Google I_O 2023 ARCore v1.37.0 の新機能

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May 18, 23

スライド概要

Google I/O 2023 に発表された ARCore v1.37.0 の新機能についてまとめています。
実装ベースにまとめています。

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XR好き。信州×XRで体感を通して人の役に立つこと目指すエンジニア。

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

Google I/O 2023 ARCore v1.37.0 の新機能 FumiyaHr

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ARCore v1.37.0 の新機能 ● ● ● ● ● ● 地理空間のクリエイター(Geospatial Creator) シーンのセマンティクス(Scene Semantics) ストリート ジオメトリ(Streetscape Geometry) 屋根用アンカー(Rooftop anchors) 地理空間の深さ(Geospatial Depth) Vulkan レンダリング サポート(Vulkan rendering support) ○ ● Unity(ARFoundation)非対応 電子式手ぶれ補正機能(Electronic Image Stabilization) ○ Unity(ARFoundation)非対応

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ARCore v1.37.0 の新機能 ● ● ● ● ● ● 地理空間のクリエイター(Geospatial Creator) シーンのセマンティクス(Scene Semantics) ストリート ジオメトリ(Streetscape Geometry) 屋根用アンカー(Rooftop anchors) 地理空間の深さ(Geospatial Depth) Vulkan レンダリング サポート(Vulkan rendering support) ○ ● Unity(ARFoundation)非対応 電子式手ぶれ補正機能(Electronic Image Stabilization) ○ Unity(ARFoundation)非対応

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Geospatial Creator ARCore と Google Maps Platform を活用した地理空間クリエイターは、フォトリアリス ティックな 3D タイルを通じて、堅牢で魅力的な 3D デジタル コンテンツを実際のデベ ロッパーやクリエイターが視覚化、作成、リリースできるようにします。 Geospatial Creator は、Unity by ARCore Extensions と Geospatial Creator、Geo Areo in Geospatial Pre-release で利用できます。 ARCore Geospatial Creator for Unity を使用すると、Google マップデータを新しい 3D タイル形式で表示することで、Unity Editor で地理空間コンテンツをプレビューできま す。これにより、アプリの作成中、現実世界のどこにコンテンツを配置すればよいかを可 視化できます。

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Geospatial Creator 使い方 1. 2. Geospatial API のキーと Google Maps Platform のキーを取得して設定 AR Geospatial Creator Origin を追加 a. b. API Key とマップを表示したい緯度 /経度を設定 Height は画面で確認しやすい値を自由に設定 i. この値は特に端末実行時に影響しません 五反田

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Geospatial Creator 使い方 3. AR Geospatial Creator Anchor をマップを見ながら配置 a. b. c. 4. 子に表示したいオブジェクトを配置 配置するときは AR Geospatial Creator Anchor の Transform で調整 Altitude Type は Manual , Terrain, Rooftop から選択 実機で実行 a. b. Geospatial APIが有効化されるとアンカーが 自動的に配置される Accuracy などの制御はできないので注意

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Runtime時にタイルはダウンロードされないの? 何やら気になる記述が・・・ 詳細はわかりません。。。 https://developers.google.com/ar/geospatialcreator/unity/quickstart?hl=ja#add_a_geospatial_creator_origin_with_map_tiles

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ARCore v1.37.0 の新機能 ● ● ● ● ● ● 地理空間のクリエイター(Geospatial Creator) シーンのセマンティクス(Scene Semantics) ストリート ジオメトリ(Streetscape Geometry) 屋根用アンカー(Rooftop anchors) 地理空間の深さ(Geospatial Depth) Vulkan レンダリング サポート(Vulkan rendering support) ○ ● Unity(ARFoundation)非対応 電子式手ぶれ補正機能(Electronic Image Stabilization) ○ Unity(ARFoundation)非対応

