Dify Meetup Tokyo #4 社内でDifyを広めるには? 200名超えの育成プロジェクトから学んだこと

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March 01, 25

スライド概要

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Dify Community (JP) は、LangGenius, Inc.社が提供するオープンソースのLLM(Large-Language-Model)アプリ開発プラットフォームをもっと上手に活用するためのユーザーコミュニティです。 DifyではRAGエンジン(Retrieval-Augmented Generationエンジン)を使用して、ChatBotのようなエージェントから複雑なAIワークフローまでさまざまなLLMアプリをノーコードで編成することができます。 このグループでは、Difyを支えるLLMやRAGなどの技術や、Difyの使い方の知見、またDifyを活用した業務や開発生産性の改善事例についてみなさまと議論していきます。

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各ページのテキスト
1.

社内でDifyを広めるには? 200名超えの育成プロジェクトから学んだこと 下地 和輝

2.

自己紹介 下地 和輝 (しもじ かずき) ◼所属 株式会社シーエー・アドバンス ODXチーム ◼業務内容 生成AIを活用した社内業務の効率化

3.

シーエー・アドバンスって? ・沖縄にあるサイバーエージェントグループの会社 ・メディア・ゲーム・広告事業のオペレーション業務を担当

4.

この日のために 沖縄から来ました!

5.

現在、私が取り組んでいること サイバーエージェントグループに 使い方をレクチャー

6.

現在のレクチャー人数 200 名 290 になりました 名

7.

この人数を 講師2名でレクチャー

8.

12月開始から 3ヶ月で 約800時間/月 5人分の業務削減に成功

9.

今日話すこと どんなふうに教えているのか?

10.

今日のゴール Before After 社内にDifyを 広めたい... このアイデア 使えそう!

11.

ではさっそく結論 どんなレクチャーを しているのか?

12.

どんなレクチャー? ゲーム性を持たせた レクチャー

13.

なぜゲーム性? ・自主性を大事にしたい ・興味がある人を伸ばしたい 学習 × ゲームを結びつけた

14.

プロジェクト名を RPG風に 「Difyクエスト」 にしました

15.

どんな内容? Difyの習得度合いに合わせて 「ランク制度」を設定

16.

ランク制度とは? Difyに関するミッションをクリアすると ★1→★2とランクが上がる

17.

最終的には 自然とDifyが使えて 業務改善ができる

18.

どうやって大人数に教えるの? Sheets Slackを中心に活用

19.

Slackの活用方法 ◼canvas ・ランクごとのミッション内容 ・レクチャー資料 ・Difyのサンプル一覧 ◼ワークフロー ・参加者への案内 ・作成したアプリの報告

20.

チャンネル設計 ランクごとに チャンネルを用意

21.

参加の仕組み canvas 参加希望者は canvasの説明を読んで参加

22.

参加すると ワークフロー チャンネルに自動追加 キャラクターが案内

23.

各ランクごとの案内 canvas そのランクで 何を達成すべきかを 記載

24.

Difyアプリを作成したら ワークフロー 作成したアプリの詳細を フォームに投稿

25.

ゲームっぽくするために 「ドリー」という マスコットキャラを用意

26.

投稿すると キャラクターが アプリを紹介 ①アプリの説明 ②他のアイデア出し ③投稿者を褒める

27.

レクチャー資料もゲーム風に canvas キャラクターと 楽しく学べるような レクチャー資料

28.

スプレッドシートの活用 参加者のデータ管理 ・誰がいつどのランクになったか ・何のアプリを作成したか ・どんな業務改善に繋がったか ・参加者の削減ランキング

29.

Difyの活用 ◼アプリの紹介文を作成 ◼Slackチャンネルに追加

30.

n8nの活用 ◼Slackトリガー→アプリの紹介文を投稿 ◼Sheetsトリガー→クリア者を次のチャンネルに追加

31.

今後のチャレンジ ◼現状の課題 ・自身の業務にどう活用するか? ・ワークフローをどうやって組むのか? 具体的にイメージできるような 仕組みづくり

32.

最後に 途中でやめたこと

33.

途中でやめたこと 初心者向け オンラインレクチャー 準備・実施に時間がかかる →初心者向けはcanvasで置き換えた

34.

まとめ ①ゲーム風で楽しく学べるように ②ツール駆使でなるべく自動化 ③何度も教えるものは資料化

35.

ご清聴ありがとうございました!