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June 16, 26
スライド概要
空回りしがちな「利他的」なスタイルから善性のある「利己的」なスタイルに移行するために私が行ったことを書いています。
JaSST nano vol.52で発表した資料となります
ソフトウェアテストエンジニア。 モットーは楽しく情熱的にお仕事。
やらないといけない気がして やってしまうことを やめる方法についての話nano
▪ 私は誰なのか ▪ 何故この話をしようと思ったか ▪ 利他的であることは素晴らしい? ▪ “利他的”の定義 ▪ 人のために行動してうまくいかない時 ▪ この虚無感の正体 ▪ だからと言ってサイコパスのような利己主義者になってはいけない ▪ ではどのくらいの感じが良いのか ▪ 実際どうやったのか ▪ 結果どうだったか ▪ 最後に宣伝
私は誰なのか
私は誰なのか QAコンサルタント 株式会社buboにいます 合唱団ことのはにもいます JaSST’26 Kansai実行委員です こないだ初めてスリランカカレーを作りました
とにかく今日言いたいこと
_人人人人人人人人_ > 利己主義であれ! <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
何故この話をしようとしたのか
何故この話をしようと思ったか 良かれと思ってやった こういう場合はこうし てあげないと 支援してあげな きゃ あの人はこれをし てほしそうだな 私がやってあげる
何故この話をしようと思ったか 良かれと思ってやったけどから回って疲れた こういう場合は こうしないと 変なルール ぎくしゃく あの人はこれをし 中途半端なア てほしそうだ クション やりすぎ 支援してあげな スベった ければ 疲弊 浅い掘り下げ 期日超過 利他主義 イメージ画像 結果築き上げられる未達成タスクの山
_人人人人人人人人_ > 利己主義であれ! <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
利他的であることは素晴らしい?
利他的であることは素晴らしい? 私は長らく、利他的であることは素晴らしいという文化にいました。 良さそう - チームメンバーのために、もっと自律して動けるように仕組みを整えたりモチベートしたりする - リーダーが始めた新しいことを後押しするために、フォロワーシップを発揮する - チームのためにHow toを共有する
_人人人人人人人人_ > 利己主義であれ! <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
“利他的”の定義
“利他的”の定義 ここで”利他的”についてどういう定義で話すかを記載します。 アイン・ランドさんの「SELFISHNESS」を参考にします。 SELFISHNESS—自分の価値を実現する アイン・ランド
“利他的”の定義 利他主義者とは 「人は人のために生きる」という事が基準の考え方である だから自分よりも他人が優先となる(べきだという考え) 故に、他人は(自分からリソースを奪う)物乞い(に見える)である 利他主義においては個人は他人のための手段となる とのことです。だいたいこういう事を言っておられます。
“利他的”の定義 行動の価値が 低い 自分は他人の為に 存在するし、他人 は自分のために存 在する 利他主義 イメージ画像 生産する 商人のように 取引する 利己主義 イメージ画像 自由を 尊重する 主兵装は暴力 と詐欺 自分で作らず に奪う サイコパス利己主義 イメージ画像
人のために行動してうまくいか ない時
人のために行動してうまくいかない時 - チームメンバーのために、もっと自律して動けるように仕組みを整えたりモチベートしたりする →これによってチームがバンバン自律的に行動するようになる。 感謝の言葉や態度をめっちゃ受け取る - リーダーが始めた新しいことを後押しするために、フォロワーシップを発揮する →これによってチームがもりもり動くようになる。感謝の言葉や態度をめっちゃ受け取る - チームのためにHow toを共有する →これによってチーム内のナレッジの交流が活性化し、チームがめっちゃ成長する。感謝の(略
人のために行動してうまくいかない時 - チームメンバーのために、もっと自律して動けるように仕組みを整えたりモチベートしたりする →チームは実践しなかった - リーダーが始めた新しいことを後押しするために、フォロワーシップを発揮する →チームは眺めていただけだった - チームのためにHow toを共有する →共有されたsomethingは誰からも参照されなかった
_人人人人人人人人_ > 強烈な虚無感 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
この虚無感の正体
この虚無感の正体 利他的であるという事は前述のとおり 「人は他人のために生きることが当然」という考え方です では行動する時の動機はどうなっているかというと、 「他人の暗黙の期待値を満たす」という風になっています そして満たされない時には、代わりに出来るはずだったあんなことやこんなことを思い浮かべたり、 これだけやっても響かないのかとか悲しい結論付けをしてしまったりします。 これが強烈な虚無感の正体です(ワタクシ主観)。
この虚無感の正体 行動の価値が 低い 自分は他人の為に 存在するし、他人 は自分のために存 在する 利他主義 イメージ画像 生産する 商人のように 取引する 利己主義 イメージ画像 自由を 尊重する 主兵装は暴力 と詐欺 自分で作らず に奪う サイコパス利己主義 イメージ画像
_人人人人人人人人_ > 利己主義であれ! <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
