に将来像を分かりや すく伝えられる ✓ 各世代の参画を促す ✓ 関係者合意形成の円滑化 ✓ ワークショップ議論結果 を計画に反映できる ✓ 情報が集約され遠隔でもリ アルタイムに共有ができる ✓ 関係者調整時間の短縮 ✓ 住民に将来像を分かりや すく伝えられる ✓ 訴求力の高いプロモー ション ターゲット 行政・エリアマネジメント団 体・民間企業 エリアマネジメント団体・行 政・民間企業 民間企業・行政 行政・エリアマネジメント団体 市民の想いや課題意識の抽出を 目的に、市民参加型のワーク ショップのファシリテーション ツールとして活用 複数の部署や立場の異なる関係 者が議論を行う検討会や協議会 におけるデータ可視化および議 論記録・ナレッジ共有ツールと して活用 計画段階における現地調査での 活用(現場写真等の管理)。ま たCGパースの視点決め等事前 調整に活用することで、まちづ くり検討業務の効率化を図る ツールとして活用 ワークショップ等の結果を一元 的に集約し、ワークショップ参 加者だけではなく、対外的に訴 求力の高い情報発信ツールとし て活用 活用イメージ 53
広島都心部での活用事例 - 検討の対象地 現在の相生通り https://www.google.co.jp/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Famanaimages.com%2Finfo%2FinfoRF.aspx%3FSearchK ey%3D10685004800&psig=AOvVaw07lU3XHLwjxR9mVNZacdgC&ust=1713396756857000&source=images&cd=v fe&opi=89978449&ved=0CBQQjhxqFwoTCNCXprryx4UDFQAAAAAdAAAAABAJ トランジットパーク化すると… 54
広島での活用事例 - 実施の流れ 前提 ⚫ エリマネ団体である「カミハチ キテル」による将来構想として 「相生通りのトランジットパー ク化」構想があった。 ⚫ トランジットパーク化に向け、 既に過去3年間社会実験と交通量 調査を実施。 ⚫ カミハチキテル内に「コンテン ツWG」が立ち上がり、トラン ジットパーク化時の将来のアク ティビティについて検討中で あった。 WSの方向性 1. 関係者間での過去の取組みの整 理と認識共有 2. 市民に問いかけたい内容の確認 55
広島での活用事例 – 関係者の参画意識向上 56
広島での活用事例 – エリアデータの重ね合わせ 交通量 車両 従業員数 主要企業立地 57
広島での活用事例 – 市への提言書への活用 58
エリマネ団体の参加者の声 ワークショップ全体の満足度 100% 関係者ワークショップは2回程度実施する ことにより、満足度が向上傾向 1 →議論を重ね自分達の意見が積み重 なることにより、主体的な実行意識 が芽生える 3 2 6 75% 不満 3 初めてプラトーを利用したが 興味がわいた(第1回) やや不満 50% どちらでもない 18 やや満足 8 満足 25% 3 0% 第1回 第2回 第3回 ARによる実証空間イメージを共有することで、 これまで気付かなかった点や新しい着眼点が得 られ、また特に現在の街路空間の中にイメージ を落とし込めることで、今後の段階的なトラン ジットパーク化の議論にもつながるという利点 を感じました。(第1回) ワークショップの内容を踏まえた 実証実験をしたい(第2回) エリマネ関係者イメージ共有 59