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Scene Semantics Scene Semantics API を使用すると、デベロッパーは高品質の AR エクスペリエンスの 多くで必要となる、ユーザーを取り巻くシーンを理解できます。ML モデル上に構築され た Scene Semantics API は、リアルタイムの意味論的情報を提供するもので、 ARCore 内の既存のジオメトリ情報を補完します。 空、建物の、木、道路、歩道、車両、人物など、一連の有用なセマンティック クラスを通じ て、API は屋外のシーンの画像に対し各ピクセルのラベルを返します。Scene Semantics API では、ピクセルラベルに加えて、各ピクセルラベルの信頼値と、屋外 シーンでの特定のラベルの普及率を簡単にクエリできる方法も提供されます。

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Streetscape Geometry

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Scene Semantics セマンティック ラベルと品 質

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Scene Semantics ● ● 公式のサンプルコードは信じな いで 取得できる Texture2D は横長 で反転しているので注意 ○ ● ドキュメントに記載なく泣いた Mega Golf のサンプルを見る のが一番!! ○ https://github.com/google-ar/de mo-megagolf

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Scene Semantics 信頼度の Texture2D フレーム内の特定の属性の割合

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ARDKのセマンティック セグメンテーション

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ARCore v1.37.0 の新機能 ● ● ● ● ● ● 地理空間のクリエイター(Geospatial Creator) シーンのセマンティクス(Scene Semantics) ストリート ジオメトリ(Streetscape Geometry) 屋根用アンカー(Rooftop anchors) 地理空間の深さ(Geospatial Depth) Vulkan レンダリング サポート(Vulkan rendering support) ○ ● Unity(ARFoundation)非対応 電子式手ぶれ補正機能(Electronic Image Stabilization) ○ Unity(ARFoundation)非対応

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Streetscape Geometry Streetscape Geometry API を使用すると、シーン内の地形や建物などの建造物のジ オメトリを表示できます。ジオメトリは、ヒットテスト API を介してオクルージョン、レンダリ ング、または AR コンテンツの配置に使用できます。ストリートビューのジオメトリ データ は、Google ストリートビューの画像によって取得されます。

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Scene Semantics

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Streetscape Geometry StreetscapeGeometryManager.StreetscapeGeometriesChanged のイベント引数を保持

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Streetscape Geometry

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ARCore v1.37.0 の新機能 ● ● ● ● ● ● 地理空間のクリエイター(Geospatial Creator) シーンのセマンティクス(Scene Semantics) ストリート ジオメトリ(Streetscape Geometry) 屋根用アンカー(Rooftop anchors) 地理空間の深さ(Geospatial Depth) Vulkan レンダリング サポート(Vulkan rendering support) ○ ● Unity(ARFoundation)非対応 電子式手ぶれ補正機能(Electronic Image Stabilization) ○ Unity(ARFoundation)非対応

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Rooftop anchors

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Rooftop anchors Terrain Anchor だと地面にしか Anchor 設置ができないよね? 建物があっても緯度/経度を指定すると地面じゃ困るでしょ? 建物情報も含めて Anchor 設定できるよ! らしいです。

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ARCore v1.37.0 の新機能 ● ● ● ● ● ● 地理空間のクリエイター(Geospatial Creator) シーンのセマンティクス(Scene Semantics) ストリート ジオメトリ(Streetscape Geometry) 屋根用アンカー(Rooftop anchors) 地理空間の深さ(Geospatial Depth) Vulkan レンダリング サポート(Vulkan rendering support) ○ ● Unity(ARFoundation)非対応 電子式手ぶれ補正機能(Electronic Image Stabilization) ○ Unity(ARFoundation)非対応

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Geospatial Depth ARCore Depth API が Geospatial Depth をサポートするようになりました。これによ り、Street View Geometry も有効になっている場合に Depth API の範囲と速度が自動 的に増加します。VPS の対象で、Street Geometry が有効になっている場所では、 Depth API からの出力画像には、現在の位置から 65 m 以内の領域で取得した地形と 建物のジオメトリが含まれます。ジオメトリから取得したこの深度データは、ローカルの 深度観測結果と統合され、ユーザーが新しいロケーションに移動したときに更新されま す。

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以上