だからと言ってサイコパスのような 利己主義者になってはいけない
だからと言ってサイコパスのような利己主義者になってはいけない というわけで、じゃあ利他主義やめましょう。となるのですが、その反対の利己主義はどうなんだという話 になるわけですね。 「SELFISHNESS」では 利己主義者というのは理性と生産で自己の利益を追求する存在であり、 暴力や詐欺などで他人の成果を奪うようなサイコパスは真の利己主義者ではない としています。私もこれを踏襲します。
だからと言ってサイコパスのような利己主義者になってはいけない 生産する 行動の価値が 低い 自分は他人の為に 存在するし、他人 は自分のために存 在する 利他主義 イメージ画像 商人のように 取引する 利己主義 イメージ画像 自由を 尊重する 主兵装は暴力 と詐欺 自分で作らず に奪う サイコパス利己主義 イメージ画像
_人人人人人人人人_ > 利己主義であれ! <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
ここまでで10分ならいい感じ
ではどのくらいが良いのか
ではどのくらいが良いのか では具体的に利己主義なマインドになるにはどういう風に考えれば良いかという話をします。 私は「免疫マップ」というものを用います。今日は免疫マップの日ではありませんので簡単に言うと、 「なぜ自分が変われないかを4つの層を使って構造として見せてくれるマップ」です。 何故人と組織は変われないのか ロバートキーガン&リサレイヒー
ではどのくらいが良いのか 第一層:改善目標 他人の評価を意識せず、 本当に重要だと思うことに力を注ぎたい 第二層:阻害行動 他人がやってほしいであろう事をやってしまう (言われてもないのに) 第三層:裏の目標 組織や他人に尽くす素晴らしいメンバーだと思われたい 第四層:強力な固定観念 組織や他人に尽くす素晴らしいメンバーだと思われたい
ではどのくらいが良いのか 第一層:改善目標 他人の評価を意識せず、 本当に重要だと思うことに力を注ぎたい ここだけ変えて も裏の目標を求 め続ける 第二層:阻害行動 他人がやってほしいであろう事をやってしまう (言われてもないのに) 第三層:裏の目標 組織や他人に尽くす素晴らしいメンバーだと思われたい 第四層:強力な固定観念 組織や他人に尽くす素晴らしいメンバーだと思われたい
ではどのくらいが良いのか 第一層:改善目標 他人の評価を意識せず、 本当に重要だと思うことに力を注ぎたい 第二層:阻害行動 ここだけ変えても 他人がやってほしいであろう事をやってしまう 強力な固定観念に (言われてもないのに) 引っ張られる 第三層:裏の目標 組織や他人に尽くす素晴らしいメンバーだと思われたい 第四層:強力な固定観念 組織や他人に尽くす素晴らしいメンバーだと思われたい
ではどのくらいが良いのか 第一層:改善目標 他人の評価を意識せず、 本当に重要だと思うことに力を注ぎたい 第二層:阻害行動 他人がやってほしいであろう事をやってしまう (言われてもないのに) これをどうにか 第三層:裏の目標 する 組織や他人に尽くす素晴らしいメンバーだと思われたい 第四層:強力な固定観念 組織や他人に尽くす素晴らしいメンバーだと思われたい
ではどのくらいが良いのか まずいことが起こると 思っているゾーン 安全だとに認知している檻
_人人人人人人人人_ > 利己主義であれ! <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
実際どうやったのか
実際どうやったのか 私がやった例としては、利己的な自分はどうありたいのか、 ブレない軸として自分が人生において達成したいことを設定しました。 これが結構大変で、いろいろな書籍の力を借りて、何度も実践適用と再定義をしました。 The power of regret ダニエルピンク Die with zero ビルパーキンス その「決断」がすべてを解決する マークマンソン ゆるストイック 佐藤航陽
実際どうやったのか そして、 日々「これやったほうがいいかも」というものが頭に浮かぶたびに 「それは本当に自分の目的に合致しているか」を問い、 該当しないものは積極的に対応しないようにしました。 反応しない練習 草薙龍瞬
結果どうだったか
結果どうだったか 空回ってる感は無くなりました。虚無感も、疲弊も。 「やったほうがいいかも」とおもうことは無くなりませんが、 「どーでもいいやー」と思えるようになりました。 半年かかりました。思考の癖を直すための プラクティスなので難しかったです。 ここを変えました
結果どうだったか この話は私の話なので、世の中のほかの人に当てはまるかはわかりません。 分かりませんが、なんとなく居そうだと思っています。 もしそういう方いたら、何かのヒントになればいいな。
結果どうだったか とかは思いません。 なぜなら今の私は利己的であるからです。
結果どうだったか もし心同じくする方で「わかるー」という方は 機会があればお話しましょうー。
_人人人人人人人人_ > 利己主義であれ! <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
最後に宣伝!
最後に宣伝
最後に宣伝 合唱団 ことのは 鑑賞・見学・入団お待ちしております!
最後に宣伝 JaSST’26 Kansai 7/3(金)
以降は初版
何故この話をしようとしたのか
何故この話をしようと思ったか 何かするときに自分がやりたいことではなくて 他の人が喜びそうなことを第一に考えてしまう、 そうやって「よかれと思ってやったこと」が そんなにみんなにヒットしなかった、 そういうことが何度か重なる、 するとだんだん疲弊してきて、しまいにはどうでもよくなる。 そういう「空回りしている」経験がありました。
何故この話をしようと思ったか 皆さんはいかがですか? 組織のために頑張っているのに空回りしている感覚がある人はいませんか?
