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May 23, 22
スライド概要
鹿島のxR ー 90年代のVR研究開発から現在のxR展開まで ー
登壇者紹介 鹿島建設 株式会社 建築管理本部 BIM推進室 株式会社 グローバルBIM 近藤 理恵子 様 主な業務 • 建築現場でのXR推進 • XR技術の研究開発 • CG・シミュレーション開発 HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22 2
登壇者紹介 株式会社ホロラボ HoloLensチーム 田中 AECチーム 広樹 HOLOLAB CONFERENCE 2022 関根 健太 #HoloConf22 3
会社紹介 鹿島グループ 建物のライフサイクルを 鹿島グループでサポート HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22 4
会社紹介 セグメント別の売上高と営業利益 HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22 5
登壇者紹介 グローバルBIM https://www.global-bim.com/ 鹿島建設 BIM推進室と連携して 開発、研究、推進活動を行なっている グループ外の事業も受託 HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22 6
VRへの取組み VRとの関わり 1994年 1994年(平成6年)6月6日 ITソリューション部 4名で発足した「VRプロジェクト」 ※ 1994年12月 初代プレイステーションが発売される半年前 インハウス3DCG レンダラー【REALS】 の開発に携わっていた事からVRプロジェクトに抜擢 実案件で作成したREALS作品第1号(1986年) REALSの開発環境 CAD : CATIA OS : Linux 録画メディア : ベータカム アナログ編集 HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22 SIGGRAPH入賞作品(1989年)
VRへの取組み 【REALS】による立体視の実現 1994年 3管式プロジェクター <液晶シャッターメガネ方式> → 液晶プロジェクタ2台 <偏光メガネ方式> ゲームのように選択肢を選んで体験する トンネル用安全教育用DVDを開発 (PS2で再生) 目標としていたVR:没入感、自律する世界 インタラクティブ性の実現方法に悪戦苦闘 管理部門として限られた予算で試行錯誤していた一方、 技術研究所では、当時非常に高額だったHMDを用いた ウォークスルー実験や没入型半球スクリーンの開発な ど、色々な研究が行われていた HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22
鹿島技術研究所 HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22 9
VRへの取組み 眺望シミュレーション ドローンで風景を撮影しモデルハウスの外に構築したスクリーンに投影 1990年 HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22
VRへの取組み HMDを用いたVR避難実験 (半球状映像呈示装置) 1995年 HOLOLAB CONFERENCE 2022 開放型VR #HoloConf22
VRへの取組み 1997年 VRプロジェクトの解散 構成員は適材適所へと異動…… HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22
VRへの取組み 2nd Gen. 2013年 第2期VR元年の到来 Oculus Rift DK1 HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22
VRへの取組み 2nd Gen. 管理部署 → 研究開発予算ない 現部署(BIM推進室)へ異動 予算が使える Rift S 2013年 ~ 2022年 HTC VIVE Oculus Rift go Phab 2 Pro with Tango Rift DK2 Rift CV1 Leapmotion HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22 Quest 2
VRへの取組み 2nd Gen. 3.11データによる 家具転倒シミュレーション 吊り物制震 (シャンデリア制震) 解析結果のアニメ化 3dsmax → FBX → VR化(PC) → AR(Android) 2015年 HOLOLAB CONFERENCE 2022 振動台W-Decker #HoloConf22 鹿島建設HP
VRへの取組み 2nd Gen. VRを活用した安全教育 玉かけ体験アプリ開発 (333運動) 30 cm 上げてみる 3 秒 まって 3 m はなれて指示 2016年 Rift CV1 Leap motion HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22
VRへの取組み 2nd Gen. VRを活用した安全教育 2017年 鉄骨荷崩れ バックホウ操作 HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22
VRへの取組み 2nd Gen. 2019年 ARアプリ開発 HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22
HoloLens との出会い 2017年1月18日 初代 HoloLens 登場 2017年 HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22
Mixed Reality の幕開け ホロラボ との出会い 天井内設備を投影・会議室に重畳 位置合わせのUIを構築 2017年 HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22
AR/MRを活用した様々な取組み 施工支援・検査 設計検討 狭小箇所見え方チェック 屋上設置機器搬入ルートと検査 HoloLens (2017) HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22 完成予想重畳 天井内設備チェック HoloLens 2 (2019) 基礎配筋チェック 基礎スラブ 配筋チェック
現場での HoloLens 運用 HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22 22
HoloBEAR HoloBEAR(ホロベア)システム 社内リリース HoloLens2側には「HoloBEARアプリ」をインストールしておき、 クラウドからBIMモデルをダウンロードして差替えて稼働するシステム。 BIMオペレータが変換作業をすることができるため、 現場内で一連の作業を完結できる。 HoloBEARアプリ ArchiCAD/Revit HoloBEARシステム HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22 23
BIMデータを活用した避難シミュレーション BIMデータを活用した避難シミュレーション Microsoft HoloLens 2 版 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000023638.html 避難シミュレーションから出力したデータを HoloLens 2に連動 現地で位置合わせをし、 同時に600人超が避難している様子を現実に重畳 描画負荷を抑えるための シェーダー・マテリアルの最適化 移動・アニメーションロジックの最適化 HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22 24
天井設備の取り付けチェック(開発中) HoloLens 2 で、施工中の現実の設備に3Dモデ ルを重畳し、工程中の限られた時間の中で、設 備の取り付け状況チェックをスマートに実施可 能にする検査アプリ チェックの結果をBIMによる進捗管理システム 「BIMLOGI®」と連動 HOLOLAB CONFERENCE 2022 #HoloConf22 25
今後の展望と期待 ーBIMデータベース活用ー ー デ ジ タ ル ツ イ ン ー ー メ HOLOLAB CONFERENCE 2022 タ バ ー #HoloConf22 ス ー • 設計検討 • 竣工検査 • 遠隔作業支援 • 実寸でのスケール把握 • 遠隔コミュニケーション