何故この話をしようと思ったか コミュニティのための行動 組織のための行動 顧客のための行動 世の中のための行動 そんな”利他的”な行動よりも、 ”利己的”な行動の方が効果的だしヘルシーと言う話をします。
排他的であることは素晴らしい?
利他的であることは素晴らしい? 私は長らく、利他的であることは素晴らしいという文化にいました。 - チームメンバーのために、もっと自律して動けるように仕組みを整えたりモチベートしたりする - リーダーが始めた新しいことを後押しするために、フォロワーシップを発揮する - チームのためにHow toを共有する こういうのです。一見良さそうです。でも実際にはそんなにはよくなかったりします。
“利他的”の定義
“利他的”の定義 ここで”利他的”についてどういう定義で話すかを記載します。 アイン・ランドさんの「SELFISHNESS」を参考にします。 「人は人のために生きる」という事が基準の考え方 だから自分よりも他人が優先となる(べき) 故に、他人が(自分からリソースを奪う)物乞い(に見える) 利他主義においては個人は他人のための手段となる とのことです。だいたいこういう事を言っておられます。
人のために行動してうまくいか ない時
人のために行動してうまくいかない時 ここで先ほどの一見良さそうな利他的な話の例についてみてみます。 まず、うまくいく場合はこうです - チームメンバーのために、もっと自律して動けるように仕組みを整えたりモチベートしたりする →これによってチームがバンバン自律的に行動するようになる。感謝の言葉や態度をめっちゃ受け取る - リーダーが始めた新しいことを後押しするために、フォロワーシップを発揮する →これによってチームがもりもり動くようになる。感謝の言葉や態度をめっちゃ受け取る - チームのためにHow toを共有する →これによって知見の交流が活性化し、チームがめっちゃ成長する。感謝の言葉や態度をめっちゃ受け 取る
人のために行動してうまくいかない時 そして、うまくいかない場合はこうです - チームメンバーのために、もっと自律して動けるように仕組みを整えたりモチベートしたりする →チームは実践しなかった。 - リーダーが始めた新しいことを後押しするために、フォロワーシップを発揮する →チームは眺めていただけだった - チームのためにHow toを共有する →共有されたsomethingは誰からの参照されなかった
_人人人人人人人人_ > 強烈な虚無感 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
この虚無感の正体
この虚無感の正体 利他的であるという事は前述のとおり 「人は他人のために生きることが当然」という考え方です では行動する時の動機はどうなっているかというと、 「他人の暗黙の期待値を満たす」という風になっています そして満たされない時には、代わりに出来るはずだったあんなことやこんなことを思い浮かべたり、 これだけやっても響かないのかとか悲しい結論付けをしてしまったりします。 これが強烈な虚無感の正体です(ワタクシ主観)。
だからと言ってサイコパスのよう な利己主義者になってはいけ ない
だからと言ってサイコパスのような利己主義者になってはいけない というわけで、じゃあ利他主義やめましょう。となるのですが、その反対の利己主義はどうなんだという話 になるわけですね。 ええ。 「SELFISHNESS」では 利己主義者というのは理性と生産で自己の利益を追求する存在であり、 暴力や詐欺などで他人の成果を奪うようなサイコパスは真の利己主義者ではない としています。私もこれを踏襲します。
ではどのくらいが良いのか
ではどのくらいが良いのか では具体的に利己主義なマインドになるにはどのくらいの心構えが良いのかという話で締めます まず、利他主義な時の私の層としてはこのようになっています(ロバート・キーガンさんの「免疫マップ」) [第一層]改善目標:他人の評価を意識せず、本当に重要だと思うことに力を注ぎたい [第二層]阻害行動:他人がやってほしいであろう事をやってしまう(言われてもないのに) [第三層]裏の目標:組織や他人に尽くす素晴らしいメンバーだと思われたい [第四層]強力な固定観念:すべての人間は人のために生きなければいけない! ここで変えるべきは四層目の「強力な固定観念」です。
ではどのくらいが良いのか この強力な固定観念を打ち破るには 固定観点を「ゆるぎない事実」ではなく 「検証可能な仮説」として扱い、 固定観念が崩れるであろう小さな実験を積み重ねます。 ここでは免疫マップの取り扱い方ではなく、利己主義がいいよね。 という話で進めますので免疫マップの詳細は割愛します。 「免疫マップ」に関して知りたい方は私に連絡ください。
実際どうやったのか
実際どうやったのか 私がやった例としては、 自分が人生において達成したいことを設定し、 日々「これやったほうがいいかも」というものが頭に浮かぶたびに 「それは本当に自分の目的に合致しているか」を問い、 該当しないものは積極的に対応しないようにしました (草薙龍瞬さんの著書「反応しない練習」とかも合わせて実践)。 そういう風にしていると「私がやらなければならない」から 「私が、もしくは誰もやらなくても特に問題は起こらなかった」というように実績が蓄積され、 その結果少しずつ認知が変わっていきました。